色々あってスランプになってました。
数ヶ月ぶりなので文章とか変かもしれないです。
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「失礼いたします」
ある日のドイツ軍本部、遅くまで書類に目を通していた上層部のお偉い様に頭を下げた俺は、執務室の扉を閉めて一息ついた。自分から持ち出したこととはいえ、お忙しい上司の貴重な時間を削ってまで話を持ちかけるのだから一息つきたくもなる。一人一人の趣味嗜好の分析や各々の好みに合わせた菓子折りのひとつ探すのも一苦労だ。
「…………さっさと戻るか」
踵を返し、気持ちを切り替えて廊下を進んだ。
今日の分のミッションはこれにて終了、さっさと帰って明日に備えるとしよう。無意識に軽いスキップをしてしまっている気もするが、この時間帯は殆ど人がいないからあまり気にする必要は無いだろう。
さて、本日こなしたミッションというのは、部下であり我が最愛の恋人でもある少女、ラウラ・ボーデヴィッヒのことについてだ。
具体的な内容については説明するだけで長くつまらないものになるため省かせて貰うが、『今後の彼女の取り扱い』についてお話をさせて貰った。
まあ、それほど難しいものでは無い。ただ彼女を軍事兵器ではなく、1人の人間としてそれ相応の権利と自由を保障することとか、俺を彼女の身元引受人にするとか、そういったのを軍で正式に受諾してもらった。勿論、ラウラの許可を貰った上でやったことだ。
おかげでこの数ヶ月はあちらこちらに脚を運んでは頭を下げた、頭を下げる以外にも体も脳も働かせすぎた。もう脚すら自分のものか怪しいと思えるくらいパンパンになっている。自分の体から魂が抜け出たような感覚に襲われるのなんてしょっちゅうだ。ラウラが抱き枕になってくれなかったら耐えられなかったかもしれない。
だがこの苦労も今日で終わる。無事に全ての手続きは済んだ。思い返せば、普段の無理難題に近い任務に比べれば全然可愛い方だった。
さて、これで彼女と共に新しい1歩を踏み出すことが出来る、早速2人でフランクフルタークランツでも作ってみようか、水着を着て海に出かけようか、それか日本のソバでも食べに行こうか、彼女となにをやろうか考えただけでもこの胸の高鳴りを抑えられない。
……と、俺はこの歳で何をはしゃいでいるんだ。このあともやることは山ほど残っている、日々の仕事も大忙しだ、そんなすぐに彼女との甘い生活が実現できるはずもないというのに。
もしここにクラリッサがいたら、
『先輩、あなたはもう少しご自分の年齢を考えた方が良いと思います。あと単純にスキップのフォームがキモイです』
などと罵倒されている頃だろう。ついでに謎の衣装も渡されそうだ。とりあえず、全ての努力が水泡にきすような事態にならなければ良いのだが。
「……ごほんっ」
あれこれ考えているうちに、あっという間に自室の前まで到着した。ここまでかなりの距離があった気もしたが、まあいい。
とりあえず一咳ついて呼吸を整え、いつものように扉を開けた。
「中佐、おかえりなさい」
「ああ、ただいま」
扉を開けるや否や、1人の少女が腰まで伸ばした銀髪を揺らしながら駆け寄り、姿勢の良い敬礼を向けてきた。
彼女こそ俺の部下であり、最愛の人である、ラウラ・ボーデヴィッヒ少尉だ。格好は昔みたいに裸ではなく、以前外出した際に一緒に服屋で購入した寝巻きを纏っている……はずだった。
「今の時間はプライベートだ。敬礼は良してくれ」
「はい、申し訳ございません」
こいつはどこまでも真面目だな。この格好でなければ。
「それで、食事にしますか? 風呂にしますか?」
「……ラウラ、1ついいか」
「なんでしょう?」
「その……あー、その、格好はなんだ?」
目の前の光景に、俺は頭を抱えながら質問した。
今のラウラの姿は、寝巻き姿などではない。寝巻きどころか衣服を纏っていない。いや、フリルのついた白いエプロンは纏っているがこれはまずい。
彼女のほんのり膨らんだ胸も、その先に着いた乳首も、胸から臍にかけての体のラインもハッキリと浮き出ている。そして後ろは、穢れを知らない背中とおしりが丸見えだ。おまけに胸部には小さいながらも双山が出来ている…………ラウラ、実はBよりのAなのか? あと前よりも少し…………。
いや、そんなことはいい。問題はこの格好がなんなのかだ。
「裸エプロンです」
「堂々と答えるな、少しは恥じれ。あとなんで裸なんだ」
「最愛の夫を出迎える際の日本の伝統儀式……だそうです」
「そんな情報、一体どこで仕入れた」
まさかクラリッサの奴か? まさかこの前のことがバレて。
「自分で調べました。このエプロンも裏ルートで入手したものです」
どうやら今回に関しては彼女は関わっていないようだ。
だとしても、クラリッサといい、何故こうも日本に対しては偏った情報を仕入れるんだ。我が国の日本に対する偏見が酷いだけなのか? いや、本当になぜ裸なんだ? エプロンは本来衣服を守るためにあるものだろう、なのに裸である必要がまず分からない。裏ルートってそもそもなんだ、聞いたことがないぞ。
「中佐……その、どうでしょう?」
可愛い上目遣いで感想を催促するラウラの眩しさに、思わず半歩後退しそうになる。
ああ、そういえば、裸エプロンは日本では一般的に知られているフェチズムの1つと聞いたことがあるが……なるほど、愛好家が心から震えるのも納得だ。これほどの破壊力があるとは。見えないエロさというものか、見えないからこそ情欲を煽られてしまう。
だが生憎、夕食はとっくの昔に済ませている。風呂も疲れて入る気がしない。ラウラには悪いが、この後のオヤクソクというやつは遠慮させてもらうしかない。
「あ、ああ、似合ってる。だが今日はもう夕食も済ませてしまっている。風呂は明日でいい」
「はい」
似合うという言葉にラウラは嬉々とした表情で再び敬礼をした。いやはや、見た目はエロスをだしているというのに、こういうところが子どもっぽくてアンバランスだ。それが余計にこう……来てしまうものがある。
これではクラリッサの言う通り、俺はロリコンの可能性があると言われても仕方ないな。
「で、では……中佐……」
急にモジモジとしだしたラウラは、頬を赤くしながらエプロンの端を掴んでゆっくりとたくし上げ始めた。
たくし上げたその先では、薄らと陰毛が生えたぷりぷりとした陰唇が身を隠すことなく露になっていた。1度花を咲かせたというのに、彼女のあそこは未だに穢れを知らないような素振りをしている。
「今日は、私でどうでしょうか?」
潤んだ赤と金の瞳が俺を見つめる。どうやらお風呂とご飯がダメだから最後の『わ・た・し?』はどうかということだ。あれだけ正しい性知識を教えたはずなのにどうしてこうなるのか。むしろ、学んだからこそ俺を満足させるために最善な策を考えに考えたのか。
「中佐」
追いつめるようにラウラは今にも泣きそうな目で俺に上目遣いを向けてきた。普段なら馬鹿なことを言うなと断っているだろう。しかしここ最近は色々と動き回り、ストレスと疲れと欲求が溜まりに溜まって捌け口を求めている。
そのせいか、気がつけば俺は股間にテントを張ってしまっていた。最愛の人がわざわざ自分のためにエロい格好をしてくれた上に誘ってくれてる、これ程の求愛を断れる愚か者がどこにいるのだろう。決して言い訳じゃない。
「きゃっ……んっ♥」
我慢の限界に達した俺は、目の前のラウラを抱き寄せ、自身の唇で彼女の唇を塞いだ。ふわふわした彼女の唇は、口熱で今にも溶けてしまいそうなくらい柔らかい。
「んっ、ちゅっ♥んちゅ♥……あっ♥」
塞いだ口内でお互いの舌を暴れさせ、時折離しては空中で舌のみを繋ぎ絡め合う。唾液が部屋の明かりを跳ね返して光る。必死に舌を出す彼女の姿もまたエロい。
「れろっ♥れ、ちゅっ♥」
俺とラウラが舌を動かす毎に、唾液と唾液が混ざり合う卑猥な水音が響き、生温い彼女の吐息が顔に吹きかけられる。果物特有の甘い匂い、恐らく数分か数時間前にフルーツでも口にしたのだろう。それが余計に2人の淫情を刺激する。
「ぁっ……中佐……」
口を離すと、掻き消えそうな程に細い声でラウラが何かを訴える。試しに彼女の秘部に手を伸ばすと、綺麗に剃られた彼女の割れ目からヌルヌルとしたローションのような愛液が溢れていた。どうやらあの時の快感を思い出してしまい、開始早々に濡れてしまったようだ。それは俺も同じで、ズボンの中に収まっているものは今にも外に出ようと足掻いている。
「ラウラ……みんなには秘密だぞ?」
「……はい」
俺の言葉に火照り顔のラウラは承諾の言葉を返した。
自分で言うのも何だが、最愛の彼女の為に汗水垂らしたし、最近は自慰行為含めてあっちのことも全くしていないしする暇もなかった。
…………これだけ頑張ったのだから……みんなに内緒で……ゴムやローションは無いが………………もう1回ぐらい…………いいよな?
己の欲に負けた俺は、気がつけば彼女の体を壁際まで運び、彼女に両手を壁につけて尻を突き出させる体勢(立ちバック)にさせていた。エプロンで隠れていないのだから、当然彼女の傷一つないぷりんとした白い尻は丸見えだ。
「中佐……このような姿勢でするのは初めてで」
「ああ、大丈夫だ。怖くない」
あれから1度もセックスをしていないのだから、ラウラは少し怯えてしまっている。震える彼女を慰めながら、俺は自身のズボンのボタンを外してファスナーを下ろした。
下ろした途端、中に収まっていた肉棒が勢いよく外へと飛び出して軽く空を切り、彼女の臀部をビンタした。ストレスと欲求不満で竿はいつもより一回り太く膨張しているように見える。鈴口からも既に苦汁が溢れている。
ビンタに体をピクンと震えさせたラウラは後ろに視線を向け、脈を打つ穢らわしいケダモノを見て一瞬動揺したが、あの時の快感を思い出したのか、すぐさま顔を緩ませた。
「挿れるぞ」
ラウラの腰辺りを掴み、少し浮かせるように持ち上げて彼女のに割れ目に亀頭をあてがう。
そして膣口に当たったところで、俺はそのまま亀頭を押し付け、肉穴をこじ開けながら挿入させていく。
じゅぶぶぶっ
「んぁ♥…………ぁぁぁっ♥」
肉棒は彼女の中へと突き進む。やはり体格からして狭いのは変わりないが、以前の行為を覚えていたのか、ラウラの膣内は俺のモノに合わせて中の広さや畝りを変えてすんなりと受け入れてくれている。ラウラも久々の快感に全身を震わせながら甘い声を漏らした。
「ちゅ、中……んんっ、ぁ」
小さな肉壺の中に肉棒はあっという間に到達してしまい、コツコツとした無数の肉襞を押し潰し、ラウラの体をビクビクと跳ねさせる。
………………ぱんっ!
「やんっ!? ♥」
締め付く肉壁の温かさを感じる間もなく、俺は襞に吸われながら容赦なく肉棒を引き抜き、初めの一番を打ち付けた。小さな尻肉がぷるんと大波を打ち、彼女の背が大きく仰け反る。
俺は手加減なく腰を動かし、彼女との2度目の行為を始めた。
じゅぶっぐちゅっ♡
「あっ、あっ♥ふぁっ♥」
相変わらず彼女の膣道は柔らかく、道中のザラザラとしたら無数の肉襞達が肉棍を離すまいと吸着してくる。そして肉棒を引き抜く度にそれらが擦り合い、俺と彼女に快感を与えた。
「くっ、ラウラ……」
「あっ、ぅくぅ♥…………んぅぅ♥……」
肉棒を出し入れする時に聞こえる水音、それがラウラの喘ぎ声と混ざって卑猥な雰囲気を生み出している。あれだけ疲れていた体が嘘のように軽くなり、ラウラを求めて暴れている。
「はっ、んふっ……あ、奥ぅ、あっ♥あぁっ♥」
激しくぶつかる腰に合わせて、真っ白な臀部に小さい波が走る。肉棒は彼女の中の肉をカリ部分に引っ掛けては外へ出そうと抉るように擦りあげる。そして腰を打ち付けて奥を突く度に彼女の背中は仰け反り、意識を白くさせる。
「ちゅ、ちゅうしゃ、ぃぅ゛っ♥は、激しすぎま……あぁっ!」
耐えながら此方に顔を向けようとするラウラ。その瞳は今にも泣きそうになりながらも、表情の方は蕩けるような笑みを浮かべている。
その淫猥な色気に理性のタカが外れてしまった俺は、脚の疲れなど忘れて彼女の腰を持ち上げてさらに深くへと男根を押し込ませた。亀頭が彼女の奥で疼いていたGスポットを押し上げ、悲鳴を上げさせる。
「やぁっ、ひゃうっ♥おぁっ♥お゛ぉ……んんっ゛♥」
壁と俺に挟まれて宙ぶらりん状態のラウラは、初めの時とはまた違った喘ぎ声を発した。こちらの動きに合わせて、彼女の細い足がぶらぶらと揺れる。さらに肉穴の結合部からは、愛液が雫となって漏れ出す。
「ちゅ、ちゅう、ちゅうぅぅっ♥」
必死に俺の名を呼ぼうとするラウラだが、腹から走る快感に思考が溶けて呂律が回らなくなっているせいか、まるでキスをせがんでいるかのような声を上げた。
「(……まずい)」
裸エプロンでも充分な破壊力を持っているが、それに加えてこの姿勢と香ってくる匂い…………そんな誘いに今までお預け状態だった俺の性欲が耐えられるはずもなく、気がつけば竿全体に血液が流れて充血し、種付けの準備を調えた。
「ラウラ……」
「あっ、そこは……やぁ♥」
俺は両手を腰から離し、エプロンの中に入れてラウラの両胸を掴む。発展途中の彼女の胸先に着いた小粒の乳首はピンと勃っており、乳も小さいながらも確かな柔らかさを持っていた。気の所為だとは思うが、やはり前よりも膨らみが大きくなっている気がする。以前の柔らかさがクッションだとすれば、これはマシュマロと言ったところか。
「ら、ラウラ……」
「中佐ぁ……」
数ヶ月ぶりの肉と肉のぶつかり合い、どうやらラウラはあの時の熱をもう一度味わいたいらしく、その証拠に彼女の中は締まり始めていた。引き抜こうにもキツすぎて引き抜けず、俺自身も既に抑えることが出来なくなっていた。
「あ、い……」
「くうっ!」
限界に達した俺はラウラの臀に腰を打ち付け、肉棒を奥に押し付ける。
びゅぐっ…………ビュルルルっ♡びゅぐるっ♡
「あぁぁぁっ♥」
そして尿道口から大量の精液を吐き出し、その熱さと刺激にラウラは絶頂声を上げながら背を仰け反らせた。
やはりストレスと半強制的な禁欲が続いていたせいだろう、その勢いは凄まじいもので、尿道へと新たな精液が次々と流れ込み、ドロドロとした子種が膣内を白く満たし、彼女の赤子部屋を目指して解き放たれていく。
「中佐の、熱い……焼けてしまう……」
ラウラは全身を震わせながら生命の源を受け入れる。
もうそろそろ収まっても良いと思ったが、彼女の肉襞一つ一つが肉棒に吸い付いて離そうとしない。まるでもっと中へ出せと訴えているように、そしてペニスを萎えさせまいとギュウギュウに締め付けて来る。下手をしたらこのまま食いちぎられてしまいそうだ。
「ラウラ、もう少しだけ……付き合ってくれ」
「中……佐?」
俺は繋げたまま、彼女を持ち上げる。そしてテーブルに彼女の体を任せると
ずんっ!
「あぁっ!? ♥」
そのまま腰を深く突き刺し、彼女の中を再び抉り始める。肉棒は萎えることなく彼女の中で暴れ回り、愛液で滑らせる。
「あっ、あっ……んぉぉ♥」
肉棒が出し入れされる度に、膣口から愛液と精液が混ざった白濁の液体が外へと漏れ溢れて床へと垂れ落ちる。愛液に関しては、本当に彼女の体から湧き出ているのか疑問に思ってしまうくらいな量だ。
「あっ、あっ♥おっ♥あぁっ♥」
何度も絶頂を味わったせいか、ラウラの脳は焼き切れ、ただ単調な嬌声を部屋中に響かせて快感に浸る。
ぱんっ!
「んぃっ!?」
俺は耐えることが出来なくなり、腰を振りながら目前の彼女の尻を叩いた。叩かれた尻肉は気持ちの良い音を鳴らしながら震え、同時に甲高い彼女の悲鳴が響いた。
ぱんっ! ぱんっ!
「やっ♥あんっ♥ダメっ♥」
1発1発叩く度に、ラウラは言葉を変えて悲鳴をあげる。しかしその表情は痛がる様子もなく、寧ろもっと叩いて欲しいと訴えるように蕩けている。
淫乱で艶やかで、痛みに快感な喘ぎを上げる彼女の卑猥な姿……いや、ダメだこれ以上はいけない。
「ラウラ……」
俺は叩く手を止め、ラウラの名を呼んで彼女の耳の中に舌を伸ばす。
「ぁ、そこなめたら、舐めちゃ……ふぁっ♥」
必死に抗議する彼女の声を無視して、俺は肉棒を暴れさせながら彼女の体を味わう。元々は彼女から誘ったことだ、なら存分に味わってやる。
「やぁっ、あぁっ……あっ」
耳の内側と外側を順に舐めていき、最後に耳朶をはむっと咥える。それの繰り返しと男根の与える快感によってラウラの声はより一層卑猥さを増していく。
「ラウラ、もう……」
ある程度舐めたところで、もう2度目の限界が訪れてしまった。
「は、はい……出してください、私の中に……全部♥」
ラウラからの許可も出たということで、俺は腰の動きをさらに速める。腰と腰が水気を帯びながら激しく衝突し合い、膣襞と竿がずりゅりとした生々しい音を立てて擦れ合う。
「中佐、中佐…………んぁ、ぃぐっ♥…………あ、あぁっ♥あぁぁぁぁんっ♥」
数回、肉をかき混ぜ、最後にトドメの一撃と言わんばかりに腰を深く突き出し、彼女の奥を押し上げた。
ラウラの悦びの声が響く中、肉棒は彼女の奥で疼く子宮口を捉え、膨らむ亀頭を押し付けながら睾丸から這い上がってきた灼熱の白液を流し込む。脈を打つ度に吐き出される精液の量は多く、確実に彼女を孕ませようとしていた。
「中佐の……暴れてる……へぁっ♥」
腹の中でポンプのように吐液される精液の熱に、ラウラは体を小刻みに痙攣させながら、涙を流して微笑んだ。
いつも可愛らしい表情で出迎えてくれるラウラ。あの頃よりも笑顔を増やし、何処か子どもっぽさを見せる彼女が今、一人の女性として淫らな色に染まっている。
それだけでも俺の溜まりに溜まったストレスは吹っ飛んだ。
「ぁぅ…………」
一通り射精を終えた俺は肉棒をラウラから引き抜く。
彼女の膣穴からは赤子部屋に到達出来なかった白い精液が溢れ出しており、ドロっと粘り気のある白糸を引きながら固い床へと垂れ落ちる。
「おっと」
足を震わせながらその場にへたりこみそうになるラウラの体を俺は咄嗟に庇った。
「大丈夫か?」
絶頂に全身の力が抜けて疲れきったラウラは、ぽっと火照った顔を向ける。
「…………中佐、私は……本当にあなたの傍に、ずっと居てもいいのでしょうか?」
ラウラは唐突に質問を投げかけてきた。その潤む瞳には不安の色が映っている。
「…………ああ、もちろんだとも」
俺はそう言い、彼女の手を取り、握りしめた。
「…………んっ」
そして永遠の誓いを立てるように、俺とラウラは唇を重ねた。舌を入れ合うような卑猥なものではなく、唇からお互いの熱を感じ合い、愛を誓い合う、純白なキスを。
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「なるほど、それでその日は彼女の体を1日中弄んだと……純白の意味、知ってます?」
「………………」
ここはドイツ軍本部……ではなく、とある軍用車内。広い車道を走る中で、俺は隣に座るクラリッサから鋭い視線を受けていた。彼女の表情は『あれ』が発覚した時よりも黒く、冷えきったものだった。
俺も俺であのことを反芻して頭を抱えて俯いている、思い出しただけでも死にたくなる。
「先輩、貴方、あの時言いましたよね? 彼女とは1回して以来そういうことはやっていないと、確かにこの耳で聞きました…………なのに、まさかそれが嘘だったとは。はぁ」
クラリッサは怒りとも呆れとも取れる大きなため息を吐く。普段なら弄んでいたわけじゃないとか言い返しているところだが、今回は完全に俺に非がある。
「しかもそれ、『あれ』が発覚する前のことですよね? 幾ら気づかなかったとはいえ、下手したら彼女達の命が危うかったかもしれません。自覚あります?」
「…………すまない」
「すまないじゃありません。おまけに準備もせずにやるとは……何事もなかったから良かったものの、あの時1番正しい性教育が必要だったのは先輩なのでは?」
「うぐっ……」
「うぐ、じゃない。反省しろ」
クラリッサは硬いブーツの足先でゲシゲシと俺の脛を蹴りながら、容赦ない言葉の弾丸を打ち込む。
数年前、誘惑に耐えきれずラウラを抱いてしまったあの日のことが、ひょんなことから後輩のクラリッサに漏れてしまい、こうして説教を受けている。おそらくラウラがうっかり漏らしたのだろうが…………いや、今の今まで記憶の奥底に閉じ込めておいたというか。まさかあの時点で既にああなっているとは思いも寄らなかった。
「いいです、もう数年も前の話ですから、これ以上責めても仕方ありません。これから華やかな式だというのに、私も暗い雰囲気にするつもりはありませんから。
ですが、今後同じようなことを繰り返すようなら、彼女達は私が引き取りますので。あと先輩も社会的に抹殺します」
「絶対にそうならないようにする」
「当然です」
静かな怒りを込めた表情を向けながらクラリッサは腕を組む。
ラウラとそういう関係になってから早数年、彼女と『あの子』との間には様々な思い出を増やしてきた。
その間も、クラリッサがラウラに猫耳の付いたパジャマや露出度の高い黒いワンピースやゴスロリなるものを渡して来たり、仕事そっちのけでラウラのために勝手に部隊を動かしたりと色々とやらかしてはいたが。
「さあ、着きましたよ」
目的地に着いた車両が停車する。
窓から外を確認すると、目の前には幼い頃から慣れ親しんだ大教会が佇んでいる。いつも誰かの式を席から見ていた俺が、とうとう見られる側の人間になるとは。
祝い事ということもあって、教会堂は美しく彩られている。大扉の前には既に人集りができており、クラリッサの部下達も紛れていた。今、ラウラに話しかけているのはマチルダだ。
「しかし、本当に軍服で良かったのか?」
「貴方の場合、タキシードはあまり似合いませんから。いつも通り軍服を纏っている方が様になっていますよ」
こうもハッキリと言うのか。
「………………」
俺は群がる人達に囲まれているとある少女に目を奪われた。
最愛の女性にして、これから共に誓いを立て合う少女、ラウラ・ボーデヴィッヒだ。
数年前、小さくて無知で、何事にも真面目に取り組んでいた可愛らしい彼女。
背丈は伸びたとは思うが、相変わらず小柄な見た目は変わりない。しかし雰囲気や表情は初めて出会った時とは比べ物にならないほどに穏やかになっている。そして純黒のウエディングドレスを纏うその姿は、間違いなく大人へと成長していた。
「……綺麗だ」
「ぐすっ……当然です」
「泣くほどか、お前」
「嬉し涙と悲し涙で半々です」
顔をくしゃくしゃにして大泣きし始めたクラリッサは、手渡したハンカチで思い切り鼻をかんだ。
しかし泣きたいのも無理はない、初めの頃から彼女のことを気にかけていたうえに、この数年もずっと俺達家族に付き合っていてくれてるのだから。
俺もラウラも年齢の関係でずっと挙げれずじまいだったから、ようやくこの日を迎えることが出来て嬉しい限りだ。
「さ、早く行ってください」
「ああ」
身を引き締めて、扉を開けて車両を降りる。
俺に気がついた彼女は、笑みを浮かべながら手を振ってきた。
俺は彼女に笑みを返して、初めの1歩を踏み出した。
……………………
…………………………
………………………………
「……なんて、こともあったか」
夕陽が沈み、黄色い月が昇る時間帯。母国で常日頃見ている月とはまた違った美しさを見せつけるそれを、俺は幅広な縁側に置かれていた和風な椅子に腰を任せ、窓を全開にして拝んでいた。こちらでは月の表面の模様が兎に見えるらしいのだが、肉眼ではどれが兎か分からない。
それはさておき、旅行中の俺達が宿泊しているここ『花月荘』は毎年、日本の夏場になるとIS学園が臨海学校として貸切にしている旅館らしい。海が近くにあり、食事も美味。その理由もあって、ネーナとファルケから勧められたのだが……うん、ここに決めて良かった。あの子たちには根付以外にも良い土産を買っていこう。
「……やっぱり歳を食ったか」
俺は片手に持っている写真に映る自身の姿を見て呟いた。この写真は、いまさっき思い出していたラウラとの結婚式の時に皆で記念にと撮ってもらった思い出の1枚だ。あれから早数年経ったが、少しばかり老けた気がする。そんなあからさまに現れるような年齢では無い気もするが、やはり日々のストレスが原因だろう。軍というのはいかなる場面でも常に死と隣り合わせの戦場だ。
「中佐、戻りました」
「ああ、おかえり」
部屋の入口が開き、浴衣姿の1人の少女……女性が部屋に入ってきた。彼女こそ、我が妻であり最愛で最高の女性、ラウラ・ボーデヴィッヒだ。ああそうだ、もうボーデヴィッヒじゃないんだった。
「どうだ、日本の大浴場は」
「はい。中佐の言う通り、大変味わい深いものでした。体に溜まっていた疲れが取れた気分です」
「それは良かった。ほら、こっちへおいで」
「はい」
俺の手招きにラウラはテトテトとこちらに近づき、机を挟んだ反対側に置かれた椅子……ではなく、俺の膝の上にちょこんと座った。最早当たり前となってしまったこの光景も、初めは2人で頬を赤く染めて恥ずかしがっていた。
それにしても、上がり立てということもあってラウラの体は浴衣越しでも伝わるくらい、ポカポカとしていてやんわりと温かい。湯で湿った銀髪から漂う花のような香りが、鼻腔を刺激して心を落ち着かせてくれる。
「擽ったいです」
「あ、すまない。いい匂いだったからつい。嫌だったか?」
「そんなことはないです。むしろ、こうしている方が私も心地が良い」
「……俺もだよ」
俺はラウラの頭に手を伸ばしてそっと撫でる。ラウラも気持ちが良いようで小さく吐息した。こうして彼女の頭を撫でていると、溜めていた鬱憤も芽生えかけていた邪な気持ちも全てが綺麗さっぱり洗い流されていく。
「中佐、それは?」
「ん? ああ、結婚式の時に撮った写真だよ。いつ見ても飽きないから、こうして持ち歩いているんだ」
「そうですか……皆、まだ若い」
俺はラウラとともに懐かしむように写真に見入り、当時を思い出す。
この数年、周りでは様々なことが起こった。と言っても、誰かが任務中に殉職したりとかそんな悲しい話ではない。クラリッサがIS学園の教師と一戦交えたり、その日の夜になぜか幼児退行を引き起こしてラウラに泣きついたり、部下であるイヨが一足先に運命的な出会いをして、そのことで先を越されたとクラリッサから朝まで愚痴を聞かされたり、部隊の特別教官としてやって来たとある女性と俺のありもしない噂が流れて、部隊員達から例の宮殿に送られかけたりと、多忙だが平和なものばかりだ。
その間も、我が家は満たされた日々を送れている。流石に夜の営みがあの子にバレそうになった時は焦ったが、今となってはいい思い出だ。あの子も、今頃みんなと一緒に俺とラウラの帰り(というよりはお土産)を待っているだろう。
「ラウラ」
俺がラウラの名を呼ぶと、彼女は写真から目を離して振り返り、不思議そうな表情で俺を見つめた。少し上気した顔が色っぽく、涙で潤んだ赤と金の瞳が月光を映している。
折角の夫婦水入らずなんだ、恥ずかしがることはない。
「…………俺は君と出会えて、本当に良かったと思ってる。こうして一緒に居られるだけでも、俺は本当に幸せだ」
俺の言葉にラウラはぽぉっと頬を桃色に染め、優しい笑みを浮かべて口を開いた。
「…………私もです……中佐が私の前に現れてくれなければ、落ちこぼれの私を助けてくださらなければ、あのまま落ちぶれて、自暴自棄になって、自ら慰み者に身を落としていたかもしれません」
「ラウラ」
「あなたが受け入れてくれたおかげで、抱いてくれたおかげで、今の私がいるんです……あの子もいて、中佐もいて……兵器として生き、兵器として死ぬ運命だった私にとって、これ以上の幸せはない…………ずっと、一緒にいて欲しいです」
…………ああ、君は本当に成長した。
『どうせ、あなたも私を笑いたいのだろう』
『私なんかに構うな、放っておいてくれ』
『ISも動かせないあなたに、私の気持ちなんて分かるはずがない』
なんて、昔はあんなに弱音を吐いていたのに……変わったな。
「ラウラ…………愛してる」
「…………私もです、中佐」
俺はラウラの身体を抱きしめて密着させる。そしてお互いに見つめ合い、そのまま顔を近づけてキスを交わした。
生暖かい彼女の吐息が顔に吹きかかる。それが余計に色っぽく感じて、俺は彼女の口を塞ぐように唇で包み込む。
口付けは長い時間続き、暫くして口を離すと、逆上せ気味な彼女の火照り顔が目の前にあった。
「……ラウラ、もしかしてここに来る前に何か食べたか?」
「……酸味の強いデザートを少々……最近、酸っぱいものが無性に食べたくて」
「…………なら、あとで買い物に出かけようか。ついでに甘い物も一緒に」
「はい」
静かな波音が聞こえるなか、俺とラウラは体の熱を確かめ合うように抱き合った。
…………さて、これは戻ってからひと騒ぎありそうだ。またクラリッサから蹴られそうだが……それも悪くない。