※この作品はR-18です。

黒獣~氷天の剣士~   作:ボルボロックス

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キミアに向かうハクアであった。


魔術師達との再会

 ハクアが倭國を出立って数刻後、ハクアは近隣の森でフクスヴァルトから離れた所にある、広大な湖“ハス湖”に近付いていた。

 

 

 ハス湖は中規模の湖であり、船で行き来すればアウレリア王国やキミアにも繋がっているので、かなり便利な湖である。

 

 

「さてと、次はどこに行こうかなぁ「誰か〜!!?」ん?何だ今の声?」

 

 

 ハクアは悲鳴の聞こえた方向へと走っていった……。

 

 

◆◆◆

 

 

「ゴッゴッゴッ!ゴゲーーーッ!!」ドドドドドド!!

 

 

「はぁ!はぁ!はぁ!?も、もうだめ、走れないっ!!?」

 

 

「エイミー頑張って!?今はとにかく逃げるの!」

 

 

「はぁ!はぁ!……あぅ!!?」

 

 

「っ!!ビビ!!?」

 

 

「た、助け……っ!!?あああぁぁぁぁぁ!!!?」

 

 

 パキイィィィ……ン……。

 

 

「「「……へ?」」」

 

 

 巨大な鶏の魔物は凍りつき、その突然のことに驚いていると3人の下にハクアが駆け寄ってきた。

 

 

「おーーい、大丈夫かって……イザベルにエイミー、それにビビか?」

 

 

「「「ハクアさん!!?」」」

 

 

 3人はハクアの方を向くと、ハクアの登場に驚きながらも安堵の笑みを浮かべ、それと同時に緊張が解けたのか座り込んだ。

 

 

「大丈夫か?」

 

 

「あはは……その、ありがとうございます。」

 

 

「もうすっごく怖かったよ〜!」

 

 

「ありがとうございます……!」

 

 

「3人は何でこの鶏?に追われてたんだ?」

 

 

「実は私達、疲れているアストリット先生に元気になってもらおうと、この鶏……“サタンチキン”の卵を取ってきたんです。」

 

 

「でも途中で気づかれちゃって……それで逃げてたの!」

 

 

「そうだったのか。ん?サタンチキン……もしかしたらこの鶏使えるかもしれないな。3人とも、この鶏キミアに持っててもいいか?」

 

 

「「「はい?」」」

 

 

 ハクアは凍りついたサタンチキンを持ち上げると、キミアまで歩く事にし、3人も首を傾げつつ郷に戻るのであった……。

 

 

◆◆◆

 

 

「貴女達!!!!!なんて危険な事をしたの!!!?」

 

 

「「「ご、ごめんなさい……。」」」

 

 

 キミアに戻った3人とハクアを待っていたのは、心配した顔で3人を待っていたアストリットと郷の者達であり、アストリットは珍しく郷の皆の前で3人を引っ叩いたのだ。

 

 

「サタンチキンのいる森には入るなと、前々から言われていたでしょ!?それなのに、森に入るなんて……ハクアが通りかからなかったら喰い殺されていたのよ!!?」

 

 

「「「……はい。」」」

 

 

「イザベル、貴女が居ながらこんな事になるなんて……少し浅慮が過ぎるわ!!」

 

 

「ごめんなさい先生……。」

 

 

「……。」

 

 

 憧れているアストリットに叱られ、しょぼくれるイザベル、エイミー、ビビ。

 

 

 そんな3人を見て、アストリットは3人を優しく抱き締める。

 

 

「本当に無事でよかった……。そして、私も心配させてごめんなさいね……!」

 

 

「「「先生……!!」」」

 

 

 4人で抱き合い、涙を溢す姿を建物の陰で見ていたハクアはそっと立ち去り、グランドマスター達に土産として用意したサタンチキンのローストチキンと鶏肉と鶏鍋を振る舞いに行き、合流したアストリットやイザベル達も加えて宴会を行うのであった。

 

 

「サタンチキン……名に違わぬ悪魔のような美味さよ。」

 

 

「この汁物も、温かくて美味い!野菜にスープが染みてる!」

 

 

「あふっ!熱いけど、肉汁がたまんなく美味いっ!」

 

 

「サタンチキンの骨、揚げてあってパリパリしてて美味しい!」

 

 

 美味しそうに鍋やローストチキン、そして揚げた鶏の骨を味わっていく郷の者達を見て、調理を行っていたハクアは微笑んだ……。

 

 

◆◆◆

 

 

 宴を終えて、楽しんだハクアはアストリットの家に招かれた。

 

 

「はい。」

 

 

「ありがとう、アストリットさん。」

 

 

「お礼は私が言うべきよ。教え子達を助けてもらった上にご馳走までしてもらって。何かお礼しなきゃいけないわね。」

 

 

「いや、別にそういうのは……ん?コレなんですか?」

 

 

 ハクアがマゼンダ色の液体の入った小瓶を手に取って蓋を開けた時、カラッと蓋が開いた瞬間に甘い香りが拡がり、アストリットはその香りを嗅いだ瞬間に全身の感覚が鋭敏になってしまった。

 

 

 アストリットの嗅いでしまった香りの液体……。

 

 

 それは、初めは普通のポーションであったが、密閉して時間が経ったことで、強力な媚薬へと変化してしまっていたのだ。

 

 

「(嘘、でしょ……!?ただのポーションを造ったはずなのに媚薬になってる!?それにこの感覚、身体がじんわり熱くて……このままだと、私……!)「アストリット、さん……。」っ、ハクア……?きゃっ!」

 

 

 ハクアはアストリットにもたれ掛かると、そのまま床に倒れてしまい、戸惑いながらアストリットがハクアを見ると、そこには切なそうな表情になっている彼がおり、発情している事をアストリットは察した。

 

 

「アストリット、さん……俺、股間が痛い……。」

 

 

「媚薬を直接嗅いでしまったのね……。仕方ないけど、分かったわ。寝室に行きましょう。」

 

 

 ハクアを起こしたアストリットは、彼とともに寝室に向かうのであった……。




次回は、アストリットとの色事です。

オリキャラ出して良いか?

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