※この作品はR-18です。

ハイスクールD∞D   作:ぷうち☆りん

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長々と前書き

コメ欄にてギャスパーとヤッてるから精神的ダメージはあまりないんじゃないの?という指摘を見てなるほど、そうかとなりましてちょっとリクエストから話の流れが変わりました。元ネタのバゲ子(元ネタ言うなや)も包容力高いし。

イッセーはヤリまくっているんだから女性へのトラウマはないんじゃない?→踏み越えたのと封印は違う。



※第95話(イッセー×ルチャ)

「……変ではありませんか?」

「いやあちっとも!」

 

ルチャさんの出で立ちは赤のラグランスリーブペプラムトップスに灰色のズボンという出で立ち。なんというか戦闘の時とはまるで雰囲気が違う。

 

「やっぱり美人は何を着ても美人ですね」

「ふふ、イッセー樣はお上手ですね」

 

微笑みながらルチャさんは俺の後ろに寄り添うように歩いている。

うーん、嘗て女性は男の三歩後ろを歩くべしなんて言葉があった気がする。あるいは三歩下がって師の影を踏まずだったかな?

 

「どうして俺の後ろを歩いてるの?」

「私はイッセー樣の眷属ですから。今回はあなたのトラウマを払拭するという大切な役目を担っています。ならば、イッセー様に前を行って頂き、私はその後ろを歩くべきなのです」

「さいですか……」

 

俺はそう返して前を向く。

……女性が俺の後ろを歩いてるとか正直落ち着かないし、ルチャさんは美人だから道行く男の人達の嫉妬の視線を感じるしで胃が痛くなりそうだ。

 

「ルチャさん……俺、後ろから見られると凄く緊張するから出来れば隣に立って貰えるかな?」

「はい、かしこまりました」

 

そう言ってルチャさんは俺の隣に立つ。うん、この方が落ち着く。

そして、だ。俺はなるべく自然に腕をルチャさんの腕に恋人同士の様な形で絡ませる。

 

「あ、あのイッセー樣!?」

「何かな?」

「その、腕を組んで歩くのですか!?」

「ん? 歩きにくかったら言ってね?」

「いえ……そういうわけでは」

 

ルチャさんはそう言いながらも顔を紅くしている。まあ、いきなり腕を絡められたから緊張するよな。ましてルチャさんはハーゲンに観客の眼の前で辱められたワケだし。

 

「あの、イッセー様……」

「何かな?」

「……ありがとうございます」

 

顔を紅くしながらもルチャさんは微笑んでくれる。よかった、リラックスして貰えて。

 

 

そんなわけで辿り着いたのはネズミーランドのエントランス。

 

「イッセー樣。なんだか見られていますよ?」

「ルチャさんが美人だから注目浴びてるんだよ」

 

まあ、トップモデルばりに美人なルチャさんが俺の様なフツメンと腕を組んで歩いていれば、誰だって注目する。嫉妬の視線も混じってる気もするけど。

とにかく俺達はデート、というか乗り物チケット売り場にやって来た。

 

「どれに乗る?」

「イッセー樣のお好きなのでいいですよ」

「いや、ルチャさんは何がいいの?」

 

俺がそう聞くと、ルチャさんはやや考え込んでから答える。

 

「……そうですね。私はジェットコースターというのに乗ってみたいのですがよろしいですか?」

「いいよ。あとこのマシーンは途中で写真を撮ってくれるらしいよ」

 

驚いた時の顔を見ることでお互いの距離感を縮めるとかなんとか書いてあった様な気もする。

 

「では、まずはジェットコースターからですね」

「うん」

 

というわけで俺達はジェットコースターに乗ったワケなんだけど。ジェットコースターに乗っている途中の写真を渡され、俺は顔から火が出そうな思いだった。

変顔になっていた方が遥かにマシというレベルな事態だ。ルチャさんは無表情なのは別にいいよ?問題は俺!明らかにルチャさんのおっぱいをガン見している有り様!こうはっきりと己の浅ましさを見せられちゃうとルチャさんから俺のイメージが!

 

「どうかなされましたか?」

 

ジェットコースターから降りてもまだ凹んでいる俺にルチャさんは問いかけてくる。うう、その優しさがある意味辛い!

 

「う、うん。ちょっとね……」

「それはそれとしてイッセー樣は本当に女性の胸がお好きなのですね」

 

そうだけどさァ!人前ではっきり言われると辛いものがあるよ!けれどルチャさんはそんな俺を軽蔑する事もなく、微笑んでくれる。

 

「いいじゃないですか、イッセー樣も男ですから」

「ルチャさん……ありがとう」

 

本当に優しいなあルチャさんは。俺が凹んでいるのは単に己の節操のなさに凹んでいるだけで、それに対して軽蔑もせずに許してくれるなんて……。よし、汚名返上のために次はもっとがんば……って何を考えてるんだ俺は!?

 

「さ、次に行きましょうか。イッセー樣」

 

ルチャさんはそう言って俺の腕に再び腕を絡めてくる。これは俺のダメな所を見て少し男性に対するトラウマが和らいだせいなのか、あるいは元々こういう性格だからなのかはよくわからないけれど……うん、ルチャさんの柔らかいおっぱいが俺の腕に……。

 

「……ふふ」

 

するとルチャさんは俺の考えを読んだのか微笑みを浮かべる。むう、これは完全にからかわれている気がする!けど悪い気はしないからいいんだけどね! そんなこんなで次はコーヒーカップに乗ることにした。

 

「ルチャさん、少しスピードが出過ぎない?」

「いえ、こんなものですよ」

 

そう言いながらルチャさんは凄まじい速度のコーヒーカップをまるで動じる事もなく回す。うーん、流石は炎の魔人。身体の強さも半端じゃないみたいだ。それにしても周りの景色がグルングルンと渦を巻く

ように流れていくんだけど……。

 

「こういうのはお嫌いですか?」

「き、嫌いではないけどちょっとスピードが早すぎるような……」

 

これで壊れないんだからネズミーランド驚異の技術力である。

その後はメリーゴーランドに乗ったり、お化け屋敷でルチャさんがお化け役の人を一喝して逆に怯えさせたりという一幕もあったが概ね楽しいデートだった……と思う。

そして、気が付くともうすっかり夕方になってた。

 

「すっかり夕方ですね」

「うん」

 

俺達はベンチに座って夕日を眺めていた。駒王町が夕日に照らさせて赤く染まって見える。

俺がこの街を守っているんだ、なんて偉そうな事を言うつもりはないけどさそれでも俺がこの街の平穏に僅かながらでも貢献できているんだと思うと少し嬉しい。

 

「今日のデートはどうだったかな?」

 

我ながらムードもへったくれもない事を聞いているな、とは思う。でも、どうしてもこれだけは聞いておきたかったのだ。

 

「ええ、とても楽しかったです」

 

ルチャさんはそう微笑んでくれる。けれどルチャさんの表情は夕日の逆光で見えない。どんな表情で答えてくれているのかがわからない。

……ぞわり、と悪寒が走った。

思い出すのは夕麻ちゃんの言葉と笑顔。ルチャさんと夕麻ちゃん……レイナーレは違う存在だ。

けど、俺の意識の底にある淀み、堕天使への恐怖、いや裏切られること、失望される事への恐怖は消えてなどいない。

だから、ルチャさんがどんな表情で笑っているのかわからない事が怖い。もしも、嘲笑を浮かべていたら? そう思うと怖くてたまらない……。

 

『死んでくれないかな?』

 

やめろ。やめてくれ……。

俺の身体が震えだした事を不審に思ったのか、ルチャさんはこちらの顔を覗き込んでくる。

 

「大丈夫ですか!?気を確かに!」

「あ、ああ」

 

違う!今俺の目の前にいるのは夕麻ちゃんじゃない!ルチャさんなんだ……。俺の恐怖の対象である堕天使じゃない!大丈夫、大丈夫なんだ……。今はデート中だ。ルチャさんを不安にさせちゃいけないんだ。だから、怯えるな……。

俺は父親になるんだ。弱さは否定しなきゃいけないんだ。怯えていては誰かを愛することなんてできないんだ!

 

「ごめん、なんでもないよ」

「……イッセー様」

 

ルチャさんの表情が僅かに曇る。ああ、俺はまた失敗してしまったみたいだ。折角ルチャさんと楽しいデートをしていたというのに……。

 

「私では、あなたの悩みを解消することはできませんか?」

「……そんなことないさ。君と一緒にいるのが楽しいから今日は誘ったんだよ?」

 

俺は今できる限りの笑顔を浮かべながらそう言うけれど、それは間違いなく嘘で塗り固められた笑顔だっただろう。ああ、こんな調子で中級悪魔、いや誰かに対して責任を負う立場になんて本当になれるのか?

するとルチャさんは俺の頭を自らの胸にかき抱く。ふわりと鼻腔をくすぐる甘い香り。おっぱい!おっぱいだよ!ああ、気持ちいい……。って違う!今この状況で何を考えてるんだ俺は!?

 

「閉園まで、もう少し時間がありますね」

 

ルチャさんはそう言って俺の頭を優しく撫でてくれる。ああ、これは気持ちいいなあ……。

 

「私はあなたに悩みを打ち明けて貰えるほど信用されていないのですね」

 

違う!そうじゃない!俺がただ弱いだけなんだ……。

 

「けど、弱音を吐いたら私があなたを軽蔑していなくなるとも思っているのですね?」

「……うん」

 

俺は俯きながらそう答える。そうだ、俺は心のどこかでそう思っていたのかもしれない。本当に情けないな俺は。ルチャさんの痛みや苦しみを癒やすつもりが俺が癒やしてもらうなんて。

 

「イッセー様。私はあなたを愛しています。リアス樣、アーシアさんにもその想いは劣りません。彼女達の為に、あなたの為に、私はどんな事をしてでもあなたを護ります」

「ルチャさん……」

「ですから、あなたにも私を愛して欲しい。リアス樣やアーシア様と同じくらいとは言わないまでも共に戦う戦友としてでもいいのです」

 

ああ、そうか……。俺は恐れていたんだ。俺を護ってくれると言ったルチャさんがいつか俺の元を離れて行ってしまうんじゃないかってそんなことを考えていたんだ……。

 

「だから、あなたが私に心を預けてくれるようになればこれに勝る悦びはありません」

 

そして俺達は閉園前に観覧車に乗る事にしたのだけど……。

 

 

「んっ♥んん……♥♥♥」

 

ルチャさんと俺は観覧車の中で対面座位になって唇を交わしていた。

 

「ルチャさん……大丈夫?」

「ええ……♥」

 

そう言ってルチャさんは再びキスをする。もう何度目かわからないくらいに俺は唇を重ねるけれど、それでも飽きることはない。むしろもっともっとと貪欲に求めてしまう。

それはルチャさんも同じ様で俺達はまるで競い合うかの様に口付けを交わし、舌と舌を絡ませ合う。

まさか観覧車の中でこんな事をするなんてな……。

 

「イッセー様♥♥♥」

 

ルチャさんは俺の首に腕を回し、貪る様にキスを求めてくる。俺はルチャさんの太ももを撫でまわす。すべすべで本当に気持ちいい!ああ、こんな事をしてしまうなんて本当にダメな男だと思う……。思うけど止まらない……。

 

「んんっ♥♥♥」

 

キスをしながらルチャさんはビクンと身体を震わせる。彼女の着ている衣服は随分前に脱がされている。観覧車が頂点に達した時、彼女は自分から半裸になり俺の首筋に吸い付いたのだ……。

 

「……ねえ、一つお願いしてもいいかな?」

「ええ……」

 

そう言ってルチャさんは以心伝心で俺のズボンを下ろしてくれる。

 

「あっ……♥私に対してこんなに大きくして下さったんですね♥」

 

ルチャさんの瞳が潤み、呼気には湿り気を帯びたモノが混じる。

 

「私、嬉しいです♥」

 

そして彼女は軽く俺のモノを扱きたてると俺の背中に甘い電流が走り、蛇口の水の様に先走りの液が溢れて彼女の手を汚してしまった。

 

「ゴメン……、ルチャさん。口ではいいことを言っても俺も君を皆の前でレイプした『英雄殺し』と変わらないかも……」

「イッセー樣。その様に自分を貶める事はありません。私があの野良犬崩れに汚されたのは私の甘さと不甲斐なさ故……。その甘さを払拭せぬ限り誰かの寵愛を受ける資格などないのです」

 

ルチャさんは俺のモノにその紅い舌を這わせながらそう言う。ああ、ダメだ。彼女は本当に優しいな……。こんなダメな男のためにこんなに尽くしてくれるなんてさ……。ニグラさんばりの爆乳で俺の愚息を挟み込み、扱きたてながら俺の愚息にキスをしてくれる。

 

「んんっ♥♥♥」

 

そしてルチャさんの背中が反り返り、彼女のおっぱいが揺れる。俺はその谷間に舌を這わせる。ああ……気持ちいい……。

 

「ふふ……♥♥」

 

ルチャさんはそんな俺を見て満足げに微笑むと俺のモノを舐るのは止めてくれたけれど……そんな寂しそうな顔をされると困るな……。

 

「……イッセー様♥私の胸はお好きですか?この無駄に大きな乳房はあなたの役に立っていますか?」

「ああ、好きだよ。君の胸は柔らかくて、大きくて最高に気持ちいいし。ルチャさんの包容力を感じてすごく安心できる……。ずっとこうしていたいくらいだよ」

「そう言っていただけるととても嬉しいですね♥」

 

ルチャさんは再び俺のモノを胸の谷間で挟み、激しく上下に扱きたてた。ああ、ルチャさんのおっぱいも本当に気持ちいいな……。ああ、ダメだ……出るッ!

 

「ふぁああああああああああ♥♥♥♥!!」

 

俺はルチャさんの胸の中に白濁液を放出する。彼女はそれをどこか恍惚とした表情で受け止める。その姿がますます俺の欲望を刺激した。

 

「ねえ、ルチャさん」

「……はい♥」

「今度は俺が君を愛してもいい?」

 

ルチャさんは俺の問いにコクリと頷く。そして俺は彼女を押し倒して、彼女の股に顔を埋めた。

ああ……なんていい匂いなんだ。いい香りなのは間違いないんだけどなんかこう嗅いだだけで頭が蕩けるっていうかさ……。これがきっとフェロモンってやつなんだろう。ああ、もう辛抱できない!俺は本能の赴くままに彼女の秘部へと舌を這わせる。ああ、なんて甘いんだ……。彼女の蜜は砂糖水の様に甘く、もっともっとと本能が俺を動かす。

 

「あんっ♥♥」

 

ルチャさんが艶めかしい声を上げる。もっとだ……もっと……! そして俺の舌先が彼女の一番敏感な部分に触れると彼女は激しく身体を痙攣させて絶頂する。その痙攣によって俺の顔にルチャさんの愛液が降り注いだけれど不思議と嫌な気分ではなかった。むしろ好きな女の子の愛液はいくらでも浴びたいと思うまである!ガタンッ!とゴンドラが揺れたが構わずに俺はルチャさんの股を舐め続ける。

 

「イッセー様、もっと♥もっと♥私を求めて♥」

 

不意にルチャさんが俺の頭を両手で掴むと自らの秘部に押し付けた。ああ、そういう事か……。ならお望み通りにしてやろうじゃないか!そして俺は彼女の秘部を貪り続ける。時折聞こえてくるのはゴンドラが軋む音と俺達の荒い呼吸の音だけ。

 

「イクッ♥イッちゃう♥♥」

 

そう言って彼女は身体を仰け反らせ、ビクンビクンと激しく痙攣する。すると俺の口の中にねっとりとした液体が吐き出され、俺はそれをゴクリと飲み干す。

 

「まだ終わりじゃないよね?」

 

俺がそう尋ねるとルチャさんはコクリと頷いた。俺は彼女の両足を掴み、股を開かせる。するとトロトロの蜜が溢れ出す蜜壷が姿を見せた。ああ……もう限界だ……早く挿れたい……!

 

「行くよ」

 

俺はそう言い放ち、愚息の先端を彼女の秘部へとあてがう。そしてゆっくりと挿入していった。ああ……熱い、熱い……。それに絡みついてくる彼女の膣肉が堪らなく気持ちいい。脳が沸騰して弾け飛びそうだ。

 

「ふぁああっ♥♥♥♥」

 

ルチャさんはそれだけで軽く達してしまったようでビクンビクンと身体を痙攣させている。しかし、俺の欲望は止まることを知らず更に奥へと突き進む。

 

「イッセー様♥♥♥」

 

ルチャさんが熱っぽい声で俺の名前を呼ぶ。ああ、本当に可愛いなあもう!そして俺のモノが彼女の子宮の入り口に到達する。

 

「はぐううっ♥」

「ゴメン、ルチャさん……!声、抑えて!!」

「ふぁいっ♥♥♥」

 

そう言うとルチャさんは必死に自分の手で口を塞いで声を抑える。ああ、そんな健気な姿が可愛すぎる……! もうダメだ……。もう我慢できない!俺は彼女の一番奥を思い切り突き上げる!

 

「んんっっ♥♥♥♥!!」

 

ルチャさんの身体が跳ね上がり、背中が大きく弓なりに反れる。その衝撃で観覧車が大きく揺れた。まあ、これだけ激しく動いていればゴンドラが揺れるのもしょうがないことだろう。彼女はゴンドラの窓に身体を預けて立ちバックで犯され、必死に声を押し殺そうとする。その姿がまた何とも言えずそそられる。

おっぱいが窓に押し付けられ、ぷりぷりのお尻がパンパンという乾いた音を立ててぶつかり合う。ああ、もう本当に可愛すぎる!俺は彼女の胸へと手を伸ばし、揉みしだきつつピストン運動を続ける。

ルチャさんが切なげな瞳で俺を見やる。だから俺は彼女を壁に押し付けて深くまで突き入れた。

俺の精をルチャさんが求めている事実に俺の欲望は

更に煮詰まり濃縮されていくのが解った。

 

「んぐううううぅぅううぅ♥♥♥♥!!」

 

ルチャさんの背中が反り返ると同時に俺も射精した。彼女の子宮の中に俺の精子がドクドクと注ぎ込まれていく。ああ、すごく気持ちいい……。

 

「ねえ、ルチャさん……」

「……はい♥」

「俺さ、絶対中級悪魔試験に合格するから。そして上級悪魔にも絶対なってみせるから……。だから、眷属として側にいてくれ」

「ええ、いつまでもお側に」

 

ルチャさんはそう言って微笑んでくれた。俺は彼女の身体を抱きしめつつキスをする。

 

「愛してます……」

「俺もさ、ルチャ」

 

ああ、時よ止まれ。貴方は美しい。確かファウスト博士だったかな。理想の国を作り上げた時に彼は感極まってそう言ったらしいが俺も理想のハーレムを作り上げた時に同じ台詞を言いたくなったよ。

 

「お、お前らこんな所で何をしてやがるゴリチュウ!?」

 

い、いつの間にかゴンドラが一周していたらしく、ネズミーランドのマスコットがこちらを指さしながら中の人の地金を剥き出しにしていた。

隣の女性スタッフも顔を真っ青にしている有り様!

や、やってしまった!!

 

 

「君たちはもうここに来なくてもいい。と言っていたよ」

 

リアスと父さん達に代わり保護者枠としてスタッフに謝りに来たゲイトさんが穏やかな笑みを浮かべて俺達に告げた。そ、それはつまり出禁という訳ですか?

 

「出禁?」

「えーと、出入り禁止という奴で著しい迷惑をかけた場合ですね、お店が僕らの入園を拒否できるんです」

 

というかこんな醜態をさらした以上もうここにくることはできそうにない。

 

「それなら大丈夫さ。僕の力を使えばあらゆる契約や制約、結界は意味をなさない」

 

いや、『遠慮なく僕を頼ってくれていいよ』みたいなロールキャベツ系男子みたいな包容力MAXの優しい笑顔は結構です!

 

そんな俺の動揺はさておいて

「イッセー様♥」とルチャさんは俺の腕にひしっ、と抱きついてくる。ああ、柔らかいおっぱいが!

 

「申し訳ありません、イッセー様。私のせいで……」

 

ルチャさんがシュンとした様子で俯いている。うう、そんな表情は反則だろう!俺は思わず彼女を抱きしめてしまった。

 

「ゴメンなルチャ。俺全然我慢できなかったよ」

「いえ、私は嬉しいです♥ あなたにあんなに求められて……」

「仲良き事は美しきかなだね」

 

するとその時、ルチャさんのもってるスマホが鳴った。炎の魔人もスマホは持つんだな、なんて言わない!

 

「はあ……」

 

画面を見るなりルチャは溜息をついた。何か悩みでもあるのかな?

 

「ゴメン、ちょっとスマホ見てもいい?」

 

あ、思わず口に出てしまった!俺のバカ!おたんこなす!浮気を疑う女々しい男か俺は!

 

「いえ、それは……」

「だ、だよね!ゴメン!ほんとゴメン!!」

「なら僕が見よう」

 

ひょい、とゲイトさんがルチャさんのスマホを奪取した。ほんとフリーダムすぎるよこの神様!

 

「あ……」

 

そしてゲイトさんはスマホに表示されている文面を読み上げた。

 

「えーと、何々。

『冥界の肌寒い風を感じる度にキミという女神に心焦がれる。ああ、愛しい我が女神。キミのその美しき肌と薔薇色の唇に早く触れたくて堪らないよ……キスの顔文字』」

 

いや、キスの顔文字をウィスパーイケボで読まんでも。と虚空にツッコミを入れてしまった。ていうか何だこのおっさん構文!?歯がガタガタ浮くぜこのヤロー!

 

「『この熱い想いを何に喩えよう?キミへの恋はルビカンテの吐息のように熱く、ゲヘナの様に燃え上がり、火山が爆発するような激しいモノだ。ああ!愛しのルチャ!俺はキミの為にならどんな事もできるし、全てを捧げられる!握りこぶし』……か」

 

うわキツ。誰だよ人の眷属を口説き落としにかかろうとする不届き者は!ぶん殴ってやろうかマジで!

差出人はどこのアンポンタンだ!

 

「ライザー・フェニックスとあるね。レイヴェル君の兄だった様な」

 

ああ、あの焼き鳥か。アイツ懲りずにまたこんなくっさいロミオメールをルチャさんに送ってきたのかよ……。いや、付き合ってないからロミオじゃないよ!

 

「で、どうするんだいルチャ?彼と一晩過ごすのかい?」

「そ、そんな……!幾らゲイト樣のお言葉と言えどもそればかりは!」

「そうですよ!流石の俺もそればかりは見過ごせません!」

 

俺とルチャさんはゲイトさんに当然抗議する。ニグラさんやナイアちゃんの上司で実力は未知数だけど一戦も辞さないぞ!

 

『下手な冗談は止せゲイト。

相棒はこの通り自分の女に対する冗談やら侮辱は一切流す事はできんタチでな』

 

ドライグがそう言うと、ゲイトさんはふむと頷いた。

 

「その様だね。どうも僕は人の心というものが解っていない様だ。リアスやアザゼルにも散々注意されてはいるのだが……。まあ、済まなかったね」

 

ゲイトさんはそう言ってスマホをルチャさんに戻す。

 

「ライザー様は私を眷族に迎える為に熱心にアプローチをかけてくるのですが最近頻度が増してきて」

「そんな奴の言うことなんか聞かなくていいよ!そうだ、俺とのデートでこんなロミオメール送ってく奴なんか忘れようよ!」

 

俺がそう言うとルチャさんはクスリと笑った。な、何だこの天使みたいな笑顔は!?

 

「ありがとうございますイッセー様♥」

『しかしこのままだとライザーの執着は治まりはすまい。とはいえ相棒がレイヴェルとやらをハーレムに迎え入れるならヤツはゆくゆく相棒の義兄になる。下手に波風を立てては不味いのではないか?』

 

ドライグは年長者じみた事を言うけど、こればっかりはイヤだぞ!ギャスパーとルチャでさえギリギリのギリギリで我慢してるんだからさ!

俺がリアス達と深い仲になっているのにルチャさんがギャスパーといい仲になるのは我慢しろと言うのもフェアじゃないし、だからといって本意じゃないのに彼女を誰かに差し出すのはもっと嫌だ!

 

「じゃあここは一つニグラに何とかしてもらおう」

『あの色情狂が具現化した様な存在にか?謀るのもこの際やむを得んか』

 

何だか俺の頭を飛び越えてゲイトさんとドライグがプランを練りだしてるぞ。大丈夫か?

 

 

・安里視点

 

ライザーのヤツ、いやライザー先生が話があるとか言って俺達を屋上に呼び出した。一体なんだってんだか……。俺はルイーナと早く家に帰りたいって言うのにな。

 

「ウース……」

 

テキトーに挨拶しながら屋上へと出ると、ライザー先生が屋上の柵にもたれかかっていた。危ねえなあ。大丈夫か? まあ、そんな話はどうでもいい。それより俺もルイーナもライザーの取り巻きを見てギョッとした。

 

「え、ええーっ!?ナイアさん!?ニグラさん!?どうしてライザーさんの側に!?」

 

驚いて目をまんまるにするルイーナはこの上なく可愛い。こんな子が俺の側にいてくれるなんて奇跡みたいなもんだとつくづく思う。絶対幸せにするからな。

 

「ルイーナ、落ち着け」

「落ち着けないよ!なんで!?」

 

俺に肩を触れられたルイーナが俺を見上げる。その仕草も表情も一つ一つが愛おしくてたまらない。ああ、やっぱり俺はルイーナに魅せられているんだな。

 

「ハァ〜……だから言ったでしょ?こんな頭ドピンクゴリラに私はウンザリしてるって……あぁん♥ライザー樣の指ぃ♥メスブタおっぱいに食込むう♥」

 

ナイアが挑発する様にライザーに乳を揉まれながら悶えている。ああ、それは大変ですねー。頑張ってね?

 

「な、ななな……!?」

 

しかし心やさしいルイーナはメスブタ……もといナイアのアレっぷりに怯んでしまっている。ナイアのアホのせいでルイーナが怯えてしまうなんて……!

 

「ナイア!お前はもっと節操ある行動をとれ!」

「はあー?クソ虫安里くんに私へ指図する権利があると思ってんですかぁ?」

 

俺が怒りに任せて叫ぶとナイアも負けじと言い返してくる。ああ、コイツはいっつもこうなんだよな。

嫌いだが波長も身体も合う。何て厄介な関係なんだ俺達は……。

 

「まあまあ二人とも。今回呼んだのは他でもない。俺達の関係を揉め事になる前にお前らに見せておこうと思ってな、ワハハハハ!」

「あぁん♥ライザー樣ぁ♥安里ちゃんの前で私のメスウシおっぱいニギニギしないでえ♥恥ずかしいのぉ♥」

「何を言ってるんだニグラ?お前はこうされて悦ぶ淫乱女だろう?」

「あひいっ♥ば、バレてるぅ♥」

 

うわあ、多分ニグラさんやナイアにルチャさんとお近づきになれる様に協力してくれと言ったんだろうな。

そしたら『あの子だけじゃなくて私達も可愛がってえ♥』とか言われてその気になったんだろうな。

何と言うか……羨ましいというよりご愁傷様というか。

 

「あ、あの……いいんですか?こういう事を安里、くんに見せて……」

 

ルイーナは心配そうにニグラとナイアの方を見ながら俺に問う。ああ、優しいなあ俺のルイーナは。

俺がショックを受けているのではないかト思って気を使っているんだろう。やっぱりこの子は最高だ。

 

「別にかまわないよ。今の俺はルイーナが側にいてくれるだけで幸せなんだ」

「でも安里の側にはキレイな女の人が一杯いるよね?スコグルちゃんやセラフォルー様、カテレア様、ヤンリマ様はともかくニトクリスさん、セルベリアさん、ジャンヌちゃん。ニグラさんやナイアちゃんまで……ちょっと女の子が多くないかな?」

 

い、いかん!キザな台詞を吐いたせいか虎の尾を踏んでしまったか?でもヤキモチを焼くルイーナも可愛いぞ!

 

「ライザー様ぁ♥今度はこっちぃ♥」

「ハハハ!まあそういうワケだ!だが泣くな安里!お前がオスとして劣っているワケではない!俺がフェニックス家次期当主として優れているだけだ!!ハハハハハ!」

 

……ったく。一人で盛り上がりやがって……けどライザーってこんなにNTRモノのチャラ男みたいにイキリ散らすタイプだったか?まさかあの二人に変な事吹き込まれたんじゃなかろうな?

 

「ナイアさん!ライザー先生!私と安里くんはもう帰りますね!」

「おう、またな!」

「あひいっ♥サヨナラぁ♥」

「アンタってそんなキャラだったか?」

 

するとライザーはニヒルに笑いつつ髪をかいた。う〜ん、危険な兆候だ……。

後でイッセーに聞いたら「あの焼き鳥の話はするな。俺は今メチャクチャ機嫌が悪いんだ」とけんもほろろだった。一体どうなってるんだかな……。




NTRモノは書かないって言ったじゃないですかー!
→ニグラもナイアも堕ちてないからセーフ。

真面目な話短いけど投稿頻度は早い方がいい?

  • 早い方がいい
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