※この作品はR-18です。

ハイスクールD∞D   作:ぷうち☆りん

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あざとであったものの こうげきのしょうたいが
つかめない!

いや、サーゼクス達が出れば楽勝じゃん。
それ、面白い?
俺は面白くないなァ(富士鷹ジュビロ)

コメントくれ


※第13話(イッセー✕リアス)

「おのれ……攻撃を

 かわそうともせんとは。

 このライザー・フェニックスも

 侮られたものだ!」

 

 憤怒か、或いは

 恐慌を抑え込むための虚勢か。

 ともかくライザーは

 安里であったものに

 幾度目かの火炎を放つ。

 全方位を包み込んで、

 ライザーの羽根が連鎖爆発を

 起こす。

 まともな相手ではあれば

「王手」どころか「詰み」である。

 所がライザーが

 相対しているのは

 まともな相手ではなかった。

 

『くとるるるる』

 

 またあの奇妙な振動を発すると

 安里であったものの周囲の

 空気が文字通りに変化した。

 

「何だこれは!?」

 それは不可視の重力場。

 謂わばブラックホールとでも

 いうべきものか。

 爆発の一切合切がその

 ブラックホールに呑み込まれて、

 消え失せてしまう。

「ぬうぅ……」

 ライザーはその現象の正体を

 理解することは出来なかった。

 精神が摩耗していくのが解る。

 

「ならばこれでどうだ!!」

 

 それでもライザーは攻撃の手を止めない。

 無数の炎剣を生み出して

 それを全て安里だったものへと放つ。

 その全てが吸い寄せられていく。

 しかしライザーの攻撃はそれで終わりではない。

 己の肉体そのものを炎に変えて、

 それが燃え尽きるまでひたすらに放ち続けるのだ。

 

「おおぉぉぉ!!!」

「…………」

 

 やがて全ての炎剣を放ち尽くした

 ライザーは肩で息をしながら、

 目の前の存在を見据えた。

 そして気付く。

 

「……馬鹿な! そんなことが!」

 

『くとるるるる』

 

 それは咆哮か、

 あるいはライザーの無為に

 対する嘲笑か。安里だったものは、

 先ほどまでと全く同じ姿でそこにいた。

 

「俺の全力は……

 貴様にすれば何もしていないと

 同じだったと言うのか……おのれ……」

 

 ライザーの精神は

 もはや限界だった。

 フェニックスの身体は不死でも

 精神まではそうはいかない。

 

「認めんぞ……俺は断じて

 お前など認めるわけにはいかんのだ……!!」

 

 ライザーの心は折れかけていた。

 己の全霊を持ってしても、

 眼前の異形を

 打倒することは叶わない。

 

「だが……! 

 このまま終わることも出来ん……! 

 俺は貴様を倒し、必ずレイヴェルを

 あの卑劣漢から守らればならんのだ!!」

 

 ライザーは意地だけで立っていた。

 ここで諦めることだけは出来ない。

 たとえ勝機がゼロであろうとも、

 ライザーはこの化け物に打ち勝つために

 最後の力を振り絞った。

「俺が死んでも構わん!! 

 この身ごと全てを焼き尽くす!!」

「待てよキザ野郎!」

 

 自爆技に等しい最後の切り札を

 放とうとした

 ライザーを止めた声があった。

 ライザーにとって

 聞き覚えのある声だった。

 

「邪魔立てするか小僧!」

「ああ、するさ!」

 

 一誠は迷いなく言った。

 下級悪魔が名門の純血悪魔に

 物怖じせずにいる。

 これだけでも大した胆力で

 あったろう。

「お前がやろうとしていることは

 命を捨てるようなもんだろ? 

 そこまでしなくてもいいだろうが!」

「黙れ!! 

 これは俺の意地の問題だ!! 

 貴様に

 口出しされる筋合いはない!!」

 ライザーの怒りの言葉にも怯まずに一誠は言い返す。

 それはまさに、

 ライザーの決意に対する挑戦であった。

 それを感じ取ったのか、ライザーの顔色が変わる。

 最早そこには傲慢な貴族の姿はなく、

 ただ信念に殉じようとする

 戦士の姿があるのみ。

「お前の気持ちはよく解るぜ。

 好きな人を守りたいって気持ちは

 男なら誰だって持ってるもんだ。

 ……けど、

 だからこそ俺は

 お前のやりかたを認めねえ!」

「貴様ぁ……ッ!!」

 ライザーの表情が怒りに染まる。

 彼は誇り高い貴族の出であり、

 そのような言葉を下級悪魔に投げかけられるの

 は彼にとって最大級の侮辱であるからだ。

 

「イッセーの言う通りよ

 ライザー! 

 レイヴェルは二人の兄が

 いるからまだいいわ。

 でもユーベルーナや貴方の眷属は

 どうなるの!?」

「うっ……!」

 リアスの糾弾がライザーを射抜く。

「貴方一人でも、私達だけでも

 アレは止められない。

 けど貴方と私たちならば……!」

「……ああ。そうだな」

 

 ライザーはようやく落ち着きを取り戻した。

 

「俺としたことが……

 少し熱くなりすぎたようだな。

 今回は君の指示に従おう」

「えぇ。お願いするわね?」

「あぁ、任せておけ」

 

 そう言ってライザーは

 安里だったものに向き直る。

 

「しかしアレに対して

 打つ手立てはあるのか? 

 あるとすれば君の

『滅びの魔力』位だろうが……。

 正直俺すら倒しきれないレベルの

 攻撃で効果はあるのか?」

 

 ライザーの疑問は尤もだ。

 安里だったものを倒すためには、

 その核となる部分、

 即ち九頭竜安里を叩くしかない。

 だが、あの悍ましい存在には

 毛程の傷も付けられなかった。

 

「痛い所をついてくれるわね……

 けれど大丈夫よ。

 私の『滅びの魔力』よりも

 強力な切り札がこっちにも

 あるのよ」

「ほう、それは何だ?」

「ふふん、

 それは見てのお楽しみよ」

 自信満々に答えるリアスに

 ライザーは苦笑を浮かべた。

 

(恐らくはあの下僕クン……

 いや兵藤一誠の事だろうな。

 信頼しているのだろうな……彼を)

 

「まあいいか。

 ならばその切り札とやらを見せてもらおうか」

「ええ! 行くわよ皆!」

 

 リアスの掛け声を皮切りに

 皆が作戦を決行する。

 

「恐らくだけど、アレの

 重力場による攻撃の無力化は

 一度の攻撃に対してしか

 発動できない……。つまり

 複数の攻撃を同時に行えば

 効果があるかもしれないわ」

「成る程。

 では、私が囮となります。

 その間に皆さんは攻撃を……」

 朱乃の提案に全員が同意を示す。

「それじゃ、始めるわよ? 準備はいいかしら?」

「いつでもいいですよ部長! 

 さっきみたいなヘマはもうしませんから! 

 今度は絶対に成功させます!」

 一誠の力強い言葉に、他の面子も笑顔を見せる。

「あらあら、頼もしいわね。

 期待してるわよ、イッセーくん。……アーシアちゃん、回復の準備は宜しくて?」

「はい!」

「よし、行きましょう!」

「はいっ!」

「了解です!」

「はいなのです!」

 

 そして、遂に戦いが始まる。

 

『くとるるるる』

 

「随分とイメージチェンジ

 した様だけど……

 私は背伸びしたがる

 子は好みではありませんの!」

 

 朱乃はそう言いながら

 天に魔法陣を描き幾重にも

 雷を束ねた

「はぁぁぁぁぁぁっ!!」

 気合いと共に放たれた一撃は、

 狙い違わず安里だったものの中心へと

 吸い込まれていった。

 天を轟き、地を砕くその豪雷は

 朱乃が放つことが出来る技でも

 最大威力のものだったろう。

 重力場によりその豪雷を

 闇に呑み込もうとしたが……。

 

「……させません。

 あと、私は普段の安里先輩の方が

 おちつきます」

 

 小猫は小声ながらもはっきりと

 宣告すると共に丸太の槍にて

 安里だったものを突いた。

 僅かながら朱乃の豪雷の発動よりも

 小猫の攻撃の方が早かった。

 重力場が呑み込んだのは

 小猫の攻撃の方だ。

 

 豪雷の直撃を受けた

 安里だったものは

 一瞬動きを止める。

 だが、それも束の間のことだった。

 

『くとるるるる』

 

 今度は重力場にて

 攻撃を吸い込むのではなく

 何と吐き出したのだ! 「なっ!?」

 驚愕の声を上げる一同。

 吐き出された雷撃は真っ直ぐに

 一誠達のもとへ向かってくる。

 

「うおっ!!」

「きゃあっ!!」

 

 咄嵯に回避するも、

 完全には避けきれずダメージを負ってしまう。

 

「ぐっ……!」

「うぅ……!」

「あぁっ!」

「あうっ!」

 

 更に、吐かれた雷撃の余波で

 辺りの木々が燃えてしまう。

 

「クソッ……! 何でもありかよ! 

 インチキ攻撃もいい加減に

 しやがれ!」

「イッセーくん! まだ来ますわ!」

 朱乃の言葉通り、安里だったものがまたも攻撃を仕掛けてくる。

 

『くとるるるる』

 

 再び重力場を展開させて

 こちらの動きを封じようとしてくるが……。

 

「二度も同じ手は使わせないよ。

 君はそんな力押しタイプだとは

 思わなかったけどね、安里君」

 

 祐斗がそう言うと同時に、

 木場の持つ魔剣が輝きを放つ。

「魔剣創造」

 木場はこの能力で創り出した

 魔剣の力を操ることができるのだ。

 複数の属性で同時に攻撃すれば

 あるいは……。

 

『くとるるるる』

 

 しかし、安里だったものは

 その程度ではびくともしない。

 

「相変わらずタフだね。

 僕にはないその強さは、

 素直に尊敬するよ」

「祐斗! 危ないわ!」

「分かっています!」

 祐斗に向かって放たれる闇の波動をライザーが

 炎を纏った拳で打ち消す。

「ありがとうございます」

「礼には及ばんよ」

 そう言いつつも、

 ライザーは内心焦っていた。

(まずいな……。

 あの重力場の能力は厄介すぎる。

 あの黒い球体を本来の用途

 に使われれば終わりだろう。

 忌々しいが奴が遊んでいる内に

 何とか打開策を考えねば)

 

 そして、リアスもまた

 安里だったものを見て思うところがあった。

 

(あの重力場で私達を呑み込めば

 あっさり終わる筈なのに

 それをしない……!? 

 安里君の意思は生きている……!)

 

 ならば、勝機はある! 

 

「魔剣創造!」

 

 幾百もの魔剣が安里だったものへと

 迫りゆく。

(これで少しでも

 動きが止まれば……!)

 だが、安里だったものは

 先程の様に重力場を展開しない。

 代わりに『いい加減にしろよ』と

 苛立ったかのように腕を振った。

 その腕の一振りで発生する

 空間の断裂は幾百の魔剣を

 一瞬で全て粉砕してしまった! 

 

「そ、んな……」

「馬鹿な……」

 

 余りの光景に呆然とする面々。

 そして、木場と小猫へと予想だに

 しなかった攻撃が襲う。

 

『くとるるるる』

 

 三本指の両手の掌を

 彼に向けるとその掌に

 数十もの魔眼が文字通り生えた。

 その魔眼の力は二人の

 嘗てのトラウマ、心の闇を無理やり

 掘り起こされた。

 

『どうして助けてくれなかった』

『何でお前だけ生きている』

『許さない』『呪ってやる』

 

『役立たずめ』

『姉はあんなに優秀なのに

 なんでお前は』

『何でお前だけが』『消えてしまえ』

 

「う、あぁぁぁぁぁぁ!!! 

 僕は……ああ……『私』は……!」

「……ごめんなさい! 

 ごめんなさい!」

 

 二人の絶叫と共に

 身体が石へと変化していく。

「祐斗!! 小猫!!」

「あの二人の治療は私が!」

 アーシアが二人の元へ駆け寄るとその体に触れ、

 癒やしていく。

 しかし、元の世界に戻る事を

 拒むかの様に

 石化が解けることはない。

「そんな……。

 私の力が足りないばかりに……」

 涙を流すアーシアに

 安里だったものが迫ってゆく。

 

「アーシアッ!!」

 だが、間に合わない! 

 アーシアは恐怖から目を瞑る。

 だが、その時だった。

「巫山戯るな! 

 貴様の思い通りになどッ!!」

 

 文字通り火の鳥と化した

 ライザーの吶喊、

 彼の最後の意地による特攻で

 あった。

 

「ライザー・フェニックスだ!! 

 ぶっ潰れろおッ!!」

 ライザーの渾身の一撃が安里だったものに直撃した! しかし、それでも尚安里だったものは健在であった。

 

『くとるるるる』

 

 安里だったものはライザーに狙いを定め掌を向ける。

 だが、その火の鳥の背には

 二人の男女が乗っていた。

「朱乃! イッセー!」

「ええ!」「はいっ!」

 

 朱乃の豪雷を纏ったリアスの

 魔弾が安里だったものの

 胸部に当たる。

 理外のものであるならば

 理外のものに通るのは道理。

 血とも泥とも解らぬものを

 飛び散らせながらソレは哭いた。

 

『いあ! いあ! いあ! いあ!』

 

『それで、どうする相棒? 

 奴は理外の存在だぞ? 

 下級悪魔のお前が触れれば

 文字通り消し飛ぶぞ?』

「構わねえよ! 

 ただ、部長のおっぱいを

 左手で揉めなかった事だけが

 心残りだけどな!!」

 

 まるで傍からは意味のわからぬ

 迫真の叫びであった。

 

「い、イッセー……!」

「全く……大した男だよ。

 君の下僕クンは」

「うおおぉっ!!!」

『Boost!!』

 一誠は更に倍加させ、力を込める。

 まともな手談でダメージを

 通らないならば

 まともでない手段を使うのみ。

 

 理外には理外を。

 と、言ってもドライグの

 力ではない。

 

(安里……! 

 本当に思っていることを言えよ! 

 お前の『裸の心』を

 俺にみせろ!)

 

「洋服破壊!」

 

 一誠の左腕が虚無に呑まれるのと

 同事に安里であったものの

 外装が針を刺した水風船の様に

 バチン、と弾けた。

 そして、安里だったものの中から人影が現れる。

 それは、

「…………安里?」

 

 そう、九頭竜安里本人だ。

 

「……俺は、幸福になれなくても

 良かったんだ……」

 

 安里は呟き続けた。

 誰に向かって話しているのかは

 解らない。

 吐露なのか、はたまた独白か。

「ただ、

 誰かから愛されたかったんだ。

 それだけだったのに……」

 

 だが、その言葉に嘘偽りは無いと一誠は感じた。

 

「安里……」

「なのに、どうして……。

 一誠だけに……皆集まる……。

 一誠だけが……愛されるんだ……。

 俺は一誠が羨ましかったんだ……」

 

 安里は膝をつくと頭を垂れる。

 

「バカ野郎!」

 

 イッセーは殴りかかろうとしたが

 片腕がないためもたれ掛かる

 形になってしまった。

 

「イッセー! 

 気持ちは解るけど!」

 

 早合点したリアスが

 イッセーを制しようとするが

 ライザーが制した。

 

「ライザー! どうして!」

 ライザーは無言で首を振った。

 恐らく

『二人の友情に割って入るな』と

 いうのであろう。

 

「俺だって……俺だって……

 安里が羨ましかったぜ! 

 力もケンカも強いし、

 困っている奴を見たら放っておけないし、美人の従姉さんもいるし、でも、本当は寂しいのを必死に隠してる様な……。

 そんなお前に憧れてたんだ!」

「…………」

「だから、安里! 

 何度だって友達になろう!」

 イッセーの言葉に安里は顔を上げると涙を流した。

「ありがとう……。

 イッセー……」

 安里は立ち上がると

 イッセーに手を差し伸べた。

 イッセーはその手を

 しっかりと掴む。

 二人の絆は改めて

 不動のものとなった。

 

 ー

 

「うーん……」

 

 その日の冥界での夜。

 イッセーはベッドの上で唸る。

 片腕を喪った事に後悔はない。

 流石のアーシアでもないものは

 回復できないと知った時は

 軽いショックを受けたが、

 過ぎたことは過ぎたことだ。

 くよくよ考えた所で

 どうなるものでもないだろう。

 

(父さんと母さんに何て

 言ったら良いだろうか……。

 トラックに撥ねられたーとか……? 

 いや、異世界転生じゃないんだから! 

 巨人に喰われたーとか? 

 いや、そんなデタラメ小学生でも

 信じないだろ! 

 鮫に喰われたーなんてのは? 

 いや、俺が目指しているのは

 新時代じゃなくて

 ハーレム王だから!)

 

 イッセーは両親になんて

 説明しようか考えあぐねていたのだ。

 それに浮かぶ考えがもう一つ。

(何か、木場の石像を一旦運んだ時に

 違和感があったんだよな……。

 いや、アレはちゃんと付いてたけど)

 

 すると、コンコン。

 部屋の扉がノックされた。

「はいはい~」

 ガチャリと開けるとそこには

 リアスがいた。

「ぶ、部長!? 

 ど、どうしました?」

 リアスは顔を赤らめながら

 モジモジとしていた。

 しかもランジェリー姿だ。

「そ、その、腕の具合はどうかしら? 

 もう大丈夫なの? 

 何か不自由があったりしない?」

「へ、平気です! 

 ほらこの通り元気モリモリ!」

 

 力こぶを作るポージングを

 するが肝心の腕がない。

 

「ふふっ私のイッセーは

 相変わらずうっかり者ね」

 そう言うとリアスは部屋に入り、

 そのままイッセーを抱きしめた。

 

「ぶ、部長!?」

「ごめんなさい……。

 私のせいでこんな事になって……」

 イッセーの胸に顔を埋め、

 震える声で謝罪する。

 しかしイッセーは

 突然の至福に硬直していた。

 

(い、今

 私のイッセーって言った!? 

 言った!? 言ったよね!)

 

 暫くして、

 リアスはゆっくりと身体を離す。

 そして真剣な表情になった。

 これは、リアス・グレモリーとしてではなく、

 リアス個人としての決意表明だ。

 

「ねぇ、イッセー。

 私は貴方が好きよ。大好き。

 愛しているわ。

 ずっと一緒にいたいわ。

 その為ならどんな犠牲を払っても構わない。

 例え、それが私の命であっても……」

「ぶ、部長……」

「もう……こういう時は

 リアスって呼びなさい」

「リ、リア……ス……」

「そう。それでいいの。

 イッセー。貴方の側にいるために私が何をすれば良いか解るかしら?」

「えっと、それは……」

 

 愛していると言われた時から

 イッセーの頭はそれで一杯。

 それ以外の事は考えられない。

 

「教えてあげる。

 私も……同じだから……」

 リアスは再びイッセーに抱きついた。

「イッセー……お願い……。

 私の全てを貰ってくれる?」

「……は、はい!」

「嬉しい! イッセー!」

 二人はベッドに倒れ込む。

 そしてリアスは

 イッセーの服を脱がせた。

「イッセー……好き……!」

「俺も……好きです……!」

「うん……知ってる……!」

「「ん……ちゅぷ……はぁ……」」

 

 二人の熱い口付けで

 水音が二人の中で鳴り響く。

 

「イッセー……。

 脱がせて……」

 

 リアスの一言にイッセーは彼女の下着に手をかけた。

「うぉ……。

 これが……」

「そんなに見つめないで……。

 恥ずかしい……」

 

 イッセーは感動した。

 リアスの胸はまさに芸術品。

 形の良い乳房に張りのある乳首。

 更にその大きさときたものだ。

 

「ゆ、夢みたいッス……」

「もう……。焦らないの……。

 こっちにも触ってみて……」

 

 リアスは脚を拡げると

 指で秘所を開いて見せた。

 

「うおおお!」

 

 そこは既に濡れており、

 ヒクついていた。

 イッセーという眷属ではない

 一人の夫を求めているのだ。

 

「さ、触っても……いいですか?」

 

 恐る恐る聞くと、

 リアスは頬を赤らめて微笑んだ。

 

「もちろんよ……。来て……」

「は、はい……」

 

 イッセーの右手が

 リアスの股間に触れる。

 

「んっ……あっ……

 あ……ああ……はあぁ……」

 くちゅ……♡ちゅく……♡

 くちゅ……♡

 イッセーの手淫によって

 リアスの性器から溢れる蜜は量を増し、

 彼の手を濡らしていく。

「あぁ……イッセー♡イッセー♡」

 イッセーの頭を抱きしめると、

 リアスは自ら腰を動かし始めた。

(はあぁ……イッセーのが欲しいの! 

 早くぅ! もう我慢できない! 

 私を滅茶苦茶にしてぇ!)

 が、

 リアスのおねだりを焦らす様に

 イッセーはリアスの唇を優しく奪う。「はむ……んふ……はぁ……ん……チュプ……レロ……んふ……」

 舌を差し込みリアスの口内を犯していく。

「はあ……はあ……はあ……はあ……ん……」

 リアスの呼吸は次第に荒くなり、

 瞳は潤み、顔は上気していた。

 

「お、俺も限界です!」

「きて……イッセー! あなたの全てを感じさせて♡」

「はい!」

 イッセーはズボンとパンツを下ろし、既にギンギンになっている

 彼女の臍まで届く程の

 肉棒をリアスの膣穴にぴたり、と

 亀頭の先端を当てる。

 ぬぷり……♡くちゅう♡ちゅうう♡

 

「う……おぉ……!」

「は……あぁ……♡」

 

(や、ヤバい……! 

 部長のオマ○コ、

 気持ち良すぎる! 

 慎重に行かないと……暴発する!)

(あ、はああ……♡

 イッセーのオチ○ポ♡

 気持ち良すぎる♡

 一気に突いて……貫いてぇ♡)

 リアスは両膝の裏を手で持ち、脚を大きく開いて、より挿入しやすい体勢をとる。

 イッセーはその姿勢に興奮し、彼女の細いウエストを掴み、

 ゆっくりと突き刺す、のではなく

 訪問の様な遠慮がちの勢いで

 挿入した。

 

「ひゃうん!? あ、ふう……♡」

 リアスも予想外だったのか、

 甲高い声を上げる。

(え? 何これ!? 

 こんなの知らない……! 

 私の中に入って来る!? 

 ダメェ! 感じちゃう……♡

 イッセーのオチ○ポが

 入ってきただけなのに……

 甘イキしちゃう……♡♡♡)

 リアスは陶然として、

 快感に震えた。

 イッセーも久々の

 処女の締め付けに戸惑っていた。

「ぐ……凄い……! 

 部長の中、キツくて、

 肉が詰まってる感じで……

 凄いッス!」

「そ、そう……良かったわ……。

 動いて……あなたを感じたいわ……」

「はい!」

 イッセーはリアスの両太腿を掴むと、上下に動かし始めた。

 ずちゅん♡

「あんっ♡」

「うぉ!」

 イッセーの肉棒がリアスの膣内で暴れ回る。

 リアスの膣内は狭く、イッセーのモノをキュウキュウに包み込む。

 そしてリアスの子宮口が下りてきて、イッセーの亀頭に吸い付く。

(うぉぉぉ! ぶ、部長の

 赤ちゃんの部屋が……! キスしてる! 吸われてる! こ、これが部長の一番奥か……。

 でもまだ全部入ってないんだよな……)

「んん……はぁ……♡」

 リアスは目を閉じて喘ぎながら、イッセーの動きに合わせて腰を揺らしている。その表情は幸せそうだ。

 イッセーはリアスの腰を持ち上げて、さらに深く繋がろうとする。

 だが、イッセーの巨根は根元まで入りきらない。

「くぅぅ……! ま、まだまだ……!」

 イッセーはさらに強く押し込んだ。ズブゥッ!! 

「あうう……♡待ってえ……♡

 イッセー……♡刺激が……♡

 セックスの刺激が……

 強すぎるから♡」

「うおおおお!!」

(エロ過ぎます……! 

 エロ過ぎますよ……リアス部長!)

 

 イッセーはリアスの言葉を無視して、激しく動き続ける。

 

「あぁん♡そんなにしたら……

 私……もう……もう……」

 リアスは涙目になり、絶頂寸前だ。

 イッセーはリアスの腰を両手で掴むと、自分の腰を叩きつける様に、ピストン運動を始めた。

 パン! パァン! グチュ! ヌチャ! 二人の結合部から卑猥な音が響く。

「はぁん! イッセー! イク! イッちゃう! ああ! イッセー! 好き! 大好きぃ♡」

 リアスは涙を流し、歓喜の声を上げている。

 イッセーはラストスパートをかける。「うう……俺ももう限界です……

 出します……リアス先輩……

 中に……出します!」

「来て! 私の中に出してぇ!」

「うおぉ!」

 どびゅる! ビュルルルル──! 

「え……? 

 ど、どうして外に……!?」

 リアスは予想外の

 出来事に困惑する。

「い、いや……流石に学生の内に

 妊娠はまずいのではないかと……」

 ぽりぽりと左腕で頬を

 かきながら答える。

「……うう……」

 リアスは瞳を潤ませ、泣きそうな顔になる。

「あぁ……ごめんなさい! 

 俺のせいですよね! 本当にすみません!」

 イッセーは慌てて謝る。

「……」

「部長?」

「いいわ……許してあげる♡」

 頬にキスをしながらリアスは言う。

「お、俺感激ッス!」

「大袈裟ねイッセー……って

 あら? 貴方のその腕……?」

 リアスは気付いた。

 失った筈のイッセーの左腕がある。

 

『ハッハッハ。

 良かったな相棒。

 お前の腕ではないものの

 これでそこのお嬢さんの胸は

 揉みたい放題だな?』

「ど、ドライグ……!? 

 これは……一体!?」

『何、いいものを見せてもらった

 礼だ。

 本来木戸銭にしては過ぎたものだが

 まあ、偶には良かろう。

 光栄に思えよ。本来強欲な

 俺達ドラゴンが見世物に対して

 何かを払うなど有りえぬ事だからな』

「いいものって……部長の裸?」

『……やはり

 俺の見込み違いだったか?』

 ドライグの声が呆れ声に変わった。

「返せって言われても

 返さねーぞ! 俺は!」

『別に構わんさ。

 まあ、それはそれとして

 アーシアとかいう娘には

 受精を強請って、

 そこのお嬢さんには妊娠を

 防ごうとしたのはどういう

 理由だ?』

「ば、バカッ!! 

 今言うやつが……!」

 イッセーは焦る。

「そう……そういうことだったの……。

 私のこと……大切に想ってくれてるのね……」

 リアスは微笑みを浮かべた。

「うう……。

 恥ずかしいッス……」

「ふふっ……嬉しいわイッセー。

 ありがとう……なんて言うと

 思った?」

 リアスの含み笑いには

 明らかに怒りが籠もっている。

「えっと……部長?」

「そんな事を言っても私は許さないんだから! あとリアス!」

「ご、ごめんなさいリアス部長!」

 

 ー

 

 場所は変って

 高層マンションの一室。

 一人の壮年男性が黙々と

 酒を呑んでいた。

 

「旨いのかい? それ?」

「まあな。大人は苦い酒を

 旨いと言って飲むもんさ」

 

 カラカラと豪快に笑って

 男性は眼前の美女に答える。

 物憂げな雰囲気を放つ

 まるで牛の様に泰然自若。

 片目が隠れた長めの髪が

 印象的な美少女であった。

 

「ボクには解らないなあ。

 苦いものは苦いだけだよ」

「おいおい……仮にも暴君とはいえ

 王様と

 言われるお前さんが

 そういう事を言うもんじゃない。

 例えばあの絵を見て

 美しいとか鮮やかだなーとか

 思える心のゆとりを持てよ」

 

 グラスを持ち上げて一枚の

 絵画を示す。

 高名な画家の残した貴重な絵だ。

 見るものが見れば本物だと

 解るだろう。

 すると壁にもたれかかる銀髪の青年が

 口を挟んだ。

 

「俺には芸術は解らん。

 俺にとっては戦いこそが全てだ」

「今世の白龍皇は血生臭いなァ

 いつの世も戦、戦、戦。

 裏切り、裏切り、裏切り。

 そんな奴等ばっかりだよネ。

 滅びたものは美しいけど……

 滅びるものは無惨だヨ。

 ね、『飛将軍』もそう思うだロ?」

 

「……」

 

 飛将軍と呼ばれた巨大な

 鎧を纏う何者かは

 少女に何も言わなかった。




ライザーとの発表前にエロシーンを書きたかった。
あと、木場に〇〇〇〇フラグを積み立てていくう!

次回 部長、略奪します!

真面目な話短いけど投稿頻度は早い方がいい?

  • 早い方がいい
  • 遅いけど長いほうがいい
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