「んっ♥あっ……♥」
今日のリアスさんはいつにも増して色っぽく喘いでいる。今日は久々に2人きりだからか、いつもより興奮しているようだ。
(……にしても)
今、俺の目の前にはとてつもなく大きいおっぱいがある。それはもう大きくて柔らかそうで、思わず触りたくなってしまうくらいに魅力的だ。そしてその先には乳首がピンッと立っている。
(……やばい、我慢できない!)
俺は無意識のうちにリアスさんの胸を鷲掴みしていた。
むにゅっ♡
「ひゃあんっ♥」
指先が沈むほど柔らかい感触。それなのにハリがあって弾力性もある。何とも言えない至福の揉み心地だった。
「ちょっ、ちょっと!そんないきなりぃ……あぁんっ♥」
リアスさんの言葉を無視して夢中で揉んでいるうちにどんどん大胆になってくる。今度は両手を使って思いっきり揉んでみた。
ぐにゅううぅぅ~!!もみもみもみっ!
「やんっ!だめぇ……♥そんな強くしちゃダメェ……♥」
いやらしい手つきで乳房を弄られながら悶える姿はとても可愛らしく、見ているだけで理性が崩壊しそうになる。しかしまだ足りない。もっと激しくしたい衝動に駆られた俺はついに行動に移すことにした。
「きゃうんっ!?」
俺は両手でおっぱいを下から持ち上げると、そのままリアスさんの胸の谷間へとそそり立つ肉棒を挟み込んだのだ。
ずちゅるるるっ♡ぬぷぷっ……♡
「あふぅ……イッセーのおチ○ポぉ……♥」
たわわなおっぱいでパイズリしながら上目遣いで見つめてくる。その姿はあまりにも卑猥すぎて一瞬で射精してしまいそうだ。だがまだ終わらせない。俺は腰を動かしてさらに刺激を与えていく。
ぱんっ!ぱちゅんっ!ばちんっ! 胸の間を何度も行き来させながら上下運動を繰り返す。するとリアスさんの口から甘い声が漏れてきた。
「あぁっ!すごいぃっ!イッセーの硬いおチ○ポで私のおっぱい犯されてるぅ!」
パンッ!パチンッ!ずぶっ♡ずぶずぶずぶっ♡ 激しいピストン運動のたびに大きな胸が激しく揺れ動く。それがまた視覚的にエロく感じてしまう。汗ばむリアスさんの肌は熱を帯びており、まるで媚薬のように身体中へ浸透していく。その一方でリアスさんは俺のヒクつく亀頭に鼻を押し当てて匂いを嗅いでいた。
すーっ♡くんくんっ……♡はしたなく舌を伸ばして尿道口を舐め回してくる。どうやら我慢汁の味が気に入ったみたいだ。
(うっ、ヤバい……もう出ちまいそうだ)
あまりの快感に俺の股間は限界寸前まで張り詰めていた。このままでは胸に出す前に果ててしまいそうな気がする。そこで俺はラストスパートをかけるため一気にペースアップさせた。
「ひゃんっ!?すごっ……激しすぎるのぉ♥」
凛としたお姉様然としている普段のリアスさんとは
かけ離れた乱れっぷりにますます興奮が高まっていき、やがて絶頂を迎えた瞬間―――
どぴゅっ!びゅーっ!ビュッルルルルー!!!
「きゃあああっ!熱いぃぃいいいっ♥」
勢いよく飛び出した大量の白濁液が彼女の顔に飛び散った。「んっ……凄いわ……こんなにいっぱい出して……」
頬についた精液を指で掬って口に含むと妖艶な笑みを浮かべる。その表情を見て再び勃起してしまうのだ。
挿れたい……!リアスさんの中に思い切りぶちまけたい! 欲望を抑えきれなくなった俺は彼女に覆い被さるように抱きついた。そしてキスをしながら下半身の方へ移動していき、秘部に触れようとしたその時― !
「ま、待って!!」
リアスさんの顔がさあっ、と青ざめた。
「え?どうかしましたか?」
な、何か不手際があったのだろうか……?するとリアスさんは俺の手を恋人繋ぎにし、寄り添いつつ話を続けた。
「ごめんなさい……今日はちょっと……」
リアスさんの気分がノらなかったのだろうか?
あんなに乱れていたのに……?いや、リアスさんに
無理強いしてはいけない。ここは涙を飲んで引き下がろう。
「本当にすみません!気付かなくて……!」
「ううん、気にしないで。それにあなたが悪いわけじゃないもの」
そう言って優しく微笑んでくれる。何て良い人なんだろう……!
「でも……どうしても我慢できないんです!お願いします!セックスはダメでも……もっとリアスさんとエッチなことがしたいです!」
土下座も厭わず必死に訴えかける。
「もう……仕方がない子ね」
呆れるように言いつつもどこか嬉しそうだ。
「けど、暫くはダメなの……♥
その代わり……おっぱいとお口でなら幾らでもしてあげるから♥」
おっぱいとお口でなら幾らでもしてあげる……!? こんな素晴らしい日本語が存在していたなんて……勉強不足だった!
「ありがとうございます!」
「ふふっ、ホントに甘えん坊なんだから♥」
こうして俺はリアスさんの乳首やクリトリスを舐めてイカせまくったり、おっぱいで挟んでもらったりと至福の時間を過ごしたのだった。
ー
所変わって、いよいよ会談の場だ。
(いや〜……昨日のリアスさんの
エロエロっぷりは凄かったなあ)
引き締めようとはするのだがついつい顔が緩んでしまう。リアスさんの痴態を思い出しているうちに股間がムクムクと反応し始めた。
『お盛んな所悪いがな、相棒。
今は多神連合結成の会談を控えているのだぞ?』
そ、そうだった!ゆくゆくはサーゼクス様の義弟になる身として、しっかりしないと!
「よし!頑張るか!」
と頬を叩いて気合を入れ直す。と言っても何を頑張れば良いのか分からないが。と、そこにイリナとミカエル様、ボールクさんとゼノヴィアがやって来た。
「お待たせイッセー!」
「こんにちわイッセーさん」
ミカエル様とイリナは気さくに挨拶してくれたが、よくよく見たらイリナの頭の上には輪っかがあるじゃないか!これはまさか……天使の力!?
「ふふん、そうよイッセー!今や私、紫藤イリナは天界に所属する天使なの!つまり私の上司はミカエル様なのよ!」
そう言うとイリナは自慢げに胸を張る。おぉっ!凄いなぁ!
「そして天使名はラヴリエル!これからよろしくね!」
エル、って名前がつくから大天使って事かな?大出世じゃないか!そう言えば旧大天使派はシステムを一旦掌握したものの奪還されて今も抵抗を続けているらしい。サリエルも倒しきれていないし、神器は聖書の神が分かたれたものだから、向こうの方が色々詳しいんじゃないかな?
なんて考えていると今度はボールクさんとゼノヴィアが俺の前へやってきた。相変わらず涼しげな顔つきをしているけど以前と違って殺気のようなものを感じない。
「久し振りだなイッセー!」
まずゼノヴィアが話しかけてきた。ゼノヴィアも天使になったのかと思ったか輪っかの様なものや翼は見当たらない。
「フフ、あくまで私は人としての強さを極めるつもりだからな。今はボールクに師事する形で修行中なのだ」
そう言って彼女はボールクを指差す。
「えっ!?」
「驚くのも無理はない。だがこの男こそが今の私の師匠であり、私が超えるべき壁なのだ」
そう言われて俺は改めてボールクさんを見た。
「まあ……押しかけ弟子の様なものだ。貴様が想像するような関係じゃあない」
どうやらボールクさんは俺が邪推したような事はしていないようだ。安心したぜ……。いや、安心するも何もゼノヴィアは俺の恋人というわけではないような……。でもちょっと嬉しいかも……! すると次はイリナが一歩前に出て俺の手を握ってくる。
「もう、イッセーったら。いつまで経っても会いに来てくれないんだもん。寂しかったんだからね?」
イリナは上目遣いでこちらを見つめてくる。天使が悪魔に色目を送ってよいものなのか?
「ご、ゴメン……」
「ううん、いいの。それより私、ずっと待ってたんだよ?あの日……初めて会った時からあなたの事が忘れられなくて……。もう一度会えた時の為に強くなろうと思って頑張ってたら天使になれちゃった!」
「そ、それは良かったね……」
頑張れば天使になれるものなのか!? ミカエル様は苦笑していたしボールクさんは呆れた顔をしているけど、ゼノヴィアだけは真剣な表情で俺達の会話を聞いている。そう言えば多神連合結成の前に聞いておきたい事があったな。
「そう言えば……『永劫に回帰するもの』って、知っていますか?」
「!」
俺の質問を聞いたミカエル様とボールクさんの表情が変わった。
「……その単語を知っているとは驚きだな」
「やはり、何か知っているんですね」
「貴様よりはな……。だが、その話は誰かにしたか?」「いえ……」
まさかあんなチートどころじゃない能力を持っているなんて思わなかったし、話したところで信じてもらえないだろう。
「ならいい。迂闊に公表すれば世界はパニックどころの話ではなくなる」
うーん……やはりアザゼル先生の言う通り、かなりヤバい代物なんだろうなヤツは。
そうこうしているうちに会談の時間が近づいて来た。
「ではそろそろ時間ですので行きましょう。皆さん、宜しくお願いしますね」
ミカエル様達を見送りつつ、俺は改めてアザゼル先生の所へと向かった。 するとアザゼル先生はシュタークさんとトゥーさんを侍らせてソファに座っていた。スーツを着こなしているのはいいんだけどさ……何かマフィアみたいだなぁ。
「おう、遅かったじゃねぇか。こっちは退屈だったぞ」
傍らのシュタークさんはいつもの中華服なのは良いとして、何故かトゥーさんまでチャイナドレス姿になっていたが、ギチギチにピッチピチになってるからボディラインがハッキリ出てしまっている。
「やあ、イッセー君。元気かイ?今日はよろしくネ」
「あ、はい。こちらこそ……」
いつにも増してミステリアスな雰囲気を醸すシュタークさんに軽く俺は会釈する。
「ほれ、座れよ」
とアザゼル先生に促された俺達はテーブルを挟んで向かい側の席に着いた。
「イッセー、お前も知っての通り今回の会談は多神連合の結成に向けた重要な会議となる。神滅具を持つお前は俺の隣に座れ」
「えっ!? 俺も会議に出るんですか!?」
「当然だ。お前はこの辺りじゃ原初の魔王であるイナンナを倒して、ベルゼブブも退けた英結扱いなんだぞ? おっぱいヒーロードラゴンと呼ばせてもいいぐらいだぜ?」
アザゼル先生はガハハと豪快に笑っていた。 ひ、ヒーロードラゴン……。思えば随分遠くに来たもんだなぁ。
「それは良いんスけどシュタークさんとトゥーさんは?」
「ハハハ、ボクはフリーの悪魔祓い師だからネ。そこまでの権限は無いヨ」
軽く笑い飛ばすけど俺は不思議だった。
シュタークさん位の実力があるなら堕天使勢力の大幹部になんて簡単になれそうなものだけど……。アザゼル先生とも大人の関係だしさ……。いかん、少し黄昏れてしまった。
「ン〜……? しかし随分鍛えたみたいだネイッセー君。いっその事、フリーの身から君の眷属に永久就職するのもアリ、かナ?」
俺の考えを読んだのか、シュタークさんが俺の首筋や腕を撫でながら妖しい視線を送ってくる。い、いかん! 俺にはリアスさんという心に決めた人がいるんだ!でも一夫多妻っていうのもハーレム神に一歩近づけそうだな……。ってコラコラコラ! シュタークさんは俺をいろんな意味で一人前にしてくれた恩人だぞ……!
「あ、あははは……」
「フフフ、半分は冗談だヨ。皆のために益々励んでくれたまエ。なんちゃって」
やっぱりこの人は掴み所が無いなぁ。でもイヤな気分にはならない。この人といるとまるで自分が自然体でいられるような感覚になる。でも眷属って……今は黒歌にトゥーさんという心強い二人がいるからなあ。
するとそこに朱乃さんに案内されたオーディンさん達が入ってきた。俺達の対面にあるソファへ腰掛けた。
まだ会談の時間じゃないから、前もっての根回しか何かかな?
「久々じゃのう赤龍帝よ。今日は折り入って頼みがあってのう」恭しく頭を下げるオーディンさんについ、こちらもつられて頭を下げてしまう。「な、何でしょうか?」「うむ。実はのぅ……。ロスヴァイセのことなんじゃが、あの1件以来すっかり落ち込んでしまってのぉ」
ロスヴァイセさんといえばヴァルキリーの一人で北欧の主神であるオーディーンの付き人の女性だったな。確かに人前で裸にされるわ、シャルバにレイプされかけるわと散々な目に合わされたからなぁ。
「うぅ……まんず都会は恐ろしい所だべ」
レディースーツを着こなしているのにロスヴァイセさんは顔色を喪い、ガタガタと震えていた。
『どうやらそのヴァルキリーはすっかり男性恐怖症になってしまったらしいな。カウンセリングでも受けた方がいいんじゃないのか?』
うーん、それも一理ある。でもヴァルキリーのカウンセリングってどんな事をやるんだろう?
「それでの、お主らのところに預かってほしいのじゃよ。今のままでは仕事に差し支えるからの」
確かに……。ヴァルキリーは戦士の魂をヴァルハラに運ぶ役目を持っている。それができないとなれば戦力外通告を受けるかもしれないし、他の神々からも見放されてしまうだろう。
「分かりました。それではこちらの方で責任を持って預かります」
「おお、そうか! それは助かるわい。で、スコグルの方はあの安里に預ける事にしたでの。話を通しておいてくれぬか」
くれぬかって!そういう話は親友の俺じゃなくて上司のニグラさんやゲイトさんにしてくれよ!
とはいえノーといえない赤龍帝なんだよな、これが。
「は、はい。了解しました……」
「まんず、ご迷惑をおかけしますだどもよろすくお願い申し上げまず」
深々と頭を下げるロスヴァイセさんだが、オーディンさんの方はそんな彼女の肩に手を置いて微笑んでいた。ま、まあ頼れる仲間が増えたと考えよう。
そして会談開始時刻となったが何やら天使や堕天使の方々がざわめき出した。何事かと思って確認してみると、ゼウス様とアマテラス様の乗ったグレモリー家の魔列車が撃墜されたという一報が飛び込んできた。
マジかよ!?魔列車には安里とナイアさんもいるんだぞ!
「……ッ!」
俺は思わず席を立ち、窓の外を見やった。
そこには墜落したと思われる魔列車の残骸の映像があった。嘘だろ……まさかこんな事になるなんて……!! 俺は激しい怒りを覚えた。会談の空気は一変して張り詰めたものになり、俺以外の人達は緊張した面持ちになっていた。アザゼル先生もさっきまでの気楽な雰囲気とは打って変わって真剣な表情を浮かべている。すると会場の上空に複数の男性が現れた。
「ロキ様!? それにトール様!バルドル様まんで!なしてな!?」
現れた男達を見てロスヴァイセ様は方言丸出しで驚愕していた。そりゃそうだ。ロキ、バルドル、トール。三者とも北欧神話の主神じゃないか!けど後ろの天使の羽を持つ奴と、陰のあるローブのメクカレさんは何だろう?けどロキと呼ばれた魔列車の残骸を映し出していたリーダー格の男は俺達に視線を向けた。
「やあやあ、初めまして諸君。私はロキ。北欧神話の神にして不吉の凶星(トリックスター)だ」
俺達は突然の出来事に言葉が出なかった。自分で言っていれば世話は無い。
「ロキ、トール、バルドル。これは何のつもりじゃ?」オーディン様は怒りを抑えた声で訊ねた。
「何のつもりじゃ、とはいよいよ耄碌したか老害め」ロキは明らかに馬鹿にするような口調で言い放った。
「我々は戦い、鍛え、神々の黄昏に備えるのが本来の有り様。欲しければ奪う。満たされねば乱を起こす。
風が吹かねば真水も澱んで腐る。わかりきった事だ」
何がわかりきった事なんだか……。
「貴様らは神でありながら和平、共和、平等などという惰弱な人間の真似事をしている。だから私達が神の在るべき姿に戻してやるのだ」
「……つまり、戦争を仕掛けに来たということですか?それに惰弱という言葉は気に入りませんね」
トゥーさんの言葉にロキは愉快そうに笑みを浮かべた。まるでテロリストの言い分じゃないか!いや、主義主張が無い分テロリストの方がマシかもしれないな……。
「まあ、そういう事だからさ。キミたちみたいなつまんねー奴らはさ、俺たちの肥やしになってくんないかなぁ? って思ってさ」
な、なんだ!あのウェーブパーマのチャラチャラした奴は!神なのに何て言い草だ!
「バルドル……。満たされすぎて歪んだか……。光の神たるお主を正しく導けなんだのはワシの落ち度でしかないが……」
チャラ男の暴言に対してオーディン様ががくりと肩を落とす。恐らくオーディン様はバルドルって奴に将来を託そうとしたのに、あんな風に育ってしまったのがショックだったんだろうな……。
「気を落とすな、オーディン卿」そこで真ん中の厳つい
おっさんが口を開いた。
「我々とて人の事は言えん。平和に慣れ、戦う意義を忘れ、京楽に耽り、大地を貪った。誰もが好き勝手にこの星を穢したのだ。故に今この世界は危機に瀕している。全ては再生されるべきなのだ……!我等が怒りの鉄槌を持ってしてな!」
バチバチバチッ!と雷のオーラがトール様の身体から放たれた。
その威圧感はまさに神そのものだ。
そして雷のオーラが巨大な槌の形状になる。あ、あれは……!?
「武具に頼り、小人に媚びるなど言語道断。ミョルニルなど所詮は克己を忘れた餓鬼めらの玩具に等しいわ。我が武器は闘志そのものよ!」
トール様が手を振り下ろすと雷の巨大な槌が落下してくる……!まるで空が落ちてくるかの様な光景だ!
「どわああああ!?」
『相棒!ケラウノスの結界を使え!あれは相性でどうこう出来る領域じゃない!』
ドライグが叫ぶ。確かに……!俺は咄嵯に赤龍帝の鎧を纏い、背中のスラスター状になった翼からケラウノスのレプリカを射出し、結界を展開する。
ズガァンッ!と凄まじい衝撃音が鳴り響き、俺の張った結界が砕けただけじゃなく会場が更地になってしまっている……!なんて威力だ!
「へぇ~、中々頑丈じゃん。んじゃもう一発!もう一発!トール様の!ちょっといいとこ見てみたい!」
ニヤニヤしながらバルドルはトール様を囃し立てている……!何だアイツは……!? 怪我をしたり気絶したりした堕天使や天使、それにグレモリー家の人達やリースもいるんだぞ!それを……!
「うっわ、なに神様に対してガン飛ばしてんの?チョーウケルんですけどぉ?」
俺の視線に気がついたバルドルはケラケラ笑いながら俺を指さして嘲笑している……!俺の奥歯がギリギリと音を立てる。ふざけやがって……!
「おいテメー!沢山人が死んでんのがわかんねぇのか!それでも神かよ!」
俺は我慢できずに怒鳴った。だが奴はどこ吹く風と言わんばかりにピュウ、と口笛を吹いた。
「は? 何言ってんの?俺は神なの、万物に愛されて光り輝くもの、バルドル様だよ?お前ら人間とは格が違うんだよ格が」
バルドルは俺を見下すように鼻で笑った。
「何だと……!だったらその光とやらを俺に見せてみろよ!そしたら考えてやるぜ?」
「あー、はいはい。いいですとも。ロキさん、トールさん、ヘルちゃん。それと……ラミエルだっけ?
コイツと俺でタイマンしたいんだけど、いいよね?」
バルドルはニヤニヤした表情のまま、地面に降り立った。負けるなんてまるで思っていない様だ……。
「う、うう……」
「煩えなあ」
グシャッ! ベキッ!
「ぐわああ! 」
「ひいいっ!」
それどころか奴はニヤつきながら傷ついて倒れている天使や堕天使をわざと踏みつけている……!
「ほれ、もっと泣いてみせなよ!無様に這いつくばってさぁ! アーハッハ!俺は誰かが泣いている所をみるのが大好きなんだよねえ!特にテメーらみてーな力のねえヤドリギどもがさぁ!アッヒャハハハハ!!」
クズめ……!
こんな奴のどこが神だ!
「な、何てことを……!」
「こ、こんな奴が北欧の神なのか……!?」
バルドルの非道な行いを見て、ミカエルさん達も絶句していた……。絶対許せない……!
「バルドル、遊ぶな!」
「へいへい、トールさんは頑固オヤジなんだから……古いんだよなあ。楽しくハッピーに行こうってのさ」
トール様はバルドルの態度に青筋を立てているが、バルドルは全く堪えていない様子だ。
「まあいいや。んじゃ、始めるかい。ま、結果は見えてると思うけどね。キミたちが束になっても勝てないって事をさ。なんたって俺は……」
「もう喋るな」
ズドォンッ!俺の渾身の右ストレートがバルドルの顔に突き刺さる。だが……。
「今、何かした?ハハッ、バトル漫画でよくあるよな!この手の台詞!」
何だと!? 全然効いていない!?
驚く俺に対してバルドルはニヤニヤしたままだ。
「じゃあ今度はこっちの番かな。いくぜぇ!オラァ!」
バルドルは拳を振り上げ、そのままスカイフックの軌道で振り下ろしてきた! 俺は咄嵯に腕をクロスさせてガードするが……!
「ぐわっ!」
メキィッ!と嫌な音が鳴り、俺は地面に叩きつけられた……!
『相棒!』
「イッセー君! 大丈夫ですか!?」
朱乃さんの叫び声が聞こえる。
くそ……! なんて威力だ! 鎧を纏っていたから何とかなったけど、生身なら腕が砕けていたかもしれない!しかし、バルドルは手をプラプラさせてふざけた態度をとっている。
「か〜、手が痺れる。殴るならやっぱ女の子がいいな」「ふざけやがって……! 」
俺は立ち上がり、ケラウノスを構える。
「あれ? 俺は素手なのに武器使うの? ヒキョーモノー!ボーリョクハンターイ!ギャハハハハハッ!」
バルドルは俺の様子にゲラゲラ笑い出した。完全にバカにしている……!
『相棒、挑発に乗るな。冷静になれ』
分かってる……!でもこのままじゃ……!そうだ! 俺は雷の槍を生成すると、それを連続で射出する!だが、バルドルはかわそうともしない!
バチバチバチバチバチッ!バリバリッ!
「へぇ、中々やるじゃん。トールさんを10としたら5か6の間くれーかな?まあ、ゼロと大して変わんねーっての」
だ、ダメージどころか……!焦げついてすらいない……!
「どうなってんだ……? 」
「お前、今こう考えているだろ?
やめりゃよかった、こんなチート野郎と戦うんじゃなかったってな?違った?」
違う、そうじゃないんだ……!俺は……!
「あ、違う?そんなゲドゲドの恐怖面されても説得力ないんですけどぉ? ま、別にいいけど。お手付きは一回休みがルールだからな」
情けないが竦み上がる俺に対してバルドルはゴロリと横になり始めた……!
「ほれ、何でもいいから攻撃してみなよ」
クソッ! 余裕ぶりやがって……!
『落ち着け、相棒。深呼吸だ。そしてイメージしろ。バルドルに勝つ為のイメージを……』
「ふぅ……はぁ……」
俺はゼノヴィアの言葉に従い、心を静める。バルドルに勝つ為には、まずは冷静にならないとダメだ。
……よし、落ち着いた。
その間にもバルドルは大の字に寝転びながら「ほら、来いよ」と言わんばかりだ。俺は飛び上がると、ドラゴン・ラグナロクとケラウノスを同時に発動する……!大気が震え、渦を巻く!「ほお……」ロキが後方で腕組しながら感心しているようだが無視だ!
「うおおおっ!テラ・ブレイク!」
俺はケラウノスの増幅した雷をドラゴン・ラグナロクで受けつつそのまま落下し、バルドルに向かって斬りかかる!
「へーっ!?いいねぇ!いい感じだよ! だけどさぁ!」
バルドルはガバッと起き上がり、俺の斬撃を受け止めた!
「まるで!全然!全く!!俺には通用しないんだよねぇ!!」
バギィッ!
「な、何だと……!」
嘘だろ……!? 俺の渾身の一撃が片手だけで受け止められちまった!
「オラァ!」
バルドルはもう片方の手で殴りかかってくる!
「く、くそおっ!」
俺は慌ててケラウノスを引っ込め、防御態勢をとるが、まるで雷など最初から無かったかの様だった……。
ドゴォッ!
「がはあっ……ひっ……ぐう!」
俺のガードは容易く突破され、思い切りボディーブローを食らう!横隔膜が圧迫され、肺の空気が一気に押し出されていく……!
「ひぐぅ!ってお前殴られて感じるマゾなの?うわっ……キモいんだけど」
バルドルはそのまま俺の顔面目掛けて爪先で蹴り上げてきた!
「イッセー君!」
「イッセー!」
朱乃さんと木場の声が聞こえた気がしたが、
俺は避ける事が出来ずにそのままモロに食らってしまった……!
ドガァッ!
「ぐはあああ!」
俺は地面をバウンドしながらも何とか立ち上がる。
「イッセー君!」
「イッセー君!」
「イッセー様!」
遂に黒猫に扮していた黒歌まで飛び出し俺を庇う様に前に立つ。
「おいおい、タイマンだって言っただろ?3人同時に相手すんのか?流石に卑怯だぜ?」
バルドルはやれやれといったポーズをとっている。
「うるさい!これ以上イッセー様を傷つけさせないわお前は私が倒すにゃん!」
「そうだ!僕とイッセー君は二つで一つ!生きるも死ぬも一緒さ!」
「私も二人と同じ気持ちでしてよ!」
木場……朱乃さん、黒歌!気持ちは嬉しいが相手が悪すぎる!早く呼吸を整えないと……3人が!
「あー成程成程……、キミらはある意味カレと一心同体って奴ね……。それなら確かにタイマンだわ。いや〜感動的だなあ。涙が出てくるわあ……」 バルドルは顔の上半分を隠すように手を当てていた。だが口元のニヤつきが無くなり、指の隙間から見えた眼光は邪悪そのものだった。
オーディンもロスヴァイセもヤドリギが弱点って教えてやれよなあ……。(一人ツッコミ)まあ、効かないんだけど。
真面目な話短いけど投稿頻度は早い方がいい?
-
早い方がいい
-
遅いけど長いほうがいい