※この作品はR-18です。

黒獣~氷天の剣士~   作:ボルボロックス

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新たなスキルを獲得しました♪


迫る魔手

「えっと、“秘薬の調合比率表”の本は……。ビビ、そっちにある?」

 

 

「こっちには無さそう。ふぁ……。」

 

 

「ふあ~ぁ。眠いぃ……もう帰ろうよ。」

 

 

「もう、先生に明日までに提出するように言われてるでしょ!だから協力して!」

 

 

 真面目なイザベラが他の2人、エイミーとビビを注意して、アストリットから頼まれた教本を探していた。すると、謎の人物が杖を操作する。

 

 

「え?」

 

 

「あれ?エイミーちゃん?」

 

 

「エイミー?全く何処に行ったのよ。資料を早く……ビビ?」

 

 

 イザベラがエイミーに続いてビビもいなくなっている事に気付き、辺りを見回すと部屋の中が異様な気配に包まれていた。

 

 

 何かがおかしい(・・・・・・・)……イザベラがそう感じて、立ち去ろうとして、後ろにいる“何か”にぶつかって振り向いた時。

 

 

「っ!?あ、“貴方”は!?」

 

 

 その瞬間、イザベラの意識は暗転した……。

 

 

◆◆◆

 

 

 その頃、自身の家にてやっていた研究を終え、片付けも済んだアストリットは1日の最後の楽しみである“入浴”をするために風呂場に向かう。

 

 

「~♪~♪」

 

 

 鼻歌を歌いながら衣服を脱いでいくアストリットは、郷一番の巨乳と尻を露にして浴室に入ると、適温になっている湯を体に掛けていき、最高の気分で湯浴みをしていく。

 

 

 その時、アストリットは背後から視線を感じて間合いを取り、咄嗟に前をタオルで隠す。

 

 

「……か、勘の良い事だな。次期グランドマスター様は。」

 

 

「女の入浴中に襲い掛かるなんて、良い趣味してるわね?ニコラ。」

 

 

 アストリットの入浴を覗いていたのは、ニコラであった薄笑いを浮かべ、下卑た目でアストリットを裸体を舐め回すように見るニコラに、アストリットは心底不愉快に思いながらも、彼に尋ねる。

 

 

「何故ここにいるのかしら?

郷を出るように言われた筈よ。」

 

 

「あ、あんなの聞く必要ないね。何故なら、お、俺は間違ってない……!!俺の研究は、どんな研究よりも素晴らしいものなんだ……!!それをこれから、お、お前の体で証明してやる!!」

 

 

「そんなことさせると思ってるのかしら?

少なくとも大声を出したら、貴方はタダではすまないわよ。」

 

 

「ご、ゴーレムを造っても構わないぞ?

た、ただし……こいつら(・・・・)が相手だがな!」

 

 

「「「先生……❤❤」」」

 

 

「なっ!?イザベラ!?エイミー!?ビビ!?」

 

 

 現れたのはアストリットの教え子であるイザベラ、エイミーがビビであったが、目が虚ろで何処か様子がおかしく、その3人の様子を見たアストリットはニコラに向かって叫ぶ。

 

 

「ニコラ!!あなた、彼女達に何をしたの!?」

 

 

「きひひっ!お、俺の研究成果を試す実験台になったのさ!!!お前らが、き、“禁術”とほざく“淫紋”のなぁ!!」

 

 

「なっ!!!?何てことを……!?3人とも目を!!?」

 

 

 3人は愛する師であるアストリットに襲い掛かると、エイミーとビビが両手を押さえて、イザベラがアストリットの頭を浴槽に沈め始めたのだ。

 

 

「~~!!?ぶはっ!や、やめっ……~~っ!!?」 

 

 

 手足をバタつかせて逃れようとするも、アストリットは逃げられずにいる。

 

 

「きひひっ!ひひっ!!良いぞ良いぞ!!た、ただし殺すなよ!!?楽しみが減るからなぁ……!!」

 

 

 必死に抵抗するアストリットを嘲笑うようにそう言うニコラは、3人に注ぎ込む力を高めていくと、徐々にアストリットは意識が下がっていき、動かなくなると3人に担がれて、運ばれていき、それを見たニコラは更に残虐な方法を取るのであった……。

 

 

◆◆◆

 

 

「ふぅ~♪食った食ったぁ。意外と美味かったぁ、この郷の飯。」

 

 

 アストリットとグランドマスターから紹介された宿に泊まっていたハクアは、宿での食事を終えて部屋にあるベッドに寝転がっていた。

 

 

 ゆったりとした宿はハクアにとって最高の空間であり、旅の疲れを癒すのにはピッタリであった。

 

 

「明日には郷を出て、今度はどこ行こうかなぁ……。やっぱり旅は楽しいものだなぁ。」

 

 

 その時、ハクアの頭にメッセージが届いた。

 

 

『よ。元気か?』

 

 

『ん?あぁ、飛鳥か。どうかしたか?』

 

 

『いや、新しいスキルを開発したから君に使ってもらいたくてな。送ったから確認してくれ。』

 

 

 そう言うとハクアは管理者である飛鳥から届いた“新たなスキル”を確認した。

 

 

☆☆☆

 

 

個人名:ハクア。

 

 

所有スキル

 

・現スキル

①“神羅冥征(しんらめいせい)(斥力)”と“万象冥迎(ばんしょうめいごう)(引力)”

 

②牙人(きばびと)

 

③淵雷(えんらい)

 

④氷天(ひょうてん)

 

新たな獲得スキル

超感知

 

☆☆☆

 

『なぁ、飛鳥。この超感知ってどんなスキルなんだ?』

 

 

『それか。そのスキルは名前の通り、感知能力に特化しているスキルだ。ハクアは氷狼、つまり狼だ。

聴覚、嗅覚、視覚だけではなく、魔力とかオーラとかを自然に感じ取れるようになっていて、さらに悪意や敵意にも敏感になっている。』

 

 

『へぇ、それはまた良いスキルだな。使用上の注意は?』

 

 

『あぁ、それなんだが……感度を上げすぎると、しばらくはその箇所の感覚が鈍くなる。』

 

 

『分かった、ありがとうな。』

 

 

「さぁて、試すのは明日『ドガアアアアァァァァァァンッ!!!!』!!?何だ!?」

 

 

 念話を切って寝ようとした時、外から爆音がして窓から外を見ると、外では大量の魔物が暴れており、キミアの人間達を襲っていたのだ。

 

 

『さ、郷に魔物が!!?』

 

 

『女子供を避難させろ!!?』

 

 

『戦える者は杖を取れ!!』

 

 

「なんだこの騒ぎは……!?いや、ある意味、好都合か。新しいスキルと今の実力の試しが出来る!!」

 

 

 タイガは部屋を飛び出すと、支払いをしに出た。

 

 

「店主さん、金ここに置いておくよ。」

 

 

「お、お客さんどこへ!!?外には魔物が!?」

 

 

「グランドマスターさんに恩返ししてくる!良い宿を教えてくれた礼だ!!」

 

 

 ハクアはそう言うと、外に出ると鬼徹を抜いて魔物の群れと戦っている魔術師達の加勢に向かうのであった……。




今回はここまで!

オリキャラ出して良いか?

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