白の女神、セレスティン・ルクルスと黒の女王、オリガ・ディスコルディアによる戦いが幕を開け、魔物と人間の戦いが始まる。
戦いに際して、セレスティンは各地の有力者達に声を掛け、連合軍を結成した。
アウレリア、キミア、テュルル、倭國……各国の有力者達がセレスティンの下に集った。
人は結束で、魔物は数にて戦いを進めていく中、黒の女王の魔術と白の女神の魔法がぶつかり、戦いは拮抗していく。
そんな中、ハクアは白の城のテラスから黒の城がある北の地にある黒の城を眺めていた。
「(クロエ、ルカ……。)」
ハクアは北の地にいるであろう仲間、クロエとルカの身を案じていたが、ハクアはセレスティンの側を離れるわけにはいかなかった。
その為に2人がどんな状況なのか知る術が無い。
「(もし捕虜になったのなら、俺が保護を願い出れば……。無理でも押し通してみせるしか無いか。)」
「ハクアさん、ここにいたのですか?」
「エミリア。どうした、何か用か?」
「どうしたではありません。これから軍議を行うというのに……こんな所で何をしているのですか。」
「悪い。少し考え事をしていてな。それより今回の戦にはキミアとか倭國とかから偉い人が来てくれたんだろ?他にも腕の立つ傭兵とかも呼んだらしいな。」
「はい。此度の戦には私達聖ベルナルド騎士団にクラウディア様の黎明騎士団、キミア魔法師団、テュルル軍、アリシアさんの聖アイリス騎士団に倭國の武者巫女も加わります……ただ。」
エミリアがため息を吐く。
「どうかしたのか?」
「一つどうしても“素行の良くない者達”が加わっているんです。彼らはあまり良い噂を聞かないものでして。それが不安なんです。」
「どんな奴らなんだ?」
「“黒犬”という傭兵団です。粗暴な上に戦地での略奪や捕虜の女性に対して陵辱を平気で行う傭兵団です。何故あのような者達が先陣を切るのか。」
「セレスティン様の呼びかけに応えて来たのか?」
「いいえ。何でも宦官達からの推薦だそうです。実力を直々に売り込みに来たかららしいですよ。」
「黒犬、か……エミリア。ちょっとばかし頼みがあるんだけど。」
◆◆◆
黒犬傭兵団……彼らの悪名はセレヌスでも有名であり、戦場の中で民の財産の略奪、女性への陵辱は当たり前であり、酷いときには雇い主を殺してしまう事もあるのだ。
それを許しているのは、黒犬の双牙と言われた2人、副団長のディレクと団長ヴォルトの存在である。
この2人の存在が黒犬の悪さを助長している。
そして、セレスティンとオリガの戦いが行われている今でも強欲ぶりは収まらない。
「隊長、計画の準備が整いました。」
「おう。黒の女王様、それにニグラムスティアの女帝とダークエルフの雌共!お前らには俺様の野望の役に立ってもらうぜ!」
ヴォルトの前には兵士達やオーガ達、そして黒犬傭兵団に与した者達によって陵辱され、白濁に染まるオリガとクロエ、ルカとミスティオラ、そしてラドミラが肩で息をしながら、ヴォルトを睨んでいた。
「妾……達を……散々に辱めておきながら、まだ、足らぬというのか…………。」
「当たり前だろうが。お前らは大事な商品だ。いや、お前らだけじゃねぇ、七盾同盟に加わっている雌達、いや、このセレヌスの女全てが商品だ。七盾の連中には既に書簡を出してある。俺の目指す楽園のな!!」
「バカ、な……!そんな事をすれば、七盾同盟との戦争になる!勝てるわけが!」
「バカ言うなよ雌奴隷だったハーフエルフ!俺には既に勝つための道筋が出来ているんだ!たとえ女神様と言えど勝ち目はねぇ!……お前ら!!この雌豚どもに雄の良さを教えてやれ!!」
「女としてのあり方をな。」
「「「「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!」」」」
ヴォルト、ディレクの言葉に、男達がオリガ達に再び手を伸ばした時。
「調子に乗りすぎだ。」
パキイイィィィィィンッ!!
「「!!?」」
黒の城内が一瞬冷えたかと思えば、100人いた傭兵とオーガ達は凍り付いて氷像と化した。
突然の事に武器を抜くヴォルトとディレク。
すると、奥の方から足音が聞こえ、警戒心を明らかにする中、2人の前に現れたのは……
「っ!!テメェは!!」
「……っ!」
「あんたら、ここで死ぬ覚悟出来てる?」
怒りで頭が冷え切っているハクアであった……。
遅くなりました。
オリキャラ出して良いか?
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出す
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出さない