※この作品はR-18です。

東方蟲蔵録   作:玉蹴り男

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第四話

俺が幻想郷に足を下ろしたのは昼前頃だったようだ。あれから数時間経って、既に夕方となっている。

ようやく作業なり情報の整理なりが落ち着いてきたため、簡潔に経過を纏めよう。

 

あれから蟲は一度孵化した。

最初の孵化は、俺がやった事とはいえ鳥肌ものであった。

なんせ少女の体内から、大量のカブトムシの幼虫のような蟲が湧き出てくるのだ。これで魔理沙本人の意識があれば、それだけで発狂しそうな光景だった。

産まれたそばから外に出てくるため、まだ小さな個体がウゾウゾと押し合い圧し合いしながら膣から出てくる。粘液によって痛覚が麻痺しているとは言えど、その刺激は流石に大きなものらしい。魔理沙が苦しそうな反応を見せていたため、孵化のたびに昏睡スプレーを重ねることにした。

これが従来の吸入麻酔のような仕組みなら、ワンショットで長時間保つような代物を何度もかけるのは危険な気がするが、まあ仕方ない。定期的に観察しているが、まだ呼吸が抑制されるような徴候は見られていないため、取り敢えずこの方針を続けることにしていた。

 

さて、産まれた蟲達の処理も重要だ。放っておけばどんどん孵化する後続の蟲は潰れていってしまうため、俺は自分の手で魔理沙の膣から蟲を掻き出さないといけなかった。ヌルヌルとして大変気持ち悪いが、今後のダンジョンの糧にしないといけないので堪える。

種付けワームベビー達を廊下に放っておくのも嫌だし、粗方は風呂桶に入れていった。

こいつらは30分も経てばもう少し成長し、生殖機能を獲得するらしい。そこまでいけば2周目の種付けを行い、それ以外の個体はDPに変換していくことにする。

ちなみにベビーも成体も1体で1DPである。買った時は10DPだったのに……。

 

1周目の孵化で卵が全て孵化するのにかかった時間はおよそ20分であったため、2周目からは20分おきに魔理沙の膣へ蟲を入れていけばいい。子宮内に入れておける卵の限度は分からないが、最大でも5時間で15体いれば良いことになる。1周目でベビーは30体程度確保できたため、ざっくり15DP程度入手出来た。

魔理沙を侵入者として撃退したポイントが80DPであったため、合わせて95DPだ。もうすぐで部屋を買い戻せるがーーこんな蟲だけ居ても防衛なんて出来るわけがない。更なる戦力増強が必要だ。

そこで、種付けワーム君以外の金策を行うことにした。

 

目を付けたのは、同じく人間を苗床とする蟲。種付け蜘蛛君だ。

そいつはオス個体が分泌する精液によって卵を着床させる事が可能であり、子宮のような専用の媒体を必要としない。つまり、今使っていない魔理沙の消化管を活用出来るということだ。

蜘蛛は巣穴作成による陣地作成能力もあるため、オスメス揃って召喚すると80DPも必要となってしまう。しかし売り払えば一体あたり8DPであり、戦力にもなるモンスターとしては良い金策だろう。そして何より重要な点として、魔理沙の栄養源となるのも大きい。

 

蜘蛛は本来卵を守るために糸を用いることがあるが、こいつはそれを人間等で代用する。どんな環境でも体温を維持し、かつ頑丈で生命力のある生物。かつ魔力等を鍛えている知的生命体では、より優れた個体を生み出す事も可能らしい。蜘蛛なりの生存戦略ということだ。

こいつはそうした蟲群の中でも、1週間程度と短い期間で孵化する種類であるが、それでも人間をその間生かしておく必要がある。そのために、大量に卵を産みつけると、それが成長しながら順次潰れ、中の栄養を母体に与えてくれるのだ。その代わり母体は魔力なり生命力なりを奪われるが、母体に大人しくして欲しい蜘蛛や俺からすると一石二鳥である。

そうして最終的には、一度の産卵で50匹程度の個体確保が見込める。非常に素晴らしい。

そのうち40匹でも売り払えば320DP。これを繰り返せば、蜘蛛によるガチガチの巣と強いモンスターをしっかりと準備出来るという算段だ。

 

「まあ、一週間後の話だけど」

 

それまでは、ちまちま種付けワーム君で稼ぐしかない。

1時間前くらいから2周目を開始しているため、今から大体3時間後から20分おきに30DP獲得。これを延々と繰り返す。

いや子宮の容量限界も分かっていないため、これはかなりの理想値だ。仮に理想値の半分程で孵化してない卵が子宮を埋め尽くすなら、目安4時間で得られるのは180DP。

決して悪くはない。悪くはないがーーこいつら戦力にならないし、なにより効率よく金策を継続するためには、俺自ら蟲の回収や産卵の作業を行う必要がある。一度ボス部屋に戻って部屋を作るとそれは出来ないため、蜘蛛2体だけで凌がないといけないのだ。

これが、今俺を悩ませている課題であった。

 

「チキンレースというわけだ」

 

無防備に金策をいつまで続けるか。

どこで効率を落としてでもDPを消費して戦力を拡充するか。

 

因みに、今は部屋数個を除いて扉を閉め切り、蟲達が外へは出ていけないようにしている。そうじゃないと設置できないモンスターは、好き勝手移動し始めるからだ。

そして当然、扉程度破壊できる強力なモンスターにこの作戦は通じない。

つまり、結局チキンレースという事である。

 

「どうしようかなあ……」

 

俺はぼやきながら、次のワームを魔理沙の膣に押し込んだ。ブニブニとした節のある身体を蠢かせ、綺麗なピンク色の膣内へ侵入していく。

度重なる蟲の蹂躙は魔理沙の身体へ負荷を与えており、彼女の真っ白だった肌は上気して赤みを帯びていた。汗と蟲の粘液にまみれ、ぬらぬらと肌の表面に光が反射している。見るものが見ればとても淫靡で、背徳的な光景であった。

東方Projectでも高い人気を誇る、魔法を使えるカリスマ人間、霧雨魔理沙。蟲に陵辱され意識の無いその姿からは、前世で見たような快活な様子を全く想像が出来ない。

 

そして俺は決意した。

 

「よし、魔理沙起こすか」

 

で、俺を助けてもらおう。

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