身体が女になったからって、オレは男だから!ホモじゃねーから!男とヤるとかありえねーから!ち、ちが……♡ やめ……♡ 作:ゲルパンマン♥山崎
◇ ◆ ◇
オレは今、自室で大きな鏡の前に立っている。
この姿見は今まで部屋にあった物ではない。ついさっき購入して運んで貰った物だ。予定外の出費だが、問題ない。許容範囲内。
鏡が高級品だったのは一昔前の話で、今は一般人でも手が届く価格だ。流石にこの姿見サイズだと安いとは言えない金額だったが、それでも昔の十分の一以下。いい時代になったものだ。
「ふひっ、ふひひひひ……」
鏡の前で、オレはゆっくりと服を脱いでいく。
少しずつ露わになっていく白い柔肌。
そりゃ女になって、やることっつったら……
「うわ……身体ほっそ……」
オナニーでしょ!
別にオレだってさ、女に興味ない訳じゃないんだよ。あくまで娼館に払う金がもったいないって思ってたから積極的には行かなかっただけで、エロ本くらいは持ってるし、たまには行ってたし、普通に恋愛してそういう事に至った経験もある。(何かに対する言い訳)
お金の心配が一切ないんなら、オレだって毎日通ってたよ、娼館。
つまりもう、言いたいことはわかるね?
タダ! この身体、いくら堪能してもタダ!
うえへへへへたまらんね。
ちょっと小柄で痩せ型で幼いけど、身体はしっかり女だ。
んんんん……
いや流石にちょっとガキすぎるな……
色気ってもんが皆無だわ、この身体……アバラ浮き出てるし、大丈夫かよ。いっぱい食お。
まぁ、贅沢はいわんよ! タダだし!
それじゃさっそく……おっぱいを揉む!
「……」
おっぱい? えっ、どこ? おっぱいなくない?
まじ? えっ、これが、おっぱいか?
おっぱいと呼んでいいのか? これを。
ふよん♡
「おっ、一応やわらけ……」
小さいのに、ちゃんと柔らかい……
「ふひっ、ふひひひ」
もみもみ。
「……」
もみもみ。
「……」
もみもみ。
「う~ん……おっぱい揉み放題なのはいいけど、あ~ん♡みてーな感じにはならんな……」
なんかちょっとガッカリだな……
小さすぎるからか?
おっぱいでアンアン言ってたあの娼婦は演技だった?
マジならショックなんだが……
気を取り直して!
そ、それじゃあ、うん、肝心なトコ、行ってみようか!
最後の一枚。男物のパンツ。
身体が小さくなっているからぶかぶかだ。紐で縛らないと簡単に落ちてしまう。
その紐を解き、ぱさりと下に落とした。
「うわ……」
全体的に色素が薄く、痩せ型で、真っ白い髪の毛の、儚げな美少女が、鏡の中からオレを見ていた。
胸がドキドキと高鳴る。
何か悪いことをしているような気分になってくる。
鏡をベッドの近くまで動かし、自分はベッドへ寝そべる。そして鏡に対面して、大きく股を開いた。
「うひぁ……」
鏡の中の美少女が、股をがばりと開いた。
大事なところが丸見えだ。
誰かに見られてる訳でもないのに、やたら恥ずかしい。
ポールダンスで似たようなポーズは散々見たし、むしろもっと過激なものも見たことがあるが、こと自分がやるとなると、すげぇ羞恥心がくる。
股間にそっと手を添えてみる。
あ……もう濡れてきてる……少しだけ……
やっぱ、勝手に濡れてくんだ……当たり前だけど……
おずおずと、指で穴の周りをさすってみる。
初めて経験するムズムズとした痺れが身体に流れてくる。
「んっ♡ んん……♡」
思い切って穴に指を入れてみる。
つぷ♡と簡単に第一関節まで沈み込み、ピリッとした快感が流れる。
「ひあぁ……♡ あっ♡ んあぁ……♡」
初めて経験する、明確な女の快感。
勝手に声が漏れてしまう。
身体が勝手にピクピクと震えてしまう。
だがその声も愛らしい少女の声。自分自身の嬌声に、自分で興奮してしまう。
「ん……♡ んあ……♡ ひう……♡」
指一本でいっぱいいっぱいな蜜壺の中を、ゆっくりとかき回す。
少しだけ深く沈めると、指先に何かが触れる。何かの侵入を拒むように張られたドーナツ状の薄布。処女膜だ。
流石にそれ以上奥へと指を入れるのは得も言えぬ恐怖があり、躊躇われた。
そして、恐る恐るクリトリスに触れる。
「んひっ♡」
瞬間、蜜壺よりも過激な、ビリリとした快感が身体に走った。
危ない。これは危ない。とても危険だ。だから、入念にチェックせねば。
優しく優しくソコを弄る。
ゆっくりクリトリスを捏ねながら、蜜壺に指を入れ、浅いところを掻き回す。
つぷっ♡ ちゅぷちゅぷ♡
「ひゃ♡ あっ♡ んんっ♡ はっ♡」
ここっ♡ ここいい♡ ここ押すときもちい♡
「ん……♡ んはあ……♡ んあっ♡ はう……♡」
特に気持ちの良い箇所を見つけ、そこを重点的に弄る。
目の前で行われる、鏡の中のオナニーショー。
それを見ながら夢中でオナニーに耽る。
「んっ♡ んっ♡ んっ♡ んっ♡」
喘ぎ声が断続的に速くなる。
快感が身体の中に溜まっていく。
少しの不安と大きな期待に突き動かされて、指の動きを強くする。
「んっ♡ んっ♡ んんん~~っ♡」
股間から頭の中へ快感の電流が走っていき、身体がこわばる。
男の射精とは全く違う女の絶頂感に、頭の中で快感ぐるぐると木霊する。
「はぁっ♡ はぁっ♡ はぁっ♡ や……やっべぇ……♡ 女の身体、やっべぇ……♡」
イった直後の心地よい疲労感。脱力しながら快楽の余韻に浸る。
下腹部が熱い。
頭の奥がジンジンする。
「はあ……♡ はあ……♡ はあ……♡ んくっ♡」
呼吸を整えながら、徐々に引いていく快感の波を味わい尽くす。
や、やっべぇ……♡
ホントに頭の中真っ白になる……♡
あは♡ 全身、快感でピクピクする……♡
癖んなりそ……♡
……
…………
お、オナニーでこんなに気持ちいいってことは、さ……♡
「はぁ……♡ んふぅ……♡」
だるさを訴える身体を無理矢理起こして、自分の股間を触る。
陰毛は薄く、産毛程度しかないつるりとした秘所。
つい先日まであった物がなくなってしまったソコ。
その代わりに穴がある。
女の、穴が。
鏡に映る見慣れない少女が、脚をM字に広げ、自分の性器に両手を添えて、恐る恐るソコを広げ始めた。
ねっとりとした蜜が垂れ、ピンク色の粘膜で出来たメスの性器が鏡に映る。
あまりにも狭すぎる小さな幼い穴が、イッたばかりでヒクッ♡ヒクッ♡と震えている。
そこには確かに、穴がある。
何かを挿入するための、穴が。
ここに、サイラスの、それを……
ゾクゾクッ♡
「ひうっ!」
そう考えた瞬間、何かが背筋を駆けていった。
即座にかぶりを振ってその思考を振り払う。
「いやいや! オレはホモじゃねーし!」
自分はあくまでも男。ただ一時的に女の身体を楽しんでるだけ。いやむしろ、積極的に“女の身体”を楽しんでいるのだからこそ、自分の精神は紛れもなく男。大丈夫。
てかなんでサイラスなんだよ! どうせならもっと……いや、そういう問題じゃねーよ! 男とそういうことをする気なんざさらさらねぇよ!
何かに対してそんな言い訳をして、布団を被ってそのまま寝る姿勢に入る。
だが、どうにもモヤモヤして寝付けない。
心臓がドキドキと鼓動する。
顔が熱い。
ついこの前まで自分の股間に着いていたアレの存在が、やたら気になる。
なんか……
なんか、また身体が疼いてきちまった……ふひひ。
もう一回、もう一回してから……♡
奥の方はまだ怖いから、浅いところとクリトリスで……♡
「んっ♡ んふっ♡ んんっ♡」
結局クリスはその日、オナニーで三回イってから眠った。
少しだけ、そこに男を受け入れることを妄想して。
……
「クソ……! あいつはクリスだぞ……! あいつはクリスだってのに……ッ! クソッ! クソがッ! ウッ! ウッ! ウゥッ!」
数日後、サイラスは、クリスに一言だけ声をかけ、単身何処かへと出かけていった。
その時のサイラスは、とても重大な何かに悩んでいるような顔で、普段からは考えられないほど憔悴しており、クリスは結構本気で心配した。
だが、クリスが気を遣うほど、どこか苦しそうな笑みを浮かべ、頑なに“大丈夫だ。問題ない。”と告げるサイラスを信じ、送り出した。
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