※この作品はR-18です。

コミュ力おばけと幼馴染(♀)がイチャコラするだけの話 裏   作:百合好きの獣

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久しぶりの裏更新。

表の感想欄で誤解から大切な読者様に獣声を上げさせてしまったため、反省の裏更新。

前置きなため、えっち少な目です。


裏カルテ:一之瀬帆波① 告って半刻で編

 

 

 

 好き、あるいは、好意。

 定義の難しい、ヒトが抱く感情の事である。

 辞書で意味を引くと、おおよそ「気に入った」や「心惹かれる」といった言葉らしい。

 

 そも、同じ「好き」でもそのベクトルによって意味合いが変わってくるのも難しい。

 親密さを求める「好き」

 フレンドシップとしての「好き」

 個人的な好みという意味での「好き」

 憧れや羨望としての「好き」

 

 そして、相手に性的な魅力を感じる――という意味での、「好き」

 

 このように、同じ「人に向ける」、「好き」という感情であっても、その方向性によって意味が変わってくるのだ。

 さらには、これは「好き」という感情に限った話ではないが、それぞれの「好き」と別々の色で表したとして。その色は容易く別の色に変わり得る。個人的な好みから親密さを求めるものに。はたまた、「好き」から「嫌い」など。

 

 何が言いたいかというと。

 

 放課後、校舎の屋上。夕焼けをバックに、一之瀬帆波は頭を下げる。

 

「ゆ、百合ちゃん……! 好きです、愛人にしてください……!」

「……ん。どうしてこうなった」

 

 それはこっちが聞きたいのだ。

 

 

 

◇

 

 

 

 一之瀬にとって、天白百合という少女は最初から「好き」の分類に入る相手だった。

 そもそも一之瀬はその善性から相手を「嫌う」という感情を持ち辛く、あっても「苦手」までの範疇であるほどの優しい人間であり、逆を言えばほとんどの関わりのある人間を「好き」に寄せた、良い言い方をすれば誰にでも公平な交友関係を築くタイプの人間だ。

 露悪的に言えば「平等に無関心」――までは言い過ぎであるが、特定の人に一定以上の大きな感情を向けるという経験はとんと無かった。

 

 そう。“無かった”のである。

 

 一之瀬は幼い頃からの経験で可愛らしい人形を鑑賞することが趣味となっており、ただショーケースの中を眺めるだけだったそれは、高校進学と共に自身の経済が余裕を持った為、生活に困らない範囲での蒐集趣味と化した。

 その中で見つけたのは、自身の好みドストライクである容姿をした天白百合その人。

 一瞬で心を奪われ、また夏の豪華客船での一件で悩みを打ち明け、解決こそまだ出来ていないものの、確かに救いを感じた。

 

 この頃からだろうか。個人的な好みである「好き」の感情が大きくなったのは。

 

 普通であれば、お気に入りのお友達――いわゆる「親友」というカテゴリに変化していったであろうこの感情だったのだが。残念ながら今の天白は普通ではない。

 

 入学すぐに幼馴染(女性)と交際し、ほぼ毎日爛れた性活を送り、ついには二人目の恋人(女性)を作り、それでもなお衰えることのない奉仕欲を備えた究極完全体サキュバス。

 

 要は、フェロモンがムンムンなのだ。

 

 そのフェロモンは天白の恋人となった幼馴染や親友に「きもちよく」なってもらいたいという心から生まれた物なので、質の悪いことに同性特化。

 ただでさえ日常的なマッサージや耳かきなどのリフレクソロジーで絶頂させることのできる妖怪が、性技を覚えてしまえばもうたいへん。

 あふれる力を押さえきれず、マッサージの時等につい手が滑って気持ちよくしてしまう、全自動開発マシーンの出来上がりだ。

 幸いな事に、天白が全校生徒職員を対象としたマッサージ店を開く事は無かった為、被害は幼馴染や親友に留まっているが。

 

 で。

 

 その親友枠である一之瀬も当然のようにその毒牙にかかっている。

 さすがに恋人枠である櫛田や坂柳のような直接的なアレソレはしないが、にじみ出るフェロモンと時折顔を出す悪戯心によって徐々に徐々に染められていく身体。

 

 有態に言えば、毎回ちょっとずつ開発されていった。

 

 腹部や臀部、背中に触れられるたびに、僅かに感じる快楽。

 バストアップと称して、じゃれあいの範疇で触れられたときに走る、静電気のような小さな刺激。

 性器への接触もない微弱な快楽信号では昂ることはあれど達する事はけしてなく。

 性的な知識も薄い、穢れの知らない少女は、無意識に開発されている事も分からないまま――

 

 気が付けば、天白を見るだけでムラっときてしまうようになっていた。

 

 顔を見るだけで下腹部が疼き、下着が僅かに汚れてしまう。

 無垢な少女はこれを病気と思い、友人――天白は原因なので外し、彼女に近しい人物の櫛田や坂柳もなんだか憚られるような気がしたので除外――である、クラスで一番仲の良い白波千尋へと相談を持ち掛けた。

 その相談内容とは以下の通りである。

 

「えっと、百合ちゃんを見てると胸がドキドキして……お腹の下あたりもむずむずするの。それに……そ、その、下着も汚れちゃってるみたいで……。これって病気かなぁ?」

 

 相談を持ち掛けられた白波は卒倒するかと思った。とっさに舌を噛み気付けとすることで気絶を逃れ、根性で鼻からスプリンクラーのごとく血を吹き出す事を耐えた。

 これには戦乱を戦い抜いたかつての猛者達も「そなたこそ真の猛将よ!」と手放しで褒める事だろう。

 ちなみに、であるが。一之瀬は無垢であれど無学ではないため、いわゆる子供が出来るまでのプロセスについては保健体育によって学習済みである。ただし学校で習うのは作業工程のみであって、そこに関連する感情の動きなどは教えられず、そもそもとして男女を前提とした知識であるためこのようなトンチキな質問をしている。例えばこの感情が男性に向けられたものであれば一之瀬も普通に答えを出せたことだろう。

 

 閑話休題。

 

 さて、白波は考えた。この難題に、どう答えるべきか。

 解は出ている。「恋じゃよ」と。なんなら習性レベルで身体に染みつけられた性愛であると。

 それをそのまま伝えてしまうことに、白波の理性が待ったをかけた。

 この絶滅危惧種並みに希少な天然の白無垢に、自分が色を付けてしまっていいのかと。

 

 それに、リリィナイト幹部である白波は知っている。

 天白が櫛田と交際をしたこと、そして同クラスの坂柳も同じく恋人としていること。

 Dクラスの堀北は今の所交際をしたという情報は入ってきていないが、正直やつはプチSMプレイをマッサージの度に受けているため、交際秒読み段階というか実質セフレみたいなものではないかという意見が多数だ。

 

 恋だと伝えることは容易い。だがその相手が問題で、一之瀬の感じ方次第で初恋が失恋に瞬時に変わってしまう。

 白波の本能としては「行け」と言いたい気持ちでいっぱいだった。天白も櫛田も二人目を許容している時点で三人目となる事に拒否をする事は無いだろうと思う。百合ハーレム。素晴らしい響きだ。

 

 白波の中の悪魔が囁いた「行け。押せ。推しと推しが結ばれるんだぞ? やれ」と。

 天使がそれに待ったをかける。「まずは帆波ちゃんの考えを聞きましょう。押すのはそれからです」と。

 

 今すぐGOか準備してGOかの違いでしかないが、白波はまず天使の意見を採用することにした。

 

「帆波ちゃん、ハーレムってどう思う?」

「……………え?」

 

 端折り過ぎだこのポンコツ。

 

「どゆこと?」

「例えば、一人の人に複数の恋人がいる状況について、どう思う?」

 

 病気か否かの質問に対してハーレムについて質問を返される摩訶不思議な状況ではあったが、一之瀬は菩薩の心を持つ慈愛の天使であるため、素直に質問に答えてあげた。

 

「え……っと、私は、全員が納得してるのなら、いいと思うけど……」

 

 条件はクリアされた。

 白波の中の天使と悪魔が和解した。

 

「帆波ちゃん、さっきの相談に答えるね」

「う、うん……」

「恋だよ」

「…………え?」

 

 その後、「いやいやいや」と同性であるとか、友達であるとか、常識を盾に抵抗をする一之瀬に、白波は「その身体反応はもうABCのCを超えている」だの「同性愛については確かにマイノリティではあるが、世間では徐々に個性として認められる風潮であるしこの学園に関してはもうその風土が出来上がりつつある」だのと論破していき、最終的には「うるせえ! いいから抱かれて来い!」と半ば強引に一之瀬を送り出し、その結果が冒頭の愛人にしてください宣言である。

 

 自身の抱えるそれが性愛由来の恋心であることや、想い人が既にハーレム建設途中であること等情報の洪水をワッと浴びせかけられた一之瀬は冷静な思考力を奪われていた。

 しかし、熱に浮かされた思考の中でも、芽生えた気持ちにしっかりと名前を付け、たとえ三人目だとしても、たとえこれからさらに増えそうだとしても、抑えきれないリビドーをしっかりと自覚をしていた。

 

 天白にしてみれば、一之瀬は魅力的な女性であるし、櫛田より「誑し御免状」を交付されているため、受け入れることはやぶさかではないどころかばっちこい。

 顔を真っ赤にして、緊張からかぷるぷると震える様子にキュンキュンとしながらも、天白はいくつか質問を重ねた。

 どういう過程を経てそういう結論に至ったのか、と。特に愛人にしてくれという辺りを念入りに。

 誤解があってはいけないという配慮からの質問だったが、それに対する回答はおおむね一之瀬が白波に相談した内容をなぞっており。

 

 つまり「あなたを見ると濡れちゃうの」とド直球に伝えたのだ。

 現在の一之瀬は冷静とは言い難い心境で、なんなら勢いで吶喊していることもあって素直に話した。

 話してしまったのだ。この妖怪の前で。

 天白はにんまりとした笑み(外から見ると、天使のほほ笑み)でOKを出した。

 

 

 

 

◇

 

 

「ん……ちゅ……♡」

「んぅ……ふっ……♡」

 

 ところ変わって一之瀬の部屋。

 ぴちゃ、ぴちゃと淫靡な水音が、しんと静まった部屋に反響している。

 一之瀬が告白し、それを天白が受け入れてからわずか15分。それが一之瀬がファーストキスを終えた時間である。

 すでにファーストキスどころか舌を絡めあうディープなものに段階が進んでいる。

 

 告白から半刻で性交するのは間違っているだろうか?

 ――結論。判断が早い。

 

 天狗面の育手もこれには困惑必死であろう。

 

 待ってほしい。このエロゲーどころか抜きゲ―もかくやな高速スチル展開にも理由があるのだ。

 

 思い出してほしいのが、一之瀬が白波に相談し、その結果天白にも余すことなく伝えてしまった身体反応の事である。

 

 一之瀬はすでに、天白を見るだけで愛液を滴らせるくらいには開発をされてしまっていた。これは一之瀬を焦らしに焦らしてしまったことによる影響であり、一度発散させなければいけないだろうというのが、カウンセラー天白の見解だった。原因も天白なので、マッチポンプにもほどがある。

 

 一般に、女性の濡れるという現象は性的興奮を感じた際に、スキーン腺と呼ばれる膣壁前方上部にある器官から男性器挿入を滑らかにする分泌液を出すことを指す。

 このスキーン腺は大きく発達した人からまったく存在しない人と個人差があり、一之瀬は前者、つまりとても濡れやすい人でもあった。

 

 その程度は開発されたとはいえ、視界に入るだけで愛液を分泌させてしまうほどであり、一之瀬はここ最近替えの下着を常備しなければならなかった。

 なので、天白がにこにことした笑みで一之瀬の自室まで手を引いて行き、「まずはむずむずを直そうね……♡」と迷いなく一線を越えたのだ。

 あくまで善意である。……本当か?

 

 天白が一之瀬にキスの雨を降らせていく。

 額から耳の裏、首筋に鎖骨。

 わざとらしくリップ音を響かせ、時には小さな舌でつつくように、柔らかな場所は唇で食むようにして。

 

「ちゅっ……れろ……はむっ♡」

「あっ……♡ ぁ……♡ 百合……ちゃん……あぁっ♡」

 

 唇を押し当て、舌を這わせ、軽く齧られるたびに一之瀬の全身に鳥肌が立つような感覚が走る。

 体温が上がり、手足が捩れ、真っ白なベッドシーツに皺が寄る。

 

「や……っ、はンっ♡」

 

 鎖骨の中心、一之瀬の敏感な部分に天白の歯が軽く立てられ、身体がびくんと震えた。

 

「……ん。ふふ……♡ ここ、好きなんだ?」

「やっ……好き、とか……じゃなくて……んっ♡」

「もっと気持ちよくなって……?♡」

 

 ”いいところ”を覚えた天白は、そこを中心にぴちゃりぴちゃりと音を立てながら舌で愛撫をはじめ、右手で腹部を撫でつつ左手で音もなく一之瀬のブラのホックを外し抜き去るという神業を見せた。

 そのままワイシャツのボタンを外していき、露わになった胸にそっと手を当て、円を描くようにしてその大きな胸を刺激し始めた。

 

「はぁっ……♡ ぁん……♡ す、すご……♡」

「ちゅ……れろ……じゅるっ……♡ ひもちひい?」

「やぁ……んっ♡ んぅっ……!♡ あっ!?♡」

 

 手のひらで乳首も同時に圧迫刺激をしながら、腰から背骨に沿って背中を指の腹で愛撫し、舌でも鎖骨付近の敏感な部分をねっとりと舐め上げる天白はさながら歴戦の淫魔。

 あっという間に性的興奮が頂点にまで押し上げられた一之瀬は、やにわに甘イキをさせられた。

 びくりと身体を一瞬だけ震わせ、わずかな硬直後すぐに弛緩し、息を荒げながら天白にもたれかかった。

 

「はぁ……はぁ……♡ 百合ちゃん、上手すぎるよぉ……♡」

 

 奉仕の事であれば無限に学習を重ねる天白は、すでにこの半年で恐ろしいほどの性経験値を取得していた。

 少しだけ開発されていたとはいえ、鎖骨と乳房、背中だけで甘イキさせてしまうほどに。

 

 だが、天白の真骨頂はこれだけではない。

 

「……きもちよかった? 次は、どうしてほしい?」

 

 奉仕対象のおねだりを忠実に、むしろ期待以上にこなしてしまう事こそ、天白が産まれながらの淫魔たる所以である。

 

「……えっと、その」

 

 しかし。

 

 もじもじと内股をこすり合わせながら、恥じらいながらも一之瀬は言う。

 

「……百合ちゃんのおっぱい、吸いたい……」

「………………なるほど?」

 

 さすがの天然淫魔といえども、そのおねだりは予想外だった。

 

 

 




AVにおけるインタビューとかは大体早送りするのに、いざ自分が官能二次創作書こうとすると導入しっかりとしたくなる矛盾。
ほんとに導入しっかりしてるか? 表裏のどこ見ても導入しっかりしてるとこ存在してるか??? 勢いとノリだけで書いてるからこうなる。

・白波千尋
推しが推しに開発されてると察し限界を迎えそうになった。幸せハーレムは出来ることなら近くで眺めていたいが挟まる事は磔刑ものの重罪であると認識している。
来世の夢は推しの家の壁か観葉植物になること。百合の空気を吸って酸素として排出する機構になりたい。

・堀北鈴音
櫛田と交際したのは知ってる(本人から聞いた)し坂柳と関係を持ったことも知ってる(本人から聞いた)し天白開発も受けてるので私も……になりたいが素直に伝えることが出来ないので一之瀬に先を越されてしまった。
でも正直表でやった激痛マッサージやささやき罵倒などを筆頭に裏以上に倒錯プレイをしてるため性欲的には満たされてしまっている。
というか表の堀北への奉仕が裏以上にアブノーマル過ぎて裏でも書けるシチュエーションがねえ。

裏は正直なんでここまでアブノーマルしか無いのか私もわかんない……。でも癖なの……。
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