※この作品はR-18です。

ハイスクールD∞D   作:ぷうち☆りん

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覇龍鬼強え!
このまま逆らう奴等ぶっ殺していこうぜ!


第63話

 イッセーside

 

『……トカゲとは言ってくれるぜ

 年増のババァが。いいだろう。

 格の違いってヤツを見せてやるよ!』

「フフン。

 面白いじゃない。私はね。

 ドラゴンが一番嫌いなのよ! 

 トカゲはトカゲらしく

 血を這い回り、天に頭を垂れなさい!」

 

 そう言うと、イナンナは巨大な両翼を広げ、

 空高く飛翔した! 

 神だろうがなんだろうが

 俺のハーレム王への夢を

 阻むんなら遠慮は無しだ!! 

 

「喰らうがいい!」

 

 イナンナはメイスを掲げると

『絶霧』の霧が収束していく……! 

 さっきは微小の刃で鎧の中を

 ズタズタにされたから要注意だ! 

 

『フン、こちらが来るまで

 横着するとは年増には戦いは

 重労働の様だな』

 

 カウンターを警戒したドライグが

 イナンナを煽り出す。

 だが向こうは高笑いを始めた。

 

「ほほほ、安心するがいい。

 直ぐに妾の術が発動するでな」

 

『原初の魔王』を名乗るイナンナは

 余裕たっぷりでメイスを振り下ろした! 

 ゴロ……ゴロ……! 

 

 収束した霧は雷雲に替わり

 異空間の上空を覆い尽くさんばかりに広がっていく! 

 

 バリバリバリバリィ!! 

 

 凄まじい轟音と共に雷鳴が

 あたり一面に降り注ぐ!! 

 しかも只の雷鳴じゃない!! 

 地面や木に落ちた瞬間、まるで生き物の様にうごめきながら放電し続けている!? 

 しかも巻き起こる炎はイナンナの

 翼に引き寄せられ、まるで火炎竜巻のように荒れ狂っていた! 

 

 俺はともかく、全裸のリアスさん達には凶悪すぎる! 

 しかもシュタークさんは

 シャルバの野郎に腹部を貫かれて重体だ……!! 

 今の状態で戦える状態じゃない! 俺が何とかしないと!! 

 

「赤龍帝! アーシアさん達は

 僕が守る! お前はイナンナを!」

 

 俺が躊躇っている間

 ディオドラが『蛇の鎖』を使い

 鳥籠の要領でリアスさん達を

 守ってくれていた。有り難いぜ! 

 

「サンキュー! ディオドラ!」

「勘違いするな赤龍帝! 

 僕はお前が嫌いだ。

 飽くまでアーシアさんを守るために

 僕は行動している事を忘れるな!」

 

 お、怒られた……!? 

 でも、まあいいさ! 

 今はイナンナを倒す事に集中だ!! 

 

「うおぉぉぉ! ケラウノス!」

 

 レプリカだけどイナンナの雷を

 吸収させるには十分だ! 

 俺はケラウノスを乳独創の要領で

 分裂させて三角錐のバリアを

 形成する。

 

「その様な小細工が妾に!!」

 イナンナは吼えると、

 雷、炎、そして竜巻を同時に

 俺めがけて放つ! 

 遠目から見ても凄い威力なのは

 間違いないが、俺も男だ!! 

 惚れた女の子達や恩人の前でブザマはできない!! 

 俺は全身全霊の力を込めて三つの攻撃を迎え撃った!! 

 

 バリリリリリリッ!! 

 ドガァァンッ!!! 

 

 凄まじい衝撃が辺り一帯を襲い、

 文字通りに地が割れ、空が裂けた! 

 

 けど……俺は無事だ! 

 流石レプリカとはいえ

 ゼウス様の雷霆! 

 イナンナの数回の攻撃で

 イカれる程ヤワじゃない! 

 

「ほう、トカゲかと思うたが

 カメの様に堅牢な雷の結界じゃのう」

 ……どうやらイナンナの方は俺の防御力に驚いているらしい。

「そう思ったのがアンタの運の尽きだ! 

 コイツの使い道はまだあるぜ!!」

 

 俺は龍気の剣

 ドラゴン・ラグナロクを

 具現化させると雷の結界の

 エネルギーを敢えて決壊させた。

 爆縮した雷のエネルギーは

 ドラゴン・ラグナロクに宿り、

 巨大な光の剣となって天を衝いた!! 

 

「なっ!?」

 

 イナンナが驚愕の声を上げると同時に

 光の剣は振り下ろされる!! 

「天地をも切り裂く必殺の一撃! 

 喰らいやがれ! 『テラ・ブレイク』!!」

 

 光の剣はイナンナに直撃するとそのまま異空間の大地と空を真っ二つにした!! 

 ズバアァァァ……! 

 ゴォオオオオンッ!! 

 

 ー

 安里side

 

 ズバアァァァ……! 

 ゴォオオオオンッ!! 

 

「な、何が起こったんだぁ!?」

 

 まるで暴風雨のど真ん中に

 叩き込まれたんじゃねえかって位強烈な風圧と衝撃波に襲われた! 

 これも敵の攻撃なのか? それとも……!? 俺は慌てて周りを見渡すと……上空でイッセーと

 見知らぬ女が死闘を繰り広げていた! 

 その戦闘の余波で

 とんでもない事になったのか! 

 しかし、リアスさん達の姿が

 見えないが一体何処へ行ったんだ? 

 

「どうやらあちらの様ですが……」

 

 カテレアが眼鏡をクイッとして指差す先には、リアスさん達が鳥籠の様なものに閉じ込められていた! しかも鳥籠の中にはアーシアやロスヴァイセさん、シュタークさんの姿があった! 全裸で……! 

「うぉ……」

 

 俺は言葉を失った。

 なんせ控えめに言っても

 美少女と美女四人の全裸だし……。

 

「何をボケッとしてるのよ変態!」

 

 バキッとジャンヌから

 頭を叩かれて俺はハッと我に返った! いかんいかん! 

 

「ロスヴァイセ……

 趣味は個人の自由だけどさ、

 ちょっとマニアックすぎない?」

「そんなわけがないでしょう

 スコグル!! 色々訳があるの!」

 

 腕で乳首を隠しながらも

 涙目でロスヴァイセさんは

 スコグルさんに抗議していた。

 そりゃそうだよなあ……。

 何というかロスヴァイセさんから

 薄幸オーラを感じるぜ。

 そして俺達はロスヴァイセさんから

 大凡の説明を受けた。

 ディオドラが良いヤツだったのは

 意外だが

 これで事情は把握できた。

「なるほどね、それで裸で鳥籠の中にいたんだ」

 

 しかしロスヴァイセさん達を

 守りながらシャルバの野郎と戦うとはディオドラも大分根性のある野郎だな。

 

 そしてイナンナとイッセーの

 足元の辺りで二人が戦っていたが

 ディオドラの方が大分不利みたいだ。シャルバは目にも止まらぬ高速機動でディオドラにダメージを与えていく……! 

 

「フハハハハハ! 

 所詮分家の生まれでは

 正当なる魔王の血を引く

 私には勝てん!」

「それでも……アーシアさんを守れるなら!」

 ……ディオドラは本当に

 いい奴だよな。

 俺がアイツの立場だったら

 同じ事が言えるだろうか? 

 惚れた人は別の男に夢中でも

 それでもその子のために

 戦うなんてな……。

 精神的にも貴族だ! 

 気に入ったよ! 

 俺は改めて決意を固めると

 ディオドラの下に駆け寄る。

 

「君は……?」

「細けぇ事はいい! 

 俺はおせっかい焼きの

 九頭竜安里! 

 お前はアーシアちゃんを

 守ってやりたいんだろ! 

 手伝うぜ!」

 

 まずはこの澄まし面の

 シャルバ・ベルゼブブから倒す! それが俺のケジメってもんだ!! 

「ほざくな小僧が! この程度で勝ったつもりか!?」

「この程度だぁ? 

 なら望み通りフルパワーで

 やってやるよ!!」

「させぬわ! 雑魚共が群がろうが無駄なこと! 私の邪魔をする者は皆滅びるのだ! 消え失せるがいい!」

 俺の挑発に激高したシャルバは全身から凄まじい魔力を放出した! 

「見るがいい! 

 私の腐食結界を!!」

 シャルバの周囲にドス黒い霧が発生し、その霧に触れた大地や木々がボロボロと崩れ落ちていった! 

 成る程、これじゃディオドラが

 迂闊に手出しできない訳だ! 「これが我が力! 触れたものを腐らせ朽ち果てさせる腐敗の嵐! 如何に貴様らが強者であろうが、生身の生物である以上は耐えられま……!?」

「話が長いよ」

 

 シャルバがペラペラ喋っている間に

 ディオドラの『蛇の鎖』が

 十重二十重にシャルバに絡み付く! 

 ハハッ! 確かにジャンヌや

 スコグルがいるならアーシア達を

 守る必要はないからな! その間にディオドラは全力で攻撃するって事か! 

「クソが! 小賢しい真似を! その程度の力で私を縛る事など……!!」

「アホかテメェは」

 

 俺が何のために来たと思ってやがる? テメェをディオドラと一緒に倒してアーシア達の安全を確保する為だろうが! 

「うおぉぉぉぉぉっ!!」

 

 俺は『冥獄長の辣腕』を

 発動させてシャルバに

 機械の多腕にてガトリング砲の

 様な猛ラッシュをかけた!! 「オラオラオラァッ!!」

 ドガガガッ! ズドンッズドンズドンズガンッ! 

「グゥアッ! ぐぅああああっ!」

「コイツでラストだあッ!!」

 

 時間をかけちゃいられねえからな! 

『冥獄長の辣腕』から『冥獄長の剛腕』へとモードチェンジ! 

 俺自身が燃え盛る剛腕そのものに

 変貌し、さながらハエ叩きの様にシャルバを叩き潰した!! 

「ぐがっ……!? ああ!? 

 こ、腰の骨が……折れたァ!?」

 

 シャルバは余りの激痛とショックに

 目を白黒させながら悶絶していた。

 このまま握り潰してやってもいいが

 それは俺の役目じゃねえな。

 

「ディオドラ、後は任せるぜ」

 

 元の姿に戻った俺はイッセーの

 援護に向かうべくその場を離れた。

 

「ま、待ってくれ……下さい! 

 そうだ! 

 貴様……いや、ディオドラ様! 

 私、シャルバ・ベルゼブブは貴方様に忠誠を誓います! ですのでどうか、命だけは……!」

 

 見てはいないがシャルバはきっと

 立てなくなった身体で死にかけた

 蝿の様にディオドラに這い寄って命乞いをしているのだろう。

 だが、ディオドラの答えは……! 

「お前は、命乞いをした

 僕の眷属に何をした? 

 僕の答えは……これだ」

 

 ジャラララララ! ビシィッ!! 

 

「んげ……あぁ……!? 

 首が……! がはっ……!? 

 息が……できな……!?」

 

 恐らく音からして、

 奴は瓦礫の山で絞首刑の様に

 首を絞められている。

 折れた腰じゃ立つこともできないからな。

 ベギッ……ブチン! 

 

 恐らく重みと蛇の鎖の魔力で

 シャルバの首がへし折られた音が聞こえてきた。

 まさに御山の大将らしい最期だったな……シャルバ・ベルゼブブさんよ。

 

 ブーン……。ブーン……。

 何だ? 煩え蝿だな。

 

 

 ー

 

 イッセーside

 

「フム、シャルバも情けない。

 あんな小倅に遅れを取るなどと」

 

 イナンナがシャルバの

 最期を鼻でせせら笑っていた。

 どうやらシャルバはディオドラに

 負けたらしい。

 やったな、ディオドラ! 

 眷属の皆さんの敵討ちが出来たんだな! 

「そんな余裕をかましていて

 いいのかよオバさん?」

 

 俺はドラゴン・ラグナロクを

 一旦解除し、『黄金の剣』が

 宿った拳でイナンナと交戦していた。

 テラ・ブレイクはリアスさんや

 サーゼクス様の領土で撃つには

 危険すぎるものな……! 

 というか、市民の人達は大丈夫なんだろうか!? 

 

「ホホホ、どうやら貴様

 民草に危害が及ぶのを気にしているようじゃなぁ?」

 

 イナンナはニマアっと根性の曲がった下卑た笑いを浮かべると、俺の思考を読んだかのように言い放った! 

「安心せい、既にこの場にいる市民共はこの技で死に絶える故」

 

 ……何だと!? 

 

「どういう意味だ!?」

「やはり脳足らずのトカゲよな。

 まだ解らぬか?」

 するとイナンナが再び霧を

 雷雲に変化させて俺を嘲笑う! 

 

「貴様が如何に二天龍であろうとこの霰と雷撃を全て防ぐ事は叶う

 まいて……。ほほほ、何千、

 いや何万が死ぬかのう?」

「汚えぞっ!!」

『堕ちる所まで堕ちたな』

「黙れぃ! 全ては我らが覇道を邪魔する愚か者どもが悪いのじゃ! 貴様らは滅びるべき存在なのだ! 

 所詮貴様らは雑草! 

 尊ばれるべきは高貴なる我等! 

 それを理解出来ぬとはのぉ!!」

 

 イナンナが本性を表すと

 数千もの霰や雷が街へと無差別に降り注いでいった! 

「うわあああっ!」

「きゃあああっ!」

「お母さん! おかあさーん!」

「アアッ! 坊や! 坊やあ!!」

 

 悲鳴を上げる人々、逃げ惑う人々を無慈悲に襲っていく……! 

 安里や何故か魔法少女の姿をした

 リアスさん達もカバーしてくれて

 いるが……数が多すぎる! 

 

「ドライグ……。

 悪い、俺と一緒に死んでくれるか?」

 

 我、目覚めるは……。

 

『やれやれ。このドライグ様の

 最後の相手がこんなババアか。

 白いのと決着がつけられなかったのは心残りだが、おっぱいドラゴンと

 呼ばれる身としては然程悪い最期でもない』

 

 悪いな、ドライグ。

 こんな不完全で甘ちゃんで

 スケベな赤龍帝でさ……! だけど、それでも俺は守りたい! 

 俺を信じてくれた皆を守り抜く! 

 それが今の俺の役目なんだ!! 

 

『JuggernautDrive!!』

 

 俺は遂に『覇龍』を発現させた! 

 アザゼル先生からは二度と使うなと言われていたけど、今使わないでいつ使うんだよ!? 

 

「フン、その程度の虚仮威しに!」

 

 イナンナは鼻で笑うと、

 更に大量の雷を放った! 

 バリバリバリバリ! 

 ズガガガガガガガッ!! 

 

 だが、どうした……それが? 

「馬鹿な!? 

 何故、何故効いておらん!?」

「「お前が弱いからだ。

 他に何がある?」」

「舐めるな下等生物がァ!! 

 妾は……! 

 天の星より啓示を賜りし神! 

 戦を支配し! 魔を統べ! 

 勝利を確定させる! 我が名は……! イナンナァッ!!!」

 ドゴォンッ! 俺とイナンナの戦いは傍目には熾烈を極めているだろう。

 だが、なんの事はない。

 俺とドライグが防御フィールドで

 街を守っているから被害ゼロだ。

 それに……! 

 

「こおぉぉぉぉぉ!!」

 

 奴の雷雲は全て俺とドライグが

 吸い込んで文字通りに霧散させた。「な、なんじゃと!? 貴様、一体何をしたというのじゃ!?」

「食った」「は?」

「だから、全部喰ってやった」

「何を訳の解らない事を!?」

 

 いや、事実だし。

 まあ、イナンナにすれば

 無理もない話だがな。

 

「ふざけるでない! そんな芸当が出来るはずがない! ならば見せてみよ! 貴様の実力をのぅ!!」

「見せたきゃ、見せてやるよ」

 

 俺達はまるでスイカの種を吐き出すように、雷雲のエネルギーを

 吐き出す。

 するとそれは雷光となり、

 イナンナの翼を撃ち抜いた! 

 

「な、なぁぁぁぁぁぁぁ!? 

 き、貴様ぁぁぁぁぁぁ!!!」

「どうした? 天空神が

 空を見上げるなんてお笑いだな」

 

 イナンナは恐怖と悔恨が入り交じる表情で俺を睨んでいた。

 

 ブーン、ブーン……。

 

 …………憐れなモノだ。

 所詮信仰を喪った旧きモノよ。

 汝も天空の神を名乗るに能わず。

 

 何だ? 今の声は……!? 

 幻聴か!? 

 

「認めぬ……! 認めぬ! 認めぬ! 認めぬ! 認めぬ! 断じて、認めぬぞお!!!」

 イナンナが怒り狂い、

 人に非ざる魔獣の姿に転じた。その姿は最早女神ではなく、醜悪な怪物のそれだった。

 

「もう良い! 貴様らも! 

 この世界も妾には要らぬ! 

 全テ……消え去ルガイイ!!」

 違うな、消えるのはお前一人だ。

 俺達は世界を消させはしない! 

 俺とドライグが互いに極限まで高めたドラゴン・ラグナロクを放つと、イナンナの全身を包み込んだ! 

 

「「うおおぉぉぉぉぉっ!!」」

 

 そして、その一撃はイナンナの

 残滓を消滅させた……。

 

 ー

 安里side

 

 す、すげえ……。

 それしか言葉が浮かばなかった。

 アレが『覇龍』の力なのか……? 

 

「た、助かった!」

「おっぱいドラゴンが

 助けてくれたんだ!」

「おっぱい! おっぱい!」

「ありがとう! おっぱいドラゴン!」

 

 なんつー応援だよ、全く。

 まあ、イッセーらしくはあるか。

 イッセーも普段の姿に戻ったし、

 もう『覇龍』はコントロール

 できるんだな。

 

「イッセー! ありがとう……

 何度も私達を救ってくれて……」

 リアス部長が涙を浮かべながらイッセーに礼を言う。

 だが、妙だ。

 普段ならリアスさんの胸に

 飛び込んで甘えそうなモンだが……。

 よく見るとアイツ……、

 目に生気が無い!? 

 

「来るべきモノが遂に来たネ」

「すいません……シュタークさん。俺、どうやらハーレム王失格だったみたいッス……」

 

 は? な、何だよ? 

 シュタークさんとイッセーも

 別れ際みたいな事を言い出して!! まさか……!? 

「イッセー……お前!?」

「イッセー! どういう事!?」

 

 俺とリアスさんがイッセーを

 揺さぶるが……か、軽い!? 

 まるで燃え尽きた灰のような軽さだ! 

「イッセー! しっかりしろ!」

「何があったの!?」

「……俺、やりましたよ? 皆を守り抜きましたよ?」

「ああ、見てたよ! 

 お前は本当に頑張った!! 

 だから……だから……!!」

 

 死ぬんじゃねえ! と言いたいが

 涙しか出てこない……! 

 そんな、そんなバカな話が

 あってたまるかよ!! 

「イッセー! 

 お願い死なないで!!」

「そうだ! 俺はまだお前に

 何もしてやってねぇ!!」

 

 俺とリアスさんは必死で叫ぶが、イッセーは微笑むと、

 静かに目を閉じた。

 

「「イッセーぇぇ!!」」

 

 ブーン……ブーン……。

 

 俺とリアスさんは涙を流し、

 蝿の羽音を掻き消す程に

 絶叫した……。

 

 ー

 リアスside

 

 ウソよ……こんなのウソよ! 

 イッセーが死んだなんて、

 絶対に信じないわ! 

 私の胸に抱き寄せればまた

 いつもの様に起きてくれる筈よ! そうよ! きっと起きるわ! 

 私はイッセーの手を取り、

 胸

 に押し当てる! ほら、イッセー! 貴方の大好きなお姉様のオッパイよ! 

 …………。…………。

「もう止めなヨ。

 彼は君の兵士として立派に戦い、その命を燃やし尽くしたのサ。

 弔ってあげようじゃないカ」

「嫌ァァァ!!」

 私は思わず叫んでしまった。

「あ、あぁぁぁぁ!!」

 そして、その場で泣き崩れた。

 どうして? どうしてイッセーが死ななければならないの? 私が弱いから? もっと強ければイッセーは守れた? でも、それでも、やっぱり……!! 

「うぅぅ……!」

 私はイッセーを抱き締めたまま、いつまでも泣いた……。

 

 ブーン……ブーン……。

 まるで、死体に集る様に

 一匹の蝿がイッセーの周りを飛んでいる。

 止めなさいよ……蝿が……! 

 私のイッセーから離れろぉぉっ!! 私は怒りに任せて、その蝿に

 魔力弾を放った! 

 

「きゃあっ!」

「大丈夫かい、アーシアさん! 

 リアス……気持ちは解るが……」

 

 余波からアーシアを庇いながら

 ディオドラが私を宥める。

「だってコイツが! イッセーを!!」

「僕も眷属を殺された……。

 今は彼女達とイッセー君の死を

 悼もう」

 

 そうね、ディオドラもシャルバに

 眷属を殺されていた。

 なのにイヤな女ね、私は……。

 

「イッセー……。

 私、これからどうすれば良いの? 教えて……?」

「どうすればいいかだと?」

 

 どこからか声が聞こえた!? 

 でもイッセーじゃない……! 誰!? 

 

「イナンナを倒すとは。

 やはり保険をかけておいて

 正解であったな……」

 

 さっきの蝿が……!? 

 巨大化してゆく!? 

 

「何なんだ!? あの化け物は!?」

 

 ……!? 

 誰かは解らないけど

 イナンナの仲間だというの? 

 イッセーを殺したイナンナの! 

「お前は一体……!」

「解らぬか? 

 我こそは天より糞山たる

 この大地に落とされし者。

『原初の六魔王』の一柱。

 ベルゼブブなるぞ」

 

 




死にました〜。(KNN姉貴)
なかなかドラゴンボールの
ノリだからか疑似タイマンばかりで
チーム戦が書けない。
次回は蝿王戦。
外見はメガテンをイメージしてね。

真面目な話短いけど投稿頻度は早い方がいい?

  • 早い方がいい
  • 遅いけど長いほうがいい
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