どうも!! 兵藤一誠です!
いよいよ中級悪魔試験当日と相成りました! 勉強以上にエッチなことばかりしていた気もしますがそれはそれ!!
『お前は誰に向かって説明しているんだ』
ドライグからツッコミが入ったが気にしたら負けだと思っている。
なぜかこうしなければならない気がするんだよね。
「イッセー! しっかりね!」
リアスも身重ながら応援に来てくれた。
なお騒ぎを防ぐために姿はいつものリアスに見える様な魔術を使っているそうだ。
「うん。父さん、頑張ってくるからな」
リアスのお腹に俺は声をかける。
リアスのお腹には今2人の子供が育っているのだ。当然だが俺の子供だ。
生まれてくる双子のためにも俺も頑張らなきゃなっ!!
「ハハハ、相変わらず元気がいいねェ」
「あっ! シュタークさん! お久しぶりです!」
いつもの導師服ではなくチャイナドレス姿も素敵だ!!
「まあ、今のキミなら軽〜く合格できること間違いなしだヨ。ボクが保証しよウ」
おお……! あのシュタークさんからお墨付きを頂けるとは! 俄然自信が湧いてくるぜ!
「ま、何とかなるんじゃねえのか?」
「お前は相変わらずだな、安里」
ぶっきらぼうながらしっかり俺の応援に来てくれる辺り良く出来た悪友だよな。
良く出来た悪友って良いのか悪いのかどっちなんだよと思わなくもないが。
「ま、俺としてはルイーナが合格できるかどうかが気になるが……」
「え? ルイーナちゃんが?」
今更だがルイーナちゃんは安里の恋人だ。
でもハマーマさんの娘なんだから試験を受けなくても貴族だから問題ないのでは?
「いや、それがな。ルイーナが自分の力を試してみたいというモンでな。あの引っ込み思案で物怖じしていたルイーナがな。
だから俺としてはとことんサポートしてやりたいな……と思ってよ」
安里ははにかみながら俺達に言う。
うう、良い話じゃないか。泣けるぜ。俺、こういう話にホント弱い。
ちょっと涙ぐんだ所に新たな人物が現れる。
「あら♥ お義兄様♥ お義姉様だけでなく私の応援にもきてくださったの?」
紅いぱっつんロングはそのまま、肩に薔薇をあしらったロンドスカートのドレスを纏ったベラナディアちゃんが甘ったるい香気と声で話しかけて来た。
「……」
コラコラ安里。そんな悪役令嬢を見るような顔でベラナディアを睨みつけるなよ! 社交界で彼女の評判が良くないのとルイーナちゃんと色々あったのはレイヴェルから聞いているけどさ!
「どうなさいましたの?」
「猫の皮を被るなら被り通せよ。悪いな。俺はこういう人間なんでな。気の合わねえヤツにおべんちゃらを抜かせる舌は持ってねえのさ」
「アハハハ、お義兄様ったら何を今更。とっくの昔に人間じゃないバケモノになったくせに」
「お前に言われちゃおしまいだな、鶏ガラ女」
剣呑な雰囲気を醸し出す安里にベラナディアちゃんは嘲笑を浮かべる。なんというか……苦手だなあ。こういう空気は。
「イッセーくん。彼女には気をつけ給えヨ」
「あっ……うっす」
できれば仲良くやっていきたいし、やってほしいがシュタークさんが俺に注意を促すということは何かしら事情があるんだろう。とりあえず彼女のことは警戒しておくことにする。
なにせ、シュタークさんがこれまで俺やリアスに対して不利益になる様な事を言ったりやったりした事なんてないものな。
そこまで俺は恩知らずじゃないさ。
「……随分と私の娘に対して警戒している様ですね、兵藤一誠」
そこに悪役令嬢ならぬ悪役貴婦人オーラをバリバリ発した黒いドレス姿のハマーマさんが声をかけてきた。
この人も正直苦手なんだよなあ……。
なんていうか……失礼なんだけど覇龍に堕ちた代々赤龍帝の怨念みたいな……禍々しい雰囲気ってのを感じるんだ。
これはサイラオーグさん達と稽古した時に挨拶したハデスって神様と似た様な雰囲気。とにかく苦手なのは苦手だ。
これじゃヴェネラナ様、いや義母さんに
『苦手なものがあるのは仕方がありませんが、貴方もグレモリー家を統括するのですから相手の皮肉や誹謗をいなしたり、清濁併せ呑む努力をしなければなりませんよ』って叱られちゃうな。
「いいええ、そんな滅相もない。むしろハマーマさんのお子さんが合格するといいですね」
俺はなるべくそれを表に出さないように、出来るだけ好印象を与える様にニコヤカに受け答えする。
「それはどちらの事です?」
「そんなの両方に決まっているじゃない……ですか!」
思わずタメ口で答えてしまう所だった。
ハマーマさんのあまりにもルイーナちゃんに対する冷たい態度に思わずムッとしてしまった……。
「相変わらず熱い……いえ暑苦しい男ですね。思えばサイラオーグもそんな所のある男でした。どうしてこうも男性というのは血気に逸る所があるのか。悪魔の上に立つものとして器量不足と言われても文句は言えませんよ?」
……あまりにもあまりな言い方にはちょっとカチーンときたぜ。
なまじ美魔女なハマーマさんが相手なだけになおさら怒りが込み上げた!
「ええ、わかってます。お義母さんにも言われていますから。転生悪魔としては器量不足かもしれませんけど俺はグレモリー眷属のみんなや友人達と一緒になって男として切磋琢磨していきますんで!」
波風を立てるべきではないのだが言うべきは言わないとな! リアスの夫、それにリアラとマコトの父親として不様はできない!
「フッ……言うだけなら誰でも出来る事です」
「随分兵藤一誠に絡むなハマーマ・ムールムール。一体何を恐れている?」
おっ、その声はボールクさんじゃないか!
超凄腕の氷使いにして今は天界に属する暗殺者。昔は色々あったけど今は俺達の味方なんだ。
「ボールクの大将! ルイーナの激励にわざわざ来てくれたのか? ありがてえ!」
そう言えば安里の師匠の一人でもあるんだよな。なんだかアイツも嬉しそうだ。
しかしボールクさんは塩対応だ。
「そんなワケがないだろう。ミカエル達が中級悪魔試験の様子身に来たのでその護衛にだ」
「何だよ釣れねえなあ大将……。ウソでもそこはそうだって言ってくれてもいいだろ〜?」
あ、相変わらず超クール……。
というかミカエルさん達も中級悪魔試験にやってくるだなんて凄いよな。
悪魔、堕天使、天使、のみならず他の宗派の神々も来訪しているらしいし。
「これも時代の流れかあ〜……」
「ハハハ、年寄臭い事をいうものじゃあないヨ、イッセー。 それに、この時代の流れを作ったのは他ならぬキミなんダ。 もっと胸を張りなヨ」
「そうよ、イッセー」
リアスとシュタークさんの後押しに俺は天にも昇る心地に浸る。今や二人は俺の翼の様な存在になっていた。
「ブタもおだてればなんとやら……ですね。
では、私は打ち合わせがあるので失礼」
ハマーマさんは俺を屠殺場のブタを見るような冷徹な視線を送ってくるとすたすた、と去っていく。
急ぐでもなく優美かつ厳粛な仕草。
まさに俺など路端の石ころ……いや、道に転がっているポイ捨てされた小汚いゴミ袋にしか思っていないのだろう。
「全く何なんだあの人はよ! 葬式帰りかってんだ! ああ、辛気臭え!! キュクロ! 塩撒け塩!」
「きゅうどーのぎりのははおやだろう」
きゅ、キュクロちゃん……。それを言っちゃおしまいだよ……。
「それにだな。かぞくのなかがわるいというのははたからみるとみにくく、そしてかなしいものだ。ととさまとキュクロをみればわかるだろう」
「う……うぐ……」
安里も俺も普段は破天荒ながらしんみり語るキュクロちゃんの言葉に黙るしかなかった。
キュクロちゃんの父親はかの有名なヘパイストス。オリュンポスの偉い神様なんだけど何を思ったのか『禍の団』に入団し、更には幹部の地位まで得ているんだ。
その上、彼女を出来損ないの失敗作だと決めつけて捨ててしまったんだ。
「まあ……なんだ。その……家族は仲良くしねえとな。わかったよ、キュクロの気持ちも」
「そうだ。キュクロもきゅうどーとかぞくなのだからやさしくするのだ。そうしたワケでやきそばパンかってこい。つりはいらん」
「なんでそうなるぅっ!? あと100円じゃやきそばパンは買えねえから!」
「なにっ。 いまのめいかいはそんなにふけいきなのか」
しんみりしたかと思ったらこれだよ!
けど、ありがとな皆。プレッシャーやら緊張やらもどっかに吹っ飛んでいったからさ。
ー
「えー……一応ことわっておきます。
これより学科試験が始まるワケですが、
カンニングなどは絶対しないように。
一応僕とアジュカ伯父さんで監視はしていますし、発見次第厳粛に対処しますのでそのつもりで」
まさかディオドラが学科試験の試験官とはある意味ビックリだよ……。
なんやかんやあって改心したディオドラは今、アジュカさんの下で更生中なのだが試験官を任せられるまで信頼を回復するとは。
「それでは回答用紙と試験用紙をめくってください。はい。よーい、スタート」
それを皮切りに皆がガリガリガリと鉛筆で回答を記入する音、そして時折聞こえる消しゴムで回答を消す音が教室内にこだまする。そして俺はというと……。
(あっ! このポイントはこうで……あのポイントはこうだったな!!)
暗記科目と筆記が中心だったからスラスラ解けるぜ! こんなに問題が解けるのは駒王学園の入学試験以来だ! 何せ暗記はめちゃめちゃ捗ったから……。
ー
「うっふふ♥♥♥ イッセーちゃん♥♥♥
これがシナイの大戦の年季表よ♥
しっかり覚えてね♥♥♥」
新品のホワイトボードの様に清らかなニグラさんの身体に俺はチョコレートペンシルで年季表を記入していく。
肩や首筋、腕……おっぱいや背中、お腹や太腿、果ては乳首に至るまで、至る箇所に年季表を書き記していく。
「んっ……♥はあっ♥いいわ♥一生懸命でステキよイッセーちゃん♥♥♥ 次は貴方が記した知識を文字通りに飲み込んでいくのよ……♥♥♥」
髪をかきあげながらむわあっ、フェロモンを嵐の様にぶちまけつつもニグラさんはおっぱいを突き出しながら提案してきた。
え、エロすぎる……!!
そ、それってもしかして……全身ナメナメしろって事ですかあ!?
「は、はいっ! 失礼しまっす!!」
「あらあらイッセーちゃん♥♥♥ 私と貴方との間で失礼だなんて言葉は存在しないわよ♥♥♥ ほらあっ……♥♥♥イッセーちゃんの好きにしていいのよ♥♥♥」
俺はニグラさんのおっぱいにむしゃぶりつく。ああ、なんて柔らかいんだ!そしてこの芳しい香り……。もう我慢の限界だ!!
「んっふうううっ!!すうっはあああああああ!!」
「あはあっ♥♥♥いいわあっ♥♥♥もっと吸ってえっ♥♥♥」
ああ! もう辛抱たまらん! 俺はニグラさんを押し倒すとそのまま全身を舐め回す様にナメナメする。
「ああんっ♥♥♥そうよお、その調子よおっ♥♥♥ 知識と私をどんどん貴方の中に取り込んでぇ♥♥♥」
お、おお! 解る! 解るぞ……!! そうか……! 宇宙とは……!! ゲッ◯ー線とは……!! じゃなくてだな!!
ニグラさんの発情淫乱エロエロボイスと共に参考書の知識がどんどん俺の中に入っていって!
「ああん♥♥♥すてきっ……イッセーちゃん、ス・テ・キよお♥♥♥」
あああっ!! もうなんにも考えねえぞ!! 俺は全身全霊を込めてニグラさんを舐め回す!頭の先から足の裏まで全身余さず舐め回してやるぜ!!
「あはあんっ♥♥♥あ、ああっ、いいわぁ……♥もっと舐めてえ……私の全てを貴方のものにしてえっ♥♥♥」
「ああっ! してやる! してやりますよ! 貴方も俺のモノにしてやりますっ!!」
安里にはすまんがもう止まれん!! 俺は欲望のままにその爆乳にむしゃぶりつきながらチンポを躊躇いなく彼女の子宮にねじ込んでいく。
「んはあああっ♥♥♥きたあぁぁっ♥♥♥」
「くうっ……入れただけでそんなリアクションなんかしてっ!! 淫乱すぎるんですよ貴方はっ!! だからゴブリンまたぎだなんてエルフの里でも男達が恐れおののくハメになるんですよ!! わかってるんですか!!」
ペチン! ペチン! と俺はニグラさんの激エロ魔乳に愛のムチを叩くように平手で2度3度と叩き込む。
「んはあああっ♥♥♥ご、ごめんなさいい……っ!でもぉ、仕方ないのぉっ♥♥♥」
「なにが仕方ないんですか!! このドスケベを越えたドスケベ淫乱邪神めっ!! 男がいないと生きていけないんでしょ!」
俺はニグラさんの爆乳に顔を埋めて思いっきり吸いながら説教マウントセックスを堪能しまくる。ああ、なんて柔らかいんだ……! そしてなんて気持ちいいんだ……!!
「あひぃぃぃっ♥♥♥ すごい♥ すごい♥♥♥ イッセーくんのチンポ♥♥♥ すごいぃぃぃっ♥♥♥」
頬に手を当てて泥酔した様なアクメ顔を晒してニグラさんは悶える。
「何が凄いんですか!?貴方が咥え込んで離してくれない俺のチンポがですか!?」
「そうよぉっ♥♥♥もうね、イッセーくんのモノ以外じゃ感じなくなっちゃうかもぉっ♥♥♥」
ニグラさんは俺の腰に両足を絡めるとだいしゅきほーるどの姿勢になって俺にしがみついてくる!そしてそのまま俺は彼女の子宮を突きまくっていく!
「っくううっ!!もう、もう俺は我慢できない! ニグラさん! 俺と一緒にイってください!! いや、イケ! いけっ!! 淫売邪神!!」
「ああん♥♥♥来てぇっ♥♥♥私の膣内に貴方の子種汁いっぱい出してえぇっ♥♥♥」
ああ、出る! 出ちまうよお……っ!!
「くううぅぅ……っっ!!!」
「あはあっ♥♥♥イッちゃううぅぅぅぅっっっ♥♥♥」
俺の精液が彼女の子宮を直撃する。その刺激に彼女の子宮、膣襞が牙を剥いた。
「くはあっ♥♥♥あ、熱い……っ!これよお……っ!! これが私の求めていたモノよぉっ♥♥♥」
ニグラさんは俺の精液を一滴残らず搾り取ろうと膣襞の蠕動運動を繰り返す。
「あひいっ♥♥♥ああんっ♥♥♥イッセーくんのチンポぉ……っ♥♥♥ いいっ♥♥♥」
「はあ、はあ……! まだですよ! まだまだこれからです!! 俺の勉強にまだまだ……まだまだ付き合ってもらいますから!!」
そして俺は彼女の身体に呪印を打ち込むかのようにはニグラさんの身体を淫語で埋め尽くしてやった。おっぱいから尻に至るまでありとあらゆる部位を落書きしていく。
雌豚、淫売、公衆便所、肉便器、ザーメンタンク……彼女の淫蕩な身体を飾る言葉はいくらあっても足りないくらいだ!!
「あひぃっ♥♥♥くすぐったいわぁ……♥♥♥」
「なにがくすぐったいですかっ! そんなドスケベな顔しながらケツを振って!!」
ニグラさんは喜悦の表情を浮かべながら俺の精液を補給するかの如く膣内を蠢かしつつ尻をふる。ああ! 尻の穴までヒクつかせやがって! このドスケベ邪神め! もう絶対逃がさんぞ……!!
と、インモラル極まるドスケベ授業の成果故に俺の解答はほぼ完璧だった。
こんなに問題が解けたのは駒王学園の入学試験以来だ! 残り時間は10分ある余裕ぶり! これはもろたで工藤! 工藤って誰だよ!? と、セルフツッコミを入れる位に得意の絶頂にいた俺だったのだが……。
『アハハッ♥ そろそろ時間ね……。
ブタもおだてればなんとやら……。お母様の言う通り、アンタ達を得意の絶頂から地獄のドン底に突き落としてやるっ……!!』
!? な、なんだこの声は……!?
周りの受験生達には聞こえていないという事は俺にしか聞こえていないのか?
ということは乳語翻訳の誤作動か?
さながらコールタールと液体窒素を混ぜ合わせた様などす黒く冷徹な声だったが……。
しかし、そんな疑問を解決するどころではない緊急事態が起こった……!!
「えっ!? うわあああっ!!」
試験中なのに皆が振り返る位に俺は慌てふためいた。何故なら俺の解答がまるで霧のようにフッ……と消えていってしまったのだから!!
「ま、待てよ!! 待ってくれよ!!」
端から見たら頭がおかしくなったヤバいヤツだが俺は虚空に手を伸ばし、解答を掴もうとした。しかし掴むことなど出来るはずもなく……。
『アハハハハッ!! ま、待てよ!! 待ってくれよ!! ですって!? ヤバい! ヤバい!! あのバカトカゲが不様すぎて腹が痛いわあ!! マジ最高♥
って……肝心要なあの低能クソ女の解答はどうした!? ……なんだと?
何も起こらねえってどういう事だエスクロ!! このトンチキヤロー……! しくじったな!!』
エスクロ……? まさか、ベラナディアちゃん……キミが!? この……!!
「落ち着けイッセー君! 何があった!?」
「あ、ディオドラ……!?」
思わず立ち上がりベラナディアに掴みかかる所だった俺の両肩をディオドラが掴んだ事でハッと我に返った。
「いや、その、ベラナディアのヤツが……俺のテストの解答を……改竄して……」
我ながら情けないがポロポロと流しながら俺はディオドラに訴えてしまう。
するとディオドラは少し唸った。
「解った。少しでもキミは解答を埋めるんだ。アジュカ伯父さんと俺で調査してみるから」
(あ、ありがてえ!)
ディオドラの心使いに感謝しながらあと10分、俺は必死に問題を埋めていく。
しかし、選択式はともかく長文問題を解ききるには時間がなさすぎた……。
6割程度しか埋まらない内に終了の鐘が鳴り響き、学科試験は終了してしまった。
ー
「……よし、カチこみに行くか。待ってろイッセー。あの鶏ガラクソアマの顔、もう化粧の心配がいらねえ位の廃材アートにしてやるからよ」
「うむ。キュクロもおっとりかたなでかけつけるぞ」
ディオドラとアジュカさんの調査結果を待つ間俺の話を聞いてくれた安里とキュクロは怒り心頭に達していたようだ。
たぶんゲイトさんの加護でルイーナちゃんの解答は無事だったのだろうけど、それがなければルイーナちゃんは無能で愚かな血筋しか取り柄がない女魔の烙印を押しつけられる所だったからか。
「ま、待ってくれ!」
「何だよイッセー、別にルイーナとの結婚が認められなくなろうがお前が理不尽な目にあったままだなんてガマンならねえぞ」
「そうよイッセー、貴方らしくもない。
ベラナディアが女性だから情をかけるというの?」
昔の俺ならそうだそうだ、と同調したんだろうけど……。
「俺、父親になるだろ? そんな俺がハメられた、悔しい、ムカつく! って好き放題に暴れたらベラナディアと何も変わらないよ……。汚いヤツらにも筋を通してさ、ヤツらが泣きながら自分たちが間違っていたわ、って認めさせる方がカッコいいし、中級悪魔……いや、魔王の在り方なんじゃないかな……」
カッコつけているのは百も承知だ。
悪魔らしくもない綺麗事を言っているのも確かだ。これで今回の試験に不合格だったとしてもそれはそれで仕方のない事。
きっとサーゼクス様やヴェネラナ様も許して下さる筈……。
「それでいいのです。グレモリー家の家長として立派に成長しましたね。イッセーくん。いえ、イッセー」
そこにやってきたのはヴェネラナ様……いや、義母さんだった。俺を見やるその目は優しく、温かい。ハマーマやベラナディアのものと当に対極にあった。
「お母様、それは……」
「リアス。百戦して百勝する王など御伽話の中だけです。確かにイッセーは今搦手を喰らい窮地に陥ってはいますが、貴方の愛した彼はここで終わるようなつまらない男ではないでしょう?」
そうだよ、良く考えたらまだ実戦形式の試験と合同調査による実地試験が残っているじゃないか……。まだいくらでも挽回のチャンスはある!
「ヴェネラナ様、いや義母さん! 俺、やるよ! ここから逆転してみせるからさ!! 見ていてくれよな!!」
「宜しい。それでこそグレモリー家次期当主です」
「……そうねイッセー。私はつい大切なものを見失う所だったわ。気張りなさいね、イッセー」
二人の言葉を背に受けて俺は戦闘試験に備え用意されたリングに入る。さあ、教官役は誰だ!!
俺の逆転のため、悪いけど遠慮はしないぜ!! なんでもアザゼル先生の提案で全冥界中継されているらしいからな!!
「さあ! 相手は誰だ!!」
「俺だ」
……ウソでしょ?
まさかのボールクさんが試験担当官になるだなんて……。
い、いや! 俺もコカビエルの一件の時と比べて遥かにパワーアップした筈! それにだ。確かボールクさんはサリエルを封じ込めるべく長時間凍結した病み上がりの身の筈だし……!
はず、はずって俺ははずドラか!! いや、はずドラって何だ!
「兵藤一誠。俺は以前お前に言ったな……。 もっと非情になれと。 時には非情に徹しなければ将来に禍根と後悔を残すと」
た、確かにコカビエルとやり合う前に手合わせした時にそんな事を言われたな……。
「その実例を今、示してやる。
天に在りて、地に有り、数多の世に偏在するものよ……。我に力を貸し与えたまえ……」
何やら詠唱を始めたボールクさんの力が文字通りに膨れ上がっていく!
アザゼル先生の人工神器の力を借り受けたのだとしても規格外だ……!
しかし、後には退けない!!
ゲイトも人が悪いな。イッセーの解答は加護してやらんのか。
ゲイト「ニグラがそうした方がいいと言ったからね」
ナイア「叩いて伸びるタイプなんですよアイツは」
鶏ガラ女ってバー、もといベラナディアってそんなにスタイル悪かった?
ハマーマの出汁にされてるだけだって安里一流の皮肉です。
真面目な話短いけど投稿頻度は早い方がいい?
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早い方がいい
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遅いけど長いほうがいい