ガンレイズアリーナ
荒野フィールド
改め
妖刀村雨によって凍結された
氷原フィールド
午後14時40分
ドロシーVSアイリス
そこは霜が降り大地が凍てつく極寒の地
「はぁ...はぁ..」
ドロシーが背中を上下させ白い吐息を漏らす。
2本の氷柱の間でピンと張った氷の鎖が彼女の手足をキツく縛る。
地面から30cmほど浮いた所で、Ⅹ字の格好で磔にされてしまったドロシー
衣服は剥ぎ取られ、黒いレースに赤のリボンがアクセントのショーツ1枚
ほぼ全裸で凍え切った彼女の柔肌に極寒の冷気が突き刺さる。
「うぅ...んッ..」
恥ずかしさで頬を紅潮させながらも目を閉じ
唇を震わせながら寒さと屈辱に耐える苦悶の表情
闘いの傷跡も凄まじく
背中には右袈裟に走った刀傷
交差する形で左袈裟に走った4指の爪痕
3本の鷹の爪で抉られた右肩
刃が斬り付けた左肩と右太もも
剣に突き刺された左太もも
お腹を右下から左上に裂いた4爪の傷
全てが冷気の迸る剣や爪によって付けられた物だ。
血と傷口は冷凍肉の様なピンク色に凍り付き深刻な凍傷を引き起こしていた。
寒さで全身の皮膚が収縮し強張る
ズタズタに傷付いた身体
無理な力で4方向に引っ張られた手足
風が吹きドロシーの身体を撫でる
「ぐぅッ...うぅんッ!?」
(い...痛いッ!)
身体を風で撫でられる程度でも、傷口から激痛が走り声が漏れる。
この極寒の地で、裸で磔にされるだけでも耐えがたい拷問だが...
対するアイリスが左手に持つのは形状が変化した氷の妖刀村雨
その氷刃は蛇腹に分離し、ガラス片の様な刃が纏わりついた冷気の迸る鞭
形容するならば"ガラスの鞭"だ。
アイリスの身体も闘いで傷付いていた。
トレードマークのメガネも壊れて捨てた。
ブラウスのボタンが全て外れ、水色のブラを露出したあられもない格好
露出した胸の谷間、お腹、スカートから伸びた脚にも闘いの擦り傷や打撲跡が刻まれている。
そして、禁術によって右腕は指先から二の腕まで重度の凍傷を負ってしまった。
しかし、ハイリスクな禁術により闘いはアイリスがリード
魔女ドロシーは捕らわれ、二人の女傑による闘いも気が付けば
魔女狩りの処刑を彷彿させる磔刑の絵を描いていた。
アイリスが前に出る。
「さて、ドロシーさん。
シキエルくんから預かった月読、お渡しして頂けませんか?」
ドロシーが身に着けていた下着以外のアクセサリー
指輪、チェーン、ブレスレッドなどのARMを全て外すアイリス
これで、僅かな魔力を使っての反撃も許されない
文字通り丸裸にされてしまい、完全にドロシーの抵抗する術は没収される
「はぁ...はぁ..シキから預かった...大切なモノ..
誰がアンタなんかにッ!」
(寒い...このままだと凍え死ぬ..
不味いわね...この状況)
「シキエルくんから預かっていた指輪...この中に月読が?」
「そうだけど、月読を取り出せるのはARMを作った私と
持ち主のシキだけよ...」
X字に縛られたまま、屈辱に頬を染めながらもアイリスを睨む。
「そうですか、ならば協力してください。」
アイリスがガラスの鞭を勢いよく地面に叩き付ける!
ガシャン!と音を立て、凍り付いた大地を抉る!
「ひぃッ!」
鞭の威力を目の当たりにして、気の強いドロシーも恐怖で顔を引きつらせる。
アイリスがドロシーの後ろに回りながら続ける。
「気付いてるでしょ?
貴女を縛る氷の鎖は徐々に体温を奪っている。
そんな冷え切った肌に、この鞭を振るえばどうなるか...」
「くぅッ!」
「泣いて『殺してください』と懇願する前に...」
アイリスが言い終わるより先に
「やるならやりなさいよッ!
アンタなんかに死んでも渡さないッ!
シキから預かったんだッ!」
啖呵を切るドロシー
鞭を振り上げるアイリス
腕を組みタバコを吹かしながら観戦していたブレアも笑みを見せる
「この状況で大した根性だね、ドロシーちゃん。
そこだけ気に入ったわ。
だけどね...
この状況、どうやってもキミが逆転する手立てはない。
意地になると死ぬわよ?」
ブレアが言い終わると同時に、アイリスの鞭がドロシーの背中に炸裂する!
バァンッ!
大きく目を見開くドロシー
背中の皮膚が裂け、飛び散った血肉が瞬時に凍結する。
まるで背中が爆発したかの衝撃で目の焦点が泳ぎ
そして遅れてくる想像を絶する激痛
「きゃああああああぁぁぁぁぁーーーッ!」
ドロシーの甲高い絶叫が木霊する。
滝の様に溢れる涙、肉を抉られ溢れ出た血液さえも、地に滴る前に凍る程の極寒
冷え切って敏感になった神経が、鞭打ちの痛みを倍増させる。
「ああああああああぁぁぁッ
ああああああぁぁぁッ!」
(痛い、痛いいぃぃぃーッ)
たった一撃でバックリと裂けたドロシーの背中
凍傷を負わせた冷気が煙のように立ち上がり
永遠にも思える痛みが残る。
アイリスが続ける
「以前、これを受けた屈強な男が居ました。
当時のナイトランカー8位でしたが...
たった3発でショック死でしたね。」
「この...野郎..殺すッ!
はぁ...はぁ..
絶対、ぶっ殺してやるッ!」
(やばい...こんなの、何発も耐えられないッ!)
涙を溢しながらも、声を上げ敵意を向けるドロシー
アイリスが再び鞭を振るう
「では、2発目!」
バシィンッ!とお尻に鞭が炸裂
「はああぁぁぁッッッ!!!」
ドロシーが叫びながら顔を仰け反らせる。
丸みを帯びたお尻が、裂傷を刻みながらプルプルと揺れる。
「そこが気持ちいのですか?
ギュッと引き締めた方が痛みも和らぎますよ?」
アイリスがドロシーのショーツを掴み、Tバックを勢いよく引き上げる!
グイイィィッ!
「やんッ!!!」
身体をビクつかせ、ドロシーの高い声が漏れる。
お尻と股間のワレメにショーツがグイッと食い込み
屈辱的な刺激に反応し、キュッと引き締まったお尻に
パァンッ!
「いやああああぁぁぁーーーッ!」
3発目が炸裂
あまりの痛みに、本能的に拘束から逃れようと身を捩らせるが
女の子の力では、鋼の様に固い氷の鎖はビクともしない。
「おめでとうございます、ドロシーさん
耐久力はナイトランカー8位以上ですね。」
形の良いお尻が無残にもズタズタに裂け
涙と鼻水で顔を濡らすドロシー
「うぐぅッ...ひぃん..
痛い...痛いよぉ..シキ...助けて..」
ガラスの鞭は身体だけじゃなく、心までも破壊する威力だった。
あの姉御肌で気丈なドロシーが、嗚咽を漏らし子供の様に泣きじゃくる程に...
正面に回り、ドロシーの顎を持ち上げるアイリス
びちゃびちゃに濡れ、恐怖と痛みで怯え切った表情には、もう勇敢な魔女の面影はない。
「月読を渡してください。」
「い...いや..」
「次は太ももを抉りますよ?」
「もう...やめて..」
懇願するドロシー
ここまで精神的に追い詰められたドロシーは初めてだった。
如何に、この拷問が辛かったか...
無情にもアイリスの鞭が振り下ろされる。
「まずは右足です!」
バシィンッ!
「うぐううぅぅうぅッ!」
(し、死ぬ...)
間近に迫った死を確信する程の痛み
鞭が炸裂し血しぶきを上げる太もも
その飛び散った血肉さえも凍て付き、同時に深い凍傷を負わせる。
(シキ...ごめんね..
アンタ...私の..足..大好きだったよね...)
これは、ほんの少し前の事だ。
ドロシーのバイト、その日の午後は大繁盛でせっかくの休日に俺も呼び出しを食らった。
俺とドロシーが注文を取り、ヨハンが厨房で作る。
食材も使い果たしヨハンが買い出しに出ている間の午後15時~17時
訪れた僅かな休店時間
『疲れた~死ぬ~』
休憩室のソファーに俺は横になった。
チンピラ上がりでナイトランカーになった俺にとって、接客の言葉選びは難しい。
お客に失礼はなかったか、ドロシーの真似をしながら気を使う
『いらっしゃいませ』
丁寧に挨拶するドロシー
『いつもありがとう、また来てね♪』
学生や子供にはフレンドリーに接する
『すぐにご案内します』
車椅子のお年寄りが来れば待たせず、率先して押してあげる優しさ
美人で明るい性格、それに加えて優しく、接客も気持ち良ければ話題になるのも早い。
カルデアシティに来て日も浅いのに気が付けば街の人気者に。
それに比べ、慣れない接客業で俺は疲れ果てていた。
闘わせても強いし、本当にドロシーって凄いよな感心するばかり。
『ちょっとシキ、私が座れないよ!』
『すまん!』
ソファーから横になった身体を起こし、ドロシーがその隣に座る。
ウェイトレス姿のドロシー、いい匂いがする。
ポニーテールで結んだ項
白のワイシャツの生地が弾けそうなバストのシルエット
僅かに透けたピンク色の下着
丈の短いタイトスカートからスラリと伸びた脚線美
キュッと引き締まった健康的な太もも
コレも繁盛の理由だろうな...
『いいよシキ、横になっても。
夕方も忙しいから、今のうちに休んでおきな。』
『横になるって...』
『ここ、いいよ。』
ドロシーが指さす太ももの上
「膝枕ですか!?」
敬語になっちまったが言われるまま、ドロシーの太ももの上に頭を乗せる!
後頭部から伝わるプリプリとした柔肌の感触
『こっち向くなバカ!
恥ずかしい!』
グイッと横に向けられる俺の頭
太ももの感触が頬に...
スリスリしたい願望を抑え溜息
『はぁ~』
『なぁにシキ、そんなに私の足って落ち着くの?』
『まぁ...気持ちいかな。』
『スケベ!』
そう言いながらもニコッと笑うドロシー
俺は恥ずかしくて顔が熱くなる。
『シキがそう言うなら、膝枕もお店のサービスに加えようかなぁ~
5分で1000円とか?』
『断固拒否!
どんなお店だよッ!』
『冗談よ、ニシシシ!』
子供の様にドロシーが笑う
小さな口元、長いまつ毛...本当にこの人の笑顔は美しい。
今思えば、この膝枕は休日にお店を手伝った俺へのご褒美だったのだろう。
スケベ心はなかったと言えないが、気持ち良くて落ち着くのは本当だ。
これからも自分だけの特等席であって欲しい...
優しい香りがして、柔らかくて、温かくて...
頭を撫でられてる内に、気が付けば夕方まで眠っていた。
...
「次は左足です。」
アイリスが鞭を振るう!
「あうぅッ!」
ドロシーの左太ももに巻き付くガラスの鞭
冷気が太ももをガチガチに冷やし、締め付けながら刃を深く食い込ませる。
「くうぅぅッ!
や...やめ..」
太ももの肉が冷え固まり引き締まる。
ドロシーの懇願も虚しく、頃合いを見て勢いよく引っ張るアイリス
ズザザザ!
「キャアアアァァァッ!」
声が嗄れるほどのドロシーの絶叫
太ももがズタズタに切り裂かれる。
「ひぎぃ...あッ、あぶぅッ!」
狂ったような奇声を上げ、全身をビクビクと痙攣させるドロシー
目の焦点も定まらず、激痛と低体温によるショック症状だ
既に死んでもおかしくない
意識は死の境界線ギリギリ
「貴女も頑張りますね、ドロシーさん。
次は胸をひきちぎってあげましょうか。」
露出したドロシーの胸へ鞭を押し当てる。
冷えて固くなったピンク色の乳首と、張りの良いムニッとした弾力
「シキ...」
「貴女のような雑魚はシキエルくんの隣に相応しくありません。」
(ごめんね、シキ...
足が、もうズタズタだよ...
しばらく、膝枕はしてあげられそうにないや...
でも...私..負けないよ...
必ず...こいつだけは..倒すから...
後は...お願いね...)
ドロシー最後の抵抗
顔を上げ、アイリスに舌を見せる。
「ふん、この期に及んで子供じみた挑発を...
あッ!?」
驚愕するアイリス
この舌は挑発なんかではない!
ドロシーの舌に乗っていたのは一つのリング(ARM)
口の中に隠し持ち、この激しい拷問の中で魔力を練り上げていた。
これには観戦していたブレアも驚きの表情を見せる
「あの時か...」
(しかも鞭で打たれながら、なんて精神力!?)
氷の熊に打ち上げられ、鎖で捕らわれる瞬間
最後の切り札を指から外し、口の中に隠し持っていた。
アイリスの鞭が刀の形に戻る。
「もう良いです!
月読はシキエルくんに協力してもらいますッ!
貴女は跡形もなく消えてください!
葬星の術式 煉獄白炎刃!」
村雨の刀身に宿るのは、物質を分子レベルで凍結させ崩壊させるあの白炎
「アイリス...アンタに..
シキが協力するかしら?
もし、私が死ねば...シキはアンタ達を絶対許さない。
シキはもう...アンタ達が世話を焼いてきた子供じゃない。
自分の意思で闘える、立派なナイトよ!」
「う、うるさいッ!」
アイリスが感情を曝け出し、声を上げ村雨を振り上げる。
生身のドロシーが受ければ無事では済まないが、今はもう丸腰ではない!
ドロシーも応じる!
「今度はアンタが捕らわれる番
ガーディアンARM
磔のスケアクロウ...」
姿を現したのは継ぎ接ぎだらけの緑のローブ、全身に巻き付いた革ベルト
縫われた口に青いガラス玉の様な目を光らせた不気味な鉄のカカシ
そのトンガリ帽子の先端は鋭く、まさに執行人の槍
磔のスケアクロウ
ドロシーの切り札にして、今持ち得る最強のガーディアン
「こんなガーディアン、塵一つ残さず粉々に...」
その力は対象者の自由を奪い、魔力さえも封印する。
突如出現した革ベルトがアイリスの手首、二の腕、太もも、足首に巻き付く
「きゃあぁッ!」
初めて女の子らしい悲鳴をあげるアイリス
十字のポーズを強いられ、手足がピンと引き延ばされる。
「村雨が...使えないッ!?
ぐぅッ...ああああぁぁぁッ!」
(魔力を封じられたッ!?)
革ベルトが胸を交差する形でアイリスに巻き付き全身をキツく締め上げる!
能力を封じられた村雨から白炎が消え、手から離れ落ち...
スケアクロウが回転し、頭上の帽子がドリルの様に迫る!
これが、磔のスケアクロウ
そして訪れる執行の瞬間
「私だって...シキエルくんの事を..」
...
『シキエルくん、ムラマサ社は貴方に任せます。
今日から貴方もナイトランカーの一員です。』
『本当か!?
やったぜ、これで姉貴の仇を討てる!』
『私は、オリュンポスレコードに移籍します。
お互い仕事で敵対する事もあるかもしれません。
その時は...』
(容赦しませんからと言いたかった)
『その時は全力で逃げます!
アイリス先輩!』
『何を言って...そんな甘い考えでは...』
『だってアイリス先輩は、俺をナイトにしてくれた恩人だぜ!?
チンピラしてた時はボコられたけど
それからは、俺の面倒も見てくれたし。
ナイトのルールや、企業間の争いはわかんねー。
でも、刃は向けられねーよ。
俺にとって、もう一人の姉ちゃんみたいなものだから。』
『私が、シキエルくんのお姉さんですか?』
(ドロシーさん...貴女にシキエルくんを取られるのが悔しかった...
私に家族は居ません...
知らない女と蒸発した父
薬物依存で死んだ母
施設で育った私にとって、唯一の希望は歌だった。
歌の歌詞には友達、恋人、家族に向けられた数々の物語があります。
もし、私に甘えられる家族が居たなら...
もし、私を慕ってくれる弟が居たなら...
そう思った時、出会ったのがブレア様だった...)
『なんと素晴らしい歌声でしょうッ!?
是非、もう一曲お願いしますッ!』
『おわッ、何だおめーはッ!』
(私とブレア様が出会ったのは10年前、ブレア様が路上で歌っていた時。
その歌声が忘れられず...私はブレア様と同じナイトランカーを目指した。
そして、ブレア様の死後...
私と同じくブレア様の歌を評価していたオリュンポスレコードと手を組み
ブレア様を蘇らせた。
後は...シキエルくんさえ手に入れれば...
竜の鍵でブレア様が作る新しい世界で、一緒に暮らすことが出来たなら...
私の物語も...幸せな歌になったでしょうか?)
走馬灯の中、迫るスケアクロウ
ドロシーの言葉がアイリスの脳裏を過る。
『シキを...アンタ達に渡せない!
アンタ達は、シキを都合の良い道具にしか思ってないッ!
私は...シキのパートナー
あの子が私を頼ってくれるなら...私も全力で答える!』
(そうでしたね...ドロシーさん
貴女の言う通り...私は自分の事ばかりでシキエルくんに愛がなかった...
ただ、シキエルくんに、私の心の穴を埋めて欲しかった...
あの拷問の中...貴女は想っていたのでしょう?
シキエルくんに寄せる愛情も...
この勝負も...ドロシーさん、貴女の勝ちです!)
頬を伝うアイリスの涙
敗北を受け入れ意識が闇へと沈む
バーガーショップ
Trick Or Treat! アルバイト
ナイトランク推定6位
ドロシー
VS
音楽業界大手
オリュンポスレコード所属
ナイトランク6位
アイリス・コールクライン
勝者 ドロシー
だが、これだけで終わらない
「おっと危ねぇッ!」
ブレアが飛び出し、スケアクロウを...
なんと片手で受け止めやがったッ!
トンガリ帽子の槍をブレアに握られ、アイリスと寸での所で回転を止めるスケアクロウ
「嘘でしょッ!?」
勝利を確信したドロシーも規格外のブレアの力に驚愕
最強のガーディアンを素手で受け止める
これが、元ナイトランカー1位の力
ブレアが続ける。
「今の勝負、ドロシーちゃんの勝ちだね。
まさか、口の中にARMを隠し持ってたなんて、私も想像できなかったし。
でも...大事なマネージャーをここで死なせるわけには、いかなくてねッ!」
ブレアがスケアクロウを振り上げ...
「うぉらああぁぁッ!」
ステージでの美しい歌声からは想像も出来ない掛け声と共に地面へ叩き付ける。
ガシャン!と音を立て、バラバラになるスケアクロウ
アイリスを拘束していた革ベルトと共に消滅
磔にされたままのドロシーの足元に転がるスケアクロウのリング。
ひび割れていて、もう修理しなければ使えない。
続けて、左腕をかざすブレアの手に魔法陣
姿を現したのは村雨と対をなす、燃え盛る炎の刀
ドロシー目掛けブレアが一閃!
「!?」
悲鳴を上げる間もなく迫る焔色の斬撃
炎の剣閃が両断したのはドロシーを縛る氷の鎖
自由の身となり、裸のまま膝を付くドロシー
そして、向かい合うブレア
「ますます興味持ったよドロシーちゃん。
私とも遊んでよ♪」
アイリスとブレアの軌跡を補完
アイリス14歳
ブレア15歳(ナイトランク4位)
シキ7歳
趣味の路上ライブをするブレアの歌声にアイリスが惚れ込む。
そこから、二人の親交が始まる。
3年後
アイリス17歳
シキ10歳
ブレアは18歳にしてランク1位の最強のナイトに!
当時高校生だったアイリスもブレアに憧れナイトを目指す。
そんなアイリスを気に入り、ブレアはムラマサ社の妖刀、氷属性の雪桜を与え付き人として迎え入れる。
惨劇のクリスマス
ある理由から、ブレアが全てのナイトランカーに追われる身に。
ブレアとナイトランカーの戦争が始まる。
その時、ブレアがアイリスに託す。
「私に何かあった時はオリュンポスレコードに行け」と。
ブレアはオリュンポスレコードと歌手の専属契約を結んでいた。
デビューも叶わず迎えたブレアの死
アイリスがオリュンポス社から受け取ったブレアの遺言
それは、破壊された天照の回収任務
生前のブレアの推薦で、付き人だったアイリスはブレアの後任としてムラマサ社のナイトへ。
※この時点でオリュンポス社のスパイ
4年後
アイリス21歳
(ナイトランク10位)
シキ14歳
学校を中退しスラム街で反社会勢力狩り
ブレアの遺産、月読を手に暴れるシキエル・ヴァレンタインの討伐
シキはアイリスを殺害して自分が後釜になる事を計画するも返り討ちに。
しかし、この闘いで和解しアイリスがシキの面倒を見る。
※シキ曰く、料理の腕は最悪を通り越し悪夢そのもの...
2年後
アイリス23歳(ナイトランク8位)
シキ16歳(ナイトランク12位)
アイリスは破損した天照を回収
シキを公認ナイトへと推薦し、オリュンポスレコードへ帰還。
シキ、ムラマサ社のナイト
アイリス、オリュンポス社のナイト
オリュンポス財団
音楽業界だけでなく幅広い事業を展開する財政界のトップ
天照を修復しブレアの蘇生に成功
蘇生したブレアは雪桜を改良し村雨を制作。
現在
アイリス24歳(ナイトランク6位)
シキ17歳(ナイトランク7位)
村雨が猛威を振るいアイリスは、瞬く間にナイトランク6位へ
同時に、たった1年で12位から7位まで昇格したシキ
二人の存在にナイトランカー界隈、企業が騒めく。
マフィアの闇取引妨害の任務中、シキがドロシーと出会い今の物語が始まる。
そして舞台は、シキとブレアが再会するガンレイズアリーナ編へ。