カルデアシティ
オリエントタウン 埠頭倉庫
PM10:30
ナイトランカー7位 シキエル・ヴァレンタイン
愛称はシキ
ミッション
この埠頭で裏取引をしているマフィアからアタッシュケースを強奪し、それを刀剣製造老舗 大企業"ムラマサ社"へ届けること。
取引現場を強襲しケースを奪うも、予想外の増援!
倉庫を転々とし身を隠しながら埠頭から逃走する際、食糧倉庫にて異界から来た魔女ドロシーと遭遇し...
現在
食糧倉庫から、雑貨倉庫に移動。
さすがに、あれだけ大声で騒いでいては同じ場所に留まるのはリスクがある。
簡単な鍵ならピッキングで開けられる。
ドロシーは食糧倉庫に天窓を割って入ったらしいが...
強行突破も考えたが敵の規模もわからない。
情報では20数名とあったが、この取引が外部に漏れていたのか思わぬ増援に苦戦し逃走。
という状況まで、ドロシーに説明を終えた。
「変装用アイテムが色々あるぜ!?」
雑貨の段ボールから、シキがコスプレアイテムの"赤い彗星の大佐"のマスクを物色
「遊んでる場合か...」
飽きれるドロシーにシキが続ける。
「今回やべぇ取り引き現場に首突っ込んでんだ。
情報漏洩の可能性もあるし、できれば逃げ切りたい。
顔覚えられたら後で面倒くせー。」
大佐マスクを装着するシキ
「当たらなければどうということはないッ!」
オタクあるある
女子にアニメネタを振るも伝わらす盛大にスベる。
被り物に効果があるのかは分からないが実際、共に行動しているドロシーが凄い目立つ。
ジッパーを閉めた黒のパーカーに短い腰布1枚
大胆に露出した生足に胸元から覗く谷間...
「キミの乳上がいけないのだよッ!」
ゴンッ!
ドロシーのゲンコツが炸裂
大佐マスクはウケが良くなかったらしく続いてドロシー
「あ、これで良いや。」
何を思ったのか、ドンキに売ってそうな馬の被り物
流石のシキもこれには突っ込む。
「おめーもぶっ飛んでんなッ!
マジで言ってる!?」
「お前って言うなッ!引っ叩くよ!?
被り物なら何でも良いでしょ。
ほら、ウマ娘♪」
お互い、状況を楽しめる余裕はあるらしい。
「私だけ被るのも不公平だし
シキ、アンタも被りな。」
ドロシーに強引に馬の頭を被されるシキ。
すっげー目立つ...隠密とは?逃走とは?
刀を手にした馬マスクに、生足と谷間を露出したパーカー馬マスク
ここに変態コンビが誕生!
丁度いい鏡を段ボールから物色し拝見...
シキ「ぶふッ!」
ドロシー「クスッ!」
二人で吹き出し、声を殺しプルプルと震えながら爆笑!
二人でノリノリで楽しんだが冷静になると思うことはある。
「俺達、何やってんだ?」
「私達、何やってるんだろう...」
ドロシーが続ける
「シキ一人で逃げれないの?
そもそも、私は関係ないし。」
「あれだけの規模の増援が来た時点で、ここに居ればドロシーも無事じゃすまないだろ。
下手すりゃ殺されるし、良くても人身売買でヤバイ店に売られるかもしれねーぞ?」
「ヤバイ店って?」
「ヤバイ店って、そりゃぁ・・・」
ヤバイ店...
シキが妄想する。
ヤバイ店に売られるドロシー
冷たいコンクリートの壁に覆われた部屋
馬マスクを被った変態が木製のドアを開けると
「んんんッ」
X字の磔台にドロシーがギャグボールを噛ませられ全裸で拘束されている。
「んッ、んッ、んんんんッ!」
馬マスクに怯え、ギャグボールから涎を垂らしながら呻き声を上げるドロシー。
必死に逃れようと身をよじり抵抗するも、女の力では頑丈な鎖を契ることは叶わず、虚しくジャラジャラと音を立てる。
「んぐぅッ...んぅぅぅッ!」
馬マスクが磔台の後ろにあるハンドルを回すと、余裕のあった鎖が巻き取られ、ドロシーの手足もX字にピンと引き伸ばされる。
「んんッ...んんんんんーッ!」
手枷、足枷が深く食い込む。
つま先立ちになり、身体中の関節を引き延ばされる痛みと恐怖で、涙を流しビクビクと身体を震わせる。
馬マスクがギャグボールを外す。
ハァハァと荒い息を整えるドロシー
「いッ...痛いッ、助けて..」
ドロシーが震えた声で懇願する
ピンと張った太もも、柔らかいお腹にニンジンの先端を滑らせる。
「きゃんッ!」
恥辱に頬を赤く染め、可愛い悲鳴をあげながら身体をビク付かせる。
ニンジンの先端が無防備になった腋の下を
「うぅんッ!」
敏感な乳首を
「あんッ!」
次々と刺激され、身体を強張らせる度に豊満な胸が上下する...
「はぁ、はぁ...うぅッ!」
ニンジンでドロシーの顎を持ち上げる
歯を食いしばり屈辱に耐えるも、頬を染め、涙を流し怯える瞳
「お願い、許してください...」
懇願虚しく股間にニンジンが当てられ
「だ...だめぇ..!」
そのまま、大事なところにニンジンを差し込む
「いやああぁぁぁぁッ!」
・・・
「ねぇ、シキ!?」
妄想中のシキにドロシーが呼びかける。
「シキってばッ!?」
「あッ、ごめん考え事してた。」
現実世界に呼び戻されるシキ
現実のドロシーが続ける
「何を考えてたの?顔真っ赤だよ?」
-答えたらぶっ殺される!-
恐怖と恥ずかしさで、シキが再び馬マスクを被り表情を隠す。
今にも熱で顔が爆発しそうだ。
「もし、ドロシーが捕まったら俺、毎週指名するわ。」
「意味が分からねーよ!」」
その時だった。
ガシャンッ!
鉄で出来た倉庫の扉が、凄まじい衝撃で破られる!
続いて低い女性の声
「ごきげんよう」
肩を大胆に開いた黒いドレス、大きな帽子にベールを纏った、マネキンのように真っ白い肌の貴婦人
シキは彼女を知っている。
製薬会社
エンペラーハーブ所属
ナイトランク9位
アイリーン・ブラックダリア
シキが馬のマスクを着けたまま前に出る。
「誰かと思えば、アイリーン。
援軍に来てくれたのか?」
「いいえ、貴方が奪ったアタッシュケース。
それを、私が頂きたいの。」
シキなりに馬マスクでウケを狙ったつもりだが、アイリーンが華麗にスルー
シキが続ける。
「今の状況が見えねーんだけど?
こっちも仕事で、マフィア連中からアタッシュケースを奪って
俺が逃走するタイミングで狙ったかのような増援。
うちの会社の極秘ミッションのはずなんだけど、今度はお前が来た。」
続いてアイリーン
「ムラマサにも内通者が居るんじゃなくて?
群れれば当然、腐った人間も出てくるでしょう。
警察連中は知りませんが、しっかり私達のネットワークにリークされてましたわよ?
オリエント埠頭でのARM取引」
ARMという言葉にドロシーが反応する。
この世界にも、存在するの?
馬マスクのままシキ
「あぁ、これ中身ARMなんだ。
アイドルのスケベなDVDか何かだと思ってたわ。
俺も絶賛これを護送中で、雇い主に無許可で『はいどうぞ』って訳にはいかないんだけど。
大体、製薬会社がARMなんか何に使うの?」
「私の会社も、魔法治療を研究でしてね。
ホーリーARM、ご存じない?」
「ARMの医療器具への転用か。
ホーリーARMもレアだし、一般販売されれば、そりゃ良いかもしれないが。
ちなみに、断ったら?」
刹那
貴婦人が素早く、茨の鞭を振るう。
パァン!という炸裂音と共に馬マスクが吹き飛ぶ!
「シキッ!」
ドロシーの叫び声
だが...
シキが一瞬で貴婦人アイリーンの背後に回る。
その手には、赤黒い刀身が既に抜刀され...
ドロシーが息をのむ。
ありえないスピードだ。
あの子供っぽいシキがランク7位のナイトなんて半信半疑だったが
アイリーンが笑う
「時を止めましたか、闇の妖刀 月読...でしたね。」
月読の赤い剣閃
キィン!という金属の衝突音。
アイリーンの足元から突き出た銀色の枝がシキの斬撃を防ぐ。
ドロシーが瞬時に理解する。
自然エネルギーを操る、この時代の、植物のネイチャーARM使い。
アイリーンとの至近距離でシキ
「人を救いたいんだか、殺したいんだか、ハッキリしてくれない?
クレームの電話入れんぞ?」
アイリーンが笑顔で返す
「私達はナイトランカーですよ?
裏社会のルール、ご存じなくって?
お互い企業の利益のためであれば、障害は排除いたしますわ。」
「俺、今デートの最中だからババアは家でハーブティーでも飲んでてくれないッ!」
縦に振り下ろされる赤い斬撃
アイリーンも同じナイトランカー
花弁のように身軽な宙返りで剣閃を躱す。
「デートですか。
なら、悪い魔法使いからお姫様を助けるナイトのシチュエーション。
どうです?」
アイリーンが倉庫に侵入!
狙いは...
「やべぇッ!逃げろドロシーッ!」
シキが叫ぶ。
だが、時すでに遅し!
ドロシーの正面に立つ冷たい表情の貴婦人。
魔力のないドロシーに闘う術はない。
逃げようとするも
「あッ!」
ドロシーの右腕を掴み、背中へ回す。
「くぅッ!このッ!」
右腕関節を極められたまま、左手で抵抗するも掴まれてしまい。
「きゃあッ!」
左手は頭の後ろに回され
アイリーンのドレスの袖から銀の茨が伸びる。
右手は背中側、左手は頭の後ろ、鉄砲縛りの状態でドロシーの手首が茨で連結される。
無理な姿勢で両腕を緊縛され、茨が手首に食い込み血が滴る。
苦痛に顔を歪ませるドロシーと
アイリーンに迫るシキ
「このクソババアッ!」
ドロシーを連れたまま、シキの斬撃を躱すアイリーン。
「慌てなくていいのですよ?
貴方の彼女を、美しい薔薇で飾ってあげますわ。」
ドロシーを床に転がし、赤い薔薇を投げる。
すると、赤い薔薇が無数の茨へと変化し...
「ちょっと、何よこれッ!
きゃあああぁッ!」
ドロシーの全身を茨が雁字搦めに縛り上げる。
鉄砲縛りの無理な態勢のまま、二の腕や胸、露出した太ももに茨が食い込む。
白い柔肌に棘が突き刺さり、全身から血が絞り出される。
「てめぇ...」
怒りに拳を震わせるシキと
「これで準備は整いましたわ。
私、貴方を始末して、そろそろランクを一つ上げたいの。
外のゴロツキ達は全員、殺しておきましたわ。
さぁ、邪魔は入りません、思う存分踊りましょう。」
アイリーンがスカートを翻し一礼
「上等だこら。
ぶっ殺してやるよ、雑草ババア!」
シキVSアイリーン 開戦