ホロメンしか癒しがいないので初投稿です。
前回言えなかったけど……話が惨すぎる戦争系エロゲRTA、はーじまーるよー。
前回は入院した後、義手がバレて……マスゴミのクソさを再確認してから、ホモくんがスクラップになりたがったところで終了しましたね……どういうことなの……わけがわからないよ。
>……もう朝が来てしまった。一睡もしてないんだが……眠たくもなんともない……困ったな。寝ないと体に悪い……
昔のホモくんなら、わためを数えてたかもしれませんが……今はそんなおまじないに頼る演技はできない。困ったなぁ……
「堀川さん、お食事です」
>あ、ありがとうございます……食う気がしないが……無理矢理食おう。これまでは食えたんだ、食えないことはない……はずだ。俺は味覚がある、俺は腹が減っているぞ……よし。
いきなりですか、『正義の仮面』……さて、ホモくんはどこでダメになるかな。
>……強い甘味がする。卵スープは暖かくて塩気があるな……マーガリンの香りと、スープの優しい香りがする……美味いな。
こんなに美味しそうな食レポをしていますが、精神力がかき氷機で削られていってます。さっさと終われ……精神力もったいない!
>……終わったな。なんだかどっと疲れてしまった……
この人は食事をしただけです。ブラック企業の社員みたいな顔をしてても。
>吐く様子はない……どうやら、胃は動くらしいな。胃さえ動けばこっちのものだ……無理矢理にでも食えば消化はできる。
食事そのものが苦行じゃないですか……
>……ん、来たか……お早いご到着だ。
「守男くーん!」
「守男ー! ござるイーツでござるよー!!」
げっ……このイベントここで来る!? 普通なら嬉しいけど……(今は嬉しく)ないです。風真殿の笑顔が辛い……
>よう……学校はどうした?
「カレンダー見なよ、今日日曜でしょ?」
>……そういえばそうか。戦闘の後だと感覚が狂うから困る。
ホモくんは祝日だろうが日曜だろうが、容赦なく『仕事』でしたからね……クリスマスには帰れるさ、なんて大嘘。惨たらしい光景を見せつけられ続けて、それを真似して人を殺す仕事ですから、休みなんてありません。戦闘をすると、体が勝手に切り替わってしまうのでしょう。
「もうご飯食べ終わったでござるか? これ、昨日作ってきたのでござる! 守男のために……」
「あ……クッキーじゃん、かわいい! いろはも好きなんだねぇ?」
「か、からかわないで欲しいでござる! 風真はそんなつもりじゃ……す、好きだけど……」
やっぱり照れ屋なのは変わりませんね、ぽこべぇさんがクッキーをお皿に乗せてます……食えってか。でも『正義の仮面』をこれ以上使いたくは……あーホモくん勝手に使うな!
>……これはバタークッキーだな。こっちはチョコレート、こっちのはココア味か……味に変化をつけたんだな、面白い……
「お、美味しいでござるか……?」
>あぁ、美味いよ?
あぁ、精神ダメージが……いくら精神力が強いとはいえ、限界はあるし……
「喜んでもらえて何よりでござる!」
「はい、お薬! これ飲めば、前と同じように明後日にはスッと治っちゃうよ!」
>あぁ、サンキュー……っは、これでまた戦える……
こんな時まで戦闘のことを……否、戦闘ではなく戦争でしたね。
「また戦いでござるか……でも、いつ来るかわからないでござるからな……」
>あんまり戦わないのか?
「そんなに戦わないでござるよ? チャキ丸だってバトルロワイヤル以外では、アイツの時久々に抜いたのでござる」
バルカのことですね……こんなに余裕を持って話せるのは、やっぱり心のケアがしっかりされたからでしょうか。でも、あれが演技だったと思うとまた辛い……
>……そういえば、どこで修行したんだ? あの動きはかなりの手馴れじゃなきゃできないぞ。
「家でござる! 家が侍の家系で……このチャキ丸を先祖代々受け継いで、風真で8代目でござる! 旅の途中で拾った化け狸のぽこべぇを旅のお供として、世界を知るためさすらいの侍となったわけなのでござる!!」
>そんな凄い刀なんだな……俺の剣で受け止めきれないわけだ。
ってことは……少なくとも700年くらい前からは続いてるってことだよな? 設定盛られすぎだろ……ぽこべぇ何歳なんだ?
>……ぽこべぇ。お前何歳なんだ?
「……」
>覚えてないか……そんなに長生きしてるんだな。
長生きのぽこべぇ。ホロライブって高齢の人が多いけど……ぽこべぇも上位だったりして。
「苦しくない?」
>特にないぞ?
「……嘘だね。目の下すごい隈ができてるよ?」
バレました。日頃の行いですね……
>……眠れてないんだよな。やっぱり気になって……
「……よし! こよに任せて! 睡眠薬作ってきてあげる!! 待っててね!」
>お、おう……
果たして効くでしょうか……理由が嘘ですしね。まさか、三大欲求がありませんなんて言うわけにはいかないし。しばらくして……こよりさんが戻ってきました。
「お待たせ、これがこよ特性睡眠薬! 名付けて『ねんねんころりC』!」
>……効能は?
「飲めば忽ち眠くなって、タイムラグなしに眠れるよ! 夜に飲んでね!」
そもそも眠くなる概念がない人に効くかどうか……そして、その日は終わり、薬を使う時が来てしまいました。
>ねんねんころりC……効くのか? とりあえず……んくっ、ごくっ……
あ、飲んだ……さて、どうでしょうか。
>……ね、眠い……! すごいな……こより、お前、天才だ、ぜ……
おぉ、ホモくんが寝た! 三大欲求とか関係なしに眠らせられるようですね、これは強い!! ……ん? 場面が変わった?
>……みんな、死んだのか……
ここは飛行機事故の……あ、あの時のクズ野郎!!
「う、ぐ……」
>大丈夫か!? 今瓦礫を退かすからな!!
「……守男の、せいだ……」
……は? この声……嘘だろ?
>なっ……トワ!?
「守男が悪いんだ、守男、が……死ね、死んじゃえ……死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死……ね……死……」
>……!? みんな……みんなも瓦礫、に……
ダメだ、やめろ……やめろ!!
「守男が悪いんだよ……」
「さっさと死んじゃえよ」
「正義に従え」
皆の声でそれを言うな!!
>うるさい! 何が正義だ!! 俺がいつ正義の味方を名乗った!?
「それが世論なのら」
「演技するんでしょ? さっさとやりなよ、世間が望んでるんだよ?」
やめろって言ってんだろうが!!
>演技……俺は……ち、違う……あれは、本心で……
「じゃあなんで眠れないの? 物の味がしないの? いい匂いがしないの?」
「どうしてお腹が空かないの? あの日のことを思い出してもなんとも思わないの?」
やめてくれ……
「それに君が演技した理由……自分のためじゃない」
>……なっ……
「君は戦争から逃げたかった。もう戦争をしたくなかったの」
そりゃそうだろ……
「守男は演技することで全て忘れようとしたのら」
「理想の自分になって、あの光景を忘れようとしたのでござる」
>お、俺はマスコミからみんなを守るために……
マスコミ……そうだ、マスゴミだ! 奴らが元凶なんだ!!
「それだって自分のためだよ」
「私達がマスコミに躍動された民衆に殺されるのを見たくなかった。強姦されて、虐殺されるのを見たくなかったんだ」
「あの日の光景を綺麗さっぱり忘れるために」
光景が変わった……銃声が聞こえる。悲鳴が、狂気的な笑いがあちこちから聞こえる……
『アヒャヒャヒャ!! イィッヒヒヒヒヒヒ!!』
『これが戦争だよ!!』
>……な、ぜ……
あ、ああ、あ……
「強姦から逃げるな」
「虐殺から逃げるな」
「戦争から逃げるな」
こっちに来るな……ホロメン達の姿が変わる……あの日の弱者。あの日の軍人……
「戻ってこい、お前はこっち側だ」
「さっさと撃て、それが仕事だ」
「これを食え、それが仕事だ」
後ずさりするホモくん……何かにぶつかった? これは……!?
>……死体の山……
「お前が殺してきた敵の死体だ」
「お前はもう戻れない、戻る権利はない。戻っても誰も迎えない。誰も喜ばない」
違う! それだけは違う、ホロメン達は……
>それは違う! 俺は戦争から戻れる、まだ待ってくれる人達が
「お前を愛してるわけじゃない」
>……は?
は?
「奴らが愛しているのは演技のお前だ」
「お前自身を愛していると思っていたのか?」
「ふざけるな、思い上がりも大概にしろ」
……そうだ。その通りだ……
「お前最低だな」
「喰らえ」
>がっ……銃弾……
あの日と同じ……
「永遠に孤独に戦い続けろ」
「逃げることは許さない」
「いい加減にしろ。現実を見て殺し合いに戻れ」
……あぁ、これが……
「見えるか、あの女が。あの死体が」
>……いろ、は?
「もう死んでるよ。そんなこともわかんねぇのか?」
わためぇも、かなたんも……みんな死んでいる……
「いやぁっ、やめてぇっ!! 守男ぉ!!」
>あれ、は……な、何して……
「何って女を犯してんだよ。お前の貧相な竿なんざでできるかよ、そこで見てな」
やめろ!!
「あ、あ゛っ……やあ゛っ……あ゛!!」
>……やめ、ろ……
「……そいつ処理しとけ。邪魔だから」
横に誰かいる……君は!?
>子供の、俺……?
「む、無理です、できませ……がっ!?」
「ったく、うるせぇな……」
頭を撃たれた。血が止まらない……
>……これが、あの人の気持ち……痛み……これが戦争……
「お前もさっさと強姦に加われ」
「おしまい……っと」
トワ様……あ……あ……
「ぁ……」
「これが戦争だよ……わかったかクソ野郎?」
「お前に戻る場所はない。お前の帰りを待つ者はいない。お前を愛する者はいない」
もうよせ……!
「戦争の続きだ……銃を持て」
「もっと殺せ……もっと傍観しろ。そうすれば」
>そう、すれば……?
正 義 で 叩 け る よ う に な る だ ろ ?
「オラ、正義の鉄槌だ! 関係者にも誹謗中傷してやる!!」
「オラ、死ね! 消えろ! 生きる価値無し!!」
>……
後ろから足音……?
「……自分がみんなを苦しめている気分はどうだ、守男?」
>……父親!? 母親も……
「もう正義は止められない。お前が関わったからいけないのよ? もう金はむしり取った。用済みだから消えてもらうわ」
この野郎……!!
>貴ッ様ァァァ!! っぐ、なんだ……!?
「こっちに戻ってこい……」
「現実を見ろぉっ!!」
戦争の呪縛……たくさんの手が、ホモくんを掴んでいる……
「一度作られた真実は変えられない」
「正義は我らにあり、自分達が悪だと決めたものは死ぬまで叩いていい」
「SNSアプリは全てが匿名、好きなだけ叩いて逃げられる」
つまり……世界中の正義の味方が……敵。
「果たして全員を殴り飛ばせるかな?」
「殺せばお前は罪人だけどな……さぁどうする? お前が悪いんだぞ、お前の『自己責任』だ!!」
「さぁ……戦争をした時のように、皆殺しにしてみろォ!!」
……数えきれない量の民衆が現れ、持っているスマホが銃に変わる。死ね、消えろ、クソ野郎……そういった言葉が、銃弾の代わりに装填されたり、メイスや剣、槍などの武器に変わったりしてゆく……
「戻ってこいッ!!」
「死んじまえ、極悪人めッ!!」
「どうなろうとこいつの自己責任です! 好きにしてくださいね!! よーい……スタート!!」
銃の引き金が引かれる。武器を持った全員が向かってくる。強姦され、虐殺される民衆の声が聞こえる……全て『自己責任』で。この世の地獄だ。地獄は、とても身近にあった。
「もっと苦しめ苦しめぇ!! いいストレス発散だ、こいつの自己責任だからな!! ウヒャハハハハ!!」
「これが正義だ、ヒャッホォォ楽しぃぃー!!」
>う……う゛わ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ッ!!
これが……現実……
>あぁぁ! はぁ、はぁ……夢か……? クソ、なんて夢だよ……
これが夢と限らないのが、このゲームの怖いとこなんですよね……他の人が遊んでる『人魔戦争』ルート。あれは……このデータでやったら、キャラは違えど確実にこうなりますよ。オーディションでやらなくて良かったって思うわけ……
>……薬無駄にしちまったな。あれは全部真実だ……認めなきゃいけない。
あんなもん認めなくていいから(良心)。
>今のまま、演技をできない状態が続けば……ああなる可能性がある。ならば……よし。
ん? ホモくん?
>……よう、みんな! 今日も元気か? 俺は元気だぞ!! 今すぐここから出たいぜ~!!
演技の練習……理由が理由だけに見てて辛い……
>……まだ不自然だ……お前はみんなを殺したいのか!? 人殺しになりたくないならもっと演技をしろ!! クソッタレ……!!
弱者から逃げられない……正義の武器がどこにでもある。画面の前の私ですら、今すぐに拾って誰かを殴れる……その上、殴り返されそうになったら被害者にヘンシンして、相手をもっと悪人にできる。卑劣極まりない戦い方だ……
>もしみんなを巻き込んだら……みんなも自己責任にされちまう。俺はまだ背負えるだろ……誰かに頼っちゃいけない、俺1人でなんとかしなければいけないんだ……! 自己責任なんて、あんなものをみんなが背負う必要はない!! 俺はできる、これくらいやって来ただろ!?
やっぱり、人一倍優しいんですね……みんなを愛しているからこそ、自己責任を背負わせたくない。自己責任を向けられるのは、凶器を向けられるのと同義だから……一人で戦う。自己責任を、背負い続ける……いつか潰れるとしても、潰れてしまってスクラップになるまでは……
>お前は戦争の道具だろうが……みんなそうだったろ、俺だけなんで例外にできるんだよ……それこそ傲慢だろうに! 自爆特攻も、弾がない中で抵抗するのも……貴様だけが免れる権利があると思うなよ! これは俺の分だ……自爆特攻しなかった分なんだ!!
自分には厳しく、周りには優しく……どこでも言われる社会常識。ホモくんは、ただそれを守っているだけだ……そこに異論を挟む余地はない、だって……それが社会常識、決定された『正義』なんだから……
>もっと、もっとだ……! みんなは楽しく生きてくれ、苦しいのは俺だけで十分だ……!
そして、結局眠れずに次の日……ん? 『トロフィーを獲得しました』? ……文字化けしてるけど。バグか? ちょっと待ってくださいね、確認します。お待ちください……
~しばらくお待ちください~
……あれ、文字化け治ってる……『サバイバースギルト』? こんなトロフィーないはずだぞ……解析班の解析でトロフィーは全部わかってるはずなのに……条件は『戦争の最後の生き残りになること』? なんだそれ……え、公式声明? もしかしてこれに関することか……?
……は? 嘘だろ……テメェェェェ! 何してんだぁぁぁぁ!! ヌゥン! ヘッ! ヘッ! アアア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛! ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!
~発狂が続き、30分後~
……すみません、取り乱しました。プレイヤーの方の場合、お気づきの方もいらっしゃるかと思います……公式声明が出ました。そして内容を噛み砕くと、このような感じです。
・バグだと思われていた『ゲームを閉じている間に勝手に行動する』のは、このゲームに仕込んだ『インフィニティシステム』によるものである。
・『インフィニティシステム』は、『ホロライブラバーズ』ならびに『ホロライブラバーズX』を永久に楽しみ続けて頂くためのシステム。
・『インフィニティシステム』は、皆様のプレイデータをインターネットを通して収集し、マザーサーバーの高性能AIから、新ルートやトロフィー、新しい一枚絵や装備などを生み出し、自動インストールする。さらにそれをゲーム内部AIが受け取り、さらに改変をしたり、時にはキャラクターが勝手に行動する。
・これにより、絶対に終わることのない果てなきゲームプレイを楽しめる。随時更新中のため皆様、ご協力お願いします。
……とのことです。インフィニティシステムを仕込んで、ルートを作って、プレイヤーが楽しめるようにしてくれていたわけですね。そうかそうか……運営ィィー!! 何やってんだお前ェ!!
つまりこのルートは、今までのルートと全く異なるルートだったんだよ! ナ、ナンダッテ-!? ΩΩΩΩ
チャートはもう作れません、何たって新ルートです。これはRTA走者にとって致命的、普通のプレイヤーにとってはいいですが……これのヤバいところって、ルートを見つけても見つけてもキリがないとこなんですよね。つまり、攻略法が意味をなさなくなるんですよ。困りましたねぇ!
『サバイバースギルト』はその片鱗、wikiに書いてないスキルやイベントも、『インフィニティシステム』によるものかもしれない。これからは全員オリチャーを使わなければならないわけです……RTAのための練習よりも、オリチャー作成能力の方が問われるRTAってなんだよ……(語録無視)
とんでもないことがわかりましたが……ここまで来たら突っ走ります! RTA走者の意地です、クリアだけはしてやりますよ!!
>……もう朝になってしまった。嫌な夢を見たせいで気分がすこぶる悪い……
そりゃそうだよな……インフィニティシステム許すまじ。判決、死刑。終わり! 閉廷!! みんな解散!!
「……守男、起きてる? 入るよ?」
「守男ー! 起きて起きて起きてー!!」
>っっ!?
頭の中に蘇る昨日の夢……
「大丈夫!? 気分悪いの!?」
>はぁ、はぁ……大丈夫、全然大丈夫……
「大丈夫じゃなさそうだけど……ホントに大丈夫?」
純粋に心配してくれる2人……2人の優しさが染みますね……ですが……
>……悪かった、ホントにもう大丈夫だ……迷惑かけて悪いな……
「困った時はお互い様でしょ? それに今学園が無事なのも、体を張ってカチコミかけてくれたからでしょ?」
>俺はそんな大層なことは……ただ、街が壊されるのをただ待ってるだけなんて、嫌だっただけだよ。
許せないと思ったら、もう行動が止められないタイプなんですよね。このホモくん……まぁ、地元から1歩も出ないし、特に凄い努力もしないのに世界が滅ぶ話よりかは説得力ある……と思いますけど。
「そういえば、どうやって基地の場所を知ったの?」
>……魔王軍の奴らが話してるのを偶然聞けてな。それでいてもたってもいられなくなって……
「おぉ、ラッキーだったなぁ! いや、こんな事になってるんだしアンラッキーか……?」
嘘ですね……でも、脅したなんて言えるわけもないですよね。ホモくんは戦争の現実を知ったらどうなるかを、身を持って体感しましたからね。同じ目にあってほしくないのでしょう。
>俺は少なくとも、ラッキーだと思ってるぞ? あのまま襲われてたら、バルカの時並に酷いことになってただろう。今復興作業中なんだろ?
「うん。だんだん元に戻ってきてるけど……被害が大きいから、やっぱりすぐには戻らないね」
>まるで災害の後みたいだな……どこかの漫画では、犯罪は人間の起こす災害だとか言われてたが……ホントにそうなのかも。
エロゲとは思えないストーリー性……というかホモくん自体エロゲ向きじゃない性格してるんですよね……インフィニティシステム、人選ミスだぞ。
「そういえば、剣折れたんだったよね?」
>あぁ。いつか折れるだろうとは思ってたが、買い替え時ってことだな……炎の剣が欲しいところだが。
「売ってるんじゃないかな、属性剣はポピュラーな武器だし……」
大事なことを伝え忘れていましたよ。トワ様ありがとう。RPGの法則にのっとり、ホロラバでも街から遠ければ遠いほどいい武器が売ってます。ここなら、かなりいい武器が購入できると思います。明日買ってから帰りましょう。
>……飛行機のチケットは予約してある、片道分だけな。明日には帰るから、弁当楽しみにしててくれ。
「明日からまた弁当食える! やった!!」
「いつもありがとね。あれならいくらでも食べられるよ」
やっぱり好評です、料理本を買った甲斐がありましたね。料理上手になった理由は……まぁ、うん……
>そりゃどうも! いつも美味そうに食べてくれるから、凄く嬉しいんだ!
「戦闘もできる高性能な料理人……本当に、理想の男って感じだね」
「男気もあるしな! 1番大事なのは、やっぱり男気さ!! 一馬だってそうなんだから!!」
理想の男……ホントにそうですね。理想的すぎて、ロボットでもいいくらい理想的な……戦争の被害者にして、余った道具。
>……戦闘の方が専門なんだけどな。
「じゃあ、料理のできる高性能な戦闘員ってわけか……」
「どっちにしたっていい男じゃない! 私が人間に負けたって言ったら、お父さんとおじいちゃんがひっくり返ったもん! 今度連れてこいって言われちゃった!」
家に顔合わせですか……まぁ、この世界の一夫多妻は昔からなので、父親達も理解はしてくれていると思いますが……ちなみに法律が出来た理由を解説しますと、世界的な超高齢化社会により人間の絶滅が視野に入り、数の多くなった獣人は『強いかどうか』を基準にする節があります。
獣人に追いつける程強い人間は少なく、かと言って人間同士では、個人の趣味を楽しみたい人を無理矢理させるわけにはいかない……SNSアプリが、世界中からの政府への攻撃を促すから。下手をすればそれが理由で戦争になってしまう。異種族の多さなどで国の強さが決まってしまう以上、戦争を避けるために異種族との子を増やす世論が出始めました。
ですが、異端な者に近づくことを避ける者は多く……結果、一夫多妻を許可しなければ滅ぼされるという究極の二者択一を迫られ、世界的に一夫多妻性が普及した……ようです。作り込みがすごい。
>勝負することになるかもな……相手はドラゴンか。いいだろう……
「もうやる気満々だ! いや、やるかもしれないけど……」
>……ココより強いんだろ? ココが8mだったから……2倍、いや3倍……25mってとこか。
「そんなにないよ、お父さんは歳とって、背が下がって……今10mくらいかな?」
それでもやっぱデカいですね……神龍だから当然ですけど。どんな願いでも叶えてくれるとか言って叶わない願いがありそう(KONAMI)。
>言っといてくれ、俺と勝負するなら覚悟を決めておけってな。手加減する能がないんだ……
「お父さん、強いよ?」
>構わん。挑まれたからには勝ってやる。
ガチの目をしてる……戦闘モードに入ると少し狂気の片鱗が出るんですよね。あんな環境に置かれたら当然ですけど。
「勝負ってなると、ちょっと人格変わるよね。守男は……昔からそうなの?」
>あぁ。昔から喧嘩はよくしてたからな……
「やっぱ男は喧嘩の1回くらいしないとねぇ! 喧嘩してこそ男だよ!」
喧嘩じゃないけどしましたよ。戦争って言うんですけど。
「あんまり喧嘩するのもどうかと思うけど……」
>戦わなければ死ぬから、やるっきゃないだけさ。
「なんかヤクザみたいなこと言ってる……そっち方面の人間なの、守男も?」
違いますけど、それよりヤバい場所で殺し合いしてきました。あんなもんにホロメンが参加するの見たくない……
>俺の持論ってだけだ、そういうのじゃない。
「ならいいんだけど……あ、誰か来たよ?」
「堀川さん、お食事です」
パンが置かれましたね。さぁ、地獄の食事のお時間です。『正義の仮面』発動……
>……うん、うまい……
「取って食べてるその腕が守男の物じゃない、っていうのが違和感……」
>仕方ないだろ、無いものは無いんだから……
まるで駄々をこねる子供に言うみたいに……腕無くなってんですよ、ホモ君?
「美味しい?」
>美味いよ? なんで聞くんだ?
「いや……表情が変わらないから」
トワ様勘づいてないですか、これ? 気づかれたら、奴らのやろうとしていること考えると、世界滅亡しかねないんですが……魔王軍以外に世界滅ぼされるって珍しいな。何を学習したんだインフィニティシステム?
>そんなに俺表情豊かだったのか……
「だったって……自分でわかってなかったの?」
>いちいち自分の表情なんか気にしてないよ、表情変えない方が有利だしな。
また戦争の方向に……あれもこれも、戦争のスタートボタンになる。どうしろっていうんだよインフィニティシステム。
「あ、食べ終わった……早食いだね守男?」
>さっさと食った方がいいかと思ってな……そうだ。みんなどうやって来たんだ? ここは北海道だぞ? 飛行機で来るとしても、その日には来れないと思うんだが……
「あぁ、それはね……ルーナのゲートがあるでしょ? お菓子の国に行くためのヤツ」
そういえばあるって言ってましたね……
>そういえば、ルーナがそんな話をしてたな。
「お菓子の国だけじゃなくて、術式さえ変えれば、結構簡単にワープ先を変えられるから……お菓子の国の人にルーナがわがまま言って、北海道行きにしてもらってここに来たの」
>お菓子の国の人が可哀想だな……いや、わがままなことはわかってたが。
今んとこ対応できるのって、お菓子の国にいるルーナイトとホモくんだけですよね……ルーナ姫の攻略が難しいのって、ここにあると思います。ホモくんが攻略できたのは……やっぱり、ココ会長に勝てたからですかね。強さってさっきも言った通り、この世界だとモテる要因なので。
「いつものことらしいよ、ため息ついてたけど」
>逆にいつもそれレベルのわがままを言ってるのか? 皆さんは大変すぎるな……差し入れでもしに行ってみるか?
「お菓子だらけの国だから、その辺のお菓子は食べていいらしいよ? 食べに行ってみたら?」
食べるのは……まぁ、うん。それはともかく、お菓子の国フラグと会長の家フラグが立ちました。特にお菓子の国は、国に関わることなので『奴ら』に会えるかもしれません……さっさと排除したいんですが、なんせ弱者ですから。奴らを引きずり落とさないことには始まりません。
>なるほど……サンキュートワ、行ってみる。
あ、時間が経過しましたね……夜になって、朝になりました。怪我が治って退院したので……行くのは武器屋です! 武器ちょうだい!! お、老舗っぽいとこ発見!
「いらっしゃい……」
>こんにちは。
「……アンタ、他とは違う匂いがするな。アンタどの世界のモンだ?」
この人……ホモくんを品定めしているのか?
>……どうするか。
>正直に言う。
>誤魔化す。
ここは……正直に言ってしまいましょう。何か貰えるかもしれません。
>……こんな若造でも軍人だ。詳しくは言えんがな……
「そうかい……それもかなりの手馴れとみたぞ、死地を10回……いや、100回行くくらいくぐってきてるって顔だ。こんな面白い客に会うのは久々だな……」
>……そういう奴以外はNGな店なのか?
そのお爺さんは下を向いて笑っています、嬉しいようですね……この人も戦士なのでしょうか。
「いや、そうじゃねぇ……アンタどこから来た? 名は?」
「千葉、ホロライブ学園だ。名は堀川守男、『炎剣の龍殺し』なんて呼ばれてる」
「ニュースになってたヤツか……どっかで見たなとは思ったが。そうか、あそこの奴なら実力はあるな……お前、どうしてあそこから抜け出した? 気になって仕方ねぇ、このままじゃ死んでも死にきれねぇよ」
男らしい人ですね、正直かっこいいです……
>……『魔導皇帝』が千葉を襲撃予定だったらしくてな。殺しに来たんだ……もう『不退転の軍師』も殺したから、これであと2人のはずだ。
「奴らをやったのか……!? へへっ、お前命知らずだな? 昔の俺みたいだぜ……気に入ったぞ! 俺の名はルカヌス、昔は戦士だったが今は鍛冶屋をやってる。よろしくな、守男?」
>……あぁ。会えて嬉しいよ、ルカヌスさん。
男の友人が出来ましたね、年老いてるけど。
「……奴らは目の上のタンコブだったんだ、俺の街に攻め込まれちゃ、店が潰れちまう。だから俺が行こうかと思ってたんだが……やってくれて助かったぜ。正直、五重肩が酷くて腕が上がらねぇんだよ……歳取るのはこれだから嫌なんだ」
>武器が折れてしまってな。剣を探しに来た、できれば燃えるのが欲しい。あるか?
「あるぜ……今打ったばっかりのがな。これなんかどうだ? よく燃えるし燃費もいい、切れ味も抜群に作った……まぁ、重たすぎて半端な奴には持てないけどな? 持ってみろ、ほら……命名は『ヘパイストス』さ」
>おっと……こりゃいい、手に馴染む! 片手がまだ不安定だが……ヘパイストスか、いい名だ。
ルカヌスさん、疑問を抱いてますね。当然ですけど。
「片手がどうかしたのか?」
>『魔導皇帝』とやり合って、腕がな……ほら、この通り。
「全部持っていかれたか……でも殺したってことは、怯まずにぶっ殺したんだろ? ホントに命知らずだな……お前みたいな男は嫌いじゃない。奥で試し斬りしてみろ、お前の力が見てみたい!」
そう言って、ルカヌスさんに連れていかれた場所では……人型の的が大量に置かれていました。
>……練習場か。
「あぁ。強力な修復魔法が全体にかけてあるから、壊れる心配はしなくていい……お前の力を見せてくれよ!!」
>……!!
そう言われた瞬間、無言で戦闘開始……『ダッシュスラッシュ』からの『グレイトスラッシュ』、そして『サイクロンスラッシュ』! 焦熱範囲が広いですね、威力も高そうです……炎の装飾がされてますが、大分本格派です。赤い刀身に、峰の部分には燃え盛る炎が美しく描かれている……正に芸術品ですね。あ、最後の的を『はやぶさ斬り』で斬って終わりました。
>……おかげで体が動かせた。ありがとう、ルカヌスさん。
「……やっぱりいいねぇ、見込んだ通りの男だ。金は要らねぇ、それは持っていけ! 良いもんを見せてもらった礼だ! 俺があと10歳若けりゃ、お前に戦いを挑んでるんだが……!」
>ありがとう……ルカヌスさん、俺でよければいつでも相手になる。電話番号……いや、電話持ってるのか?
一応、家に電話がありましたね……多分依頼用だと思いますけど。
「家の電話番号教えとくよ! 今度はお前専用の武器を打ってもいいな……また折れたら来い! もっといいもんを用意しといてやる!!」
>ありがとう、じゃあまた!
「また会おうじゃねぇの、命知らずの守男!」
いい男でした、あんな男になってみたいなぁ俺もなぁ。さて、そこからは普通に飛行機に乗りこみ……もう魔王軍はおらず、普通に帰れました。家に帰って……はい、トレーニング開始!! 行けホモくん!!
>……よし。今日の分は終わりだな……
>もう寝よう。
>……とは言っても、やはり眠れなかった。
知ってた。というところで今回はここまでです、ご視聴ありがとうございました。