食べた物の片づけを終えた後、俺は桔梗ちゃんと一緒にお風呂に入ることにした。
今日は、ちょうど生理が終わったタイミングらしい。
「……私のこと、好き?」
「もちろん大好きだ」
「ありがと。私も晴翔くんのことが大好きだよ」
湯船の中で、二人同じ方向を向いて座る。桔梗ちゃんが俺の体に乗っかる形だ。
お尻が俺のモノに当たり続ける刺激で、だんだんと硬くなってきてしまう。
「いつも、きついこと言ってごめんね」
「全然気にしてない。むしろ、言ってくれてありがたいと思ってるよ」
桔梗ちゃんは目を合わせて、俺に謝罪してきた。
メンタルが傷ついていないか、気が気ではないようだ。
「この前一緒にお風呂に入った時、言い過ぎたってまだ後悔してる。それだけじゃなくて、今日は何もしてないあなたを叩いちゃった……嫌いになってない、かな?」
「嫌いになるわけがないだろ。そろそろ信用してくれよ。俺は、桔梗ちゃんになら殴られても蹴られても全く問題ない。今後どんなことをされても、大好きな気持ちは変わらないから」
桔梗ちゃんが幸せなら、他はどうだっていいとさえ思う。彼女は俺が守るべき人間であり、一緒にいてほしい相手なのだ。
この子は俺に対して優しすぎる。まあ、そんなところも可愛いのだが。
「ありがとう。あなたは、いつもそうやって不安定な私を受け入れてくれるよね。それにどれだけ救われてるか……私をこんな気持ちにさせてくれるのは、晴翔くんしかいない」
そう言ってから、桔梗ちゃんは身体を動かした。向かい合う形になると、その大きな乳房が視界に入る。立ち上がっていたモノがより一層大きくなり、硬さを増していく。
「これから先、ずっとそばにいて。その代わり、あなたがして欲しいことは何でもするから」
彼女は俺の腰に手を回して、少し浮き上がらせた。
勃起して、皮がめくれ上がったモノが水面上に現れる。
「あっ、気持ちいい……」
微笑みながら、咥えてくれた。口の中の温かさと、舌による刺激。手で竿の部分を扱かれていることも相まって、とてつもない快感が俺の脳を支配した。
何よりもこのビジュアルだ。世界一可愛い彼女が、俺の息子を一生懸命に頬張ってくれている。その光景だけでも、昇天してしまいそうなほどの興奮を得られるものだ。
「んっ……」
いったん口を離してから、浴槽の縁に座るよう促す。俺が黙って従うと、彼女は身体を密着させて、その大きく柔らかい乳房で性器を挟み込んできた。
「あうっ」
「あははっ、やっぱり気持ちいいんだね。さっきから、私のおっぱいが気になってるのかな~って思ってたんだ」
情けない声が出てしまった。
ちゃぷちゃぷという水音とともに与えられる刺激が、俺の頭を狂わせる。
欲望のままに手を伸ばして、その柔らかい果実を揉んだ。ふにゃっとした中に、コリコリとした乳首の触感がある。五感の全てに襲いかかる快感。もう何も考えられない。
「や、やばい。出そう……」
余裕がない。まだ五分も経っていないが、一週間近く出していないこともあり爆発寸前だ。
俺の様子を察したのか、彼女は再びそれを口内に咥えこんだ。
直後、電流が走ったと錯覚するほどのオーガズムが襲い掛かってきた。どくどくと脈打つような快感と共に、精液が彼女の口内へ次々と流し込まれる。
こんなに出るものなのかと自分で引いてしまうほど、大量に発射されていく子種たち。
「んぐ……」
「あっ、無理するなって。飲まなくてもいいから」
彼女は俺の止める言葉も聞かず、そのまま飲み込んでしまった。気持ちが鎮まるのと同時に、嫌であろうことをさせてしまった申し訳なさに包まれる。
「……うえぇ、超まずい」
「だから言ったのに……吐いたって何にも思わないよ」
ぼーっとし続けている頭が、絶頂の凄まじさを実感させる。
すごかった。性欲が発散したことによるスッキリ感と、倦怠感。桔梗ちゃんはそんな俺を見ながら、口に手を当てて笑っている。
「でも、興奮したでしょ?」
「そりゃあ、もう」
「……これから私が生理のときは、今みたいにしてあげる」
ようやく気づいた。桔梗ちゃんは、しばらくご無沙汰だったことを気に病んでいたのだ。
そこまでしなくてもいいのに、と言いそうになった。しかし、彼女がそういう言葉を望んでいないことは明白。思いやりを押し付けるのではなく、今はお礼を言うべきだと思った。
「ありがとう。気持ちよかった」
「よかった。出したくなったときは、ちゃんと伝えてね。浮気されたら困るし……やめてよ?」
「絶対にしないから安心してくれ」
桔梗ちゃん以上の相手なんて、この世界のどこにも存在しない。俺はすでに、肉体的にも精神的にも彼女に依存しきっている。最近は、自分の愛が重くなりすぎないか心配なほどだ。
彼女に俺の全てを捧げることは、処女を奪ってしまった時点で決めている。言葉だけで信用してもらうことは難しいかもしれないが、心の中には鋼のように強い決意がある。
「あと、私はまだ何にも満足してないの。一回出したけど、寝る前にもできるよね?」
「……望むところだ」
さすがに今からもう一発は厳しいが、すぐに復活するような気がする。
……こうやって、毎日の生活がどんどん爛れていくのだろう。
高城晴翔としてだけでなく、一匹の雄としても完全に落とされていることを自覚した。
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甘く優しい情事を終えてもなお、俺たちはベッドで二人絡み合っていた。
「いっぱい出てたね」
「ああ、そうだな……桔梗ちゃんの中があまりにも気持ちよくって」
二発目とは思えないほどの、とんでもない量を出してしまった。
そして、今回も避妊できなかった。今日はあらかじめゴムを買っておいたのだが、彼女の方がつけることを嫌がった。久しぶりのえっちで、直接交われないのは許せないらしい。
中に出すことにハマるという、高校生カップルが絶対に行ってはいけない方向へ進みつつある。俺たちはもう、セックスという名の麻薬に負けてしまっていた。
「ねえねえ、一つ聞きたいことがあるの」
桔梗ちゃんは俺を抱きしめたまま、耳元で囁くように話す。
ちなみに、行為の後にもう一度シャワーを浴びた。前回よりも長期戦になったので、お互いの身体が汗と体液でびしょびしょになってしまったからだ。
シャンプーと桔梗ちゃん自身の香りが混じり合い、俺の鼻腔をくすぐる。俺と同じものを使っているのに、どうしてこんなにいい匂いがするのだろう?女の子の謎である。
「なんだ?」
「あんたって、子供は何人ほしいの?」
聞き返した俺に提供されたのは、タイムリーすぎる話題だった。
まさか今日は危ない日だったのかと思いつつも、将来を意識した発言に心が躍る。桔梗ちゃんの中でも結婚が既定路線になっていることが、とてつもなく嬉しかった。
「……わりと、いっぱいほしい」
「そっか。私たちの子供だったら、きっと可愛いだろうね」
それは間違いないというか、桔梗ちゃんとの子供なんて、可愛すぎて過保護になってしまうのは必然だ。典型的な親バカになっている自分が簡単に想像できる。
でも、この子は結構厳しいお母さんになりそうだ。俺が甘々にしすぎて、子供と一緒に叱られる未来が見える。そのあたりもバランスが良さそうだし、早く夫婦になりたいものだ。
……本当にできてしまったらどうしよう。ま、まあ……大丈夫か。その際は父に謝罪した上でどうにかしてもらうしかないが、案外許してもらえそうな気もする。
「ああ、それでも子供はまだ早いかも。ちょっと残念だけど、明日からはゴムつけよっか」
桔梗ちゃんはそう言って、俺の目を見た。鼻と鼻がくっつくほどの至近距離。
「その方がいい。生まれてくる子供のためにも、せめて十八までは我慢しよう」
「いや、そういうことじゃなくて……あんたが私だけを見てくれなくなることが、今の私には許せない。多分、
そのまま一度キスをしてから、首筋に甘く嚙みついてきた。そして頬を窄めて、吸い付きながら胸の方へと動いていく。性行為とはまた違った快感に、背筋がぞくぞくとする。
「や、やばいって。ひゃっ」
つい裏返った声が出てしまった。
「ふふっ、可愛い反応するね。こういう姿を、私以外の誰かが見ると思うと……それだけで心が真っ黒に染まる。だから、他の女を見ないでほしい。私だけの晴翔くんでいてね」
「……言われなくとも、俺はお前だけのものだよ」
「嬉しい。いつかは赤ちゃんも作ろう。もっと大人になってから、一緒に育てたいな」
いろいろ言いながらも、結局のところ桔梗ちゃんは優しい子なんだと思う。
独占欲や承認欲求が強いのは事実だが、それによって子供に悪影響を及ぼすことを避けようとしている。この若さで自分の性格を深く理解している点についても、素直にすごいと感じる。
何より可愛すぎる。そこまで俺のことを好きだなんて、愛おしくてウズウズする。
我慢できず、俺はさっきのお返しとばかりに桔梗ちゃんの胸へ吸い付いた。
「あっ、やぁん……」
その反応に、今晩の仕事を終えたはずの下半身が再起してしまう。
それを目ざとく見つけた桔梗ちゃんは、にぎにぎと手を動かして刺激してきた。
(……おいおい、テスト前にオールって)
俺は苦笑いしながら、起き上がって服を脱ぎ始めた。
彼女の身体に溺れる毎日。しかし、俺らしくていいじゃないかと思う。
どこにでもいる凡人。自分をそんな風に評価することは、もうやめた。だって、俺は……たった一人しかいない、桔梗ちゃんの恋人なのだ。
俺にしかできないことがある。俺を受け止めてくれる人がいる。それはとても幸せなことで、自分という存在を肯定的に捉えるための要素となる。
「ありがとう、桔梗ちゃん。俺を好きになってくれて」
「……こちらこそ。死ぬまで一緒にいようね」
この可愛らしい少女を愛することが、この世界における自分のアイデンティティとなった。
そう自覚した途端、燃え滾っている愛情がさらに大きくなり……
翌朝、最悪のコンディションで中間テストへ挑むことになった。
眠そうに登校してきた俺たちを、Dクラスの面々は呆れ顔で迎えてくれた。
なんとか居眠りせずに問題を解き切った後、机に突っ伏してダウン。桔梗ちゃんも概ね俺と似た動きをしていた。他の生徒からの「何やってんだ」という視線が突き刺さってくる。どうも、公認バカップルになりつつあるような気がする。
そして、お互いの鎖骨周辺にくっきりと浮かんだキスマーク……愛の証を周囲へ見せつけていたことに、帰ってから気づいた。それを知った桔梗ちゃんは、しばらく枕に顔を埋めていた。