白の女神が護る国へと辿り着いた彼は、穏やかな国に好感を持つ。
そんな中、それを良く思わない者が暗躍していた。
ハクアSide
白の女神が住むとされる国、アルバスへと辿り着いた俺は宿にてのんびりしていた。
アルバスの街は基本的に穏やかな空気に包まれており、白の女神様の加護と点在している2つの騎士団のお陰で平穏が保たれている。
街を守っているのが、白の女神を信奉する乙女だけの“聖ベルナルド騎士団”と女神様自体を護る近衛の存在、“黎明騎士団”があるらしい。
「白の女神かぁ。どんな人なんだろうなぁ……。会えるんだったら会ってみたいなぁ。」
白の女神、その人がどんな人なのか俺の興味は尽きなかった。会えるのなら、会って話がしてみたかったし、女神様が何処にいるのかクラウスさんに聞いておけば良かった。
「そうだ。女神様探すついでに街の散策でもするか。この街の事も知りたいし。」
俺は荷物を持つと、宿の店主さんに出かけることを伝えて市場の散策をするために街へと繰り出しに行った……。
◆◆◆
ハクアがアルバスの宿から市場に出掛ける前。
セレヌス大陸北部にある、瘴気に包まれた森林地帯の奥地、毒々しい葉や植物が自生する森の奥に2人の男が森の中を進んでいた。
「おいキーン。本当にここなのか?」
「間違いありませんよヒックス。この地に封じられています、“毒と闇を司る巨人”が。」
「御大層な名前だがよう、間違いないんだろうな?“全てを闇の毒で侵す巨神”なんて、本当にいるのかよ?」
「間違いありませんよ。この大陸にかつて存在した闇の巨神、その力があれば黒犬に参加する者達は増えますよ。」
そう言って眼鏡をかけた青年キーンは森林地帯の奥地へと進み、やれやれと言った様子で着いていく青年ヒックス。
2人が奥へ奥へと進んでいくと、そこには巨大な岩山が存在しており、その岩山の前でキーンは本を開き、呪紋を唱え始める。
すると、岩山の中からドロドロの毒々しい液体が溢れ出てきて、グブグブッと嫌な音を点てて巨大な紫色の巨大な人型の姿へと変わっていく。
そして巨大な人型に変わった“巨神”にキーンは、ナイフで自身の血を“巨神”の中に入れると、ゆっくりと俯いていた顔を挙げて、咆哮を挙げた。
『ヴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!』
「さぁ用意は出来ました。行きなさい、巨神アシッド!白の国アルバスに行き、全てを毒で満たし、白の女神を毒で侵して連れてくるのです!」
『ヴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!』
アシッドと呼ばれた毒の巨神は、アルバスへと向かって進んでいくのであった……。
◆✞◆
その頃、アルバスの街を散策していたハクアは市場を見て回っていた。市場は活気に溢れていて、ニグラムスティアとは違う賑やかさが有った。
その中で本屋に立ち寄ったハクアは、そこでクラウスと再会した。
「クラウスさん、さっきはどうも。」
「ハクアくんもよく来てくれた。」
「あなた、この子は?」
クラウスの隣を歩いていた女性、クラウディアがハクアについて尋ねた。
「あぁ、クラウディア。彼はハクアと言って私を助けてくれたんだ。ハクアくん紹介するよ、妻のクラウディアだ。」
「初めまして、ハクアと申します。旅の剣士で氷狼族です。」
「まぉそうだったの。それは本当に感謝しますわ。私は女神セレスティン様の近衛聖騎士をしている者でクラウディアと申します。夫を助けていただき感謝しますわ。」
ハクアとクラウディアが互いに握手を交わす。
その後、3人は一緒に食事をすることにし、食事処で腹を満たした後、店を出た頃に1人の女騎士がクラウディアに慌てた駆け寄ってきた。
「クラウディア様!!」
「どうしたのです?……っ!それは本当なの?」
「はい、間違いありません!」
「分かったわ。私もすぐに向かうわ……あなた、ハクアくん。今から大聖堂に避難して。」
「何かあったのか、クラウディア。」
「巨大な何かがアルバスに迫っているらしいの。私達はこれからセレスティン様の下に向かいます。2人は大聖堂にて避難していて下さい。」
クラウディアはそう言うと、女騎士と共に白の城へと走っていくのであった。
「ハクアくん、私たちも大聖堂に行こう。」
「分かりました。んじゃあ民の誘導とかもしないと。」
ハクアとクラウスは避難を始めている民の誘導を行い、自分達も大聖堂へと向かうのであった……。
遅くなり、申し訳ない。
オリ魔物
巨神アシッド
(見た目:遊戯王のNo.30破滅のアシッド・ゴーレム)
備考
毒の力を持つ巨神族の魔物。
オリキャラ出して良いか?
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出す
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出さない