絵日記に書けないこと 安産型JS同級生サツキちゃんと夏休みのあいだ秘密基地でイチャイチャ 作:五十貝ボタン
●8月10日 ☂
それから、ぼくたちは「秘密基地」の使い方を決めた。
雨の日は使わないこと。川の水が増えて危ないからだ。
会えなくて帰るときは、書き置きを残すこと。
そして、他の人には教えないこと。友達はもちろん、家族にも。
この日は雨だったから、秘密基地は使えない。
サツキに会いたかったけど会えなくて、夏休みの宿題をやろうとしたんだけど、どうしても手に着かなかった。
ほとんど一日中、昨日のことを思い出してオナニーしていた。
●8月11日 ☀
約束も何もしてないのだけど、ぼくたちはほとんど同じ時間に秘密基地にやってきた。
ボクはペットボトルのスポーツドリンクを、サツキは水筒に麦茶を入れて持ってきた。川辺の釣り小屋の中は涼しいけど、どうしても汗を掻くからだ。
「キスしたい」
と、サツキが言うので、この日はキスをする日になった。
「ん……ちゅ……」
お茶で冷えた唇が、ふれあわせるうちにすぐにあたたかくなっていく。サツキの唇は触れるととろけてしまうんじゃないかと思うくらいに柔らかい。ぼくのはもっと硬いんじゃないかと思うんだけど、サツキのほうが積極的に唇を押しつけ、ぼくに吸い付いてくる。
抱き合ってキスすると、サツキの体からは甘いミルクのようなにおいがした。
「知ってる? 大人はもっとすごいキスするんだって」
サツキが大人のキスのやり方を教えてくれた。ベロをくっつけるらしい。
はじめのうちはうまくできなかったんだけど、二人で練習しているうちに、だんだん気持ちよくなってきた。
「ちゅ♡ はむ♡ れるぅ♡ ちゅっ♡ ちゅっ♡ れりゅ……ぅ♡」
唾液が混ざって、こぼれないように吸い付くと押し合うみたいになってしまう。狭い釣り小屋のなかでダンスするみたいに前後に動きながら、ずっと夢中でキスしていた。
しゃべりもしないでずっとキスしていたせいで、アゴの裏が痛くなってしまった。
●8月13日 ☁
サツキが「買いたいものがある」と言うので、二人で出かけた。ちょっとだけ手を繋ごうとしたんだけど、すぐに恥ずかしくなって、すぐに離した。
てっきり服か何かを買いに行くんだと思っていたら、彼女が向かったのは秘密基地の近くの薬局だった。
サツキが指さしたのは、自動販売機だった。ジュースじゃない。もっと小さい機械で、商品は三つだけ。「明るい家族計画」って書かれている。
「五百円で買えるはずだから……」
と言って、サツキはボクに三百円渡してきた。
「買ってきて、お願い」
「サツキが欲しいんじゃないの?」
「ふ、ふたりで使うものでしょ」
ぼくはまだソレが何なのかよくわかってなかった。でも、サツキが「早くして」って言うから、渋々従うことにした。
小銭を自販機に入れる。五百円の商品と六百円の商品があったけど、違いはよくわからない。とりあえず五百円のほうのボタンを押すと、取り出し口にポトッと箱が落ちてきた。
特に感慨もなく取り出してサツキのところに戻ると、「勇気あるね」と言われた。
言われたとおりにしただけなのに、なんでだろう?
●8月14日 ☀
昨日買ったものの正体は、すぐにわかった。
「あくまで練習だから!」
と、何度も念押しして、サツキはボクにパンツを脱がせた。少し前までは誰かに見つからないかヒヤヒヤしてたけど、もうすっかり慣れてしまった。
「もう大きくしてるの?」
「だって……」
ここでサツキといろいろなことをして、すっかり条件反射で勃起するようになってしまっている。自分のことながらどうかと思うけど、勝手になってしまうんだから仕方ない。
「まあ、話が早いから、いいか……」
そう言いながら、サツキは昨日買った箱を開けた。中からはビニールの包みが出てきて……その形を見たら、ぼくもようやく合点がいった。
「コンドームだったんだ」
教科書で写真は見たことがあったけど、実物を見るのははじめてだ。たぶん、それはサツキも同じなのだろう。中から出てきた丸いものをひっくり返したりつまんだりしていた。
「お姉ちゃんに聞いたんだけど、剥いてから着けるんだって」
「なんでそんなこと聞いたの?」
「だって……使い方、間違えてたらもっったいないもん」
そして、サツキは片手でゴムをつまんだままボクのボッキに指をかけた。
「この前ので、わかってるから……」
そう言いながら、先っぽに舌を触れさせる。ぬれた感触が皮から覗く先っぽに触れて、ぬるっと敏感な粘膜がこすれる。
「くう……」
「れる、ぅ……♡」
サツキの舌がくるくると動いて、ボクの先っぽをぬらしていく。皮と粘膜の間に潜り込んで、ゆっくり引き下ろしていった。
「んふ……ふ。こっちのほうがかっこいいよ」
「あ、ありがと……」
赤っぽい先っぽが露出する。まだ少しピリピリするような、慣れない感触でむずがゆい感じがする。
「そしたら、こすいて……」
サツキの細い指が先っぽからゴムを着けていく。ぴったりした感触が敏感な場所を包んでいって、ますます不思議な感じだ。
「これでいいのかな……な、なんか、えっちな感じ」
ピンク色のゴムに覆われたおちんちんは、ボクのモノなのになんだか見慣れなくて、不思議な光景だった。
「えっと……着ける練習?」
「そぉじゃなくて……エッチの練習」
恥ずかしそうに言って、サツキは床に膝をついて、椅子に手をつく。そして、スカートをまくり上げて、パンツを膝まで下ろす……隠すものがない彼女のヒップが、ボクの目の前にあらわれた。
「わ……すごい」
「おおきいから?」
肩越しににらまれて、慌てて首を振る。
「ち、ちがうよ。日焼けがきれいで」
ヒップと腿の間あたりで白い肌と日焼けしたミルクチョコレート色とがくっきり分かれている。水着の形だ。
「日焼け止め塗ってるのに、どうしてもついちゃうの」
「日焼け止め……してたんだ」
「ショーゴもしたほうがいいよ。肌が傷ついちゃうんだって」
実のところ、ボクは目の前でゆっくり動いているお尻に目を釘付けにしていて、彼女が言っていることはほとんど聞こえていなかった。
「サツキのお尻……きれいだよ」
そっと、丸い稜線に手を触れる。むにっと指が沈み込むような感触がして、すぐに押し戻すような弾力が伝わってくる。ゴムボールみたいだけど、もっとふわふわで、指に吸い付いてくるような感じだ。
「んっ……」
ぼくの手が触れて、サツキも気持ちいいみたいだ。甘い声が聞こえると、ますます興奮してしまう。さっきから、あんまり強く勃起して痛いぐらいだ。
「サツキ……」
ぽおっと熱っぽい感じがする。暑さのせいじゃない。おちんちんで熱くなった血が頭にも流れ込んできているみたいだった。
むっちりとした腿に指をかけるように、左右に広げる。初めて見る女の子のあそこ。ぷくっとした膨らみが二つ並んで、その真ん中に細く線が通っているみたいだった。
「入れちゃだめ、だからね。練習だから……こするだけ」
「うん……」
あんまりにもつるりとした割れ目を見て、どうやってこんなところに入れるんだろうと思った。ボクは後ろから、サツキのお尻に腰を押しつけて、勃起をお尻の間に挟んだ。
「あっ……熱い、ね……」
「うん……」
サツキの体温が、ゴムの向こうから伝わってくる。むっちり柔らかなお尻の感触に、ゆっくり腰を前後させていく。ぴんっと上を向いたものが、お尻の間に挟まれて埋もれてしまいそうだ。
「あっ……ん、あっ……♡」
ぷにっとしたあそこに根元がこすれるたび、サツキが小さく声を漏らす。気持ちいいのかもしれない。
「な、なんだか……すごい、これ……っ!」
腰をちょっと動かすだけで、しゃがみ込んでしまいそうな快感が腰に響く。手や口でしてもらった時も気持ちよかったけど、それとはまた違った感じがする。
「ショーゴ……ショーゴっ♡」
サツキがお尻をくねらせて、ボクのおちんちんをほしがるような声をあげる。女の子がボクを求めて、受け入れてくれているってことがたまらなかった。
サツキのお尻に腰を押しつける。ボクの腰が柔らかいお尻に埋もれてしまいそうだ……あきらかにサツキのお尻のほうが横幅がある。サツキからは見えていないだろうけど、ボクだけに見えていた。
「はあっ……あっ、くう……!」
「あ、あ、あっ♡ ぁあんっ、ぁああっ♡」
ゴム越しの感触が少し変わったような感じがした。腰を振ると、くち、くち、っと滑る。
「ほんとに濡れるんだ」
「や、は、恥ずかしい……」
サツキが下を剥いてしまう。ツインテールの髪がぴょんぴょんとはねる。うなじの後れ毛が汗が張り付いていた。
腰を突き出すたびに、サツキのお尻がたぷ、たぷ、っと弾む。そのむっちりした女の子の体に埋もれるように、おちんちんが挟まれてこすれる。サツキがにじませるお汁のおかげで、どんどん早まっていく。
「はぁっ……あ、っ! サツキ、もう……」
「う、うん。ショーゴ、出して♡」
誰かが聞いていたらどうしようなんて考えはすっかり消えていた。のめり込むように腰をぶつけ合って、そして……
「ぁっ……ああああっ!」
ガクン! と衝動的に腰を突き出してしまう。盛りのついた犬みたいに情けない格好だったと思うけど、少しでもたくさん、サツキのお尻を感じたくて必死に腰を突き出して、ボクは達していた。
びゅっ! びゅくっ! びゅるるるっ! びゅるるるるるるっ!
ピンクのゴムの先端が白みがかった精液で膨らんでいく。お尻の谷間から、ぷくっとはみ出すように見えた。
「あっ……ぁ、んんんっ♡」
ぷるっ、とサツキが震えた。腿の内側はぐっしょりと濡れて、ぼくたちの秘密基地の床板にぽたぽたとしずくが垂れていた。
「はぁ……はぁっ……」
耳鳴りがしそうなくらいの激しい射精で、くらくらしていた。
「いつか、ほんとうのえっちもしようね……♡」
「うん……」
サツキの甘いミルクのような香りを嗅ぎながら、ぼくはその背中を抱きしめた。
●8月15日 ☀
今日は、ぼくたちの学年がプールを使える日だった。
泳いでいるときに、サツキがそっと近づいてきて、
「今日は用事があるから、秘密基地はなしね」
と、ささやいた。
「わかった」
と答えたけど、内心がっかりしていた。サツキと一緒にいることが、夏休みのいちばんの楽しみになっていたからだ。
仕方ないので家に帰って宿題でもするしかない。
(でも、その前に3回はオナニーしないといけないかも)
女の子の感触を知って贅沢を覚えたぼくのおちんちんは、サツキに会えないとすぐにぼくの集中を途切れさせてくるのだ。
そういうわけで、プールのわきの更衣室で着替えているとき……
「おい。高梁って内騰のことが好きなのか?」
と、声をかけられた。田島だ。取り巻き同然の男子生徒たちもいる。
「なんで?」
絡まれたら面倒だから、できるだけ素っ気ない感じで答えた。
「二人で歩いてるところこの前見たぜ」
「プールでも最近、こそこそよく話してるよな」
あくまでこっそりしていたつもりだったんだけど、こんなことばかりにめざとい田島が気づいていたらしい。
「別に……」
「おい、どうなんだよ。好きなのか?」
大柄な田島が出口との間に立ちはだかる。ぼくの腕力では、どかして出ていくことはできない。
もしかして、1日のことがあってからぼくをひやかすチャンスをずっと探っていたのかもしれない。だとしたらかなり執念深い。黙っていれば飽きるってことはなさそうだ。
「好きだよ」
だから、はっきり答えた。
「そのことで内騰さんをからかったりしないで。ぼくはいいけど、男子にからかわれたらイヤだろうから」
面倒なことになるかもしれない。でも、嘘をつくよりいいと思った。
「しないよ」
田島がぼくの肩に手を置いた。
「俺たち、あんなことしたから、二人に変な意識を持たせてたら悪いなって思ったんだ」
「う、うん……?」
やけに物わかりのいい態度をとられると、ずっこけてしまいそうだ。でも、田島は真剣らしい。
「もう今年で卒業だろ。同じクラスなのに男女で仲が悪いままなのもよくないと思ってさ……だから、お前たちが仲良くなれるように応援しようと思ってさ」
だったらなんで話しかけるときに妙な緊張感を持たせるんだろう。
「とにかく、がんばってくれよな!」
そんなわけで、なぜかぼくは男子一同に見送られて更衣室を出た。
●8月16日 ☀
「膝枕してあげる」
いきなりのことでびっくりしたけど、いつの間にか秘密基地=釣り小屋には、レジャーシートが敷かれていた。
「こないだ膝が汚れたから」ということらしい。
なんだか有無を言わせない態度に押し切られて、ぼくは横になってサツキの膝の上に頭をのせた。
「なんでいきなり?」
むっちりしたサツキの腿に頭を乗せる。あのミルクの香りがした。
「男子はされるとうれしいんじゃないの?」
「ど、どうなんだろう……」
ぼくとしては、キスしたり抱き合ったりするほうがうれしいんだけど。それから、おちんちんを触ってもらうのも……とは言い出しにくい。この場所では、すっかり主導権が彼女のほうにあった。
「宿題、もう終わった?」
「まだ、もうちょっと」
「私はもう終わったよ」
「ほんと? すごいね」
「教えてあげようか?」
「だ、だいじょうぶ。自分で解けるから」
「そう……」
答えてから、教えてほしいって言うべきだったと思った。一緒に居られる時間を増やせるようにすべきだった。
「じゃあ交代!」
気まずく思ってるうちに、頭を捕まれて起こされた。
「交代って?」
「だから、今度はショーゴの番。ほら、はやく」
あれよあれよという間に、サツキがぼくの膝に頭を乗せる。ツインテールが引っかからないように、仰向けだ。
「えっと……」
「なでたりしてもいいから」
丸くて大きな目で見つめられながら言われると、なんだか強要されているみたいだ。そっと、髪に手を触れる。さらっとした髪の奥に、すこし熱っぽい頭皮。
「んっ……」
なんだか満足そうにサツキが目を閉じる。
「……他の男子に何か言われたりしてない?」
「どうして?」
田島との妙なやりとりを思い出して、どう説明しようかと考えてるうちに、サツキがぼくのシャツの裾をぎゅっとにぎった。
「何かあったら助けてね」
ほんのすこし、サツキの声は弱々しい感じがした。
「ショーゴに何かあったら、私が助けるから。私……女子には友達多いし。ときどき、疲れちゃうけど……」
ぼくの膝の上で、子猫が甘えるようにサツキがゆっくり首を揺らした。
「ううん、だいじょうぶ」
彼女にだって、ぼくと会ってるとき以外の時間があるんだとその時思った。
まだ人に助けを求めるほどじゃないけど、すこしだけ甘えたいのかもしれない。
「サツキを悲しませないようにするから」
そっと手を握ると、サツキもぎゅっと握り返してくれた。