※この作品はR-18です。

ハイスクールD∞D   作:ぷうち☆りん

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R-18を残したままチラシの裏行きにできないものか


第103話(安里×セルベリア ヴァーリ×ヤスコ)

「命を賭けた頼みがある。アザゼル。

 そしてゲイト=オールドワン」

 

 ヴァーリは真剣な眼差しを二人に向けながらアースガルドの保養所にて相対していた。

 とはいえ敵対の意思を示しているかというとそうではない。

 

「何だよ急に」

 

 アザゼルはヴァーリのただならぬ様子に話を聞く姿勢を取る。こんなヴァーリの姿を見る日を来るとは思わなかった。

 

「俺とヤスコとの結婚を前提とした交際を認めて欲しい」

「…………マジか!?」

「本気だ」

 

 アザゼルは仰天した。まさかヴァーリが誰かをそこまで想うことがあるのかと。

 

(まあ……ヴァーリがその血の呪縛から解放されたと思えば、喜ばしいことなんだろうけどな)

 

 完全に父親の目であった。故に反対する筈もなかった。が、一応確認はしておく。

 

「けどなんつうか……いいのか? 

 ヤスコは俺に成り行きとはいえ処女を散らされただけじゃなく、マッサージ師に扮した悪魔に散々犯されちまった女だぞ?」

「くどい。かつて誰かを愛していようと、誰かに穢されていようとも……俺の側にいてくれるだけでいい」

 

 曇りも淀みもない眼で断言するヴァーリ。

 ヤスコへの想いはもはや金剛乗の域に達しつつあり、もはや揺るがない。

 

「……そうかよ。ま、お前が良いなら俺から言うことは何もねえさ。あとは当人同士の問題だな。で、ゲイト。お前の意見はどうだ?」

「……」

 

 あいも変わらず悠然というか掴みどころがないというか、ゲイトはコーヒーを啜りながら暫く沈黙していたがやがて口を開く。

 

「いいんじゃないかな」

 

 迷いのない答えを聞いて満足げに頷く二人。こうして二人は晴れて両親(?)の公認カップルとなったのである。

 

 ー 

 

(と、とんでもない事になっちまった……)

 

 ルイーナ、スコグルと共に安里はヤスコの部屋に見舞いに向かっていた。

 ヤスコは安里のTSした姿であるというのに何故別個の存在となっているのか。

 それはゲイト達の力によるものである。

 

『安里(キミ)がヤスコになっていた時に受けた凌辱のショックから生み出された別人格をベースにした。肉体はニグラが生み直したのさ』

『あの子には凄く頑張ってもらったわ。

 たまには拾い物もいいものね♪』

 

(相変わらずムチャクチャだぜあの二人は……)

 

 言わば突然生えてきた妹というワケだ。

 ゲイトの力である程度の整合性は取らせたがどうなるのだろうか……。

 

(ええい! ままよ!)

 

 出たとこ勝負とばかりにドアを開くとそこにはベッドで休んでいるヤスコの姿があった。

 

「えーと……その……元気か?」

「うん……」

「大変だったねヤスコちゃん! でも、もう大丈夫だからね! これからは私に何でも言って! だって私はヤスコちゃんの義姉さんだから!」

 

 顔に生気もなく憔悴している様子のヤスコにルイーナは手を取り、握りしめながら励ましの言葉を送る。

 

「うん……」

 

 しかしながら彼女の受けた凌辱の記憶が消えるわけではない。

 現に彼女は未だに恐怖に怯えており、顔色は優れなかった。だがしかし、そんなヤスコにルイーナは更に言葉をかける。

 

「あのねヤスコちゃん。私、今すっごく幸せなの。好きな人と一緒にいられるってこんなに嬉しい事なんだって分かったんだよ? だからね、ヤスコちゃんも素直な心でヴァーリ君に接してほしいな」

「素直な心で……?」

 

 ヤスコの瞳に僅かながら光明が灯る。

 ヤスコはヴァーリを愛しているのは確かだ。 自分から分かたれたものがヴァーリに心惹かれている様を見せられる安里の胸中は複雑だがある意味兄として何かしてやらなければなるまい。

 

「あー……その、何だ……。うまく言えないがヴァーリは自分を曝け出すのが苦手なヤツだからな。お前がリードしてやらないと駄目だぞ?」

「私が……?」

「だね。ヴァーリって戦いとラーメンとイッセーの事位しか頭にないからさ。それ以外はホント不器用だし」

「あと女心の理解度も低いな。ラーメン屋巡りは上手い癖に」

 

 安里とスコグルのフォローが入るが、それでもヤスコの表情は晴れない。だが、彼女の口から言葉が紡ぎ出される。

 

「……私……ヴァーリ君の事が好き……。だから、もう逃げない……」

「おおっ!」

「それでこそ安里の妹だよ!」

 

 スコグルがばんばんとヤスコの背中をはたく。

 

「痛いよスコグルさん」

「あ、ごめんごめん……。どーもアタシってばガサツなモンで……」

「でも……ありがとう」

「……っ!」

 

 ヤスコの弱々しいながらも確かな感謝の言葉に、思わず涙腺が緩みそうになる。

 

(ああもう! 何なんだよこの生き物!? 安里の妹なのに可愛すぎるだろーッ!!)

 

 ヤスコを抱きしめて頬ずりしたい衝動に駆られるが、それをぐっと堪えた。

 

「それで兄貴。相談したいことがあるんだ」

「何だ? 辰郎叔父さんに今後の相談でもするのか?」

 

 急に生えてきた姪だがその辺りの記憶操作はグレモリー家の力を以てすれば然程難しい事でもない。問題はあるかもしれないが火急の事態なので致し方ないだろう。

 

「ヴァーリの夢はアースガルドにラーメンを広げる事らしいんだけど……」

「へ〜……アイツがね〜……へぇ〜!」

 

 将来の義弟になり得るヴァーリが将来の真っ当な夢を持っている事に安里は感銘を受けたように頷く。

 

「けど、なんていうか……将来はアレ? 

 頭巾と黒いエプロンつけて、店の前に腕組した看板をひっさげる様になるのかな? 

 ぷっ……な、なんか想像すると……おっぱいドラゴンに対してラーメンドラゴン……うぷぷ……」

「お、おまっ……ちょっとそりゃ、笑っちゃ悪いだろ……! むぐぐ……!!」

 

 あのヴァーリがそんな姿を喧伝するかというかと思うと、ヤスコの手前笑うに笑えない安里とスコグルは懸命に堪える。

 

「ふたりとも、ヤスコちゃんもヴァーリ君も真剣なんだよ。何を笑ってるの」

「す、すまん」

「ご、ごめん」

 

 ルイーナの普段の箱入りお嬢様ぶりからは想像もつかない怒り顔に、安里とスコグルは思わず平謝りする。

 

「それで、ヴァーリのラーメンについて皆でちょっと研究に付き合ってもらいたいな……と思って」

「そういうことならお安い御用だぜ」

「アタシもアタシも! あ、でも食べる専門で!」

 

 どこまでもちゃっかりしているスコグルであった。

 

 ー

 

 と、そういうワケで辰郎の喫茶店の厨房を貸してもらってラーメン研究を始める事になった一行。

 

『一応言っておくが、脂だ生ゴミだはきっちり処分しろよ。いい加減な掃除しやがったら叩き出すからな』

 

 辰郎の言葉はぶっきらぼうで厳しくも聞こえたがその目は姪とその恋人の前途のためにという想いが籠っていた。

 

「それでヴァーリ。何から始めるんだ?」

「無論、ラーメンだ」

「いや、だからどんなラーメンかと言う事をだな……」

 

 きっぱりと断言するが其の実具体性のないヴァーリの言葉に悪友から義兄にクラスチェンジしつつある安里は頭を抱える。

 

「そうか! 実の所俺はラーメンというものを食べたことがない! どういう料理なのかを説明してくれないか!」

「何だと……貴様本当に日本人か?」

「勿論だ!! この煉獄杏寿郎、誓って嘘偽りは語らない!!」

 

 ヴァーリの視線が俄に厳しくなったが相変わらず杏寿郎は動じない。

「ならいいが……」

 ヴァーリは一呼吸置くと、ラーメンの作り方を説明し始めた。

 

「……とまあ、こんな感じだ」

「なるほど! よく分かった! 感謝するぞ白龍皇とやら!」

 

(いやホントに分かってんのかな……。

 杏寿郎さんは地頭はいいけど勢い任せな所があるからな)

 

 と危惧する一方で嘗て命のやり取りをかわしたヴァーリと杏寿郎がこんな談笑をしているのが妙に面白くもあった。

 

「ま、スカした赤マントヤローに曰く『百聞は一見に如かず』とやらだ。あれこれ面付き併せるのもいいがまずはいっちょ作ってみるのもいいじゃねえんのかい? あ、麻婆ラーメンみたいなモンは絶対にヤメてくれよ! なんかイヤなヤツを思い出す!」

「そうですね。あと◯郎系ラーメンみたいなジャンキーなラーメンもやめてくださいます? あんなものは神への冒涜、ありがたがるのはあの冷血女くらいのモノよ」

「随分と具体的ですね……」

 

 クー・フーリンとジャンヌ・オルタの苦虫を噛み潰した様な顔での迫真の注文にニトクリスは苦笑する。

 

「しかし、このラーメンとやらは実に奥深いな!俺も俄然興味が湧いてきたぞ!」

「それは良かった。……あと女。お前とはいつか戦う定めにある様だな」

「はぁ? 私の異名は『竜の魔女』という事をお忘れですか? あのドスケベ変態おっぱい中毒には遅れは取りましたが、ぶっ刺されて、吊られて、燃やされて、強火の遠火で炙りチャーシューになる願望でもお持ちかしら? しっかりと藁で香り付けもお忘れなきよう」

「折田ぁ〜? 二◯系ラーメンが嫌いな割にいやにチャーシューに詳しいじゃ〜ん?」

「う、煩いわね! アンタもアンタよ! 

 この態度も乳も背丈もデカい無軌道ワルキューレ! アイツらと全然違うじゃない!」

 

 僅かにジャンヌとヴァーリに険悪な空気が流れたがスコグルがおどけて混ぜ返すことで事なきを得た。

 そんなこんなでまずは試作するのだが……。

 

「あいてっ!?」

「どうした安里。また指を切ったのか?」

 

 先ずはスープ作りのために野菜の皮むきをしていたのだが安里はついうっかり指を切ってしまった。安里は包丁を使って野菜の皮むきをしようとするも、どうもその手つきが危なっかしい。

 

(何だ? 俺がこんなミスを繰り返すだなんて? 叔父さんの所に厄介になってから雑用やバイトで包丁を使わない日は殆ど無かったのに……)

 

 技術とは経験の蓄積である。故にいきなり技術が喪われる事などそうそうはあり得ない筈なのだが……。

 

「……今日は休め。皮むきなら私がやろう」

「……すんませんス」

 

 故にセルベリアは安里に何らかの不調を察して作業の交代を提案した。

 

「セルベリアって料理できんの? 

 カチカチの軍人さんって感じだけどさ〜。何だったらピーラー使う?」

「無論のことだ。身の回りの事も一人でこなせぬなど、男であろうと女であろうと半人前にすぎん」

「う、うぐ……」

 

 氷の刃の様に鋭く、そして冷たい声で言い切るセルベリアにスコグルもたじろいだ。

 更にまるで一人だけ早回しの様に専用の機械でもこうはいかないだろうという速さと正確さで野菜の皮むきをしていく。人参やじゃがいもの皮が極薄で千切れも凸凹もまるでない桂剥きを見せられては安里もスコグルも、ぐうの音すら出せなかった。

 

「うーむ……やっぱ軍人さんは凄いね〜……料理番とかやってたのかな?」

「いや、元の世界は大佐だったらしいけど……」

 

 と、二人は煮込む素材を調理中の杏寿郎とニトクリスの所へと向かった。

 

「杏寿郎、火力が弱い様に思えるのですが……これで良いのですか?」

「うむ! これでよい! 煮込み料理というものはあまり強く火にかけると出汁が濁るそうなのだ! 天元の嫁達からそう聞いた!」

 

 ニトクリスの質問に頭巾を被り、黒エプロンに腕組姿で杏寿郎ははきはきと答えた。彼の熱気はまさに気炎万丈の喩えが相応しい。

 

「よもやよもやだ! この様に大人数で料理を作るのは実に楽しいな!!」

「ええ、そうですね」

 

 そして麺打ちの作業はつつがなくクー・フーリンとヴァーリ、そしてヤスコがこなしていた。

 

「そういやあ麺の生地ってのは尻の硬さ位にするといいらしいな。また聞きの与太話だけどよ。ヴァーリならその辺りはバッチリなんじゃねえのか?」

 

 ヤスコとヴァーリを誂う様に気さくな態度でクー・フーリンは麺打ちの指導をしている。

 

「ああ、その通りだ。ヤスコの尻の硬さなら俺が一番よく知っているからな」

 

 ヴァーリは自信満々に頷くがヤスコは俯いて赤らめる。その反応を見てクー・フーリンは引いた様な表情に転じた。

 

「いや……お前ある意味凄えわ……」

「これじゃセクハラドラゴンじゃ〜ん」

「セクハラ!?」

 

 ヤスコが麺を捏ねながら突っ込む。その様に皆が笑い、穏やかな空気が流れていた。

 

 ー

 

「うむっ! 美味い! やはり皆で食べる飯は美味いな!」

「はい! とっても美味しいです! ファラオの食事として振る舞われても問題はありませんね」

「うん。アタシもそう思う」

「スコグル……お前どの立場で言ってんだ?」

 

 杏寿郎がざる蕎麦ばりに麺を啜り、ニトクリスとスコグルがスープを飲み干して感想を述べる。

 

「ふーむ。悪くねえな……だが」

「だが、何だ?」

 

 今までのメンバーが高評価であったのにクー・フーリンは首を捻る様な態度を見せる。

 

「うむ……。確かに今のままでアースガルドの皆に出しては馴染まないのではないだろうか……。いや、異世界にいた私が言う事ではないかもしれないが」

 

 セルベリアがクー・フーリンに連動して意見を述べるこの二人は基本的に冷血ではないがクールに徹するタイプの人間である。その二人が言うのだから、これは一考の余地があるだろう。

 取り敢えず今日の所は一旦これでお開きとなった。

 

「やあ、調子はどうだい?」

 

 二人で残って店の鍵を閉めようとした安里にどこからともなくゲイトが現れる。相も変わらず考えが読めない。

 悪意はないのは分かるのだがどうにも掴みどころがない男だ。

 

「調子ってのはラーメンの試作ですか? 

 それともヤスコの方ですか?」

「両方だよ。ヤスコはある意味で私が生み出した存在でもあるからね」 

 

 虹色の瞳を細めながらゲイトはにこやかな様子で二人に言った。その態度に安里は面食らっていた。

 

(ゲイトさんに親心の様なものがあるとはスゲー意外だな……)

 

「まあ……それはそれとして。イッセー君とトゥーが君とヤスコ、あとヴァーリを招待したいと言っている所があるのだそうだよ。来てくれるかな?」

 

 ゲイトは異空間へのゲートを開くとその中へ二人を誘った。悪友ならば悪い事にはならないだろう、とその誘いに乗る事にしたのだった。

 ー

 

 二人が案内されたのは『精神と時のヤリ部屋』を改築したもので教会の様な場所だった。イッセーはともかく、ヴァーリにとって何らかのダメージを負うのではと危惧した。

 

「な、何なんスか突然……」

「ニグラが言うには皆の親睦を深めるためだそうだよ」

「はあ……」

 

 安里はどうにも嫌な感じを覚えたがとりあえず付いて行くことにした。そして通された部屋にて……それは待っていた。

 

 ー

 

「ふああ……♥イッセー様♥イッセー様ぁ♥」

「くう……!! トゥー……!」

「あっ♥あっ♥ヴァーリぃ♥♥♥」

「ヤスコ……! もう、離さないからな!! 何があってもずっと一緒だ!」

 

 マジックミラー越しにイッセーとトゥー、そしてヤスコとヴァーリが恋人らしく睦み合う姿がそこにはあった。しかもウェディングドレスと純白のランジェリーを掛け合わせて2で割ったような衣装を纏っているというマニアックな仕様であった。

 

「……あれって何ですか?」

「ナイアが言うには生き恥ウェディングだそうだよ」

「……はあ〜!?」

 

 あまりにもあまりな説明に安里は素っ頓狂な声を上げた。しかしゲイトは涼しい顔で答えるのみなので更に困惑するばかりである。そんな時ふと気配を感じたかと思うと背後から何者かが抱きついてきたではないか! 

 

「……!? セルベリアさん!?」

「……ああ」

 

 自分から仕掛けては見たが改めて気恥ずかしさが込み上げてきたのか、頰を染め、目を泳がせるセルベリアに思わず胸が高鳴るのを感じた。

 

「セルベリアさんも、ああいう風にしたかったんですか?」

「いけないか? 私はただ貴様の側にいたかっただけだ……それとも私の様な堅苦しい女では不満なのか?」

 

 普段の凛とした姿からは想像もつかない程に幼く見えた。そんな姿に愛おしさを感じた安里は思わずふりむくなり思い切り抱きしめてしまった。

 

「あ、安里!?」

「ズルいなあ……セルベリアさんは。そんな事言われちゃ俺……」

 

 ランジェリー越しに感じる胸の柔らかさに理性が飛びそうになるも何とか堪える事が出来た。それでも尚、彼女の頰にそっと手を添えて唇を重ねる程度の事は出来たのだ。

 

「ん……んん……♥」

 

 唇の感触を味わうように何度も重ねていく内に、互いの舌が絡み合い始める。互いに唾液を交換しあい、相手の口内を貪りあう様に激しく求め合った。やがて唇が離れる頃には、二人の口から銀色の糸が伸びていた。まるで連携のラインの様に……。

 

「あ、あの……その……すまない……つい夢中になってしまって……」

 

 キスに夢中になっていた自分に気づいたのだろう、セルベリアの顔は真っ赤になり、俯いてしまう。そんな彼女を優しく抱き寄せながら耳元で囁いた。

「俺もですよ。だから気にしなくて良いんです。何より今のセルベリアさんは軍人じゃなくて花嫁なんスから」

「はな……よめ……? ち、違う! 私は貴様をルイーナから簒奪するつもりなどないのだ! ただ眷属として側で支えたいだけで……」

 

 慌てて弁明するセルベリアだったが、その表情はすっかり蕩けてしまっている。そればかりか下腹部をもじもじとさせている事から、どうやら彼女も興奮しているようだ。その証拠に尻に手を伸ばすとしっとりと汗ばんでいて、ランジェリーを少しずらして乳首と乳輪を指で軽くなぞるとそれだけで甘い声が漏れ出る始末である。

(可愛いなぁ……)

 

「大丈夫ッスよ。今の俺は魔人王って触れ込みですから。嫁さんの一人や二人いたって問題ないです」

「あ……ううっ♥ だ、だが私は……♥

 閣下……いや、マクシミリアンに心奪われ利用された上に研究所でも卑しい研究員どもに……」

「今どきそんな事に拘るヤローなんて男じゃないッスよ。ほら、見て下さいよ。

 ヤスコとトゥーの姿……」

 

 お姫様抱っこの体勢で安里にベッドへと運ばれる中視線をそれぞれのマジックミラーに移すと、そこには愛し合う男女の姿があった。

 

「ああっ♥イッセー様ぁ♥好きぃ♥大好きぃぃ♥♥♥」

「トゥー……愛してるぞ!!」

「私もぉ♥イッセー様のお嫁さんにしてぇ♥イッセー様との赤ちゃん産みたいよぉ♥♥♥」

 

 

 そしてヤスコもすっかりスイッチが入った様だ。元々彼女は快楽に対して貪欲な性格をしているのだが、今回は相手が相手だけに普段以上に昂ぶっているのだろう。

 

「ああっ♥おっきい♥♥♥ヴァーリのオチンポおっきい♥ごりごり〜ってオレのオマンコの奥をゴリゴリしてるぅぅ♥♥♥」

 

 ヴァーリのペニスがヤスコの膣肉を抉りながら突き進む度に膣内が激しく痙攣しているのが分かる。ヤスコのヴァギナがヴァーリ専用に作り変えられている証拠であろう。ヴァーリもまた射精が近いのか腰の動きが小刻みになっていくと同時にピストン運動が加速していく。

 

「ほら、二人共過去のイキサツなんてどうでも良い位に愛されているでしょ。

 汚く見えますか? あの二人が?」

 

 安里はセルベリアに覆いかぶさりながら言う。するとセルベリアはふるふると首を横に振りながら答えた。

「見えない……寧ろ美しいと思う……あんなに幸せそうにしているのだものな」

 

 そう答えるセルベリアの表情はどこか羨ま

 しそうなものであった。セルベリアは幼い頃からガリア帝国の為に生きる事を求められてきた身だ。愛情を知らない訳ではないが、それを知る機会は殆どなかったと言えるだろう。だからこそだろうか?愛する男に抱かれる事への憧れがあるのかもしれない。

 

「だ、旦那様……♥」

 

 思わずこの国で教わった夫への尊称を口走るセルベリア。心の氷が剥がていく。溶けていく。満ちていく。満たされていく……。それはセルベリアにとって初めての経験だった。

 そんなセルベリアに安里は優しい笑みを浮かべて言った。

 

「セルベリアさん……今は思いきり甘えていいですか?」

「……ふっ。仕方のない旦那様だな」

 

 安里の垣間見せた弱さをセルベリアは肯定した。弱さを否定した最果ての悲劇を彼女は既に体験済みであった。

 

(安里に私と同じ轍は踏ませたくない……)

 

 その為ならばいくらでも甘やかしてやろうと心に決める。そんな互いの胸の内を知ってか知らずか二人はどちらからともなくキスをするとそのまま体を重ねた。互いの温もりを感じ合いながら、ゆっくりと快感を高めていくように。

 白い肌がまるで染まられていくかのように赤く火照っていく様は美しくも淫靡であった。やがてセルベリアの体は熱を帯び始めていく中で彼女の口から漏れる吐息は次第に荒くなっていった。

 

「セルベリアさん……すごく、濡れてる……ランジェリー越しにも分かるくらいに……」

「言うな……! 恥ずかしいではないか……!」

 羞恥のあまり顔を背けるセルベリアだったが、その視線はちらちらと安里の股間に向けられている所を見ると本心では嫌がっていない事が伺える。そんな様子を察した安里はゆっくりと下着を脱がせると、彼女の秘所を舌で愛撫し始めた。

 

 じゅぷっ! ぐちゅっ! ぬちゃっ! れろっ! ずろぉぉおお!! ぢゅるるるる!!! 

 

 ♡♡♡わざと大きな音を立てて啜るとその度に彼女の体がビクンとはね、尻がたわむ。

 

「くうっ♥も、もう少し落ち着け♥

 初めて女を抱いたワケではあるまい♥」

「だってこんないやらしい匂いさせてるんですよ? そりゃ興奮しますよ」

「く……うぅっ♥♥♥ふぅっ♥」

 

 羞恥心を奪われながらも高揚感に満たされる二律背反の快楽に酔いしれるセルベリアであったが、不意にクリトリスを軽く噛まれた事で一気に絶頂へと押し上げられてしまったようだ。

「ふああぁぁあぁあんんんんんん♥♥♥」

 ぷしゃぁぁぁああぁぁあああ♥♥♥盛大に潮を吹きながら絶頂を迎えてしまうのだった。しかしそれでもなお満足していないのか、ひくつく蜜壺からは愛液が溢れ続けている始末である。それを見た安里は自らの衣服を脱ぎ去るとその剛直を露にした。その大きさに圧倒されたのかセルベリアは思わず息を飲む。

 

(こ、この間よりも大きい……♥)

 

「さ、セルベリアさん。挿れますよ」

「ま、待て! そんなモノをいきなり挿られてしまったら……」

 

 挿れられてしまったらどうなるのか? 

 セルベリアは待ち受ける快楽地獄を想像してしまい恐怖を覚えるものの、同時に期待してしまう自分に戸惑いを覚えていた。そんな彼女に安里は耳元で囁く。

 

「じゃあ、セルベリアさんの好きなタイミングで挿れていいですよ?」

「〜〜〜っ♥貴様というヤツはッ♥」

 

 ゴロン、と安里は仰向けになり、両手を広げる形で受け入れる体勢を取る。まるで対空砲ばりに待ち構えている姿に苦笑しながら、セルベリアは意を決して彼の上に跨った。そして亀頭の先端を自分の入口に押し当ててからゆっくりと腰を落としていく。

 

「は……ぐ……ふ、太い……。熱い……」

 

 歯を食いしばりながらセルベリアは耐える。だが痛みや屈辱を感じてのものではなかった。凌辱の記憶が吹き飛ばされ、灰燼も残らぬ程の熱情が彼女の中で燃え上がっていたのだ。それはまさに戦乙女ではなく恋する乙女そのものの姿であり、彼女がどれだけ安里を愛していたかを思い知らされるかのようだった。胎内に安里のペニスを飲み込んでいくその瞳には歓喜の色さえ浮かんでいた程だ。そしてついに根元まで咥え込んだ所で彼女は大きく息を吐き出した。

 

「く、はあ……はあ……全部入ったぞ……♡どうだ……? 旦那様……?」

「ああ……最高だ……。すごく締まって……それに暖かいよ……」

「ふふ……そうか♥」

 

(ああ……安里が喜んでくれているのがチンポから伝わってくる……。こんなに凶悪なチンポなのに……可愛いと思ってしまうなんてな♡)

 

 うっとりとした顔で安里の手と己の手を繋ぎ合わせて指を絡め合うセルベリア。その表情は当に挙式を終えた新婦のそれであった。

 

 チカチカと青い光が明滅する。

 あの忌まわしいラグナタイトと似た光であるのに恐怖も嫌悪も感じない。

 

 じゅぼっ!! じゅぼぼっ!! 

 ぱんっ!! ぱんっ!! ぱつんっ!! 

 

 宝石と見紛う汗と細工品に等しい長髪を振り乱しながらペースを上げる一方彼女の膣内はうねりを上げて精液を求めてくるようだった。それがまた堪らない快感を与えてくれるものだからたまらない。

 

「く、あっ……!? せ、セルベリアさん!? す、少しペースが……!」

「構わんさ♥ 出したいのか? 出したいのだな? いいぞ♥ 私が貴様の欲望を余すことなく受け止めてやるからな♥

 ルイーナ達では女の悦ばせ方を教えてやれないだろう♥私が教えてやるとも♥さあ、遠慮せずに出せっ! 出せっ! 総員配置につけっ!! ヴァルキュリアの盾を突き破るように私の子宮を突き破れぇえええっ♥♥♥」

 

 セルベリアから発せられた軍令じみた咆哮は安里の忍耐を崩壊させるには十分過ぎる威力があったようで、彼は獣のような雄叫びを上げながら射精した。

 

 びゅくっ! どぴゅるるるるるるるるうううぅぅううっっ!!!ぶりゅるるるるるぅうぅぅっっ!!!! 

 

「お゛ほぉおぉおおおお♥♥♥♥♥♥」

 

 凄まじい量の精子がセルベリアの胎内を満たしていく。そのあまりの量の多さに結合部から白濁液が溢れるどころか噴き出すほどであった。

 

(凄い……まだ出てる♥こんなにも出されたら本当に妊娠してしまうかもしれんな♥

 不思議なものだ……。あれ程忌み嫌ったヴァルキュリア人の血をこの異邦の地で残したいと鞍替えするに至るとは……♥)

 

 子宮に揺蕩う安里の精はまるで己の存在を証明する蝋の火のように熱く感じられた。このまま溶け合い一つになりたいと思う程に安里を求めている自分に気付いた時、自然と笑みが浮かんだ。

 

 ー

 

「あはあ……♥兄貴とセルベリアさん♥

 あんなに幸せそう……♥ルイーナ義姉さんになんて言えばいいんだよぅ♥♥♥

 んはあっ♥♥♥お、おぐっ♥♥♥

 ごりごりって掘られでるっ♥♥♥」

 

 安里とセルベリアが身も心も繋がり合っていく様を眺めるヤスコ。

 当の本人はマジックミラーに手と乳を付きながら立ちバックの姿勢でヴァーリに貫かれている。

 涙と洟を垂れ流し、舌をだらんと呆けた犬のように垂らしながら喘ぐその姿に眉をひそめる者もいるだろう。

 だがヴァーリにとってはそんな姿すら愛おしいものだったらしい。更に激しく腰を打ちつけるとより一層強く尻を掴む。

 当然、ヤスコの方も応えるように尻を突き出し更なる快楽を求め、くねくねといやらしく踊る姿は淫乱の誹りを受けても仕方のない有様であった。しかし、それでも尚、ヤスコは幸せそうに微笑んでいた。

「あんっ♥あんっ♥あんっ♥ああんっ♥♥♥ やっぱり♥オレ♥淫乱の変態女なんだあっ♥♥♥ 幸せになるっ♥

 ヴァーリにオマンコのおくずぽずぽされるとそれだけでイっちゃうんだぁあぁあぁっ♥♥♥」

 

 ぷしゃぁああぁぁああぁあ♥♥♥絶頂と同時に潮を吹き出すヤスコだったが、それでも腰の動きを止めない。それどころかますます加速していく始末である。快楽に溺れた雌と化したヤスコにとって性行為こそが至上の悦びなのだ。

 

「んひいっ♥こんなへんたいおんなっ♥

 ヴァーリの奥さんにふさわしくっ♥ないよねっ♥ だから♥フレイヤさんとけっこん♥けっこんした方がいいよおっ♥♥♥

 私のマンコはオナホ扱いでいいからぁっ♥」

 

 己を卑下しても構わぬ程の快楽にヤスコは悶える。するとどうだ。ヴァーリはずぼり、と未だ萎えない昂りの中にある自らのペニスを引き抜いてしまう。

 

「ふぇ……どうしてえ?」

 

 涙目で振り返るヤスコ。するとほぼ同時に唇を塞がれてしまう。突然の事に驚きつつも舌を伸ばしてそれに応えようとするのだが、不意に唇が離されてしまった事で不満げな声を漏らすのだった。

 そんなヤスコに対しヴァーリは言う。

 

「俺の嫁に誰が相応しいかどうかなど関係ない。俺はただお前が欲しいだけだ。お前を愛しているからこうして抱きたいと思うだけだ……」

「う、うん……ごめん……なさい……」

「ならこう言えば許してやる。

「えっ……?」

 きょとんとするヤスコに対してにやりと笑うヴァーリ。そして耳元で囁くように言う。それはある意味で愛の言葉以上に破壊力のある一言だったかもしれない。その言葉を聞いた瞬間、ヤスコの顔は一瞬で真っ赤に染まってしまうのだから。

 

「ヴァーリはもうオレ以外とセックスするな、と言え」

「え……? え……♥ だ、だめえ♥

 そんなオレのわがままを許しちゃうなんてだめだあっ♥ヴァーリはルシファーの血を引く偉い男なのにぃ……♥♥♥」

 

 口ではそう言うが、明らかに悦びに震えているのが分かる。そして彼女はゆっくりと口を開いた。

 

「……分かったよぉ♥言うからあ……♥言うからあ……♥もう他の女の人とはしないでええぇぇぇっ♥♥♥ヴァーリぃ♥♥♥ オレもっ♥他の男なんかと一生セックスしないからっ♥♥♥」

 

(こんなの逆らえるわけないじゃんかああっ♡♡♡)

 

 当に蛇から知恵の実の誘惑に屈したイブのようにヴァーリからの求愛に応えるヤスコ。まるでケーキに入刀するかのようにヴァーリの逞しいペニスが濡れて火照る彼女の膣穴へと再び挿入されていく。今度は最初からトップスピードで突き上げられるものだから堪らないといった様子だ。

 

(き、きたあぁぁっ♥♥♥ちんぽ♥ちんぽ♥ちんぽ♥ちんぽぉおおぉっ♥♥♥

 世界一オレを愛してくれる男のチンポ♥

 絶対離さない♥離れないっ♥オレはヴァーリの妻として生きていくんだあっ♥♥♥♥)

 

 ばちゅん! どちゅっ! ぱんっぱんっ!! どちゅっ! どちゅっ! どっぢゅうううぅぅっ!!容赦の無いピストン運動によって子宮口をこじ開けるようにノックされる度に意識を失いそうになるほどの快感が走る。既に何度も達しているというのにまた絶頂を迎えようとしているのだ。

 

(やばいっ♥これっ♥マジでヤバいやつだってええっ♥♥♥こ、これ以上されたら戻れなくなるううぅぅっっ!!)

 

 恐怖を覚える反面、身体は正直に反応してしまう。膣内の襞という襞が一斉にヴァーリのペニスを締め付け、精液を搾り取ろうとしているのだ。それに呼応するように彼も射精感が高まっていくのが分かった。

 

「ぐぅうっ! 出すぞヤスコ!! お前の一生は俺が貰い受ける!!」

「ひゃいいいぃぃぃっっ♥♥♥出してぇっ♥いっぱいだしてくだしゃあいぃぃっ♥♥♥」

 

 どぴゅるるるるるうぅぅっ!! びゅくくくっ! ぶりゅりゅりゅりゅううううぅぅっっ!!! どくんどくんっっっ!!! 

 

 魂を吐き出すかの勢いの射精。血の呪いを洗い流し、祈りを次代に繋げる白い奔流は子宮を満たしていく。それと同時にヤスコもまた何度目か分からぬ絶頂に達していた。

 

「はぁーっ♥はぁー♥はひぃー……♥♥」

 

 恍惚とした表情でぐったりと倒れ込むヤスコ。そんな彼女を優しく抱きかかえるとベッドに横たえてやるのだった。

 

「えへへぇ……♥嬉しいなぁ……♥」

 

 腕の中で甘えるように身を寄せてくるヤスコに苦笑するしかないヴァーリであったが、同時にその可愛さにメロメロになってしまう自分もいる事に気付く。

 

(どこの誰であろうと俺とヤスコの仲を引き裂かせはしない……。俺は誓う。ヤスコと共に歩む未来の為に、あらゆる障害を打ち砕いてみせよう……!)

 

 そう決意するヴァーリであった。

 

 ー

 

「おー、くっつきよったくっつきよった」

「若いモンはいいのう……全く」

「そう言うでないわゼウス。しかしフレイヤが袖にされて『はい、そうですか』と引き下がる女かのう?」

「巷で流行りの悪役令嬢か? 

 ならばワシがわからせるのもアリかと思うたが、ヘラのヤツがの〜……」

「愛よりも知を求めたワシにはわからんな〜。そこはほれ。ワシらの不肖の弟子に任せようぞ」

 

 ー

 

「びへーっくし!」

「どうなさいましたイッセー様!?」

 

 こちらもこちらで散々愛し合ったイッセーとトゥーはベッドでお互い身を寄せあっていたがイッセーが急にくしゃみをしたので慌てて飛び起きるとティッシュを持って駆け寄る。

 

「寝冷えですか?」

「いや、違うと思うな……身も心もぽっかぽかなトゥーが側にいるし」

「まあ……♥恐れ多い♥」

 

 恥ずかしそうに顔を赤らめながらも嬉しそうに微笑むその姿はとても愛らしいものであった。そんなやり取りをしながら二人はしばしの間イチャイチャしていたわけだが不意に部屋のドアが開かれるとそこにはヴェネラナの姿があった。

 

「イッセーさん。身なりを整え次第直ぐに支度をして下さい」

 

 いつにも増して厳し目な視線に思わず身構えてしまう。一体何があったのかと思っていると彼女はこう続ける。

 

「リアスの子供が生まれそうなんですか?」

「いえ、そうではありません。貴方は駒王町で契約した女の子達と性的な交わりを繰り返している様ですね?」

「は、はいっ……結果としては。あ、ですけどシュタークさんから避妊符は頂いておりますのでグレモリー家の迷惑には……」

「そういう話ではありませんイッセーさん」

 

 ヴェネラナはぴしゃりと言い放つと更に続けた。

 な

「貴方の行為は夢魔族との規約違反だ、と彼、彼女らの元締めに抗議が殺到しているのです。リアス共々釈明する必要があります」

「……すみません」

 

 確かに自分は今現在進行形で複数の契約者と関係を持っている状態だ。それは否定出来ない事実である以上素直に謝るしかなかったのだが問題はその後に起こるのであった。

 




次回は某きらら系の主人公が元ネタのキャラが出ます。

真面目な話短いけど投稿頻度は早い方がいい?

  • 早い方がいい
  • 遅いけど長いほうがいい
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