※この作品はR-18です。

黒獣~氷天の剣士~   作:ボルボロックス

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お待たせしました!


アウレリア王国に拡がる闇

 アウレリア王国の城内にある一室、その中にいた人物は、何やら落ち着きなく爪を咬みながらウロウロしていた。

 

 

「くっ!?まさか捕らえられるとは……!?

おのれぇ……役立たず共が!!」

 

 

 彼の下には、彼の配下である者達が捕らえられたという報告が挙がり、その部下を内々に処理するように伝えたばかりである。

 

 

 彼にはある強い思いがあり、それがその思いを成就させるためには、このアウレリアにいるとされる“白き存在(・・・・)”が必要らしい。

 

 

 その存在を見つけようとした矢先、この騒動が起こり彼は怒りに震えていた。

 

 

 しかし、そんな中で彼はある計画を思いつくと、ニヤリと笑みを浮かべる。

 

 

◆◆◆

 

 

 その頃、イリスに連行されたハクアは彼女から話を聞くために、取調室らしい部屋に通された。

 

 

 しかし、諸用があるとの事でイリスは遅れている。

 

 

「……。」

 

 

「……遅れて済まない。仕事が立て込んでしまっていた。」

 

 

「いや、それは良いんだけど……。えっと、何答えればいいんだ?」

 

 

「名前とこの国に来た目的を話してほしい。そして、奴らとの関係もだ。」

 

 

「ん?えっと、まずは名前だな……名前はハクア、傭兵をやってる。この国には旅で訪れた。

あいつらとは、たまたま話を聞いて逃げ回って、その後に小競り合いになった。」

 

 

「傭兵、か。失礼だが親はいるのか?」

 

 

「ん~ん、赤ん坊の頃に姉代わりの人に拾われた。

そもそも親の顔自体知らない。」

 

 

「……そうか。すまない、失礼な事を聞いた。」

 

 

「いや、親のことは気にしてない。それより宿に帰っていいかな?」

 

 

「あぁ、時間を取らせてすまない。戻ってもらって構わない。」

 

 

 イリスの出した見送りと共にハクアは、自身の泊まっていた宿へと戻っていく。

 

 

 その姿を見送っていたイリスは、部下に後の作業を指示すると、気持ちを休めるために“ある場所(・・・・)”へと向かう。

 

 

 そこはアウレリア王国の地下にある神殿であり、その神殿には、ごく限られた者のみが入ることを許されており、イリスがその1人である。

 

 

 さらに地下神殿でも先に進めるのは、イリスのみ。

 

 

「……“セラフィーナ”様。イリス・アルケーディア、ただいま馳せ参じました。」

 

 

「お待ちしてましたよ、イリス。」

 

 

 イリスの前に現れた美しい白い美女、彼女こそこのアウレリア王国の地下神殿に眠る存在であり、白い女神の片割れである古代ハイエルフ“セラフィーナ・レナトゥス”である。

 

 

「お仕事の方は宜しいのですか?」

 

 

「はっ、先ほど報告にあった者を宿に返しました。

特に怪しい様子は無かったので、見張りも付けてはおりません。」

 

 

「そうですか……。それよりもイリス?

今は2人だけなのですから……。」

 

 

「しかし「イ・リ・ス?」……はぁ、分かったよ。セラ。」

 

 

 イリスはセラフィーナの言葉に苦笑する……。

 

 

◆◆◆

 

イリスSide

 

 

 私とセラフィーナ……セラは幼い頃から一緒に過ごしていた。

 

 

 初めて会ったのはまだ両親が存命だった頃で、その時からセラは私の友人となった。

 

 

 セラはエンシェントハイエルフであり、“女神ラーレンティア”の魂を受け継ぐ三人の内の一人で、世界が危機を迎えた時に目覚め、人々を救うという伝承がある。

 

 

 私にとってセラは護るべき存在であり、大切な友人……だからこそ、彼女の為ならば剣を振るう。

 

 

「セラ、私はそろそろ戻る。あなたもゆっくり休んでくれ。」

 

 

「イリス、ありがとうございます。」

 

 

 そんな時であった。

 

 

 外から違和感を感じ、遺跡の外に出ると……外には黒い何かが民を襲っていた。

 

 

「何だ……これは……!!?」

 

 

「イリス様!!」

 

 

「これは何だ!?何があったのだ!?」

 

 

「それが、奴らは突然地面から滲み出るように現れ、民達を襲っているのです!?

避難をさせてはいるのですが、それでも被害は広がる一方です!!」

 

 

「分かった!!私も外に向かう!!」

 

 

 私は国を守るために剣を抜くのであった……。

オリキャラ出して良いか?

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