わりとあっさりめな決着。
メガテン3リマスターとメガテン5を購入したので
その内話しに影響が出るんだろうなあ。
「大丈夫か? ルイーナ?」
「うん、平気だよ。安里は?」
ハーゲンを倒した俺達はいよいよネフレンの居場所を探すために屋敷内を探索していた。
しかし、妙だ。ハーゲンを倒したというのに兵士の一人もやってこない。 アヌビスやらセベクやら、アイツの配下はまだいる筈なのだが……。 セルベリアさんやランサーさんが足止めしてくれているのか? それにしては静かすぎるが……。いや、頭の中だけでグルグル考えても仕方ない。
今はとにかくネフレンを捜すのが先決だ。
(まさかアイツ、逃げたのか?)
十分あり得る話だ。
もしそうだとしたら、一刻も早くネフレンを見つけないといけない。だが……。
(どこにいるんだ?)
見つからない。廊下は入り組んでいて、しかも迷路のように曲がりくねっている。
部屋数も相当あるため、一つ一つ捜すのも一苦労だ。すると、その時だった。
凄まじい爆発音と共に壁がぶち抜かる。
「安里!?」
ルイーナが戦く様に叫ぶが俺は何の心配もなかった。こういうド派手かつ型破りな真似をするヤツを俺は二人しか知らないし、どちらも俺の親友だからな。
「おう、無事か?」
やはりそこにいたのはイッセーとリアスさん……あと知らない人だった。色々あって他のメンバーはダウンしているらしい。
「所でそこの女、誰だ?」
俺はイッセーとリアスさんに尋ねるが女の人から名乗った。
「私はエルシャ。名字はもう忘れてしまったけれど嘗ては赤龍帝と呼ばれていたものよ。イッセー君の先輩にして今は師匠というポジションね」
さらっと言うからスルーしかけたが嘗ては赤龍帝と呼ばれていたってどういう事なんだ!?
またニグラさんかゲイトの旦那辺りが妙な力を使ったのか?いや、そんな事よりぶっ飛ばした壁の向こうには傷一つついていない頑丈な扉がある。
「あそこか」
俺とイッセーは同時に扉にタックルをかますやあっさりと扉は吹っ飛び
奥にネフレンがいた。
「な、な、何だお前達はぁ!僕にこんな事をして……!どうなるか解っているのか!?」
相変わらずブクブクに太って、偉そうに喚いている。気持ちの悪いヤローだ。こんなヤツにルイーナやレイヴェルが汚されそうになったかと思うだけで殺意がわく。だが、コイツは何か勘違いをしているようだ。俺はそれに言ってやる。
「どうなるってんだ? 俺達に負けたテメーが」
「はぁ!? 何をいってるんだお前は!? そんな訳ないだろう!?」
ああ、やっぱりこいつは解ってないらしいな……。自分が誰を相手にしているのかを……いや、違うか。そもそも相手の力量を測るという知性すらないのかもなぁ……このブクブク野郎にはよ!
「テメーこそ解ってないのか? この程度の扉や壁なんざ、その気になれば簡単にぶち破れるんだよ!」
俺はそう言うや否やネフレンに飛びかかり、そのまま腕を大きく振りかぶりネフレンの顔面を殴り飛ばした。
「ぶっぎゃああああ!?」
ネフレンは情けない悲鳴をあげて吹っ飛ぶ。
「安里!?」
イッセーが驚く中、俺は言い放つ。
「コイツは俺のダチに手を出した。そしてお前のせいでレイヴェルとルイーナが酷い目にあいかけたんだ! 当然だろ!許しちゃおけねえ!」
「た、たしゅけ……」
この期に及んでネフレンは情けない声をあげ、尻餅をついた状態で後ずさる。こんな奴に沢山の領民が苦しめられたかと思うと本当に腹が立つ。
「今度は顔面じゃ済まないぞ」
俺はそう言うと、拳を握りしめる。ネフレンは更に情けない声をあげながら後ずさるが……逃がさん!
「テメーのクソみてえな人生も今日で終わりだ!」
そして引導を渡すべく俺が拳を振り下ろそうとした瞬間、ぼとり、と俺の片腕が肘から落ちた。
咄嗟に痛覚を遮断して耐えようとするとネフレンが口元をニヤリと歪めてニタニタ笑いだす。
「ぐっふふふ……。いいのかな?
痛みってのはキミに危険が迫っているのを示す貴重な信号なんだよぉ?自分に都合の悪い物を見ずにいると大変な事になっちゃうよぉ?」
こいつ……。説教じみた事を抜かしやがって……!だがネフレンの言う通り、ルイーナが青ざめながら叫ぶ。
「安里! 貴方の腕が燃えてる!」
何だって? 俺は自分の片腕を見ると、確かに俺の腕は炎に包まれていた。燃える三眼の力よりも強力な炎だと!? そんな火力を出せるとは……!?
「九頭龍君!」
エルシャさんが回復のオーラを腕に当てると鎮火こそしたが腕の復元の速度が酷く遅い。そんな俺の姿を見てネフレンが腹を抱えて笑いだす。
「ぐふ、ぐふふふふ!ふひひ!ひひひ!ひひゃはははは!!ひゃはははははは!!!」
ブチブチ、とネフレンが笑い転げると奴の背中が裂け、血飛沫と肉片が飛散るスプラッターな光景が広がる。しかし痛みは感じていないらしい……というよりネフレンの身体自体がデロデロに溶けてやがる……。
「うっ……」
腐った肉の臭いが広がる中、不意にエルシャさんが俺とイッセーに視線を送る。
「気をつけて二人共。強敵よ」
「え?」
ルイーナが驚く中、急に何者かがルイーナの足首を掴み、宙吊にした。
い、いつの間に!?
「ルイーナ!」
彼女の足首を掴んで逆さ吊りにしているのは初めて見る男だ。顔立ちこそ整っているが鷹みたいな目に褐色肌、そして何より特徴的なのがその漆黒の翼の数だ。
10……いや12枚だと!?
サーゼクス様やセラフォルー様と同格の12枚の羽……。
「テメェ!何者だ!ルイーナちゃんを離しやがれこの変態ヤロー!」
俺より先にイッセーが激昂するが男はイッセーを一瞥するとアイツと同じ下卑た笑い声とネットリとしたイヤミな声を放つ。
「何者だだって? ネフレン・カ・マンモン様だよ!この間抜け共がァ!」
男……ネフレンが叫ぶとルイーナの悲鳴があがる。
「痛っ!痛いよ!やめて!」
「いいとも!やめてやる!」
バキッ!と枯れ枝をへし折る様な音と共にルイーナの顔が苦悶に歪む。あの野郎!ルイーナの足首を折りやがった!
「この野郎!」
俺が激昂して殴りかかるとネフレンはルイーナを盾にするかの様に向けてくる。
「……ッ!」
駄目だ!今の俺の技じゃルイーナも危険な目にあわせちまう!たじろいだ俺に対しネフレンはほくそ笑むと同時にスコールの様な多段の蹴りを放ってきた。百裂、いや千裂脚か!?
「安里君!」
俺を守ろうとエルシャさんが前に出ようとするが、それよりも先に割り込む影があった。それは他でもないイッセーだ。
「この野郎!女の子を傷つけるなんて許せねえ!」
イッセーはネフレンの蹴りを、ケラウノスによる電磁結界を応用したバリアでガードしていた。
しかしネフレンはまるでそれが何だ?と言わんばかりな表情を見せている。
「ハハハ!ハーレム神なんぞを気取って人の女を犯した貴様が言えた義理かあ?」
「「テメェェェェ!!」」
ルイーナへの侮辱に対して俺達は同時に叫び、同時に必殺技を叩き込む。
『ドラゴン・ラグナロク!』
『冥獄長の剛腕!』
どちらもシャルバやサタナキアをぶっ倒した技だ。倒すとまではいかなくてもダメージは与えられる筈! しかしネフレンは何やら杖の様なものでイッセーの一撃をいなし、更には片腕で腕そのものになっている俺の突撃を受け止める。
「温い温い温い温い!! 太陽神である俺がその程度の技にやられるかァァ!黒陽臨界(ブラック・フレア!)」
ネフレンが喚くと同時に奴の身体からドス黒いオーラと衝撃波が放たれ、俺とイッセーの必殺の一撃が相殺されるどころか、オーラに弾かれてしまう。
「「ぐわあああっ!?」」
俺とイッセーは同時に床へと叩きつけられてしまう。だがフレアとか言う割には大した火傷もダメージもない。くだらねーハッタリこきやがって!
「この野郎!」
俺はすぐさま反撃に移ろうとするが足がよろけてうまく立てない。クソ!さっきの攻撃で足をやられたのか?いや、足に変化はないがひどくクラクラする。まるで日射病になったかの様な……!
「まだまだあ!」
しかしイッセーはフェニックスの涙を豪快に飲み干してネフレンに挑みかかる。世界一金のかかった水分補給を躊躇わない辺り流石はイッセーだな。
だが、妙だ。いつもの『Boost!』の音声は聞こえるのに全然倍加が起こらない。
「Boost!……何でだ!?いつもみたいに倍加しねぇ……ゴハッ!?」
「イッセー!?」
イッセーがいきなり吐血し始めた!しかも赤黒い汚染された血だ!
フェニックスの涙を飲んだ筈なのになんで回復していないんだ!?
……ってあれ?お、俺の足にも変な違和感が……?
足から下の感覚がふわふわした物になるだけではなく俺の口からは血ではなく吐瀉物が出て俺は自分のゲロに倒れ込むハメになった。
「が、げぇ……!」
一体どうなってんだ!?これじゃまるで毒でも食らったみたいじゃねえ……か……?頭が酷くクラクラ……するし……。
「安里!安里!!しっかりして!」
足首を折られたルイーナがゲロに塗れるのも構わず這いずりながら
俺の元にやってきて俺を母親さながらに庇う。何て情けないんだ俺は!
「う、うぅ……。くそ!毒か!?畜生!なんだってんだ一体!」
イッセーが血を吐きながら、鼻血を拭いながらもネフレンに一撃を入れるべく拳を放とうとする。
しかしその速さも威力も本来のイッセーに遠く及ばない。
パシイッ、と乾いた音と共にネフレンの頬にイッセーの拳が当たるが1ミリたりともダメージは通らない。
「イッセー!どうしたの!?いつものあなたのパワーはどこに行ったの!?」
「り、リアス……!」
愛する女性の前で無様な真似は出来ないのはお互い様だ。
拳が無理ならば、とイッセーはケラウノスを発動させようとしたが……。ピクリともしない。
「な、なんだ?一体何がどうなってる?」
ケラウノスも発動しない事に驚くイッセーだが、ネフレンはニヤニヤと笑い余裕の表情のままだ。
機械や神器にも作用する毒だなんてあり得るのか?
「クソッタレ!立てよ俺の足ィ! 根性見せろやァァァ!」
俺は自分の足に力を込めるが右足は動かない。まるでコンクリートで固められたかの様にビクともしない。
『これはマズいのぉ……。奴が放ったのは超多量の宇宙線に類似した毒素じゃ。耐性のない者や神器の使い手には猛毒に等しい』
あまり干渉してこないヘカトンケイルの爺さんが警告してきた……って事は相当凶悪な技って事か!
それじゃルイーナはどうなる!?
「俺から離れろルイーナ!お前まで汚染されちまうぞ!」
俺はルイーナに叫ぶが、彼女は俺に覆い被さったままだ。
「離れない!」
「バカ野郎!俺から離れろってんだ!」
しかしルイーナは微笑みながら言う。
「……安里は私のヒーローだもん。私のピンチには何時だって駆けつけてくれるヒーローだもん……」
つう、と鼻から血を垂らしながらも太陽の様な笑顔でルイーナは俺に語りかける。
「ハハハハハ! さながら砂漠に咲く一輪の花って所か! だが太陽の化身である俺の前じゃカラカラに乾いて枯れるだけだな。いや、この場合デロデロに腐って生きながらゾンビになるんだがな。ハハハハハハ!」
ネフレンは醜悪な笑みを浮かべながらルイーナへと蹴りを入れた。
「あぐっ!?」
足首を折られているから当然受け身が取れず、ルイーナは派手に吹っ飛び、床に叩きつけられる。
「やめろ!もうこれ以上ルイーナに手を出すな!」
「オイオイ。お前があの女に離れろって言ったんだろう。寧ろ俺に感謝すべき場面だろうが?ええ?」
クソ野郎が何か喋っている。
……殺してやる。
途端に身体が動く様になった。
恐らく蹴られた時に飛び散ったルイーナの血液の力によるものだろう。
「ほーお。あの女の力か?流石ハマーマの隠し玉なだけの事はある。だが所詮一時しのぎだな」
「関係ねぇよ。一時しのげりゃテメェをぶち殺せる!それで十分だ!」
言い終わるが早いか俺の拳がネフレンの頬にクリーンヒットした。
「ぐ、ぬおおおお!?」
顔面に強烈な一撃を貰ったネフレンが蹌踉めくがまだ足りねえ。
『いかん安里!無茶は禁物じゃ!
先ずは解毒した後イッセーと足並みを揃えるのじゃ!』
「何悠長な事を言っているんだよメカ爺さん……。俺の答えはコレだ!」
「安里!」
「安里君!?」
「安里!」
俺の背中からコールタールみたいな汚染された血液が翼の様に噴出る。
汚染されてるなら吐き出せばいいだろうが! 足りねえ分はイッセーの力と気合で補う!
「イッセー!頼む!」
「頼むって……何をだ?」
猛毒に侵されている所悪いが、俺はイッセーに譲渡の力を発動させる様に指示する。
「解った!やってみる!」
「ありがとよ親友!」
『Transfer!』
イッセーから莫大な力が流れてくるのを感じると同時に俺はネフレンを思いっきりぶん殴った。
「ぐぅお!?」
先程と違い、今度はハッキリと手ごたえがあった。だがそれでもネフレンは倒れない!なんてタフな野郎だ!
「調子に乗るな若造があ!」
「何年寄りみてえな事言ってんだ!?沈むのが怖いから若作りしてたのか! 耄碌してんじゃねえよクソジジイ! 太陽だっていつか沈むんだよ!だからテメェもいつかは消える! その終わりが今なんだよぉ!」
俺はネフレンの心臓を殴り、奴の顔面に蹴りをぶち込んだ。
「ぐぶあ!舐めるな小僧がぁ!
永劫白夜(ホワイト・ナイト)!」
奴の全身から白いオーラが噴出され、辺りを白の世界に変えるやヤツのダメージがみるみる回復していく!
「太陽が沈むだとぉ!?
その時が今だとぉ!?バカがっ!
一つの星にしがみついている蟻風情が暗黒のファラオであるこのネフレン・カ・マンモンに向かってなんという暴言を吐くかぁ!大切断!」
その一撃は薙ぎ払いと呼ぶにはあまりにも強大無比で、俺の身体を胴から上下に両断しやがった。
「俺に逆らった報いだ!死ぬ寸前まで虫の様に地を這い回るがいい!」
「しねぇよ!」
寧ろ身軽になった分コイツにパンチを多く入れられるから好都合ってもんだ。俺は汚染された血液を背中から吐き出しその勢いで頭突きをかまし、更に奴の首筋に噛み付いてやった。
「このぉ!血迷ったかクソ蝿が!!?」
「クソに纏わり付くのは蝿って相場が決まってんだよ!くたばれネフレン!」
俺の歯が奴の肩に食込むと共に数多の触手が俺の身体を再び繋げ直していく。
「な、何だ!?何だ貴様は!?」
俺が善戦するものだからネフレンの野郎は流石に動揺し始めた。
「ざっけんじゃねえ!テメェに負けっぱなしでいられるかクソ野郎が! 俺はイッセーみてえな無敵のヒーローじゃねえんだ!!だが、それでもなあ、勝たなきゃならねえ相手がいるんだよ!それがテメェってだけの話だ!燃えろぉ!」
『燃える三眼』の効果で発した炎はネフレンを飲み込み、辺り一面を火の海にする。
「グガアァァァァッ!?」
炎に飲み込まれたネフレンは断末魔の様な叫び声を上げてのたうち回っている。だがこれで終わる様なタマではないだろうことは『顕色』を使わなくっても解っている。
見た所イッセーは黒陽臨界の毒を克服しつつあるらしい。
側にリアス部長がついている辺り、愛の力か、あるいは部長の滅びの力が毒だけを滅ぼしたとかそんな感じか?ルイーナもエルシャさんによって足首を治療してもらった様だ。
「やったね安里!私達でネフレンを倒すことが出来たね!」
抱きついてくれるのは嬉しいし、俺が無茶苦茶な戦法が出来たのもルイーナの血のおかげでもある。
しかし、フラグを立てるのは止めてくれないかな。
「いえ、まだよルイーナ!あの男はお兄様ですら嘗ては一目置いていた存在……この程度で済む筈が無いわ!」
リアスさんの警告も最もだ。ハーゲンもアヌビスもしつこい連中だったし、そいつらの頭目であるネフレンがこの程度で終わる訳がない。
『よくもやってくれたな貴様ら!
転生や復活も叶わぬ程にその霊魂を気化させてやる!』
吹き荒れる砂が禍々しい髑髏のビジョンと化す!あれがネフレンの真の姿か!
そして砂嵐が巻き起こる。
「いけない!あの砂嵐は砂粒一つ一つがネフレンの邪悪な意思を有している!吸い込めば体内から破壊されて灰になるわ!」
エルシャさんがそう叫ぶと同時にルイーナを庇ったリアス部長が砂嵐を吸い込んでしまい、大きく咳き込み始める。その口元から吐血しているのが解った。
「リアス!? テメェ!この陰険クソジジイ! 堂々勝負しろや!」
「喧しい下賤の者めら! いいか良く聞け?俺は暗黒のファラオ、ネフレン・カ・マンモン様だ!この星を支配する真の王だぞ!!わかったか虫共!?
貴様ら下等生命体は王の定める秩序に従ってこそ安寧を得られるのだ!!」
俺の安い挑発に激昂しながら次元ごと相手をぶった切る不可視の刃が飛ばしてくるのが『顕色』で解る。
あれが大切断とやらの正体か!?「っ!」
イッセーが俺達の盾となるように
前に立ちはだかり、黄金の剣で奴の大切断を弾いた。
「さっきから黙って聞いていれば、ふざけた事ばかり言いやがって!!何が王だ!ジオティクス様やサーゼクス様、セラフォルー様の足元にも及ばないくせに無駄に年だけ食った老害が! お前がどれ程の大物だろうと、どれほどの力を持とうとな!俺は絶対に許さねえ!」
リアスさんを傷つけられてイッセーは怒りに燃えているが怒りに呑まれてはいない。エルシャさんのサポートもあってか、良く立ち回っている。
「モードチェンジ!天龍の女王(ウェルシュ・ドラゴニック・クイーン)!!」
イッセーの赤龍帝の鎧が更に変化していくだけでなく髪はリアスさんの様な長髪に変わる。
「これで終わりだ!リボルクラッシュ・ライトブリンガー!!」
イッセーの手には光の刃が握られるが砂嵐に対して斬撃なんて通るのか?
「フハハハハ!愚か者めが!それでこの砂嵐を両断できると思っているのか!?」
「愚かなのは貴方の方ね。貴方は赤龍帝、いえハーレム神、兵藤一誠を甘く見すぎているわ」
エルシャさんの言う通りだ。イッセーが放つ光の刃は砂嵐をガラスへと変化させていく。恐らく光の刃による超高熱による力だろう。
目には目を。歯には歯を。太陽には太陽を。そんな所か。
「ぐがああああっ!?ば、バカな!
暗黒のファラオたる俺が……!?こんな小僧にぃぃぃ!?だが、この身体ならば貴様の光なぞ反射してくれる!」
「残念ながらそうはいかないわ。
リアス!」
なおも生き汚く悪あがきしようとするネフレンに対しエルシャさんが告げた。
するとリアスさんがありったけの魔力を一点に収束させていく。
「これで終わりよ!!」
まるでブラックホールの様な大魔力の塊はネフレンに直撃した。
するとどうだ。滅びの魔力の力によるものなのかネフレンが魔力の塊に吸い込まれていく。
「な、何だこれは!?神魔や天使、堕天使のものでもない……!?
この……力は……まさか……!?」
「貴方がそれ以上知る必要はないわ。『私達』はイッセーと共にあり続けるだけよ!」
ネフレンを封じ込めた魔力の塊は炸裂。禍々しい髑髏のビジョンとなって消滅した。
フラグを立てるなと言われるやもしれんが俺は敢えて言う。
「やったあ!」と。
そしてネフレンが復活するなんて事もなく、俺達は勝利した!
ー
で、なんやかんやあってネフレンは病死したという事になりその領土はサーゼクス様の直轄領となった。
俺はテロリストの汚名を返上できてよかったよかった。
「所で、ネフレンの書斎には何かありましたか?」
グレイフィアさんとサーゼクスさんが俺達の家に尋ねて来た時そんな事を聞いてきた。
「いや、何も。そんな所を探す余裕なんてありませんでしたよ。ルイーナを助ける事で頭が一杯だったもので」
事実だからなぁ。
で、二人を見送った後ランサーさんとセルベリアさんから話しがあるとの事で俺はルイーナと共にダイニングルームに呼ばれた。
「しかしそんなにベタベタくっついて飽きねえのか?」
「全然飽きません」
ランサーさんが呆れ半分に聞いてきたが俺は即答した。
「そうかい。若者とバカ者は紙一重……って奴か。ま、そんな話はどうでもいいんだ。それよりアイツらがさっき話していた事なんだがな」
ランサーさんは確か俺達と共にネフレン邸に乗り込んだ時に別行動をしてたな。ただそれをどうこう言うつもりはない。
「実はな、こんなモンを見つけてきた」
と言ってランサーさんが取り出したのは一冊の古びた本。
「これは……」
「異邦人の私にはこの本が何なのかは解らないがお前が持っていた方が良いと思ってな」
「俺も読んじゃいないが大体の見当はつく。無知は幸福っていうからな。中身を確認するのは止めておいた」
セルベリアさんとランサーさんは俺が持っていた方がいいと判断して本を持ってきてくれていた様だ。
一体何が書いてあるかは解らないがサーゼクス様達が探しているものなら中身は見ずに返した方がいいだろう。きっとそうだ。
ネフレンの残した本には何が書いてあったの?
→不都合な真実
真面目な話短いけど投稿頻度は早い方がいい?
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早い方がいい
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遅いけど長いほうがいい