※この作品はR-18です。

ハイスクールD∞D   作:ぷうち☆りん

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うーん、竜頭蛇尾。
毎日投稿は今月のみにしよう。


第28話

「ははははは! 

 よくもやってくれたねえ! 

 赤龍帝!アザゼル!」

 

 地割れに飲み込まれた先は

 また異空間だ。

 今度はまるで宇宙空間の様に

 星が煌めいている。

 

 左右上下を見渡して

 メンバーを確認すると

 俺、リアスさん、

 ゼノヴィア、

 あとはアザゼルだ。

 他のメンバーはどうしたんだ? 

 

「どうやらサタナエルは

 俺達にご執心らしいな」

 

 アザゼルが視線を上に向けつつ

 顎をさすりながら言う。

 それにつられて見上げると

 リアスさんとゼノヴィアの

 スカートの中が……っておい! 

 ふざけんなよこのスケベ親父! 

 人のことは言えねーけどさ!! 

 

「どこを見ているのよ!」

 

 リアスさんが赤面しながら

 アザゼルに魔力弾を放つが

 ひらりとかわした。

 やっぱり堕天使総督だけあって

 実力はコカビエル以上だ。

 

「いやいやすまんすまん。

 俺はもう少し苦味走ったいい女が

 好みなんだが相方がなあ……」

 

 するとサタナキア、いや

 サタナエルの声が響く。

 

「その軽薄さも

 周りを油断させるか

 取り込むための策……。

 相変わらず癪に障る野郎だ」

「おいおいサタナエル。

 地金がちらりと見えてるぜ。

 神様名乗るならもう少し

 メッキの腕をあげなきゃ

 駄目だぜ? 

 はー、煙草がうめえ」

 

「って貴方! 

 煙草まで……いつの間に!?」

 

 リアスさんが驚くのも当然だよ。

 この騒動の黒幕との決戦なのに

 人を食ったこの態度と来たら……。

 流石の俺でも呆れるわ! 

 

「まあいい、これを見ても

 まだ余裕ぶっていられるか?」

 

 そして現れたのはサタナキア。

 が、一人じゃなかった。

 サタナキアが何と4人同時に

 現れた! 

 

「成る程、フリード・セルゼンに

 分身の秘術を与えたってのは

 本当らしいな……」

 

 アザゼルがそう呟くと

 煙草をポイ捨てした。

 総督ならマナーは守れよ。

 

 そしてサタナキア達は

 散開して俺達へと襲いかかった! 

 

「気をつけろよ、

 分身というか量産型とはいえ

 そこいらの堕天使より

 実力は確かだ」

 

 アザゼルはサタナキアの刃を

 結界で防ぎながら注意を促す。

 

「わかっているわ!

 私の家族である眷属を

 傷つけた罪は重い!」

「このゼノヴィア、

 同じ相手に二度負けた事はない!」

 

 おお、リアスさんも

 ゼノヴィアもやる気だ! 

 けどコカビエルにやられた

 ダメージが気になる所だ。

 俺は二人から少し離れると

 全身にドライグのオーラを流して

 鎧を強化する。

 

「ふっ!」

 

 俺は手刀で斬りかかってきた

 1体のサタナキアを切り裂いた。

 

「ほう?中々やるじゃないか!」

 

 すると残りの3体が

 俺を取り囲むように移動する。

 そして光の剣や槍を構えて

 一斉に襲ってきた! 

 だが俺は冷静だった。

 何故なら──

 

「遅いんだよ!!」

 

 俺は全ての攻撃を紙一重で避けた。

 確かにスピードは速いし強い。

 だけど攻撃パターンが全て一緒な上、直線的過ぎる。

 だから簡単に見切れるんだ。

 俺はまず1体を殴り飛ばし、

 残り2体の攻撃を避けながら

 一人を蹴り飛ばし、

 最後の一人には裏拳で

 カウンターを決める。

 すると

 3体とも光に包まれ消滅する。

 

 これでサタナキアは

 全員倒せたかな? 

 

「くっ……! 流石に元堕天使の

 大幹部というのは確かな様ね!」

 

 リアスさんが二人のサタナキアから

 光弾を放たれるが飛行しながら

 かわし続け、

 

「ふんっ!」

 

 傍らゼノヴィアも他の

 サタナキアの斬撃をかわし、

 その腹に

 破壊の聖剣を突き刺す。

 

「何だよこれ? 

 何でサタナキアが

 倒しても倒しても

 湧いてくるんだ!?」

 

 バギィン! 

 

「ははは! 余所見している

 余裕があるのかい赤龍帝?」

 

 ヒビの入っている

 俺の肩甲骨の辺りに

 奴の光の刃が命中してしまう。

 

「ぐあっ!」

 

 俺は痛みに耐えながらも

 何とか踏ん張って停止すると

 上と下から同時に気配を感じた。

 まさか……!? 

 

「「くたばれ」」

 

 やはりそこにはサタナキア達がいる

 放ってきたのはさっきの

 ギロチンの様な光の刃だ! 

 

「ちぃっ!」

 

 俺は横に飛び回避するが……

 やはりサタナキアがいる! 

 コイツは何人いるんだ!? 

 

「あらら、かわされちゃった。

 まあ良いか。次は確実に仕留めるだけだもんね」

 

 そう言ってサタナキアは

 また俺に斬りかかる。

 しかも今度は左右同時だ! 

 

「くそぉ!」

 

 俺は仕方なく両腕を

 クロスさせて防御する。

 

 キイィィィン!! 

 

 流石というべきかドライグの

 オーラを集中させれば

 攻撃は防げるが……! 

 

「はははは、後ろががら空きだよ

 赤龍帝」

 サタナキアがそう言うと

 背後からもう一人のサタナキアが現れ、

 俺の首筋に光の刃を当ててきた。

 しまった! 挟まれた! 

 

「さようなら、赤龍帝」

 

 俺にとどめを刺そうと

 更に刃が迫る!

 

「なんのぉー!!」

 

 俺は兜の口で奴の光の刃を

 受け止めた。

 真剣白刃取りならぬ白歯取りだ! 

 

「なっ!?」

 

 そして驚く奴の鼻面で

 強烈な頭突きをかます! 

 

「うごおっ!!」

 

 何人目かは解らない

 サタナキアはかき消えたが

 すぐさま他のサタナキアが

 現れる! 

 クソッ……! 

 これじゃキリがない! 

 俺はどうすればいいんだ? 

 

「ほれほれ、もっと楽しませろよ

 この俺を退屈させるなよ?」

 

 サタナエルの声が聞こえた。

 高みの見物って奴か! 

 どこまでもムカつく野郎だ! 

 リアスさんもゼノヴィアも

 サタナキアに善戦しているが……

「ゼノヴィア! 

 貴女はもう限界でしょう! 

 下がってなさい!」

「いや、私はまだやれる! 

 私はまだ……負けていない!」

 

 二人は明らかに疲労している。

 それにゼノヴィアに至っては

 破壊の聖剣も折れてしまっている。

 

「ははははは! 

 そろそろ種明かしをしてやろう!」

「実はこの空間そのものが

 サタナエルなんだよ。

 あの星の煌きみたいなのは

 サタナキアの欠片だ。

 つまりシコシコシコシコ

 奴はこの空間で

 俺に封じられていた間に

 猿みたいに自分の分霊を

 量産していた訳だな。

 ホント自分大好きのナルシスト。

 そういう所は直らんなあ」

 

 サタナエルが解説しようとしたら

 アザゼルが先に解説していた。

 しかも煽りまで加えて。

 

 するとアザゼルの解説を聞いた

 サタナエルは……

「……殺す。殺してやるぞ

 アザゼル!貴様は

 特に念入りに

 いたぶり殺してやる……! 

 この空間で癒やしては引裂いて、

 焼き払っては癒やし……! 

 粉微塵にしては復元し……! 

 お前は1000回

 狂って死んでいく……!」

 

 うわあ……。これはヤバイ。

 凄まじい殺意を感じる。

 色々拗らせたというか……

 小人閑居してナントカカントカ。

 

「おいおい、あんまり怒ると

 血圧上がるぜ?大丈夫か?

 ああ、自称神様だから

 面の皮と血管は丈夫だよな?

 悪い悪い、ついウッカリ」

 

 ブチィッ! 

 

「死ねぇぇえ!アザゼルゥウ!! 

 俺の分霊共! 

 奴らを巻き込んで自爆しろ!!」

 

 遂にキレたサタナエルが

 俺達に向かってサタナキア達を

 けしかけてくる。

 その数は……数え切れねえ! 

 アザゼルが咄嗟に結界を張るが

 奴等はまるで砂糖にたかる

 アリの様に押し寄せてきた! 

 

「おっといけねえ。

 オイ、悪魔クン……いや赤龍帝。

 譲渡の力は使えるんだろ?」

 

 いや、そりゃ使えるけど……! 

 まさかアンタに使えっていうのか? 

 すると、俺の考えを読んだらしい

 アザゼルは首を左右に振った。

 

「そうじゃなくてだ。

 そこの聖剣使いのお嬢ちゃんの

 隠し玉にリアスの滅びの魔力を

 乗せて切り裂く、

 このプランはどうだ?」

「なっ!?」

「何だと!?」

 ゼノヴィアは驚き、

 リアスさんは目を見開く。

「確かに……

 それなら消滅させられるかもしれない! 

 ……でもどうやってそれをするの? 

 私の魔力では足りないのよ」

「心配すんなって。

 お前さんには

 隠された力がある。

 俺がそれを引き出してやるよ」

 

 キリッと引き締まった顔で

 アザゼルはリアスさんに言う。

「お願いします! 

 リアスさん! 

 俺に力を貸してくれ!」

 俺はリアスさんの手を握り、

 真っ直ぐに見つめる。

 

「イッセー……」

 

 リアスさんは頬を染め、

 潤んだ瞳を向けてくれる。

 

「ようし話は決まりだな! 

 おい、お嬢ちゃん! 

 例の隠し玉を出しな! 

 俺の人工神器の守護結界も

 実はそろそろ切れそうでな……!頼むぜ!」

「……ええい解った……! 

 出し惜しみは無しだ!!」

 ゼノヴィアは叫びながら

 手を掲げると何やら物々しい

 大剣が出てきたぞ!! 

 おおっ! なんかカッコイイ! 

「因みにそいつの名は

 デュランダル。

 エクスカリバーと並ぶ

 聖剣の中の聖剣だ」

「いや解説はいいから! 

 早く私の隠された力の

 引き出し方を教えなさい!」

 

 この状況ならリアスさんが

 キレかけるのも無理はない! 

 俺だって殴りたいし! 

 

「解った解った……。

 それはな……

 こうするんだ……よっ!」

 

 ぽちっ……ずむずむ♡

 

 リアスさんのおっぱいに

 アザゼルの指が沈んだ……!? 

 え?このおっさん……! 

 何してやがんだあああああ!! 

 

「いやあああああ!!!」

「うおあああああ!!!」

『Transfer!』

 

 俺とリアスさんの怒りが

 同時に振り切れると

 2つのオーラが呼応して

 ゼノヴィアのデュランダルが

 輝きだす! 

 

「今だ!その剣を思い切り

 ぶんまわせ!!」

「ええい……! 

 もうどうにでもなれー!!」

 

 言われるままにゼノヴィアは

 デュランダルを横薙に払うと

 その一閃は空間を切り裂いた! 

 

「ぐがあああああ!?」

「ぎゃああっ!」

 

 サタナキア達が切り裂かれ、

 更にサタナエルもダメージを

 受けたらしい。

 

「ぐおお……! 

 だ、だが貴様らの魔力も限界だ! 

 だが俺にはまだ数多の

 分霊がある……! 

 どの道俺の勝ちだ!」

 

 サタナエルは勝ち誇るが

 アザゼルは余裕の顔だ。

 まるで勝利が確定

 しているかのように。

 

「解んねえかな? 

 俺がマナー破りをしてまで

 煙草をポイ捨てした意味が……?」

「何……!?」

 

 サタナエルが動じた様子を

 見せたその直後……! 

 

 ドオオオオンッッッ!!! 

 激しい轟音と共に俺達の背後、

 空間の裂け目から

 何かが飛び出してきた!

 何だ……俺と同じ様な鎧だけど

 真っ白だ……! 

 

 あれは一体……?

 

「相変わらず煙草の趣味は

 悪いなアザゼル」

「言うなよ『白龍皇』ガイドビーコンの

カモフラージュには丁度いいだろ?」

「ヴァ、ヴァーリ……! 

 ヴァーリ・ルシファー!」

 

 アザゼルに言われて現れた

 白い全身甲冑の男は、

 ヴァーリというらしく

 サタナエルの声は震えていた。

 

「久しいな堕天使サタナエル。

 相変わらず弱いもの殺ししか

 能のない矮小な男め」

「だ……黙れ! 黙れ!! 黙れ!!! 

 俺は、魔王をも凌ぐ、堕天使を

 凌駕する聖書の神亡きこの世に

 復活する新たな神となるのだ!」

『二天龍に怯えながら

 箱庭の世界で神を騙って

 満足すれば良かったものを……』

 

 ヴァーリの鎧からだろうか? 

 誰かの声がした。

 いや、ドライグの記憶が

 流れ込んでくる。

 アレは……アイツは……俺の……

 ドライグの宿敵の……! 

 アルビオン! 

 

「消えろ! 白龍皇!」

 

 サタナエルの金切り声と共に

 ヴァーリの身体が震える。

 

「この世界での俺は全知全能! 

 分子単位まで貴様を細かく

 ちぎり飛ばしてやる!!」

 

 な、何だと!? 

 いくら何でもそれは……!? 

 いや、平気だな。

 何故ならアイツの、

 アルビオンの力は……。

 

『Divide!』

 

 奴の力は俺の……

 いや、ドライグの真逆。

 相手の力を半減させる力だ。

「ぬううっ!」

「ば……馬鹿な!俺の力が! 

 半減……!?ぐおおおっ!!」

「俺の力は全ての光と闇、

 そして次元すらも半分にする事が出来る」

「お……おおお! や、やめろ! 

 やめて……! やめてくれ……!!」

 

『Divide!』『Divide!』『Divide!』

 

 星の煌き、

 もといあの堕天使の分霊が

 消え、徐々にこの空間が

 崩壊していく。

 

「嫌だ……やめろ……消えたくない!」

「ふん。やはりその程度か。

 所詮お前などその程度の存在だ」

「や……やめ……

 助け……」

 

『Divide!』

 

 遂に空間はイッセー……

 いや、俺達でも果てが見えるまでに

 小さくなっていた。

 

『後はお前でも何とかできるだろう? 赤いの』

 

「言ってくれるぜ、白いの」

 

 勝手に口が動いた。

 俺……?あれ、俺は何だ? 誰だ? 

 ドライグ?赤龍帝……? 

 あれ……おれは、だれだ?だれだ? 

 

「イッセー!」

 

 ぎゅうっと誰かに抱きしめられた。

 ああ、暖かい……この温もり……! 

 俺は兵藤一誠! 

 リアスさんの婚約者で

 ドライグの相棒で赤龍帝だ! 

 

「じゃあな、サタナエル!」

 

 俺はコカビエルを倒したあの

 光の刃『ラグナロク』で

 空間を切り裂くと、

 サタナエルは魂と

 空間ごと消滅した。

 

 

 




心臓には心が宿るっていうからね。
え?アザゼルが軽すぎるって?
おっぱい揉んで堕天使になった(自称)男だし。

真面目な話短いけど投稿頻度は早い方がいい?

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