※この作品はR-18です。

ハイスクールD∞D   作:ぷうち☆りん

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エロの要望が……エロの要望が多い!
(犯人達の事件簿)

※未成年の飲酒はダメ!ゼッタイ!
作中の彼らはあくまで人外だからネ!
(新茶風)

とある屋台のラーメン屋にて
英雄殺し
「舌が肥えると人生の幸福度は上がっても
満足度は下がるらしいぜ?
俺のジジイは正義の白竜皇でさあ……。
改心した堕天使や事情のあったはぐれ悪魔も
数える程しか殺してないって自慢しててな……。
バアちゃんを過労死させたり、誰かから略奪した金で
仲間の欲しがっているもの何でも買ってやっててさ。
黄金の王子気質って言うのかな……?
皆に慕われてると思い込んでる偏執狂で
承認欲求過剰なクソ野郎だったよ……。
ヴァーリ、お前も辛かっただろ?」

それじゃ、まあ……戦うか?


※第51話(イッセー×イザイヤ)

 安里Side

 

「それでは非公式とはいえ

 ルイーナの勝利を祝福して

 乾杯!」

「「「かんぱーい!」」」

 

 ここはリアスさんの実家の本邸。

 ルイーナさんの指揮する

 俺達のチームが勝利したことによる

 祝勝会が開かれていた。

 

「ささやかで申し訳ない」と

 ジオティクス様は言っていたが

 ささやかって意味を間違えているん

 じゃねえかな? 

 テーブルには豪華な料理が並び、

 そのどれもが見ただけで

 高級品だと分かるものばかりだ。

 

「ほら、くえくえ。

 はらがへってはいくさはできぬ」

 

 キュクロは黒のドレス姿の

 出で立ちで俺の皿に

 料理をよそった。

 山盛り、という言葉では

 足りないほど盛られたそれは

 まさに圧巻の一言だ。

 というか戦は終わったんだよ! 

 祝勝会だからさあ

 このパーティーは! 

 

「まあまあいいじゃないですか。

 キュクロちゃんも

 お腹空いているんですよきっと」

 

 そう言いながらアーシアも

 赤ワインの入ったグラスを片手に

 優雅な笑みを浮かべた。

 ……なんだかんだで

 似合っているな赤いドレス。

 まあ……悪魔だから飲酒しても

 大丈夫なんだろう。

 ってあの糸目、

 ディオドラとかいう奴が

 アーシアちゃんに

 酌をしているじゃねえか。

 いつの間に入ってきた? 

 

「ふう……」

 

 ワインをぐいっと飲み干すや

 アーシアちゃんの頬が

 ほんのり赤く染まる。

 あまりお酒が強くないんだろうか? 

 

「どうぞアーシアさん」

「あ、ありがとうございます

 ディオドラさん」

 

 間髪入れずにディオドラが

 ワインを注ぐやアーシアは

 困った様な表情を浮かべてそれを飲み始めた。

 ……。

 あの糸目ヤロー、

 アーシアちゃんを

 酔い潰してどうこうしようと

 しているんじゃねえだろうな……! 

 俺が割って入ろうとキュクロに

 皿を預けようとしたその時。

 

「へー! 

 美味しそうなワインだなー!」

 

 殊更大声でイッセーは両者の間に

 割って入るやディオドラの持つ

 ワインの瓶に目をつけた。

 

「……これは僕からのお祝いです。

 ささ、グイっと」

 

 若干の間を挟んだが

 ディオドラは笑顔のまま

 イッセーワインを勧めてくる。

 

「うわぁ……本当だ。

 凄い香りですね」

 

 イッセーが興味津々という様子で

 瓶を手に取ると……

 一気にラッパ飲みしてしまった! 

 

「……なっ!?」

 

 驚くディオドラの前でイッセーは

 ゴクゴクと喉を鳴らしながらワインを飲み干し、

 そして空瓶をやや乱暴にディオドラに渡した。

 

「ぷっはー!!旨かったぜ! 

 俺はお酒初めて飲んだけどさ! 

 いいモノなんだろうなコレ!」

 

 爽やかな笑顔で親指を立てた。

 あ、ディオドラのヤロー僅かに

 こめかみをピクピクさせてやがる。

 でもすぐに立ち直るとまた

 アーシアちゃんに酒を注ぎ始める。

 すると今度はそこに木場も

 やって来て

 同じように瓶を奪い取り

 一気飲みし始めた! 

 お前そんなキャラだったか? 

 

「うん。確かに良い味だね。

 君にもあげるよ」

「おうサンキュー!」

 

 イッセーは礼を言うと

 瓶を受け取りそのまま口をつけた。

 駒王学園の一部が見たら

 飛び上がって喜びそうな

 光景だがそれはともかく……。

 

「き、キミ達少し遠慮したらどうだい?」

 

 さすがに我慢できなくなったのか

 ディオドラが苦笑いと共に

 二人に自重するようにと言った。

 しかし……。

 

「あら、ごめんなさいね。

 今日は主従の隔てもなく

 無礼講で行きましょう、と

 私が申し出たものだから……」

 

 リアスさんがそう言うと

 ディオドラは言葉に詰まった。

 そしてそこへさらに

 追い打ちをかけるように

 朱乃さんが艶っぽい

 微笑みを浮かべディオドラの

 側へと寄り、

 スコグルさんは快活な笑顔で

 奴の前へと近づいていく。

 

「それに、

 あなたのような殿方からの

 お酌なんて光栄ですわ。

 私にも頂けますか?」

「あ、アタシもアタシも! 

 ちょっとそこの鶏の腿取って、奥のやつ」

 

 おーおー、モテていいなー。

 アスタロト家の跡取り息子は(棒)

 まあ、傍から見りゃ使い走りだから

 全然うらやましくもないぞ。

 ホントだぞ! 

 

「あらあら? 

 羨ましくて仕方がないって

 指を咥えて悔しがっている

 顔をしている様にしか

 見えませんけど?マスター」

 

 ニヤニヤしながら

 近づいてきたのは

 アヴェンジャーだ。

 しかし普段の

 鎧に黒いマントの

 出で立ちではない

 パーティードレスの姿だった。

 そのせいで

 一瞬誰か分からなかった……。

 

「何です? その間抜け面は? 

 燃やされたいんですか?」

「なわけあるか! 

 珍しいカッコだと思って

 ビックリしただけだ!」

「は? 幾ら私でもTPOを

 弁えるくらいできますよ。

 それより、せっかくの機会なのですから

 マスターも何か召し上がれ。

 貧乏舌を鍛える数少ない好機ですよ」

 

 俺の手を取り、

 料理の方へと引っ張っていく。

 意外に力が強いなコイツ……。

 連れて行かれたのは

 チョコレートフォンデュの

 装置前。

 きょとんとする俺に

 アヴェンジャーは不敵に笑う。

 

「フフフ、どうです? 

 硬派ぶっているマスターに対して

 公衆の面前にて甘ったるいモノを

 食べさせるこの仕打ち。

 実に悪魔的でしょう?」

 

 フン、とスタイルのいい

 胸を張って鼻息を鳴らす。

 しかし、悪魔的なのは

 お前のぽんこつ属性じゃない? 

 しかし当のアヴェンジャーは

 俺の反応など意に介さず

 チョコレートをたっぷり付けたバナナを

 フォークで刺し、俺に差し出す。

 

「ほれ、あ~ん」

 

 なあアヴェンジャー……。

 ほれ、はないと思うぞ? 

 まあ、いいや。

 

「……あむ」

「どうですか? 

 恥ずかしくて恥ずかしくて

 言葉も出ないでしょう? 

 増して私の様な陰気臭い、

 魅力もない女から

 こんな事をされては。

 フ、フフ、フハハハハ!」

 

 うーん、このツンデレぽんこつ

 捻くれっぷり……。

 俺が何とかしてやらんと……。

 

「いや、フツーに美味えよ。

 人から食わせてもらうと

 味が変わるっていうけどさ。

 ジャンヌみたいな美人から

 食べさせてもらえたら

 どんな物だってご馳走だよ」

 

 少し気障すぎたかな? 

 ジャンヌ、もといアヴェンジャーの反応は

 どうだろうかと間をおいたが……。

 

「なっ……!

 ななな何を言っているんですか!

 ば、馬鹿じゃありませんか!?

 歓待で出されたものを

 どんな物でもだなんて!

 そんな事言ってると、

 毒とか盛られるわよ!? 

 このおバカ!」

 

 俺の言葉に真っ赤になって罵倒する

 アヴェンジャーだが怒ってはいない。

 怒っていたらきっと剣やら

 槍みたいな呪旗が

 飛んでくるはずだから。

 

「すまん。それを言われると

 返す言葉もない。

 敵から毒の弾を食らって

 皆の足を引っ張ったのは事実だ」

 

 俺は素直に頭を下げた。

 するとアヴェンジャーはため息をつく。

 

「まったく、これだから

 マスターは困ります。

 もっと自分の行動に

 責任と自覚を持ちなさい!」

「ウッス……スマセン……」

 

 なんか説教されてしまった……。

 

「フフフ、

 なんだかイチャイチャ

 してるね〜お二人さん♪」

 

 腰を結んだ白いシャツに

 相変わらずのホットパンツという

 カジュアル極まりない姿の

 スコグルさんが俺たちの前に立つ。

 その顔にはニマニマとした笑みが張り付いていた。

 

「な、何がですか?」

「もぉ、照れなくてもいいじゃん。

 私も混ぜてほしいかな〜ってさ!」

 

 たじろぐアヴェンジャーに

 グイグイ迫るスコグルさんに対し、

 アヴェンジャーは解りやすい位に

 近づくなオーラを発して

 牽制している。

 

「嫌です」

「なんでェ? (半ギレ)」

「私はマスターの契約者であって、

 あなたの玩具ではありませんから」

「ふ〜ん?」

 

 あまりにも世渡りが下手すぎる物言いだな。

 俺の心配はともかくとして

 スコグルさんはアヴェンジャーを

 ジロジロと上から下まで見る。

 そして一言。

 

「へぇ〜かなり美人だし、

 スタイルもいいし、

 大分気が強そうだけどそこもまた魅力的!

 でもアタシも負けてないよ!」

 

 胸を張るスコグルさんの胸元で

 大きな二つの山が揺れる。

 うん、確かにデカい……。

 アヴェンジャーはその圧倒的な存在感を誇る

 スコグルさんのバストを凝視している。

 

「ああもう!マスター!

 早くこの人の相手をしてください!

 私はそっちの隅っこで一人で飲んでますから! 

 絶対ですよ!

 絶対に来ないでくださいよ!」

 

 アヴェンジャーは

 俺をキッと睨むと

 テーブルに置いてあった

 ワイングラスを手に

 隅の方へと歩いていった。

 追いかけた方がいいのか!? 

 

「あはははは! 

 あの子可愛いねぇ! 

 アタシの見た所

 キミの事が好きと見たね!」

「いや、どうでしょう?

 よく分かりませんが……」

「フフフ、大丈夫。

 恋愛経験マシマシの

 アタシならよ〜く分かる。

 あれは恋をしている目だよ。

 間違いないね! アタシと同じく!」

「そうでしょうか? 

 まあ、俺の事を憎んでいないのなら

 助かります」

 

 後ろからズドン、だなんて

 誰だってゴメンだからな。

 

「おっと! 安里クンってば

 私の言葉を華麗にスルー!?」

「それよりスコグルさん、

 身体の方は?」

 

『英雄殺し』から毒入りの弾を

 食らったのはスコグルさんも

 一緒だからな……。

 しかも奴の特性で

 目ざましい活躍をした

 しかも有名なヴァルキリーの

 スコグルさんには効果覿面。

 俺が血清を口移ししていなかったら

 今頃どうなっていたか……。

 俺の心配をスコグルさんは

 ケラケラと笑い飛ばして

 胸をドンと叩いてみせるのだ。

 

「あはは!全然平気だよ! 

 アタシはほら、

 ヴァルキリーの中でも特にガンジョーだからさ♪ 

 ほら、脇腹の傷だってバッチリ♪」

「……そ、そうでしたか。

 良かった」

 

 脇腹に指指しながら彼女は言うが

 括れた破綻のない

 ボディラインから覗く綺麗な肌に、

 銃創らしきものは見当たらない。

 と、いうか気恥ずかしいな……! 

 

「ん〜?今エッチな想像した〜?」

「してません!」

「ふ〜ん、まあ別にアタシは

 構わないけど? どうせこれから

 そういう関係になるんだから」

「ええっ!?」

 

 飲んでいた酒を思わず吹き出しそうになった。

 冗談なのか本気なのか……。

 しかし、

 

「実際アタシ、安里クンの事が

 好きなんだけどキミはどう? 

 フリーだったりするワケ?」

 

 ブッ! 

 

 今度は口に含んでいた

 酒を吹き出してしまった。

 ゲホゲホと咳き込む俺に

 スコグルさんは熱っぼい視線を向ける。

 

「あら、そんなに驚く事ないじゃん♪」

「す、すみません……!まさか、

 あなたのような人から

 好意を寄せられるとは思わなくて」

「ふ〜ん?じゃあさ、

 アタシがアタックしてもいいよね? 

 ほい、取り敢えずあ〜ん」

 

 スコグルさんはイチゴを

 摘むとそれをチョコレートフォンデュ用の

 フォークに突き刺し、俺に差し出した。

「はい?」

「あ〜んだよ、あ〜ん」

「いや、あの……」

「いいじゃん、減るもんじゃないし。

 ほら、アーンして♪」

 

 俺は戸惑いながらも口を開けた。

 するとスコグルさんはひょい、と

 引っ込めた。

 なんだ、ただ誂われただけか。

 儚い夢だったぜ……。

 などと黄昏れる俺であったが

 次のスコグルさんの行為に

 驚愕する事になる。

 

「ふぁい、ぼーぞ!」

 

 なんと、イチゴのヘタの部分を

 咥えて反対側の方を

 俺の口内へ押し込んできたのだ。

 

「んぐぅ!」

 

 甘い香りが鼻腔をくすぐる。

 舌の上で転がるイチゴと

 チョコの甘み。

 スコグルさんは目を細めながら、

 

「どう? 美味しい?」

「お、おいひいれす……」

「フフ、アタシとキミの

 ファーストキスが血の味なんて

 イヤじゃん?」

 

 そう言って笑うスコグルさんに

 俺はすっかり魅了されていたのか

 頭はクラクラするし、

 ドキドキするし、胸から

 何かこみ上げてくる……!? 

 

「う……うぇ……うええ……」

「ちょ!? ちょっと! 

 大丈夫!?」

 

 急に吐き気が込み上げた。

 用心して酒は一滴も飲んでないのに……!? 

 慌ててトイレに向かおうとした

 その時、視界の端に映る

 ルイーナさんが

 此方に駆け寄ってきた! 

 

「だ、大丈夫ですか!」

 

 心配そうな顔で

 俺の背中を摩りつつ

 トイレへと誘導してくれるが……。

 

「あ、ああ、ありがとう。

 大丈夫だよ……う、うぐ……!」

 

 や、ヤバい……! 

 気持ち悪すぎて……! 

 限界だ……! 

 遂にやってしまいかけた

 その時、咄嗟にルイーナさんは

 俺の吐瀉物を手で受け止めて

 くれていたのだ! 

 

 ー

 

 情けない……。恥ずかしい……。

 死にたい……。

 消えてしまいたい……。

 

 トイレの便器にひとしきり吐いた

 俺がトイレから退室した時に

 真っ先に見たのはバシャバシャと

 自分の手を洗う

 ルイーナさんの姿であった。

 

「ごめんなさい……。

 私のせいで、もっと早く

 安里さんを案内できていれば……」

 手洗い場にて

 彼女は申し訳なさそうに

 そう言った。

 

「い、いや、

 ルイーナさんは何も悪くない……。

 悪いのは全部俺の方さ……。

 ゴメン、汚いとこ見せちゃって。

 こんな情ない、汚え騎士なんて

 ルイーナさんの方から願い下げだよな……あはは……」

 

 自分でも分かるくらいに

 声が震えている。

 きっと今の俺の顔は酷いものだろう。

 目も当てられない様な

 醜態を晒しているに違いない。

 

「そんな事ありません!」

「えっ?」

 ルイーナさんはキッと

 俺を睨む様にそう言い放った。

 

「あの英雄殺しからの凶弾から

 私を守ってくれたじゃないですか! 

 誰がなんと言おうと安里さんは

 私の騎士なんです! 

 文句を言う人がいたら……

 えーと……その……!」

 

 …………。ふふ。

 

「ふえっ? 

 な、なんで笑っているんでか!?」

「い、いや、必死に考えて、

 言葉を紡ごうとする姿がなんか可愛くてさ」

「もう! 人が真剣に話してるのに!

 安里さんのバカ! バカ!

 おたんこなす!」

 

 ぽかぽかと俺の胸を叩く

 ルイーナさん。

 

「あはは! 痛いよ、ルイーナさん」

「知らないです!ふーんだ!」

 

 拗ねてしまったようだ。

 でも可愛い。

 

「でも私の言う事を一つ聞いたら

 許してあげます!」

 

 ああ、この子のためなら

 命を賭けても悔いはないな。

 心からそう思った。

 

「うん、分かった。

 何でも聞くよ。

 俺に出来る事ならなんでも」

「はい! じゃあ早速お願いします!

 あのですね……! 

 さん付禁止の刑です!」

「えっ?」

「さん付けはダメですよ! 

 さんを付けずに呼んで下さい!

 ほら、早く!」

 

 えっと、それはつまり……。

 

「ルイーナ……?」

「はい! よろしい! ……えへへ」

 

 満面の笑顔を浮かべる彼女を見て

 俺は自然と微笑んでいた。

 姫様っていうのは

 きっとルイーナみたいな子のためにある

 言葉なんだなって……。

 そう、思えるんだ……。

 

 ー

 

 一誠Side

 

 う〜い……転生悪魔とはいえ

 飲み過ぎてしまったかなあ……? 

 ふわふわするぜ〜。

 あれ〜? 俺の部屋どこだ〜? 

 まあいっか〜。

 ここで寝よう〜♪ 

 ガチャッ。

 部屋に入るとそこには見知った

 木場の顔があるじゃねえか。

「おっす〜」

「あはははは! イッセー! 

 顔が真っ赤じゃあないか! 

 赤龍帝だけに!? わはははは!」

 

 コイツ笑い上戸だったのかな〜? 

 

「ハハハ! 確かに! お互い

 酔った勢いで一線を超えないように

 気をつけような!」

「え……しないの? 

 セックス……?」

 

 え……? 何いってんの? 

 木場……いや? 今の姿は……? 

 麗しい金髪ロングに整った眉毛、

 青い瞳、スラッとした鼻筋に

 プルンと潤う唇。

 

「あっはははあ〜! 

 イザイヤさんじゃないですか〜!! 

 うひゃひゃひゃひゃ! 

 ど、どうしたんですかあ!? 

 そんなエッチな姿でえ!!」

 

 やべえ! 俺のおっぱいセンサーが

 感度MAXレッドゾーン! 

 イザイヤさんは……

 大きさヨシ! 形ヨシ! ハリヨシ! 

 ツヤヨシ!エロさヨシ! の完璧ボディだ! 

 これは頂かないわけにはいかないおっぱい!

 

「あははあ♡イッセーってば

 目つきがいやらしいよぉ♡

 僕を自分の女にしたいんだねぇ♡」

「いや、そりゃもう!俺の女になってください!」

「フフン、いいよぉ♡

 僕の身体はぁ勿論心だって……

 もう君のものさぁ……♡

 んっ……」

 

 チュッ。

 ああ、

 なんて柔らかい唇なんだろう。

 たまんねえ……! 

 

「んっ……ちゅぱっ……

 れろ……ぺちゃ……はむ……」

「ん……くちゃ……じゅる……はむ……はむ……」

 

 俺達はベッドの上で

 激しく舌を絡ませて

 唾液の交換をする。

 そして、その流れのまま

 彼女の胸を鷲掴みにする……。

 

「あんっ……イッセー……くぅん♡

 もっと強く激しく揉んでぇ……!」

 

 言われるがままに力一杯両手で

 イザイヤの乳房をこねる様に握る。

 だが握るだけではいかん! 

 意識をおっぱいに集中……! 

 

(ああ……酔ったフリをして

 イッセー君に犯してもらえる……♡

 優しいイッセー君もいいけど……

 一回位僕は強いイッセー君に屈服して

 服従してみたいんだよね……♡)

 

 ゼウス様との特訓や

 ヘラ様のおしおきの成果により

 俺は新しいおっぱいの扉を

 開いたのだ! 

 名付けてパイリンガル! 

 相手のおっぱいの声を聞く事によって

 その人の本音が分かるというものだ! 

 

「あむっ……ちゅっ……

 ぷるっ……んっ……ふぅっ」

「れろっ……むっ……ふっ……」

 

 おおっ! 乳首が勃ってきたぞ! 

 興奮している証拠だ! 

 これはいよいよ本番だな! 

 まずはお尻から! 

 俺の右手がイザイヤのお尻にすっと伸びる。

 

「あっ、そこはダメだよ……

 まだシャワー浴びてないから……」

「大丈夫。

 そのままのキミを感じたいんだ」

「も、もう……イッセー君のエッチ……!

 でも嬉しい……!じゃあ……来て……!」

(イッセー君のチ○ポ……♡

 僕のモノより全然大きいよ……

 こんなの今入れられたら……壊れちゃう……♡

 もう少し待ってぇ♡)

 

 フフフ、イザイヤは

 エッチで健気だな……! 

 だから俺はいきなり挿入はせずに

 焦らすようにお尻の穴の周りを指先で撫で回す。

 

「あっ……! そ、そこ違う……!

 あ、あ、あ……!い、入れて欲しいのぉ……! 

 お願いぃ……! 意地悪しないで……!」

(んひぃ♡お尻♡お尻感じちゃってるう♡

 僕のチ○ポが爆発しそうだよう♡♡♡)

 

 イザイヤはすっかり

 トロ顔になりながら腰をクネクネさせている。

 可愛いなあ……。

 だからもっともっといやらしい

 エロエロ聖魔剣使いに仕立て上げないとね!

 だから俺はピリッと帯電させた

 指先でイザイヤの乳首や亀頭、

 更にはお尻の穴に性感電流を流し込む! 

 

 ビリビリ!びち!びっちい! 

 

「きゃうん! しびれりゅう! 

 ちくびとち○ぽとおケツが

 ビリビリィ! ってするのぉ!

 イッセーきゅんしゅごいよぉ! 

 ぼくもう

 げんかいでしゅうううう! 

 したい♡だすっ♡

 ち○ぽしこしこしておしるだす♡」

 

 すっかりアヘったイザイヤは

 自ら乳首とチ○ポを扱き始める! 

 俺も一緒にイザイヤの

 ふたなりエロチ○ポを

 シコシコしてやるぜ! 

 

 しゅっ♡しゅっ♡ぐちいっ♡

 

「ああっ! イク! 

 イっちゃいます! 

 イッセー君! イッセーくうぅん♡」

 

 まるで雌犬の様に喘ぎ声を

 上げながら射精した

 イザイヤの精液が

 ドバァッと飛び散りシーツを汚す。

 

「うわあ! すげえ量だな……。

 しかもイカ臭い……。

 どんだけ溜まってたんだよ?」

「はぁはぁ……♡

 だって最近忙しくて

 自分で処理出来なかったん

 だもん……♡」

「しょうがない奴だな……

 ほれ、綺麗にしてやるよ」

 

 俺はティッシュでイザイヤの

 ふたなりチ○ポを拭ってやると

 、その刺激で再び彼女の

 モノが勃起してしまう。

 

「おいおい、これはまた

 いやらしいエロエロ聖魔剣だな!」

「はぅん♡ごめんなさいぃ〜!

 淫乱な僕を許してくださいぃ!」

「許して欲しいのか? 

 じゃあ、次はどうすればいいか

 分かっているだろう?」

 

 ぐっ、ぐっ、とアナルの先に

 俺のチ○ポを擦り付ける。

 するとイザイヤは自ら

 四つん這いになってお尻を

 フリフリして誘惑してくる。

 

「はい♡イッセー君の

 その立派なオチン○ンで

 僕のスケベなお尻を犯して下さい♡」

「よし! よく言った! 

 望み通りお尻でしてやるぞお!」

 

 俺は遠慮なくイザイヤのお尻に

 チ○ポを突き立てる!

 ズブゥウ! 

 

「ああああああん♡♡♡」

(入ってきたあ! 

 太くて長いイッセー君のチ○ポが

 一気に奥まで入ってくるううう!)

 

「おおっ! 締まるっ!これがイザイヤのア○ルか!

 なんて気持ち良いんだ!最高だよ!」

 

 パンッ! パシン! 

 

「ああっ! もっとぉ♡

 もっと突いてぇ♡

 バシバシ叩いて

 いっぱいパコパコしてぇ!」

 

 俺はつい気持ちよさの余り

 イザイヤのお尻を叩くと

 彼女は嬉しそうに叫ぶ。

 すっかり俺のチ○ポに夢中らしい。

 そして俺はピストンを始める。

 グチュッグチャ! 

 

「あっ! あっ! あっ! 

 あっ! あっ! あっ!凄いっ! おっきい! 

 太い! 熱い! 強いっ♡強い♡♡♡」

(ああ♡♡♡イッセー君のオチン○ンは

 本当に最強だよ♡

 この大きさ、太さ、硬度、熱、匂い、味、

 全てにおいて最強のチ○ポ♡

 もう僕は一生イッセー君から離れられないぃ♡♡♡)

 

 イザイヤ……いや木場も含めて

 もう完全に堕ちていた。

 俺は帯電した指をイザイヤの乳首に

 押し当てると

 更に激しく腰を打ち付けていく! 

 

「あひっ♡しゅごっ♡らめらよぉ!

 またイグ♡イク♡イクイクイク♡♡♡」

「俺もだ……! 出すぞ……!」

 

(あっ……♡イッセー君の精液が……

 僕の中に入って来る……♡)

 

 ドピュルルルー!ビュク! 

 ビュッビュ──!! 

 

「ふぁぁ……♡あついぃ……♡

 おなかのなか、

 ドロドロになってるぅ……♡」

 

 俺は全ての精子を出し切ると

 ズルリと引き抜く。

 

「あひゃう……♡」

 

 そしてイザイヤのア○ルから

 はみ出た大量の精液を見て

 更に俺の興奮が高まっていくのが解る。

 

「すげえ量だな……。

 それにしても凄いな……。

 こんな量が出るなんて……。

 これはもう一回楽しませて貰わないとな……。

 次はマ○コを使わせてくれよ……」

「はい♡イッセー君♡

 僕のよわよわアナルだけじゃなく

 ちゃんとした女の子を

 使ってください♡」

「勿論だよ! イザイヤ! 

 お前の身体全部使ってやるぜ! 

 その代わり俺がキミを満足させてやるぞ!」

 

 さあ、後半戦の始まりだ! 

 俺はイザイヤの腰を掴むと

 そのままバックの体勢で挿入する! 

 

「ああっ♡またきたぁ!

 イッセー君の

 極太雄チ○ポが

 僕のおま○こにぃぃぃぃぃ♡」

 

 ズブブブ……ぐちゅ♡ちゅぶぶ♡

 

「くぅ……! 流石にキツい……! 

 でも、それがいい!」

「ああっ! 大きいよぉ!

 そんな奥まで入らないよぉ♡」

 

 俺は構わず根元まで突き刺す。

 すると子宮口まで届いたらしく、

 コリっとした感触を感じた。

 俺はそこに亀頭を押し付けると

 グリグリと動かす。

 すると、イザイヤは堪らず

 喘ぎ声を上げた。

 しかし、これだけでは終わらない。

 今度は前後に動かしてやる! 

 すると膣壁全体が絡みつくように

 俺のチ○ポを締め上げてきた。

 イザイヤは何が何やら

 解らなくなるまでに悶えていた。

 

「ああっ! ダメぇ♡

 イッたばかりなのにぃ♡

 敏感すぎるのにィ!

 激しいっ! 

 生ハメセックス激しすぎますぅ♡♡♡」

「へっ!まだ始まったばっかりだろ!ほらほら! 

 ここか!?ここが良いのか!?」

「ひゃん♡そこぉ♡気持ちいい♡気持ちいいよぉ♡」

 

 俺は腰を引くと一気に

 最深部目掛けて突き入れる! 

 

「ああん♡すごいっ! これ好き♡

 このチ○ポが好きい♡♡♡」

「チ○ポ! チ○ポって! 

 イザイヤはそればっかりか! 

 俺の事はどうでもいいのか!?」

 

『BOOST!』

 

 パンッ! パンッ! 

 パンッ! パンッ! 

 

 怒りを込めて倍化を伴った

 おしおきマジピストンだ! 

 あまりの激しさにイザイヤの

 お尻は事故車のフロントの様に

 ぐにゅうっ♡と潰れていく! 

 

「ああっ♡ごめんなさい♡

 イッセー君のこともちゃんと大好きですぅ♡

 だからもっと突いてぇ♡

 僕をメチャクチャにしてぇ!」

「言われなくてもそうしてやる!」

 

 パァン! パアン! 

 パァン! パアン! 

 バチバチバチ! 

 

 今度は倍化ピストンと

 帯電チ○ポからの絶頂雷撃の

 合わせ技だ! とことんヤるぞ! 

 

 

「おおっ♡ほおっ♡

 おほおぉぉぉ♡♡♡

 イクゥウウウ! 

 イキながらイグ♡イギますぅ♡」

 

 ビクンッ! ぶるぶる♡プシャー! 

 体液を垂れ流すイザイヤは見る陰もないまでに

 よがり狂い、俺に夢中になっている……最高だ! 

 

「おおお! 締まるっ! 

 俺もそろそろ限界だ! 中に出すぞ! 

 受け止めてくれ! 

 うおおおおお!!」

 

 俺は雄叫びと共に

 止めの突きこみを放つと

 イザイヤを抑え込んで

 その膣内から溢れる勢いで

 射精した! 

 

 ドピュッドピュー! 

 ドクンドクン! 

 

「あっ……♡出てる……♡

 イッセー君の熱い精液がいっぱい♡

 ああ……♡幸せ……♡

 気持ち良すぎて、頭おかしくなってるぅ……♡」

 

 俺は全てを吐き出すと、

 チ○ポを引き抜いた。

 

「ふぁ……♡

 抜かれてもまだ感じてる……♡

 おチ○ポ……♡おチ○ポ素敵ぃ……♡」

 

 ……。

 ……。

 …………。

 

 や、やってしまったあああ!! 

 俺は今更ながら自分のやった事を思い出し、

 激しく後悔していた。

 だが、もう遅い……。

 イザイヤもとい木場はと言うと、

 女体アヘ顔のまま気絶している……。

 

「俺が……こんな事を……。

 流石にやりすぎた……! 

 アーシアに頼んで木場を

 回復してもらわないと……!」

 

 俺は急いで着替えると、

 アーシアを探しに行く。

 しかし、その時訓練所にて

 鍛錬に励む小猫ちゃんを発見した。

 一心不乱にサンドバッグに

 パンチを撃ち込んでいるが

 一体いつから撃ち込んでいるんだ!? 

 ぴゅっ!とその時俺の頬に

 液体がかかった。

 汗かと思ったがコレは違う……。

 血だ! 

 

「小猫ちゃん!」

 

 俺は思わず叫び出すと

 彼女を羽交い締めにした。

 

「……な、何ですか?」

「幾ら何でもオーバーワーク過ぎだ! 

 このままだと本当に壊れちまう!」

「大丈夫です……。私は平気……」

「そんなわけ無いだろう!

 いい加減自分を労れ!」

「離してください!」

 

 ブン!彼女は俺の腕を振り払うと、

 そのまま俺に回し蹴りを放つ。だが……。

 

 バシッ! 

 

「ほら見ろ。倍化もしていない

『兵士』の俺一人にも通じない位

 弱っているじゃないか! 

 そんな身体でトレーニングしたって無意味だ! 

 いいから休め!そしてアーシアに診てもらえ!

 頼む……! 

 君が壊れていくところなんて、

 俺は見たくはない!」

 

 俺の言葉に少し冷静さを取り戻したのか

 小猫ちゃんの動きが止まる。

 すると、

 彼女はゆっくりと口を開いた。

 

「……解りました。あう……」

 

 小猫ちゃんは足を押さえて呻いた。

 やはり足も痛めていたのか、

 こうしちゃいられない! 

 俺は咄嗟に彼女の肩を

 抱き上げると、

 そのまま部室へと連れて行った。

 

「……あの、降ろして下さい」

 

 小猫ちゃんは恥ずかしいのか、

 顔を赤く染めている。

 

「駄目だよ。足を痛めた女の子を

 歩かせる訳にはいかないよ。

 それにこう見えて俺、力持ちなんだぜ?

 だから気にしないでくれよ」

「でも、先輩のお洋服が汚れてしまいます。

 私の事なら構わずにいてください」

「そんなこと出来るわけないだろう? 

 服なんか洗えばいいんだよ。そ

 れより今は君の事が心配だ」

「でも……」

「いいからいいから。

 後輩は先輩に甘えればいいのさ」

「はい……。ありがとうございます」

 

 一連のやり取りの後

 小猫ちゃんの部屋に一旦運んだ後、

 俺はアーシアを呼ぶと

 ソファーの上に彼女を寝かせた。

 アーシアはすぐに

 治療に取り掛かる。

 

「アーシア、お願いできるか?」

「はい。任せてください」

 

 アーシアの手に緑色の光が宿ると、

 小猫ちゃんの傷が癒えていく。流石だよな。

 

「ありがとうございます。

 じゃあ私はトレーニングに

 戻ります」

 

 ってオイオイ! 

 アーシアのパワーアップした

「聖女の微笑み」もとい

「聖母の抱擁」でも

 体力までは急に回復できないぞ! 

 

「ダメダメ!今の君はまともに

 動けるような状態じゃないよ!」

「私はまだやれるんです!」

「無理だ! 今の小猫ちゃんは

 ボロボロだ!

 これ以上やったら

 確実に取り返しの

 つかない事になるぞ!」

「それでも構わないです! 

 私が弱いせいで

 部長や皆さんに迷惑を

 かけたくないんです! 

 赤龍帝の力を使いこなしている

 先輩に、私の気持ちは解らない!」

 

 小猫ちゃんは真剣な眼差しで

 俺を見据えた。

 どうしてそこまで……? 

 

「解った……じゃあ外に出ようか」

 俺はそう言うと、窓へと向かう。

 そして、小猫ちゃんに手をかけると、

 そのままに放り出した。

 

「きゃっ!?」

「いきなり何をするんですか? 

 イッセーさん!?」

 

 動揺するアーシアの声を

 背中で聞きながら、

 俺は小猫ちゃんを見る。

 彼女は起き上がると、

 俺を睨んできた。

 ……その目からは

 強い意志を感じる。

 どうやら覚悟を決めたようだな。

 

「……やるしかないみたいですね。

 はぁああ!」

 

 小猫ちゃんは気合いを入れると、

 全身から殺気が溢れ出し

 瞳が金色に染まる。

 

『戦車』の能力を

 発動させたんだろう。

 

「……行きます」

 

 ダッ!小猫ちゃんが床を蹴ると、

 俺の目の前に現れる。だが、遅い! 

 シュババババ! 

 ガガガガガガ! 

 

 俺は余裕を持って

 小猫ちゃんの拳を受け止める。

 俺が特別強くなったわけじゃない。

 パワーもスピードも

 今の疲れ切った小猫ちゃんでは

 到底俺には及ばないためだ。

 

「まだまだァ!」

 

 小猫ちゃんはパンチを放ち続ける。

 俺はそれを全て受け流していた。

 

「くっ……。当たれ!」

 

 当たらない事に苛立ったのか、

 今度は蹴り技を繰り出す。

 だがその蹴りもやはり

 俺には全く通用しなかった。

 バシイッ! 

 

 俺は小猫ちゃんの脛を膝で受ける! 

 

「あう!」

 

 小猫ちゃんが痛みで怯む。

 俺はそんな彼女に構わず

 足払いを仕掛けた。

 上体が浮き上がっていた小猫ちゃんは

 為す術なく倒れてしまう。

 

「そんな……どうして!?」

「解らないって感じの顔だな。

 なら教えるよ。

 小猫ちゃんが弱くなっているんだ」

「どういう意味ですか?」

「簡単な話さ。

 今の小猫ちゃんの攻撃は、

 俺が倍化していない時の攻撃より

 遥かに遅かったぜ?それはつまり、

 今の君は限界を越えるどころか、

 力を半分も引き出せていないという事だ」

「う、嘘です! 

 私は確かに全力を出して……」

 

 小猫ちゃんも自覚はあるのか

 目が泳いでいた。

 

「小猫ちゃんは今までずっと、

 自分の力を出し切って

 戦ってきたのか?

 違うだろう? 

 君の本当の力は

 こんなもんじゃないはずだぜ?

 じゃなきゃ、なんで俺ごときが

 君の攻撃を全部受け止められるか、説明がつかない」

「…………」

「それに小猫ちゃんの

 身体を見てみたけど、

 さっきまでの

 筋肉痛だけじゃなくて、

 あちこちにダメージがある。

 多分、今までの戦いや過度な

 トレーニングの最中で怪我をした

 箇所もあるんじゃないかな?

 そんな状態でトレーニングしても、

 効果は薄いと思うぜ」

 

 アザゼル先生が言っていた事を

 そのまま代弁して

 俺は小猫ちゃんへ言った。

 

『新参の俺が何を言ったって

 聞きやしねえよ。イッセー。

 だがお前さんの言う事なら小猫も

 聞くさ。何せ最弱の赤龍帝の

 お前はいつも格上とばかり当たってきただろう? 

 諦めずに這い上がる事にかけては

 お前が最強だものな』

 

 最弱はヒドいぜ先生……。

 まあ、事実だから

 言い返せないけどね! 

 

「……じゃあ私はどうすればいいんですか?

 私は強くなりたいのに……」

 小猫ちゃんの目から涙が零れた。

「君の過去を受け入れるんだ。

 木場みたいに」

「祐斗先輩のように……?」

「そう。小猫ちゃんは過去に

 何か辛い経験をしてきた。

 でも、もうその

 記憶に縛られる必要は無い。

 君を虐げた連中なんて、

 この世にいないんだ。

 君はもう自由になってもいいんだよ」

「私が……」

 

「お〜お〜、

 好き勝手いってくれるにゃん」

 

 すると小猫ちゃんの背後から

 声がした。

 振り向くとそこには、

 着崩した和服姿の猫耳美女がいた。

 一体誰だ!?

 本邸の警備の人達は!? 

 

「にゃーは、

 黒歌っていう者にゃん。

 小猫……もとい

 よろしくにゃん♪ 

 優しい赤龍帝ちゃん♪」

 

 そう言って猫耳美女──

 黒歌って人は

 俺に手を差し出してくる。

 こんなお色気たっぷりの

 お姉さんから握手を求められたら

 答えないのは無礼も無礼! 

 俺が握手を返すと、

 彼女はニッコリと微笑んだ。

 

「先輩!姉さんから離れて!」

 

 必死の形相の小猫ちゃん。

 だけど、

 その表情には焦りが見える。

 ははーん。

 俺が小猫ちゃんのお姉さんを

 毒牙にかけないか心配なんだな? 

 

「小猫ちゃん。大丈夫だよ。

 君の姉さんを君から奪う

 真似なんてしないからさ」

「違います! 姉様は……

 黒歌は先輩の力を……!」

『雷峰式・弱憎強贖』

 

 何やら黒歌さんが呟いた途端。

 ドクン……ッ!? 

 な、なんだ? 

 急に胸が苦しくなったぞ?

 俺は思わず膝をつく。

 

「イッセーさん!」

 

 アーシアが

 俺の元へ駆け寄ってくる。

 

「にゃはははは! 

 ボールクの言っていた通り

 甘ちゃん坊やだにゃ〜♪ 

『奴は人も魔も妖も、

 聖までもを惹きつける。

 最強の赤龍帝になれる

 素養はあるがそれが弱点。

 人を疑ったり

 非情に徹しきる事ができない

 だから誰かに裏切られて

 結局は負けるのだ』ってにゃ♪」

 

 ドライグの力を封印しながら

 黒歌さんが笑った。

 

『ぬう……女狐が……! 

 スマン相棒……意識が……!』

 ドライグ!?大丈夫か!しっかりしろよ! 

 

「狐じゃなくて猫だにゃ〜。

 二天龍は勘も頭も悪いのかにゃあ?」

「くっ……。

 どういうつもりですか?

 なぜあなたが

 ここにいるんですか?」

 

 小猫ちゃんは警戒心を

 剥き出しにして黒歌さんに訊いた。

 

「まあ理由は色々あるけど……

 本命は白音。お前だにゃん。

 ネフレンはお前の身体を希望

 しているみたいだにゃん♪」

「私の身体……?」

「そう。

 お前、そしてあのムールムール家の令嬢の

 身体は素晴らしいらしいものにゃん。

 猫鍾から猫鬼にクラスチェンジした

 私にはよくわかるにゃん」

 

 ムールムール家の令嬢っていうのは

 ルイーナさんの事だろう。

「でも、私にそんな価値があるとは思えませんけど……」

 

 だが男の俺には

 ネフレンの目的が何となく解る。

 奴は二人にいやらしい意味で

 自分のモノにしようとしているんだ! 

 

「ふん。そんなの関係ないにゃん。

 強い者は弱い者を支配する。

 強ければ全てを手に入れられるにゃん。

 所詮この世は弱肉強食。

 弱い者は何をされても

 仕方がないにゃん♪ にゃはっ」

 

 間違っている……! 

 絶対に間違っているよそれは!! 

 少なくともリアスさんやドライグは

 そんな人や奴じゃねえ! 

 

「ふざけんじゃねえ!!」

 

 俺は立ち上がると同時に

 黒歌さんへ殴りかかる。

 が、パシッ! 

 

「にゃん♪」

 

 あっさり受け止められた!? 

 やはり倍化を使っていないからか? 

 ならっ! 

 

『BOOST!』

 

 倍化させた一撃ならばと

 腰を深く落としたその時……! 

「イッセーさん!」

 ドクン……ッ! 

「ぐはぁっ!」

 またしても胸が苦しい……!

 一体なんなんだこれは? 

 

「にゃはははは!

 さっきの『雷峰式・弱憎強贖』は

 お前の赤龍帝の力と意識を封じるための技なのにゃ。

 その状態で戦うなら、今のお前は右腕と心臓以外は

 ただの雑魚にゃ。にゃはははは!」

 

 俺を見下すように

 嘲笑する黒歌さん。

 ク、クソッ……! 

 赤龍帝の力さえ使えれば……。

「イッセーさん……」

「イッセー……」

 アーシアと小猫ちゃんが

 心配そうな眼差しで俺を見る。

 

 そうだ。

 こんな所で諦めちゃダメだ。

 例えドライグの力が封じられて

 いても

『諦めずに這い上がる事にかけては

 お前が最強だものな』って

 アザゼル先生も太鼓判を

 押してくれただろ! 

 ここで立ち上がれなきゃ

 俺は本当にただの役立たずになる。

 それこそ安里みたいに

 足掻いて、歯を食いしばって踏ん張るんだ! 

 九頭竜安里。

 俺の親友であり、ライバル。

 そして憧れの存在。

 奴みたいに強く、

 カッコよくなりたい。

 その為には、何があっても折れない心が必要だ。

 だから、

 

「うおおぉおぉお──────ッ!!!」

 

 シャキイイン! 

 その時、ミカエルさんから

 預かった剣が俺の籠手から

 現れ、鞘から抜けた。

 まるで自分を使え、

 と言っているかのように。

「……先輩!」

 小猫ちゃんは驚きながらも

 嬉しそうだった。

 俺は黄金色に輝く剣を握る。

 見かけに対してまるで稲穂のように軽い。

 

 これならいける! 

 

「にゃははは! 

 どうやらその剣はお前を主と認めたみたいだにゃ。

 なら私はお前とは正面きっては

 戦わないにゃん♪ 美猴!」

 

 黒歌さんが呼ぶなり

 この間の猿の妖怪が姿を現す。

 

「なあ、黒歌。

 別にオイラはお前の使い魔って

 ワケじゃねえんだぜぃ?」

 

 と、軽口を叩くが

 準備万端といった感じだ。

 だが、逃げるワケにはいかない! 

 俺は改めて美猴を前に

 黄金の剣を構えた! いくぞ! 

 




安里ワリと折れてるんですけど
身内の贔屓目です。

安里、ゲロキスとか姫パイかな?
何でやろなあ?(すっとぼけ)
私の全部あげるから……〇〇〇〇〇の
全部使わせて……?
それだと

蛇(幼女)に瞬殺されるんですがそれは

真面目な話短いけど投稿頻度は早い方がいい?

  • 早い方がいい
  • 遅いけど長いほうがいい
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