※この作品はR-18です。

MAR-ナイトランカーズ   作:るしふぇる

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ACT.2「竜の鍵」

カルデア宮殿 城下町 PM8:50

 

ドロシーはレイヴンとの死闘の際、逃げ遅れた子供を救出するも、その代償に深手を負う。

彼女は燃え盛る鋼の雄牛(ミノタウロス)、ファラリスに右足を掴まれ逆さ吊りで捕らえられていた。

 

不敵に笑うオズ、ガーディアン・ファラリスを従えるレイヴン、人狼バレット、瓶底メガネの少女リリス

4対1の絶望的な状態でオズが続ける。

 

「これが竜の鍵だ!」

 

オズが手にしたのは1メートルの金の大鍵

竜の装飾と持ち手の部分には8つのマジックストーン。

シルバーアクセに一つのマジックストーンが埋め込まれた従来のARMとは一線を画する形状。

 

一同が竜の鍵に見とれる刹那

空を切る音と共にダガーナイフがオズの眼前に飛び出すも

 

「まだ動けるとは大したものだ。」

 

ドロシーが気力を振り絞って投げたダガーナイフは人狼バレッドの人間離れした動体視力により弾かれてしまう。

「あっぶねぇ~」と言った心情で溜息を吐くオズ

 

「オシオキが必要だな。

レイ、バレット。」

 

オズの指示でレイヴンがガーディアン・ファラリスに魔力を込める。

 

「きゃッ!」

 

鋼の雄牛はドロシーの両足を掴み

 

「あッ、熱いッ、あああぁッ!」

 

剛腕から吹き出る灼熱に両足を焼かれ苦痛に顔を歪ませるドロシー

更にレイヴンは...

 

「まだ序の口だよ、このくらいじゃ死なないでしょ?

完全に壊してあげるよ。」

 

鋼の雄牛がドロシーを高く持ち上げ

 

「や...やめて..」

 

バキッ!

 

懇願も虚しく、鋼の雄牛は左右に力いっぱい両足を引き延ばす。

 

「きゃああああああぁぁぁッ!」

 

両足が180度に開脚され、股裂きに絶叫するドロシー

 

「痛いッ、痛い痛いいぃぃッ!」

 

両足を焼かれたまま膝、股関節が限界以上に引き延ばされる激痛。

誇り高きカルデアの魔女が涙と鼻水で顔を濡らし、恥やプライドも投げ捨て泣き叫ぶ。

 

それだけでは終わらない。

バレッドが高く飛び上がり、月を背後に拳法の構えをとる。

彼の戦闘スタイルはARMを使わない。

狼男の身体能力と徒手格闘術

 

「人狼拳、月輪冥転脚ッ!」

 

大きく回転しながら大股開きのドロシー目掛け

 

グチャッ!

 

落下と回転により速度と重さが増した、鋼鉄さえも粉砕する威力の踵落としを股間に直撃させる。

 

「いやあああああぁぁッ!」

 

今まであげたこともない絶叫、今までの人生の幸福が帳消しになる程の痛みと衝撃が股間から脳天まで突き抜ける。

バレットの一撃で鋼の雄牛の拘束から外れ地面に叩き付けられるドロシー。

 

「あうぅ...お..おぁ...」

 

両手で股間を抑えたまま失禁し、口から泡を吹きビクビクと痙攣する姿に、かつての誇り高き魔女、大戦の英雄の面影はなかった。

オズが続ける。

 

「おーい、生きてるか?ドロシー。」

 

ドロシーのおさげを乱暴に掴み、強引に立たせる。

かろうじで息はある。

靴やドレスの裾は焼け、傷だらけの生足が露出し、自慢のドレスも左肩から左乳房まで破かれ、ほぼ半裸の状態だ。

 

「レイ、ドロシーを縛り上げろ。

虫の息でも何をしてくるか分からないからなコイツ。

出来るだけエロい格好でな♪」

 

最後の一言に呆れつつも、レイヴンが拘束用のARMを発動させる。

 

「くぅッ!」

 

ドロシーの二の腕、豊満な胸、お腹、股間、柔らかい部分に革ベルトが亀甲の形で食い込み、後ろ手にガッチリと拘束する。

縛られたままフラフラのドロシーをリリスが支え、腰の革ベルトに手をかける。

 

「もし、また妙な真似したらこうやで?」

 

「あんッ!」

 

股間からお尻に食い込んだ縄を引き上げられ、喘ぎ声を漏らしながら海老反りになるドロシー

 

「どしたん?気持ちええんか?キャハハハ!」

 

グイッ!グイッ!と何度も革ベルトを引っ張るリリス。

 

「あッ、はぁんッ、くぅッ、んぅぅ~!」

 

屈辱に頬を赤く染め、目を閉じ下唇を噛むドロシー。

白い太ももをギュッと閉じるも抵抗虚しく、股下からお尻の割れ目に深く革ベルトが食い込んでいく。

 

見兼ねたレイヴンがリリスを制止する。

 

「その辺にしておけ、時間の無駄だ。」

 

「ええやん、子供ん頃に遊んどった音の出る玩具みたいで楽しいで。

大事なところに食い込んでんねん、ほれ。」

 

グイィィッ!

 

「やぁんッ!」

 

あられもない声を出し、力が抜け膝を付くドロシー

更にリリスは、露出したドロシーの左乳首をデコピンの要領でピンッ!と弾く。

 

「んあぁッ!」

 

敏感な部位を立て続けに責められ、ドロシーが身体をビクつかせる。

刹那

 

「何のマネや?」

 

レイヴンがドロシーを弄ぶリリスの右手首を掴む。

無言の制止にリリスがメガネを外し豹変

満月を連想させる黄金の瞳が殺意となりレイヴンに向けられる。

一触即発の中、オズが介入。

 

「はーい、そこまで、皆さん仲良く。

同じクラスメイト同士、喧嘩したら先生悲しいぞ?」

(リリスに本気で暴れられたら、竜の鍵使うまでもなくカルデアが滅んじまうからな。)

 

「誰が先生や!

まぁ、レイヴン悪かったな、ウチも気ぃ立ってたわ。」

 

再び場違いな瓶底メガネをかけるリリス。

オズがドロシーに向き直る。

 

「俺達はこの世界をぶっ壊し、新しい世界を作る。

チェスの様に侵略なんかしねぇ、問答無用でぶっ壊して、あらゆる力、脅威を屈服させてみせる!

俺達の世界に暴力も、差別も、理不尽な掟も存在しない!

なぁドロシー、お前から姉を奪った掟が、この国が、この世界が憎くないのか?

一緒に作ろうじゃないか、理想の世界を!」

 

「くだらないね...」

 

「は?」

 

「私はお姉ちゃんを...ディアナを殺したことに後悔なんてない!

私が闘ってきたのは掟なんかの為じゃない!

メルヘヴンの...この世界の、皆の笑顔を守りたくて闘ってきたんだ!

暴力も差別もない世界?笑わせないでよ!

あんた達が私や、この国にしたことが暴力じゃなくて何なんだよ!

屈しなければ壊して、焼いて、殺して、何が差別のない世界だよ!」

 

オズも負けずと言い返す!

 

「じゃあ何だ?目の前で母親を殺されて、掟に怯えてきた俺の世界が正しいと言えるのか?

俺から笑顔を奪ったのはこの世界だろ!何が守りたいだ!

こんな世界が正しいはずがねぇ!」

 

珍しく声を荒げるオズにドロシーも負けずと舌戦

 

「それがダサいって言ってんだよ!

アンタはただ、自分が受けた悲しみや痛みを乗り越える勇気がなかっただけだ!

今わかったよ...私が何でアンタ達と一緒に旅をしたのか...」

 

怒り、悲しみ、それらが入り混じった涙を流しドロシーが続ける。

 

「何で私に話してくれなかったの?

オズのお母さんのことも、レイヴンの妹さんのことも、バレットの奥さんや子供のことも...

私だって...お姉ちゃんを殺した日のこと、一日だって忘れた事はなかったよ?

だから皆と、この悲しみも、痛みも、孤独も、乗り越えられるって信じてたのに...

 

ぶっ壊すってなんだよ!?

屈服させるってなんだよ!?

 

自分が受けた痛みを誰かれ構わず与えるような世界が正しいって言えるのかよ!

ふざけんなッ!」

 

涙と嗚咽が混じったドロシーの慟哭はオズに届かない。

 

「きゃあぁッ!」

 

オズはドロシーの露出した左乳房を鷲掴みにし持ち上げる。

全体重が左乳房にかかり、苦痛に顔を歪ませ

 

「うぁああぁうぅッ!」

(い、痛い、ちぎれるッ!)

 

抵抗しようにも負傷した股間の痛みで足も上がらず、後ろ手にキツく縛られた革ベルトは女の力ではビクともしない。

 

「言うようになったなドロシー!

皆で心の傷を舐め合って、お涙頂戴で埋め合わせが出来るほど簡単な話じゃねぇんだ。

認めるよ、お前の言うように、弱かったから家族を失った。

同時に、この憤怒、憎悪で俺は一国をも亡ぼせる程の力と仲間を手に入れたんだ。

今となっちゃ、掟に感謝してるぜぇ。

俺の目の前で母さんを、父さんを、ぶっ殺してくれて...」

 

オズがドロシーを放り投げ

 

「ありがとうよッ!」

 

ガンッ!

 

手にした竜の鍵を、ドロシーの顔面へ叩き付ける。

 

「・・・ッ!?」

 

一撃で意識を刈り取ったのか悲鳴を上げることなく転がり、縛られたまま、うつ伏せに倒れるドロシー。

ピクリとも動かなくなり、顔の下からジワリと血だまりが広がる。

 

オズが高らかに掲げる

 

「さぁ、この世界の終焉だ!

伝説のARM 竜の鍵 起動!」

 

8つのマジックストーンが赤い閃光を放つ。

赤い光に包まれた空間、突如現れる足元の鍵穴

瞬時に理解したのか、元々知っていたのか、オズ本人にも分からない。

「この鍵を地面に突き刺し、回せ!」そう何かが命じたのだ。

 

ガチャ

 

パンドラの箱、禁忌の扉、異界への門、その鍵穴の正体はオズにも分からない。

ただ感じるんだ、俺の悲しみを、痛みを、憎しみを、この世界ごと消し去ってくれる力であると...

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