※この作品はR-18です。

ハイスクールD∞D   作:ぷうち☆りん

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感想くれや(挨拶)
ダブル主人公ならハマーマは安里に、
ネフレンはイッセーに倒させるようにしても
いいかもな。


※第78話(安里×ニトクリス)

(ドサクサに紛れて逃してはくれねえか……引きずりこまれたらその時点で終わりだな)

 

背筋に冷や汗を掻きながら安里はゆっくりと片腕を砲塔に変化。

照準を黒い影へと定めた。

―――ドンッ!爆音と共に地底湖に砲撃音が響いた。

 

しかし、砲撃に対して対象が大きすぎた。その上鰐の鱗は非常に堅く、砲撃では貫けない。

 

「どうかしたのかい?」

 

ざばあっ、と地底湖から悠然とした態度で這い上がってくるセベクは腹這いの姿勢で顔だけを向ける。

その視線の先には安里がいた。

 

(どうかしたのかい、じゃねえよ!

どうかしてるぜ!!)

心の中でそう叫ぶ安里だったが、

口には出さなかった。だが不安は

傍らのニトクリス、向こうのセベクにも伝わったようだ。

 

「ニトクリスさん!逃げましょう!」「ええ!?」

 

無論、了承ではなく驚きから出た声だった。先の騎士さながらに自分を

颯爽と助けた彼は何処へ行ったのか?と思いがよぎるがニトクリスは乙女である以前にファラオでもあるのだ。安里の判断は単なる臆病からではない事を彼女は理知的に理解していた。

 

「いや、逃がす訳がないだろう?」

 

ニマァっと、鰐のような笑みを浮かべると、セベクは巨大な口を開けた

まさか、口から吐息でも吐こうというのか?と安里が思った瞬間―――

 

ガバァン!と顎門が閉じるとその延長線上にあった岩盤が噛み砕かれたかの様に消失していた。まるで最初からそこに何も無かったかのように。

「あ……ああ……」

 

ニトクリスは恐怖のあまり言葉にならない悲鳴を上げている。

 

「どうだい?これなら逃げる暇も与えずに君達を食べれるだろう?」

 

余裕綽々の態度でセベクは口元を歪める。鰐が笑うとここまで禍々しく見えるものなのか。ニトクリスは英霊の身である筈なのに、蛇に睨まれた蛙のように動けなくなっていた。

 

(どうしたのですニトクリス!しっかりなさい!貴方はこの程度の敵に臆する女ですか!?)

 

必死に己に言い聞かせようとするが足は震えて動かない。そもそも英霊たる彼女がこんな状態になるなど本来は有り得ない事なのだ。それを為し得る程の威圧感、存在感を目の前の存在は放っていた。

セベクはニトクリスのいたエジプトでは軍神として信仰されていた存在だ。同一の存在ではない筈だがその顎門は冥府の門さながらであった。

「うふっ……それじゃあ食べようかなぁ?」

舌なめずりしながらゆっくりと四つん這いで近づくセベク。その巨体が近付く度に圧迫されるような感覚を覚えてしまう。

このままでは自分は死ぬ、捕食される。尊厳も、魂すらも無くなる。そんな未来しか見えない。

 

(ああ……寒い……怖い……死にたくない……誰か……!)

 

死の予感に怯える彼女の脳裏に浮かんだのは、かつて自分を守ってくれた父や兄弟の姿だ。

 

「ガタガタ煩ぇんだこの糞バカ!」

 

突然の罵声と同時にセベクの横面に文字通りの鉄拳が叩き込まれた。それは安里による一撃だった。

しかも全身を鉄拳にした『冥獄長の剛腕』によって強化した状態での一撃だった。しかし……。

 

「アヌビスを倒した時より大分強くなった様だねぇ。けど……どうって事ないなあ!」

 

フン、と鼻を鳴らすとセベクは怯むこともなく顎門を閉じた。そしてその延長線上にあるものは――

 

「ぐわあああああっ!!」

 

安里の右腕だった。肘から先が綺麗に食い千切られたのだ。

鮮血が飛び散る中、激痛に悶える安里だったが、それでも彼は戦意を失ってはいなかった。

「安里!」

「な〜に、痛覚は遮断できるから問題ないッスわ……!」

(大ありです!顔色が真っ青じゃないですか!)

 

ニトクリスは内心そう叫んだ。痛みを感じないという事は即ち自分の肉体の状態が分からないという事である。

仮に今、安里の腕どころか足が使い物にならなくなったとしても気づかぬまま戦い続ける事になるのだ。

 

「大丈夫ッスよ。俺、頑丈なんで」

「そういう問題ではありません!早く治療しないと!」

「まあまあ、それよりアイツを倒す方が先決でしょう?」

 

そう言って安里は再び左腕を構える。今度は先程より小手の部分を大きく変化させた。

 

「自己再生が出来るんだったね。

ふーん、久々に腹一杯食えそうだ」

セベクはニヤリと笑みを浮かべると、またも顎門を開いた。

(来るか!)

 

安里が身構える中、今度はその下顎がガパリと開き、そこから黒い影のようなものが飛び出してきた。まるで闇そのものを凝縮したかのような、黒々としたものが安里目掛けて一直線に伸びてくる。

「何だそりゃ!?ぐが……!?」

 

吐き出されたのは噛み砕かれ、圧縮された岩の散弾。それが安里の身体中に突き刺さった。

「安里!」

ニトクリスが叫ぶが、安里は無言のまま立ち上がった。

だが、そのダメージは見た目以上に深刻であった。先程の攻撃で受けた傷は即座に修復されつつあるが、それ以外の箇所からも出血している。

「くそっ、こんな時に……!畜生め……!」

悪態をつく彼の眼前には既にセベクの尻尾が迫ろうとしていた。

 

「硬い肉は叩いて柔らかくするに限るよねェ?ハハッ」

「やらせません!」

ニトクリスは咄嵯に身を翻し、蹴りを放つ。メジェドの加護のある今の状態ならばセベクにも通じる筈と

見越しても事であろうか?

 

「ハハハ、自分から食べられに来たのかな?それなら遠慮なく頂こうかァ!」果敢なニトクリスの蹴撃も踏みつけもセベクの鱗には霧雨ほどの効果も無く、ガバァ!と顎門が開かれた。

(ダメです……!噛み砕かれる!)

覚悟を決めて目を瞑るニトクリスだったが、いつまで経ってもその瞬間は訪れなかった。

恐る恐るニトクリスが瞼を開くと

セベクの舌と歯が燃えていた!

「アヅゥイ!?」目を白黒させるセベクに安里は中指を立てて不敵に笑う。

「悪いな、俺がぶん殴った奴は発火する。そういう能力なんだ。だからテメーが火達磨になるのは自業自得だぜ!ニトクリスさん!奴の口の中に何か打ち込んで下さい!」

「は、はい!」

ニトクリスは咄嗟に死霊術を応用しての瘴気をセベクの口内に撃ち込んだ。瘴気とはこの場合メタンガス、と言い換えてもいいだろう。

顎門を閉じたものだから口内でメタンガスと炎が混ざり合い爆発的に燃焼し、セベクは堪らずに仰け反った。

「グオオオォッ!!オノレェ!!」

「マジかよ……口の中で大爆発が起きたってのにまだやる気か?」

 

いや、まだやる気だというより完全にやる気になっているようだ。怒りに燃える瞳で安里とニトクリスを睨みつける。

「許さん……!許さんぞ……!貴様ら如きに……!!」

 

口調や声色もまるで変わっていた。さっきまでの気怠い雰囲気は完全に消え失せている。

 

「ウオォォォォォォ!!!」

 

そして鰐でありながらセベクは雄叫びを放った。その迫力たるやまさに神話の怪物の威容だ。竦み、震え上がるのは何も安里やニトクリス

だけではない。地底湖の洞窟の岩盤もまたビリビリと震え、罅割れていく。

 

(このワニ野郎……!洞窟を崩落させて生き埋めにする気か!?)

 

虎の子の転移の符だがここで使うべきか悩む。しかし迷っている時間は無い。即座に決断すると安里はその一枚を取り出した。

「させるわけがないだろう!

マヌケがぁ!!」

セベクが大口開けて飛びかかってくる。その牙は鋭利な刃物のように研ぎ澄まされ、戦鎚の様に巨大な凶器となっていた。

「ニトクリスさん!危ない!」

咄嵯の判断でニトクリスを突き飛ばしつつ転移の符を張る安里。その甲斐あってニトクリスは助かったものの、安里自身はその顎門に捕まってしまった。

「安里!」

「クソッタレ!離れろよコラ!」

安里は必死に抵抗するがセベクの顎門の力は凄まじく、徐々に押し込まれていくのが分かる。このままでは喰われるのを待つだけだ。

「安里、安里ッ!!」

 

彼を何とか転移に巻き込もうとニトクリスは呼びかけるが、無情にもその手は届かない。「うわああああっ!!!」

ついに安里は絶叫と共にその顎門の奥へと飲み込まれた。

「安里ぉっ!!」

ニトクリスの悲痛な叫びが響き渡る。最早彼女に出来る事はただ祈る事だけだった。

 

 

ニトクリスの転移先はナイアのベースキャンプだった。

 

「ナイア……!貴方は……!!」

「痛っ!?何ですかいきなり!?」

 

リクライニングシートに寝そべる彼女の頭にニトクリスは拳骨を落とした。

「痛てて……。全く乱暴ですねえ……私はソシャゲでいう指揮官ポジなんですけどォ?」

「呑気に何をしているんですか!早くあのセベクとかいうワニを止めないと!」

 

ナイアのふざけた態度を一々咎める余裕もなくニトクリスは叫んだ。

 

「はいはい、分かりましたよ」

 

やれやれといった感じでナイアはニトクリスと共にキャンプの外に飛び出す。外ではレイナーレとミッテルトが渦に飲まれかけたが、飛び立つ事で難を逃れていた。

渦から現れたのは……当然セベクである。

 

「ああ……」

 

ニトクリスの視界がぐらりと揺れる。安里の姿がないと分かった瞬間、彼女は遂に膝をついて倒れてしまった。

(そんな……私はまた……守れなかった……)

 

何がファラオだ。何が天空の化身だ。結局、自分は大事な人一人も守る事が出来ないではないか。暗澹たる気持ちが彼女を襲う。

「おや?ニトクリスさん、どうしたのですか?さっきまでの勢いはどこへやら?」

「……放っておいて下さい」

 

自嘲気味に呟きつつ、ニトクリスはよろめきながら立ち上がった。

レイナーレとミッテルトも心配そうに駆け寄ってくる。

「大丈夫かい?ニトクリス」

「ニトっち……しっかりして!」

「二人とも……ごめんなさい」

「謝る必要はありませんよ。悪いのは全部あのセベクというワニです」

「えぇ、それに安里様ならきっと無事ですよ!」

二人の励ましの言葉を受けてニトクリスの目に再び力が宿った。そうだ。今の自分は一人ではないのだ。

 

「フフ、少しばかりは立ち直ったらしいが無駄な事だ。あの男の様に噛み砕いてくれる!」

セベクは再びその顎門を開いた。今度は先程のように吠えるのか、あるいは散弾を吐き出すかと思われたが……違った。

「ガァッ!!」

セベクの口から飛び出したのは炎だ。それもまるで火炎放射器の如く激しく燃え盛っている。

「ぐ……ッ!」

ニトクリスは咄嵯に障壁を展開したが、その炎の奔流を防ぐには至らなかった。全身を炎に包まれ、その身を焼かれていく。

(ぐ……う……!熱い……!けれどこの程度の痛みが何だというのです……!)

苦痛に顔を歪めながらもニトクリスは必死に耐え続けた。それどころか逆にメジェドの法衣を纏い、炎の中に飛び込んでいく。「ハハッ!自ら焼け死ぬつもりか!?まあいい!

自ら鴨のローストになってくれるとは有り難い!そのまま丸焼きにしてやるよォ!!」

セベクの言う通り、このままニトクリスは自らを火達磨にするつもりだった。だが、その目論見は外れた。

「見損なうな!神の名を騙る愚か者め……!」

(安里……貴方は自らの身を呈して私を守ってくれましたね……。貴方の数分の一でも……私は誰かを守る事が出来るでしょうか?)

ニトクリスは静かに瞼を閉じる。そして……

「我が名はニトクリス!悪逆なる邪神の使徒に裁きを下すファラオなり!」

カッ!と目を見開くと同時にニトクリスは焔の中から現れた水の宝珠を掲げた。すると、その水球より大量の水が溢れ出し、辺り一面に広がっていき、瞬く間に地底湖全体を覆っていく。

「こ、これは!?」

驚くセベクにニトクリスは告げた。

「この地底湖の水を媒介として、私の罪と穢れを媒介と為し発現する!」

 

ナイル河の奔流を思わせる激しさで流れ出した水流はセベクを呑み込み、その巨体を地底湖の深みへと沈めて行った。

「ぐあぁっ!!貴様……この俺に何をしたァッ!!ぐが……ばっ!?水が……!水があぁっ!」

「貴様の罪と私の弱さを押し流し、洗い流す……存分に味わいない……!

穢れを漱げ、青く美しきナイル (スネフェル・イオテル・ナイル)!」

ニトクリスが掲げた手を振り下ろすと、水流は炎を消し去りセベクの腹を満たし、膨張させていく。

 

「なぁ〜るほどッス!

幾らダイヤみてーに硬い鱗を

持っていてもあのビール腹じゃ意味無いって訳ッスね!」

「そういう事ですわ!あのデブワニはもうおしまいですわよ!」

セベクの腹部は膨れ上がり、既に身動き一つ取れない状態になっていた。

「クソッタレ……!俺は……こんな所で終わらんぞ……!」

「別にテメーの都合なんざ知らねえっての?ねえ、お三方。

バーベキューパーティーは如何でございます?」

ナイアの呼びかけに3人は不敵に笑う。

(朱に交われば何とやら、ではありませんが……今は合わせるのも悪くありません)

 

鎌、光の槍、銃火器、魔術。

それら全てがセベクの腹に見舞われると断末魔の叫びと共にその腹は破裂し、その臓腑をぶち撒けた。

 

 

安里がはっ、と気がついたのは

ベットの上だった。

あちこちにミイラじみた包帯が巻かれている辺り、ニトクリスが手当してくれたのだろうか?

(いや、このテキトーな結び方はニトクリスさんじゃないな。ナイアの奴……)

 

起き上がろうとする安里だったが

ひどく怠い。まるで身体に神経が通っていない様な感覚だ。

「起きたのですね」

声の方を見るとそこにはニトクリスがいた。

「ああ……うん。何とか生きてるみたいだ」

「それは良かったです」

そう言って微笑む彼女の顔を見て安里は何やら照れくさくなる。

何故また、下着とも水着ともつかぬ姿で添い寝をしてくれているのか。そんな疑問も頭に浮かんだが、聞くのも酷く野暮な気がして止めた。

「……ここは?」

「ナイアが用意したキャンプのベットルームです。セベクは私達が倒したから安心してください」

「そっか……」

「……ありがとうございました。私を守ってくれて」

ニトクリスの瞳には涙が浮かんでいた。その事に驚きつつも安里は首を横に振る。

「いや……。俺は何の役にも立たなかったよ。結局、あの時だって何も出来なかったし……!?」

 

言いきる前にニトクリスは安里の唇

を自らのそれで塞いだ。

「ん……ちゅ……ふぅ……」

「に、ニトクリスさん……!?」

 

安里の知るニトクリスはもっと奥ゆかしい筈であった。それがいきなりキスしてくるなど一体どういう風の吹き回しなのか。

「私はファラオですよ。神を崇めるのが仕事なのに……貴方はいつも無茶ばかりするんですもの。だからこれは褒美であると同時に罰でもあるのです。今後、勝手に死なないように……!」

顔を真っ赤にしてまくしたてるニトクリスの姿は年相応の少女にしか見えず、安里は思わず苦笑してしまう。

「分かった……肝に命じておくよ」

「何を終わったみたいな顔をしているのです?まだ終わってませんよ。貴方の魂は大分弱っているのですから今すぐ癒やす必要があります。さあ、私に全てを委ねなさい!」

「え……ちょっ……ニトクリスさ……んっ……!」

 

濁流ではなく清流の様に静かで嫋やかに、ニトクリスは安里に覆い被さった。

その褐色肌は熱を帯び、全身に汗を浮かべながらも彼女は硬直していた。かああっ、と頬を染め、恥じらいに震えながらニトクリスは言った。

「ぼ、房中術は……初めてなのです。上手く出来ないかもしれませんが……我慢して下さい。

だ、大丈夫です。私がリードしますので、安里はただ快楽に身を任せていれば良いんですよ」

 

ニトクリスの割れ目から滴る蜜は糸を引き、当に聖水の源流となりつつあった。

「で、ですが私は決して誰にでもこういう事をする訳ではありませんからねっ!勘違いせぬ様に!これはあくまで……そう!治療の為です!これは必要な事なのですよ!」

そう言うとニトクリスは一気に腰を沈めた。

「あ……くっ……!」

「ニトクリスさん……!」

苦痛に歪むニトクリスの顔を見て安里は彼女を気遣うように腰を引こうとしたが、それをニトクリスが制止する。

「駄目ですっ!動かないでっ!いいですか?私の事は気にせず、ゆっくりと呼吸を整えてリラックスしていてください。さぁ、私を感じて……?」

 

そう言ってニトクリスは安里に跨がりながら安里のペニスを己の水牢へと沈めていく。

「はぁ……はぁ……全部入りましたよ……?気分はどうです?痛くはありませんか?」

「あ、ああ。ニトクリス、さんは?」

 

そう答えて安里は彼女の頭を撫でる。するとニトクリスは嬉しそうに目を細めた。

 

「嬉しい……貴方に優しくされると……なんだか幸せな気持ちになりますね。もっと、私を甘やかしてください……安里……!」

 

ニトクリスの膣内は狭く、安里の分身が押し返されるような感覚があった。しかし、それ故に安里のモノを包み込む肉壁の感触は心地良く、安里の緊張は瞬く間に蕩けていった。

 

「んっ……んっ……ふぅっ……んっ……♡」

 

それはニトクリスも同様。

いや、それ以上だ。

最初はぎこちなかったニトクリスの動きも次第にスムーズになって行き、安里の剛直も徐々にだがその大きさを増して行く。ニトクリスは鼻から抜けるように甘えた声を上げていた。

 

「あん……ふふ……大きくなって来ましたねぇ……?可愛いですよ……安里……♡」

 

そう言って妖艶な笑みを浮かべるニトクリス。

彼女の表情はすっかりメスのそれに変わっていた。

 

「安里、安里……私の誇らしい盟約者……貴方の魂は本当に綺麗ですね……私、惚れ直しちゃいましたよ……?」

 

そう言ってニトクリスは結合部に尻を擦り付け、より深くまで繋がろうとする。

「ニトクリス……さん……俺……もう……」

「まだです……。まだ……貴方を、感じたい……♥」

 

M字開脚で跨り、安里の上で淫らに踊るニトクリス。その度に豊満な乳房が揺れ動き、安里の視界を刺激する。ビグッ、と安里のペニスが脈動するが、ニトクリスの房中術の影響なのだろうか、一滴も精液が放たれる気配は無い。

 

「安里、安里……好き……大好き……愛しています……安里ぃ……んっ……ちゅ……れろぉ……んっ……んんっ……ふぅ……んっ……んんんんんんんっ……んんんんんんっ!!!!!」

 

互いに数え切れぬ程に絶頂に達しつつ、手を絡み合わせ、唇を重ねて繋がる様は主従というよりも恋人同士のそれであった。

 

「安里、安里……安里、安里、安里、安里、安里……!!ああっ、貴方の魂はなんて美しいんでしょう!」

ややもするとニトクリスは錯乱気味に叫ぶと兎のように安里の鋼の様な腹の上で炙られる様に跳ねる。

醸し出される汗と愛液が更に彼女を燻していく。

 

「貴方の魂は私だけの物……誰にも渡しません……!ずっと一緒……貴方は永遠に私の物なんですから……!」

「ああっ、ニトクリスさん……!」

「んっ……んんっ……!あ、安里……私、そろそろ……」

「ああ、俺も……!」

「んっ……んんっ……!」

 

房中術の癒しが完了したのか、

安里の精液が尿道を通り、勢いよく駆け抜ける。盟約者、いや最愛の妻であるニトクリスへの愛の証として。

 

「んっ……んんっ……!」

ニトクリスもまた、安里の射精を受け止めるべく子宮口をぐちゅっと震える亀頭に押し付けた。

そしてその瞬間―――

「くっ……うっ……!」

「くうっ……ふ……うぅん♥」

 

二人は同時に果てる。

びゅるるるるるるるっ!どぴゅーっ!とぷとぷとぷ……とくん……とくん……とくん……

ニトクリスの膣内へ大量の白濁液が流れ込んでいく。それはまるで溶岩のようであり、煮え立つマグマの様に熱かった。

 

(はぁ……はぁ……はあ……あ、熱い……!これが……安里の精液……!ああ、私は今、『愛されて』いるのですね……♥)

 

「はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……あ、安里……?」

 

ニトクリスが恐る恐る安里の顔を見ると彼は真摯な瞳で見つめ返して来る。その視線に彼女は胸を高鳴らせた。

 

「ニトクリスさん、ありがとう。凄く気持ち良かったよ」

「~~ッ!?」

 

ストレートな感謝の言葉にニトクリスの顔が一瞬で真っ赤に染まった。

 

「ふ、不敬です!ファラオである私をまるで妻か何かの様に扱うなど……!」

「す、すいません。つい」

 

『一度ヤッたからって『俺の女』ムーブするなんてマジで引くわー』

 

嘗て臓腑を抉る様なナイアの言葉を

安里は思い出していた。ニトクリスを軽んずるつもりは毛頭無い。しかし、彼女達はあくまでゲイトの盟約であり本来ならば格上。

それを弁えず、眷属として扱う事はニトクリスの誇りを傷付ける事になりかねない。

 

「いえ、その、謝らなくても良いのです。寧ろ貴方にはもっと褒めて欲しいくらいなのですが……じゃなくてっ!」

さざなみの様に静かで控え目であった彼女が今や怒涛の勢いで感情を爆発させている。

それは彼女の変化なのか、それとも房中術の影響なのだろうか?

 

「いいですか?私は貴方の盟約者であって、そうした立ち振舞を忘れ私に溺れるなどと……♥そんなに私と交わるのが良かったのですね♥」「あ、あの……?」

 

何やら話の雲行きが怪しくなって来た事に安里は困惑した。

「ふふふ、そうですね。今宵は勇者である貴方に報いる特別な夜……♥ざざーん……ざざーん♥」

 

押しては返す波の様に穏やかに、それでいて艶めかしい声でニトクリスは囁いた。

「今夜は特別ですよ……♥夜を通して……私と二人きりの時間を楽しみましょうね……」

そう言うとニトクリスは再び安里の分身を己の秘裂へと導くべく腰を沈めていく。結局文字通り夜が明けるまで二人は交わり続け……

ツヤツヤのニトクリスとミイラの様に搾り取られた安里の姿があったとかなかったとか。




次回はイッセーとゼノヴィア&ラヴリエル(イリナ)やな。 やることが……!やることが多い!

真面目な話短いけど投稿頻度は早い方がいい?

  • 早い方がいい
  • 遅いけど長いほうがいい
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