アウレリア王国の城内にある一室、その中にいた人物は、何やら落ち着きなく爪を咬みながらウロウロしていた。
「くっ!?まさか捕らえられるとは……!?
おのれぇ……役立たず共が!!」
彼の下には、彼の配下である者達が捕らえられたという報告が挙がり、その部下を内々に処理するように伝えたばかりである。
彼にはある強い思いがあり、それがその思いを成就させるためには、このアウレリアにいるとされる“
その存在を見つけようとした矢先、この騒動が起こり彼は怒りに震えていた。
しかし、そんな中で彼はある計画を思いつくと、ニヤリと笑みを浮かべる。
◆◆◆
その頃、イリスに連行されたハクアは彼女から話を聞くために、取調室らしい部屋に通された。
しかし、諸用があるとの事でイリスは遅れている。
「……。」
「……遅れて済まない。仕事が立て込んでしまっていた。」
「いや、それは良いんだけど……。えっと、何答えればいいんだ?」
「名前とこの国に来た目的を話してほしい。そして、奴らとの関係もだ。」
「ん?えっと、まずは名前だな……名前はハクア、傭兵をやってる。この国には旅で訪れた。
あいつらとは、たまたま話を聞いて逃げ回って、その後に小競り合いになった。」
「傭兵、か。失礼だが親はいるのか?」
「ん~ん、赤ん坊の頃に姉代わりの人に拾われた。
そもそも親の顔自体知らない。」
「……そうか。すまない、失礼な事を聞いた。」
「いや、親のことは気にしてない。それより宿に帰っていいかな?」
「あぁ、時間を取らせてすまない。戻ってもらって構わない。」
イリスの出した見送りと共にハクアは、自身の泊まっていた宿へと戻っていく。
その姿を見送っていたイリスは、部下に後の作業を指示すると、気持ちを休めるために“
そこはアウレリア王国の地下にある神殿であり、その神殿には、ごく限られた者のみが入ることを許されており、イリスがその1人である。
さらに地下神殿でも先に進めるのは、イリスのみ。
「……“セラフィーナ”様。イリス・アルケーディア、ただいま馳せ参じました。」
「お待ちしてましたよ、イリス。」
イリスの前に現れた美しい白い美女、彼女こそこのアウレリア王国の地下神殿に眠る存在であり、白い女神の片割れである古代ハイエルフ“セラフィーナ・レナトゥス”である。
「お仕事の方は宜しいのですか?」
「はっ、先ほど報告にあった者を宿に返しました。
特に怪しい様子は無かったので、見張りも付けてはおりません。」
「そうですか……。それよりもイリス?
今は2人だけなのですから……。」
「しかし「イ・リ・ス?」……はぁ、分かったよ。セラ。」
イリスはセラフィーナの言葉に苦笑する……。
◆◆◆
イリスSide
私とセラフィーナ……セラは幼い頃から一緒に過ごしていた。
初めて会ったのはまだ両親が存命だった頃で、その時からセラは私の友人となった。
セラはエンシェントハイエルフであり、“女神ラーレンティア”の魂を受け継ぐ三人の内の一人で、世界が危機を迎えた時に目覚め、人々を救うという伝承がある。
私にとってセラは護るべき存在であり、大切な友人……だからこそ、彼女の為ならば剣を振るう。
「セラ、私はそろそろ戻る。あなたもゆっくり休んでくれ。」
「イリス、ありがとうございます。」
そんな時であった。
外から違和感を感じ、遺跡の外に出ると……外には黒い何かが民を襲っていた。
「何だ……これは……!!?」
「イリス様!!」
「これは何だ!?何があったのだ!?」
「それが、奴らは突然地面から滲み出るように現れ、民達を襲っているのです!?
避難をさせてはいるのですが、それでも被害は広がる一方です!!」
「分かった!!私も外に向かう!!」
私は国を守るために剣を抜くのであった……。
オリキャラ出して良いか?
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出す
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出さない