※この作品はR-18です。

黒獣~氷天の剣士~   作:ボルボロックス

65 / 80
久方ぶりの投稿です。

感想あると嬉しいです。

あと、本来はレオナとコハクに始末してもらって思ってましたが、ハクアに殺ってもらいます。


餓狼族の氷像

「あいつ、氷狼族か……!?」

 

 

「嘘だろ、白い餓狼族のガキだろ!?氷狼族がいるわけねぇ!!」

 

 

 エレオノーラとソフィアを犯そうと楽しみにしていた餓狼族の兵士達が、ハクアを見た瞬間にその圧倒的な殺意と白さに恐れて下がってしまう。

 

 

 ハクアは今、大切な友人達を穢されそうになった事で怒り、殺意が冷気となって周囲を包んでいる。

 

 

 その冷気の中、リュカオンはハクアに睨みを利かせながらエレオノーラから離れる。

 

 

「お前か。氷狼族のガキがヴォルト達が騒いでたのは。確かにてめぇは氷狼族みたいだが、まだガキじゃねぇか。」

 

 

「……。」

 

 

「ガキが大人の邪魔をしやがって。俺様のお楽しみを邪魔した責任、どう取ってくれるんだ?あぁ?」

 

 

「お楽しみ?発情期の野犬が喧しいこと吐かすな。」

 

 

 ハクアの冷静な返しに、リュカオンの部下達が怒りに任せて叫ぶ。

 

 

「発情期の野犬だぁ!?」

 

 

「ズタズタにしちまうぞ糞餓鬼!!」

 

 

「大人をあまり下に見るんじゃねぇよ、ガk」

 

 

パキィィィン……。

 

 

「「「「!!!!?」」」」

 

 

「さっきからガキとかナメるなとか、あんたら何言ってんだ?こっちは下に見るなんてしてないんだよ。というか、お前らこそこっちをナメすぎだ。」

 

 

 ハクアはエレオノーラとソフィア、リュカオンを除いた全員を凍結させて凍死させる。

 

 

 エレオノーラとソフィアは、全くの無傷であり、凍結させず、リュカオンの首から下を凍結させ、他の餓狼族の兵士達が脳と心臓の芯まで永久凍結し、ただの氷像と成り果てた。

 

 

 ハクアはガタガタと震えるリュカオンを無視して、エレオノーラとソフィアに歩み寄る。

 

 

「エレオノーラさん、ソフィアさん、お待たせしました。お久しぶりです。」

 

 

「ハクアさん、助けに来てくれたのですか……?」

 

 

「遅くなり、すみませんでした。お二人とも馬車に乗って下さい。俺が七盾の砦まで送ります。」

 

 

「「はい。」」

 

 

 ハクアはエレオノーラとソフィア、アイリスを馬車に乗せると、リュカオンを放置してそのままにし、七盾の砦へと向かった。

 

 

 リュカオンは既に瀕死の状態となっていた。

 

 

 脳が無事でも心臓が徐々に凍結し始めており、首から下の凍結も段々と上へ侵食していて、リュカオンはそれがたまらず恐怖であった。

 

 

「(い、嫌だ……死にたく、ない………こんな、こんな所で………誰か………た、助け―――)」

 

 

 完全に凍結し、氷像と化したリュカオン。

 

 

 その目からは涙が一粒落ちるが、パキンと砕けた。こうして、総勢50人ものリュカオン率いる餓狼族の部隊は1人の氷狼族によって壊滅したのだった。

 

 

◆◆◆

 

 

ハクアSide

 

 

 リュカオン達を凍結魔法の氷の牢獄(アイスプリズン)で凍結させ、エレオノーラさんとソフィアさんをセレスティン様に合わせて、白の城で休むようにしてもらった。

 

 

 氷の牢獄は俺が死んでも解けない凍結魔法であり、魂までも凍らせてしまうので普段は使わないが、あの時はプッツン来たので全員凍結死させた。

 

 

 エレオノーラさんとソフィアさんにはかなり怖い思いをさせてしまったので、エレオノーラさんとソフィアさん、あと幼いアイリスちゃんにはすぐに休んでもらったが……。

 

 

「サングレア王……。」

 

 

 ヴォルトだかボルトだか知らねぇが、ソフィアさんの旦那さんを殺しやがって……今度は傭兵が出来ないように足でも凍らせて達磨にしてやろうか。

 

 

「そう言えば、エヴリンやアンナさんやグレースさん達フルスタージャの人達は大丈夫か?それにエルドニア王も……何か嫌な予感がするな。」

 

 

 フルスタージャはエヴリンが、エルドニアが自国を護っていると思うが、2人の性格で似ているのはわがままだという事。

 

 

 最悪何か厄介事に巻き込まれる可能性が高いし、それに、黒犬以外にも魔物や悪どい傭兵はいる。

 

 

 可能性としては……あるな。だいぶ嫌な予感がする。

 

 

「(一応動いておくか。)その前にセレスティン様に伝えておかないとな。」

 

 

 俺は知り合いを助けに行くために、セレスティン様に許可を得に向かった。

 

 

「セレスティン様。ハクアです、今よろしいですか?」

 

 

「ハクアくん、どうしたのですか?」

 

 

「セレスティン様、フルスタージャやエルドニアは何故参戦しなかったのですか?両国が参戦すれば、黒犬にも勝てると思うのですが。」

 

 

「フルスタージャにもエルドニアにも書状はおくりましたが、両国とも参戦はしないとの返答でした。両国とも大臣(・・)が決めたとのことです。」

 

 

「大臣が?……セレスティン様、1の砦の軍の半分と4の砦の軍の半分をお借りしてもいいですか?このままだとフルスタージャもエルドニアも危ないかと。」

 

 

「それは、どういう事ですか?」

 

 

「黒犬以外にも機会を狙ってる存在はいます。それが動くのが今だと思うんです。被害が出る前に動くのは駄目でしょうか?」

 

 

 俺の言葉にセレスティン様は考える。すると、頷いてくれた。

 

 

「分かりました。ハクアくん、フルスタージャにまずは向かってください。」

 

 

「分かりました。」

 

 

 俺はすぐに1の砦に向かい、夜になる前にフルスタージャに向かうことにしたのであった……。




今回はここまで。


コメント待ってます。

オリキャラ出して良いか?

  • 出す
  • 出さない
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。