安里って上半分隠すと女王になるよね
(今気がついた)
※第80話(安里×ミッテルト&レイナーレ)
食事をしたのかどうかすら朧げなまま、安里はベットに体を預ける。ふわりと羽毛の様に軽い布団に対して身体は鉛のように重い。
「ルイーナ……」
無意識に口から漏れるのは最愛の人の名。
彼女が自分以外の男に抱かれる姿を想像するだけで、頭がおかしくなりそうだ。いっそ狂ってしまった方が楽かもしれない。
しかし、それは許されない。
自分は彼女に惚れ、彼女もまた自分に好意を寄せてくれた。その想いに偽りなどない。だからと言って友を裏切ってまで彼女と結ばれるのは本意ではないのだ。
「……くっ!」
涙が溢れそうになる。
安里はルイーナへの恋慕の情を自覚してから、何度も涙を流してきた。だが、今回のこれは今までの比ではなかった。
「……畜生が……!」
思わず舌打ちをする。ドス黒い感情が胸中を満たしていく。何で俺がこんな目に遭わなければならない? そもそもレイヴェルがネフレンの所へ行けばこんな事には……。
「助けな……」
安里は慌てて口を塞いだ。
『助けなければよかった』などと発してしまえば人として終わりになってしまう。あのとき成り行きもあったがレイヴェルを助けると決断したのは他ならぬ自分自身なのだ。
その決断を否定することは、自分の存在そのものを否定してしまう事に繋がりかねない。
(自分で決めた事だろうが、ケツまくってんじゃねえよ!)
己自身に喝を入れ、安里はむくりと起き上がる。向かった先は居候のレイヴェルの部屋だ。(と、言っても安里もニグラ邸の居候なのだが)
ノックをして返事を待つことなく扉を開ける。
そこには案の定と言うべきか、レイヴェルがいた。
「な、何ですの! レディの部屋に許可なく入るなんて非常識にも程がありますわ!!」
レイヴェルの怒りはもっともである。だが安里にとってはそんな事はどうでも良かった。一も二もなく安里は膝をついて彼女に頭を下げる。
「頼む!! お前にしか頼めないんだ!!」
「ひゃい!?」
いきなり土下座されて戸惑うレイヴェルだったが、すぐに我に返ると抗議の声を上げる。その顔は火を噴かんくらいに赤い。
「な、何を言っておりますの!
私はそんな軽い女ではありません! お断りいたしますわ!」
「……いや、そうじゃなくてさ」
「……へ?」
てっきりそういう事を頼まれたのかと思っていたレイヴェルは拍子抜けした様に肩をすくめた。
安里が頼みたい事というのは至極単純なものだった。
「ネフレンの奴からルイーナを取り戻したいんだ。だからレイヴェルにはネフレンに嫁ぐフリをしてもらいたい」
「……本気ですの? 貴方正気?」
レイヴェルが呆れるのも無理はない。レイヴェルの経歴にもフェニックス家の歴史にも傷がつく上にマンモン家は冥界でも屈指の有力者。
フェニックス家に恥をかかされたとなれば怒り狂うであろうし、最悪戦争にもなりかねない。
しかし安里は真剣だった。
「ああ、俺は本気だ。だから協力してくれ。恩に着るとしか言えないがもし協力してくれるなら何でもする」
「何でもですか?」
「え? あ、まぁ出来る範囲でだけど……」
「分かりましたわ。私も腹を決めましょう」
「いいのか?」
意外過ぎる反応に安里の方が面食らう。しかし、レイヴェルは力強く首肯するとまずは兄であるライザーに話を通すべく話をするべく転移魔法陣を展開した。
そして……。
ー
「ふざけるなこの馬鹿者がァ!」
話を聞いてライザーは烈火の如く怒り、拳を安里の頬に叩き込んだ。
「ッ!?」
あまりの力強さに安里は椅子ごと吹っ飛ばされ床に転がった。とはいえ反抗するつもりはない。ライザーの怒りは真っ当なものだからだ。
「何故貴様ごときの色恋のために、我が妹が犠牲にならねばならんのだ!! 恥を知れ! 恥を!!」
更に蹴りまで飛んできた。安里は無抵抗のまま蹴られ続ける。付き添いのユーベルーナ、並びにレイヴェルもライザーの怒りに言葉を失い、ただ立ち尽くしていた。だが、安里とてこのまま引き下がるわけにはいかない。何とか説得しようと口を開く。
「フェニックス家に迷惑はかけない。俺一人の暴走で事を済ませてくれればそれでいい。責任を取るために俺の首がいるってんなら差し出す。だから頼む。お前の妹を貸して欲しい」
「…………」
ライザーは黙り込み、安里を見下ろす。
そして、ゆっくりと手を振り上げた。
殴られるか、と思ったその時、ライザーの手を掴む者が現れた。
「そこまでになさい、ライザー」
「母上……」
「お母様……」
ライザーとレイヴェルは驚いたように声を上げた。
二人の視線の先にいたのは、安里は初めて見る女性。金の長髪を後ろに結わえた妙齢の女性だ。安里の視線に気がついた女性はニッコリと微笑み自己紹介をした。
「初めまして、私の名はリゼ・フェニックス。ライザー、レイヴェルの母です」
「は、はじめまして……」
慌てて安里も挨拶をする。
「安里君でしたね。レイヴェルがお世話になています。それと、先程の話は聞かせてもらいました」
リゼは安里に手を差し伸べると安里は手を掴んで立ち上がる。とはいえ、娘を囮に使うと言った立場の身としては、やはり居心地が悪い。
「……すいません。無茶なお願いなのは重々承知しています。それでも俺はあいつを救いたいんです」
「ええ、分かっていますよ。だからこそ、私がここにいるのですから」
「え?」
「あなたが言った事は、全てこちらでも把握しております。その上で私はここに来たのですよ。遂にあの男、ネフレン・カ・マンモンは実力行使に出ました」
「じ、実力行使……?」
「ええ、そうです」
リゼは静かに目を閉じた。
「……私達フェニックス家が作り出した霊薬『フェニックスの涙』はご存知ですね?彼はあの霊薬の偽造に着手し、更に霊泉の宝珠を手に入れようとしているのです」
霊泉の宝珠はセベクを倒した事で手に入れたもので、今は安里の眷属となったニトクリスが所持している。
「何ですって!?」
「これは単に霊薬を作るというだけではありません。過剰に万能薬が作られれば、冥界のみならず人間界にも争いの火種になりかねません。それだけは何としても阻止しなければなりません」
リゼの言葉には有無を言わさぬ迫力と真実味があった。ライザーはそんな母の姿を見て深いため息をつく。
「……母上は、最初からこうなる事がお分かりになっていたのですか?」
「いいえ、分かりませんでした。ただ、あの方が何かを企んでいるだろうということだけは感じていました。まさか、ここまで大胆な事をするとは予想していませんでした。まさか霊泉を凍結させるなんて……!ネフレンさんには本当に申し訳ありませんが、もはや手段を選んではいられなくなりました。ライザー、貴方はどうしますか?」
「愚問です。妹を奴の手に渡すなど以ての外。フェニックス家は火を支配するものではありますが戦火を拡げて支配してまで繁栄しようなどとは思っていません。家族を守る為ならば、私は火の鳥となりましょう」
ライザーは胸を張ってそう宣言する。その目には確かな覚悟が宿っていた。外見こそチャラチャラしているが中身は立派な兄である。
「安里さん。そういう訳で貴方達にも協力頂きたいのですが、よろしいですか?」
「は、はい! 勿論ス!」
「良かった。では、まずは皆様にご説明しましょう。皆が集まれる場所にご案内頂けますか?」
リゼの申し出に安里は頷き、リビングへと移動し、レイヴェルらも交えて作戦会議を行う事となった。
ー
「成程! 要は霊泉の凍結の調査と
ネフレンとやらの領地に潜行すれば良いのだな!」
相変わらずはきはきとした調子で杏寿郎はリゼからの話を纏めた。
「はい、お願いできますか?」
「うむ! 任されよう! 俺は霊泉の凍結の調査に向かう! ロスヴァイセ殿! ジャンヌ・オルタ! 同行願えるか!」
「はい、問題はありません」
「あの女がいないのにオルタ呼ばわりしないでくれます? 何か腹が立つんですけど? というか、何故呼び捨て?」
「嫌か?」
「当然です、デリカシーのない人ですね。日本の男って皆こうなんですか?」
フッ、とジャンヌは鼻で笑いながら小馬鹿にしたように言う。すると杏寿郎は納得する様に頷く。
「うむ!ではジャンヌは留守居を頼む!」
「何でそうなるのよこの太眉熱血脳筋柱がァ!!」
あっさりジャンヌは地金を露呈するが安里達は既に慣れっこなのでスルーだ。
「む。ジャンヌは作戦に参加するのが嫌と言ったのではないのか?」
煽るのではなくしんから不思議といった様子の杏寿郎を見て、ジャンヌは毒気を抜かれたらしく溜息を
漏らして肩をすくめた。
「違うわよ……いえ、もういいです。竜の魔女としての本分を果たせば良いのでしょう?」
二人のやり取りを見ていてレイヴェルは若干ジト目で杏寿郎を見つめていた。
(この方、もしかしなくても天然なのかしら?)
「ライザー殿も同行願いたいが構わないだろうか? まさか無断で立ち入ったとなれば余計な諍いを生むかもしれん」「うむ、煉獄の言う事も尤もだな。了解した」
ライザーが承諾したことで方針は決まった。
後は具体的な行動だが……。
「それじゃあ、俺はネフレン・カ・マンモンの領に潜行する事にするよ」
「じゃあ、私もお供致します。
霊泉の宝珠は今、私が所持している訳ですから」
ニトクリスがいち早く名乗り出るとニグラもまた手を上げた。
「私も行くわ。安里ちゃんとニトクリスちゃんの二人だけじゃあちょっとねぇ……。二人で調査に向かったら三人で帰って来たりして」
「な、な、何をっ!?」
「あはは、冗談よ〜」
からかわれたニトクリスは顔を真っ赤にして怒り出すが、既にそういう関係になった彼女としてはまんざらでもないようだ。それを察した安里は苦笑しつつ、
「分かった。なら頼んだぞ、ニトクリス」
「ええ、任せてくださいまし」
「ふ〜む。だが、ニグラ、ニトクリス、きゅうどーではちょうさどころか、らんこうになってしまわんか?」
そしてこのキュクロの一言に一同は固まる。
「ら、乱交ってお前なあ!!」
「そ、そうです! 一体何処でそんな言葉を覚えたのですか!?」
「きゅうどーのもっていたほんからだ。キュクロはべんきょうちゅうなのだ!」
「お、お前な……」
「安里!妻を娶るのは構わんが乱交は感心しないぞ!節度は守れ!」
「火の玉ストレートにも程が
ありすぎなのよアンタはぁ!!」
何とも個性が強すぎるメンツであるがこうして、安里達は霊薬『フェニックスの涙』の偽物の製造を止めようと動き出したのであった……。
ー
そして、英気を養うべく安里は寝室に戻り一息つこうとした。正直安里は冥界だの人間界だの政治めいた事にはあまり興味はない。何としてでもルイーナを助けたいという気持ちが今の彼の全てだった。
「……待ってろよ、ルイーナ」
「何なんスか、安里サマ。
ルイーナ、ルイーナって」
いつの間にかミッテルトがベッドの縁に座っていた。彼女は不満げに頬を膨らませて安里を見る。
「ウチは一番初めに安里サマの眷属になったって言うのに〜。最近、ルイーナの話ばかりじゃないスか。ウチの事、どう思ってるんスか?」
潤んだ瞳で見上げながらそう言うと、安里は無言で彼女の肩に手を置いた。その表情は真剣そのものだ。
「悪いとは思っている」
「ええ〜……? そこは嘘でも好きとか言って欲しいんスけどぉ……」
ミッテルトはわざとらしく落ち込む素振りを見せるが、安里にすれば殴られた方がマシかもしれない。
「前にも言ったけどよ、俺はお前の心を弄って無理矢理俺に惚れさせた。だからお前が本気で好きな奴が出来ればいつでも解消する。だから、それまでは我慢してくれ」
「はあ、分かってないッスね。
ウチは別に嫌々やってた訳じゃ無いし、今はマジでアンタが好きなんスよ? 前にも言った気もするんスけど始まりがウソでも、そこから続く愛はあるッス」
「そうですわ安里様。私も貴方に
蘇らせて貰わねばアザゼル様に報いる事も出来なかったでしょうし、感謝こそすれ恨むなど以ての外……」
「それが作られた感謝でもか?」
影からスッと現れたレイナーレもミッテルトに同調するなか、安里は念を押すように尋ねる。すると二人は同時に力強く首肯した。
「はい!ですから、どうか私達の気持ちを疑わないでくださいまし。貴方の為ならば、私は喜んでこの身を捧げましょう」
「ウチも同じッスよ。安里サマが望むなら、どんな事でもしちゃうんで」
二人からの真摯な告白を受けて、安里は思わず目頭が熱くなった。
「……ありがとうな。これからもよろしく頼むぜ」
「はい、こちらこそ! それはそれとして……♥」
レイナーレとミッテルトの視線が何やら熱を帯び、蕩けたような目つきになる。
「ちょっ、おい!」
「ふふっ……安里様、ニトクリスだけ抱くなんてお人が悪すぎますわ」
「そうっスよ。ニトクリスばっかりズルいっす。ウチらも可愛がって欲しいんスよ……」
「お、お前らなあ!」
安里が戸惑う中、二人はゆっくりと服を脱ぎ捨て全裸になると、そのまま安里に抱きついた。堕天使の翼がさながら安里を覆い隠すかの如く広げられ、安里を慰撫するように動く。清められているのか、それとも汚されているのか、安里には分からなかった。心地よさと絡みつく二人の肉質と香り、そして肌と肌が擦れる感覚が思考を麻痺させる。
「なあ、安里サマ……ウチら、もう準備万端なんスよ……早くシて欲しいッス」
「私達、安里様の寵愛を受ける為なら何でも致しますわ。だから、どうか私達に……」
「ああ、分かった分かった。
分かったからそんな泣きそうな顔をするなよ。
ったく、お前らは可愛いな」
「ふふふ……♪」
「えへへ……♡」
微笑む二人の笑みが眩しいのか、
安里は目を細める。その機微に呼応する様に彼のペニスが勃起を始めると二人も嬉しげに笑った。
「安里サマのってやっぱり大きいッスねぇ……」
「本当に凄いわ。あんなに立派に……」
発情して艶っぽい声を漏らす二人の秘部を安里は指先で弄り始める。既にそこは濡れていて、各々、クリトリスと花弁を摘んで、縁を擦り刺激を与える。主からの快楽に歓喜の声を上げる二人の声色は何処までも甘く切なげだ。
「くぅ……ん♥」
「きゃう〜ん♥」
「こんなに濡らしちまって、犬みたいに舌を出して、すっかり出来上がってるじゃねえか。どうして欲しいんだ?」
安里の口調がサディスティックなものになっていく。しかし、二人はそれを気にする事なく、甘える様な声で懇願した。安里を煽る様に、淫らに腰を振ってみせる。その仕草があまりにも扇状的で、安里は生唾を飲み込んだ。そして、安里の指先が二人の膣内へと侵入していく。一本、二本、三本……。それぞれの指が別々に動き、その度に二人は甘い喘ぎ声を上げた。
「あんっ!はぁん……んん〜っ!!」
「ひゃう!あっ、あ〜〜〜♥♥」
「何だ、まるで餓鬼みてえに盛ってるな。
いつもより感じてるんじゃねえか?」
「だってぇ……安里サマの触り方、ヤバいんスもん……」
「そうですよぉ……優しくて、暖かくて、でも激しくて……」
「そうか、そりゃあ良かった。
ほれ、ここが良いんだよな?もっと強くしてほしいか?それとも、こうやって焦らされたいか?」
「あ、あ、あ、あ……そ、そこぉ……
ダメっすよぉ……」
「はいぃ……お願いします、安里さまぁ……!」
「へっ、仕方がねえな」
そう言って安里はミッテルトの乳首をつねるように捻ると、彼女は一際大きな矯声をあげた。
「あ、あ、あ、あ!!それ好きぃ……!」
「そうか、それじゃあこれはどうだ?」
そう言うと安里はミッテルトの陰核を摘んだ。
些かの隙もない手馴れた動作で蕩かす様に
刺激を与える。
「ふにゃ!?にゃ、にゃんでぇ……?」
「お前はコレが好きなんだろ? レイナーレはどうしてほしい?」
「わ、私は……♥」
首を捻って安里はレイナーレの張りでた胸をなめまわす。するとレイナーレの口からは普段からは想像もつかない程甘い吐息が漏れた。
「あ……はあ……!安里様♥」
レイナーレは自らの両手で乳首を弄り始め主たる安里に奉納すべく、硬く尖らせた乳首を寄せて見せた。
「ふふ……随分とご機嫌じゃないか」
「はい、私は貴方様のモノですもの……!どうか存分にお使いくださいまし!」
「そうかい。それなら遠慮は要らなさそうだ」
そう言うと安里は躊躇なくレイナーレの両乳首に吸い付きちゅぱちゅぱと音を立ててしゃぶり始めた。
「ふわあぁっ、あ、あ、あ、あ、あ、あぁっ!」
敏感な部分を吸われビクビクと震えながら悶える中でも責めは続いている。彼は彼女の豊満な乳房を口に含み、先端を舌先で転がすように舐め回していた。
「ん、んん〜〜〜♥」
「おいおい、自分達ばかりよがるなよレイナーレ、ミッテルト」
「あ……申し訳ありません安里様」
「あ……すいませんッス」
「悪いと思うなら俺を楽しませてくれよ?」
「はい……喜んで」
「ウチらも頑張るッスよ……」
そう言うと二人は安里のペニスに手を伸ばし、愛撫を始めた。嫌々でなく自ら進んで行う奉仕、それは主人の性欲を満たし、隷属する悦びから来るものだ。
二人の手つきは巧みだった。男を知り尽くしているとしか思えないようなテクニックが二人の美少女から繰り出される。
ミッテルトの手は安里のペニスを掴み、上下に扱き上げる。その動きはまさに熟練の娼婦のようだ。一方のレイナーレは安里の雁首と睾丸を手で包み込み、マッサージするかのように優しく揉みほぐす。
そして、その二つの快感に堪えかねて安里の腰が浮く。
「くっ……いいぞ……そのまま続けろ」
「も、申し訳ありません安里様ぁ♥私、もう……♥」
安里は手淫を指示したがレイナーレは我慢の限界であった。桃の様な尻で主の浮き上がった腰をベットに押し付け、主のペニスをその墜ちた子宮口に押し当てる。そして主の精を注いで貰うべく、腰を前後に動かし始めた。肉棒の先端が子宮口をノックし、その度にレイナーレの口からは喘ぎ声が漏れる。
「あ、あああっ♥安里様のが私の中に……あ、あ、あ、あ!!」
「おい、勝手にイクんじゃねえよ。まだ俺がイッてないぜ?」
「はいぃ!安里様にイカせて頂けるよう、この卑しい牝犬にお慈悲をお与え下さい♥」
「へっ、しょうがねえな」
そう言うと安里はレイナーレの膣内を蹂躙し始めた。彼女の中は狭く熱かったが、それが逆に安里の射精欲を掻き立てる。
「んっ!んっ!んっ!あ、あ、あ、あぁっ!」
「ふん、随分と締め付けてくるじゃねぇか。そんなに欲しいのか?」
「はい!お願いします!私の中に安里様の子種を……あ、あ、あ、あぁっ!!!」
限界に達したレイナーレは激しく絶頂を迎えた。それと同時に安里も果てる。どくん、という脈動と共に大量の精液が吐き出され、それを受け止めたレイナーレは歓喜に打ち震えた。
「あ……ああ〜〜〜〜っ!!! 熱い……!!こんな……凄い……!!」
全てを吹き飛ばしてしまう嵐の様な快楽にレイナーレは目を白黒させて身悶える。全てを投げ去り、捨て去ってしまっていたとしてもおかしくはない程の衝撃を彼女は味わっていた。
「あ、あ、あ……ありがとうございます安里様……!」
「どうだ? 満足したか?」
「はい……♥」
「そうかい、そりゃ良かったな」
ズルリ、とレイナーレの膣穴からペニスを引き抜く。愛液に塗れ、白濁とした液体がこびり付いたそれは、ひどくグロテスクなものに見える。
しかし、当のレイナーレとミッテルトは至福に満ちた表情を浮かべていた。まるで大腿骨にでもしゃぶりつく犬の様に、ミッテルトは安里の股間に顔を埋め、陰嚢を口に含んで舌で転がすように舐め回す。一方、レイナーレの方もミッテルトと同様に安里のペニスに舌を這わせ、尿道に残った残滓まで吸い出さんとばかりにしゃぶりついていた。
(安里様のおちん○ん……素敵ですわ……すぐに復活して、また私達の望みのままに犯して下さる……なんて素敵なのでしょう……)
(ウチらは幸せ者ッス。ご主人様みたいな素晴らしい殿方に巡り会えて……ウチはご主人様の事が大好きッスよ♪)
洗脳によるものなのか、それとも彼女達自身の本心がそう思っているのか……それは分からないが、とにかく二人は安里を愛しているのだ。
安里は真贋定かならぬ混沌が這い寄る様な感覚を覚えた。
(俺は……一体どうしちまったんだ?ルイーナを愛しているのに、二人を性処理に使う事に何の躊躇もない……)
その疑問をよそに、二人の美少女は安里を喜ばせようと懸命に奉仕する。その事実は安里の胸を打ち、かつ興奮を高めていく。
するとどうだ……。
「アッ、ふうん♥安里サマぁ♥
ウチ……アレが、またぁ……♥」
アザゼルの人工神器の作用によるのか彼女の身体が少女から女に変わろうとしていた。
ミッテルトの身体が一回り大きくなり、乳房が張り詰める。乳首が肥大化し、肌が男好みのするローストされたかの様な褐色肌へと変わる。尻肉もむっちりと丸みを帯び、腰つきが女性らしいものになる。そして彼女の秘裂からは白い粘液が垂れ落ちた。
「ああっ♥ウチ、こんないやらしい身体になってぇ♥」
「ミッテルト……」
「あんっ♥そんな切なそうな目で見つめられたら……
あ、あ、あ、あっ!!」
ミッテルトの全身が痙攣する。と同時に、その腹部には淫紋が刻まれる。主である安里に細胞の一片に至るまで支配される悦びを刻み込む為に。
「ふふ、何ていやらしい堕天使なのかしら。安里様に見つめられるだけでイクなんて……」
元上司のレイナーレはミッテルトが淫らに堕ちる姿を見て嘲笑するが、その瞳の奥底では自分も安里のペニスが欲しくて仕方がないといった欲望が渦巻いているのが見て取れる。
「ううぅ……!レイナーレ、アンタだって早く欲しいって思ってるくせにぃ……! 先に安里サマにザーメン出して貰ったからっていい気にならない方がいいッスよぉ!?」
「ふんっ、この程度の事で勝ったつもりになっているとは……貴方もまだまだね。それに私の方が安里様の事を想う気持ちは強いわ」
(本来なら、二人のやりとりを寒々しいと感じるべきなんだろうな。けれど……例え作り物であろうとも、俺を慕ってくれるという存在がいるのは悪い気分じゃないな……)
「ありがとうな、ミッテルト。
俺好みの女に変わってくれて嬉しいぜ?」
「えへへ、そう言って貰えたらウチも頑張った甲斐があるってもんです!」
「俺の為にそこまでしてくれるお前の期待に応えたいと思う。だから……」
「お……ふうぅぅぅ♥♥♥」
堕ちゆくミッテルトを
抱き抱える様にしながら、受け止めるかの様に挿入していく。ドロドロに蕩け、安里を悦ばせる事にだけ特化したミッテルトの膣は、熱さと柔らかさに加えて適度な締め付けをもって安里を歓迎し、彼のペニスを包み込んだ。
「お前の一生は俺が貰った」
「あ、あああああ♥安里様ぁ♥安里様ぁぁぁ♥」
ミッテルトは安里に抱かれ、愛されているという実感に歓喜の声を上げる。
一方のレイナーレは嫉妬と羨望の入り混じった表情を浮かべながら、二人を見守る。
「うう……。淫紋が浮かべば私にだって……」
下腹部を切なげに見つめても哀しいことに何も起こらない。
レイナーレは歯噛みしつつ、しかしその一方で安里がミッテルトを激しく犯す様を見て興奮している自分に気がついて自ら慰め始める。
「ん……くっ……!」
「あっ♥イイッスよぉ♥
嬉しい♥嬉しいっス♥幸せ♥しあわせぇ〜!! ♥」
両手を自らの頬に当て、ミッテルトが狂乱気味に叫ぶ。安里に突かれる度にミッテルトは嬉しげに声を上げ続けた。その姿を眺めつつ、安里もまた快感を覚えていた。
「嬉しそうだな、ミッテルト」
「だ、だってえ♥ウチ、今とっても幸せなんスもん♥ああっ、こんなにされて、ウチはもう戻れないくらいご主人様にメロメロなんスよおおおっ♥」
「そうか。だったら……」
「ひゃうんっ♥」
安里はミッテルトの両手を綱の様に引っ張り、彼女を背後から突き上げる形で犯し始めた。
感涙に咽ぶ様に結合部からは愛液と精液の混合液が
シェイクされては溢れ出る。
「あっ、ああっ、すごいッスぅ♥こんな、こんなの初めてッスよおっ♥」
「良かったか?満足か?ほら、もっと味わわせてやるよ」
「ふわあ……ああぁ……はいっ……はいッス……♥ごしゅじんさまぁ……♥ウチ、ウチはぁ……ああん♥」
射精が放たれたのに安里のペニスは衰えず、ミッテルトの膣内に留まり続ける。ミッテルトの子宮口をこじ開け、直接精液を流し込みたいという欲望の表れであった。ミッテルトの尻肉を掴み、安里が腰を打ち付ける度にミッテルトの口からは甘い喘ぎが漏れる。
「はぁぁんっ!ウチのおまんこ、壊れちゃうっ!でも、それが良いっ!壊してぇぇっ!ウチをめちゃくちゃにしてぇぇっ!ウチはご主人様のモノっ!だからウチを好きなようにしていいのっ! ウチを壊してぇぇっ!ああっ!イクっ!またイッっちゃう!ウチ、イッくううぅぅーっ!ああっ!ああっ!ああっ!あひっ!あひんっ!あひいいぃぃ~っ!!」
ミッテルトの身体が痙攣する。絶頂を迎えたミッテルトだが、それでも安里は止まらず、ミッテルトを犯し続け、ミッテルトはそれを受け容れ、そしてミッテルトの意識が飛び、レイナーレもまたダウンするまで続いた。
『ああ、そうだ。堕天使共。
何もかも忘れてしまうまでに狂うがいい。お前達が何者なのか、何故堕天したのか、何の為に生きているのか、全てを忘れ去るまで……
そして我等の望むままの姿になるのだ』
ミッテルトとレイナーレは安里の
変化に違和感を感じることすらできぬまでに心身ともに安里に染められていた。
「ああん……ご主人様ぁ……
好き……大好きですわ……♥」
「ご主人様……
ウチ、幸せッスよぉ……♥」
盲目的に、白痴の様に安里を愛しているミッテルトと、安里への忠誠を絶対のものとしているレイナーレ。二人の姿は泊地に流れ着いた漂流物の様であった。
暫く、イッセー達の出番がなくなりそうなんスけど……いいんスかコレ。
あと、上弦の弐が出るとかって展開はないです。
真面目な話短いけど投稿頻度は早い方がいい?
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早い方がいい
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遅いけど長いほうがいい