※この作品はR-18です。

MAR-ナイトランカーズ   作:るしふぇる

40 / 40
ACT.40「公開処刑、磔のシスター・キサラ」

サイバネティックシティ Dアリーナ

ガンレイズアリーナ決勝大会会場

メインアリーナ

午後15時35分

 

大会はキサラの優勝に終わり、ベストシーンのPVや次回のアプデ告知がモニターに流れる。

流石に大会終了から15分も経てば席を立つ者も出てくるが...

 

未だに客席で余韻を楽しむ人が大多数。

驚くべき優勝者、キサラの人気ぶり...

 

パンフレットには参加者100人のインタビュー紹介記事があるのだが、その中でもキサラの贔屓が凄い!

珍しい女性参加者であり、本業はシスターという清楚さが注目を集める。

 

繊細で長い金髪、白い柔肌、丸みを帯びだ童顔、サファイアブルーの瞳

銃で撃ち合うゲームには似つかない美少女

 

バトルコスチュームは青いシスターベール、肩に乗った白のケープと修道服の特徴を押さえ軽装化した物で、ぶっちゃけエロイ!

 

青のノースリーブからチラリと見せる清潔感のある腋

身長147cmと小柄ながら、銀のファスナーにピッタリと閉じ込められた18歳相応の張りの良いマシュマロバスト

丈の短いミニ巻きスカートから覗く肉付きの良い太もも、グイッともも肉に食い込んだ白のニーソックス

 

これだけの容姿とスタイル、実力が備わっておきながら、性格は控えめで自分を鼻にかける事もなく言葉遣いも丁寧となればファンも殺到する。

 

インタビュー記事によれば料理も得意で、ガンレイズアリーナのパンフレットなのに何故かキサラの料理のレシピコーナーやフォトショットまで載っている優遇ぶり。

 

ほぼ、キサラ特集じゃないかと思わせるパンフレットは完全にエコヒイキなのだが、GRAをキサラ目的で見る人、GRAは知らないけどシスター・キサラは知っている、そんなお客さんも一定数存在しマスコットとしてもGRAユーザーに愛される存在。

 

そんなキサラ大活躍の第三回GRA決勝大会だったが、観客も異変に気付く...

 

「ドアが開かねぇぞ!?」

 

1万人を収容する観戦アリーナのドアが閉鎖されている!?

閉じ込められ動揺する観客...

 

その時、メインモニター、活躍中の選手を映す3Dホログラムが起動する!

何が始まるのか、まだ続きはあるのか、キサラがまた出るのかと期待する観客達...

 

観客の期待は裏切られる事になる...

 

映し出されたのは異形の存在

紫のローブに全身に鎖を巻き付けたミイラ

黒いドレスと赤い髪、黄色い4つ目の鬼女

 

罪と罰のディソーダー

ビフロンスとグレモリーの異形な姿は特殊メイクの怪人ではなく...

 

「うわあぁぁ、リーパーだッ!」

 

観客にもそれがリーパーだと直ぐに伝わった。

リーパーの上位種、知力を持ち人語を話せるディソーダーである彼らの足元には...

 

後ろ手に拘束され、ボロボロの姿でうつ伏せに倒れるシスター・キサラ

 

綺麗だった白い柔肌には打撲痕に切り傷、鞭で撃たれたミミズ腫れ...

ザックリと切れた右肩、貫かれた右の太ももは血で染まり...

頭からは流血...

背中は棘鉄球をぶつけられ刺し傷だらけ...

 

目を覆いたくなる悲惨な光景

 

「ひでぇ...」

 

「俺達のキサラちゃんがぁ...」

 

「何やってんだ運営、早く止めろよッ!」

 

キサラの安否を憂うる声、悲鳴、怒声...

グレモリーが、うつ伏せのキサラの頭をつま先で小突き、顔を客席に向ける。

モニターでアップに映る、頭から血を流し気絶したキサラの顔

 

3Dホログラムにはキサラの横顔を踏み付けるグレモリーの姿

 

「うぅッ、ううぅぅんッ」

 

頬を踏まれ、痛みと不快感でキサラが目を覚ます。

グレモリーが続ける。

 

「さぁ、シスター・キサラちゃんの公開処刑よ!

まず、綺麗なお顔を踏み潰しましょうか?」

 

キサラの横顔を踏み付ける足に、更に体重をかける!

メキメキと頭蓋骨、頬骨が軋む音を立て...

 

「うあぁッ、うああああああぁぁぁーーーーッ!」

 

堪えられず悲鳴を上げるキサラ

涙を流し苦痛に歪んだキサラの顔が巨大モニターにアップされる。

 

「い、痛い...痛いよおぉッ!」

 

まるでゴミ虫を扱うかのようにキサラの頭をグリグリと踏むグレモリー

先程までスクリーンで大活躍していた憧れのキサラが...

あの可愛らしい声のキサラがあげる悲痛な叫び、ファンの誰が想像できただろう...

大勢の観客が目を背け、耳を覆う。

 

「もうやめてくれッ!」

 

「キサラちゃんが死んじゃうッ!」

 

グレモリーが続ける

 

「このまま頭蓋骨を踏み潰しても良いけど、シスターならやっぱり磔よね。

ビフロンス、やりなさい。」

 

ビフロンスが十字架を立てる。

グレモリーがキサラの髪を乱暴に掴み

 

「きゃッ!」

 

短い悲鳴を上げるキサラを、十字架の前に引きずる。

そのまま、十字架の前で膝立ちにさせ...

 

キサラの両手、両足に装着された黒い鉄のリング、魔力の枷...

磁石の様に、後ろ手にキサラの手首を固定する力が弱まる。

 

拘束から解放されるキサラだが...

ビフロンスが十字架に魔力を送ると、十字架の両端から2本、踏板から2本、計4本の鎖が出現しキサラの両手、両足の魔力の枷に接続される。

 

「あぁッ!」

 

4本の鎖に四肢を捕らえられるキサラ

そのまま、十字架に引き寄せられる!

 

「嫌ッ、いやだ!」

 

逃げようと抵抗するも、鎖を巻き取る力は凄まじく女の子の力ではビクともしない。

十字架に背中が付き、Yの字に伸びるキサラの両腕!

 

「いッ...いやあぁぁぁ~~~ッ!」

 

肘を畳み、必死に腋の下を閉じ抵抗するも...

ジャラジャラと勢いよく鎖が巻き取られ...

 

ガシャンッ!

 

「きゃああああぁッ!」

 

キサラの両腕、両足が十字のポーズにピンと伸びる!

無理な力で両腕が引っ張られ、肩が外れそうになる痛み...

更にビフロンス

 

「完全に捕縛する!」

 

十字架の仕掛けは鎖だけじゃない!

これも、立派な拷問装置。

 

有刺鉄線が飛び出し、キサラの二の腕、太ももに巻き付き...

 

ギュウウゥゥッ!

 

「痛い、痛いいいいぃーーッ!」

 

強く締め上げる。

有刺鉄線が柔肌に食い込み血を滴らせる。

完全に四肢の自由を奪われるキサラ...

 

「くああぁぁッ、あッ、あッ、ああぁッ!」

 

少し身を捩るだけでも柔らかい二の腕、太ももに有刺鉄線が食い込み激痛を与える。

続いてグレモリー

 

「素敵な格好よ、キサラちゃん♪」

 

磔にされ、痛みと恥ずかしさで頬を赤く染めるキサラの胸に手を伸ばし...

 

「あんッ!」

 

両胸を鷲掴みにする。

磔にされたキサラに抵抗する術はない。

グレモリーがキサラの胸を責める。

 

「柔らかくて、フワフワ...

力を入れたらちぎれてしまいそうな程に...」

 

柔らかく敏感な胸を揉まれ...

 

「あッ、やんッ、くぅぅッ!」

 

恥ずかしさのあまり今にも発狂しそうになる。

更にグレモリーはキサラのトップスのファスナーに手を掛け

 

「さぞ、綺麗なおっぱいなんでしょうねぇ。」

 

「やめてッ、だめぇッ!」

 

ファスナーが開かれ、キサラの豊満なバストが露わになる。

当然、この羞恥の姿も観客席のスクリーン、3Dホログラムで上映されている

 

ピンク色のブラに寄せられ、欲張りな谷間を作る二つの膨らみ

バスト86のFカップが、初めてファンの前に晒される!

 

阿鼻叫喚で目を覆っていた観客席が静寂する衝撃の光景

更にグレモリーがキサラへ告げる

 

「キサラちゃん、アナタの恥ずかしい姿はアリーナ席の観客

生放送を見てる全世界に中継されてるのよ。」

 

「!?」

 

キサラの顔から血の気が引く。

自分のあられもない姿が、全世界に晒される屈辱...

 

縛られている様子、磔にされた姿、無防備に晒された腋の下、胸の谷間、太ももを全世界が見てる...

悲鳴や喘ぎ声が、全世界に聞かれている...

羞恥心と屈辱で頭の中が真っ白になる!

グレモリーがキサラのファスナーを更に下げる。

 

「もっと、皆に見て貰わないとねぇ♪」

 

「いやああぁぁッ、やめてぇぇッ!」

 

露わになる柔らかそうなお腹

更に巻きスカートへ魔手が伸び...

 

「嫌だ、嫌だああぁぁぁッ!」

 

十字架に縛り付けられたキサラは、両手を広げた格好で辱めを受け入れるしかない。

巻きスカートが解かれ、閉じた太ももとショーツのY字ラインが露わになる。

 

憧れのドロシーの髪色と同じ、ピンクのブラとショーツはキサラの勝負下着...

その下着姿を全世界に晒されてしまう皆の人気者シスター・キサラ

 

「いやあああぁぁぁぁッ!」

 

あまりの恥ずかしさで我を失い、有刺鉄線で手足を傷付けられながらも唯一動く首を左右に振る!

 

「流石に煩いわね、ビフロンス!

大人しくさせて。」

 

ビフロンスがキサラを磔にする十字架に手を翳すと...

バチバチと十字架がスパークし、キサラの身体が光に包まれ...

 

バチバチィッ!

 

「キャアアアアアアァァァァーッ!」

 

高圧電流を流され絶叫するキサラ

涙と鼻水で、グシャグシャに顔を濡らして地獄の電流拷問を受ける。

 

「あぎいぃッ、あぁッ、あッ、あんッ

あぁぁぁーッ!

ふぅ...ぐぅぅぅ...」

 

喘ぎながらキサラが気を失う

電流が止められ、頭がガクッと落ちる。

 

ピクピクと痙攣する身体、プスプスと上がる煙

グレモリーが乱暴にキサラの前髪を掴み...

 

「ほら、起きなさいよッ!」

 

激しく頭を揺さぶる!

 

「うぅッ...んああぁ...」

 

かろうじで意識を取り戻したが、口をあんぐりと開け朦朧としている。

もう叫んだり、悲鳴をあげる気力も残されていない。

 

「さぁて、産まれた時みたいに素っ裸になってもらうわよ。

上から、それとも下から?

せめてもの慈悲で選ばせてあげる。」

 

キサラの乳首、処女の性器が晒しものに!?

観客席、生配信の視聴者が固唾を飲んで見守る。

 

「シキさん...助けて...」

 

キサラの脳裏に過るドロシーの声

 

『大丈夫だよキサラちゃん!

シキは必ず戻ってくる。

キサラちゃんのここ一番の時、必ず声援を送ってくれる。

あいつは、そんなやつだから。』

 

(ごめんなさい...ドロシーさん...

シキさん...私のこと、きっと嫌いです...

私の為に、来てくれたのに...

ワガママ言って、大っ嫌いなんて言って...

私なんか、シキさんに助けてもらう...

資格なんて...ない...)

 

グレモリーが返す

 

「無駄よ、急所を撃たれて瀕死だったのよ、あのナイトの子は。

自分で撃っておいて、よく抜け抜けと"助けて"なんて言えるわねぇ。

ホント罪深いキサラちゃん、罰を与えないと。」

 

(そう、私が撃った...私がシキさんを傷付けた...

これは、私の罪...

ごめんなさい...シキさん)

 

キサラの目から涙が零れる。

目を閉じ、どんな辱めも、苦痛も受ける覚悟を決める。

グレモリーの魔手が伸びる。

 

「まずは上から、おっぱいを全世界に晒してあげるわ。」

 

刹那

 

「きたねぇ手で、キサラに触れるんじゃねぇ...カス野郎」

 

大丈夫だ...キサラの声は俺に届いてる!

 

「シキさんッ!?」

 

キサラの視線の先...

手を止めたグレモリーとビフロンスの視線の先...

 

そこに俺は居る!

 

例え腎臓を一個、撃ち抜かれようと...

血が足りなかろうと...

痛みで気を失いかけようと...

俺はキサラを見捨てない!

 

グレモリーが返す

 

「誰かと思えば、死に損ないの坊やじゃない。

何しに来たのかしら?」

(あの傷で...何でこの子は立ち上がれるの?)

 

「リーパーを狩る...それが、ナイトランカーの仕事だ。

しかし、驚いたな...最近のリーパーは口が利けるのか。」

 

「私達はリーパーの中でも上位の存在ディソーダー!

連れが罪のディソーダー、ビフロンス

私が罰のディソーダー、グレモリー

本能と衝動のままに動く下級リーパーとは違うわ。」

 

ディソーダー...自己紹介はありがたいが。

罪と罰か、知恵を持った希少種のリーパーが居ると噂には聞いていたが、実物を前に会話をするのは初めてだ。

丁度いい...

俺は一つ質問をしてみた。

 

「成程...一つ聞かせてくれ。」

 

「何かしら?

冥途の土産応えてあげても良いわ。」

 

では、遠慮なく...

 

「痛みとか恐怖は感じるの?

リーパーがどんな命乞いをするのか聞いてみたいんだけど。」

 

静寂...

 

先に言葉を発したのはビフロンスだった。

 

「人間の分際でその無礼、大罪人よ...

死を持って償えッ!」

 

やっぱり、そうきたか。

 

「二人して質問も返せねぇのか。

話がまるで嚙合わねぇ、何が上位の存在だ

猿と会話してる気分だよ。」

 

続いてグレモリー

俺の煽りが効いたのか4つある目尻の血管がピキッてやがる

 

「アナタも、罰してあげるッ!」

 

上等だ!

俺も流石にキレてんだ...

 

「お前らこそ、キサラをこんな目に合わせやがって!

ぶっ殺してやる。」

 

 

同刻

16時00分

丁度ドロシーVSブレアの決着が付いた頃...

 

「運営何やってんだ」というヤジもあったが

ガンレイズアリーナの運営は既に機能していない

 

ここはモニター管制室...

.

スタッフは全員死亡している...

肌が爛れ、眼球は黄色く腐り、生きたまま腐敗したかのような苦悶の形相で...

 

そして、駆け付けた警備員も全滅

全員が猛毒に侵され全身を青紫に染め、白目を向き泡を吹いて苦しみの末に...

 

死体の山と化した管制室には2体のディソーダー

 

3つの尾、ボロキレのように垂れ下がった白い毛皮の人狼が口を開く。

 

「我々も加勢するとしよう。

狙いはダインスレイヴの回収とムラマサのナイトの抹殺。

まさか、あの傷で立ち上がるとはな...シキエル・ヴァレンタイン!」

 

彼の名は腐敗のディソーダー、マルコシアス

そして...

 

下半身は大蛇、上半身は赤い甲冑、右腕は毒蛇の頭、左腕はサソリの尾、そして頭はミノカサゴ!?

 

ミノカサゴは背びれに毒を持った魚だ...

毒々しい外見の蛇魚男?が続ける。

 

「ブネとマルバスもやられた、ブレアと天照...あれはナイトランカーの次元ではない。

言うなれば生きた核兵器...我々の手に余る。

こうなれば最重要ターゲット(ダインスレイヴ)のみで構うまい。」

 

猛毒のディソーダー、ボティス

 

刹那

 

凛とした女性の声が二人のバケモノの間に割って入る。

 

「やれやれ、ここにもディソーダーですか。

ダインスレイヴ...どうやら、シキエルくんとキサラさんに先を越されたようですね。」

 

声の正体

ドロシーとの死闘でボタンが全て外れたボロボロのブラウス、そこから覗かせる水色のブラ、24歳相応のバスト84cmのDカップ

ミニのタイトスカートから伸びた脚線美

手にした青い柄巻のサムライソードは、氷属性最強の妖刀 村雨

水色のショートヘアに、フレームのない知性的なメガネがトレードマークの彼女は...

 

オリュンポスレコード所属

ナイトランク6位

アイリス・コールクライン

 

猛毒のディソーダー、ボティスが反応

 

「ほう、面白い!

噂に聞く、あのブレアの右腕か!?

私もある方に仕える騎士、是非とも手合わせ願いたいものだ。」

 

アイリスが返す

 

「私もダインスレイヴとシキエルくんに用があります。

申し訳ありませんがドブ臭い犬と、騎士かぶれのゲテモノ相手に戯れてる時間はありません。

ここで、二匹とも凍死して貰えますか?」

 

俺の相手は罪と罰のリーパー

アイリス先輩の相手は腐敗と猛毒のリーパー

 

魔銃ダインスレイヴを巡り、二人のナイトランカーが動く!

ガンレイズアリーナ編、クライマックスへ...




次回はシキVS罪と罰をお届け。
回想でドロシーも重要な役割で出てきます!

ディソーダーのデザイン
ソロモン72柱の理由
1体1体デザインを考えるのが大変なのでシンプルに悪魔を参考にしました。
72体存在し、その内の最強がバエルですが、長い歴史の中でヨハンのARMにされた隠れた経緯などあります。

ドロシーとキサラの共闘はあるか...
以下ネタバレ





これは明言しておきたかったのですが、ガンレイズアリーナ編の次編
シキ奪還編(仮)のパートナーはキサラになります。
ドロシーがメインでオズも動き出す第三部、魔女とシスターのコンビが巨大な敵に挑むので、ここでキサラの設定を温めておきたかったです。
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