絵日記に書けないこと 安産型JS同級生サツキちゃんと夏休みのあいだ秘密基地でイチャイチャ 作:五十貝ボタン
●8月9日 ☀
昼ご飯のあとの一番暑い時間に、ぼくはサツキの秘密基地にやってきた。
「来たわね」
サツキが小屋の中から手招きしてぼくを迎え入れる。彼女はベージュ色の、リボンの飾りがついたキャップをかぶっていた。それから、裾が大きめのシャツに、デニム地のショートパンツ。
「まあ、座って」
小屋の中には、昨日はなかったはずのイスがあった。百均ショップで売ってそうな、レジャー用の小さなイスだ。あれから、サツキが買ってきたんだろうか?
うながされるままに腰を下ろす。同じように、サツキがイスに腰を下ろすと、パイプを組み合わせただけの簡素なイスがギシッと音を立てた。
「やっぱり、大きいと思ってるんでしょ」
いきなりにらまれた。
「何も言ってないでしょ」
「そういう目で見たもん!」
どうやら、彼女にとって大きめのお尻はかなりのコンプレックスになっているらしい。田島が余計なことを言ったからだ。
「あのね、今日呼んだのは、ちゃんと確認しようと思って」
「確認って?」
「私のお尻が大きくないって高梁に確かめさせて、他の男子にも言ってもらおうと思ってるの」
そう言って、サツキは採寸に使うような
「い、いいって。そんなことしなくても」
「私が気にするから! 他の男子はアテにならないし……」
なんだかわからないけど、サツキはぼくを頼ってくれているらしかった。
「でもどうやって測るの?」
「ぐるっと巻き付けて測るだけでしょ。ほら」
そう言って、サツキは小屋の壁に手を着いてお尻を突き出すような格好になった。
「ぼくが測るの!?」
「鏡がないと自分じゃ測れないでしょ」
なんだか無理やり付き合わされているような気がするけど、もしかしたら彼女にとってはすごく重大な問題なのかもしれない。笑って断ったら傷つけてしまうかもしれない……と思うと、引き受けるしかない。
「……じゃあ、測るからね」
サツキがお尻を突き出す格好のまま頷いた。こういうのって立位で測るんじゃないかなって思ったけど、この体勢でそんなこと言ったらウマみたいに蹴ってきそうだから黙っておく。
メジャーをサツキのお腹の下に通して、丸いお尻の出っ張りに合わせて引き締めていく。
僕の目の前で、ショートパンツのお尻にきゅっとメジャーが食い込んだ。
プールで見るとはなしに見てしまった、お尻に食い込んだ水着を直してるところが思い浮かんだ。日焼けした肌よりも白いサツキの地肌。褐色と白のコントラストが、このショートパンツの向こうにある。
「は、早くしてよ」
サツキがぼくを急かす。はっとして、目盛りを確かめた。
「えっと……きゅうじゅう……」
「90!?」
サツキは飛び上がりそうなくらい驚いていた。というより、僕の目の前のお尻は実際に飛び上がっていた。ショートパンツ越しにも、ぷるっと波打つのが見えた気がする。
「90って、そんなわけないでしょ! グラビアアイドルでも、80センチとか……」
「ああいう人たちはとくべつ痩せてるんじゃないかな?」
「測るところを間違えてない?」
「でも、一番広いところで測るんでしょ? 胸囲もそうだし」
ちゃんとメジャーを締めて測ったら、細くなることはあっても実際より太くはなりにくいと思うんだけど……
「わかった!」
どうしても数値に納得がいかないらしいサツキは、やおらにショートパンツに手をかけた。
「着てる服のぶん厚くなってるんだ。脱ぐから、もう一回測って!」
「えぇ!? ちょ、ちょっと!」
止める前に、サツキは勢いよくショートパンツを脱ぎ捨てた。
「測りなおして!」
目をそむけようとしたけど、あんまりにも一瞬のことだったので彼女の下着が目に焼き付いてしまった。
ピンク色だ。女の子のパンツの種類なんてぼくにわかるわけがない。お尻を包むような形なんだと思うけど、サツキのヒップは収まり切っていなくて、少しはみ出しているみたいだった。
「90センチもあるわけないもん!」
ほんとうは90ぴったりよりももうちょっと大きかったんだけど……。
「できるだけ見ないようにするから」
「そんなこといいから、早く!」
ボクはもう一度メジャーをサツキの腰に回した。さっきよりも強く汗のにおいがした。夏だから当たり前だ。ショートパンツの中にこもっていた空気が漂って、どことなく甘いミルクのような香りが漂っている。
「う……」
見ないようにしても、サツキがボクを急かしてお尻を突き出すものだから、下着に押さえつけられたようなお尻の肉がぷるっと揺れる。腿との境目あたりから日焼けしていて、肌の色が変わっているのがわかる。水着の形だ。
うう、まずい。
柔らかそうなお尻。サツキのにおい。なんだかよく分からないシチュエーションで混乱して……ぼくは興奮していた。股間が硬く、暑くなっていくのがわかる。
女子とふたりきりでいるときにボッキなんて……気づかれたら、なんて言われるか。
とにかく早く済ませて、落ち着くまで待つしかない。
もう一度、メジャーをしっかり巻き付ける。お尻に食い込んで、ぎゅっと尻たぶがひしゃげた。締めつけるようにしながら目盛りを合わせる。
「は、はちじゅうはち……かな」
「ほらね!」
90を下回れば、彼女にとっては目標達成らしい。でも、かなり締めつけて測ったから正しい数値じゃないと思うんだけど。
「そんなに大きくないってわかったでしょ」
「どれぐらいが普通なのかわかんないよ」
「む……たしかにそうね」
ボクはさっとイスの上に座り直した。深く座れば、ボッキした角度がわかりにくいはずだ。考え事でもするフリをして、膝に肘をつく。ごく自然な動きに見えているにちがいない!
あとは、小川の流れを見て心を落ち着けよう。いま、パンツ姿の女子が隣にいることは忘れるんだ。
「じゃあ、高梁のも測ってあげる」
とつぜんの提案。
「い、いいよ! 参考にならないし!」
「高梁のほうが大きかったら、さすがに認めるでしょ、私のお尻が大きくないって!」
「ぼ、ぼくたちくらいだったら、女子のほうが大きくて普通じゃないかなあ!?」
「いいから、ちょっと測るだけでしょ!」
なんとしても座ったままでいたいぼく対なんでもいいから立たせたいサツキ。
ぼくが抵抗するとむしろ面白がるみたいに引っ張られる。すったもんだのうちに、サツキがぐいっと体重をかけてぼくを引っぱり起こした。
「うわっ……!」
「きゃっ……」
いきおい余って、ふたり一緒に転んでしまいそうになる。川辺の砂利の上に落ちてしまったらかなり痛そうだ。ぼくは必死に踏ん張って、サツキの体を抱きとめた。
「あ……」
密着して、お互いに言葉を失ってしまう。サツキはぼくの背中に手をまわして、ぎゅっとしがみついている。
「高梁……」
もう離れてもよさそうなのに、サツキはむしろ強く抱きついていた。ふわっとした感触が胸にあたる。お尻ほどじゃないけど、たしかに女の子の体が成長している証拠だ。
「し、下の名前、教えて」
さっきはパンツを見せても平気そうだったのに、やけに恥ずかしそうだ。
「ショーゴ、だけど」
「ショーゴ……」
まだ抱き合ったままだ。何かに迷うようにぼくをじっと見つめて、眉をきゅっと寄せている。
「さ、サツキ?」
呼ばれたから、思わず呼び返す。ぎゅっとぼくの背中にまわされたサツキの手に力がこもった。
「ん……」
と思ったのもつかのま、彼女は目を閉じてしまった。二人っきりで、密着して、目を閉じて、しかも心なしか、顔の角度を変えて唇をさしだしているように見える。
てっきり「何考えてんの!」って突き飛ばされると思ったのに、一向にその気配はない。火照ったような、温かい体温がお互いのシャツごしに伝わってくるばっかりだ。
何かの罠だったらどうしよう。実は釣り小屋の周辺に何人も隠れていて、ぼくがサツキにキスしようとしたら襲われるとか……いや、そんなサプライズ忍者みたいなことないはずだ。冷静になれ。
時間にしたら5秒もなかったと思うけど、ありとあらゆる可能性を考えた。でも、やっぱり……ここで無視されるほうが、彼女をきずつけるように思えた。
だから、勇気を振りしぼって……ぼくはサツキにキスをした。
「ん……!」
どうしていいかわからなくて、ただ触れあうだけのキスだった。サツキの唇は信じられないほど柔らかくて、熱かった。夏の太陽よりも熱いんじゃないかと思った。日差しから降り注ぐエネルギーが全部そこに集まって、ぼくの口に注入されてくるみたいだった。
「ショーゴ」
サツキが胸に顔を埋めて抱きついてくる。いつもは女子のナカでもリーダー格なくらいキリッとしてるのに、どことなく甘えるような声。今まで聞いたことがなかった声で、ドキッとしてしまった。
「サツキ……えっと」
なんと声をかけていいかわからない。いきなりファーストキスを体験するなんて、さっきまで思ってなかったから。心の準備がまったく追いついてなかった。
「測るね」
ふいに、サツキの手がぼくの腰の位置に下がった。その手にはメジャーが握られたままだ。あっと思う間もなく、ぼくの腰に巻き付けられていく。
「ちょ、ちょっと待っ……!」
「何か引っかかってる」
彼女なりに照れかくしをしようとしたのかもしれないけど、事態はより悪化していた。サツキがぼくのお腹がわで目盛りを読もうとするから、ぼくの股間に彼女の手が触れる。
「なにこれ。もう、ちゃんと測れないでしょ」
サツキが『なんだか邪魔な出っぱったもの』を掌で押さえてどかそうとする。
「はう……!」
言うまでもなく、それはぼくの体の一部なので、どかしてもまた戻ってくる。それどころか、ますます硬くなってしまっている。
「え? もしかして、これって」
ようやく、サツキは自分が触っているものがなんなのかに思い至ったみたいだ。ぎょっと目を見開いてから、日焼けした顔がみるみる赤みをましていく。
「ご、ごめん!」
「い、いやぼくのほうこそ、なんていうか……!」
「だ、大丈夫。勝手にそうなっちゃうんでしょ」
保健の授業で得た知識でなんとかフォローしてくれている。さっきはいじわるだったのに、今度は優しい。
「あの……えっと」
サツキがきょろきょろ周りを見回す。忍者が潜んでないことを確かめているのかもしれない。それから、ふたりきりなのに、そっと声を小さくした。
「しゃせー……したいの?」
「い、いや、そんな……!」
慌てて首を振る。どう答えていいかわからない。
「だって、男の子は射精するために勃起するって」
「そ、それはそうだけど……」
「キスしたからそうなったの?」
「えー、うーん、えっと」
「お尻を測ってる時から?」
「……」
答えられずにいると、サツキはそれが答えだと受け取ったらしい。
「お尻が大きい方が好きなの?」
「……うん」
なんだか内心を言い当てられたような気持ちで頷いた。
「じゃ、じゃあ、いいよ……触っても。その代わり、私も触りたい……ショーゴの」
そして、奇妙なことに……ぼくらは釣り小屋の中で並んで、お互いの体に触れあった。
「サツキ……」
おそるおそる、手を伸ばす。ショーツの上から丸いお尻に手を触れると、「ふにゅっ」と指が沈み込むような、でも同時に押し返しても来るような、柔らかくて弾力のある感触がした。
「んんっ……!」
触れる瞬間まで半信半疑だったけど、サツキは嫌がりも怒りもしなかった。それどころか、ぼくの手に対して、少し押しつけるように腰を突き出してきた。
「すごい、柔らかくて……気持ちいい」
「言わなくていいからっ」
丸い目でぼくをにらみつけながら訴えて、彼女もぼくのパンツの中に手を突っ込む。ごそごそとトランクスの形を探ってから、さらにその中に手を差し入れて……
「う、わっ。こんなに硬くなるんだ……」
硬直したペニスに手のひらを触れさせて、サツキは驚きそのものの声を上げた。
「あ、っ……くっ」
初めて他人に触られる感触に、思わず力が抜けそうになる。姿勢を支えるためにしがみつこうとすると、「むぎゅっ」とお尻をつかんでしまう。
「きゃっ!」
「ご、ごめん」
「ううん、えっと……じゃあ、ショーゴ、壁にもたれて」
言われるがままに体勢を変えていく。
なんだか、夢を見ているような気分だった。
壁に背中を預けたぼくの前で、レジャー用の椅子にお尻を乗せてサツキが座った。ツインテールを見下ろしていると、サツキがぼくのパンツを脱がせて……
――びんっ!
「わ。す、すごい……」
飛び出した勃起を見つめていた。
「こ、こういう風になるんだ」
「う、うん……」
至近距離から見つめられて、おちんちんの奥の方がむずがゆいような、不思議な感じがした。同時に、みちっと海綿体が充血して、痛いくらいだ。
「このにおい、不思議な感じ……す、好きかも♡」
サツキの鼻息が股間をくすぐる。ちいさな刺激でもおなかにくっつきそうなくらいに硬くなった。
「いつも、どうしてるの?」
まんまるの目で見上げられている。悪いことをしてるんじゃないかという気がしてきたけど……ぼくもすっかり興奮していた。
「こうして……手で」
サツキの目の前で、ぼくは勃起をにぎってしごいた。皮が上下して、剥けた先っぽが顔を出しては引っ込む。
「私にもさせせて」
おもちゃの使い方を教えてもらった子供みたいに、サツキがぼくをにぎる。女の子の繊細な手つきで、ゆっくり上下にこすられた。
「あぁっ……」
それだけで、腰が抜けてしまいそうだ。びくびくと暴れ回るようにボッキが跳ね上がる。
「すごい……♡」
それしかいえなくなってしまったみたいに、サツキは身を乗り出してぼくのおちんちんを見ていた。
しゅく、しゅく、しゅく、しゅくっ。
皮ごと上下にしごかれる。自分でするのと同じ動きのはずなのに、いつもとは全然違っていた。袋の少し上野あたりがきゅっとこわばっていた。
「サツキ、もう……」
「うん……」
熱に浮かされたような表情のサツキは、ぼくの言おうとしたことをほんとうにわかっていたんだろうか。ますます強くなるにおいに夢中になりなあがら、しごき続けていた。
「あ……あっ! 出る……っ、ぁああっ!」
ぼくも、彼女を気遣っている余裕なんてなくて、はじめて人の手で射精させてもらう感覚に夢中になっていた。止められないぐらいの勢いであふれてきて、体の中から外に一気に噴き上がっていく。
びゅくっ! びゅっ! びゅるるるるっ!
精液は弧を描いて飛び出し、狭い釣り小屋の向かいの壁にかかるくらいの勢いだった。一部は、すぐそばで見つめていたサツキの、日焼けした頬にべっとりと張り付いてしまっていた。
「ご、ごめん!」
腰が抜けそうなくらい気持ちよくて、壁にもたれたまま動けなかったけど、なんとか一言だけ絞り出した。
サツキも、ぼくに言われてはじめてほっぺの精液に気づいたみたいだった。
夢を見ているような表情でぼくの顔とおちんちんを見つめてから、頬を指で拭って、ねっとりと白い糸を引く精液を鼻先で確かめ……やおら、ぺろっとなめてしまった。
「美味しくないね」
そういって、彼女ははにかんだ。