※この作品はR-18です。

黒獣~氷天の剣士~   作:ボルボロックス

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お久しぶりです。

遅くなってしまい、申し訳ありません。

アイディアが出なくて迷走してました。


迫る獣、狼が穿つ。

 ハクアがオリガ、クロエ、ルカ、ミスティオラ、ラドミラとの交わりをし、4人に強化をした次の日、ハクアは少しふらっとしながらも、6の砦の警らを含めて砦を見て回っていた。

 

 

 今のところ黒犬は目立った動きをしてはいないが、いつ何かを仕掛けてくるか分からないので、七盾同盟は高い警戒態勢を敷いている。

 

 

 しかし、今のところ何処の砦も襲われていないようである。

 

 

「(動きが無いなぁ。まぁヴォルトとディレクは重傷だし、下手に動いては来ないか。)」

 

 

 ヴォルトとディレクはハクアによって重傷の負わされ、動かせる兵隊も数が少ない上に、与している魔物も日和見気味で動くか分からないだろう。

 

 

 けれども、粘着質かつ傭兵そのまんまなヴォルトの性格上、何か動きがあると思い、ハクアは警戒を緩めていない。

 

 

「何か嫌な予感がするんだよなぁ。あいつら何か仕掛けてくるか「いたいた、おーい、ハクア〜。」ん?マイア姉!マイア姉も参戦してたんだ。」

 

 

「まぁね。ところでハクア、今時間ある?ちょっと相談なんだけどさぁ。」

 

 

「相談?なにかあったの?」

 

 

「うん。あたし今アストリットって女魔術師と一緒に5の砦を護ってるんだけどね。ハクアに手が空いたで良いからあたしやアストリットを手助けして欲しいんだ。」

 

 

「(アストリットさんも参加してるんだ。)俺に出来る事だったら協力するけど……。でも、なんで俺?」

 

 

「そりゃあ、あんたは頼りになるからねぇ。この戦争でもどうなるか分かんないから、頼れる奴には頼っておきたいわけ。」

 

 

「なるほどね。分かったよ、なら助けれる時は助けるけど、マイア姉も力を貸してほしい時はお願いするね。」

 

 

「あいよ、任せときな。」

 

 

 マイアがハクアの頭を撫でて頷く。

 

 

 マイアはハクアと離れていても義姉弟としても、男女としても大切に想っており、その中でハクアが女神セレスティンの騎士となった事に驚いたが、マイアからすればハクアが自分の知っている義弟である事に変わりはなかった。

 

 

「ハクア、あんたは変わってなくてよかったよ。」

 

 

「?どうゆうこと?」

 

 

「こっちの話。それよりハクア、少しあたしに付き合ってよ。この砦にも飲む所とかあんでしょ。」

 

 

「マイア姉、今戦中だよ?砦に戻らなくていいの?」

 

 

「景気付けだよ。ハクアも少し「おい、白狼。」ん?」

 

 

 マイアがハクアを飲みに行こうとした時、クロエを連れて来ていたオリガが現れた。

 

 

「ハクア、クロエ、その女誰?」

 

 

「マイア、この方は私の仕えている女王、オリガ様だ。オリガ様、この者はマイアという者です。」

 

 

「ほぉ……。」

 

 

「な、何?」

 

 

「……っふ。」

 

 

「あ"?何あんた、喧嘩売ってんの?」

 

 

 マイアを頭から足元まで見たオリガは、マイアを鼻で笑い、マイアはカチンと来たようである。

 

 

「マイア姉、落ち着いて、落ち着いて!オリガさんも何で鼻で笑うかな?!」

 

 

「すまぬな。育ちが悪そうに見えたので笑えてしまった。」

 

 

「あ"ぁ!!?あんたマジでぶっ飛ばすよ!?」

 

 

「ふんっ。」

 

 

「っ!!殺すっ……!」

 

 

「マイア姉、マジで落ち着いて!!!オリガさんも喧嘩売らないで!!」

 

 

「マイアよせ!!オリガ様に無礼だぞ!!?」

 

 

 一触即発の空気になりそうになったマイアとオリガを、止めようとするハクアとクロエだったが、マイアは完全に殺る気になっており、止めるのに一苦労であった。

 

 

 その時、ハクアとオリガは遠くにある一の砦の方から嫌な胸騒ぎを感じ、駆け出した。

 

 

「ハクア、どうした!?」

 

 

「一の砦が襲われる!助けに行ってくる!オリガさん、悪いけどここの守りをお願いします!!」

 

 

「まぁ良いだろう。そなたから受けた大きな借り、僅かでも返すとしよう。」

 

 

「あんた、マジで何なわけ?」

 

 

 悠然と歩き出すオリガを余所に、マイアは一度五の砦に戻るのであった……。

 

 

◆○◆

 

 

 その頃、アリシア、プリム、イリスの護る一の砦は黒犬によって襲撃を受けていた。

 

 

 その時には黒犬から七盾同盟軍へ、とある書状が通達されており、その内容に皆信じることが出来なかった。

 

 

 その内容とは、大奉仕国家建国というものであり、女に人権はなく、男を満足させるための商品として扱われるという正気を疑うものであった。

 

 

「イリス、私は奴らを……黒犬を許せそうにない!!」

 

 

「その気持ちは私も同じだ。私達は黒犬を少々甘く見ていたのかもしれないな。」

 

 

「アリシア姉様、イリス様……。」

 

 

「アリシア、プリムにはお前の近衛を付けておけ。不審者を近寄らせないためにもな。」 

 

 

「分かった。しかしイリス、お前はどうするつもりだ?」

 

 

「外の指揮を執ってくる。アリシアはプリム達を逃がす用意をするんだ。」

 

 

 イリスはそう言うと部屋を出て、砦の城壁に登り、剣を抜いて指揮を執る。

 

 

「全軍!守りが手薄になっている東門の方を守りつつ、負傷した兵は下げろ!これ以上の侵攻を許すな!」

 

 

 イリス指揮の下、一の砦の兵士達は迫りくる黒犬の傭兵たちと交戦する。門が破壊された(・・・・・・・)事で怯みはしたが、それでもイリスは着実に黒犬を押し返していた。

 

 

「門が破壊された理由は後だ。今は敵を何とか押し返さなければ。」

 

 

 と、その時、ドバアアァアアアアンッ!!巨大や氷の剣山が現れ、その方を見るとそこには小鬼のような魔物スモールオーグとオーガが氷の剣山に貫かれており、すぐそばには一の砦のシスター達とハクアがいた。

 

 

「ハクア!」

 

 

「イリスか。こいつら裏門から入ってきたぞ。」

 

 

「なんだと!?まさか……ハクア!兵を回すから彼女達を避難させてくれ!」

 

 

「分かった。その後で俺も暴れさせてもらうぞ。……野良犬どもが、まだ痛い目に会いたいらしいからな。徹底的に潰す。」

 

 

 ハクアは得物である雪嶺を抜いて、黒犬のいる方へと睨みを利かせる……。




次回、一の砦のBAD回避

オリキャラ出して良いか?

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