コロナにかかっても初投稿です。
四天王が新しくなったRTA、はーじまーるよー。
前回は魔王城への行き方がわかって、警察でカードを回収しようという話になったところで終わりましたね。今取りに行ってる最中のようです。
>……そういうわけでして、俺が殺したあいつの持ち物に座標カードはありませんでしたか?
「お待ちくださいね、調べてみます……」
「ちょっと時間かかるみたいだね……まぁ、魔王軍の幹部ともなればね」
貴重な魔王の情報ですもんね、大切に保管してあるのでしょう。
>もしも見つからなかった場合、俺の責任なわけだが……
「そんなに責任を感じなくても……」
>そうはいかん、世界が滅びかねないんだぞ? 魔王の目的がわからん以上は、最悪を想定しないと……
世界平和らしいですよ? ……もしかして、人をこの世から消したら平和だな! ヨシ!!(現場猫)じゃあるまいな? もしかして、仙水忍とかそういう方面の……?
「……堀川さん、こちらへ」
>はい、どうしましたか?
「署長が是非とも面会したいと……ご同行願います」
署長に呼ばれました、まさか尊属殺人で逮捕だとか言わんよな?
>わかりました。トワ、かなた、悪い。ちょっと行ってくる……
「行ってらっしゃい、無茶しちゃダメだよ?」
>わかってる。お待たせしました、行きましょうか。
ホモくんはそう言って、署長室に連れていかれました……着いたようです。
「署長、失礼します。堀川守男さんを連れてきました」
「……うむ、入りたまえ」
>失礼いたします。
礼儀正しいな……親に教えられたっていうのが余計ですけど。
「ご苦労だった、下がっていいぞ」
「はい、失礼しました」
>……なんの御用で?
一応身構えていますね……バトルになるか?
「そう身構えるな、君のことはよく知っているんだ。君の親繋がりでな……」
>……賄賂を受け取っていたのか?
「違う、私は断じて受け取っていないよ。あちこちに手を回されて、私も首を切られるところだったんだ……感謝を伝えたくてな、ありがとう」
この人はまともなようです、親と繋がりがあるのか?
>……疑ってしまい、申し訳ありません。無礼をお詫び申し上げます。
「頭を上げてくれ、その対応も致し方あるまい……元はと言えば、私の力不足が原因なのだ。私は一発食らっても文句は言えんよ。君が排除してくれたおかげで、協力者達を首にできた。君には世話をかけたな……」
>いえいえ……俺はやられたからやり返しただけですよ。俺はてっきり、どんな事情があろうと殺したから逮捕だとか言われると……
署長さんも苦労をかけられていたようですね……ご愁傷さまです。
「そんなわけないだろう? 警察や国との癒着があり、どんな手段を使ってもどうにもならない状況で、大切な人が瀕死に追い込まれて私達は何もしないけど我慢しろ、だなんて言えるわけない。通報できなかったどころか、警察そのものが敵だったんだ。緊急避難で無罪だよ」
>よかったです……もしそうだったら、今すぐ戦わなきゃならなかったから。
「……四天王を3人も殺した上に、親も殺しただけあって好戦的だな。私はその好戦的さに救われたわけだが……警察の方も、君を全力でサポートする。政府も君に一任する気のようだ……大きな責任を背負わせてしまってすまないな」
……政府と聞いた途端、目つきが鋭くなりましたね。
>……署長さん。政府に一言伝言をお願いしたいのですが。
「え? 構わないが……何を言う気だ?」
>どんなことがあろうと、絶対に元素融合爆弾を使わせるな……と言っておいてください。
そうか、元素融合爆弾のことを知ってるから。
「元素融合爆弾……? なんだね、それは?」
>羅譜殲滅戦争において、戦争終結のために使用された最終兵器です。ラミア国は消し飛んで表面上は無条件降伏ということになりました。俺はそれの生き残りです。
「そんなことが……にわかには信じられんが……確かに、突然の無条件降伏はおかしいと思ったんだ。だが、そんなことが起きていたなんて……根拠がないから、マスコミに言えないのが辛いところだな」
原爆より恐ろしいですよ、あの兵器は……罪のない民衆も何もかも、文字通り塵一つ残さずに消し飛ばす……人間の悪意の産んだ、最凶最悪の落とされた事実すら残さない虐殺兵器。
>嘘じゃありませんよ……なんなら拷問でもしてみますか?
「やめてくれ、私達が殺される予感しかしないから……さて、本題に入ろうか? これが魔王軍のインキュバスが持っていたカードだ……魔王のところに行くんだろ? 気をつけてな……」
>……その前に情報共有をさせてください。魔王軍は四天王を補充し、『殲滅の大将』『憎悪の軍医』『憤怒の市民』が入りました。そいつらに問題があって……
2人とも神妙な顔つきです……世界の命運を賭けているのですから、当然ですが。
「問題……そんなに強いのか?」
>はい。魔族の禁呪、『器移し』によって復活した……ラミア国フィオル軍殲滅部隊、ヘカトンケイルズ元隊長の、ジャスティー・アルベルト大将に、エミリシア・エルデンベルク軍医大佐。2人とも二階級特進しているようです……『憤怒の市民』は飛行機事故の被害者にして、飛行機内での暴動の首謀者、浦下直哉。3人とも俺のことを相当恨んでいるようです……
「……厄介な奴らだな。ジャスティーと言えば、戦争の後戦犯とされた男だ……十中八九、戦うことになるだろう。くれぐれも気をつけてな?」
心配してくれています、希少だからこそ善性は美しい。
>ありがとうございます……では、行ってきます!
「頼んだぞ……伝言は伝えておく、死ぬなよ! 君を待っている人がいるんだからな!!」
>……俺を待ってる人か。みんなは俺が血を浴びて帰ってきても、迎えてくれるのかな?
……きっと大丈夫です。全員強い人達ですから。
「あ、帰ってきた! カードは?」
>貰ってきたぜ、これだ……これで、攻め込めるようになったわけだな。
「……また1人で行くの?」
そのつもりでしょうね……
>……あぁ。正直言って、守りながら戦うことはできない。ジャスティーやエミリシアが相手となれば尚更……だが、ついてきたらあいつは絶対人質を取る……親よりあいつは強いから、勝てるとは思えん。
「……だよね……」
「ダメって言ってボク達が引き止めても、どうせ1人で行っちゃうんでしょ? 知ってるよ?」
そうですね……今回もホモくん1人で……
「……だから!」
>……なんでくっつくんだ?
「絶対離さない、どんなことされたって絶対にね!! 何を言われても、絶対ぜーったいついて行くからね!!」
……引く気はなさそうです。
「あいつらに攻撃が効くかは微妙だけど……雑魚なら倒せるよ」
>……人を殺すんだぞ、わかってるのか?
「わかってる。もう覚悟は決めてあるよ……戦争だって言いたいんでしょ? それを承知で言ってるの」
止められないことを悟ったようですね……仕方ないです。
>……わかった。下がれって言ったら、すぐに下がれよ?
「はいはい……心配性はお互い様だね」
>言えてるな……さて、奴らとの決着をつけに行くか。メール打っとこう、『これから魔王城に行く、みんなの攻撃は規模がデカイから乱戦になると巻き込まれるかもしれない、少数精鋭で行く』と……
ついに最終決戦ですか……え、話の流れが早いって? 違います、皆さんのと比べて1話ずつが長いんですよ。ゲートに向かう途中でイベントは起きなかったようですね。
>……妙だ。なんで奴らは何も妨害をしてこないんだ? まるで俺が来てもいいみたいだぞ。
「止めるのは諦めたんじゃない? 送り出してもやられるだけだって」
>やられたとしても、消耗はさせられるだろ……気をつけろよ、何があるかわからんぞ?
カード差込口に差し込むと、機械音声が鳴りました。
『認証、座標固定完了。READY?』
「覚悟決めなきゃ、だよね」
「腹はくくった! 全員ぶっ飛ばす!!」
目の前の景色が変わり……恐らく、転送部屋と思わしき部屋に出ました。
「この反応は……インキュバス様!? インキュバス様、生きて……なにっ!?」
>……
「あぎっ……」
いきなり真っ二つ……思いっきり血を被りました。まずは1人……
「……おい、どうした? 戻ってこい」
「……やられたことに気づいてないみたいだよ? どうする?」
>少し待て……あいつが扉の前に来るまでな。
グレイトスラッシュの構え……切り裂いて出る気か。
「……なんか言えって……どうし……」
>らぁぁっ!!
「は?」
そいつは壁ごと斜めに斬られました……本当に戦争ですね、これ。
「流石ルカヌスさんの剣……切れ味抜群だね」
「が……あ゛ぁぁっ!?」
>連絡なんざさせるか。こいつは貰っていく……
腕時計型の機械を奪ったら、そいつを無視して進んでいくホモくん……戦争モードに入った以上、もう止められませんね。殲滅戦開始です。
「あ、待ってよ!」
「せっかちだな……」
>……急げ、何をしてくるかわからんぞ。
走って進む3人……廊下に出ました、見つかりましたよ!!
「な、侵入者……!!」
「お前は堀川守男!?」
>『フレイムタイフーン』!!
近づいてきた奴らを一掃し、悲鳴をあげる間もなく細切れになる敵達……
「容赦ないな……まぁ、容赦してたら殺されるもんね!!」
>そういうことだ……まだ来るぞ!!
「わかってるよ……あいつらにはもう使ったけど、守男にも新技見せてあげる!!」
新技……やっぱり覚えたんですね、ホロメンも主人公程の頻度ではありませんが、技を覚えることがあります。今回はかなたんが覚えたようですね。
「なんだ、すごい音がしたが……!! 侵入者だ! 構えろ!!」
「撃て、早く殺すんだ! 堀川守男を狙え!!」
「喰らえ、『ヘブンズナックル』!!」
かなたんが拳を突き出すと、強い光が拳から放たれ……相手の頭を粉砕しました。これは……『デジモンアドベンチャー』より『エンジェモン』の技ですね。中々強い技のはず、なんですが……これを避けるとは、親は大分強かったんだな。
「な、光線……!? データと違うぞ!?」
「トワ達だって成長するんだよ!!」
「ぎっ……」
体中を撃ち抜かれ、来た奴らは蜂の巣になりました。広範囲の雑魚掃除にいいですね、トワ様の攻撃。
「守男、どっちに進む?」
>……危険な気配はあっちだな。こっちに誰かいる!!
「わかった!」
方向を変えて進んでいくホモくんご一行……視点が変わり、監視カメラに3人が映っています。
「くそ、堀川守男は俺達じゃ勝てない! 四天王は誰かいないか!? できればこの地区にいる人だ!!」
「エミリシア大佐がいらっしゃいます!」
「報告しろ、堀川守男出現、直ちに排除を頼むとな……!!」
エミリシア……いきなり奴か!!
「……もしもし、憎悪の軍医様!!」
『なんですか? 今食事中なので、後にしてくださりません?』
「魔王城D地区に堀川守男が侵入! 直ちに排除に向かってください!!」
奴の雰囲気が変わりました……相当恨んでいるようですね。
『なんですって……? さっさと座標を送信しなさい。すぐ向かいます』
「はい、お気をつけて!!」
「魔王城は広い……他の人にも連絡しなければ!!」
D地区って……まさか、魔王の城ってそんなに広いのか!? 城がドンってあるだけじゃないの!? 珍しい魔王城だな……と思っていたら、敵を殲滅するみんなに戻りました。敵を殺しているのはやはりホモくんですね……ホロメンの皆さんも強いんですが、如何せんこういうことの専門家はホモくんなので。
「こいつ、バカみたいに強いぞ……!!」
>100回死にかけてからかかってくるんだな! 死にたくなきゃ寄るな、寄ったら殺す!!
「こ、怖い……! 逃げるぞお前ら!!」
逃げようとしてるな……まぁ、逃げるなら追うことも……
「なんか抜刀斎みたい」
>使ってるのは刀じゃなくて剣だけどな……!!
「……誰か来るよ、強い気配だ!!」
もう来たのか、早いな……!!
「……!? がはっ……」
「敵前逃亡するような輩はこの世に要りません。治療する価値すらない……地獄に落ちろ」
「ぁ……」
敵達は大きなメスでバラバラにされて、全員地面に落ちました。無慈悲な……
>相変わらずだな、エミリシア……!!
「何日かぶりですね……そこの女達も。四天王に出会った以上、命はないと思いなさい」
「ボク達を舐めんなよ!?」
こいつの能力がわからない……何せ、これまでの四天王と違って事前情報ゼロです。固有スキルが何なのかも不明ですし……デカいメス使ってることくらいしかわからない。
「無駄に威勢のいい奴らですね……不愉快極まりない。頭の中お花畑の、戦争に私情を持ち込むゴミクズとその仲間め、全員生かして返さん! その体をバラバラにして、隊長と共にパーティーをしてやるぞ!!」
「聞いてた通り悪趣味だね……倒さなきゃ、先には進めないみたいだよ!!」
>ここでお前とも決着をつける! あの世に帰りやがれ!!
ホモくん達、構えた! こいつに負けていたら、ジャスティーには勝てません。絶対勝ちます!! どう来るか……!?
「私の能力を思い知らせてやる! 『提供』!!」
「……死体が浮いた!?」
>やらせると思うか!?
剣を抜いた、叩き斬れホモくん!!
「構えで丸わかりだ……ダッシュスラッシュだろ?」
>流石に避けるか……経験はあるもんな!!
「『手術』!!」
さっきバラバラにした奴らや、ここに来るまで殺してきた敵達が、糸でくっつけられていく! これは……身体中に眼がある巨人になった!?
「ぞ、ゾンビ……!?」
「見たか、私の能力『医療術』!! 死んだ生物からありとあらゆる物を『提供』させ、『手術』することで、血液型や細胞構造などを改変し組み合わせる……無論人格も改変済みだ、私のために奴らを殺しなさい! 憎悪巨兵!!」
>なるほどな……確かに図体はデカいが……
本人だけが戦うんじゃないのか……! これは予想外だぞ……!?
「WRAAAAA!!」
「すごい馬鹿力……! かなた、どうにかできない!?」
「やってみる!!」
空振りで壁にぶつかった拳が、壁を粉微塵にしてしまいました。とんでもない一撃ですが……こっちにもそういう要員、いるんですよね!!
「UOOOOOO!!」
「……ぶっ飛べ!!」
「GAAAA!?」
やったぜ。肩から腕が外れて吹っ飛びました! 強度は人間と変わりませんね!!
「ぬか喜びしているところ悪いが……『手術』」
>……お前がいる限りこいつは不死身か!!
「そう、不死身の戦士なんだよ! アンデッドではなく、魔力なしの純粋な人間型肉塊だから、聖なる力に弱くもない! 私に手は届かんぞ!!」
トワ様が撃とうとしましたが……デカブツが体を張って守りました。奴がいる限り化け物は不死身な上、奴自身も攻撃してくる……厄介な相手だ!!
「脆いくせに……!」
「メス!!」
>武器はそれか……!
大きなメスが足元を薙ぎ払う……その後に容赦なく巨人の追撃!!
「WOORYA!」
「うぐ……ぅ……!」
「トワ! こんのぉ!! 『ヘブンズナックル』!!」
ヘブンズナックルは……やはり防がれた、壊れた部分が肉塊で修復される……キリがない!!
「ブラッディショック!!」
>ッ……当たるな! 死ぬぞ!!
「え、注射針……!?」
中には血が入って……まさか!?
「外したか……もう一発!!」
>血液型の違う血を飛ばしていやがる! 一発でも喰らったらショックで死ぬことになるぞ!!
「なんて技使うの……!? いだっ!?」
あぁ、殴られた……くそ、突破口はないか!? 『手術』のせいであいつは不死身だし……
「ブラッディショック!!」
>……クソ!!
「わっ!?」
2人を抱えて攻撃を避けました……が、そこに拳が迫ります。
「GRAAAA!!」
>うらぁっ!!
「無駄だというのがわからんのか!?」
斬ったけどまたくっついた……不死身そのものだな。攻撃はあいつが庇うし、奴の攻撃も激しい……あいつを掻い潜れても、相手はホモくんの先輩の軍人。普通に斬りかかっても避けられて反撃される……即死攻撃がある以上、恐ろしき執念は無理だ! どうする……!?
>……よし! 2人は援護を頼む! デカブツに俺が近づくまで、デカブツの注意を引きつけてくれ!
「わかった! こっちだよ、ゾンビ!!」
「お前一人で何ができる!? ブラッディショック!!」
避けながら進むホモくん……そこにまた、拳が迫る! ホモくんはそれを避けて……腕に乗った!!
「なにぃ!?」
>今だみんな、エミリシアを攻撃してくれ!!
「OK! 喰らえー! 『ヘブンズナックル』!!」
「こいつも喰らえっ!!」
銃弾と光線がエミリシアに迫る……普通の人間は命の危機が迫ると……『自分が今生きる方法を実行しようとする』!!
「っ……私を守れ!!」
「UGAAA!?」
>……近づけてくれてサンキュー!!
飛び降りた!! そうか、こうすれば近づける!!
「なっ……ブラッディショック!!」
>フレイムタイフーン! お返しだ、こいつを喰らえ!!
「ま、マシンガン……ぐぁ! あ、足がっ……仕方ない、手術!!」
直そうとする、ほんの一瞬の隙……それが仇となる!!
>……喰らえ!!
「しまっ……!」
>……再生などさせるかぁぁっ!!
ダッシュスラッシュで、上半身と下半身が泣き別れになっても、再生しようとするエミリシア。それを見逃さず、フレイムタイフーンでバラバラにし……念入りにグレイトスラッシュ。
「あ、再生しなくなった!」
>そいつはもう、暴れるだけの化け物だ! 不死身じゃない、勝てるぞ!!
「よーし……ボクのとっておきでトドメだ!!」
必殺技ゲージが……出るか、必殺!
>とっておき……?
「GAAAAA!!」
「……ぎゅっぎゅ!」
可愛らしい声を出すと、殴りかかる奴の腕が握り潰されました。大きかった体が握り潰されて、ペシャンコになっていく……
「GA,A,A……」
「……ぎゅっ」
>……完全に潰れた……
その場には、ペシャンコになった無惨な死体があるのみです。終わりましたね……かなたん必殺『握りつぶす』です。
「それ使ったの久しぶりだね?」
「体が温まらないと使えないんだよね、なんでかわかんないんだけど」
>……ともかく、これでまず1人だ。次はどいつが出てくるか……
ジャスティーか、デュラハンか、浦下 直哉か。どれも厄介な相手ですが……場面転換、リオンです。デュラハンしかいない……ジャスティーと浦下直哉は?
「……直哉は?」
「はい、奴ならお手洗いに行くと……こんな時に、呑気な奴だ」
「ジャスティーの作戦……果たして上手くいくかな」
作戦……? 一体どんな?
「奴は元少将であり、魔法を使えないのに戦争最初期から生き残っていたため、待遇が魔法を使える者と同様であったとか……きっと作戦も上手くいくでしょう。堀川守男についても知っていますしね」
「うむ……エミリシアの反応は消えている、やられたらしいな……相手が悪かったか」
「……私は最期まで魔王様をお守りします。その力がある限り、魔王様は無敵ですがね」
力……そんな凄いなにかを持ってるのか?
「……太古の人魔戦争終結のために、たった1人で剣を振るい、殺し合い……魔王軍を一度は下した勇者」
「……だが、故郷の者達ほど人間はいいものではなかった。英雄を我が手に収めようと、数々の国が政略結婚や条件を提示して迫った」
「勇者はそれを拒否した、自分は誰の持ち物でもないと……だが国は諦めず、それが理由でまた戦争が起こった。人魔戦争よりもっと大きなものが、今度は人間同士で……」
勇者……そういえば、伝説の武器入手イベントがあるとは書いてあったけど……
「自分の故郷を戦争で焼かれ、家族を失った勇者は、人間に絶望し……自分が戦争を起こしたことに泣き叫んだ」
「そして勇者は山奥に行き、剣に自分を宿らせて、神の装備と共にそれらを洞窟の底に置き、封印を施した。邪悪な『人間』がどうしようもない凶行を起こした時に、剣を抜く正義の心を持つ者が現れるまで……」
「……そして、今」
魔王の装備が……!? それはまさか……
「魔王様がお持ちになっている……万物を等しく斬り裂く『聖神の剣』、勇者の体を如何なる攻撃からも守ったという『聖神の防具』達……無敵ですよ、魔王様は」
「あぁ……私は勇者に選ばれたのだ、やらねばならない……絶対にな!!」
「魔王様の計画に幸あれ……!」
一体何をする気なんだよ……ホントに人間絶滅するのか!? 場面は戻って……
>……電話? ここ電波通ってたのか……
「誰から?」
>……学校からだ。もしもし、堀川ですが。
そこからは……悲鳴が聞こえてきました!!
『ほ、堀川! 大至急戻ってきてくれ、君の力が必要だ……私もみんなを連れて逃げる!!』
>え、ちょっと……切られた、どういうことだ?
「急いでるみたいだったけど……とりあえず戻ろう」
まさか、ジャスティーの計画って……嘘だろ!? そっち狙う!?
>……まだ使えるか!?
「使えそうだよ! 起動するね!」
「早く行かないと……!」
ゲートで移動し、学校に直行すると……燃えていました。誰がやったかは、一目瞭然です。
>……ジャスティーッ!!
「う、嘘……? 皆は!?」
「わかんないけど……とりあえず消防車……!」
2人が色々としている中で……ホモくんは学校に入っていきました。どうやら……助け出す気のようですね。
「い、いない!! また勝手に……焼け死んじゃうよ!!」
「もう止められないよね……無茶しかしないんだから……」
>ジャスティー、どこだ……!?
ホモくん、みんなを助けに行きましたね……敵が徘徊してます。突破できるか?
>……ダッシュスラッシュ!!
「ぐぅ……!?」
「な……堀川守男!?」
そう言ってる間に撃ちました。ホントに戸惑いがない。
>生存者は……しらみ潰ししかないか!?
「堀川、来てくれたか!」
>先生……生存者は取り残されてませんか?
先生生きてた、よかったです……
「まだ確認できてない生徒がいるんだ……体育館に大量の生徒がいると思うぞ、今日は体育の日だからな」
>わかりました。
「もういない……行動の早い男だな」
体育館……もう占拠されてるかも、気をつけないと……
>……あいつのことだ。待ち伏せや罠がきっとある……気をつけないとな……突入だ!
「来たぞ! 撃て!!」
>ふんっ!!
フェンスオブガイアで防いで、からの……ガイアショット!!
「ぐぁぁ!?」
「うぎぃ……!!」
>罠は……ここらへんか?
石を投げると……地雷が起動しました。ホロメンの皆さんは大丈夫でしょうか……?
「1位の人……?」
>そうですよ。早く逃げてください、こっちの罠はもうありません。
「ありがとうございます!」
沢山いるので、人混みに紛れてわかりませんが……ホロメンもいそうですね。
「守男ー!! よかった、怪我はなさそうだ……!」
>ラプラス、いろは、こより……いたのか。
「急に襲撃されて……どうなるかと思ったでござる……」
足が震えてます、怖かったんですね……
>他のみんなは?
「もう逃げてるみたい、守男はどうするの?」
>決まってるだろ? ジャスティーを探して殺すんだよ……逃げててくれ、奴は俺が決着をつけたい。俺にやらせて欲しいんだ……
ジャスティーには、因縁がありますもんね……ホモくんもこればっかりは自分1人で決着したいようです。
「……ダメだって言っても、無理だろうな。絶対に死ぬんじゃないぞ……」
>わかってる。俺が死ぬと思うか?
「だよね……勝ってよ、守男!」
みんなは逃げていきました……ジャスティーはどこだ?
>……また電話? もしもし、堀川ですが……
『俺だ、取り残されてる人はもういない! あとは消防車を……』
>ジャスティーがいないんです! 俺の少年兵時代の上司で、戦犯の……
そんな時。ホモくんの後ろから足音が聞こえてきました。
「大将に向かって随分な言い様だなぁ、堀川伍長……殲滅の大将様参上、ってな」
>ジャスティー……!! すみません、切ります!
「……会話中に電話はマナー違反だぜ?」
笑顔ですが、青筋が浮かんでます……
>……戦争中に強姦をしたり、人肉を食ったり、捕虜を虐待するのはルール違反だぜ?
「口の減らねぇ奴だな、相変わらず……腹減ってたんだから、仕方ねぇだろ」
>自分が不幸だったら何をしてもいいのか?
どんどんイラつくジャスティー、それを憎しみの詰まった眼で見つめるホモくん。
「うるせぇよ! 戦争だって何度言ったらわかるんだ!? いいか!? ヘカトンケイルズはなぁ!! 魔法が使えるヤツがお互いにいなくなったから作られた、ヤケクソの寄せ集め殲滅部隊なんだ! 後から入ったテメェに俺の気持ちが分かるわけねぇだろ!! 自分達に価値がないことを耳にタコができる程言われて、特攻の恐怖に怯える日々がお前にわかるかぁ!?」
>わかりたくもないな、自分が不幸だから戦争犯罪に手を染めるような男の気持ちなどッ! それで虐殺され、強姦された人達の気持ちをお前こそわかってるのか!? 俺が傷つくのはよかった、だが皆が傷つくのは耐えられん!! みんなになんの関係がある!?
「あいつらを襲えばお前は来ると思ったんだ。ビンゴだったなぁ……案の定来やがった。お前を殺して……フィオル国を今度こそ潰す! ラミア国が負けるなど有り得んと証明してやるんだ……この力で! フィオルの猿共め……生かしておかん、殺戮兵器のツケは払わせてやる!!」
知ってるのか……教えられたのかな。融爆の使用は外道な行為ですが……それで侵略を仕掛けられ、死ぬ民衆はたまったものではありません。せっかく間違いを重ねて『平和』なのに、それを壊させるわけにはいきませんよね。
>お前の復讐の戦争によって生まれる、罪なき民衆の死は見逃してはおけない! この場で殺される義理もないしな……もう一度あの世に送ってやる!!
「地獄に行くのはお前なんだよ、ゴミクズ!!」
>ここで絶対に決着をつける……因縁も怨恨も、この場で断ち切ってやるぞ!!
因縁の相手との勝負……というところで、今回はここまでです。ご視聴ありがとうございました。
遅れてすいません。