ようやくこの時が来たので初投稿です。
四肢欠損したRTA、はーじまーるよー。
前回はインキュバスを足を無くしつつ殺し、弱者の攻撃を退けたところで終わりましたね。親が本格的に動き始めたようですが……弱者め、やってくれるな……!!
>……っ、ここは……病院……じゃねぇな。どこだここは? 真っ暗だぞ……監禁でもされてるのか?
まさか……誰かがヤンデレ化しちゃったのか!? こんな時に厄介な……もしかしてラプ様か!? 最悪だ……独占型確定じゃん……
「クックック……! 目覚めたようだな!!」
>……ラプラス? どこにいる? ここはどこだ?
「ここがどこだか知りたい? 知りたいならば! 教えてあげましょう!!」
今度はこよりさん……ここは本当にどこだ? それによって行動を変えないといけないんだけど。
「holoXの掃除屋でインターン! 沙花叉クロヱ!!」
「holoXの用心棒の侍! 風真いろは!!」
「holoXの頭脳で博士! 博衣こより!!」
それぞれにスポットライトが当たって、決めポーズをしてる……ペットの皆さんもしてる。
「holoXの幹部で実質責任者! 鷹嶺ルイ!!」
「そして吾輩こそが! holoXの総帥! 最強の……ラプラス・ダークネスだ!!」
「我ら、5人揃って!!」
部屋に明かりがついた……あ、これラプ様のOPで用意してたやつ!!
「秘密結社! holoX!!」
>……おー……
「……微妙な反応だね……」
一応拍手してあげるのやさしい。でも本当に何してるんだ?
>どう反応するのが正解なんだ? TAKE2やる?
「いや、いいでござるよ……」
「……ゴホン。要するにここはholoX本部だ!!」
病院に連れて行くって言ってたのに……何故?
>病院じゃないんだな?
「連れて行こうとしたんだよ? けど……評判が悪くなりすぎて、入れてもらえなかったんだ……だから、ここに連れてきたの!!」
>そうか……奴らめ、もう手を回しやがったか。
もう、そんなところまで……もしかして、追い払われるのも計算のうちか?
「事情はラプ達から聞いてるよ……とんでもない奴らに目をつけられたね」
>あぁ。とりあえず追い払えたが……今度はどんな正義の種を撒いてくるか、わかったもんじゃない。
「とりあえず止血はしたけど……義手も義足もないんだよね……でも、このままじゃ戦いどころか生活すらできないし」
そうなんですよね……今ホモくんにあるの、腕一本だけでしょ?
「まさか、物理攻撃じゃなくこんな形で攻めてくるとは……予想外だったでござる」
>だから知るなって言ったんだよ……知っても、何も出来ないからな
「とはいえ、もう挽回はできない……もう煽動はされたんだ。奴らを止める方法なんて、ないんだろ?」
ホモくんが辛そうに首を縦に振りました……『弱者』は現実にいるのに、DIO様やブロリーとかよりも強いまでありますからね。勝つ方法が全く見当たらない……力で黙らせたところで、『弱者』を殺した瞬間に世界が敵になる……最凶の敵で、最悪の自爆装置。それが『弱者』……
「どうするラプラス? いっそ、沙花叉がお掃除しちゃう?」
>やめた方がいい……奴らの影響力は凄まじいからな。自分が殺されたら、それを全世界に公開するくらいの技術は持ってるはずだ……ネットの人間達の能力はこういう時、凄まじいものがある。良くも悪くも、な……
「よく知ってるね……流石は一番近くにいた人、かな?」
ベッドに寝かされてる義手一本のホモくん……構図だけ見るとヤンデレなんですが、やったのはインキュバスというね……お前じゃない。
>散々やられてきたんだ、それくらいわかってるさ。
「とりあえず……義手と義足を作るから。1週間くらい待っててくれる?」
>全然構わない、ありがとうこより。四天王をまた1人殺したから……流石に怯むはずだ。これで最後の1人が来たら、相手はおかしい……
そりゃあそうですよね、前の時で作戦を練るとか言ってたし……それすら破られたとなれば、魔王もしばらくは襲ってこないでしょう。
「移動できないよね? 風真が運ぶでござる!」
>あ、それに関しては問題ない……ほら、こうして……こうすれば。ほら、移動できる!
「うわ、やば……ゴキブリみたい」
沙花叉さん引いてる……みんなも引いてます。こんな移動の仕方するなんて思いませんもんね。
「そ、それで勝ったのか……?」
>あぁ。とりあえず移動はできるから……
「それは出来てるとは言わないよ!! 大人しくこよ達にお世話されなさいっ!!」
……これはお世話イベントですね。本来、風邪引いた時とかに起こるんですが……起こってることの重みが違いすぎる。でも、実はこれおいしいイベントなんですよね。まず、これが起こってる間は絶対に敵が来ません。つまり、正義も止まります。要するに癒し期間になるわけですね。やったねたえちゃん、癒しができるよ!!
>わかったよ……片腕なのはやっぱりキツいな。剣は……そこに置いてあるのか。ありがとう、回収してくれたんだな?
「かなたさんが持ってきてくれてな……ボク達はやることがあるって言ってたが」
>やること……? 危険なことをしてないといいが。
「お前の方が危険なことをしてるだろ、もしもしてたとしても、おあいこだ」
ラプ様のド正論炸裂。これにはホモくんも口篭る。
>それを言われると弱いな……とりあえず、四肢がなくなったままでは敵と戦えん。とびっきり丈夫なのを頼むぜ、こより……
「任せといてよ! こよ特性のは普通のと違うからね!!」
「……最初に会った時は明るい感じだったのに……随分変わったね。いや、こっちが本性なんだっけ?」
お2人が知ってるのは、バルカ殺した時点のホモくんですもんね。あの頃はまた過去を思い出してなかったので……思い出すべきじゃないこともあるんですね。
>そうだ。俺はこっちが本性さ……最初の印象はどうだった?
「優男」
「見るからに優しそうな人」
どうやら、思われたい通りに思われてたみたいです……私もそう思ってましたしね。人を想えば、何でもできるってか……?
>そりゃよかった……俺の思惑通りの性格に見られてたわけだ。
「そんな演技、どこで練習したの? 俳優業でもやってたの?」
>誰かのためと思えば余裕さ……俺が頑張るだけで誰かが幸せになる。それならやらない理由はないだろ?
あそこまで追い詰められても……まだ折れないか。たとえ弱者にやられても、誰かを巻き込まないことだけは絶対に曲げない。もう誰一人、悪にされないために……戦争の犠牲者を、増やさないために。戦争の犠牲者がどうなってしまうかは、ホモくんが一番よく知っています。
「あ、お人好しなのは元からなんだ……」
>そうらしい……戦争には邪魔なんだがな。
「魔王軍に勝てたのは、それのおかげだろうね……アイツらは元から強い。だから、本当に死ぬ寸前に追い詰められたことなんて……あったとしても、1回か2回。死にかけた回数の違いが勝敗を分けたんだろう」
要するに、死にかけた回数が足りなかったということですね……皮肉ですね。あんな地獄を見たおかげで、ホモくんは今生きているだなんて……
>何度か死にかけてからかかってこい……ってか? 俺は戦う度に死にかけた回数が増えていくから……永遠に追いつくことはできないけど。
「増えちゃいけないでござるよ」
>増やさないように戦ってはいるが……如何せん敵が強いものでな。
当然ですね、今まで戦ったのは全員四天王ですよ? あいつら魔王の側近なんですよ? 結構簡単にやられてるけど。あと、インキュバスによって出てきた偽風真殿に足を切られたことは、流石に言えないみたいですね。
「……そういえば、父親がいるということは母親もいるんだよな? どんな奴なんだ?」
>父親と性格は変わらん。正に破れ鍋に綴じ蓋だな。名前は確か……堀川 流賛(ほりかわ るさん)だったか。
「正に最悪の2人だね……」
流賛と干満……るさんちまん……ルサンチマンか!! 弱者の味方とか、そういう意味ですが……弱者というだけで擁護し、罪を認めようとしない者達への蔑称です。
「風真達のことなんか気にせず、倒しちゃってもいいでござるよ?」
>ダメだ。これはみんなだけに影響が出るわけじゃない……世界中の全員が凶器を持ってるのと同時に、凶器を向けられてるんだ。一体、何人が犠牲になるか……あれでも多分手加減してる、本気は出してないはずだ……奴らは遊んでるんだよ。人の命でな……
「世界そのものが人質ってわけか……」
弱者くん、常になにかの影に隠れてないと、なにも出来ないのかわいいね! 死ねよ。
「まるで、人の命を玩具のように……同じ人間でありながら、何故こんなことができる!?」
>それが気持ちいいからだよ。正義を行使するのも、いじめが発生するのも、それが強い快感を産むからだ。つまり麻薬だな……人間は生まれつき、麻薬を持ってるんだよ。それを使わないために理性があるが……1回使ったら最後、獣に成り下がる。目の前で見てたからわかるぜ……
「子供の時にそれ見せられるって……普通、気が狂わない?」
そうなんですよね……ホモくんは大事なものをほぼ失ってますけど、優しさとか理性とかそういった物は捨てていない。それもまた強さです。
>自分のされて嫌だったことは他人にもするな、って言うだろ? それをやってるだけさ。されて嫌だったからしてないし、助けられたらきっと嬉しいから、俺も助ける。人間にとって、一番大事なのは……他人のことを考える想像力なんだと思う。きっとそれさえ失わなければ、どんなことがあっても優しくあれる……
「他人のためなら……死んでもいいのでござるか?」
>そうだ。でも、これは人のためだけじゃない……自分のためでもある。俺は誰かが死んだら悲しい、誰かを助けられないともっと悲しいし悔しい……それを味わい続けながら生き続ける、なんて地獄だろ? だから、その地獄を少しでも減らすために、俺は人助けしてるのさ。人が死ぬっていうのは、俺にとって生き地獄の始まりなんだよ。
ホモくんはとんでもないお人好しなんだな……利他行動が、自分のための行動になる。他人の痛みを、自分の痛みと同じように感じるから。
「……やっぱり、優しいな。だから好きになったんだ……びっくりするくらいお人好しで、誰にでも優しすぎて……そんなお前だから、好きなんだ……知らない間に頑張り過ぎてて、大怪我して死にかけて……1秒も目が離せない」
>みんなに見せたくないものがたくさんあるからな……俺の過去を知って、みんな震えてたろ? だからだよ……
「女たらしは、どんな状況に置かれても女たらしだったんだね……ラプラス達が惚れるのも納得だよ……」
まぁ、全くの無自覚なんですけどね……だからこそタチが悪いんだ。無自覚の原因も弱者です、糞が。ケツと口に浣腸をそれぞれ3本ずつ突うずるっ込んでやりたいぜ。
>というか、そうでないと困るんだ……自爆テロだけは死んでもゴメンだ。だが、それを人質にする気はなかったから……今まで隠して行動してたんだが……人生、何が起こるか分からないものだな……良くも悪くも。
「……知ってよかったと思うぞ、少なくとも吾輩はな。知らないままだったら、あの下衆の思うがままだった……一緒に考えることだけでもできて嬉しい」
「風真だってそうでござるよ? 助けられるだけというのは武士道に反するでござる!! 受けた恩義は必ず返す、武士道の基本でござる!」
みんないい子で優しいなぁ……あれ、世界征服ってなんだっけ? 悪の組織みたいな見た目してるのに……
>だからどこの御恩と奉公だっての……そんなのいいんだよ、あれは本当に俺が気に食わなかったんだ……本心だぜ、これは……ホント、昔から怒ってばかりだな、俺は……理不尽に虐待されるのが悔しくて、怒りを原動力に奴らの目を盗んでトレーニング方法を調べて……全然なってないトレーニングをして、奴らに楯突いたっけ……
「やられっぱなしじゃないのがお前らしいな」
>恐怖よりも殺意が勝ってしまってな。まぁ、今は人質を取られてこのザマよ……悔しい。
奴らにとっても、常に楯突いてくるホモくんはウザいことこの上ないでしょうし……そうじゃなかったら、わざわざ人質なんて取りません。こいつだけは封じておかなければならないって思ってるんでしょうね。もしも本気で逆らわれたら勝てないとわかっているから……お、誰かが来ましたね。
「守男! いいもの持ってきたよ!!」
>……これは、車椅子か? この感じは自動運転式のやつか……
「障害物があれば自動で避けるし、片手で高さも自由自在! holoX内しか電子マップが設定されてないから、ちょっと雑だけど……守男専用の車椅子だよ! はい、乗って乗って!!」
車椅子が来ました。そこにどうにか乗ると……タッチパネルが出ましたね。
>……こういう構造になってるのか。中々広いな……どれ、会議室にでも……
「タッチパネルを押して目的地を設定したら、右側のレバーを倒すんだよ!」
>こうか……? ん、動いたな……こりゃあいい、これで介護なしでも動けるぞ……ありがとうこより、お前やっぱり天才だぜ……俺を寝れるようにするのもすごいしな。
真面目に考えても、睡眠欲の消えてる人間を覚醒無しで眠らせられるって、大分レベル高いですよ。私の体験談ですが、睡眠薬を座薬で入れても、寝てから15分で覚醒しました。多分、同時に飲んでた薬の副作用で、眠れなくなってたのが原因だと思うんですけど……それを100%無くせるのは強みだと思います。間に合わせでこれを作れるし……holoXの頭脳という肩書きは飾りじゃありませんね。
「そ、そうかな……? ふふふっ、もっと褒めていいんですよ?」
「あ、調子に乗ってる……」
「ずるいぞ、はかせ!!」
うわぁぁぁっ! 癒しだぁぁぁぁ!!
>おー、速いなこれ……すぐ着きそうだ。
「守男、風真のことも褒め……って、待って!?」
「自動運転だからね、操作ミスはないよ!」
流石博士、手抜きは一切無しですね。静音で動いてます。片腕しかない人が車椅子に乗ってる……廃人かな?
>快適快適……あ、着いた。如何にもって感じの部屋だが……資料もあるな。世界征服計画書……? 作戦内容は……シャボン玉でベトベトになって、風呂に入ってる間に征服? なんだそりゃ……
「それ、こよりが書いたんだよね……私もおかしいと思ったんだよ。真面目に考えても、そんなことで征服できたらおかしいよね」
>あぁ……holoXは世界征服したいんですか? なんでだよ……まるで悪役じゃねぇか。
確かにそうなんですけど……悪いことをしたいわけじゃないみたいなんですよね。『世界が欲しい』とかラプ様が言い出して、それで世界征服が目的になってるみたいです。
「あはは、違うよ? クロヱが入ってきた時にも言ったんだけど……世界征服ってこと自体、ラプ自身よくわかってないの。楽しいことをして、世界一になりたいだけ。支配とは程遠いんだ」
>それならよかったです。全員酷いことする人には見えなかったからな……もしそうなら、この場で戦わなきゃならなかったかもしれない。
「それは遠慮したいなぁ……君を相手にして、無傷で勝てるとは思えないし。なによりラプ達も望んでない……」
剣がなくても、飛行機の中での乱闘をどうにかできるくらいの力は普通にありますからね。軍人の勘も戻ってる今、勝てたとしても……無事では済まない。
「今、とっても物騒な言葉が聞こえた気が……」
「世界征服について話してたんだよ。悪いことする気ならやるしかない、って本気の目で言われてね……ラプ達の話は嘘じゃなかったらしい」
「その状態で戦って勝て……そうだね。その状態で四天王を殺してるわけだし」
人間としての強さって面で言うなら、ホモくんは上位に入るでしょう。けど……魔法もない、法則無視でチートが使えるわけでもない……ただ攻撃を耐えて確実に一撃で殺す、これをやってるだけですからね。
死にかけすぎたことで、生き残るのに必要な技能……反応速度とかが規格外に上昇している。その力を得た代償が大きすぎるんですけどね……
>まぁ、そうだな……そういえば。みんなはどうして集まったんだ? 関わりがなさそうだが……
「あぁ、それならラプの人望だよ。いつの間にか仲間になってたんだ、優しくて努力家で強いラプだから集まったんだろうね……こう言ってる私もそうだし。類は友を呼ぶ、って言うでしょ? ルイだけに!」
>……笑えばいいのか?
話題が変わりましたね、はぁ~助かった!! ホモくんナイス! 流石、空気を読む力がある! あ、いい事じゃないな、これも。
「スルーでいいぞ。吾輩はそうしてる」
>……そうか。
「さてと……そろそろ、夜ご飯にしようか? 今もう6時だよ」
そういえば、夜の6時ですね……時が経つのは早いです。
「あ、ホントでござる! 風真が料理を手伝うでござるよ!」
>俺がやろうか? 料理の腕には自信が……
「腕がないんだから大人しくしてなさい!!」
ごもっともです。
>わかったよ……なにも出来ないのは暇だな。
「今日は君が目覚めた記念だ、豪勢にするよ!」
>ありがとうございまーす!
豪勢にしてくれるのは嬉しいけど……『正義の仮面』使わないといけないからな……精神力は持つだろうか?
「お待たせしましたでござる!」
「うぉぉ、美味そう……いただきます!!」
「はい、召し上がれ」
みんなパクパク食べてます、そんなに美味しいんですね……見た目、普通に美味そうですし。ホモくんは……案の定、使いましたね。『正義の仮面』……
>……これは美味い。このエビフライ、揚げ加減がとてもいいな……こっちのサラダも、野菜の目利きがよくされてる。質のいい食事だ……
「目利きは得意だよ、何たって鷹ですから!」
「ん~、美味い!」
私も食べたい……ホモくんに食べさせて欲しいです。
「……ふぅ、ごちそうさま……」
>ごちそうさまでした、美味しかったです。
「はい、お粗末さまでした」
さて……ここからは本当にやることがなく、退屈すぎる一日が続いていくので……次のイベントまで早送りします。その間暇なので……
み な さ ま の た め に ぃ ~
説明したいことを説明しておくことにします。まず、インフィニティシステムによりオリチャー作成能力のほうが問われるようになってしまったこのゲームですが、今まで通り計測は行います。RTAの中でも高難易度の作品として注目を浴びているようですね……
2つ目として、前に私は女の子が増えるかもしれないと言いましたが……多分この感じだと、もう増えません。holoXが来たのは、完全にイレギュラーだったので、これからインフィニティシステムが余計なことしなければ、何も起きないでしょう。本当に余計なことすんなよ?
3つ目、現在のレベルは……62です。スキルは前見た時と変わっていません。終盤のレベルですね……四天王もあとは最強の『誓約の騎士』を残すのみ。こいつさえ倒せれば、魔王は目前です。他の走者兄貴は全員序盤で勝ったんですから、勝てないはずありません。
以上、説明でした……ご清聴ありがとうございました。お、タイミングよくイベントですね! まだ義手がないので、暗いイベントは来ないはずですが……マジで余計なことすんじゃねぇぞ、インフィニティシステム!?
>……俺を連れてきてどうしようってんだ?
「守男くんの詳細データが欲しくってね……そのためにこれを使うの! この助手ラプくん2をね!!」
「……これ、かなり前に沙花叉が入って爆発しかけたやつじゃ……」
漫画のネタも拾っていく……これは公式か、それとも……インフィニティシステムか。
「大丈夫! もう自爆しないよ! それにもしもそういうことになったら……もう一回やってもらえばいいし!!」
「お前ふざけんじゃねぇよぉ!!」
>……中はそこそこ広いんだな。
もう入ってるし……あ、体中調べられてる。
「……ふむふむ。筋肉密度が常人を遥かに超過……反応速度、体力、集中力……全てが高水準だね。流石は死地を潜りまくった軍人……死にかけた回数が違うってか? でも、魔力内容量だけは人間水準でもかなり下だね……魔法適正も凄く低いし……使えたとしても、質は悪いだろうね。魔力消費量も全部とか、極端になるだろうし……魔法は使わない方がいいね」
>そうなのか……やっぱり、そこだけは昔から変わらないんだな。父親と母親は、高位の魔法もガンガン使えるみたいだったが……
「だからあんなにイキってたのか……」
魔法が使えるだけで築いた地位……まだ名声がある内に、違う名声を作ってしまったからな……もう誰にも止められない。
「あとは……IQも高いね。その場その場で考えて行動出来ないと死ぬからかな……よし、検査おしまい! ご協力ありがとう、おかげで質のいいデータが取れたよ!」
>どうも。一応聞いておきたいんだが、それは何に使うんだ?
「う~ん……自分の探究心のためかな!」
「探究心で沙花叉の命をかけさせるな!」
探究心に振り回される女、こよりさん……巻き込まれた沙花叉さんには哀悼の意を表する。
「もちろん、それだけじゃないよ? 義手の構造を筋肉量とかに合わせなきゃならないからね。なんたって、バトル用なんだし……飛んだり跳ねたりするんでしょ? 衝撃耐性とかのことも考えないと……」
>……真面目な研究もしてるんだな。
「一応ね……おふざけ9割だけど」
多分君のためだと思うんですけど(凡推理)。
「つけて欲しい機能とかはある? ロケットパンチとか」
>そんなのはいらない……仕込み銃とか、ウェポンラックとかがあると嬉しいな。
「ガチ目線だね……軍人だから当然なのかな? わかった、入れられないかやってみる」
ホモくんがやってるの、『バトル』じゃなくてまんま『戦争』ですからね。それも父島事件とかさとうきび畑の唄を完全再現で。『笑ってますかぁ!?』じゃねぇんだよ、幸一さん! 笑うどころか死んでんじゃねぇか!!
>ありがとう、でも無理するなよ? 目の下に隈がある……急がなくていい。肌だって荒れちゃうぜ? 寝る時はしっかり寝てくれ。
「……またそんなこと言って……自分は無茶ばっかりするくせに」
>無茶するのが普通のことになっちまったからな……もう戻せんよ。
夜間行軍だって日常茶飯事だったでしょうし……その上、父島事件や捕虜虐待をリアルタイムで見せられる。これが少年兵の現実なんですね……
「守男が思ってるよりも、風真達は心配してるんでござるよ? きっと、ここにいない5人だって……」
>……嬉しいんだが……無茶をしないと守れないものがあるんだ。魔王軍を殺して、弱者達をどうにかする方法も考え出して……それから、埋め合わせはどうにかするさ。
それまでホモくんが生きていられるかどうかも怪しいけど……気が抜けて死んじゃったりしないよな? これでイベントは終わりのようです、またイベントが起きるまでスキップ……お、義手が出来上がりましたね。今度はちゃんと麻酔をして付けたようです。
「おはよう、着け心地はどうかな?」
>……違和感が全くない。これなら、いくらでも動けそうだ……ありがとうこより! みんなも世話になった! みんなのおかげでまた戦える!!
「機能を教えとくよ、肩のスイッチを押してみて?」
言われた通りに押すと……マシンガン出てきた!!
>ホントに仕込み銃が……付けてくれてありがとう。
「それだけじゃないよ? 太ももを押してみて?」
>開いた……ウェポンラックか! 仕込み銃の弾が入ってる……こりゃあいい! 戦いやすくなるぞ……勝てる確率も上がる!!
毎回ボロボロですもんね、ホモくん……だから武器が増えるのはうまあじです。
「これでボロボロにもならなくて済むでござるな!」
>あぁ、本当にありがとう!!
「予備は作っとくけど……壊さないようにしてね?」
ちゃんと予備作ってあげるのやさしい。まぁ、絶対また無くしますもんね……
>わかってる! みんな色々世話になった、またお礼の品でも持ってくるよ! それじゃ!!
「……あれ? 誰か来た……かなたさんとわためさん?」
「どこかに行ってたようだったが……帰ってきたのか?」
4期生も来ましたね、元気になったホモくんを見せてあげましょう!
「はーい、今開けますよ! ……え?」
「え……うそ……」
「そ、そんな……!」
……は? ちょ、おま……え……
「なっ……」
「ちょ、ホントにどうなってるの……?」
>……2人とも!! どうした、誰にやられた!?
2人ともボロボロ……血だらけで、鼻血まで……どうして……!? いや、そもそもどこに行ってたんだ!?
「も、りお……うで、と、あし……」
>あぁ、義手と義足を貰ったんだ……これでまた戦える!
「よかっ、た……」
血が止まらない……! どうすれば……
「と、とりあえず回復薬持ってくる!!」
「風真も手伝うでござる!!」
「わ、吾輩も……!」
みんな、回復薬とかを取りに行きました……本当にどうなってるんだ、HPゲージがミリになってるぞ……!?
「やつ、らはやっぱ、り……ヤバいこと、してたよ……しょうこ、つかもうと、したんだけどな……ダメ、だった……ごめん……」
「ボコボコに、やられて……全力でやったのに、あいつらは強かった……ココもトワもルーナも、やられて……あいつら、なにかする気だよ……私達は、逃がされて……多分、今も……」
>……父親と母親め……やりやがったな……
ついに、やったか……情報を掴まれたらおしまいだから、潰そうとしたけど……2人逃がした。それが命取りだ……!!
「大丈夫!? 今治療を……」
「とりあえず止血だ! 包帯を!」
>……貸してくれ。慣れてる……ちょっと痛いぞ、我慢してくれ……
手際よく巻かれていく包帯……あぁ、自分で何度も巻いたもんな……他でもない、戦場で。
「いっ……」
>……終わり。ごめんな……俺がボロボロだったから……もう、大丈夫だ。俺が片付けるから……地図、貰うな?
「……強い、よ……勝てるの……?」
……大丈夫です。だってこの男は……
>何言ってんだ、みんなに俺は勝っただろ? それに……魔王軍の四天王だって殺してきたんだ。今回だけ負けるなんて……そんなわけねぇだろ?
「……だよ、ね……みんなを、お願い……」
>任せろ……絶対助ける。みんな、2人を頼んだ。俺はそこに行く……
剣を持って歩いていくホモくん……口調は静かですが、とんでもなくキレてます……!!
「……行って、何をするんだ?」
>決まってるだろ……殺すんだよ。俺の仲間に手を出した弱者を……皆殺しにしてやるんだよッ!!
「やっていいのでござるか?」
いいに決まってます。だって……奴らは人質を捨てたんです。ボロボロにしてね……だったら、もう我慢することはない……!! 『鍛え上げられた肉体』は消えましたが……仕込み銃だって手に入れたんです、負ける気はしません!!
>俺の仲間に手を出した……つまり、人質に手を出したんだ! もう、我慢する理由がない……! みんな、ここは任せた!!
「……うん、任せて!」
「行ってこい!」
送り出されるホモくん……貴様らは怒りと憎しみがパンパンに詰まってる風船を割ったんだ……その矛先はお前らに向く……こんな奴に負けるわけない、とか思ってるんだろうな……その考えを叩き潰してやる! 勝負だ、弱者!! というところで今回はここまでです、ご視聴ありがとうございました。
次回、反撃です!