悲報 原作キャラ登場せず
(な、何故彼女がこのカジノに?)
ニトクリスは驚きを隠せぬ様子でネフレンに付随するルイーナを見つめていた。その身なりは普段のミッテルトさながらのゴスロリファッションだが、どこか上品な雰囲気が漂っている。
(ここは何とかして彼女を奪還せねば)
ニトクリスは逆バニーの格好で、周囲の客から好奇と色欲に満ちた眼差しに辟易しながらも必死に考えを巡らせる。そのせいか背後でのやり取りに気づかない。
「おや? お客様、どうかなさいましたか?」
「いやね、あの女のコを俺のテーブルにつけて欲しいんだよ」
「は〜い。ニトクリスさ〜ん、お客様がお呼びよ〜」
「えっ!? 私ですか……」
不意に呼ばれて振り返ると、そこには忘れもしないあの男、『英雄殺し』がいるではないか。ニトクリスは辛うじて動揺を抑えた。確かルイーナ暗殺の任を受けていたと聞いていたがその機会を未だに伺っているのだろうか。誰が敵で誰が味方なのか、冥界の勢力図は複雑怪奇だ。
「……わかりました」
とりあえず今は大人しく従うしかない。そう判断したニトクリスは重い足取りで英雄殺しの座るテーブルに歩み寄った。そして侍女のように彼の傍に立つと恭しく一礼する。
「失礼します」
「へぇ……近くで見るとますます美人じゃねぇか。安里クンの周りにはいい女が揃ってんなァ」
サングラス越しにニトクリスの姿を見た英雄殺しがにやにやしながら言う。軽薄な口ぶりながら懐から手を離さない辺りは強かさが垣間見える。「…………」
ニトクリスは無言のままじっとしている。すると英雄殺しは彼女の身体を下から舐めるように見上げていく。
「何だよ、こんなエロい格好しちゃってさァ、安里クンの趣味?」
「そんなワケがないでしょうが!
貴方という人は!」
思わずツッコミを入れてしまったが英雄殺しはカラカラと笑う。
「カハハハ、アンタ本当に人がいいな。こういう類の話も広がらねーつまんねー質問はいなすかスルーするモンだぜ」
「貴方が言い出したのでしょう!」
「まぁそれはそれとして、アンタらルイーナちゃんを助け出してーんだろ? 繰り返すけど人がいいね。惚れた男のためなら自分の気持ちは二の次かい? 健気だねェ。浪花節だねェ」
「……」
ニトクリスは黙り込む。自分の気持ちを圧し殺すことなど既に慣れている。だが泥の様に重く絡みつく感情がどこかにあるというというのも事実だ。
「ま、それはそれとして酒を注いでくれ。代金はルイーナちゃんの洗脳の解き方」
「……」
ニトクリスは黙って酌をすると、『英雄殺し』はグイッと美味そうに一気に飲み干した。
「急に飲むと身体に毒ですよ?」
「ギャハハ、身体の心配をされたのはガキの頃以来だぜ」
英雄殺しは愉快そうに笑いながらグラスを回すとカラン、と氷が鳴る。
「ルイーナちゃんの戻し方だが、ネフレンの首にかけているペンダントがあるだろ? アレを奪えば元に戻る」
「その話、本当でしょうね?」
ニトクリスとしては念を押すのは当然だったのだが、彼はいかにもつまらなさそうにため息を吐いた。
『この野暮め』とでも言いたげにだ。
「信用ならねえ、ってか。
仕方ねェ。なら一つ手を貸してやるかね」
『英雄殺し』はやおら立ち上がると、つかつかとネフレンの側まで歩いていく。
「よぅ、旦那。いつもいい女連れてんなァ」
「ぐふふ、僕位になると気に入った娘はみんな僕のモノになるんだよ。キミみたいな吹けば飛ぶような傭兵崩れとは違うのさ」
「違えねえ、ハハハハハ!」
ネフレンの嘲弄を英雄殺しは怒りもせずに笑い飛ばした。しかしその目は些かも笑っていない。
「その姫さんのペンダントなんだけどよォ、そいつを賭けて俺とアンタん所の新入り闘士とやり合わせちゃあくれねェか?」
「……どういうつもりだい?」
ネフレンの目が色ボケした醜男のモノからギラリとした独裁者のソレへと変わる。
「そう怖いカオするなよ旦那。
アンタだって、ルイーナちゃんはともかくあの新入り闘士のルチャさんにゃ手を焼いてんだろ? あんまり強すぎて一方的だから客がキレかけたっていうじゃねえか」
英雄殺しの言葉は事実だ。
ファイトマネーはいらないというから雇ったがルチャは興行というものを理解していないのだ。力に差がありすぎてハンデをつけても一方的に勝ってしまう。賭けは成立しないし、選手は壊されるしでいいことがない。
「確かに、このままだとボクの可愛い闘士が皆壊されちゃうからねぇ。
けど、キミが勝てる見込みがあるのかい?」
「そこは英雄殺しの二つ名を信用して欲しいなあ」
英雄殺しのビッグマウスじみた言葉を聞いているのかいないのか、ネフレンは虚空を見つめる。彼にすればどちらに転んでも悪い話ではない。「ぐふふ、いいとも。受けようじゃないか。負けた方は勝った方の言うことを何でも聞く、というのも加えよう」「カッハハハ、そりゃ面白そうだなァ」
こうして話はまとまり、英雄殺しは席に戻る。事の顛末はニトクリスにも聞こえていた。
(一体どういうつもりなのでしょうか……)
「お客様、よろしいのですか?」
「まぁ見てなって。それより酒のお代わり頼むわ」
「……承知しました」
ニトクリスは釈然としないまま、グラスに酒を注いで英雄殺しを歓待するのであった。
ー
そして早くも次の日に試合は決まり、ニトクリス達は観客席にて試合を見守っている。
「さぁーて! 今日のお客様は大変幸運! 無敗のチャンピオン、クトゥー・ルチャに対して最大最強の挑戦者がやってきたあー! 『英雄殺し』の二つ名を持つ男、その名も──ハーゲン!」
(ハーゲン? 彼もまた偽名を?)
ニトクリスは怪しんだが、どうせ試合が始まればわかることだ。彼女は疑問を押し殺してリングに目を向けた。
さて、トゥーの姿だがビスチェとドレスを組み合わせたような衣装で、露出が多く豊満な胸元と頑健極まりない腹筋が露になっている。
対するハーゲンはまるでどこぞのヒーローの様な首筋を防護する毛羽立った襟つきの黒いロングコートに銃剣付き2丁拳銃という出立ちだ。
リングの上で両者は睨み合う。
「貴方は確か……安里殿に毒を撃ち込んだ男でしたね」
「そうおっかねえ顔しないでくれよ。あれは渡世の仁義って奴だぜ」
ハーゲンは苦笑しながら銃を構える。
「俺ァ一応人間の範疇にあるからよ、コイツを使わせてもらうぜ?」
「どうぞご自由に」
トゥーはチャンピオンにふさわしく鷹揚に構える。
『流石は不敗のチャンピオンだー! 余裕たっぷりだー!』
実況の声が響き渡ると、観客のボルテージは一気に上がった。しかしニトクリスはこの観客の熱気に異様さを嗅ぎ取っていた。まるで何かに興奮しているかのような熱狂ぶりにだ。更に観客席にいるのはその殆どが男性である。
(そう言えば今回は負けた方がなんでもいうことを聞くとか言っていましたが、まさか……)
ニトクリスは嫌な予感を覚えながらも、二人の闘いに意識を集中させるのだった。
先に仕掛けたのはトゥーの方だった。
彼女が地面を蹴ると、その衝撃だけで土煙が上がる。目眩ましの類ではなく、蹴りの威力が強すぎるので風圧すら武器になってしまうのだ。トゥーは弾丸のような速度で肉薄すると、その勢いのまま拳を振るう。
その一撃は常人であれば即死級のモノだったが、ハーゲンはそれを紙一重でかわす。
そしてカウンターで銃撃を放った。
ババババババッ!
まるで自動小銃の掃射を思わせる音が響く。
しかし、トゥーの身体には傷一つついていない。女性の靭やかさがありながら鋼のように硬い筋肉の鎧が銃弾を弾いたのだ。
彼女の肉体強度は戦車の装甲を凌駕する。だが、これは想定内。
ハーゲンは飛び退いて距離を取り
再び発砲。彼が持つ二丁拳銃から放たれる魔力の弾丸を、トゥーは腕を突き出すと火炎の壁を出現させて防いだ。
「私は安里様ほど器用ではありませんので……ばっ!」
クンッと開いた掌をかざすと炎の波、それも10メートルほどの炎の津波がリングを呑み込む。
しかし、ハーゲンはリングに用意された金網にワイヤーを伸ばして掴まると、そのまま跳躍。炎の津波を軽々と回避した。
「しぇらあぁっ!!」
雄叫びと共に、ワイヤーアクションかさながらターザンのワイヤージャンプかと言わんばかりの勢いをつけてハーゲンは飛び蹴りを見舞った。
しかし、フィジカルのみでなく五感も強化されたトゥーにそれは通用しない。
「ふんぬ!」
トゥーは片腕でそれを受け止めると、ハーゲンをまるで砲丸投げの鉄球のように振り回して金網へと叩きつけた。
「ぐほぉ!?」
「ふぅん!」
トゥーはそのまま跳び上がって膝蹴りを彼の鳩尾に喰らわせる。
ハーゲンは悶絶するが、トゥーは容赦しない。
「ふぐおおっ!」
今度はハーゲンの頭を掴むと頭突きを放つと、彼のサングラスは容易く砕け散る。
「ほお、意外と美男子なのですね」
トゥーはハーゲンの顔つきに少し驚いた様子を見せるも攻撃の手は緩めない。ベア・ナックルでハーゲンの顔面を打ち据える。
ドガガガガッ!!
『出たー! チャンピオンのラッシュだー!! これは早くも決まったか!』
「ごぶっ! げふっ! おぼおっ!」
ハーゲンはなす術もなく殴られ続け、だらんと腕を下げる。
もはや勝負あったかと観客達も溜息を漏らし始め、トゥーの彼を羽交い締めにして、金網を蹴り飛ばしてバッタの様に跳ね上がった!
グシャァッ!! 天井にハーゲンの脳天が叩きつけられ鈍い音が彼女の耳に届くも、攻撃は終わらない。
トゥーは更に天井を蹴って彼の脳天をリングに叩きつけようと試みた。
『こ、これはー!? 《変形式飯綱落とし》! 勝負は決まったかー!』
隕石さながらにリングに迫る両者の有様に実況は興奮気味に叫ぶ。
しかし、ハーゲンの口角が僅かに上がると彼の両腕が変化していった。
「……これは《龍の篭手》!?」
ハーゲンの両腕が肥大化し、肘から先が赤い篭手に変わっていく。
その篭手の色合いと形状にトゥーは動揺した。
「まさか……赤き竜の……!」
「さあ、どうかねえ!?」
ドグオォォォン!
羽交い締めを振りほどいたハーゲンは、地面を殴る事で飯綱落としを防いだ。炎と衝撃波がリングを包み込み、土煙が舞う。
「ぬうぅ……!!」
トゥーは拳を固めると、煙の中に突進して、ハーゲンと四つに組む。
(この強度と力量……!? イッセー様とドライグ殿並みの力を持っている!)
ギリギリと両者の腕が軋み合い、
足元のリングがピシピシと音を立ててひび割れていく中で赤い龍の篭手がいつの間にか黄金色に変化していく。
「クカハハッ! インファイトは性分じゃねえがアンタみたいな美人なら歓迎だぜェ!」
「戯言を……」
「本心だよ。だからよ、俺が勝ったら──」
ハーゲンはトゥーの耳元に口を寄せる。
「アンタを俺の女にするぜ。どうだい? 燃えるだろう?」
「……ッ!!」
トゥーは顔を真っ赤にすると、ハーゲンの身体を持ち上げてぶん投げた。
「ハッハァ! 情熱的なのは嫌いじゃないぜ!」
ハーゲンは空中で体勢を整えると
イッセーのドラゴン・ショットばりの魔力弾を連射する。その威力は先の弾丸の比ではない。リングをまるで豆腐のように破壊しながら迫る魔力の奔流に、トゥーは回避行動を取るしかなかった。
「逃がすかよ!」
ハーゲンはワイヤーを射出すると、それを足場にして飛び上がり、トゥーに追いすがる。
「ちぃっ!」
トゥーは舌打ちをしつつ、迎撃のハンマーナックルを振るう。
だが、ハーゲンはその一撃を紙一重でかわすと、彼女の背後を取って首筋に注射器を刺す。
「うっ……何を……!?」
「何だろうな? ハッハハハア!」
ハーゲンは笑いながら、軽業師の如くトゥーから飛び退く。恐らくは嘗て安里の体を蝕んだ毒薬と同じもの。だが、トゥーはそんな事など気にも留めず、ハーゲンに飛びかかる。
「大したガッツだな! 益々気に入ったぜトゥーちゃんよぉ!」
「黙りなさい! 私をその名で呼ぶな!」
トゥーは激昂しながらも、ハーゲンに肉薄し、ラッシュを浴びせかける。
「カッカカカカ! トゥーちゃんは基本技が大振りなんだよなあ! 格下相手にゃそれでいいかも知れねぇけど、強敵相手だと隙だらけになるぞ!」
ハーゲンはトゥーのラッシュを全て回避して、逆にカウンターでトゥーの顎に掌底を打ち込む。
「ぐあっ!?」
しかしトゥーのタフネスもまた規格外のものだ。ハーゲンの掌底を食らっても倒れるどころか怯む様子もない。
トゥーはハーゲンの腕を掴むと、そのまま一本背負いを繰り出し更に落下に乗じてエルボードロップを脇腹へと叩き込む。ベキベキ、と骨が折れるような音が響き渡る。
「グゥオッ!」
「ふっ!」
トゥーは更に追撃としてハーゲンの鼻面に容赦ないトーキックを見舞った。蹴り飛ばされたハーゲンは小石の様に金網に激突する。
「……」
トゥーは油断なく構えを取りつつ、ハーゲンへと歩いて迫るが……。
ドクンッ! と心臓の鼓動のような音が響くと、膝から下に力が入らない。
「これは……!?」
「驚いたか? 何で自分の炎で解毒できねぇんだって顔をしているなぁ。
それはな……こういう仕掛けさ」
シャキン、と彼の手の平からスパイクの様な突起物が飛び出した。
「ヘパイストス殿の旦那が《キュクロプス》に付けた《聖槍・影打》を
複製したものでね。アンタの異能は封じられたって次第さァ……」
不敵に笑うハーゲンの傷が癒えてゆき篭手も元の人間のものへと戻っていく。傷が癒えたのは恐らくは《フェニックスの涙》によるものであろうか。
「くっ……!」
トゥーは羞恥に顔を歪めた。
自身の浅慮とハーゲンと彼のバックにあるもの達を甘く見たツケが回ってきたのだ。
「ま、そう悲観することもねえぜ? アンタはこれから俺に負けるんだからよ」
ハーゲンはニヤリと笑みを浮かべると、トゥーに口づけをしようと顔を近づけていく。
「んー♪」
「……ッ!」
トゥーは歯を食い縛ろうとしたが顎に手を回されてはそれも叶わず、唇を奪われる。
「……ッ! ……ッ!」
「……フッ……ハハハ! 初々しい反応じゃねえか! 可愛いぜ!」
ハーゲンはキスを終えると、彼女の頭を撫でながら、彼女の衣服を引きちぎる。ビリッ! ビリビリィ! と布地が破れる音と共にトゥーの白い肌が露わになった。
「くっ……! こ、殺せっ!」
「ハッハハハァ! ものすげーテンプレな台詞だなあ! だが、そういうの嫌いじゃねえぜぇ! むしろ燃えるぜ! アンタも炎の魔人って話だから満更でもねえだろ? ハッハハハハハ!!」
ハーゲンは高笑いを上げ、トゥーの乳房を揉みしだく。
むにっ♥むにいっ♥ぐにゅっ♥
まるで粘土細工を弄ぶかのようにハーゲンはトゥーの豊乳を弄び、その先端の桜色の突起物を指先で摘む。
「ひうぅっ……!」
鼻息が荒くなってしまう。暴力的な様でありながらも彼女にとっては甘美なる刺激。
それを堪えようと彼女は目を瞑るが、それが逆効果となり、感覚をより鋭敏にしてしまう。
(こんな男などの手で私は感じているのか!?)
屈辱と快楽が混ざり合い、思考が定まらない。
「なあ、トゥーちゃん。俺のチンポもうバキバキでな……一旦シゴいてくんねぇかな?」
「ッ!」
「頼むよ……な?」
ハーゲンは彼女の耳元で囁き、胸をまさぐる手を止める。
「うっ……ううっ……!
握り……つぶしてくれりゅう……」
涙ぐみながらトゥーはハーゲンに迫るのだが、その弱まる様は彼をより興奮させる。
彼は舌なめずりすると、彼女の身体を引き寄せてペニスを握らせる。
そして、そのまま上下に動かしてオナニーを始める。
しゅっ♥しゅっ♥シュッシュッ♥ハーゲンのモノは太く長く、熱かった。
その感触にトゥーは思わず生唾を飲み込む。しかし、そんな自分に嫌気が差した。自分は誇りあるニグラの忠臣であり安里の眷属なのだ。
そんな自分が敵の性器を握って悦んでいるなどあってはならない事である。
「へへ、握りつぶすンじゃあなかったのかい? 随分と気持ち良さそうな顔してんじゃねぇか」
ハーゲンは意地の悪そうな笑みを浮かべると、トゥーは真っ赤に頬を染めた。
「し、してない……! チンポがヌルヌルのベトベトで汚いだけだ……!」
トゥーはそう言うと、ハーゲンの肉棒をぎゅっと強く握り締めた。
ハーゲンの肉茎からは先走り汁が漏れているがそれだけではローションをぶちまけたかの様に彼のペニスが濡れる事はない。蕩ける子宮から分泌された愛液によるものなのだ。
「ハハッ。自分から出たマン汁を汚えってか。そんなに自分を貶める事はねえだろうに」
「うああっ! 言うな! 言うなあ!」
トゥーはハーゲンの言葉に動揺しつつも、彼の肉棒をしごき続ける。
既にハーゲンの巨根には血管が浮き出ており、今にも爆発寸前だった。
更に駄々をこねる様にトゥーはペニスを扱きつつその身を揺らすものだから乳房や尻たぶが牡を魅了する為に揺れ動く様に更にハーゲンの怒張は激しく脈打つ。
(ああ、だ、ダメだ……♥このままじゃあこの男のチンポに屈服させられてしまう……! そ、それはいけない……! 絶対に避けなければ……!)
「ははは、そんなにマンコをクパクパさせてザーメン欲しがるなよ。ま、無理もねえな。疑似とはいえ
赤龍帝に近しい今の俺のザーメンは解毒薬だからなあ?」
「解毒……薬……?」
トゥーはハーゲンの言葉に眉を潜めた。
「そうだぜ。アンタは俺の《聖槍・影打》を打ち込まれて毒を注入されている。だが、俺のザーメンを注がれればその毒は消えるって寸法よ」
「な……!?」
ハーゲンはトゥーを抱きしめ、彼女の秘所に指を挿入する。
「ひゃううううっ! あぁっ! んああっ!」
指で膣内をかき回され、トゥーは艶かしく喘いでしまうのを抑えられずハーゲンは益々喜々として笑った。
「ハハハハハ! どうだいトゥーちゃんよぉ! 最高だろうが!」
「あ、ああんっ! な、何がいいものか……! 貴様の様な下衆の行為など、こ、これっぽっちも良くなんか……!」
「ふーん。じゃあコレはどうかな?」
ハーゲンはトゥーの陰核を摘み、捻り上げる。
「あ、あおあ~っ!?」
意識が弾けかけ、トゥーは絶叫を上げながら腰が浮き上がる。まるで疾走した犬のように舌を突き出し、瞳はグルリと上を向いていた。
「おー、良い反応じゃねぇの。流石は炎の魔人。オマンコもマグマみてぇにドロドロのヌルヌル。そんなに良かったかい? ほら、言ってみな。『私は敵将ハーゲン様の指マンによってイキました』ってな」
ハーゲンはトゥーの耳元に口を寄せ、甘く囁く。
「だ、誰が……言うものかぁ! 貴様の指など蚊の嘴程度にしか感じぬわ!」
トゥーは涙目になりながらも、ハーゲンを睨みつける。だが、その態度とは裏腹に、彼女の膣穴と体からはそれぞれ汗と牝の匂いが漂っており、乳首はビンビンに勃起し、発情していることは明白であった。
「成程、指じゃ刺激が足りねえってのか。なら、こうするしかねえよな?」
ぐちゅり、と膣穴に指よりも太く、逞しい何かが押し込まれる。それがなんなのか、彼女は理解していた。
(ダメ……だ。腰を下ろしては……自分からこの男の肉棒を受け入れることになる)
トゥーは蹲踞の様に中腰の姿勢のまま震えていた。
「ふーっ♥ふーっ……♥」
(落ち着け……! 落ち着くんだ私……! 耐えろ……耐えるのだ……)
トゥーは必死に己を律しようとする。観客の目の前で敵であるハーゲンの肉槍を受け入れてしまっては、自分の誇りがズタボロになってしまう。安里に顔向け出来なくなってしまう。
だが、身体は正直だった。既に子宮からはトロトロと蜜液が流れ出しており、今か今かと待ち望んでいるかの如く小刻みに痙攣している。
「ハハハハハッ! そのままタイムアップまで粘るつもりかよトゥーちゃん?」
「黙れっ……! 黙れ黙れ黙れぇっ!」
ハーゲンの嘲笑にトゥーは叫ぶが、その声は弱々しく、今にも消え入りそうだった。
「強がってても身体は正直だよなあ。もう我慢できねえって面してるぜ?」
「違う……! これは……! あぐうぅぅ〜♥」
油断していたトゥーの乳房と乳首にハーゲンの毒牙に等しい指が伸びる。既に充血しきっているそこを責められ、トゥーはビクンッ! と仰け反ってしまう。鍛えられた肉体はハーゲンによって蕩かされ、今や快楽を享受するだけの肉人形へと堕ちてしまっていた。
「ひぃいいっ! やめてくれええっ! イキたくないのに、イッちゃううううっ!!」
「ハッハァ! いいぜ、イケよ! 派手にイっちまいな!」
ハーゲンはトゥーの乳房を揉みしだきつつ、その先端を摘む。そして、肉茎の先端を子宮口に擦り付ける。「ひゃううううううっ!!! イクぅうううううう!!!」
トゥーは絶頂を迎え、愛液を撒き散らしながら膝を折った。その拍子にハーゲンのペニスが一気に根元まで挿入された。
「おぉーっ♥♥♥」
飛びかけた意識がカンフル剤さながらにペニスを打ち込まれた事で覚醒させられる。
「あぁ……入って……しまった……あ……ダメだぁ……気持ちいぃ……」
悔しくて堪らぬとばかりに歯軋りするトゥーであったが、膣穴と子宮はハーゲンのペニスを歓迎するかのようにキュンキュンと締め付け、その熱さと太さにトゥーは髪を振り乱し悶絶する。
「へっ。ようやく素直になったか。じゃあ動くぜ!」
「ひゃううっ!? ま、待て! まだ動かれたらっ! あひいいいっ!」
ずんっ! とハーゲンの腰が突き上げられる。トゥーの膣壁はハーゲンの巨根を離すものかと言わんばかりに絡みつき、搾り取る様にうねる。
「うおおっ! なんだこりゃあ! 名器じゃねぇか! こんなにマンコをヒクつかせておいてよく言うぜ!」
「ひゃううっ! ダメっ、ダメェっ!」
パン、パチュ、バチュンと肉と肉がぶつかり合う音が響き渡る。
トゥーはハーゲンのピストン運動に翻弄され、ただひたすらに喘ぎ続ける事しか出来なかった。
だが、そんな彼女の痴態に興奮したのか、観客達は歓声を上げる。
それはまるでトゥーが敗北してしまった事を祝福するかのようであった。
トゥーは唇を噛みしめ、なんとか耐えようとするが、そんな彼女に追い打ちをかけるようにハーゲンは激しく腰を動かした。
子宮口をこじ開けるように亀頭が侵入すると、トゥーは背筋を大きく仰け反らせながら絶叫した。
「いやああああ! それ以上入らないでくれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
だが、その願いも虚しく、ハーゲンの剛槍はトゥーの子宮口にぐりぐりと押し当てられる。
子宮口が徐々に拡張されていく感覚にトゥーは恐怖と快感が入り混じった表情を浮かべた。
「ハハハハハ、そんなにデカケツを押し付けてどうしちまったんだ? もっと欲しいんだろ? ほら、オマンコの奥まで突いてやるよ!」
そう言うとハーゲンは再びトゥーの尻を鷲掴みにし、思い切り腰を突き上げた。
最奥部への強烈な一撃にトゥーは目を見開き、舌を出して痙攣する。
それと同時にトゥーの秘所から潮が吹き出し、ハーゲンの腹を濡らす。
「おーっ♥おっ♥イギだくないっ♥敵のチンポでイギだぐないいっ!?」
涙を流し、必死になって訴えるトゥーだったが、彼女の言葉とは裏腹に、その身体は歓喜に打ち震えていた。「ハハハ! 敵将のチンポでイカされる気分はどうだいトゥーちゃんよォ?」
「いやだ……嫌だ……! 私は……お前なんかに……! 負けて……たまるか……! くううっ♥」
必死に理性を保ち、抵抗しようとするトゥーであったが、ハーゲンのストロークは徐々に激しさを増していく。
「おごっ♥おぐっ♥おぉっ♥おふぅうっ♥」
口からは唾液と、濁った声が漏れ出る。
「ハハハ! 良い声出すじゃねえか! オラ! これが欲しかったんだろうが!」
「おぉお♥おぉお♥おふぅ♥おぉお♥」
もはやまともに言葉を発することも出来ず、トゥーは快楽の波に溺れていった。そして……。
ドピュルルッ! ビュルッ! ビューッ! ビュッ!
「あっ……♥あぁっ♥熱いのがぁ♥あぁあ〜っ♥いやぁ♥いやぁ♥出されて……るぅ♥イクッ……イグゥウウッ!!」
ブシャアァァァァッ! と盛大に潮を吹き出し、トゥーは絶頂を迎えた。
「ハハ! 派手にイッたな! これで俺の勝ちだぜ!」
「あぁ……あぁ……♥」
ビクンビクンと身体を震わせ、絶頂の余韻に浸るトゥーをハーゲンは嘲笑う。何やら実況と観客が盛大に騒いでいるようだが、今の彼女には何も聞こえなかった。
ー
「……あれっ?」
ルイーナが気がついた時、彼女はニトクリス達に囲まれていた。ひどく頭がぼおっとして長い夢を見ていたような気がするが、その内容は全く思い出せなかった。
「お目覚めですか、ルイーナさん」
「えっと……はい」
要領を得ないが、とりあえず返事をする。確か安里とデートをしてアイスを食べて……それからの記憶がない。だが、何となしに状況は解る。
「ご、ごめんなさい! 私、また皆さんにご迷惑をおかけして……!」
慌てて頭を下げると、ニトクリスはクスリと笑った。
他の者達も微笑んでいる。
「フフ、構いませんよ。安里、いえ同盟者もきっと貴方に頼られるのを喜ばしく思っている筈ですからね」
「そ、そうでしょうか……」
「そうですとも!」
ニトクリスは若干語気を強めた。
まるで言い含めるというよりも自分に言い聞かせる様に。「さぁ、参りましょう。皆様、待っていますよ」
「はい……」
ニトクリスに促され、ルイーナは歩き出した。
だが、その足取りは何処かおぼつかない。
まるで何かに怯えているかのようだった。
「ん
章ボスが全然倒せてねえ。だから話が進まねえのな。
真面目な話短いけど投稿頻度は早い方がいい?
-
早い方がいい
-
遅いけど長いほうがいい