再会の銀狼!
サングレア王国、気候的にも穏やかなこの国は隣国の同盟国である“エルドニア王国”との強固な同盟関係であり、サングレアの王とエルドニアの王はお互いに面識があり、サングレア王が嫁を貰った日には我が事のように泣いて喜んだらしい。
「(ここが……サングレア王国、意外と長閑でイイ国だな。今日はここで宿を)」
「あれ?は、ハクアじゃねぇか!」
「ん?あ、レオナさん!!」
サングレア王国の市場でハクアは声をかけられ、振り向くとそこには、東方にて共に戦った餓狼族のレオナがいた。
「レオナさん、何でこの国に?他の人達は?」
「え!!?あ、あたしは、その出稼ぎみたいなものさ。何せ食い扶持が多いからねぇ。……んで?あんたは旅の最中?」
「はい!テュルルを出て、今はちょうどこの国に来た所です。」
「そうなんだ……。な、なぁハクアよぉ、良かったら、その……」
「ん?」
「キャアアアァァァァアァァァッ!!?」
「「?」」
突然響いてきた悲鳴にハクアとレオナは声の下に向かうと、そこには数人の兵士を殴り殺し、身なりの良い女性を、人質に捕った筋肉質の柄の悪い男がいて、男は2人に剣を向けている。
「動くんじゃねぇゴミども!!この女に刃ぶちこまれたくなかったら、道開けろや!!!」
「……レオナさん、合わせて。」
「あいよ!」
ハクアとレオナは目で見て互いに示し合わせるように頷くと、まずはハクアが男に向かって水を顔に向かって投げつけた。
「がふっ!?なんだて「うらあぁぁっ!!」がばっ!!?」
「ふんっ!!」
「がぺっ!?」
レオナが相手の男を抑えた所を、ハクアの意識を刈り取る蹴りが命中して、大柄な男は容易く意識を失い兵達に連れていかれると、身なりの良い30代くらいの男が歩み寄ってきた。
「2人とも、ありがとう!妻を助けてくれて!」
「それは……ん?おい!今すぐ医者を!!この人破水してる!!!」
ハクアが弱りかけている女性を横抱きにすると、近くの開いている民間のベッドに女性を寝かせて、熱いお湯と綺麗な布を用意させる。
そして、野次馬達を離れさせ乳母が入れるようにして、女性に力むように言う。
「ぐううううううううううっっ!!!ううううううううううっ!!?」
「ソフィア!もう少しだ頑張れ!!!頑張ってくれ!!」
「んぐあああぁあああぁあああっ!!!!ああああああっ……!!!!」
「んぎぁああぁぁっ!んぎぁああぁぁっ!!」
幼い新たな命の産声が響き渡り、その声を聞いた誰かが言った。
「う、う、産まれた!!世継ぎが!!!」
「「うおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!?」」
ハクアとレオナは念のために空き家の中から出て、近くの公園のベンチに座っている。
賊徒退治から出産に立ち会うなど思いもしなかった、2人は疲れていたがそれでも悪い気にはならず、深く呼吸をしていた。
「はぁ~~。疲れたぁ……まさかお産に立ち会うなんてなぁ。」
「確かに、流石に驚きと……ん?」
「お二人とも、先程は王とお妃様をお救いいただき、誠に感謝しかありません。今日の夜、我らが王、サングレア王より感謝を述べたいと伝言を預かりまして、今夜城へとお越しくださいませ。」
「「は、はい。」」
ハクアとレオナは息着く間も無く、サングレア王国の王の城へと呼ばれたのであった……。
短くてすみません。
次回は2月に入ってからになります。
オリキャラ出して良いか?
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