勢いで書いたので色々と変かもしれません。誤字脱字もあると思います。
※一部文章を修正しました。
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「中佐……私をあなたのものにしてください」
「ボーデヴィッヒ……」
「ラウラです……今だけはそう呼んで欲しい」
その日の夜、俺は部下であるラウラ・ボーデヴィッヒと共に自室のベッドの中に潜り込み、彼女の体に覆いかぶさっていた。ちなみに彼女は衣服を纏っておらず、小さくてほんのり膨らんだふたつの胸、その先でピンと立った桃色の乳首、赤色と金色の瞳、到底子どもを作れる準備が整っているとは信じ難い幼児体型などなど、彼女の全てが目の前で顕になっていた。
そして俺自身も、そんな彼女の身体の下口に肉棒を挿入しようとしていた。
「中佐……愛しています」
「……俺もだ、ラウラ」
瞳を潤ませて強請るラウラに、俺は唇を落として彼女の唇に重ねた。
俺が彼女と出会うきっかけになったのは、今から随分前、ドイツ軍に所属する部隊の上官として赴任した時のことだ。赴任という名の押しつけか。既にわかる者もいると思うが、彼女は普通の人間ではない。鉄の子宮で育てられ、この世に兵器として生を受けた人工生命体だ。
数々の戦闘術、様々な武器の扱い、それらを叩き込まれた彼女は正に生きる兵器。まあ、もともとそのために生み出された存在、『
1つ言っておくと、普通ならそんな非人道的なことは容認されない。しかしこの世には裏がある、そしてこの世界には『IS』と呼ばれる女性限定使用のパワードスーツという名の兵器が存在している、競技と言っておきながら思いっきり軍事兵器として利用されている、世間に知られていない裏組織が存在する。それなら彼女のような存在が造られていてもおかしくは無い。俺だって軍に入った時からそんなSFチックなものがあることは覚悟はしていた。
さて、話を戻すか。
とりあえずなんやかんやあった俺は彼女のいる部隊の上官として赴任した。だが兵器として育てられたせいで他人に対する評価が厳しいのか、上辺だけは上官として接していたものの、彼女はあからさまに見下すような態度を取っていた。こっちにとってはそんなのは若い頃に嫌という程受けてきたから慣れっこだがな。
あと人としての常識といった物がこれっぽっちもなく、一応女の子なのに下着も持たない、一般の娯楽を知らないという、部隊トップの実力と比較して目も当てられない状態だった。
そこで俺は、ラウラに人としての楽しみ、例えば下着とか飯とか、とりあえず自分で教えられることを全て教えた。当然、そんな無駄なことをする必要はあるのかとか言われたけど、そこは上下関係を利用して必要なことだ、と言って無理やり納得させた。上下関係とかいうやりたくなかった手段を使ってしまった。最低だ。
しかしその行動も無駄ではなかったようで、彼女は俺の教えたものの一つ一つに目を輝かせていた。外の世界の景色や数々の娯楽の存在、そして男と女の恋とか何とか……感情を隠しきれない所もそうだが、そういったことに関心を持ってくれるところは純粋そのものだ。水族館の魚を食料貯蔵庫とか言ったのは驚いたが。
あと、何故か後輩のクラリッサも紛れていたことは気にしないでおこう。あいつもあいつで俺に会うことを建前にラウラに色々と植え付けようとしていたようだ。
だが、そんな彼女にも最悪の時は訪れている。
そう、それこそあの兵器『IS』だ。あれを最大限に発揮させるための処置『ヴォーダン・オージェ』の事故によって、ラウラは全ての成績において他の隊員から遅れをとるようになった。おかげで彼女は部隊トップから転げ落ち、いつの間にか出来損ないの烙印を押された。元々周りの奴らを見下していたのもあったのか、その時の彼女に対する周りの声は聞くに絶えないものだったのは俺も覚えている。
……だから、俺は彼女を放っておくことが出来なかった。例え同情と呼ばれても、贔屓と言われても構うことは無い。俺は軍人だ、だがその前に1人の人間であり、彼女の上官である。目の前で今にも死にそうな野ウサギを見殺しにするほど卑劣じゃない。
とにかく俺はラウラの傍につき、只管彼女のメンタルケアを行った。と言っても素人同然なので、軍の知り合いの精神科医の力も借りて彼女を支えようとした。
…………で、その結果が夜の営みになってしまったということだ。何故こうなるのか答えを知っているものがいるなら是非教えて欲しい。教えてくれ。
初めに仕掛けてきたのはラウラの方で、夜中にいきなりモゾモゾと音がするうえに下半身が寒いと思ったら、彼女がシーツに入り込んで俺の萎れた肉棒を必死に舐めていた。ピッキングの技術がこんなところで役に立つとは、軍のやつは早々解けないはずだがな。
「ぼ、ボーデヴィッヒ?」
「……中佐、んっ」
上目遣いで答えつつ、肉棒を舐める舌を止めないラウラ。その姿が寂しがり屋な子犬に見えたのは秘密だ。初めは目の前のことに唖然としていたが、陰部から伝わる彼女の生暖かい口内に肉棒が溶かされていくような感覚に気持ち良さを感じてようやく正気に戻った。
「お前、何を」
「ンンッ……男女の恋愛では、片方が相手の寝床に潜り込んで性的な奉仕をする文化があると聞きました。違うのですか?」
そんな阿呆な文化を教えた覚えはない。
「まさかクラリッサか?」
「いえ、自分で一から調べました……チュッ♥」
ラウラは右手で根元を握るように支えながら、1度肉棒を口から引き抜き、亀頭先にキスを交わす。口の中もそうだが、彼女の指先も柔らかく、ほんのりと暖かい体温が陰部越しに伝わってくる。
しかし、俺は性に関する知識は教えたつもりは無いが……こうなるなら一から正しく教えれば良かったか。いや、そうなると周りから間違いなくロリコン扱いされるだろう。
「とりあえずボーデヴィッヒ、一旦やめ」
「…………」カプッ
「いっ……」
とりあえず止めるために体を起こそうとすると、ラウラは口いっぱいに肉棒を頬張り、白い歯で柔らかい竿に噛み付いた。慣れていないのか、加減ができていない。
「……」カプカプッ
「か、噛むのは辞めろ」
俺がそう言うと、ラウラは一旦口から肉棒を引き抜き、口を開いた。
「……中佐は、出来損ないの烙印を押された私を、最後まで見捨てないで居てくれたお方です。ですが、今の私はあなたに何も返すことは出来ない……だから、せめて女性としてできることで返そうと」
なるほど、俺が今まで教えてきたことを踏まえて、彼女なりに考えた結果がこれなのだろう。
「それに、軍の男達が言っていました。『役に立たないのなら最悪、男の捌け口にすればいい』と」
よし分かった。後でそいつらを殺そう。殺すだけではいけない、軍の汚点として晒しあげて、ノウノウと軍に蔓延り生きていることを後悔するぐらいの地獄を見せてやる……のは辞めておくか。
「どうせなるなら……私は中佐の女になります」
「そう云う勘違いされそうなこと、冗談でも言うな」
「……冗談じゃありません。私は本気です」
鋭く真っ直ぐとした目で俺を見つめながら、ラウラは肉棒を鼻先でスンスンと嗅ぐ。そしてその独特な匂いに表情を歪ませながら口を大きく開き、上下に唾液を繋げながら、再び俺の肉棒を口いっぱいに頬張った。今度は噛まずに、舌を使ってベロベロと弄するように舐め回す。
「うあ、う……(まずい、ダメだと分かっていてもこれは……)」
ここで興奮すればラウラを弄ぼうと画策している奴らと同類になる、そう思って俺は必死に耐えている。が、流石にオスとしてこの刺激は耐える方が無理がある。
「…………(これではダメ……か?)」
ぢゅぶっ、ぢゅるる……
そんな俺を見て気持ち良くないと思ったのか、ラウラは肉棒を飲み込むかのように吸い始める。ぢゅるると水音を立てながら必死に食べるラウラの姿は、飴菓子を頬張る無垢な子供のようにも、一皮剥けて必死に奉仕する女性にも見えた。
……もう耐えられない。
早くも折れた俺は陰部に血液を流し始め、肉棒を固くし始めた。やわかった海綿体が膨張し、彼女の口の中で棒のようにそり立った。大きさとしては比較的普通かもしれないが、彼女の口には大きなもののようだ。
「うぇ……うふっ……」
勃起したペニスはラウラの喉奥を突く。突然のことにラウラは嗚咽を吐いて目を潤ませたが、フェラチオを辞めることなく、口元を上下に動かして扱いていく。不器用ながら、口を窄めて必死に扱く彼女の口の隙間からは、ナノマシンが含まれていると云う唾液が漏れだし、根元まで流れる。
「んっ……ふっ♥」
ちゅぼぢゃぼと架空のものだと思っていた擬音が耳元まで届き、俺の頭は快楽一色に染められた。ここはもう覚悟を決めて彼女を抱いても良い、いや、抱いてやらねば。
「
「ああ、とても……」
そうこたえると、ラウラは涙で満たされた赤と金の上目遣いで俺を見つめたまま、扱きを速めた。特徴的な癖毛を揺らし、指で輪を作りながらぐぼぐぼと無我夢中に口内で虐める。
ゴリッゴリッ♡
しばらくすると、俺の肉棒は更に興奮を覚え、射精の準備に取り掛かった。それを本能的に感じ取ったラウラは、根元を細い指で掴み、今度は頬肉ですりこぎ始める。肉が押しつぶされるような硬い音が鳴ると同時に、彼女の頬が亀頭に合わせて大きく盛り上がる。何て厭らしくて可愛らしい…………もしかして俺、ロリコンか?
「ラウラ、もうそろそろ……」
腰を震わせると、ラウラは扱きを続けながら舌先で竿をざらざらと裏筋を痛めつける。それがさらに興奮を促し、鈴口から男汁を溢れさせて、彼女の口腔を苦味で包んだ。
「くぁ…………うっ!」
ビュグッ!
「んふぅっ!? …………♥」
とうとう限界を迎え、俺は腰を震わせて彼女の口壺に盛大に精液を吐き出した。この数日間、軍の仕事で到せていなかったのもあってか、通常の量よりも多く、濃いものが彼女に流れ出した。
味わったことのない苦さと粘液の熱さにラウラは目を見開いて涙を頬に伝わせたが、決して吐き出すことはなく、漏れないように口と竿を繋げながらその小さな頬を膨らませて必死に受け止めた。兎というよりは子リスか。
「ん、んんっ……」
「ん? ああ……俺が起きるから、口を閉じたままにしてくれ」
ラウラは次の指示を仰ぐように瞬きをしたので、とりあえず俺は引き抜くように命令した。その通りにラウラは口を引き抜き、垂れぬように口を瞑る。そして俺は起き上がり、彼女に顔を近づけた。
「開けろ」
「……あーっ♥」
ラウラは目の前で大きく口を開いた。
自分の体から出た白く濁った水が彼女の口の中いっぱいに溜まり、舌に纏わりつく形で、唾液のカーテンの奥に1つの池を作り上げていた。この中に億匹のオタマジャクシが泳いでいると思うと、萎えた肉棒が再び勃起を始めてしまう。
「……飲んでくれ」
「……んくっ」
そう告げると、ラウラは口を閉じ、ゴクリと喉を鳴らして精液を喉奥へと飲み込み、確認するようにもう一度口を開いた。綺麗になった彼女の口腔からは甘さと生臭さが漂う。
「いい顔だ……ボーデヴィッヒ」
あまりの可愛さに、俺は自分も忘れて彼女の体を抱きしめる。丁度いいだき心地、思わずこのまま眠ってしまいそうだ。
こうして嚥下したことで彼女の喉と胃袋は俺に汚され……いや、染められた。
「……中佐、このまま」
「ああ、分かっている。けどいいのか?」
「私は、中佐に抱かれたいです……私にとって、中佐が拠り所です……だから、私の嫁になってください」
顔を向け合い、つぶらな瞳で俺に答えたラウラ。嫁にするのはこちらだが、今更細かいことは別にいい。
俺はラウラを抱き上げると、ベッドに寝かせて覆い被さる。ほんのり膨らんだふたつの胸も、その先でピンと立った桃色の乳首も、赤色と金色の瞳も、到底子どもを作れる準備が整っているとは信じ難い幼児体型も、そして腰まで伸びた長い銀髪も、いつも隣にいた彼女の全てが目の前にある。
「中佐……私をあなたのものにしてください」
「ボーデヴィッヒ……」
「ラウラです……今だけはそう呼んで欲しい」
「いや、これからもそう呼ぶよ」
「中佐……愛しています」
「……俺もだ、ラウラ」
そして冒頭の通り、瞳を潤ませて強請るラウラに、俺は唇を落として彼女の唇に重ねた。舌先をねじ込むと、彼女の口内は生臭さと甘さでめちゃくちゃになっていたが、俺からすれば美味で仕方がない。
「んっ、んっ……ちゅっ♥」
粘液と粘液が混ざる音が二人の間に生まれる。そうしながら俺は勃起した肉棒を彼女の下唇にあてがう。毛も生えてきたばかりなのか、薄らとしかない。唇も小さく、入れれば裂けてしまうかもしれない。
「ぁっ……中佐」
「入れるぞ、ラウラ……痛かったら言ってくれ」
「…………」
ラウラは無言のまま、震えるように強くシーツを握りしめた。その覚悟を受け取り、俺は腰を押して彼女の陰唇を2つにこじ開ける。ミチミチと云う肉がこじ開く音が響く、やはりキツい、亀先を入れるのもやっとなサイズだ。だが、やめるつもりはない
「………………」
奥へと突き進んでいく肉棒の痛みに、ラウラは顔を顰め、瞑った目から涙を流しながら体を震わせる。
「……んんっ……ぁぁっ……あっ」
敷き詰める肉を掻き分けて、肉棒はようやく根元まで挿入されると、ラウラは甘声を洩らした。彼女の中は血を流すほどキツいながら、完成された襞の一つ一つが肉棒を優しく包む。多分、体型からは想像も出来ない名器だ。
「…………ラウラ」
名前を呟き、俺はゆっくりと腰を動かす。
彼女の膣道は柔らかく、肉棒を引き抜き押し突く度に形を変えて吸い付いていく。血は出ているものの、肉棒の大きさには直ぐに慣れたようだ。
「はっ、あっ♥んんっ♥」
初めての行為だと言うのに、ラウラは色気のある嬌声を出して、肉棒の突き上げにビクンと体を震わす。無駄な肉が付いていない彼女の体だが、ほんのりと膨らんだ胸は小さく揺れていた。
「ラウラ、痛いか?」
「はん、いえ、全然…………あっ♥」
寧ろ気持ちいいと、ラウラは蕩けた笑みを浮かべて答えた。ああ、今までこんなに色気のある彼女を見たことはあるだろうか。いつもはナイフのように鋭いながらも、子どものように純粋な表情を向けていた少女が、今は目の前で1人の女になって喜んでいる。
「あっ、んぁっ、はぁっ♥」
ラウラのシーツを握る手が緩む。俺は腰を打ち付け、彼女の小さな尻肉を波打たせる。
「ラウラ……うおっ」
ズンっ!
「っっっ!? ♥」
深い一撃を押し付けると、肉棒は彼女の奥を突きあげ、肉壁を押しつぶす。するとラウラは目を思い切り目を開き、声にならない叫びを上げて小刻みに震え出した。
「ラウラ……ラウラ?」
「……ちゅ、中しゃ……これは、なんれしょう? 頭が……白く……」
「……絶頂したんだ」
どうやら、人生で初めての絶頂を迎えたらしく、ラウラは『これが……?』と不思議そうな顔をして少し首を傾げた。可愛くていやらしい。
「……少し姿勢を変えようか」
「は、はい……ぁ」
俺はゆっくりと肉棒を引き抜く。まだ硬いそれは厚く太く脈をうち、愛液に濡れててかっている。だが休む時間はない。俺はラウラの体をうつ伏せにさせて、胡座をかいて持ち上げる。
……ズブんっ!
「んあぁっ!」
そして両脇を掴んで彼女の尻に肉棒をあてがい、一気に膣内へと挿入する。
「ラウラ……」
「中佐……あぁっ♥」
今度は激しく、加減なく、男汁を潤滑油にしてラウラの膣道を擦り上げる。だが彼女の中も負けじと道を広げて襞先で肉棒を締め付け、頭の裏まで舐める。これも愛の力……なのか?
むにゅっ♥……ぎゅっ♥
「ふぁっ……や、やぁ、そんなところ、つね……」
耐えきれなくなった俺はラウラの脇下から腕を伸ばし、彼女の胸を揉みしだきながら、頭頂部を抓るように広げ潰す。豆のように小さなそれは、むにむにと潰す度にその弾力を跳ね返す。
「はぁっ、あっ」
体と銀髪を上下に揺らし、肉棒で彼女の腰をうちつけながら美乳を揉みしだく。
そんなことをしていると、口でやられた時と同じように海綿体に血液が流れ、彼女の体の中で一回り硬くなり、彼女の腹部分の壁をコツコツと盛り上げるように突き上げる。
「ラウラ、出すぞ。いいか?」
「は、はい……私を中佐のものに」
コツっ……
「あ……あぁぁっ!」
最後の一発と、俺は彼女の腰を根元まで下げさせ、奥の口を押し上げながら2度目の精液を吐き出した。それはもう盛大に、1度目よりも多く、腰を小刻みに震わせながら。
頭の中は弾けて真っ白に染まっている。それはラウラも同じで、子宮口を突かれた刺激と胸を引っ張られた痛みによく響く絶頂声をあげながらパチパチと意識を飛ばしていた。
しかし精液の勢いは収まらず、肉襞達の畝りに搾り取られながら、彼女の赤子部屋をあっという間に白く満たした。このまま彼女の腹がはち切れるまで出してしまいそうな感覚だ。
「……ラウラ」
「……中佐、これが……」
赤金の目から涙を溢れさせ、息を切らせながら、蕩けた顔で背中越しの俺に顔を向ける。
愛おしい、なんて愛おしい。そう思いながら俺は彼女の体を抱きしめ、火照った彼女の体を包んだ。
「中佐……暖かいです」
「……ああ」
2人で手を繋ぎ会い、寄り添い合う。
この体、この心、二度と離すまい。
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「…………で、その勢いで毎日彼女の体を自身の玩具のように弄んだと」
「人聞きの悪いどころか捏造までするな。お前は」
数ヶ月後のある日のドイツ軍基地。そこの一部屋にて、俺は女性隊員と共にテーブルひとつ挟んで向き合っていた。この女こそ、ラウラに娯楽を教えていた際に紛れ込んでいた後輩、クラリッサ・ハルフォーフその人だ。IS操縦者としての実力は現段階で恐らくナンバー1、そして俺に対する態度はワースト1だ。
別に仲が悪いわけじゃない……はずだ。こうしてオタクに彩られた部屋にだって入れてくれてるんだから。ただ昔から言い方に容赦がないだけだ、多分。
「…………しかし先輩、いくら何でも私を疑うのはどうかと」
「あんな偏った知識、教えるのなんてお前ぐらいだろう」
「何を言いますか、私ならまず一から日本文化を叩き込みます。それから正しい夜這いや嫁について」
「本性を表したな、こいつ」
俺は手遅れな後輩クラリッサを睨み、彼女も脚を組んで睨み返す。もしや、俺とラウラの距離を知りながらあいつに誤った知恵を植え付けるチャンスを狙っていたのか? この要注意人物、昔から日本の文化を取り入れていると思ったら。
「……まあいいです。とにかく、彼女を抱いた責任はとってください。じゃないと私が社会的に抹殺します」
「言われなくてもそのつもりだ」
「……それで、彼女とは何処まで進んだのですか?」
「別に、いつも通り訓練の日々だ」
実を言うと、あれから俺はラウラと行為をしていない。外出に連れ出したり、毎日ベッドの上で彼女を抱き枕代わりにして寝たりしてはいる。体も暖かいし髪もいい匂いだから直ぐに眠れてしまう……おっと、嫌な目で見られている。
「先ずは正しい性の知識を教えないといけないからな」
「いたいけな少女に年の離れた男が性教育とは……やはりロリコンですか、あなたは」
「言うと思ったぞ」
「基地で少女と仲良く手を繋ぐおっさんなんて、サマになってるじゃないですか」
「まだおっさんの歳ではない」
むしろ話を真面目に聞き取ってノートをとる彼女の姿にこっちが赤面したいくらいなのに。正しい知識を教えないといけないし、後輩からロリコン扱いされるし、可愛いと言う度にワントーン高い声を上げて見せてくれるラウラの笑顔がなかったら今頃発狂してただろう。あと手繋ぎに関してはラウラからお願いされてやった事だ、勘違いしないで欲しい。
「うちの子達に手を出したら許しませんから」
「手なんてだすか。てか誰の事だ、全く」
「ふん……えー、あと変わったことはありましたか?」
「いや、特にない…………ああ、そういえば、最近ラウラのやつ、酸味のあるものをよく食べてるな」
「酸味……酸味?」
「ああ、無性に食べたくなるんだと。この前とある国の手動ボートに乗った時に言っていた。だからフルーツ系のお菓子をよく買っている。
ああ、あと眠くなることが増えたり、食事量も前より増えて少し太ったとか話していたな。悲しませるのは悪いが、あいつの健康も考えて外出でスイーツ店を巡るのは避けた方がいいか」
「…………」
「クラリッサ?」
ふと気がつくと、クラリッサは顎に指を当てて俺を凝視していた。
「……先輩、いや中佐。今すぐ彼女をここに連れてきてください」
「なに?」
「それとこの件は私に任せてください。あなたには彼女と一緒に少しお話したい事があります……今日1日帰れると思わないでください」
「え」
「場合によっては私がヴァルハラに送ってさしあげます。ていうかなんで気づかないんですか、あんたは」
「え」
顔を黒くし、普段は見せないような形相でクラリッサは俺を睨みつけてきた。ヴァルハラか……楽園なら行っても良いか。
そんな呑気なことを考えていた俺は、その後軍医から告げられた衝撃の一言に汗を流し、クラリッサから冷ややかな視線を向けられながら背中を何度も蹴られ、膝に座って可愛らしく首を傾げるラウラに見つめられた。
…………このままヴァルハラに行ったら、ワルキューレに滅多刺しにされそうだ。
その後、ラウラはドイツ軍内で何故か『黒兎の母』と呼ばれるようになるのだが、それはかなり後になってからのことだ。
オチに関してはまたかよ・・・と自分でも思いました。ただどうしてもこのオチにしたかった。