※この作品はR-18です。

アークナイツマゾ雌ドスケベ嬌声曲   作:デイジー亭

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拒絶と愛欲のピアノソナタ

「ホルンッ!? いつかやるとは思ってましたが、本当にやるなんて!」

 

「ち、違うのよご主人様ッ! 私は無罪よ明らかにっ!」

 

「貴女以外に誰がやるって言うんですかっ!」

 

「ご主人様ッ! 隊長は今回は無実だべっ!」

 

「じゃあ誰が……OH、ボルケイノ」

 

 ぼうぼうと燃え盛る我が自慢の庭園に、スムーズに犯人を特定。何かにつけて爆破を試みる彼女の姿を発見すると、すぐさま尋問を開始する。だがどうやら、本当に違うようだ。人様の屋敷を爆破炎上させるような馬鹿が、我が雌奴隷兼妻以外に居るはずが……! いや待て、僕は何故そんなのを飼っているのか。自分の女の趣味の悪さに愕然としつつ、指し示された指先には明白な原因が噴火し続けていた。

 

「エイヤ嬢、落ち着いて頂けますかな?」

 

「何を落ち着けって言うんです? 駄目です、嫌です。認めません……私は貴方の物には決してならない」

 

「エイヤッ! その勢いはヤバいよっ!」

 

「自分を薪とする気ですかっ!?」

 

 あの万能執事が、女一人を物にするのに失敗した、だと……!? ロドスの資料によれば、確かに彼女は一時的に人型の災害となり得るポテンシャルを秘めている。だがこれは違う、明らかに制御を放棄している……飛び交う火山弾のようなアーツの迸りは、全てを燃やし尽くし彼女自身すらも飲み込みかねない。メイド服などとうに、燃やされて影も形も無い。

「離れてください。私、手加減は苦手なんです」

 

「そのままだと自殺ですぞ」

 

「それで良いんです、逃げる場所が無いって教えてくれたのは貴方でしょう?」

 

「な、何が不満だったのさっ! 意味わかんないよ!」

 

「宗教上の何かですかっ!? 改宗の相談なら乗りますよっ!」

 

「別に……良かったんです。身体を弄ばれるのも、尊厳を侮辱されるのも。ただ私を、遊び道具として浪費してくれればよかった」

 

 ……? 言っている意味が良く分からない。本当に嫌だったならば、どうにかしようと足掻いたはず。だが彼女は一切の抵抗を見せず、ただ従順に与えられる快楽を受け入れていたと聞く。そして今日は仕上げの日だと報告されていた……我が執事が言うならば、それは確定した未来にしかなり得ない。だが最後の最後に至った瞬間に、突然暴発し始めたらしい。よく見ると、なんか大事な部分に鎖みたいなヤツの溶け残りが。マジか、そこから逆転すんのかよ。罠すぎだろ。

 

「私のことが、お嫌いですかな?」

 

「好きですよ? 一目惚れでした……だから駄目です。貴方の花嫁にはなれません」

 

「どういうこと? あたしたちにも理解できるように喋ってよ」

 

「これはもしや、一般的にツンデレと呼ばれる物なのでしょうか」

 

「それなら隊長みたいに、無理心中を図るべきだべ」

 

 そう……何よりもの違和感は、師匠に誤りなど無いということ。そもそも我が執事と相性の悪い相手など、彼が候補に挙げる訳がない。絶対にうまくいくと言う確信を持って、花嫁候補としてピックアップしてくれたはずなのだ。それは本人も認めている事実……だが彼女は恋の終着点を、自らの終焉に定めてしまった。

 

「ディガーナさん。私の感覚が鈍いのはわかってますよね」

 

「ええ、存じておりますとも」

 

「なら原因も知っていたはずです! 私は感染者です、鉱石病(オリパシー)なんです! それなのにどうして! どうして私を選んだんですか!」

 

「「「「あっ……」」」」

 

「私をオモチャにする気なら良かった、愛人でも我慢できた! でも……でも! あの嘘だけは、絶対に許せないッ! 明るい未来なんて貴方に約束出来ない、私を花嫁にするなんてッ!」

 

 轟轟と唸る焔に負けぬほどの、魂の底から搾り出すような絶叫。雑に消費されることは許せても、大事に扱われることを……正確には、空手形を切ろうとしたことに対する怒り。少女の心は、彼女がやがて至る源石の結晶のように脆く儚く……そして砕け散って暴発した。僕は心底思った。コイツめんどくせぇ……地雷女は自分の奴隷妻だけでおなかいっぱい。おいジジイ、お前の嫁だろ何とかしろ。

 

 ◇◇◇◇◇

 

「私も感染者ですが? どうやら説法が必要なようですね」

 

「そ、そうだね! パラスなら!」

 

「きっと分かり合えるはずだべ!」

 

「本当にそうかしら……?」

 

 感染者とは寄り添える。だが決してその気持ちと同一になることは出来ない……ロドスでさえも、その隔たりは解消できていない。自分たちには無理でも、この場には彼女が居た。きっと必ずや同じ感染者として、そして祭司として。その頑なな心を解きほぐしてくれるであろう。けれど、一抹の不満。隊長、不吉なこと言うのやめてくんろ。

 

「良いですかエイヤさん。まず……貴女の考える障害とは?」

 

「私はきっと、彼を置いていってしまいます。今ならまだ、傷痕にはならない」

 

「違いますね、本音を言いなさい」

 

「わ、私は嘘なんて」

 

「いいえ。貴女は恐らく……残してしまうことに悩んでいるのです」

 

「ッ!!」

 

「それは貴女の専門からもわかります。歩んだ足跡を残すための物……すなわち研究を以て、貴女は生きる意味を証明しようとしていた。例え自らの命があるうちに、その実を結ばなくとも」

 

 黙り込む姿は、その推測が真実であると態度で示してしまっていた。ロドスに入職する者は、それぞれの動機を抱いてその門を叩く。そして自分のように、既に結果を手に入れた者ばかりではない。確かに……言われてみると得心が行く。常に導火線に追われるように、彼女は自由の利かぬ身体で懸命に歩んでいた。

 

「それが、どうしたって言うんですか。それとこれに、何の関係が?」

 

「いえいえ、重要なことですとも。行動原理を理解するのは重要と言えましょう……例えば私は戦場に身を投じることを望み、自分の物語に華を添えたかったのです」

 

「いつものパラスさんですね、回りくどくて耳が疲れます」

 

「ご容赦ください、補聴器の具合は悪くはないでしょう?」

 

「……ちゃんとメンテナンス、してもらってましたから」

 

 耳に手を添えて、眩い物を見るように目を細めるエイヤ。その視線の先は、多芸なる老執事。そのルビーは良く見えておらずとも、混沌とした感情をその輝きに映していた。

 

「一目惚れだけで恋に堕ちることは出来ます、淫欲だけで女は狂えます。ですが、沼の底に沈むような愛になるにはそれだけでは不足……貴女の中で、萌芽はしっかりと根付き育まれていた」

 

「はい、それだけは否定しません。私は彼を愛しています、その重荷にはなりたくないぐらいに」

 

「そう、貴女は近づくことではなく離れることを選んだ。全てが逆なのです……本来の望みを、貴女は決して言おうとしない」

 

「私は感染者です、彼をきっと傷つける」

 

「私も感染者です、彼にきっと大切な何かを残せる」

 

 問答は続いていき、彼女の額に浮かぶは汗の珠。それはきっと、自身が発する熱から来るものではなく……真実を明らかにされることへの焦り。

 

「何が、言いたいんですか」

 

「花は咲かねばなりません、そして残さなければならない。貴女は怖いんでしょう? 一番欲しい物は、彼との愛の結晶。子供であり……そしてそれを残し、自身が去るのが」

 

「……辛かったんです、残された物を一人だけで繋ぐのが」

 

「同じ気持ちを味わわせたくないと、貴女は思ってしまったのですね」

 

「私は感染者で、彼は年老いた老人です。二人とも、子供が大人になるところを見届けられないんです! お父さんとお母さんが、私を置いて行ったみたいに!」

 

 ごうごうと唸る、びゅうびゅうと燃える。それは熱い焔であるのに、豪雨のような涙の具現。

 

「男の人と女の人が結婚して! 幸せな家庭を築いて! 赤ちゃんを産んで、その子を育てて! そんな当たり前の幸せは、私が求めちゃいけないんです!」

 

「貴女はずっと悩んでいたのですね、当たり前が貴重な物だと知っていたから」

 

「お父さんみたいに思ってた! 私に思いださせてくれた! 大きな腕の温もりも、守ってくれる逞しさも! なのに、なのにどうして!」

 

「貴女を花嫁にしたがるか、ですか?」

 

「そうです! 花嫁って、お嫁さんってそういう物でしょう!? ちゃんとしたお母さんになれない中途半端な私が、そんな物になる資格なんて無いッ!!」

 

 幼いままに失った彼女は、心を羽化させる機会を与えられなかった。記憶の片隅に残る、幸福な家族の幻影。孤児ならば良かった、最初から知らないから。中途半端に知っているからこそ、自身の子供がそれを奪われることを許容できない。他人より早く訪れる最終楽章は、少女に楽観さえも許さない。運命の鎖にがんじがらめに縛られた、ひとりぼっちの子羊(キャプリニー)。

 

「甘えてはいけません、このクソガキ」

 

「へぶぅっ!?」

 

「ムカついて来ました……祭司ではなく、年長者として言いましょう」

 

「へ、へぅぅ……」

 

「まんこが疼いて堪らぬのです! 早く嫁入りしてくれないと私が行き遅れるでしょうがっ!」

 

「自分勝手すぎますッ!? それに、パラスさんまだアラサー前ですよねっ!?」

 

「高齢処女になど、ならぬのが重要なのです! 命短し恋せよ乙女ッ! 私も感染者です、生あるうちに我が世の春を謳歌したいっ! 具体的にはぽんぽんガキを産み散らかしたいっ!」

 

「私の赤ちゃんはどうするんですかっ!」

 

「貴女も好き勝手に産み散らかしなさい、私が育ててあげましょうッ!」

 

 ……雲行きが変わってきた。急襲するベアナックルに、もんどり打って倒れるエイヤ。ただでさえ転びやすい彼女に、その思い切りの良すぎる打撃に抗する術はなかった。紅く染まるほっぺを鷲掴みにし、聖職者が浮かべてはいけない表情をするパラス。いかん、あの祭司が武闘派だということを忘れていた。言っていることもわりととんでもない。

 

「だいたい産まれたら死ぬのですっ! 遅いか早いかの違いでしょうっ! 大丈夫です、旦那様の子なら私が死ぬほど愛してやりますっ!」

 

「パラスさんの病状が急に悪化したらどうするんですかっ!」

 

「グラニさんに育てさせますッ! 良いですよねッ!?」

 

「あたし? 良いよ、ディグさんの子供なら別に。纏めて面倒みたげる」

 

「や、やだぁっ! 私が自分で育てたいのっ!」

 

「ええい、このメルヘンッ! 理想論ばかり述べていないで、少しは現実を見なさいっ! ゼメンホフ閣下!?」

 

「はい」

 

「貴方のご両親やご兄弟はっ!?」

 

「もれなく魔王にブチ殺されました」

 

「その時どう思いました!?」

 

「やったぜ、僕の時代だ」

 

「見なさいッ! 貴女よりも年下の少年でさえ、逞しく生きようとしているではないですかっ!」

 

「例として不適当すぎだべ……」

 

 ヒートアップし続ける祭司は、弱肉強食の体現者たる我らの主人に水を向けた。まぁ誇らしきご主人様であるが、幼くして覚悟がキマリ過ぎている特殊個体である。自分が生きるために肉親を見捨てることに、何に躊躇いも無かった生まれついての外道。そういうところもだいちゅき♡ だが、多感期な彼女をそんなに追い詰めると……

 

「わぁぁぁぁぁんっ! みんな嫌いっ! 私もう、何も聞きたくないっ!」

 

「ウボァッ」

 

「正論パンチってキくのよねぇ。パラスって、生きるためなら泥水啜れて死ぬときには思い切りよく死ねるでしょ?」

 

「ああ、そんな感じするよね」

 

「親近感、感じちゃうのよねぇ……私たちみたいに戦場で生きてた女の説教なんて、イマドキのヌルい女の子には相性最悪に決まってるじゃない」

 

「言ってる場合じゃねぇべっ! 隊長もグラニも、何でそんなに落ち着いてるんだべっ!?」

 

「あら、当然でしょ? あの狸ジジイが居るんだもの」

 

「やれやれ、だいたい吐き出せましたかな? では、泣く子を花嫁とするといたしましょう」

 

 たちどころに再噴火し、鬼畜祭司が炎上した。燃え盛る業火に吹き飛ばされて、ちょっとどうかと思う悲鳴と共に転がっていく。こうなるとわかっていたのに止めなかったとか、うちの上司は何考えてるんだべ。後でお仕置きしてやらねぇと……思う自分の視界を、のほほんと歩いて行くロマンスグレー。これ、完全に出待ちしてたべ。

 

 ◇◇◇◇◇

 

「今さらッ! 私に何を言うつもりですか!?」

 

「何、他愛ないことですとも。ですが少しばかり、気恥ずかしい所はありますな」

 

「い、今さら。何を、言うつもり、ですか……」

 

「愛しておりますぞ、エイヤ嬢。私の想いを、受け取って頂けますかな?」

 

「……話を聞いてたんですか? そんなの知って……ひんっ♡!?」

 

「いいえ、わかっておられません。なればこそ、わからせる必要がありますな」

 

 幾ら愛する人とは言えど、私の意志はとても硬い。でも恥ずかし気に顔を俯かせるなんて貴重な素振りを見せたから、ついついもう一度聞いてしまう。その際に表情を下から覗き込もうとしたのが良く無かった、容易く間合いに入られて慣れ親しんだセクハラをされてしまう。ぎちぃっ♡ とデカ乳握られて悶えながらも混乱する、そんなこと出来るはずが無いのに……!

 

「な、なんで。燃えてるのにぃっ!」

 

「単純な話ですな、貴女は私を傷つけられませぬ」

 

「どうしてっ!?」

 

「それは自分でおわかりでしょう? エイヤ嬢が、私を拒否出来たことがありますかな?」

 

「あ、あうぅ……♡ お、おっぱい♡ もまにゃいでぇ……♡」

 

 駄目だ、抵抗出来ない。幾ら火勢を上げようとも、彼の髪の一筋すら焼くことが出来ない。既に燃え尽きたような灰色なのに、そよぐばかりで一切の甲斐を与えられない。自ら焼いて裸になった身体を好き放題に弄ばれても、払いのけようとする腕もピクリとも動かない。

 

「惚れた弱みという物ですな。もちろん、この魅力的な乳も弱いですがな」

 

「んきゅっ♡」

 

「ところで、暑いので喉が渇きましたな……飲ませて頂いても?」

 

「だ、だめっ♡ ふぁ゛っ♡ とんとんしにゃいれぇっ♡」

 

「まぁ答えなど聞いておりませんがな。じゅる、じゅる……」

 

「んぉ゛ッ♡ らめらめっ♡」

 

「じゅるるるるっ!」

 

「らっ……めぇ゛ぇ゛~~~~~~~~~っ♡♡♡」

 

 彼の無体は続き、今度は握ったデカ乳持ち上げられて爪先立ちにさせられてしまう。指先で軽く小突かれて、とろとろ……♡ と染み出たミルク。むずがっても無駄だとわからせるように、まずは優しく。文句を言うとさらに強く。押し付けられる乳悦に、ぴぃぃぃ~~~~んっ♡ と脚ピンしてしまい、さらにお口に押し付けるような態勢にさせられる。

 

「ふむ……ちょうど良い熱さですな。甘く蕩けるようなホットミルクを、これから毎日堪能させて頂きましょう」

 

「やぁっ♡ 私のおっぱい味わうのだめっ♡ あ、熱いのも貴方のためじゃっ……」

 

「いいえ、私のためですとも。そうでしょう? 手ずから育てたのですから、もう私の物ですぞ」

 

「しょ、しょんなぁ♡ 私のおっぱいは私の……んぎゅっ♡」

 

「おや、不服ですかな? いけませんなぁ、きちんと自覚を持って頂かなくては」

 

「ふぁ゛ぁ゛ンッ♡ あ゛ンッ♡ ンギュッ♡ んぉ゛ッ♡ らめぇ゛ッ♡」

 

 先ほどまでの私の言葉なんて、一切聞いてなかったみたいに。私の身体は自分の物じゃなくて、もう彼の物だと主張される。そしてそれを裏付けるように、私の言うことを何一つ聞いてくれない。きゅっ♡ きゅっ♡ くに♡ くに♡ と、乳首を弄ばれて開いてしまう乳腺。ぴゅるるっ♡ ぴゅるるっ♡ と、射乳すらも彼の思うまま。

 

「ふむ? 強情ですな……ではどちらの事を素直に聞くか、試さねばなりますまい」

 

「にゃ、にゃにぉぉ……♡ するん、れすかぁ♡」

 

「飲み比べと参りましょう、さてさて。結果が楽しみですな? あ~……」

 

「や、やめっ♡ そんなことっ♡ したらぁっ♡」

 

「がぶっ……じゅっ! じゅぱっ!」

 

「んむぅ゛~~~~~~~~っ♡♡♡!?」

 

 角をがっしり掴まれて、近づいてくるお顔。初めてのくちづけは、ロマンティックな物のはずなのに。もう片方の手が纏めて引っ掴んでいるのは、私の乳首……こり、こり♡ と挟み転がされて、ぴぃんと爪先が伸ばしっぱなしになってしまう。思ったよりも大きく開いたお口は、キスというより捕食のようで。私のデカ乳の先っぽごと食べられてしまい、声すら出せずに口内搾乳されてしまう。

 

「れろ、れろ……かぷっ」

 

「むぅ゛~~~~ッ♡」

 

「……」

 

「ん~~ッ♡ ん~~~ッ♡」

 

「かぷっ」

 

「むぅ゛~~~~っ♡」

 

「……」

 

「ん、んんん……♡」

 

「かぷっ」

 

「むぅ゛~~~~っ♡」

 

「……」

 

「……れ、れるっ♡ れる、れりゅ……♡」

 

「れろ、れろ……」

 

「れるぅ……♡」

 

 今度は言葉すら使わずに躾けられる。牙が食い込んで、痛みよりも鋭い快楽が乳首に叩き込まれる。口内を満たす甘い奔流に唸って抗議すると、じっと見つめる瞳が何かを求めている。こちらも目で訴えると、また噛んでお仕置きされてしまう。何度もされているうちに、正解を選ばされてしまう。観念して舌を差し出すと、ミルクよりも熱いそれがねっとりと絡み合い脳がさらに溶けてしまう。

 

「んっ……キスも下手ですな、これもじっくりと仕込んでやらねば」

 

「ひ、酷いですぅ♡ 私の乳首までいぢめたくせにぃ♡」

 

「物分かりの悪いエイヤ嬢が悪い。そうは思いませんかな?」

 

「そ、そんなっ♡」

 

「ガチンッ」

 

「ひぃんっ♡」

 

 優しく頭をなでなでされながら、こんな普通じゃなくてとびきりえっちなキスをいっぱいすると宣言される。お父さんとお母さんは、多分こんなことしてなかった。でも目の前で嚙み合う鋭い牙の音は、まだまだ手加減してくれてるって。逆らえばもっと酷いことをしてやるって、私を脅し付けて素直にさせようとしてくる。

 

「さて、次は手マンでもしたい気分ですな」

 

「好きにすればいいじゃないですかぁ♡ わざわざ言わなくても、私逆らえないのにぃ♡」

 

「手マンでもしたい気分ですな?」

 

「……♡」

 

「お利口さんですな、非常によろしい」

 

 わざとらしく呟く、次なる私をいぢめる手法。思わず膝を閉じてガードを試みると、もう一度同じことを言われる。見上げる瞳は、わかっているなと言外に告げていて……自らかぱぁっ♡ と、弱点をさらけ出しちゃう私。先ほどのミルクを飲まれながらのキス躾けの衝撃が、私を素直にさせてしまう。

 

「このかわいらしいクリは、誰の物ですかな?」

 

「んきゅっ♡ ふぁ゛ぁ゛ンッ……♡」

 

「誰の物ですかな?」

 

「ピィ゛ッ♡ でぃ、ディグさんっ♡ ディグさんの物ですぅッ♡」

 

「そうですな、では好きにさせて頂きますとも」

 

「んぁ゛ッ♡ ひ、ひどいっ♡ 私のこと騙したぁっ♡」

 

「自分の物を好きに扱って、悪い訳がありますまい」

 

「ンぉ゛ォッ♡ ひゃいぃ゛ッ♡ しゅみませッ……イぐッ♡ イッてるのぉ゛~~~~~ッ♡♡♡」

 

 どんどんと彼の行いはエゲつなさを増していく。クリを小突いてくりくり……♡ と弄び、私に自分で所有権を譲渡しろと言ってくる。言いよどむとぎゅうっ! と抓られて、アクメ気を付けさせられる。逆らうことなんて考えられなくなっちゃった私が、言われるがままに捧げるとつるんっ♡ と剥かれてゴシゴシと指紋で磨かれてさらに無理矢理イかされてしまう。

 

「この気持ちよさそうな穴は?」

 

「でぃ、ディグさんのっ♡ も、のぉ゛~~~っ♡ お゛ッお゛ッお゛ッ♡」

 

「だいぶわかってきましたな、良い傾向ですぞ」

 

「ふぉ゛ッ♡ あひぃ゛ッ……♡」

 

「誰が倒れて良いと言いましたかな?」

 

「きゃっひぃ゛ぃ゛ぃ゛ンッ♡♡♡」

 

 問われて即座に答えると、ご褒美とばかりにすぐさま手を突っ込まれぐちゅぐちゅぐちゅっ♡ と浅い所を引っ掻かれる。あまりの激悦にフラつくと、おしりをぱぁんっ! とシバかれる。何も自由にならない、何も好きにさせてもらえない。彼に言うことに従い続けることだけが、私に唯一許された行動。

 

「さて……些か手が疲れて参りましたな」

 

「じゃ、じゃあ♡ 終わり……♡」

 

「ですがエイヤ嬢の手は疲れておりませんな?」

 

「えっ♡ は、はぃ……♡」

 

「私の物ではありますが……許可して差し上げましょう。ご自分で気持ち良くなってよろしい」

 

「そ、そんなのっ♡ 私はしたくなんかっ♡」

 

「私が見たいと言っております」

 

「……♡ や、やらせて♡ 頂きますぅ……♡」

 

「ええ、休憩は許しませんのでそのつもりで」

 

「え、えへへっ♡」

 

 逆らわないといけない、こんなの言うこと聞いちゃ駄目だ。私の脳は冷静にそう判断しているのに、私の身体は素直に聞いてしまう。彼がそうしたように、自分の身体を弄ばないとならない。あれ、私は何でこんなことをしてるんだっけ。花嫁にならないって言っただけなのに、彼から立ち上る怒りの感情が泣いてしまいそうに熱くて。私はただただ、自分に許されたことを従順に実行することにした。

 

 ◇◇◇◇◇

 

「んぉ゛ッ♡ ンッお゛ォ゛~~~~~~っ♡♡♡」

 

「エイヤ嬢、それが本気ですかな? お手本が欲しいようですな」

 

「ぴぃっ♡ も、もっと雑魚まんこほぢほぢしまっ……あ゛ッイぐっ♡ イッぐぅ゛ぅ゛~~~~~~っ♡♡」

 

「え、エイヤったら。ディグさんを完全に怒らせちゃったね……♡」

 

「あれは少し、私でもご勘弁願いたいですね……ごくっ♡」

 

 彼女に対する旦那様の仕打ちは、陰惨を極めた。少しでもオナニーの手を抜くと、実演される熟練の技の冴え。連続でイかせ続け、立てなくなったところで再開を強要。完全に脳がイかれて一心不乱に自慰に興じる彼女に対し、お前のまんこは雑魚だと宣言しながらやれと吹き込んだ。イくたびに彼女は自分が雑魚雌だと本気で認識してしまい、噴いた潮とションベンとミルクで石畳がべっしゃべしゃである。

 

「さて、そろそろ良いですかな? エイヤ嬢、手を止めていいですぞ」

 

「はひはひぃっ♡ エイヤ、雑魚まんこいぢめるのやめますぅっ♡」

 

「何回イきましたかな?」

 

「ごめんなさいっ♡ わかりませんっ♡ 私馬鹿だから、自分で自分をイかせた数も数えられないんですぅっ♡」

 

「おお、素直だねぇ。根こそぎ圧し折られたね」

 

「私でもああなりますよ……見事な全裸土下座ですね」

 

 旦那様がやっと許しを与えると、ピタリと動きを止めて続く質問に即座に土下座。自分を貶める発言をカマしながら、ぶるぶる震えて石畳に額を擦りつける……うーん、完全に調教済。旦那様が自害しろと言ったら、即座に実行しそうな危うさを感じる。プライドの欠片も残っていない様子から、旦那様の雌いぢめの手腕の恐ろしさがうかがえる。

 

「エイヤ嬢、私が何故ここまでするかわかりますかな?」

 

「わかりませんっ♡ お馬鹿な私に教えてくださぁいっ♡」

 

「やれやれ、考える時間は与えたはずですがな」

 

「ふんぎゅっ♡ ごめんなさいっ♡ 許してっ♡ ゆるしっ……んっめぇ゛ぇ゛ぇ゛~~~っ♡♡♡」

 

「鳴き声も堂に入ってきたねぇ」

 

「もはや習性化しましたね」

 

 革靴を脱ぐ優しさはあっても、デカ乳搾乳の勢いに甘さは無い。哀れな子羊ちゃんは、教え込まれたように鳴いて旦那様の耳を楽しませる。びゅるびゅるびゅる~~~っ♡ と、溢れるミルク。あまりに搾乳され過ぎて、勢いはどんどん増していく。乳腺が拡がるほどの苛烈な躾けが、彼女のデカ乳に踏んで遊べる足拭きマットとしても使える自分の立場を思い知らせたのだ。

 

「愛したくて堪らないのですよ、愛しい貴女を」

 

「えっ♡」

 

「それなのに、あそこまで拒絶されてしまうなどと……古びた心臓が止まり掛けましたな、ほら」

 

「あっ……ほ、ほんとに遅いッ!?」

 

「「「「マジで?」」」」

 

 情熱的な愛の告白を再度行いつつ、胸板に押し付ける彼女の頬。信じられないように補聴器の感度を調整すると、さぁっと死人のように蒼褪める少女。自分が愛しい彼の元から去り掛けたどころか、相手すらも現在進行形で殺し掛けていると言う事実。私たちまで動揺する……旦那様って顔に似合わずそんなに繊細だったの、まずい……私の輝かしい人生設計が!

 

「どどど、どうしようどうしようっ! ディグさんが死んじゃうッ!」

 

「私が助かるためには、エイヤ嬢の心からの愛の告白が必要ですな」

 

「す、好きですっ! 愛してますっ!」

 

「足りませんなぁ」

 

「貴方と幸せになりたいです!」

 

「もう一声」

 

「私は、エイヤフィヤトラは! ディガーナさんの花嫁です!」

 

「不足に過ぎますな。失恋の痛みに悶える我が心臓は、もはやその程度では……」

 

「う、う~~~っ! う~~~~~っ!! んきゅっ♡」

 

「愛しい貴女がもう二度と、私の手から逃れようとせぬ保証が欲しいですな」

 

 動揺した彼女は、先ほどまでの態度が嘘だったように熱烈に愛を語り始めた。だが彼は彼女を抱きとめたままに、遅くなった心音を聴かせ続ける。愛する人を失う予感に、自ら花嫁宣言を行うがまだ鼓動は彼の生存を約束してくれないらしい。状況の改善が見られず、唸り声を上げる彼女のデカ乳がもみっ♡ もみっ♡ と揉み解される。

 

「ず、ずっと♡ ずぅっと、一緒に居ます……♡」

 

「一緒に居るだけですかな? 私は欲張りですから、愛しい花嫁の感触を楽しみたいですな」

 

「いつでも♡ どこでも♡ 花嫁にセクハラオッケーですぅ♡ 私で好きに遊んでくださぁい♡」 

 

「私からばかりというのは少々……貴女からの愛情表現が足りぬと、また弱ってしまうやも」

 

「私からもちゃんとセクハラおねだりしますっ♡ えへへ、オナニーだって見せちゃいますっ♡」

 

「キスは? 美味なる花嫁ミルクも楽しみたいですな」

 

「毎日いつでも何回でもっ♡ えっちなキスしながらごくごく飲み放題してもらいますっ♡」

 

「証拠は?」

 

「んっ♡ ちゅっ♡ ちゅっ♡ ど、どうぞっ♡ 飲んでっ♡ 堪能してくださいっ♡」

 

「ありがたく……かぷっ。ごく、ごく」

 

「んむぅ゛ッ♡ ……♡ むぅ゛~~~~っ♡ んぉ゛ッ♡ むちゅっ♡ むっちゅぅ゛ぶぴぴっ♡ ぶぴ♡ ぶぴっ♡」

 

 容赦なく追加され続ける、結婚生活に於いて最低限必要とされる花嫁義務。淫猥に過ぎるそれを、彼女は一切拒まずに笑顔で受諾。彼に自分を好き放題させるばかりか、自慰披露や花嫁ドリンクサーバーとしての業務も欠かさぬと誓う。実演を求められると、ノータイムで実行。さらには自らほっそりとした手でセルフ搾乳まで行い、鼻からミルクが噴き射乳(で)るほどのサービス精神を魅せる。

 

「ぷはっ。うむ、美味ですな。エイヤ嬢の誠意を感じまする」

 

「やったぁっ♡」

 

「これならば、さらなるサーヴィスが期待できますな……他には?」

 

「でぃ、ディグさんお好みの♡ えっちな衣装もいっぱい着ますっ♡」

 

「エイヤ嬢ご本人のセンスも重要ですぞ」

 

「自分でドスケベな格好選びますっ♡ 悦んでもらえるように、毎日目の前ファッションショー♡」

 

「生活水準も重要ですな、愛しい花嫁との毎日を最大限楽しみたいのです」

 

「ごはんの時もお風呂の時もベッドでもっ♡ 誠心誠意媚び散らかしますぅっ♡ 見せつけ散歩も大歓迎ですぅっ♡」

 

 注文の多すぎる旦那様の、願望全てを満足させ続けると誓う全裸土下座。その額の擦り付け具合は、自分の決意を決して翻さぬという熱い彼女の想いが存分に表現されていた。

 

「よろしい、ほれ心臓もこの通り」

 

「あっ♡ どくどく言ってますっ♡ やった、ディグさんが助かりますっ♡」

 

「ええ、愛の奇跡ですとも。では花嫁修業は継続ということでよろしいですな?」

 

「はいっ♡ いっぱい私を躾けてくださいっ♡ 理想の花嫁になりますぅっ♡」

 

「よろしい、では……お説教と参りましょう」

 

「へっ? んぎゅっ♡ めぇ゛ッ♡ めぇ゛ぇ゛っ……♡」

 

 彼女の想いが通じたのか、押し付けられる胸板から伝わる鼓動に満面の笑みを浮かべるも……喜んだのも束の間、デカ乳ぎゅぅぅ……♡ と引っ掴まれる。そのままびゅるるっ♡ ぴゅるぴゅるっ♡ とじっくりミルクを搾乳されて、大人しくそれを受け入れる彼女に今度は彼の熱い想いが伝えられる。

 

「エイヤ嬢、私は些か怒っております」

 

「は、はひぃっ♡」

 

「私を置いて逝くなどと、冗談でも仰らないでいただきたい」

 

「で、でもっ! 私は感染者でっ! いつかは源石結晶(オリジニウム)にっ!」

 

「言い訳はよろしい、お仕置きが足りぬようですな」

 

「ンッめぇ゛ぇ゛ぇ゛~~~~~~~~っ♡♡♡」

 

 彼女の先ほどの発言に、大層ムカついていらっしゃるようだ。鬼おこ搾乳のあまりの勢いに、盛大にミルクを噴き散らかして悶える彼女。ばたばたばたっ! ばたばたばたっ! と、脚がおおいに暴れるも、彼の手つきに容赦は無くミルクの大海が石畳に拡がっていく。やがて仰け反ったままに、ぴぃぃぃんっ! と、爪先と舌が伸びきるまで躾けの手は止まらなかった。

 

「へっ♡ へっ♡」

 

「ドクター殿とアーミヤ殿を信じるのです、彼らがこのまま何の解決策も見出さぬとお考えか?」

 

「わ、私にはぁ……♡ 時間がぁ……♡」

 

「そこで私の出番ですな」

 

「へぅぅ……?」

 

「私のアーツはね、エイヤ嬢。時をほんの少しだけ味方に着けられるのですよ……先ほどお見せしたようにね」

 

「あっ! し、心臓……!?」

 

「ジジイ、やたら自信満々に僕の孫まで仕えると言ってると思ったら……!」

 

「ご主人様も知らなかったのね」

 

「とんでもねぇ狸ジジイだぁ」

 

 マジか。私たちも超びっくり、何と言っても彼の主人までもが驚いている……信じがたい話だが、アーツは様々な発現形式が有る。アンジェリーナは重力を操るし、モスティマのように時間に干渉する物が存在しないとは言い切れない。でもそんな神の御業的な物を、まさか彼が身に着けていようとは……! 花嫁信仰心の昂りを感じる。

 

 ◇◇◇◇◇

  

「やはり旦那様は勇者を超える神ッ……!」

 

「そこまで自由にはなりませんがな。効果範囲も、限定的に過ぎまする」

 

「そう言えばディグって、今何歳だっけ」

 

「ガリア戦争にも従軍しておりましたぞ」

 

「嘘ォ!?」

 

 新たな信仰を見出して、祈りをささげ始める祭司。まぁ気持ちはわかる、僕だってコイツの隠していた秘事にマジで超びっくりした。しかも明言は避けられたが、クソ長生きしてるっぽい。ガリア戦争ってアレだろ、もう数世代前の話じゃん。貴重な歴史の証人がピンピンしていることに、戦史に詳しいホルンだってガチでビビり散らかしている。

 

「そういやブラッドブルートとの交戦経験があるって言ってたべ」

 

「ワルファリン殿やクロージャ殿との茶飲み話は花が咲きますな……ケルシ―殿には嫌そうな顔をされてしまいますが」

 

「だ、旦那様ッ! そこの所を詳しくっ! 失われた英雄譚の数々がっ!」

 

「まぁそれは気が向いたならばお話しましょう」

 

「ああん」

 

「どうして気が変わったのよ? 今までだんまり決め込んでたくせに」

 

 ロドスへの派遣がスムーズに受け入れられたのも、古株どもに太鼓判を押されていたかららしい。興奮しきった勇者マニアが戦歴の開帳をねだるも、飄々とお預けを言い渡すあたりいつものディグ。主たる僕が昔話を強請っても、いつも煙に巻かれてしまうのだ……だがホルンの言うように、急にこんなことをバラすのはいつもの狸ジジイらしくない。

 

「大旦那様との約束でしてな、墓まで持っていくつもりでありました」

 

「まぁ便利過ぎるべなぁ、賞味期限とか遅らせられるべ」

 

「そこまで便利な物でもありませぬよ……種明かしをさせていただきますと、臓器の動きを鈍らせ心拍を低下させております。就寝時や、業務の隙間などに使っていますな」

 

「ああ、たまに凄くぼーっとしてたり気配が薄いのはそれかぁ……側に居ると落ち着くんだよねぇ」

 

 うんうんと頷くグラニ。そういえばコイツ、よくジジイと庭で茶を飲んで二人でぼーっとしてたな……姿をひそめるのが得意なのも合点がいった。そりゃあ心臓が止まりかけているなら、気配が薄くもなるだろう。だがそれも、ジジイが亀のような生態を獲得しているだけである。

 

「ジジイが長生きするためだけの能力かよ、何の役に立つんだ」

 

「何を仰いますやら。私を戦場に伴う重要性は、歴代の方々が一番良く知っておられます」

 

「……どういうことだよ?」

 

「ゼメンホフほど、引継ぎが上手く行く貴族は他にありませぬぞ……まぁ先代様は丸ごと吹っ飛んでおりましたし、元より使う気もありませんでしたが」

 

「クソ親父がどうしたんだよ」

 

「この程度の傷ならば、私が命を繋いで差し上げられるということですな」

 

「ああ、なるほど。出血を抑えて病院まで保たせたり、仮死状態にして往生際を強制延長できるのね。便利じゃない」

 

 全身に刻まれた戦傷の数々を見せびらかし、その効果をアピールする執事。うちの当主は代々、ちゃんと帰って来てから息を引き取ることに定評がある。やたら運がいいなと思っていたら、そういうカラクリかよ。第一線救護の概念を見失わせる、とんでもない能力である……というかコイツ、衛生兵だったのか。

 

「引継ぎ後は痛みに耐えかねて楽にしてくれと仰るので、この老兵ばかりが長生きして参りました」

 

「ディグさんだいたい側に居たんだべ? よく無事だったなぁ」

 

「ガッツですな。大旦那様に拾われた命、容易く諦める訳には参りませぬ」

 

「ああ、無事じゃなかったけどしがみついたのね」

  

「このジジイ、生き汚すぎる……! で、何で今バラしたんだよ」

 

 ゼメンホフの歴代に仕えて奇跡の生還(ただし引継ぎが終わると死亡する)を演出し続けた老兵は、しみじみと呟く……まぁコイツの長生きの秘訣は良くわかった。アーツ能力と根性という、理論と野生の融合である……だが、答えは一向にお出しされていない。

 

「我が花嫁を安心させるために、必要でありましたでしょう? そういう時は惜しみませぬ」

 

「わ、私のために……♡」

 

「永遠に、という訳ではありませんがな。パラス嬢と同程度には、病状の進行を遅らせられましょう」

 

「結局時間稼ぎかよ」

 

「おや、若様。陛下が解決策を見出ださぬままに、儚くなられるとでも?」

 

「思わん」

 

「スゴいじゃない、というかロドスでもっと好待遇受けられるわよそれ」

 

「自分以外への効力発揮には条件がありましてな……素肌同士が触れておらぬと効果がありませぬ」

 

「んっ♡」

 

「それでエイヤに付きっ切りだったんだね」

 

「ただのセクハラじゃなかったんだべなぁ」

 

「絵面が完全に犯罪よね、そりゃあ気軽に出来ないわけだわ」

 

 少女を前に微笑むジジイに対し、陛下への身売りを打診し始めるホルン。おい、僕の執事だぞ。あの方にご命令されたならば、ジジイの一匹など笑顔で差し出さなきゃならなくなるだろ……だが首を振り、安心させるようにケツを撫で始めた。医療処置という大義名分を得たためか、彼女もリラックスして受け入れる振りをして自ら押し付けている。

 

「さぁエイヤ嬢。私は貴女自身を人質に取った、悪い狼さんですぞ」

 

「は、はいっ♡」

 

「何せ我が身より離れれば、儚く潰える命です故……諦めて、食べられて頂けますかな?」

 

「末永く、よろしくお願いいたしますぅ……♡ んっ♡」

 

「ハッピーエンドだべ」

 

「ジジイの純愛とか、見てらんないけど……一応、おめでとうと言っておいてあげるわ」

 

「い、いいなぁっ! あたしもあれぐらいロマンティックなの欲しかった!」

 

「まぁまぁ、良いではないですかグラニさん。祝福して差し上げるのが、同じ花嫁として正しい行いと言えましょう」

 

「パラスのその顔、絶対似たようなのもらったんじゃんっ! 二人ばっかりズルいっ!」

 

 美女と野獣ならぬ、少女とジジイ……ケツを揉みしだきながらくちづけ交わすその光景は、どう見ても童話ではなく犯罪よりだったがまぁいい。彼女はもう決して、あの鬼畜ジジイから離れようとはしないであろう。憧れのシーンと誤認し、きゃあきゃあ騒ぐ黄色い声を他所に僕は一人冷静だった。身内のラブシーンは、男を異様に冷静させる物である。

 

「それだけじゃないだろディグ、本当のことを言え」

 

「やれやれ、若様には敵いませんな……大恩ある大旦那様の面影宿す我が主君に、隠し事は出来ませぬ」

 

「わくわく。あたし、こういうの好きなんだよねぇ。どんな秘密をバラしてくれるんだろ」

 

「年寄りのくだらぬ話ですよ……そこまで大したことではありませぬ」

 

 余韻にうっとりするエイヤフィヤトラに、その場にランチョンマットを敷いて聞き専の態勢に入るグラニ。用意が良いのは、フィールドワークが多いからだろう……僕も気になるぞ、凄く。大したことではないって言うけど、十分大事だろ。このジジイが一度決めたこと……しかも、事あるごとに口に出す僕の先祖との約束を破るなど見たことが無い。

 

「知っての通り、私には子が居りませんでな」

 

「うん、だから陛下におねだりしたわけだし」

 

「正直なところ、恐ろしく悩んだのですよ……ですが当家の美徳は即断即決。家訓にもありますし、さらには良い考えを思いつきまして」

 

「ほぼノータイムだったけどね……」

 

「私はゼメンホフに仕える従僕です。余念を交えず、忠実に仕えるが我が使命。しかしながら、ホルン嬢とバグパイプ嬢と二アール嬢。それに……ジル嬢を見ていると欲が湧いてきましてな」

 

「うん? 原因私たち……特にジルなの?」

 

 首を傾げるホルン。そして老執事がガン見しているのは、我が愛しい奴隷妻の腹部……おいおい、まさか。

 

「若々々様に仕えるどころか、我が子孫が永遠に栄光あるゼメンホフに仕え続けられるという誘惑に抗えなかったのです!」

 

「コイツ、僕の血筋が好きすぎる……!」

 

「さらにはっ! 若様のガキと我がガキを婚姻させることにより! 我が血筋がゼメンホフの一部となる! なんという感無量、ヨダレが止まりませんな!」

 

「僕のガキの意志を尊重しろよ、産まれる前からジジイのガキとの結婚が決まってるとかどんな拷問だよっ!?」

 

「ご主人様死ぬほど嫌そうだべ」

 

「まぁこのジジイのガキだし、しぶとい孫が産まれそうだけどねぇ」

 

 拳を握りしめ立ち上がり、演説ブチかますジジイ。その興奮っぷりは、血圧が上がり過ぎて今にも天に召されそうなほど。だがちょっと待て、忠誠心の塊なのは結構だが僕のガキは譲らんぞ。オスガキなら大切に大切に蟲毒にブチ込み生き残ったヤツだけを幸せにしてやり、メスガキなら無条件で幸せにしてやる所存である。

 

「心配は要りませぬとも、選択肢はクソほど用意いたしますっ! だいたい若様はわかっておられない、自分のメスガキに手を出すおつもりだったのでは?」

 

「悪いかよ」

 

「ホルン嬢、今は良くともいざ事に及んだらキレますぞ。ループスは情が深い分、嫉妬心もヤバいですぞ。私が保証いたしましょう」

 

「ホルンッ!?」

 

「だ、大丈夫よ。多分きっと、メイビー、恐らく……あっ駄目ね、リアルに想像したら無理。これ以上増えるとか、冗談がキツ過ぎるわ」

 

「隊長の情念はクソヤバいべ、うちのガキならギリギリセーフだべか……」

 

「もうっ♡ 貴女のガキならもっと凄惨に拷問して殺すわっ♡ かわいさ余って憎さ億万倍っ♡」

 

「隊長っ♡ うち嬉しいべっ♡」

 

「「んっ♡」」

 

「クソがよ……でも愛してるんだよなぁ」

 

「ゼメンホフって、気が狂ってないと駄目なの? あたしちょっと不安になってきた」

 

 我が執事が言うならば、それは確定した未来にしかなり得ない……つまり僕が夢想していた人生設計がうまくいかないことに、デカデカと太鼓判が押されてしまった。なんてヤバい嫁をもらってしまったんだ、愛され過ぎて辛いし当の本人は百合の花を咲かせることに夢中。まぁ……いいか、後でドチャクソハメ潰してやる。決意する僕の横で、不安がるグラニの声だけが虚しく響いた。

 

 ◇◇◇◇◇

 

「さぁて、我が忠義も若様に伝えたことですし……メインディッシュと行きますかな」

 

「あ、あのあのあのあのっ!?」

 

「どうしましたかな? エイヤ嬢」

 

「選択肢ってっ! 私そんなに産める気がしないんですけどっ!?」

 

「大丈夫ですとも、こちらをご覧ください」

 

「うわぁ」

 

 見せられた写真には、恐ろしいツーショットが写っていた。私より小さな身体なのに、恐ろしいほどボテ腹なイフリータがドクターの上でアへ顔ダブルピースをカマしていた。その首からは『今月の生産目標:10ドクガキ』のプラカードが提げられ、なおも追加で仕込まれるのが確定していた……良く見ると椅子もヤバい。『イフガキオナホ管理主任』の名札を角からブラ下げたサリアが、顔をドクターのケツでブッ潰されてアナル舐め業務にまい進させられている。

 

「彼女が出来ているのです、貴女が出来ない理由はありますまい」

 

「そ、そもそも無理ですぅっ! 人間は一回に一人しか……どうしていっぱい孕んでるんですっ!?」

 

「そこはロドスの技術力ですな、コレです」

 

「うわぁ毒々しい、身体に悪そう」

 

「ドクターオナホふれあいガキ産み牧場の秘薬なら、多重妊娠など容易い……まぁ、不安がる気持ちもわかりますとも」

 

「で、ですよねっ! ディグさんならそんな酷いこと……ふぎゅっ♡」

 

 押し倒されたままに、見せつけられる自分の末路。じっと見つめてくる目が本気、多分絶対助からない。ちゃぷちゃぷと揺らされる妖しいクスリの色も、自分の不安を鬼ほど助長していた……一縷の希望を胸に、早すぎるギブアップを申し出ると受け入れてもらえた。やはり想いを伝えるのは重要だなって、先ほどの一幕に自分の成長を感じるが……離してはくれないようだ。

 

「ですので、花嫁修業が必要ですな? ちゃんとたらふく産み散らかせるよう、存分に修行させてあげますぞ」

 

「え、えへへっ♡ な、何をッ♡ どこを修行させるんですかっ♡」

 

「決まっております、ここですとも」

 

「あ゛ッ♡ んぎゅっ♡ ふぁ゛ッ♡ しょ、しょんなぁっ♡ いきなり受精♡ しちゃいますよぉ……♡」

 

 じぃぃとチャックを降ろすと、びぃんっ! と勃ち上がる雄々しすぎる男性の象徴。見るだけで怖くなる、肉の塔の先っぽでおなかの上からじっくりと修行場所を教え込まれる。ぐりぐり、ぐりぐり……♡ とされると、次にされる花嫁修業がわからされてしまう。わ、私っ♡ 今からコレ、ハメられちゃうんだぁ……♡ でもえへへ、そんなのぷっちゅん♡ 間違いなしですよ♡

 

「ご安心を、こちらをどうぞ」

 

「へ、へぅぅ……♡」

 

「コレが有れば安心ですな?」

 

「は、はひぃっ♡」

 

「あら、使い方わかるかしら……いい? まずは先っぽから空気を抜くのよ?」

 

 手渡されたのは、ずっしりと重い箱。『うすうすナマ感触!』、『脅威の強靭性!』、『ドクターオナホふれあいガキ産み牧場お墨付き』、『ウサギちゃんもこれでにっこり♡(泣き笑い)』などと書かれたそれには、色とりどりのロドス謹製コンドームが詰められていた。ちょっとどころじゃなく頭がおかしいけど、親切心を発揮してくれた旦那様と同じ狼のお姉さんに使い方を教授される。

 

「ホルン嬢、まずは記念撮影からでは?」

 

「あらやだ、そうよね。バグパイプ、ビデオカメラ」

 

「オッケーだべ」

 

「あ、あの……?」

 

「作法は重要ですぞ……わかりますな?」

 

「はひぃっ♡」

 

 だが彼の熱いこだわりが先に入った。え、何。それが花嫁の作法なの? 私そんなの知らない……でも彼が言うなら従わなきゃ。だって私を助けてくれて支配して、その上美味しく召し上がってくれる旦那様に逆らえる訳があるはずない。ぼそぼそと吹き込まれるポーズの指定に、言うべき言葉までも伝えられる。そ、そんなの恥ずかし過ぎるっ……! でも私、花嫁だからやっちゃうっ♡

 

「これでよろしいですな……ではどうぞ」

 

「え、えへへっ♡ 皆さん、エイヤフィヤトラですぅっ♡ これから私は、花嫁として旦那様に修行させてもらっちゃいますっ♡」

 

「どこをですかな?」

 

「こ、ここっ♡ 旦那様のかわいいガキを産み散らかすための、ほかほか赤ちゃんベッドですぅっ♡」

 

「どのように?」

 

「ち、ちんぽっ♡ ちんぽで……♡ 直接修行させてもらいますっ♡」

 

 全裸でがに股、コンドームを口に咥えてダブルピース。花嫁というより奴隷みたいな扱いだけど、旦那様には絶対服従。恥ずかしがる私のために、旦那様の思いやりで目線はブッといので隠してもらえた。 吐き散らかす花嫁修業宣言は、とっても私を興奮させて。ダプピーのまま指し示すおなかが、泣いちゃいそうなぐらい熱い。

 

「では、誓いのキスを」

 

「はいっ♡ 沢山修行させてくださいね、旦那様♡ ちゅっ♡」

 

「う、羨ましい……あと呼び方がカブッてます!」

 

「そうですな、ではエイヤ嬢。これからはパパとお呼びください、何せママにしてやるのですからな」

 

「はぁい、パパッ♡ ちゅっ♡ ちゅっちゅっ♡ ンぉ゛ッ♡ ンッめぇ゛ェ゛ェ゛~~~~~~っ♡♡♡」

 

「うわぁ、これ流通させたら完全に発禁だよ。ディグさんったら、ド鬼畜すぎぃ♡」

 

 羨ましがる先輩花嫁たちの前で、くっさいちんぽにたっぷりチンキス。自分だけの呼び方も頂けた、えへへ嬉し過ぎますっ♡ 私は幸福に包まれたままに、彼のお嫁さんとして当然のお仕事。これから始まる淫猥過ぎる花嫁修業を期待しつつ、旦那様の熱い手によりデカ乳とガキの穴からたっぷりとお嫁さん液を搾ってもらい撮影を終えた。よろしくお願いしますね、パパ♡

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