そして、彼には重傷を負ってもらいますwww
結ばれる繋がりと手負いになった犬
アウレリア王国を旅立ったハクアは、次の目的地を探しながら旅をしており、その中で村の護衛や魔物退治、果ては貴族の護衛などもしながら路銀を稼いでいた。
そして、様々な依頼などで路銀を貯めたハクアは、身体を休める為に訪れた小さな町の宿で休んでいた。
「ふぅ……。だいぶ貯まったな、これなら少しは余裕があるか。それにしても、ふぁ〜あ……!疲れたなぁ、そろそろ寝るか。」
ハクアは疲れから来る睡魔に逆らわずに眠りについた。しかし、深い眠りに着こうとした時、彼に話しかける“者”が現れた。
「こいつか……。狼の獣人なんて初めて見たな?」
「(誰だ……?)うぅ〜……ん?誰……?」
ハクアが目を覚ますと、そこには1人の銀髪赤眼の男が立っていたが、彼から感じるのは、人とは明らかに違う気配であった。
「(この男、かなりヤバイな……。)あんた、誰だ?ここはどこだ?」
「ほう?警戒心は有るようだな?それに臨戦態勢に入るのもなかなか早い……まぁまぁ及第点だな。」
「あんた……何なんだ?」
「あぁ、警戒させて済まないな。
俺は“マルス”、しがない淫魔だ。」
「……ハクアだ。それで、ここはどこなんだ?」
警戒しながらも悪意を感じないマルスに、ハクアが名乗り尋ねる。すると、マルスは微笑んで答えた。
「ここはお前の精神世界だ。俺の力でお前に会いに来たんだ。」
「え……?なんで俺に?」
「ん?それはまぁ、お前に興味が出来たからな。
……お前をもう1段階上に上げようと思ってきたんだ。」
「は?“上”……?」
「お前に俺の“能力”と“力”の半分を渡すために来たんだ。これから先、絶対に必要になる。」
「それはありがたいけど、どうやってその力とかを受け取るんだ?」
「手を出せ、俺がお前に触れればそれで渡せる。
どっかのヒーローみたいに体の一部を食わせなくて良いんだ。」
「そ、そうなのか……?それよりデメリットとかは無いのか?」
ハクアが尋ねると、マルスが腕を組んで答える。
「デメリット?まぁ有るには有る。
お前の力の許容量に収まらないと、身体がぶっ壊れる。」
「死ぬってことかよ!!?」
「だから半分なんだよ。それならぶっ壊れないだろうし、お前くらいの実力なら早く馴染む。」
「は、はぁ……それなら、良いか。宜しく頼む。」
ハクアが恐る恐るマルスに手を伸ばすと、マルスはその手を取り、ハクアの中に自身の力と淫魔の遺伝子を流し込んでいく。
その力は水のようにハクアの全身に行き渡り、全身に浸透していくと、ハクアの身体付きが少し大人びたのであった。
そして、ハクアは自分に渡された力についても、即座に理解できた。
「……凄い力だな。これが“
「まぁ、“
……せいぜい飲まれないようにしろよ?狼くん。」
マルスがそう言うと、真っ暗な空間に光が差し込み、周囲の光景が白く変わっていき、光景は自分の泊まっている部屋だった。
「夢……いや、夢じゃない……。」
ハクアが見たものは夢……ではなかった。
現にハクアには、マルスの力が身体に流れているのが理解できるのだ。
「(これかなり強い力だ……。半分で丁度いいぐらいだな。)さてと、んじゃあ旅再開しますか。」
ハクアは宿を出て、再び旅を再開していた頃、何処からか血の匂いが漂ってきたのを嗅ぎつけ、ハクアは嫌な予感を覚えて駆け出した。
そして、ハクアが目的の場所に辿り着くと、その視線の先にはオーガなどの魔物とそれを従えている人間の傭兵団と狼の獣人、餓狼族で傭兵達と魔術師らしき軍勢が戦をしていた。
その中で戦場の最前線で力を振るっている女性を見て、ハクアは驚きながら目を見開く。
「(あれは……!レオナさん……!?)いくら何でも、多勢に無勢だろ!」
ハクアは雪嶺を影から取り出し、鞘から抜くと駆け出すと、レオナ達“白狼傭兵団”が戦っている戦場へと駆け出していった……。
◆◆◆
レオナSide
くそが!どうしてこうなった!!?
アタシら白狼傭兵団は、今回の依頼主……商人のスケベオヤジを護る依頼を受けた。
あのおっさん、明らかにアタシの尻や胸をジロジロ見てるのが丸わかりだが、依頼人だから無視してたが……気色悪ぃから見るなっての!!
んで依頼人を目的地まで護衛していた所に、魔物を連れ立って現れた“
しかも後ろでは商人の奴がニヤついてやがるし、その顔と統率の取れた動きの傭兵団を見て分かった事がある。
“あの商人にアタシら嵌められたんだ”って事が容易に理解できた。
「(くそっ、こいつらどこの傭兵団か知らねぇがふざけた真似しやがって……!!)負けてたまるかーー!!!」
アタシは自慢の大剣で迫ってくる魔物と傭兵達を倒していきながら、戦っていた。その時……。
「おい、動くな!!」
「っ!?お前ら!!」
「あ、姐さん……!!すまねぇ……!!?」
仲間達がオークに捕まってしまい、さらに周囲を傭兵達が取り囲む。その顔には明らかに勝ち誇った下衆な笑みが浮かんでいる。
「武器を捨てて裸になれ。そうすればお仲間は無事に返してやる。」
「下種野郎……!」
得物の大剣を捨てようと手を降ろした時……
ゴオオオオオオオッ!!!
「「「「うわああああああっ!!?」」」」
「っ!?」
「この氷は……!」
氷が魔物や傭兵達を貫き、さらに
「戦場では当たり前だが、やり方が三下だな?おっさん。」
「ハクア!」
氷が発生した場所からゆっくりと歩いてきたのは、ハクアだった。あいつの顔を見ると、自然と笑みが零れるが、楽しみを邪魔された相手の隊長さんは不機嫌さがありありと浮かんでいた。
「よぉ、クソガキ。人様の楽しみを邪魔しやがって……。しかも俺の部下までこんなに殺しやがって。
責任の取り方は分かってんだろうな?」
「?何で俺が責任取らなきゃならないんだ?
俺何かしたか?」
「決まってんだろ、大人の仕事に首突っ込んで台無しにしたんだ。それなりの責任、とらなきゃな!!!」
「ハクア!?」
野郎はハクアに駆け出して、自慢の大剣を振り下ろす。しかし、ハクアはソレを軽く片腕で受け止めた。
そして、その事に驚き呆然としていた男の顔面に氷を纏った拳を叩き込むと、野郎は思い切り吹き飛んだ。
「〜〜っ!!?この、ガキッ!?」
「俺は生憎そういう面倒な事は分からないけど、1つ分かってることがある。」
「あ"ぁ?何だよおい。」
「あんたが気に入らない。単純でわかりやすいだろ?」
「〜〜っ!!?コケにしてんじゃねぇぇぇっ!!!」
野郎はハクアの態度が気に入らなかったのか、怒りに任せて大剣を振り上げるが、ハクアはそれよりも速く自身の得物を抜き……ヤツの顔に傷を作り、片腕を落とした。
ドサッ……。
「?……〜〜っ!!?ぁぁあああああああっ!!!?
う、腕!!?俺の腕があああああっ!!?」
「どうする?まだやる?」
「〜〜っ!!この、クソガキがあああっ!!?
てめぇはいつか必ず殺すっ!!!!
覚えてろ!!!」
野郎はそれだけ言うと逃げ去っていき、あたしらは無事に助かった……。
◆◆◆
ハクアとの交戦によって部下と利用した商人を失い、片腕を失ってしまった傭兵団の頭、ヴォルト。
彼は唯一生き残った軍師を連れて逃げていたが、彼の怒りは収まらなかった。
「〜〜っ!!?あのクソガキがあああっ!!!?
この俺を散々コケにしやがってええええっ!!
その上、俺の腕までええええっ!!」
「隊長、落ち着いてください。
この屈辱は必ず晴らしましょう。」
「当たり前だ……。俺様をコケにしやがった事、あのクソガキに思い知らせてやるっ!!!」
ヴォルトはハクアに対して、憎しみを募らせるのであった……。
コメント待ってます。
次回、レオナとのエロです。
オリキャラ出して良いか?
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出す
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出さない