※この作品はR-18です。

黒獣~氷天の剣士~   作:ボルボロックス

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ニコラ、ぶっ潰す。


ぶち砕け、野望!!

 キミアの郷が謎の魔物達に襲われている頃、ニコラに連れ去られたアストリットとその3人の教え子達は、キミアから数キロ離れた所にある山の1つ、その岩場に磔にされていた。

 

 

 ニコラは魔物に襲われているキミアを見て、ニヤニヤと厭らしい笑みを浮かべている。

 

 

「く、くっくっくっ……!馬鹿な連中だ。お、俺様の“淫紋”で従ってる魔物に襲われて戦っている……!い、良い気味だ……!!」

 

 

「ニコラ、こんな馬鹿な真似は止めなさい……!郷にはお師匠様だっているわ。すぐに貴方の思惑なんて『むぎゅっ!!』んぎいいっ!!?」

 

 

「「「先生!!?」」」

 

 

 胸を鷲掴みにされ、絞り出すような喘ぎ声を出すアストリット。

 

 

 そんな彼女を心配する3人の教え子を余所にニコラは、気持ち良さそうにアストリットの胸を揉みながら笑みを浮かべる。

 

 

「だ、黙れアストリット!も、もうすぐキミアは俺のモノになる!!そうすれば、お、俺様がグランドマスターになり、郷の連中は奴隷!!!お前は俺様の、しょ、娼婦にしてやる!!」

 

 

「あら、そう。でもねぇ、出来もしない妄想は大概に、しなさい?馬鹿みたいだからねぇ……!」

 

 

「なにぃ……!?」

 

 

「何でお師匠様が、貴方の研究が危険か分かったわ……。貴方は歪んでるのよ!!他人を見下し、傷付ける癖に、自尊心だけは一人前。そんな貴方の研究が、まともな物な訳ないわ!!前に、お風呂を覗いたときに庇ったけど、あの時に追い出すべきだったわね!!!」

 

 

「こ、このっ……!黙れ牛女!!!!ど、どいつもこいつも!!お、俺を見下しやがって!!!……こうなったら、お前からだ!!!」パチンッ!

 

 

 ニコラが指を鳴らすと、ドスンッ!ドスンッ!と地響きがなり、1体のゴーレムが姿を見せる。その下半身には凶悪な岩の肉棒が生えていた。

 

 

「この、ゴーレムは……!?」

 

 

「よ、喜べアストリット!!こいつがお前の相手だ!!!その股に岩チンポぶちこんで、使い物にならなくしてやる!!そのあとは尻穴もな!!!挿入と同時に全身“淫紋”だらけにして壊してやるよ!!!!」

 

 

「ニコラ、貴方って本当……最低の下衆野郎ね!?」

 

 

「ほ、ほざけアストリット!!お前のあとは教え子達だ!!!ま、まぁ教え子達はゴブリンかオーガに明け渡すがなぁ!!!やれゴーレム!!!」

 

 

「「「先生ーーーー!!!?」」」

 

 

 イザベラ達の悲鳴が響き、ゴーレムがアストリットに手を伸ばして、彼女を掴もうとしたその時……。

 

 

 

「天雷!」バリバリバリバリッ!!!

 

 

 

ドガアアアアァァァァァァンッ!!!

 

 

「なっ!?ゴーレムが、一撃で……!?」

 

 

「「「砕けた……!!?」」」

 

 

「な、なんだ今の雷の魔法……!!?明らかにジジイよりも「おい。」!?」

 

 

 ニコラが呼び掛けられ、後ろを振り向いた瞬間、そこに立っていたハクアの拳が、ニコラの横っ面を打ち抜く。

 

 

「女に……ナニしてんだてめぇ?」

 

 

ドゴオオオオッ!!!

 

 

「ぐへえええええっ!!!!?」

 

 

 拳を叩き付けられ、吹き飛ぶニコラを余所に彼を鋭く、尚且つ怒りに満ちた目で見下ろすハクアだったが、ハクアはそれよりも4人の下へ駆け寄り、縄を解いた。

 

 

「大丈夫か?アストリットさん。3人とも。」

 

 

「ハクア、あなたどうしてここが?」

 

 

「アストリットさんの魔力を探知して教えてくれたんだ。郷を襲った魔物なら全部片付けたし、怪我人もいない!」

 

 

「そ、それは本当なの!?……良かったぁ。」

 

 

「「「先生っ!!」」」

 

 

 倒れそうにアストリットをハクアとイザベラ達が支え、ハクアは裸のアストリットにマントを掛ける。すると……。

 

 

「ふ、ふざけんなよぉ……!!?郷の連中が無事……?魔物は全滅……?ふ、ふざけんなぁ……!ふざけんな!ふざけんな!ふざけんな!ふざけんな!ふざけんな!ふざけんな!ふ、ふざけんなぁぁぁぁっ!!!」

 

 

「何でヒステリックになってんの?あれ。」

 

 

「お、お前知ってるぞ……!外からウチの郷に来た獣だな!!?よ、よくも俺の計画を滅茶苦茶にしやがってぇ……!」

 

 

「おい根暗。あんた、なんでこんな事をした?自分の生まれ故郷だろ?」

 

 

「お、お前みたいな獣には分からないだろうけどなぁ!お、俺の“淫紋”は、なんだって支配できるんだ!!そ、それなのに連中は、俺を認めなかった!!だから“罰”を」

 

 

「あぁ、別にあんたが何でこんな事したのかとか、理由は聞いてない。第一あんたじゃないんだから気持ちも分からない。ただ、分かってることはあるな。」

 

 

「わ、分かってること……?なんだそれは……?」

 

 

「お前が、心底自己中で身勝手って事だよ。叱られた癖に逆恨みして、仲間を傷付けるような奴……況してや女を傷付ける。お前がやった事は、許されねぇことだ。だから、俺が殺る。」

 

 

「は?お、お前が俺を?良い度胸だな!!なら、斬ってみ『ズバァッ!!』んぎいいいぃぃぃっ!!!?」

 

 

 ニコラが感情に任せて杖を構えた瞬間、即座に間合いに入ってニコラの手首を切り落とす。

 

 

 鬼徹とショートソードに走る稲妻を見てニコラは腰を抜かして逃げようとするが、ハクアは逃がさないように冷気でニコラの“顔”以外を凍らせた。

 

 

「さ、さざ、ざむい……!たた、た、た……!」

 

 

「悪い子としたら自分に返ってくるんだ。学んだか?

アイスインパクト。」

 

 

ズガアアアアアアンッ!

 

 

 巨大な氷のハンマーに潰され、粉々に砕かれてしまったニコラ。その破片を静かに見下ろしていたハクアは、4人に振り返る。

 

 

「ふぅっ……。4人とも、大丈夫か?」

 

 

「あ、わ、私たちは大丈夫だけど……少しやり過ぎよ。ビックリしたわ。」

 

 

「「「!!」」」コクコクッ!

 

 

「あ、そ、そう?なんかすまん。取りあえずキミアに戻ろう!みんな待ってる。」

 

 

「それもそうね。」

 

 

「「「は、はい!」」」

 

 

 4人はキミアに無事戻ると、アストリットを助けたことでグランドマスターから感謝されたハクアは郷の恩人となったのであった……。

 

 

◆◆◆

 

 

 キミアを救った後、ハクアはアストリット達から魔法や魔術のコントロールや大陸の詳しい地図などを見せてもらい、アストリットやイザベラ達と仲良くなっていった。

 

 

 特にアストリットはハクアと魔法談話をして仲良くなったが、彼女の薄着にドギマギしたり、エイミーやビビの距離の近さにびっくりしていた。

 

 

 そしてハクアはマイアやクロエ、ルカに手紙を送った翌日に旅を再開することにし、見送りにはアストリットとグランドマスターが来ていた。

 

 

「もう行くのね。」

 

 

「はい、かなりお世話になったから。ありがとうございました。」

 

 

「うむ、そなたは郷や我らの恩人。旅の無事を祈るぞ。」

 

 

「はい!ありがとうございます!じゃあ、お元気で!」

 

 

 ハクアはキミアを旅立って次の目的地へと向かうのであった……。




次回は無自覚ドスケベ司教さんと綺麗な女帝が出ます。

オリキャラ出して良いか?

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