この世界はENCROACHという名前のエロゲ?らしい 作:PPB
基礎知識の詰め合わせです。
これを読む事で、世界観が分かりやすくなるかと思います。
また、説明ではあるものの、形としては主人公であるカタリナの手元に残っている日記に残された記述を纏めたものとして描写します。
目次
1.腐蝕の海について
2.四騎士について
3.クラス(職業)
4.ステータス説明
5.属性
1.腐蝕の海について
腐蝕の海とは、ENCROACHという世界におけるメインとなるフィールドである。視界の利かないうえ、海とよばれる瘴気の中には、瘴気によって、あるいはそれ以外の理由で魔物化した人や動物が生息しており、非常に危険である。
魔物には主に三種類が確認されている。
人型、動物型、触手の三つである。
人型はそのまま、人が魔物と化した姿である。鎧を着ていたり、魔法を使えたりと、生前の技術や知識をそのままか、あるいは少し劣化した程度で使えるようであり、その対処は一筋縄とはいかない。
動物型も同じく、動物が魔物と化したものだ。個体による機敏さや強靭さに大きなばらつきがあり、異なる対処が求められる。特に速度と攻撃面に特化した熊などの魔物は新米のみならず、中堅冒険者にも恐れられている。
触手は、相手するべきではないと一般的に言われている。圧倒的な力、打たれ強さ、そして素早さが高水準で纏まった難敵で、出逢えば命は無いとさえ言われる。事実、相当数のプレイヤーは触手に惨たらしい末路を辿らされている。
海には《深度》というものが存在しており、現状確認できるのは第3深度までである。それ以上は先があるのか、はたまた終わりなのかもわからない。歴史上最も進んだとされる四騎士でさえ、第3深度から命からがら逃げ出すので精一杯だったからとすら言われ、その攻略には数多の冒険者が骨を折り、または文字通り命を投げ打ってきた。
2.四騎士について
四騎士とは、かつて腐蝕の海第3深度から生還した四人の騎士達である。
聖なる術を用いて敵と渡り合った《銀騎士アンタレス》
攻撃を一身に引き受け仲間を助けた《上級騎士グレンコル》
偵察や隠密に長け、三人を支えた《老騎士ハーシュ》
類稀な魔法術で敵を倒し続けた《魔法騎士ヴィオレッタ》
この四人のうちアンタレスとグレンコル以外の二人は元々騎士ではなかった。ハーシュは平民であり、ヴィオレッタは魔法研究者という出であったが、腐蝕の海探索に基づく功績を讃えられ、騎士の爵位が与えられたという経緯がある。
四騎士が活躍したのは、ENCROACHの舞台となる1505年の200年前、1305年である。まだ技術や戦法などが未発達な時期であったが、四騎士を越える功績を残した冒険者は未だ存在しない。
3.クラス(職業)
クラスは、ENCROACHとその舞台である腐蝕の海に挑む冒険者達にとって、なくてはならない基本にして最も大切な要素である。
かなりの数が存在しており、網羅もできていないが、普遍的なRPGに存在するような基本的なものは全てあり、生まれた地域の設定によっては相当マイナーなクラスにまでなれるという。
以下は、それら確認されているクラスの一覧である。
・物理前衛型クラス
騎士
カイトシールドと長剣を持つ、オーソドックスな前衛職。堅牢なプレートアーマーと盾を活かした堅実なファイトスタイルで、あらゆる敵との相性が平均的。可もなく不可もない、扱いやすいクラス。
戦士
ウッドシールドとバトルアックスや棍棒を用いて戦う蛮族。力が平均して高く、また生命力にも優れ、敵の攻撃をものともしない強靭さで立ち向かう。総じてパワースタイルの目立つ中級者向けクラス。
傭兵
ヒーターシールドに併せ、様々な武器種を使いこなす戦闘のエキスパート。剣、槍、斧、弓、クロスボウなど、戦闘においてはオールマイティに立ち回るが、扱いの難しい上級者向けクラス。
剣士
剣の扱いに特化し、回避を重要視する。力は無いが、テクニカルな剣技と軽やかな身のこなしで相手を翻弄する。特に剣術に関するスキルを多く会得できるため、かなり人気のあるクラス。
・物理後衛型クラス
狩人
ラウンドシールドと護身用のシミター、ロングボウを持つ後衛職。開けた場所での戦闘が得意で、後衛型クラスに共通してのスキル《遠目*1》の恩恵を強く受ける。瘴気内の探索にも長けるクラス。
逃亡者
なにかから逃げるように冒険者となった者。ろくな武装を持たず、防具もかなりやつれているものが多い。しかし、民家の探索時に貴重なアイテムや食料、遺体を発見しやすい、探索向けクラス。
兵士
パイクとクロスボウで戦う歩兵。対騎兵に特化した装備は、腐蝕の海でもその力を遺憾なく発揮する。後衛型クラスの中では珍しく近距離戦闘も行えるが、前衛職には劣る。中〜上級者向けクラス。
盗賊
ダガーナイフやクロスボウを持ち、近距離と遠距離で戦う変則的な戦闘スタイル。兵士くずれである事も多く、剣を持ち歩く者もいる。プレイヤーを殺して奪う物資の量が多い、対戦向けクラス。
・魔法前衛型クラス
聖騎士
祝福された武器を持ち、チェインメイルとサーコートで身を包む騎士。通常の騎士と比べ打たれ弱い欠点はあるが、聖なる武器により魔物への攻撃効果が高い。自力での回復も行える万能クラス。
聖職の戦士
ヒーターシールドとメイスやモーニングスターを装備し、聖術による回復と騎士よりも重厚な鎧でとにかく打たれ強い。ただし物資の消耗が早かったり視界が狭いなど、向き不向きがはっきりしているクラス。
魔術剣士
魔法を嗜む剣士。ロングソードに魔法的付呪を施し、重厚な騎士や触手さえ切り裂いてしまう、攻撃面では圧倒的なポテンシャルを秘める。反面打たれ弱く、運用に注意が必要な、上級者向けクラス。
魔道傭兵
傭兵の中でも特に魔法の扱いに長けた者。そのかわり扱える武器に限りがあり、剣と短刀、クロスボウしか使えない。それでも魔法を使って中距離戦闘では優位を確保しやすい。中級者向けクラス。
・魔法後衛型クラス
聖女(聖職者)
回復の聖術を使い、仲間を癒す。攻撃は苦手だが、身を守るためにいくつかの聖術を覚えている。基本的に誰かの後衛に回って探索するべき職で、単独での探索はやめておく方が無難。上級者向けクラス。
聖術師
聖女や聖職者と違い、攻撃面にも優れる後衛職。雷槍と呼ばれる光の槍や、神への祈りによって流星の一粒を呼び出しぶつけるなど、非常に攻撃的な性格になっている。物理前衛型と組むことで真価を発揮するクラス。
魔術師(魔法使い)
回復や聖術の一切を否定する魔術体系やその論理に従い術を行使する、全クラスで最も攻撃に能力を割いた後衛職。反面防御能力は絶望的だが、それを上回る攻撃性が敵の接近を否定する。中級者向けクラス。
・特殊
カタリナ
現状どのクラスにも当てはまらない。強いて言うなら探索者と呼ぶべきだが、戦闘が一切できないのはスキルを持たないからかもしれない。
騎士(アンタレス)
物理前衛職、特に近接戦闘技術に長けた、超接近戦特化型。かつて存在した銀騎士アンタレスの戦闘スタイルであり、騎士でありながら徒手をも使う泥臭い戦い方は、生存能力が高い。
5.属性
あまりにも攻撃が効かない相手がいる時は、恐らくその属性に対して高い耐性を持っているのだろう事が予見できる。例えば触手は打撃や魔法に強いが、炎や斬撃に弱い。
鎧を着た人型は斬撃と炎に強いが、打撃と魔法に弱い。といった具合に、得手不得手のはっきりとしたゲームだ。今この現状がどうかは知らないが、知っていて損は無いはずだ。
斬撃
読んで字のごとく、切り傷を付ける攻撃。皮膚の露出したような相手にはよく効く。剣や斧はこれ。
打撃
鎧を着た相手に対して強い攻撃。斬撃と違って武器の重みで攻撃するから、柔軟な相手には効かない。
魔法
炎や光とは違って、独特な概念を持つ攻撃。鎧を着たような相手に強いことから打撃と似た性能でもある。
炎
皮膚を露出させた相手に強い、斬撃のような攻撃。属性攻撃の中では用意しやすく、動物型に極めて有効。
光
相手次第で極端に強く、あるいは弱くなる攻撃。魔物に対して強く、聖職に対して弱い。
ここで途切れている……。
恐らく、海の先に進んでこの日記の持ち主の辿った道を追体験する度に、更新されていくのだろうか。
私は日記を閉じ、読んだ内容を頭の中で反芻させながら歩き出した。腐蝕の海の果ては遠い。
世界観の補足、及び説明(の建前を借りたメモ)でした。
また書いている途中に謎な部分が出てきたら、その部分の整理も兼ねて追記していきます。