そして女神との会談。
【んじゃあ取り敢えず能力について話していくよ。能力は“
牙人は“
効果としては牙人の効果を受け継ぎながら神狼“フェンリル”の力を得たスキルで、氷を身体に纏わせて戦うことも出来る。冷気の力も増しているし、発動すると、固有の技も発動出来る。
氷天は“
氷を自在に造形が可能になって、空気中の水分も凍らせられる。
強化のスキル
そして固有能力は“野生解放・極”になってるよ。
自身の中にある野生を解放する力であり、身体能力や危険探知が鋭くなる上に、咆哮で敵を破壊出来る上に属性の力も付与される力だ。
これがキミの進化したスキルだよ。
アシッドはかなり強いから油断はしないようにね!】
「(ありがとうな……んじゃあ、やってみるか。)“
「「「「っ!!!?」」」」
ハクアのけたたましい雄叫びにセレスティン達は驚くが、アシッドはその
目の前にいるハクアから感じられる覇気、その立ち昇っている覇気にアシッドは感じるはずのない恐怖を感じていた。
『ゴオオオオオオオオオオオオオッ!!!?』
「さっさと凍ってろ……
ビュオオオオオオオオオオオ……バキイイィィィィィィィィンッ!
ハクアの放った冷気を纏った最大の咆哮、それを受けたアシッドの身体は細胞の一欠片までカチカチに凍り付く。
そのカチカチに凍りついたアシッドを見て、セレスティン達は驚く中、ハクアは4人に振り返ると……。
「これ、バラすんで砕くの手伝ってくれます?」
その後、セレスティン達はアシッドを解体するのを国総出で行うのであった……。
◆◆☆
「ぐあああぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!?」
「お、おい!キーン!?大丈夫か!!?」
「手が、腕がぁぁぁぁぁぁ!!?」
アシッドを解放した黒犬の軍師であるキーンの右腕は肘の辺りまで完全に凍りついており、ヒックスが軽く触っただけでバラバラに砕けていた。
「腕、があぁぁっ……!!?腕が冷たいぃっ!!?何故こんなにぃぃぃ!!!?」
「おいおいヤバいっての!?一旦引くぞ!!?……ったく、何がどうなってるんだ!?」
ヒックスは隻腕となり、痛みに悶えるキーンを抱えて急ぎ、その場から逃げ出したのであった……。
その頃、白の女神セレスティンはアルバスの倒壊した店や民家の建て直しを行っており、タイガもクラウスも復興作業に参加していた。
その中で炊き出しも手伝い、ハクアの作った肉料理と米の美味しさに民達は驚いていた。
その後、ハクアはクラウスと聖ベルナルド騎士団団長であるエミリア・ソルヴァに連れられて、白の城にある女神の間にてセレスティン・ルクルスと謁見することになった。
「ハクア殿、くれぐれもセレスティン様にご無礼のない様にしてくださいね。」
「分かってる。失礼なことは言ったりしないよ。」
「エミリア殿、そこまで尖らなくても。ハクアくんも緊張しなくて大丈夫だからね。」
クラウスの言葉にハクアは小さく頷き、エミリアは若干ムスッとなりながらも進んでいく。ハクアがセレスティンとの謁見する事になったのを、エミリアは若干納得出来ずにいた。
そしてしばらくすると、女神の間に辿り着いたハクアは中から「どうぞ。」という言葉に扉を開けると、そこにはセレスティンが席に鎮座しており、クラウディアが側に立っている。
ハクアはセレスティンとクラウディアに一礼する。
「どうも、初めまして。俺は氷狼族のハクア、旅をしている者です。」
「ハクアさん、ご丁寧にありがとうございます。この度はアルバスを護ってくれてありがとうございます。」
「セレスティン様や私達、アルバスの国を助けてくれた事、本当にありがたかったわ。それに貴方の力にも驚かされました。」
「どうも。それで何か御用が有ったんですか?」
ハクアの言葉にセレスティンが小さく頷く。
「ハクアさん、貴方は何処か所属していますか?」
「一応小さな領地を守護していて、今は仲間に任せています。」
「それならばハクアさん、貴方やその領地の民の皆さんにはこのアルバスに住んでいただき、ハクアさんにはクラウディアの部下になって頂きたいのです。」
「え?逆に聞きたいんですが、良いんですか?」
「はい。お願いします、その力を貸して頂けませんか?」
セレスティンの言葉にハクアは……。
「分かりました。良いですよ。」
即返答した。
「かなり大変よ?受けて平気かしら。」
「民の説得とかも大事だし、やれる事や学べる事を学んでいきます。それに何処かの庇護に入ったほうが良いと思いますし。」
「ハクアさん、ありがとうございます。」
セレスティンとハクアは握手をすると、ハクアはセレスティンの騎士となり、彼の仲間のいる領地はセレスティンの庇護に入ったのであった……。
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