「痴漢列車〜? ついにエロビデオの見すぎで頭がヘンになったのかお前ら?」
駒王学園の昼休みの屋上。松田と元浜から奇天烈かつ破廉恥極まる噂を聞いて俺は呆れるしかなかった。
「デタラメではないぞ! 某掲示板にもはっきりとそう書いてあったのだ!! 【駒王町のとある列車にはフリーセックスのできる列車がある】と!」
「そうだ!! しかも【3人の美女が入ってきたらそれが合図】とのことだ!」
鼻息荒く証拠らしきネットの記事をスマホで見せてきた。バカバカしい……。そんなムチャクチャ、小学生でも信じねえ。そもそもリアスさんがそんなふざけたことを許す筈もねえだろうに。
「と、いうか女生徒の前で何て噂を話してるんですか貴方たち? まあ、安里の友人ですからその程度の知性しか持ち合わせていないのでしょうけど」
「「何おう!?」」
と、噂を鼻で笑ったのはジャンヌオルタ……もとい折田ジャンヌ。なんか知らんがルイーナともども学園に編入されてきた。桐生やアーシア、あとゼノヴィアともうまくやっているらしいからまあいいんだけどよ。
「ま、まあまあ。チカン電車? っていうのは良くわからないけど気をつけてって事だよね。心配してくれてありがとう!」
花が咲く、いや満開の桜すら霞む笑みでルイーナは二人に感謝した。
「う……うむ。まあ、気をつけてくれ」
「うおーっ! ルイーナちゃんのエンジェル・スマイル! これで世の艱難辛苦に勝てるっ!!」
そして二人は感涙にむせぶのみだった。
「ふふふ……ルイーナさんったら本当に純真ですこと。二人のエロスに染まった穢れた心も浄化されそうですわ。ね、イッセー?」
そんな二人はともかく珍しく居合わせた朱乃先輩がイッセーに同意を求める。
「そ、そうですね。でも、そんな噂が立ってるなんて……」
「まあ、確かにな」
リアスさんがそんな不埒なものを許す筈はねえし……だが俺たちに縁のある女性客は皆、美女揃いだ。もしそんな噂が本当だと思いこんでる輩がいて、しかもその列車に3人の美女が入ってきたら……。ゾッとしないな。特にルイーナが標的にされたとしたら……。
思わずルイーナの肩を抱き寄せると彼女は目を白黒させるがいやがる素振りは見せかい。俺は自分の胸に沸き起こった不安を打ち消すように断言する。
「安心しろよルイーナ! 何があろうとお前を守ってみせるからな……。こんどこそ、絶対にな!」
「まあ、頼もしい騎士様ですこと。白馬の当てはございまして?」
折田がいきなり混ぜっ返してきやがった。
なんだか最近お前トゲトゲしすぎだぞ!
猫をかぶれとは言わねえけど、もうちょっと愛想良くしてもいいんじゃないか? 何人かに告白されたというのにボロクソにフってるのも知ってるんだぞ!
「あらあら、焼き餅なんて焼いちゃって。可愛らしいこと。そんなにツンケンしていては愛人失格でしてよ」
「誰が愛人よ! こんな腕っぷしくらいしか取り柄がないゴリラの愛人なんて誰がなるもんですか!! ええ! 絶対になりませんとも! 太陽が西から登ろうとも!!」
「お、おい! 落ち着けよ折田ちゃん!」
「誰が折田ちゃんよ!」
いや、お前しかいないよ……。イッセーもすっかりお手上げで、『お前のチームの一員だろ! どうにかしろ!』と訴えてくる。
「それはそれとして、ルイーナちゃんと折田ちゃんが転校してきた記念にホームパーティーでもしないかとリアスが言っておりましたわ♪」
「パーティ? この大事な時期によくもそんなふざけたことを……」
「そう言わないであげてくださいまし。きっと貴方たちや私たちに早く打ち解けてもらえるようにと、気を遣ってのことだと思いますわ」
なるほど……。確かに折田の過去は俺たちとは大きく異なっている。そのことで俺たちが距離を置いてしまうのではないかと危惧しての事か。ありがたい話じゃないか。
「わかりました。今度の休みに俺の家で開催します。どうか都合をつけて出席してください」
「そうね……。マス、マスかきお猿さんが世話になってるわけだし、行ってもいいわよ」
「ま、まあそういうことなら参加してあげてもよろしくてよ?」
相変わらずの物言いだが、今回は俺も賛成だ。こうやってお互いを知っていくのが一番だからな。
というかマスかきなんて言葉を使うんじゃありません!
そして放課後にイッセーの家でホームパーティーを行う事になったのだが……まさかあんな事が起こるとは思いもしなかった。
ー
「松田君、元浜君。悪いわね、荷物持ちなんてさせてしまって」
「いえいえ! 朱乃さんたちのためならばこれくらい何てことはありません!」
「おうとも! 例え火の中水の中!」
駅のホームにて荷物持ちを自ら買って出た松田と元浜に朱乃は笑みを携えつつ感謝を述べる。イッセーと安里は今トイレに向かっている所だ。彼らにも非がないワケではないがスケベ3人組+αとして学園内で冷遇されている二人にとって朱乃の言葉は何よりの癒しだった。
「ありがとうね、松田君。元浜君。
私、二人のために頑張って料理を作るから」
「おお……ルイーナちゃんの手料理!」
「今日の日まで生きていて良かった!」
更にはルイーナの手料理まで振る舞われるというのだから、二人にとってはまさしく至福の時であっただろう。
「ホームパーティーごときで随分浮かれるなんてどんな人生を送ったらそうなるのよ……」
二人のオーバーリアクションに折田はやや呆れ顔だったがいつもの陰や険のある顔ではなく年頃の乙女そのままの表情だ。
「うーむ……いい」
「確かに美貌といい戦闘力といい、折田ちゃんは駒王学園、いや駒王町でも随一の美少女。もっと素を出せばいいのに勿体無い」
「うっさいわね! そんなの私の勝手でしょう!?」
「私もそう思うな。別に無理しなくてもいいんだよ」
「そうですわ折田さん。時には自分の気持ちに正直にならなきゃ。イッセーの親友である安里君ならどんな貴方でも受け入れてくれますわ」
「アンタらまで乗っかるな!!」
赤面する折田に松田と元浜は思わず顔が綻んでしまうなか、ホームに列車が入ってきた。
「ほら、さっさと乗りますよ! 時間は有限なんですから」
「ふふ、そうね。行きましょうか」
「ま、待って! 二人共!」
イッセーと安里を捨て置いて一足先に
【3人の美少女】が列車へと乗りこんでいく。彼らや彼女らはこの時気づいていなかった。今自分たちが乗り込んだ【列車】が普通ではない……ということを。
ー
「? 何か変じゃない?」
まず列車の内部に違和感を覚えたのは折田であった。というのも乗客は皆男性ばかり。しかも皆が吊り革に捕まり座席に座らずにいる。更には彼らの表情は皆、正気ではないように見えた。何やら自分たちを獲物として品定めしているかの様なギラつきと粘つきが感じられるのだ。
「!?」
折田の制服のスカートの中にいきなり誰かの手が入ってきた。
「な、何するのよ!? この痴漢!」
「……」
しかし手は止まらずそのままスカートをたくし上げてきた。そして折田が穿いていた下着が露わになる。それは……純白の下着であった。
「あ、あはは。キミの事だからいやらしい黒の下着をつけているんじゃないかって思っていたけど……」
痴漢はニヤニヤしながら折田のブレザーを引きちぎる。見知った風なことを言う痴漢であるが折田には身に覚えのないことだ。と、いうより服を破れる辺り尋常の火力ではない。
「な、何よ!? アンタにこんな事される謂れはないわ!! ぐうっ!?」
恐怖よりも怒りが勝った折田は威勢良く痴漢を怒鳴りつける。だがそれは逆効果であった。まろび出た彼女の双丘は着痩せする性分なのかかなりの大きさで、その割に形が崩れてない。まさに美乳であった。痴漢は怒鳴る折田を無視して背後から手を回し双丘を揉みしだく。
「ひい!? 何するのよ!!」
「うへへ……結構いいおっぱいしてるじゃないか。モミ応えも上々の一級品だし……」
じゅるり、と蛞蝓の様な舌が首筋を這い寄る。無論快感など一切感じない。あるのは恥辱と憤怒、そして憎悪のみだ。
(殺す)
折田は決心した。松田と元浜には【竜の魔女】の姿を晒すことになるが関係ない。この醜悪で汚らわしい男を自分は絶対に許さないと。だが……
「……!?」
幾ら念じようとも能力が発動しない。
業火どころかマッチ一本ほどの火種すら発生しない。
「あはは。僕だけじゃなくておじさんも一緒に揉める位おっきいなんてやっぱり折田さんはセックスが大好きな淫乱なんだね」
「全くこんな胸で男を誘ってたなんてとんでもない淫乱女だね!」
「いいか! これからは俺たちが常に肉便器にしてやるからな」
痴漢達は口々に勝手な事を言いながらも彼女の身体をまさぐり続ける。家畜場の豚にも劣る存在どもが自らを穢そうとする事実に折田は顔を歪めた。
カシャ、カシャ、とスマホのカメラのシャッター音が響く。音のする方に目を向ければ他の乗客達が松田と元浜をリンチする傍らスマホで自分達を撮影していた。
「な、何なのよ! アンタら!」
「ひ、ヒドいなあ折田さん。僕のことを酷くフッておきながら松田君と元浜君を侍らせているなんて」
「どうせコイツら相手にヒイヒイヨガっていたんだろ? このメス豚女!」
改めて折田が周囲を見れば覚えのある顔がチラホラある。
「ふざ……けんな!!」
しかし英霊である筈なのに力が封じられてはどうすることも出来ない。折田の虚しい叫びが虚しく響き渡った。
「少しうるさいな」
痴漢の一人が折田の口に猿轡を噛ませると愛情の欠片もない行為が再開された。
「へっへっへ……良い乳だ。すぐに俺好みの肉便器に仕込んでやるよ」
「い、いやあ……やめてえ……」
列車内の座席で男は目の前の女体をいやらしく弄ぶ。胸は巨乳、尻も安産型、顔つきもなかなかの上玉だ。ここまで魅力的な女はそうそう居ないだろう。
この牝豚を自分の好きに出来ると思うだけで男のサディズムと支配欲が刺激されるというものだ。
男はルイーナのブラウスを剥ぎ取りスカートの中に手を突っ込み秘所をまさぐり始める。しっかりと剥き出しにされた爆乳にも手を伸ばし、舌で先端を攻め始めた。
「ん……んん」
猿轡をはめられたルイーナは必死に声を上げないよう堪えて身をよじる。だがその仕草が逆に男を煽る結果となる。
「おいおい、そんなに腰を動かしてどうした? まさかもう欲しいのか?」
「……」
それは彼女にとって最大の侮辱だ。
ルイーナは無言で睨みつけるだけだ。それが男の加虐心を更に刺激した。男はズボンのチャックを下ろすと既に怒張しきった一物をさらけ出す。
「!!」
彼女の顔色が自らの髪に劣らぬ位に青くなる。最愛の安里以外との交わりなど絶対に、何があろうと嫌だ。
「ん……んん!!」
身体をよじり男からの愛撫から逃れようとするルイーナだが男は彼女の抵抗を嘲笑うかのように狙いを定める。
「んんーっ!?」
「んん? なんだコイツ! 自分から素又をやってきやがった!?」
少しでも時間を稼ぐためにルイーナは必死に腰を振って素又に勤しむ。男はルイーナの狙いなど全く気づかず彼女の思い通りになるしかない。
「う……うう……」
快楽ではなく悔しさで涙が溢れてくる。そんな醜態を晒した彼女が更に追い討ちを受けることになる。他の男が突然、舌のみを開放する猿轡の中にペニスを挿入してきたのだ。
「んぐうううーっ!」
髪を捕まれルイーナの頭が前後される。くぐもった悲鳴をあげる容赦しないとばかりに乱暴に腰を打ちつけてくる。
じゅぽ! ずぼっ!! ごちゅんっ!!!
「おぶうっ!? んぼっ! おげえっ!!」
汚い、臭い、気持ち悪い……。更に乳首に亀頭を擦りつけられ、手には竿を握らされ、男の股ぐらに顔を埋める……。
(気持ち悪い……吐きそう……)
ルイーナは内心で吐き捨てると再び男達の怒張したペニスを口で咥える。少しでも彼らの機嫌を取り媚を売ることしか出来ない自分に嫌気がさすが他にどうしたらいいのか分からないのだ。
「おほっ! このメス豚の口の具合、すごくいいぜ!」
そんな彼女の心中など知る由もない男達はこみ上げてくる射精感に腰を震わせる。
「おごっ!? んぼおおおーっ!」
「ひい! ひいい! こいつの素又最高だぜ!」
「デカパイもたまんねえ。パイズリ専用の乳マンコにしてやる!」
「んぶう! んぼおおおおーっ!!」
(いや……もうやめてえ……!)
その反対では朱乃もまた後輩たちから痴漢
され屈辱にまみれていた。
「へへへ、姫島先輩にこんな趣味があっただなんて意外ですね。それとも兵藤先輩の調教の賜物なんですか?」
「……んん! んんん!」
折田やルイーナと同様に猿轡を嵌められた朱乃は目を瞑ってなすがままにされてしまう。無論、朱乃にそんな趣味はない。愛人願望をイッセーに吹聴してはいるがそれは彼に拒まれないための方便であり、擬態に過ぎない。本来の彼女は嫋やかで従順、依存気質の強いところがある。
母の復活により若干過去のトラウマは和らいだがそれでも男の堕天使達や母方の一族に命を狙われたという事実は痴漢、暴漢たちを前にして彼女を萎縮させてしまっていた。故に【雷光の巫女】という異名を持つ程の彼女がこの程度の相手に抵抗できずにいたのだ。
「へへっ、コイツも良い乳してやがるぜ!」
しかしそんな朱乃の心情を痴漢達は知るよしもなく彼女の豊満な胸を鷲掴みにすると乱暴に揉みしだき始める。
「んん……!!」
嫌悪感と恐怖で顔を歪ませる朱乃だが猿轡がされているためくぐもった声しか出せない。
「うおっ!? 乳首ビンビンじゃねえか! やっぱり淫乱だなこの牝豚」
「んぐうっ!?」
「ピアスか立て札でもつけてあげましょうか? 【チンポ大好きなメス豚です】ってなアハハハハ!」
「んん!! んー!!」
ポニーテールをぎゅっと引っ張られ猿轡の穴から舌がにゅうっと出てくる。
「はは、先輩の舌にチンポの味を覚えさせちゃいますからね」
痴漢の二人が朱乃の舌を引っ張り、それぞれのチンポを彼女の舌へと擦りつける。
「姫島先輩はチンポ大好きですから、きちんと味を覚えてくださいね」
もう一人の痴漢が彼女の臀部を鷲掴みにし、後ろの孔へと舌を伸ばす。
「へへっ、姫島先輩のケツマンコも頂きだ」
「んんんーっ!?」
痴漢の男は彼女の菊門に舌をねじ込み舐め回す。排泄する場所であるそこを舐められるという屈辱は計り知れない。
三者三様にその肢体を弄ばれる様を
痛めつけられた松田と元浜はただただ見ている他ない。
そして遂にその時が訪れた。まるでパーティの始まりにクラッカーを鳴らしたかのように精液が3人の身体に降り注いでいく。
「うっ……」
「くぅ……!」
精液の飛沫を浴びることに屈辱と嫌悪を顕わにする3人。松田と元浜は3人の姿に興奮することはなく無念さと申し訳なさで一杯になっていた。親友の彼女や先輩、クラスメートが凌辱されているというのに何も出来ずただ見ているだけしか出来ないとは。これでいいのか? いや、よくはない。例え非力で無駄な抵抗であろうと、彼女らの尊厳を守らずしてなにが二人の親友だ。
「うおおおお!!」
「このおおおお!!」
傷だらけの身体で二人は痴漢達に立ち向かうがやはり多勢に無勢。
「ぐあっ!」
松田は痴漢の拳が鼻に当たり、鼻血を噴き出す。しかし彼は怯まない。
「この……野郎!!」
「うおっ!?」
今度は元浜が股間を蹴り上げる。急所を蹴られた痴漢は泡を吹きながら倒れた。だがすぐに別の男が二人へと襲いかかってくる。二人は応戦するがついには列車の床に組み伏せられてしまう。
「へっ。バカが。お前らみたいなカスはただ泣き寝入りするしかねぇんだよ!」
「奇跡が起こるとでも思ったのか?」
凌辱の景気づけとばかりに松田と元浜に雨あられのように殴打や蹴りが見舞われる。
しかし二人は泣き言も言わず、命乞いも後悔もしない。何故なら彼らは知っている。この世に奇跡は起こらない。だが、必然はあるということを。魔法陣が展開されるや現れたのは憤怒の形相で痴漢達を睨みつける安里とイッセー。
「テメェら……」
「……」
二人の若獅子を前にしては痴漢達は鬣に寄生する蚤のようなものであった。
そんな蚤達が文字通りに一蹴されるのも必然であった。
ー
「すいませんでしたあ姫島先輩!!」
「すまねえルイーナ! 折田!」
駅前のホームにて痴漢達が警察ではなくソーナ会長と匙らによって連行されていく側でイッセーと安里は3人に土下座して侘びていた。
「……いいわよ、別に」
「大丈夫だよ」
折田やルイーナは責めるでもなく、かと言って許すわけでもないという口調で言う。
安里は不甲斐なさと罪悪感に押しつぶされそうだった。
松田と元浜が勇気を奮い時間を稼いでくれなければどうなっていたか……。
「本当にありがとうな。松田、元浜」
「ああ。今度女の子を紹介してやるから」
「本当か!? イッセー!」
「この間のミルたんとかいう人三化七ではあるまいな!!」
イッセーが感謝と共に約束するや松田と元浜は色めきたつ。
「ねえ、イッセー……」
そんな中、イッセーに身体を預ける朱乃はいつもと違う様子であった。
「あ、朱乃さん……?」
「私……少し疲れちゃったみたい。安里君に頼んで少しあの場所で休みましょ?」
あの場所とは【精神と時のヤリ部屋】のことであろうか?
「え、ええ!? こんなことがあったのにですかあ!?」
「だからこそ……よ。それともイッセーは汚れた女とするのは……イヤ?」
朱乃は涙で潤んだ瞳を上目遣いにしてイッセーを見つめる。その破壊力は抜群だ。
「そ、そんな訳ないじゃないですか!」
「うふふ……嬉しいわ」
ちらり、と安里の方に目を向けるとルイーナが安里に耳打ちしているのが見える。
恐らく朱乃と同じ提案をしているのだろう。
ー
「……」
朱乃さん、いや朱乃はシャワーを浴び終わり浴室から出てきた。あんなことがあったばかりだというのに、いやあったばかりだからこそかその表情はどこか心ここにあらず、と言った感じだ。
『いいかいイッセー君。朱乃君はああ見えて本当は打たれ弱い娘ダ。サディスティックに振る舞っているのは本人の気質というより朱璃さんの性格を模倣しているのと、過去から目を背けているためなんだヨ』
ふと、シュタークさんの人物評を思い出した。その時はそうかなあ? と半信半疑だったがこの状況になってみて改めて正解だったと確信する。無理をさせていた事に気が付かず俺は自分の頭を小突きたくなったがそれは逆効果だ、ということも教わった。
『そんなワケでイッセー君。彼女を抱く時は彼女に甘えたり従うのではなく、寧ろ逆だ。甘えさせたり従わせる、という感じでいきたまエ。まあ、キミなら大丈夫サ』
……うーん、エッチさせてくれるだけでなくメンタルをケアするやり方まで伝授してくれるとは、つくづくシュタークさんは底知れない。いや、今は朱乃さんの心の傷を癒やしてもらうのが先だ!
「さあ、おいで朱乃」
両手を拡げて彼女を迎え入れる。朱乃は一瞬、驚いた表情を見せるが直ぐに微笑を浮かべると俺の胸の中に身体を預けた。
「ふふ、イッセーにしては珍しいわね」
「ああ。リアスや朱乃にいつまでも甘えてばかりじゃいられないからね」
わ、我ながら格好つけすぎじゃないか!?
いや、いかんいかん!! 俺は必死に自分を鼓舞しながら彼女と口づけを交わす。
「んむ……待って。私、汚されちゃったのに……いいの?」
「関係ないさ」
不安そうに強張った朱乃さんの身体を抱きしめながら俺は再び唇を重ねた。
彼女の凍てつき強張った身体と心を少しでも解すべく息吹を彼女に流し込む。
「んん……♥ふうぅ……♥
なんだか……昔を思い出すわ♥イッセーの竜の気を吸い出していた時の頃を。あの時のイッセーったらまだまだ弱々しくて可愛かったわ♥」
朱乃さんは俺の胸に手を置いてさわさわと撫で回しながらどこか遠い昔を懐かしむような目で言う。
「言ったろ? いつまでも朱乃に頼り切りじゃいられないってな」
「ああ……♥ダメぇ♥そんな強い眼差しで私を堕とさないでぇ……。はああ……貴方の息吹を……感じる♥」
俺の竜の気によって朱乃は敏感かつ
淫蕩になっていく。既に瞳は艶やかに潤んでおり、頬も上気して可愛らしく色気がある。
「ああ。もっともっと俺の気を流し込んでやる。お前に触れようとする奴等が俺の気配だけで肝を潰して死ぬ位にな」
「ふふ……逞しくなっても独占欲が強いのは変わらないのねイッセー♥」
「ああ。ドラゴンは昔から強欲だからな」
「嬉しいわ……♥もっと、もっともっと……貴方のものだって証を私に刻み込んで♥」
たわいないやり取りを経て俺は彼女の唇を奪いながら胸を優しく揉んでいく。すると次第に乳首が硬くなっていき、彼女が感じているのを教えてくれるのだ。
「はああん♥胸ぇ……しゅごいのぉ……。あ、ああ! またイッちゃう!」
朱乃は軽く絶頂すると俺の首の後ろに両手を回し抱きついてくる。俺も彼女の背中に手を回して優しく抱きしめるとそのままゆっくりとベッドに倒れこむ。そして俺は再びキスをしながら彼女の胸を愛撫する。
「んん♥ふうぅん♥ああっ♥ふわふわするぅ♥心も身体もふわふわしてるぅ♥」
竜の気と愛撫による相乗作用で朱乃の感覚はより鋭くなりまるで麻薬のような陶酔感と幸福感に包まれながら彼女は俺の愛撫を甘受する。
「ふわああっ♥あ、ああん……♥イッセー、私、もう……」
「ああ。そろそろ俺も限界だ」
俺は臨戦態勢に入っている肉棒を見た途端、朱乃は恍惚とした表情になる。
「あぁ……♥素敵ぃ……♥あんな奴等よりもずっと……」
「おいおい朱乃。そんな風に比較されると俺も萎えちまうぜ?」
無論萎えるどころか昂ぶっているのだが、そこはほら……! アレだよ! 駆け引きというか朱乃をもっともっと俺に夢中にさせるためのテクニックというか。
「ご、ごめんなさいイッセー! もう貴方のモノが一番だって解ってるのに私ったら! お願い……私を見捨てないで!」
さあっ、と朱乃は青ざめるとぎゅううっと痣がつくんじゃないかという位に俺に抱きついてきた。俺はそんな彼女を愛しく、かつ強く抱きしめ返す。
「ゴメンな。お前に手を出そうとしたヤツらにイラついてつい意地悪な事を言っちゃったよ」
「う、うう……ごめんなさい。私ったらイッセーにあんな酷いことを言って……あん♥んん〜っ♥」
俺の謝罪に朱乃は涙目になりながらも返答しそのまま濃厚なキスと共につながっていく。ずぶ、ずぶ……と暴力的ではなく静かに、ゆっくりと朱乃は俺を受け入れていく。
「うああ♥んん……あああっ♥! んんんっ〜っ♥♥!!」
彼女のヴァギナは俺のチンポを包み込みキュウキュウと優しくそれでいて淫らに締め上げてくる。そしてピクピク、と彼女の女神に等しい裸体が揺れる。
「ふふ、挿入されただけで甘イキするなんて朱乃はエッチな娘だな」
「はああ……♥ああ♥そ、そうなの♥私は……お姉様ぶってるけどホントはイッセーとエッチしたくて堪らないの♥」
朱乃は俺を涙で潤んだ瞳で見ながら懇願してくる。その愛らしい姿に俺は興奮した。
「あああ♥!! す、凄いぃ……♥! ああんあんあん♥♥!! ひいっ!? ああっ! しゅごいぃぃっ! イッセーのおちんぽが私のおまんこをゴリゴリってえぇぇ!」
彼女の脇と頭上に手をおきながら俺は正常位の姿勢で彼女の胎内を刳りぬく。ずちゅ、ずちゃ、ぬぷぷっ! ぱんっぱんっ! と俺が腰を打ち付ける度に卑猥な粘着音が鳴り響く。その度に彼女のたわわな乳房が大きく揺れ乱れる。ああ……あの朱乃がこうして俺のチンポで乱れていると思うと最高だ……! もっと淫らな声を出させたいという衝動に俺は駆られた。
「悪い、朱乃! 我慢できない!」
「いいの♥いいのお♥我慢なんてしないで♥あなたのしたいように私のおまんこ♥メチャクチャにしてぇぇ♥今はリアスじゃなくて私を見て♥♥♥」
彼女のいじらしい懇願に対して俺は全力のピストンで応える。
「あはああっ♥!! イッセー♥しゅごいぃぃぃ♥♥」
俺のチンポに蹂躙される朱乃の身体は激しく痙攣する。それに合わせて俺は彼女のたわわな乳房を鷲掴みにするとそのまま腰を打ち付ける速度を上げる。
「ああん♥! あん、おっぱいもおまんこも気持ち良すぎるぅ♥! 私……もうダメぇぇぇ!」
「くうっ!!」
そして遂に限界に達した俺達は同時に絶頂を迎えた。
どびゅっ! どびゅるるるる!俺は朱乃の胎内に大量の精液を解き放つ。同時に朱乃も絶頂を迎えたようで身体を弓なりに反らしてビクビクと震わせていた。
「あ……ああ♥しゅごいぃ……♥」
「はは、凄いやこれは……」
俺の射精は止まることを知らず、彼女の子宮を満たしていく。その感覚に彼女は恍惚とした表情で浸っていたがやがて力尽きたのかぐったりとした様子でベッドに横たわる。
「イッセー……ずっと私を、離さないで♥」
「当たり前だろ……」
俺が応えると朱乃は俺に抱きついてくる。
「ふふ、イッセーの逞しい身体……大好きよ♥勿論心も♥」
すっかり甘えてくる朱乃は俺に全身を預けるようにしなだれかかる。その感覚に俺は幸せを感じた。
「ああ、俺も大好きだ」
俺がそう言うと朱乃はさらにぎゅうっと抱きついてくる。柔らかく大きなおっぱいが俺の胸板で潰れて気持ち良いがちょっと苦しいので抱き締めるのを中断してもらいそのままキスをする。
「んん……♥ふうぅん♥」
キスしながら髪をなでると心地良さそうに目を細めるのでとても愛らしい。ああ! もうっ! この人はなんでこんなに可愛いんだ!! そんな思いを抱きながらふと、シュタークさんのくれた御札を思い出す。
(分身の符術……ですか?)
(いや、少し違うネ。分身じゃなくて分裂サ。キミの精神と肉体の一部を切り離した存在を一時的に出現させるものだヨ)
俺の欲望を切り離して暴走気味の分身を生み出す乳創身とは違う感じの様だ。
よし、ここは一つ……試してみるか。
「おい、知ってるか?兵藤先輩の噂」
「ああ、何でも催眠術で女の子を好き放題してるって話だろ?」
「違う違う。何でも悪魔と契約したらしいぞ」
「アタシが聞いたのは……」
「何でも人の記憶や心を支配することができて、
何をやろうとお咎めなしとかなんとか……」
「今じゃ悪魔を使って人攫いや殺人事件にも関わってるって聞いたよ」
「まさか、そんなことある?」
「マンガやアニメの見すぎだろ」
「けど……」
ありえないけど……もしや……
ハハハハハ、浅ましいモンだぜ。人間ってのは被害にあった時や噂を話す時ににそいつの本性や昏い願い全てががあらわれる。まあ、俺はお前たちのそういう下劣で、卑怯で、愚鈍な所が大好きだぜ?
何せ、あのヤローが生み出したお前らはこの世界の失敗作だって自分から証明してくれるんだからなぁ。
真面目な話短いけど投稿頻度は早い方がいい?
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早い方がいい
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遅いけど長いほうがいい