※この作品はR-18です。

(本編完結)ホロライブラバーズX 敗残兵A   作:とも667

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筆が思った以上に進むので初投稿です。


バトルロワイヤル開始~終了まで

 こんなに強くて未だにピンチなRTA、はーじまーるよー。

 

 さて、前回はバトルロワイヤル前でセーブを行い、終了したわけですが……4期生の強さは皆様良くお解りかと存じます。なので、また大成功狙いで学校に行き、トレーニングをしておきましょう。勝てる確率1%を1.1に変えるだけでも随分違いますから。

 

>朝だ。今日はバトルロワイヤルだな……容赦はしない、そう約束したんだ……俺が一位になる。

 

 闘志を燃やしていますね、パワプロで言うところのやる気ピンク状態です。この時だとステータスに補正がかかるので、これも勝利要因になり得ます。

 

>よし、準備終わり。さてと……走っていくか!

 

 一回目、走り込みトレーニングです。大成功はありませんでした。ですが、まだ時間はあります。

 

>先生。今日もジムをお借りしてもよろしいでしょうか?

 

「お前やる気満々だな! 今度からは自由に使えるようにしといてやるから、好きに使いな!」

 

>ありがとうございます!

 

 良い先生でよかったです、嫌味な先生を引くとタイムロスになり、最悪嫌がらせをされることも……(1敗)この先生は当たりですね、幸運です。どんどんいきましょう、一通り行っていきます……

 

>いい感じに身体が温まってきたな……

 

>今日はいい結果を残せそうだ!

 

>大成功!

 

 やったぜ! さぁ、スキルをください!

 

>『鍛え上げられた肉体』を獲得しました

 

 うん、おいしい! これは『天性の肉体』と同じ効果で、物理ダメージ軽減が入るのですが、トレーニングを1週間サボると消えてしまう、珍しいスキルです。まぁ、ホモくんに限ってそれはないから大丈夫だって安心しろよ~(フラグ)

 

 さて、そろそろホームルームですね。体が温まりきった上やる気MAX、準備もやれるだけやりました。多分、これで成功しなかったら誰も走れません。お願いしますよ……あ、『憎しみを力に』が消えましたね。そろそろ消えるだろうなとは思ってましたが。

 

>……教室には緊迫した雰囲気が流れている

 

>今回ばかりは全員が敵だ、女も男も関係ない

 

>修行の成果を見せてやる!

 

 女だからって手加減はしないようです、これで手加減してたら再走でしたね……いかん、危ない危ない危ない……

 

「では、これより! バトルロワイヤルを開始する! 制限時間は4時間とし、生存者が2人以上いる場合は、ダメージのない方を1位とする! いいな!」

 

>はい!

 

 全員が元気よく返事をしています、陰キャのいない学校って明るいなぁ(血反吐を吐きながら)。全員が仮想空間カプセルに入れられ、VR一式が装着されました。装備は持ち込めば再現されるので、素手の心配はありません。

 

>俺の実力がどんなものか……試させてもらおうか!!

 

「バトルロワイヤル! 始め!!」

 

 目の前の景色が変わり、市街地になりました。どうやら、市街地での戦闘シミュレーションのようですね……おっと!!

 

「なっ、今のを避けた!?」

 

>体が軽い……これならいける!

 

 『刹那の見切り』のおかげで銃弾を避けられました。魔法や広範囲攻撃はダメですが、物理攻撃なら発動します。ホモくんはビルのサッシを足場にして飛び上がりつつ、剣を構えました……どうやら、相手に飛んでいく勢いで剣を抜き、切り裂くつもりのようです。鞘から少しだけ剣を抜くと、それだけで火の粉が舞いました。絵になりますね。

 

「どんな身体能力してんだよ……!! なにっ!?」

 

>悪いな、戦いなんだよ

 

 そう言って、銃持ちモブが銃ごと真っ二つになり……血などは残らず、消滅しました。現実に戻って、今頃悔し泣きしているでしょうね。でも、本命はモブではありません。そう、あそこの……

 

「だぁりゃー!!」

 

「び、ビルが崩れてきた!?」

 

「に、逃げ……」

 

 ズドォォォォ……ン。

 

 そんな重低音と共に、ビルが崩れてしまいました。ハイパーパワーの天使様、とは名ばかりのゴリラ。天音かなたさんです。いきなり強敵ですね……

 

「あ、キミ! 奇遇だね! 同じ場所にスポーンするなんて!」

 

>会えて嬉しいです……けど、感動の再会じゃあないですよね?

 

「そうだね……面白くなりそうな予感がするよ!!」

 

 威圧感をビンビン感じます。どうやら、完全に戦闘態勢のようですね。さて、先に仕掛けるのは……かなたの方です!!

 

「とりゃあ!!」

 

>なんて強烈なパンチだ……!!

 

 可愛らしい声とは裏腹に、さっきまで立っていた場所が崩れていきます。その周りにいたモブが残さず殲滅されていってますね……ご愁傷さまです。

 

「速いんだね、キミ。飛んでるみたい」

 

>飛べる人にそう言って貰えると光栄ですね!!

 

 おぉ、ホモくんが敏捷を生かして踏み込みました! 白いエフェクトが体から出ている……これは!

 

「うわっ……!? はや……」

 

>……グレイトスラッシュ!!

 

 一際大きな火が燃え盛り、示現流のように振り下ろされた剣がビルにヒビを入れて……叩き割りました。あ、クリティカル表記出てますね。激しい炎の残像がしばらく残りましたが、そこに誰の姿もありません。どうやら飛ばれたようですね……

 

「ビックリしちゃった、ボクのパンチ……いや、それ以上かもね」

 

>あなたこそ、今のを避けられるとは思いませんでしたよ?

 

 よく見ると、少し服が焦げています。火花に触れたのでしょうか。さて、飛ばれた場合の対処ですが……彼女は近距離パワータイプ、よって滑空しながら低空飛行で殴ってきます。必殺ゲージが溜まってしまうとどうしようもなくなるので、それまでにどうにかしなければいけません。ちなみに、(アバターに必殺ゲージは)ないです。その代わり、様々な技を使えるわけですね。一部の技は威力が落ちるのですが、この技はそうでもないようです。

 

「ボクが飛べない人間相手に翼を使うのは、これが初めて! ここからが本番だよ!! でやぁぁーっ!!」

 

>っく……やるな……!!

 

 ガシャァ! ズガン!! ズドドドドドォォンッ!!

 

 やるな……ってレベルじゃないんですが、それは。皆さんには見えないし、効果音だけではわからないので説明しますと、今ホモくんは咄嗟にビルから飛び退きました。その瞬間、ホモくんの乗っていたビルが奥にぶっ飛び、ビルをドミノのごとく倒しながら粉々に粉砕してしまいました。それを普通に流せるホモくん、精神状態おかしいよ……

 

「どんどんいくよっ!!」

 

>防戦一方だ……このままじゃやられる、なにか決め手が欲しい。

 

 そうだよ(便乗)。どんどん根元から折れて砕け散っていくビル達を少し不憫に思いつつもこのままじゃ握りつぶされます、何かしなければ……これならいけるかも。試してみましょう……彼女が隙を見逃さないことを信じて!!

 

「どうしたの!? さっきみたいに凄い技見せてよ!?」

 

>あぁ、見せてやるさ……とびきりのをな!!

 

 ホモくんイクゾー!! グレイトスラッシュ、

チャージ! とうっ!

 

「え……!?」

 

 かなたがびっくらこくのも無理はありません、なんたって次のビルに飛び移るのではなく、真上に飛んだんですからね。このままじゃ足場はない、剣を投げて落下の衝撃を相殺しても、自分に殴られて終了。完全に、自殺でしかありません。

 

「……そういうつもりなら! ボクも遠慮なく、やらせてもらうよ!!」

 

>天音かなたさんの飛行能力で勢いのついた、必殺の拳が俺の体に迫る……!!

 

 まるで龍拳爆発のような殴り方で、こちらに突っ込んでくるかなた……ですが、それが命取りなんですよ。この世界はHPが0になれば行動不可、即終了です……つまり、殴られる前に敵のHPが0になれば、食らう必要はないんです。

 

 え? どういうことかわからない? 言ったでしょ、グレイトスラッシュは判定が残る。そして10日間の修行で得たスキルは、『刹那の見切り』『剣術lv1』そして、『判定強化lv1』……このスキルが得られてなければ負けでした。凄い敵でしたよ、天音かなたさん……だから、また戦いましょう。そんなことを現実で呟きながら、触れる少し前に、グレイトスラッシュを斜めに振っておきました。きっとホモくんも同じことを言っていたと思います。口がそう動いてたし。

 

「っっ!? しまっ……」

 

>『残存グレイトスラッシュ』!!

 

「ぅ……っっっ!!」

 

 拳を突き出して前のめりになった体。攻撃は最大の防御、だが……その防御は、本格的な防御と比べれば脆い。そして突破されれば……大きな隙となり得る。かなたはその残存したスキルに突っ込み……肩から腰にかけて、綺麗に切られました。切り口は燃えています……グレイトスラッシュが消え、そこに見えたのは……かなたへの敬意の詰まった、笑顔でした。

 

「……ふふ、強いんだね……人間に負けるなんて初めてだよ……天使って強いはずなんだけどな……キミが強すぎるだけか。とにかく、キミと戦えて嬉しかった。次は負けないよ?」

 

 そう言って、かなたさんはこの世界から消滅……もとい、現実に戻りました。さぁ、落下をどうするかというと……受け身を取って潔く受けます!! 剣の耐久値がなくなると壊れてしまいます……この場で剣を失ったらおしまいなので、ホモくん頑張れ!

 

>ぬぅっ、ぐぅ……!! ふぅ、ふぅ……

 

 ゴロゴロと地面を転がるホモくん、でも減ったHPは微量です。何故なら、『鍛え上げられた肉体』があるからです。そう、落下だって立派な物理ダメージ。極端な話、魔法以外は全て物理なのです。なので軽減が入り、それでほとんど無傷なわけですね。

 

>……勝てた、けど……すごい強敵だったな……

 

 そんなこと言いながら、口角は上がって嬉しそうです。なんかホモくん、悟空っぽい性格ですね。多分性欲はありますけど。ホモくんって名前だけどノンケとはこれいかに。

 

>よいしょ……休憩してる暇はない、次がどこにいるかわからないんだからな……

 

「次なら、ここにいるよ」

 

 クールな声が聞こえました、この声は恐らく……!

 

>常闇……トワさん?

 

「うん。さっきの見てたよ、凄かったね……素直に尊敬するよ、かなたって倒すのすごい難しいのに、それを無傷でなんて……」

 

 敵を賞賛する姿勢、誇らしくないの?(賞賛のし合い)なんてやってる暇はありません、戦闘態勢を取らないと。

 

>じゃあ、そろそろ始めましょうか。

 

「真面目だね、キミ。嫌いじゃないよ!!」

 

 そう言ってトワ様は、こちらに魔法で生成した銃を向けてきました。マシンガン、ショットガン、散弾銃、科学銃。全てがホモくんに銃口を向けています。これは魔法なので、物理扱いにはなりません……要するに、当たっちゃいけません!

 

>魔法は銃召喚か……!!

 

「ファイア!!」

 

 大量の魔法弾がホモくんに迫ります……もちろん避けます。安心と信頼のホモくんクオリティ。ですが、その弾達はなんと曲がって追いかけてきました。そう、これ追尾付きです。

 

>なんと……!!

 

「ビックリした? どこまでも追いかけるんだよ、これ。でも、これじゃやられてくれないよね?」

 

 もちろん、RTA走者としてこんなことで死ぬほどヤワじゃありません。サイクロンスラッシュをチャージして……銃弾が迫ってきたところで解放!!

 

>サイクロンスラッシュ!!

 

「へぇ……!」

 

 トワ様が感嘆の声を上げました、私も画面の前でやりますねぇ! ってなってます。炎を纏った剣が高速で回転し、小さな炎の竜巻になってホモくんを守ったのです。こうなることはわかってたけど、やっぱり美しい……

 

>追尾付きとは、巧妙な術式を……流石は魔族ですね?

 

「そう! トワ様は天使じゃなくて……悪魔なの!!」

 

 これまた大量の銃弾が迫ってきました。でも、多分これは『対策』されてます。なので、壁を背にして……ぶつかりそうなスレスレでジャンプ! その瞬間、壁にぶつかった弾達が爆発しました。やはり、何かにぶつかると爆発する弾だったようですね。

 

>爆破弾、弾の種類も変わるんですね。魔法が使えない身としては、羨ましい限りです!

 

「キミって、人を褒めるのが得意なんだね!!」

 

 今度は弾が上空に撃たれ……弾が分裂し、小さい弾として、雨のように降り注いできました。

これは……こうすれば!

 

>『残存グレイトスラッシュ』!

 

「さっきかなたを倒した技か……便利だね、それ? トワにも教えてよ?」

 

>悪いんですが、私もいつの間にか使えるようになっていたので……仕組みは全く分かりません!!

 

 銃弾が呑気に喋っている時にも飛んできます、どんな時でも仕事を忘れないのがトワ様クオリティです。

 

>サイクロン……!

 

「わかってたよ! 術式変更! 通常→拡散!!」

 

>むっ……!?

 

 なんと、通常弾だったものが上空に登っていき、拡散弾になってしまいました。プレイヤーが強すぎる場合に開放される行動らしいです……先に誰か(特にかなた)を倒していると出やすいようですね……私のガバです、まずいですよ! サイクロンをもう溜めてしまった以上、溜めが間に合わない! 食らえばHPをかなり持っていかれてしまう……どうにかして避けないと……待てよ? 今のホモくんには、避ける方法は一切ない……なら、避けなければいい!!

 

>……よしっ!!

 

「さぁ、どう避け……っ!?」

 

 トワ様はどうやら、拡散弾をどうにかして避けると思っていたようです。『アクセルクリムゾンスマッシュ』があれば別ですが、ないなら正攻法で避ける方法はありません。ならいっそ避けない。次に撃つまでの冷却期間に、トワ様を叩く! グレイトスラッシュを溜めます……!

 

>……カァァァッ!!

 

「っ、く……!!」

 

 トワ様は魔法で自分の体にバリアを張り巡らせ、防御力を大きく高めました……例えクリティカルが出ても、突破できません……普通なら。そう、さっき覚えた防御無視技! 逮捕ものの外道技! サッカーじゃない、普通にやったらただの犯罪の技を! そのために、グレイトスラッシュを……直前で解いて剣を捨て、スライディングのようにトワ様の下に滑り込む!!

 

>隙あり!!

 

「なっ……素手!? 剣より腕力に自信があるの……!?」

 

 腕力じゃない……足ですよ!!

 

>『ジャッジスルー2』ッ!!

 

「がっ……は!?」

 

 何発も高速で、蹴りの豪雨が腹部に突き刺さり続けてます。徹底的に蹴ったら……一度軽く吹っ飛ばし、最後に……両足蹴り!! ホモくんもただじゃ済みません、銃弾の雨あられが正確に追尾してきて、ホモくんを撃ち抜きました。でも、勝者はホモくんです。

 

>う、ぐぉ……

 

「ぐ、は……はっ、すっごい……かなたが負けたのも、納得だなぁ……楽しかったよ、ありがとう……」

 

 トワ様も消滅しました……凄まじい魔法でしたね。魔法最強なだけはあります……銃弾が消え去った部分から、血がダラダラと流れます。失血はHP減少に繋がる、そしてこの仮想世界は、『自害によっては』ダメージを受けません。あくまでバトルロワイヤルなので、自害されては困るのです。なので……!

 

>ぬぅっ、ぐ……!

 

 傷口全部焼きます! よし、塞がった! え? 傷が残る? 仮想空間だしへーきへーき!

 

「ちょ、ちょっと! 何してるのら!?」

 

>……姫森ルーナさんですか

 

「そうなのら! アイツらを倒すとは、中々やるのらね! さっきのことは置いといて……」

 

 ルーナ姫、この中だと最弱……ではありますが、今戦うとヤバい相手ではありますね……早く仕留めなければ。

 

>……やりますか

 

「わかってるなら、構えるのら!」

 

 どうやら、ここでもお姫様のワガママは変わらないようです……可愛らしい光と共にルーナ姫が手にしたのは、子供サイズの魔法ステッキ。美味しいお菓子の装飾と、先端の三日月。子供の玩具にしか見えませんが……これが高威力の魔法をぶち込んできます。

 

>なっ、ウサギ……!?

 

「いっけー! なのら!」

 

 ホモくんの上空に餅つきの木槌と兎が現れ、それがホモくんに襲い掛かります。ホモくんは躱しましたが、叩いた場所からお餅が溢れて……ホモくんを捕まえようと、触手のように伸びてきました! でも……それは効きません!

 

>『グレイトスラッシュ』!

 

「おぉ! 焼きたてのお餅なのら~! 美味しいのら~♪」

 

 戦闘中にお餅食べてますが、余裕ではなく、ただ美味しそうだったから食べてるだけです。やはり姫、どんなところでもフリーダム。

 

>チャンス!!

 

「邪魔すんななのら!!」

 

 杖が輝き、今度は巨大なチョコレートが現れて……その1枚1枚が分離し、こちらを狙ってきています。こういう時は……!

 

>『サイクロンスラッシュ』!!

 

「まだ食べ終わってねーのら! もうちょい捕まえとくのら!」

 

 ルーナ姫がそう言うと、溶けたチョコレートがホモくんの足に纏わりつき……固めてしまいました。早く燃やして溶かしたいところですが、ここでスパイクを失えば、ジャッジスルー2が使えません。多分、そこまで考えてはいないでしょうが、もしそうなら巧妙な作戦です。

 

>むぅぅ……お見事……これは一本取られた。

 

「もっと褒めていいのらよ? ……よし、ごちそうさまなのら! 反撃なのらー!!」

 

 ようやく砕けました、よし! ここから攻めに転じましょう!

 

「次はこれなのら! 柔らかいお菓子を食べたから、硬いお菓子を食べたいのら! これがルーナの! 今食べたいお菓子なのら!!」

 

>どう来る……!?

 

 ルーナ姫が1番苦手だ、と言っている人を、私の友達で見かけたことがあります。恐らく、このトリッキーな魔法と、先の読めない本人の行動が苦手なのでしょう。今度は……これはココアビスケット2枚と、クリーム……一般的にオレオと呼ばれるアレですね。これは……挟み込む気か!? この魔法はwikiによると……トドメの一撃!? ルーナ姫と対峙するなら、これをどうにかできないと詰む!? ウッソだろお前!?

 

「逃がさないのらよー! どこまでも追いかけてサンドイッチにするのら!! 割ってもダメなのら、尖ったビスケットが刺さるのら!」

 

>見事な魔法だ……!

 

 割ってもダメ、そのままでもダメ。そして、消滅させる手段はない。ならば、また捨て身で突っ込む? 否、それでは攻撃する前に挟まれる。では……そうだっ!! 避けるか、突っ込むかじゃない……挟ませなければいい!! サイクロンスラッシュをチャージ……そして!

 

>……おぉぉぉッ!!

 

「ヤケになったのら? 無駄なのら、すぐにオレオの具になるのら!」

 

>それはどうかな!?

 

「どういうことなのら!?」

 

 挟み込まれそうになったところで……サイクロンスラッシュを解放、破片が飛んできますが……それも切られ燃えて、また切られ燃えて……少しの間ですが、飛び道具や近接武器からは無敵になれる技です! サイクロンスラッシュは、ボタン連打で時間が伸びます。そして判定強化は……サイクロンスラッシュの時間も伸ばすんですよね! サイクロンスラッシュの応用、その状態のまま敵に突っ込む技! 名付けるなら……走者流釘奥義!

 

>『フレイムタイフーン』!!

 

「うぎゃーっ!?」

 

 体中を一瞬にして切り裂き、その部分を焼く奥義……ホモくんにしか出来ない応用技です。

 

>フゥ、フゥ……

 

「やられたのら……あー! オレオ食べたいのら! オレオはねぇのらー!?」

 

 そんなことを言いながら、ルーナ姫は消滅しました……これでようやく3人です。あと2人、できればわためから先に戦いたいですが。っと、噂をすれば……

 

「うわ、すご……ホントにキミは人間なの?」

 

>俺としてはそのつもりですけど……角巻さん。

 

「じゃあ、次は私が相手ね? 私、あの3人より強いよ?」

 

 確かに、見方によってはそうも見えますね。一応、『恐ろしき執念』はありますが、即死させられては意味がありませんから……わためは、今のホモくんにとってだいぶ厄介な相手です。ですが……忘れていませんか?

 

「行くよー? 即死つのドリル!! 当たれー!!」

 

 わための弱点は……炎なんです!!

 

>『残存グレイトスラッシュ』!!

 

「うわぁー!!」

 

 効果は抜群だ、ってところですかね……君もう帰っていいよ!(願望)

 

「あいたたた……痛いのもらっちゃった……でも! もう油断しないよ!!」

 

>ここからが本番ですね……!!

 

「ゲームの鉄則! 強い敵にはまずデバフをかけるべし!!」

 

 わためがそう言って出してきたのは、自分の羊毛と思わしきもの……それがこっちに向かってきています。これって、もしかしなくても……

 

「食らえ、わたほうし!!」

 

>言っちゃったよ!!

 

 素早さ二段階下げるやつじゃん、それ! とにかく、会長戦にできる限り万全で挑むため、デバフは食らえません!!

 

「纏わりつけー!」

 

>『フレイムタイフーン』!!

 

「あ! 燃やすのは卑怯でしょ!?」

 

 (戦場に卑怯もらっきょも)ないです。

 

>戦場でそれは言いっこなしです!!

 

「むむむ……ならば! いっけー、モフモフボム!!」

 

 さっきと見た目は同じですが……これは爆弾ですね。ゆっくり飛んでいるので、壁にぶつけるのは難しそうです。なら……こうする!

 

>食らえっ!

 

「えっ、瓦礫!? あぁ、モフモフボムが……!」

 

>直接触って起爆する必要はないですからね!

 

 明らかに悔しそうな顔をしています、そして何か考えついたようですね……

 

「必殺! モフモフバリア!」

 

>変な名前……

 

「即興なんだし仕方ないじゃん!」

 

 恐らく、あれはわたほうしではなくボム。つまり近づけない……この状態でボムを投げ続けようってか!? 確かに瓦礫を投げても、モフモフボムを追加して相殺すればいい……考えたな! これはわためが困った時の最終手段として使うらしいですが……こうなると根比べしかないそうです。ですが、それは最後である場合の話。わためは無敵、こっちはボロボロ。万事休す……? 否。方法はある……最も、これを使うと会長戦の勝率は著しく下がります。それでも、背に腹はかえられない。

 

>……わためさん! この勝負もらった!!

 

「へ!? わ、こっち来た! 食らえ、モフモフボム!!」

 

 それは避けて進んで……サイクロンスラッシュを溜めて、撃ちます!!

 

>『フレイムタイフーン』! 行けぇぇぇっ!!

 

「どういうこと!? そんなことしたら……きゃっ!?」

 

 ドガァァァァーン!!

 

 とんでもない轟音と共に、辺りが吹っ飛びました。わためにはダメージなし、こちらはやられましたね……普通なら。

 

「何がしたかったんだろう……? ハッタリだと見ての最後の賭け? でも、そんな早とちりするよう……な!? ッ、モフモフボム!!」

 

>……効かんッ!!

 

「な、なんで!? どうして……!?」

 

 『恐ろしき執念』、使ってしまいました……ですが、これで勝ちです!!

 

>『グレイトスラッシュ』!!

 

「うっ、ぐ……! どうして……? 確かに、ボロボロだったはず……モフモフボムを食らったはず、なのに……」

 

>……執念、かな。

 

 ホモくんがそう言うと、わためさんは消滅しながら言ってきました。

 

「そっか……私よりあなたの気持ちが強かったんだね……じゃあ勝てないな……あー、負けた負けた! スッキリ! 次は負けないよー! ココちゃんに負けないでね!!」

 

 そう言いつつ、わためさんも消えました。何の気配もありません……恐らく、モブは消えています。あと残っているのは……

 

「……最後に残ってたのはキミかぁ、ってことはわために勝ったんだね」

 

>はい。あと、他の3人にも。

 

「キミ、人間なのに強いね……いい戦いができそうだよ!!」

 

 桐生ココ会長、ホロメン最強格……この人に勝てなければ、強化ボスには勝てません。なので……全力で決めにかかります!! まず、まだ防御力は残っています。ですが、会長の必殺は防げません。なので、食らってはいけないのですが……最後に出てきたホロメンは、確実に……!

 

>っ!? な、なんだ……この威圧感は!?

 

「カァァァッ……!!」

 

>姿が変わっていく……!!

 

 桐生ココ、ドラゴンモード。会長がドラゴラムしたら、即座にあれが飛んできます!!

 

「超必殺……クロスファイアブレス!!」

 

>ぬぅっ!! なんて勢い……当たっちゃいけない!!

 

 今のホモくんが当たれば即死です、なので勝負をすぐ決めたいのですが……ドラゴンモードの会長は硬いです。前にも言った通り、硬い速い強い、その上固有スキルは即死級。それがココ会長です。何だ、このマゾゲー!? これをオーディションでやるのはほぼ不可能です。

 

「オラオラー! 燃え尽きろ!!」

 

>燃えてたまるか……!!

 

 ブレスをやめさせるには、10秒間逃げ切るか怯ませるか、どちらかしかありません。そして回避はほぼ不可能なこの攻撃……ならば、これで行くしかありません!! 足を狙って……サイクロンスラッシュをチャージ!

 

「どこまで持つかな……って、こっち来た!?」

 

>『フレイムタイフーン』!!

 

「効かんわ!!」

 

 まだまだ!

 

>『グレイトスラッシュ』!!

 

「やるね……! でも、ここまでだよ!!」

 

>諦めるかぁ!!

 

 次はこれです、この技は隠された効果として、低確率ですが耐性を無視して怯ませられます!! え、今まで忘れてただけじゃないのかって? 何のことだよ(すっとぼけ)

 

「こっちに突っ込んできた!?」

 

>『ジャッジスルー2』!!

 

「あだだだだっ!? なんか凄い痛い!!」

 

 怯みました! これで必殺は終了です、あとはココ会長のドラゴンモードを突破しなければなりません! そして今、防御は消えました!! ノーダメ必須です!!

 

>よし……!!

 

「私は必殺技だけじゃないよ!」

 

 尻尾薙ぎ払い、これは2回薙ぎ払ってくるので難易度が高いですが……『刹那の見切り』! もういっちょ『刹那の見切り』! ……ヨシ!

 

>そこだ! 『フレイムタイフーン』!

 

「流石だね……本当に手加減して勝てる相手じゃないや!!」

 

>お褒めに預かり光栄ですよ!

 

 次はジャッジスルー2を叩き込みます、突撃!!

 

「やらせないよ!」

 

>……見えたぞ!!

 

 オラ、『刹那の見切り』! そこだ、ホモくんかませ!

 

「避けられた? あの体勢で!?」

 

>『ジャッジスルー2』!!

 

「ぐぅぅ……!!」

 

 ……さて、ここから会長の攻撃はさらに激しくなります……所謂『発狂』と呼ばれる現象ですね。なので……最後のスキルを使います!!

 

>だぁぁぁっ!!

 

「負けるもんかぁっ!!」

 

>……最後の技を見せてやる!!

 

 ホモくんイクゾー! 速攻魔法発動!!

 

「な、なに!? まだ隠し玉があるの!?」

 

>『狂戦士の魂(バーサーカーソウル)』!!

 

「な、なにそれ!?」

 

 残りカスと化した魔力を消費し、効果発動!! 普通はHPが1になるまでなんですが……ここで、特別裁定です。HPが1の時に使うと、自分が死ぬか、相手が死ぬか、やめるを選ぶまで攻撃を続けてくれます!! さぁ行くぜ! まず一枚目! ドロー! モンスターカード!!

 

>ウォアァァァァ!!

 

「速……ぐっ!」

 

>オォォォォォッ!!

 

 連続攻撃で押し切ります、押し切れなければ負けです!!

 

「負けて……たまるかぁぁー!!」

 

>っ!? ブレス!?

 

 やめるボタンを急いでタップしました、そして即座にグレイトスラッシュをチャージ! 作戦変更です、この火球ブレスと押し合いします!! もう一回示現流の構えで……ブレスに突っ込んで振り下ろす!!

 

「食らえぇぇぇ!!」

 

>『グレイトスラッシュ』ゥゥゥ!!

 

「くぅぅぅ……!!」

 

 辺りが揺れてます、地面も割れてます!! ドラゴンボールだこれ!! ホモくんが劣勢です、やはりステータスが足りない……ここまでバフをかけてもか! 頑張れホモくん、やり直しさせないでくれ!!

 

>……っぐぅ……!!

 

「いっけぇぇぇっ!!」

 

>……くそ……!

 

 うわぁぁぁぁー! 再走は嫌だぁー!! ……ん?

 

『死んじまえよ、こんな奴!!』

 

『正義の前に、優しさなんざなんの意味もないのさ!』

 

『お前の自己責任だよ!!』

 

 なんかとんでもない呪詛の言葉が聞こえるんですが、それは……

 

>……黙れ、黙れ!! 俺は、俺は……それでも!! 優しさを捨てない! 人を助けられる優しさを、強さを!! だから、皆を守るためにも……俺は! 負けられないんだよっ!!

 

「っ! どこにそんな力が……!?」

 

 これは……『憎しみを力に』!? 押し返しだした……いけ!! 頑張れホモくん!!

 

>切り裂けぇぇ!!

 

「お、押され……! そんな!?」

 

 おぉすげ……(驚愕)なんと押し返すどころか、火球が真っ二つになってしまいました! グレイトスラッシュの残像がヒット、クリティカルです!! 会長のドラゴンの体が崩れていきます……

 

>……

 

「いやぁ、やられたよ……完敗だ! 人間舐めてたよ……次は負けないからね! またやろうね!!」

 

 ココ会長、消滅……脱落です。と、いうことは……

 

『生存者1人! 生存者は……堀川 守男! よって、このバトルロワイヤルの勝者は堀川 守男とする!!』

 

 やったぁぁー! 勝ったぞぉぉぉー!! というところで今回は終了です、ご視聴ありがとうございました!




R18要素はどこ……ここ? あと感想とか批判貰えると嬉しいです。
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