※この作品はR-18です。

催眠おじさんVSリコリス・リコイル   作:a-su

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 人生の転換点は、いつ訪れるか分からない。小さな出会い、ささいな行動が、その人の人生を変えてしまうことがある。
 今日は、吾輩に大きな転機をもたらさしめた、ある出来事を語ろう。
 もっとも吾輩の場合、それは誰とどんなエッチをしたかというお話にしかなり得ないのだけれど。


フキとサクラのロストバージン

[季節:梅雨]

[天気:雨]

[時間:午後]

[登場人物:催眠おじさん 千束 たきな]

[場所:喫茶リコリコ]

 

 七月のはじめ、梅雨明けにはまだ遠い。しっとり重い雨雲が昼の空を覆い、地上はどんよりと薄暗かった。

 

「気をつけるんだよ、くれぐれも……」

「もう、わたしよりミズキを心配しなよ」

「おじさま、いつもの届け物とかですから」

 

 レインコートを着た千束(ちさと)ちゃんとたきな君がくすくすと笑い、吾輩の手を握った。

 ただ、たきな君は少し動きがぎこちない。先日、依頼人にだまされてサイレント・ジンとかいう殺し屋と闘った時に、軽いけがを負ったのだ。

 

「何かあったらすぐに連絡しなさい」

「は~い、んーっ♡」

「それでは、行ってきます……ちゅっ♡」

 

 吾輩に軽くキスしてから、二人は長靴を鳴らして出かけていく。

 水たまりが弾ける音と、軽やかな笑い声が徐々に遠ざかっていった。

 

「なんて顔してんのよ、情けない」

「うおっ」

 

 吾輩の脇腹を小突いたのは、トイレから出てきたミズキちゃんだ。化粧っけのない顔を真っ青にして、腹部を手で押さえながら苦しそうにあえいでいる。

 

「大丈夫かい? 横になった方が」

「うっざ……わかってるっての」

 

 店長代理としてウエイトレス服を着ているが、今日はもう働けまい。これからも、しばらくはこの調子だろう。

 

 妊婦だからだ。吾輩の子を妊娠して二ヶ月と二週間になる。 

 安定期に入るまであと少しだが、つわりや味覚の変化、眠気、頻尿、便秘、様々な体調不良に苦しむ時期…………らしい。

 

「そこ、段差に気をつけて」

「うっさい……」

 

 ミズキちゃんはふらふらと吾輩の前を横切り、倒れ込むように座敷席へ横たわる。

 店の表に「CLOSED」の札を出してから、吾輩は彼女の隣に腰を下ろした。だが、たきな君たちが出て行ったドアをどうしても見てしまう。

 

「はぁ……何がそんなに心配なのよ」

「怪我をしたじゃないか」

「よくある事よ、あんなの」

 

 ミズキちゃんは、もともと秘密組織の情報部にいた女だ。赤いハーフリムでふち取られたメガネの奥から、知的で気丈な瞳をこちらに向けている。

 

「だが、テロなんかもあったし」

「使い捨てのリコリスが死んだだけでしょ」

「む……若い女の子が、何人も死んだのだぞ?」

「リコリスって、そういうもんじゃない」

「そうだが……」

 

 ひと月前、北押上(おしあげ)駅で銃撃テロがあった。犯人のほとんどは射殺されたが、爆弾により多数のリコリスが犠牲になったという。

 犯人の捜索にかり出されていたフキ君とサクラ君が、あとでこっそり教えてくれたのだ。

 

「今からこんなんじゃ、千束も()()にくいわね」

「え?」

「……なんでもない」

 

 ミズキちゃんは横向きになって、吾輩から顔を背けた。

 

「だいたい、ウチはDAじゃないのよ」

「さっきからなんだね、若い女の子が……!」

「若い若いうっさいのよ、変態親父!」

「あいた!?」

 

 カッとなった吾輩の腹を、やおら振り向いたミズキちゃんの長い脚がゲシッと蹴る。一発、二発。

 

「何よ、この年で初産(ういざん)するワタシへの当てつけか!? この、このっ!」

「ちが、痛い、痛いよ!?」

 

 ホルモンバランスを崩した妊婦は、ちょっとした事でもイライラする…………らしい。

 やつれても美しい妙齢の女は、吾輩の子を宿した腹を指さしながらガルガルとほえたてる。

 

「だいたいアンタ! この子の出産費用はどうするつもりなのよ!」

 

「うっ」

 

 東京での出産には、五十万円ほどはかかる……らしい。

 さっきから“らしい”ばかりで情けない限りだが、妊娠させた女性のそばに長く居続けるのは、実のところ吾輩にとって初めての経験だった。

 

「何がうっ、よ、このロクデナシ! 何回言ったら分かるの、ウチは赤字経営なのよ!? リコリスの事なんか気にしてるヒマがあったら、ちょっとは稼いできなさい! でなきゃ、あんたのタマキン引きちぎって……」

 

 ミズキちゃんはお腹を押さえて黙り込んだ。脂汗を浮かべて、唇をかみしめている。

 押し入れから出てきたクルミが、黒いリボンを揺らしながら急いで駆け寄って来た。

 

「ミズキ、ほら、水だ」

「うう……気持ち悪い……」

 

 クルミはミズキちゃんを介抱し、一段落ついてから吾輩のほうをじろっとにらむ。

 

「妊婦にストレスをかけるんじゃない」

「う、うむ。催眠で苦痛を消してあげようか?」

「余計なお世話よ、バカ。催眠なんか必要ない」

 

 ミズキちゃんはぐったりと目を閉じつつも、吾輩に毒を吐いた。

 クルミがあきれたように肩をすくめる。

 

「おい、性欲魔人」

「うむ」

「言っておくが、ボクにも生理はあるんだぞ」

「う、うむ」

 

 どう見てもローティーン、下手すれば小学生にも見えかねないクルミだが、低用量ピルで生理をコントロールしているという。浅くてせまい膣をしているが、ともかくもセックスして受精をし、妊娠できる体なのだ。

 

「千束たちは排卵日まで計算してお前と寝てる」

「うむ。光栄だよ」

「アホか」

 

 クルミは鼻を鳴らして腕組みした。吾輩をギロリとにらみながら、低い声で言う。

 

「カネくらい、いざとなればボクが出してやる。でも男の威厳は、そうはいかないぞ。少しは『父親』らしくしたらどうなんだ」

 

「ぐぬぅ……」

「分かったか」

「う、うむ」

 

 迫力に押されて吾輩がうなずくと、ミズキちゃんが苦しげな顔でクックッと笑った。

 

 

[場面転換]

[登場人物:催眠おじさん 姫蒲]

[場所:ラブホテル]

 

 

 シャワーを終えた吾輩は、裸のままでベッドに横たわった。いつもはまとめている髪をおろした姫蒲(ひめがま)さんが、熱く火照った女の肌を寄せてくる。

 

「小切手でよろしかったでしょうか?」

「いや、口座がない」

「それでは、現金で少しずつ……?」

「うむ」

 

 ミズキちゃんに蹴られ、クルミからにらまれ、吾輩は錦糸町駅南側のラブホテルにいた。有能美人秘書にして凄腕スパイである姫蒲さんに、金の無心をするためだ。

 

「すまないね」

 

「いいえ、何でもお申し付けください。あなた様の力になれることこそ、(わたくし)の喜びですから」

 

 掛け値なしの美女が、長い脚で吾輩をからめとった。艶めかしい肢体をこすりつけ、熱い体温とともに心臓の鼓動まで伝えてくる。

 首筋から、()()()とするほど色っぽい芳香が漂ってきた。

 

「この香りは……」

「シャネルの五番です」

「そうだったね」

「お好きでいらしたから……」

「ああ。君のような大人の美女にこそふさわしい、世界一の香水だもの」

 

 彼女を抱き寄せ、美しい曲線を描く尻を揉みながら、たっぷりと香りを吸い込む。

 何種類もの花と化学薬品を調合した、ゴージャスで繊細な香り。その奥に潜むデキる美女の体臭と混ざり合い、えも言われぬ芳香となって吾輩の五感を刺激する。

 

「ああ、幸せ……ちゅっ」

 

 姫蒲さんは、吾輩の頬にキスをした。あまり表情を動かさない人だから、ぽってりと肉厚な唇をしている。そこにも、やはり高級化粧品の甘い香りをまとわせていた。

 

「でも、出産費用だなんて……妬ましいです」

 

 切れ長の目を悲しげに伏せ、長いまつ毛を切なげに震わせながら呟く。みっちりとした太ももを吾輩の腰にすり寄せてきて、勃起したペニスを優しくさすってくれる。

 

「私も、こんな仕事でなければ……」

 

 クルミもそうだが、有能で多忙な女性は生理を抑えるピルが手放せない。でなければ男と同じようには働けないし、妊娠するための力を無駄に消耗してしまう。

 

「子供が欲しいのかね?」

「いいえ」

 

 姫蒲さんはきっぱりと否定した。

 

「妊娠したら、きっとお別れですから」

 

 それから表情を崩して、吾輩の鼻先を指でつつく。泣きぼくろのある目元に、穏やかな笑みが浮かんだ。

 

「けれど、あなた様の遺伝子を残すお手伝いができるのなら……それも、幸せかもしれません」

 

「吾輩はしょせん、催眠おじさんだ。そこまでの価値はないよ」

 

「あります」

 

 言い切った姫蒲さんは、白魚のような指を吾輩のそれと絡めた。熱い吐息で耳たぶを撫で、甘くかんで、さらに耳の奥にまで舌を伸ばし、ねろり、と舐め回してくる。

 

「んっ……♡ あなた様が与えてくださる幸福が、孤独な女をどれほど癒やしてくれるか……」

 

 姫蒲さんは、熱っぽい吐息とともに言葉を継ぐ。低い声は、ほんのり桃色に染まって湿り気を帯びていた。

 

「私が感じている、この幸せを……できるだけ、多くの……」

「むっ?」

 

 気づくと、吾輩の手の中に、一枚の紙がある。広げればふわりと漂う、男の欲情を駆り立てるために調合された魅惑の香り。紙面の一番上には、

 

『リコリスたちの殺害を企てている者の情報です。ご活用いただければ幸いです』

 

 …………と、流麗な筆跡で記されている。

 

「……吾輩の上に乗りなさい。騎乗位だ」

「かしこまりました……アア……♡」

 

 姫蒲さんは体を起こし、馬乗りになって吾輩をくわえ込んでいく。

 髪の長い美女が腰を振り始めると、ぱちゅん、ぱちゅんといういやらしい音が部屋に響いた。同時に、大きな胸がぶるんぶるんと揺れるさまも目を楽しませてくれる。

 

「ン、アアッ、イイッ……!」

 

 豊かな尻が上下するたび、ベッドのスプリングも合わせてきしむ。そのたびに姫蒲さんの長い髪が揺れ動き、ほのかな花の香りが吾輩の鼻をくすぐった。

 やがて吾輩に限界が訪れ、膣内に思いっきりぶちまけると同時に、彼女も果てる。

 

「アァ……♡♡」

 

 ぴくっ♡ ぴくっ♡ と成熟した体を震わせながら、姫蒲さんが倒れ込んでくる。耳元に熱い息を吹きかけるようにして、吾輩に想いをささやいた。

 

「ンゥ……お慕いしています……いかようにでも、私を、お使いください……♡」

 

 吾輩は汗に濡れた背中を優しく愛撫し、その好意に応えた。

 

 

[場面転換]

[天気:くもり]

[時間:深夜]

[登場人物:催眠おじさん サードリコリス]

[場所:公園]

 

 

 隅田川の川べりに大きく広がる新川公園。草木も眠る午前二時、いかな東京とは言え夜の闇は深く、街の明かりは消えつつある時間帯だ。

 しかし川むこうに見える旧電波塔は、ライトアップされて色鮮やかに輝いている。

 

「オレ、うれひっ、助けてくれてっ、ちゅっ♡ うれひっ、ちゅっ、ありがと、ちゅっ♡」

 

 日中なら親子連れやカップルでにぎわうであろう公園のベンチで、吾輩はボーイッシュな短髪のJKから熱烈にキスされていた。

 ベージュの制服を着た彼女はサードリコリス、DAの最下級戦闘員だ。路上で危うく殺されそうになっていたところを、吾輩に助けられたのである。

 

「もっと、ちゅ♡ お礼っ、させてよ、あっ、い、いやだ、ハズっ、恥ずかしい、よぉっ」

「何も恥ずかしくないよ」

 

 左目を隠す長い前髪をかきあげてやり、露わになった額へ吾輩はちゅっと口づけた。ボーイッシュで凜々しい美少女が秘めていた無垢な素顔を、じっくりと目で犯す。

 

「とても、素敵な瞳だ。君は魅力的だよ」

「ふぁあぁ……♡」

 

 黒い両目に涙が一杯たまり、それが月の光にキラキラと光っている。ちょっと命を救って催眠で興奮を強めてやっただけなのだが、若いオンナの本能は原始的で深刻な誤作動を起こしているらしい。

 そして、

 

「も、申し訳っ…………申し訳っ…………!」

 

 この子をよってたかって殺そうとした作業服の男どもが、地面に土下座している。肩を震わせて泣いているのは、吾輩の催眠で罪悪感を何百倍にも増幅されたからだ。吾輩か彼女が一言命じれば、みずから隅田川に身を投げるだろう。

 

 最も、主犯格の男は取り逃した。車に乗っていたので、催眠が届かなかったのかもしれない。この子のスマホを奪い、あっという間に逃げてしまった。

 

 夜闇で姿は分からなかった。しかし姫蒲さんの情報には名前が記されている。偶然にも、錦糸町で見たあのヤバそうな男、真島くんと同じ名字だ。

 しかし、あんなに道理を分かった男が、カワイイ女の子を傷つけるはずはあるまい。

 

「やっ♡ あっ♡」

 

 ま、今はどうでもいい。吾輩は催眠おじさんなのだから、かわいい女の子で遊ぶのが最優先だ。

 

「だめ、ソコはらめっ♡」

「ダメかい? こんなに濡れてるのに」

「あうぅうっ♡ だってぇ……」

 

 スカートの裾から手を入れ、簡素で厚手のパンツ越しにクリトリスをいじってやる。一見少年にも見えるオレっ娘が、うら若いメスだと思い出させるためだ。

 

「ひゃ♡ あ♡ あ♡」

「オナニーしたこと、あるかね?」

「な、ない…………ふぁ、あ…………っ♡」

「どうして?」

「オレ寮だし……相部屋だと……んひっ♡」

「ふむ……それはよくないなあ」

 

 吾輩は、人差し指で彼女の小さな鼻の穴をほじくった。さらに親指も使って左右の穴を交互にくすぐる。

 少女は顔をゆがめ、情けない声を上げた。

 

「ふ、ふぎゅっ?」

 

 ああ、凜々しさの中に淫らさを秘めた姫君よ。君が雄々しいオオカミではなく、愛らしいコブタちゃんだという事を、どうか知ってくれたまえ。

 吾輩はそう念じながら、彼女の鼻に小さく空いた二つの穴をほじり続けた。

 

「ふがっ♡ ふぇ、ふぇええええっ♡」

 

「こんなにも魅力的な女の子が、オナニーしたこともないなんて……いけないなあ」

 

「ご、ごめんにゃさ……ふぎゃっ! ひぎゅっ♡ やめてくだしゃいっ♡」

 

「我慢してはいけないよ。君はかわいい女の子なのだから、エッチなことを楽しんだ方が良い。わかるね?」

 

「わ、わがりましたぁ……でもぉ……あんっ♡」

 

 鼻の穴をいじりながら、反対の手をパンティに突っ込んで、手入れの甘い陰毛をかき分ける。

 

「こうやって、ちゃんと自分のオンナノコを可愛がるんだ」

 

 そして皮をかむったクリトリスを優しくつまみ、クニュクニュと圧迫する。

 コブタちゃんの体がビクッ、ビクッ、ビクッ、と三度ふるえた。

 

「んひい…………♡」

「こうだ。こう」

「ひっ、ひっ♡」

 

 クニュ、クニュ、とさらに二度。パンティに入り込んだ吾輩の手に、温かい液体がぴゅっぴゅっと吹き付けられる。

 

「分かったかい? かわいいコブタちゃん」

「はいぃ……わかりまじだぁ…………♡」

 

 黒い目をおおう涙は、今までと違う輝きを帯びていた。夜空に星を見つけて、それを夢中で追いかける子供のような。

 ぬらぬら湿って輝く唇から、吐息とともに言葉があふれ出す。

 

「お゛れ゛……おなにぃじます♡ いつも、夜寝る前に……ちょっとだけ……」

 

「たくさんだ。ちゃんと毎晩、何度も。かわいい君には、その義務がある」

 

 性に目覚め始めたボーイッシュ少女は、吾輩に鼻の穴を犯されたままパチパチとまばたきした。か細く長い吐息が、濡れた唇のあいだから漏れる。

 うーん、カワイイ。このまま、処女もいただいてしまおうか……? 

 

「先生!」「センセッ!」

 

 遠く夜闇の中から、二つの人影がこちらに向かって走ってくる。フキ君とサクラ君が、急を知って駆けつけてくれたのだ。

 吾輩は二人に向かって手を振りながら、サードリコリスの少女に微笑みかけた。

 

「時間切れらしい。ごめんね、コブタちゃん」

「そんなぁ……」

 

 捨てられた子犬のような目で吾輩を見上げる、ボーイッシュだけれど若くて美しい女の子。

 九死に一生を得た年若いコブタちゃんは、これからどんな人生を歩んで、そしてどんなセックスをするんだろうか。

 

「また会いたければ、君も吾輩のドスケベJK奴隷に志願するといい」

 

「ド、ドス……???」

 

「詳しくは、あの二人に聞いてくれ。まあ…………明後日くらいの方が、良さそうだけれど」

 

 フキ君とサクラ君がそばまで来た。制服、つまりリコリスの戦闘服を着て、足取りは荒く、大まただ。

 土下座し続ける悪党どもが、おびえた目で彼女たちを──特に、こめかみから額にミミズのような青筋をみなぎらせたフキ君を──見上げていた。

 

 

[場面転換]

[天気:雨]

[時間:昼]

[登場人物:催眠おじさん フキ サクラ]

[場所:ゲームセンター]

 

 

 一夜明けて、翌日。吾輩は、千束ちゃんたちからの着信履歴が残るスマホを仕舞いこんだ。

 今日も雨だ。空は暗く、東京中が灰と黒の中間みたいな色に塗りつぶされている。

 

 だが、ゲームセンターの中では関係ない。色とりどりの照明が、いくつものゲーム機から吐き出される電子音が、客のわめき声が混ざり合って、吾輩たちの感覚をにぎやかに満たす。

 

「この、この! ……よっしゃっ!」

 

 ガンシューティングをクリアしたサクラ君が、全身を躍動させながら喜ぶ。

 

「センセ、アタシを見ててくれたっすか!?」

「ああ、すごいよサクラ君」

「にひひひひっ♡」

 

 制服のスカートをひるがえして振り返り、吾輩にブイサインを送ってくる。よしよし、弾けんばかりの笑顔だ。

 フキ君は吾輩のそばで、考えあぐねるように立ち尽くしていた。

 

「こんな事をしていては、昨日の犯人が……」

「尋問は君たちの仕事じゃないだろう?」

「それは、そうです」

「フキ君、ゲームは苦手かね?」

「いえ」

 

 あんがい、自信ありげな反応だ。秘密組織のエリートでも十七歳、ゲームくらいは人並みにやるのだろう。

 

「じゃあ、楽しもう」

「でも、ここでは接待になりません」

「君たちの笑顔に勝るサービスは無いよ」

「あ……ありがとう、ございます」

 

 フキ君が赤くなって目をそらした。昨夜の彼女は、もう般若もかくやという形相だったが────あんな顔を、いつまでもさせておくワケにいくまい。

 

「さあ、吾輩と遊ぼう」

 

 こっそり催眠をかけ、彼女を縛る使命感や怒りの感情に、軽くフタをする。代わりに、好奇心と期待をほんの少し引き出してあげた。

 

「さあ、レースの時間だ!」

「え……はい!」

 

 レースに格闘、クレーン、ダンスゲームと、ゲームセンターにしつらえられた様々な遊びをハシゴする。

 特にフキ君がダンスゲームで見せた驚くほど低い姿勢でのステップは、見ているだけで爽快な気分になるものだった。

 

「すごいぞ、フキ君!」

「え、えへへ……ま、まあ、これくらいは」

 

 照れて顔を背ける仕草がいじらしい。

 だがサクラ君は悔しそうだ。唇を突き出すようにして憎まれ口をたたく。

 

「先輩、下半身の筋力はスゴいんすよ、筋力は」

「ほう」

「低く構えて走るんで、ついたあだ名がゴ……」

「それ以上はブチのめすぞサクラァ!」

 

 

[場面転換]

[場所:カフェ]

 

 

 一汗かいたらエネルギー補給だ。下の階にあるカフェに行き、みんなでパフェをつつく。

 

「でっか」

「すごく、大きいです……」

 

 高さが六十センチくらいはある、インスタ映えしそうな巨大パフェだ。中心のソフトクリームには輝く飴細工(あめざいく)がかぶせられている。周辺の生クリームにも細かくカットしたフルーツが散りばめられ、宝石箱のようだ。

 

「いただきまーす♪」

 

 サクラ君がスプーンで生クリームをすくい取る。しかしなぜか途中で手を止め、ニヤニヤしながら吾輩の方を見ているではないか。

 

「……どうしたんだい?」

「センセー♡ あ~ん♡」

 

 なんと、サクラ君が食べさせようとしてくれている! 吾輩はもちろん喜んで口にした。

 イチゴや桃の青い香りと甘酸っぱさが口の中で溶けていく。

 

「さあ、サクラ君も」

「え? へ?」

「ほら、あーん」

 

 スプーンで飴細工(あめざいく)をくずし、ソフトクリームに絡めてスプーンで差し出す。

 サクラ君は目を白黒させ、それから探るような目つきで吾輩を見た。

 

「アタシ、奴隷らしくないっすか」

「そうではない。今日は、可愛い女の子に甘く接したい気分なんだ」

「……マジ? これ夢…………?」

 

 しばらくの間もじもじとして、サクラ君は沈黙を保つ。やがて、意を決したように口を開いた。

 

「……あ……あーんっ」

 

 ナチュラルピンクな唇の内側に、白い歯が並ぶ。少しばかり唾液で濡れたその奥に、赤々とした舌がチロッと見える。

 まるで口づけを待つかのようなソコに、吾輩は冷たくなったスプーンをそっと差し入れた。

 

「ん、ん……♡」

 

 十五歳の体温で、クリームがわずかに溶かされる。サクラ君の喉が小さく動き、未成熟な女の内臓へ向けて、乳と砂糖で作られた白く粘度のある液体が滑り落ちていった。

 

「おいしいかい?」

「う、うん……♡ あっ、じゃなくて、はい……」

 

 甘えた声で答えてから、慌てて言い直す。図々しくて小賢しく、自己顕示欲の強い小娘が、今は餌付けされる子猫のようだ。

 それを見たフキ君の顔が引きつる。

 

「せ、先生……私も……いいですか……?」

「もちろんだとも」

 

 おずおずと差し出された銀のスプーンをくわえてクリームを賞味し、同じスプーンでフルーツをすくって、フキ君に与える。

 顔を真っ赤にしてそれを口に含んだフキ君は、すぐにごくんと飲み込んだ。舌の上で溶けていった甘さを確かめるように、唇に指を当てる。

 

「はぁ……♡」

 

 そんな事を何度も繰り返して、吾輩たちは和やかなおやつタイムを過ごしたのだった。

 

 

[場面転換]

[場所:プリクラの中]

 

 

 プリクラの中で、三人すし詰めになってポーズをとる。カーテン一枚で作る密閉空間の中で、みずみずしいJKが怪しいおじさんを左右から挟み込む。

 

「ほらサクラ君、もっと笑顔で」

「こ、こうすか?」

「フキ君も、もっとこっちに」

「こ、こうですか……?」

 

 ふむ、まだ固いな。

 吾輩は二人の腰に手を回し、おっぱいが潰れるくらいに強く抱き寄せた。

 

「ひゃあっ……♡」「ふぁっ……♡」

 

「二人とも、もっと吾輩に甘えて」

 

「は……はい」「こう……っすか……?」

 

 ハリのある若々しい頬が触れ合うほどに彼女たちが顔を寄せ、至近距離から吾輩を見つめてくる。

 十代の少女だけが持つ肌のつやや唇のみずみずしさ、そして制服ごしに伝わってくるアスリート系JKボディの弾力と柔らかさがたまらない。

 

「キスしようか」

「恥ずかしい……」「写真に残るんすよね……」

 

 この場合、目は口よりも物を言う……といったところか。二人のお目々は夢見るようにトローンと潤み、左右にある桜色の唇も素直に半開きとなる。

 

「先生……♡」「センセ……ん♡」

 

 二人が目を閉じて、吾輩にキスを求めようと顔を近づけてくる。だがその瞬間、シャッターがフラッシュを()いた。

 

「あ……」「きゃ……」

 

 恥ずかしげに顔を背ける二人。とてもカワイイが、こんなものでは終わらせない。

 

「さあ、もう一度だ。カメラに目線をやりながら、しっかりと」

 

 吾輩は二人の背中に回した手を、いやらしい手つきで滑らせる。

 プリクラの中で制服の上から撫で回す、若い肉の感触ときたら! ああ──たまらん! 

 

「は、はい……」「センセぇ……♡」

 

 催眠おじさんになで回されてうっとりする、JK二人の甘い声。それとともに、二枚の舌が吾輩の唇を割って侵入してくる。

 

「んちゅ♡ れろ……♡」

「せんへ……ひた、くらはい……♡♡」

 

 フキ君とサクラ君の舌は、さっき飲んでいたコーラの味がした。

 吾輩も舌を突き出し、三枚の舌を宙で絡める。

 

 ニュル、ニュルッ。

 ピチャ、ペチャッ。

 

 美味な汁でぬめる舌は水が跳ねるような音を立て、それがプリクラの電子音に混ざって耳に届く。

 

『さん、にぃ、いち!』

 

 フラッシュ。プリクラ機に内蔵された一眼レフカメラが、その光景をデジタルデータへと変換する。

 三者三様の笑顔で舌を絡ませあうJK二人と催眠おじさんが、モニターに表示された。

 

「うぅむ、エロい写真だ」

「フキ先輩、マジ顔すぎっすよ」

「サクラだって、人の事言えっかよ」

 

 吾輩のにやけ面と、それを何か尊いもののように見つめ、微笑む二人の美少女。そして卑猥(ひわい)にからみ合う三人の舌が、液晶の中で明るく映し出されている。

 

「この写真でいいかい? それとも撮り直す?」

 

 スカートの上から尻を撫でつつたずねる。

 二人とも、恍惚(こうこつ)とした顔で首を横に振った。拒む様子もなくお尻を突き出し、ピチピチの体を吾輩の欲しいままに触らせて、ほっぺたをくっつけてくる。

 

「あ、あと五回くらい、撮っても……はふぅ♡」

「アタシは、十回くらいが、いい、っす♡」

「いいよ。今日はたくさん遊ぼうね」

 

 はい♡ と声をそろえる、秘密組織の暗殺者にして吾輩専属のドスケベ性接待奴隷たち。

 二人の()だったキス顔が、一眼レフによって何度も何度も撮影されていく。

 

「フキ先輩、ヤバいですコレ……」

「ああ、まずいなコレは……」

 

 やがて、二人が吾輩のズボンに浮かぶテントに手を触れる。さわさわとなで回して、大きさ、固さ、太さを確認している様子は、まるで新しいおもちゃを見つけた猫のようだ。

 

「うは、でかぁ……」

「とても、とても固い……」

「あ、まだ? もっと? すごぉ♡」

「興奮して、いただけて、こんなに……♡」

 

「そうかい?」

 

 吾輩は腰をゆすり、二人の手のひらにペニスを擦りつける。黄色い声が上がって、二人の顔が上気した。

 

「うぁ、コッワ……これが、アソコに……♡」

「こんなの、入るのか? あたしらに、本当に」

 

 思わず出たようなつぶやきを、吾輩は聞き逃さなかった。

 

「…………ほう、入れて欲しいのかい」

 

 フキ君の顔をのぞき込むと、十七歳のバージンむすめが耳まで赤くしてうなずいた。チラチラとペニスを見る視線には、媚びや期待以外の燃えるような色も混じっている気がする。

 

「負けたくない?」

 

 誰にとは言わず問いかけると、フキ君とサクラ君が同時にコクンとうなずく。

 うーん、オンナだね。自分たちが仕えているオトコが、他のオンナに首ったけという現状がイヤなわけだ。しかも、普段から自分がライバル視しているオンナたちに。

 

「じゃあ、テストだ。ここで、バレないように吾輩のザーメンをコキ出してみなさい。それができたら、君たちのバージンをいただくとしよう」

 

 二人は一瞬息をのみ、それから顔を見合わせた。

 ここはプリクラ機の中で、カーテン一枚区切った向こうには大勢の人が行き交っている。キスくらいならともかく、性器を刺激するところを見られれば警備員を呼ばれるかもしれない。

 

 もちろん吾輩は困らないが、二人は秘密組織のエージェントなのだ。騒ぎを起こすわけには行かない、危険な試みだと考えて当然である。しかし──。

 

「やるか?」「やってやりましょうよ」

 

 二人の瞳に炎が燃えていた。

 

「サクラ、お前はキスだ」

「っす」

「その生意気な(ちち)も楽しんでいただけ」

「生意気はカンベンして下さいよ」

「やかましい。まだ十五歳のくせに……」

「先輩は?」

「下をくわえさせてもらう。いいな?」

 

 話しながら、二人はてきぱきと吾輩のベルトを外す。トランクスがずらされたと思った瞬間には、しゃがみ込んだフキ君が吾輩のモノを口に含んでいた。

 

「おぉ……!」

 

 思わず声が出た。吾輩とて、すぐそこに人がいる状況でJKふたりとキスしまくっていたのだ。そりゃあ興奮しているし、我慢汁も出ている。敏感な亀頭をにゅるりと包み込む熱い粘膜の感触に、腰砕けになりそうだ。

 

 フキ君は頭をほとんど動かさない。音を出さないためだろう。口内の亀頭にバキュームをかけつつ、舌を大きく回転させてきた。裏筋を起点に、カリ首をぐるりぐるりと何度もなぞる。

 

「んっ……ふぅ……ふぅ……ふぅ♡」

 

 会えない間に練習していたのか、その動きは教科書通り・愛撫の王道と言うべきものだ。もどかしくなるくらいの強さで、メトロノームのように一定の速度、一定のリズムを保つ。

 

 緩やかで物足りないけれど、常に与えられ続ける。人間は、そして催眠おじさんも、そういう刺激には弱いものだ。本能的にさらなる刺激を求めて、どんどん深みにハマって、気づいたら抜け出せなくなっていく。

 

「ふぅ……ふぅ……んっ……ふぅ……♡」

 

 フキ君は、両の手で優しくマッサージする動きも忘れない。左手でサオの下半分を、右手で玉袋を撫でさする。

 揉むのではなく、往復運動で温めるような手つきだ。じんわりとした快感が吾輩の下半身を満たしていく。

 

「んぅっ……♡ ふっぅー♡」

「おお……」

「センセ……♡」

 

 吾輩が漏らした感嘆のため息を、サクラ君が吸い取った。吾輩の唇に自分の唇をかぶせ、ぴったりと合わせて、声が外に漏れないようフタをする。

 そして、吾輩と目を合わせてきた。瞳の中で、ハートの形をした情欲を、愛欲を、若さゆえの強い承認欲求を燃やしている。

 

「ん゛ふー…………♡」

 

 お返しとばかりにぎゅっと抱きしめると、サクラ君はキスしたまま若さが詰まった体を押しつけてくる。鼻から熱い息を漏らすが、声は上げない。甘い鼻息を吾輩の顔に吹き付けてくるだけだ。

 

「ふー♡ ふー♡ ふぐぅ……♡」

 

 自分からグイグイと唇を押しつけ、密着させた小生意気な思春期ボディを揺すってくる。

 制服に包まれたDカップが押し潰れ、甘い弾力を伝えてきた。プリクラの狭い空間の中では逃げ場もなく、青い果実の弾力と匂いを堪能させられる一方だ。

 

「ん゛ふ、ふー、ふー♡」

「ふぅ……ふぅ……んっ……♡」

 

 歯を食いしばって射精感に耐える。サクラ君とキスしながら、フキ君に亀頭フェラされ、吾輩の金玉は女子高生たちの口淫奉仕で精液タンクを満タンにしようとフル稼働している。もうじき発射準備が完了するだろう。

 

「ふっ、くっ……」

 

 熱い瞳で見つめられている。

 唇が唇で圧迫されている。

 舌がなめ回されている。

 体におっぱいが押しつけられている。

 金玉が撫でさすられている。

 サオがシコられている。

 亀頭がぐるりぐるりと舐め回されている。

 何もかも気持ちいい。

 

 もうそろそろ出るぞ、出すぞ、そんな意思を込めて、フキ君の頭を撫で回す。すると図抜けて優秀なドスケベ性接待用奴隷の小柄な美少女が、目を閉じてペニスを深く飲み込んだ。

 

「ん゛…………♡♡♡」

 

 排泄(はいせつ)される準備を整えたフキ君へと、スペルマを流し込む。尿道口を通り抜ける感触とともに、彼女の喉が鳴るのが分かった。奥まで突き入れた亀頭が、粘っこい液体を飲み干していく食道の動きを感じる。

 

「ごきゅっ……………………♡

 ごくっ……………………♡♡

 こくっ……………………♡♡♡」

 

 精子を飲む音すら漏らすまいと、フキ君の喉が静かに、ゆっくりと鳴る。そのたびに小さな肩がピクッと震えた。吾輩の陰毛に埋もれた鼻先からも、荒い呼吸が伝わってくる。

 

「ぷは…………は…………は…………♡」

 

 吾輩の射精を知ったサクラ君が口を離す。勝ち気な顔をトロトロに蕩かし、口の端からは透明な粘液を垂らしていた。しきりにまばたきを繰り返す瞳は、涙ぐんでいるようにも見える。

 

「せんせぇ……きもちよかったですか……?」

「どうでしたか、先生」

 

 やがて射精が終わり、吾輩が服を直すと、二人そろって感想をたずねてきた。頬を紅潮させて目を潤ませながら、どこか不安そうな表情だ。

 二人とも、外での奉仕は初めての経験である。どうだったかと問われれば──。

 

「最高だったよ」

 

 その言葉だけで十分だったようだ。二人ともホッとしたように表情を緩めると、向き合って拳を合わせた。

 

「……お疲れっす」

「そっちもな……けぷっ」

 

 

[場面転換]

[場所:ラブホ街]

 

 

 フキ君とサクラ君、二人と腕を組んでラブホ街を歩く。別に大きくも有名でもない、ごく普通のホテル街だ。

 これから吾輩にバージンを奪われる美少女たちの()()を通して、早鐘を打つそれぞれの鼓動が伝わってくる。

 

「先輩……♡」

「ああ、サクラ……」

 

 ラブホテル街の中で、二人の()()()が互いに見つめあう。チームメイトの赤らんだ顔を見て、照れたように視線をそらし、また見つめ合う。なんとも初々しく、そしてエロティックな光景だ。

 

「君らは本当に愛らしいね」

「あ……♡ ありがとう、ございます」

 

 そんな二人に、とうぜん有象無象のチャラ男どもが声をかけてくるのだが────意外な事に、フキ君が緊張で体を固くした。

 

「あ、その、我々は」

 

 チャラ男のひとりがフキ君の腕を引っ張ろうとするのだが、吾輩が指を鳴らすと、彼らは呆けたように宙を見つめた。そして自分の財布を取り出し、ラブホ代です、と万札を差し出してくる。

 

「やあ、ありがとう」

「きょうのセンセ、マジ男の人って感じ……♡」

「フキ君は、ナンパは初めてかい?」

「はい、その……顔が、キツイようで」

「なら、今日の君は今までで一番カワイイのさ」

「そ、んなぁ」

「今日は、最高の君を吾輩に見せてくれ」

「はい、はいっ」

「いいなぁ、フキ先輩」

 

 吾輩は二人に腕を抱かれたまま、ラブホへと入っていった。

 

 

[場面転換]

[場所:ラブホ]

 

 

 やや古いながらも、それなりに格調を感じるラブホテルの一室。

 フキ君が、その中央に置かれた巨大なベッドの前に立っている。吾輩は、そっと彼女の手に触れた。

 

「脱がせるよ」

 

「あ、自分で……」

 

「そう言わずに。吾輩に、君たちという花を愛でる権利をくれ」

 

「花……は、はい……♡」

 

 フキ君の制服をしばるベルトに手をかける。彼女はもう拒まなかった。

 

「フキ君……」

「せ、先生……」

 

 カチャ、カチャと制服のベルトを外す間、じっとこちらを見つめる瞳。それは処女の緊張と期待に濡れている。

 吾輩は恥じらう表情を見つめつつ、焦らすようにバックルをいじった。

 

「う、はぁ……っ」

 

 いま、スカートの中で、腰と太ももの筋肉が緊張してピクッ……ピクッ……と震えているのだろう。

 指が、少し滑ってしまう。吾輩に脱がされていく女子高生の裸体を妄想するだけで、下着の中に押し込められたイチモツが熱く脈打った。

 

「う、うー……センセ、アタシも……♡」

 

 サクラ君が後ろから抱きつき、吾輩の背中に額をこすりつけてきた。手のひらでズボンの前をを撫でさすりながら、スリスリと甘えてくる。

 

「おっとっと。まったく、しょうがない子だ」

「えへへ♡ あ、やだぁ、くすぐったい♡」

 

 猫のようにじゃれついてくるサクラ君の腰を撫でさすりつつ、フキ君のベルトを外す。

 赤い制服が少しずつゆるんでいく様が、厳重に守られた少女性を解放してやっているようで、なんとも言えない背徳感がある。

 

「さぁ、次はボタンを外すよ」

「先生の、なさりたいように」

「その次はアタシ、センセ、早くぅ……♡」

 

 リコリスの制服は、ジャケットとスカートが一体になっている。コートのような形状で、ボタンを外せば前が開く。

 前から手を差し入れ、胸から脇、肩へと動かしていく。はだけた赤い制服の下から、白いブラウスがのぞいた。

 

「…………」

「先生?」

 

 重い制服だ。

 

「なんでもない。脱がせるよ」

「ん……♡」

 

 ジャケットが肩から落ちると、ブラウス越しにブラジャーの輪郭が透ける。

 ブラウスの上からおっぱいを揉みしだくと、フキ君は口をつぐんだ。たっぷりと吐息を漏らしながら、うっとりと瞳を細める。

 

「ふぅーっ……ふぅっ……んっ……!」

「可愛い声だね」

 

 布地の下で固さを増していく乳首をいじめられながら、必死で声を我慢するフキ君。

 サクラ君は、相変わらず吾輩の背中でスリスリしている。いまいち遠慮というものを知らない思春期女子だが、それも良い。

 

 後ろに手を回して、サクラ君の尻を撫でる。スカートの上から、丸く張りのあるお尻を揉んでいく。すると彼女は鼻息も荒く吾輩の股間をまさぐったり、体をくねらせたりして自分の発情をアピールする。

 

「せんせ……センセの体、あったかい……♡」

「ありがとう」

 

 フキ君のブラウスを脱がせると、いよいよブラとパンティが全容を露わにした。白一色、スポーツブラとショーツの上下セットである。

 

「この間、選んであげた下着だね?」

「は、はい……♡♡♡」

 

 アスリート向けだが、同時に少女の可憐さも失わせないデザインだ。イヤらしい所を隠しつつ女性の柔らかいところをサポートし、さりげなく配されたレースで少女らしさもアピールしている。

 

「先生……」

「フキ君、ベッドに腰掛けてごらん。君を生まれたままの姿にしてあげる」

 

 フキ君がベッドに腰掛ける。後ろにサクラ君が回り込んで、スポーツブラのゴムひもに手を伸ばした。

 

「サクラ……」

「へへ……センセ、脱がせますよ?」

「許可する」

 

 同じタイプの下着を持っているだけに、サクラ君は手慣れたものだ。あっという間にフキ君をばんざいさせて、すぽんと抜き取った。

 つつましい乳房があらわになる。お皿を伏せたような形のBカップ。乳首だけがツンと上を向いていて、とてもおいしそうだ。

 

「あ、あまり見ないでください……」

 

 フキ君は羞恥のあまり身をよじりつつも、隠すことはしない。サクラ君もニコニコして眺めているだけだ。さすがは性接待用の奴隷として催眠を施しただけのことはある。

 

「はっ、恥ずかしいです……」

「恥ずかしくなんかないさ」

 

 サクラ君が上からなら、吾輩は足下からだ。ひざまずいて、脚を撫でまわす。

 女の子らしからぬゴツゴツしたふくらはぎ、鋼線をより合わせたようなたくましい太もも。そして古い傷あとをいくつも残しながらも、滑らかな若い肌。

 

「こんな体で、申し訳ありません」

「謝る必要はない」

 

 コンパクトで筋肉質な体に、フキ君は少しだけ引け目を感じているようだ。豊満な元ルームメイトにコンプレックスがあるのかも知れない。あの子が相手では、それも仕方のないことだろう。

 だが、吾輩の意見は違う。

 

「フキ君、君の脚は美しいよ」

 

「……本当でしょうか?」

 

「もちろんだとも。まるで大理石に刻まれたバラのごとしだ」

 

「バラ……」

 

「そうとも。誰にも踏み荒らされていない処女の園、(けが)れ無き白バラだ」

 

「そ、そんな……」

 

「サクラ君もそう思うだろう?」

 

「そっすね。センセが言うなら間違いないっす」

 

 気のない返事をするサクラ君をよそに、吾輩はバラの彫刻へすりすりと頬を寄せる。鼻先で内ももをくすぐりながら、手探りで白い靴下を脱がせた。

 

「キスしていいかい?」

「ど、どこに……ですか」

「君のつま先に」

「えっ……」

 

 戸惑うフキ君。しかし吾輩が足をそっと持ち上げると、小さく喉を鳴らして素直につま先を差し出してくれた。

 

「こんなの、おかしいです……私が奴隷で、先生が主人なのに……」

 

「何もおかしくないさ。主人と奴隷なんて役割より、男と女という役割の方が大切だもの」

 

「男と、女」

 

「そうとも。今日の吾輩は、君を女の子として扱いたい気分なんだ」

 

「わ、私を、女の子として……」

 

「吾輩がそうしたいんだ。君は嫌かな?」

 

「……」

 

 フキ君が顔を伏せて首を振る。力なく、しかしはっきりと左右に。

 白いスポーツショーツに包まれたお尻が、もぞもぞと動いている。その動きが次第に細かくなり、足の先にまで広がっていくのが見て取れた。

 

 吾輩は唇をすぼめ、つま先にキスを落とす。

 

「や……あ♡」

 

 フキ君が背をしならせ、のけ反った。サクラ君が慌てて体を支える。

 吸水性があるはずの白いパンティに、みるみるシミが広がった。控えめなレース模様による花畑が、女露に濡れてくっきりと浮き上がる。

 

「フ、フキ先輩?」

「あ───────」

 

 フキ君は両足を突っ張り、腰回りをひくひくさせている。

 つま先へのキスが、彼女の興奮を決壊させたらしい。ふるえは足先にまで伝わり、先端まで全てがわなないた。

 

「フキ先輩、もしかして……イったんすか? 足にキスされただけで?」

 

「……そ、そんなわけ……そんな、足にキスされただけで、イくなんて……」

 

「だが、事実だよ」

 

「あ、ああ……せ、せんせい……」

 

 吾輩はスポーツショーツに手をかけて、太ももの半ばまで引き下ろした。

 

「あ♡」

 

 下半身が発達したフキ君らしい、ふっくらとした丘だった。毛は太くて多いが、ちゃんと手入れされている。

 その下にある色素沈着のない割れ目から、透明な糸が伸びて下着とつながっていた。

 

「見たまえサクラ君、フキ君のオマンコを」

「は、はい。失礼しま~す♡」

 

 主人に陰唇を広げられ、後輩に興味津々な視線を向けられたその先で、エリート奴隷少女の花弁がヒクヒクと(うごめ)く。肉の豆はすっかり充血して腫れ上がり、包皮を押し上げて存在を主張している。

 

「フキ先輩のクリ、でかぁ。発情しすぎっしょ」

「ああ……♡」

 

 フキ君は、羞恥に耐えかねたように両手で顔を覆った。まだ一人も男を受け入れたことのない清らかな少女は、しかし膣口から新たな蜜を垂らしている。

 サクラ君が興奮した様子で唾を飲む音が、やけに大きく響いた。

 

「こんなにヒクつかせて……」

「いやぁ……」

「フキ君のオマンコは、ずいぶん寂しがりやだ」

「そ、そんなこと……ありません」

「ふぅん? じゃあ、これは何だい?」

 

 吾輩はフキ君の股間に手を差し入れ、ひくつく花弁を観察する。

 小陰唇の内側にある膣の開口部は、湯気が出そうな熱気を放っていた。ぬらぬらと光るピンク色の粘膜が、呼吸するように伸縮を繰り返しているのが分かる。

 

「ほら、指を挿れるよ」

「あっ、ま、待ってくださ……あぁあああ♡♡」

 

 制止を無視して、人差し指を挿入する。ほんの少しだけ、爪の先ていどだ。

 それでも、フキ君の反応は過敏だった。裸体にさっと汗が吹き出し、女の入り口がキュッとしまる。指をくわえこんだ秘裂の隙間から、さらに熱い粘液があふれ出した。

 

「あ♡ あ♡ あ──っ♡♡」

「ほら、また濡れてきた。聞こえるだろう?」

 

 指を動かすたび、蜜壺(みつつぼ)がじゅぷじゅぷと音を立てる。潤滑油をたっぷり吐き出して、もうとっくに準備完了という様子だ。

 

「せ、せんせ……っ♡ んううっ♡ はうっ」

 

 クリトリスに触れると、フキ君はあごをのけぞらせて悶えた。太ももをぱたんと閉じてしまい、吾輩の腕をぴったりと挟み込む形になる。

 

「だめです……! そこいじられたら、私……」

「大丈夫、怖くないよ」

「でも……んっ! ああっ!」

「クリトリス、どうだい? 気持ちいいかい?」

「はい、はい、すごく、すごく、いいですっ」

 

 フキ君は目を半ば閉じて、眉を上に下に動かす。そのリズムは吾輩にクリトリスをつっつかれるタイミングと一致していた。

 後ろのサクラ君に抱きしめられる安定した体勢で、与えられる快感を享受している。

 

「気持ちいいのはクリトリスなのに……」

「あっ、あっ、あっ」

「どうして、オマンコが濡れるのかな?」

「わ、分かりません、すみません……っ」

「セックスしたくなっているんだ」

「あっ、あっ♡」

「吾輩と交尾がしたくなっている」

「は、い、はいっ♡」

「吾輩のペニスが欲しくて仕方がないんだ」

「あうぅ……♡ わ、私は……先生の……!」

「さあ、言いたいことを言ってごらん」

 

 耳元でささやくように言うと、彼女はぶるっと身を震わせてから答えた。

 

「お慕い、して、います」

 

 よし。

 

 告白したフキ君の両目から、涙が流れる。もはやこれ以上の言葉は不要だろう。

 彼女の体を後ろから支えていたサクラ君が、置いて行かれまいと慌てて叫ぶ。

 

「センセっ、アタシも……っ!」

 

 乱暴に制服を脱ぎ捨てて下着姿になり、フキ君の隣に並んで座る。そして、同じように脚を開いた。

 

「アタシも、サクラも女の子扱いしてっ!」

 

 ショーツ越しにぷっくり膨らんだ縦スジを見せつけながら、サクラ君が懇願する。きっと処女らしい、色素沈着のないきれいな形なのだろう。

 

「サクラも大事にされたい、奴隷でも女の子なんだって思いたい! お願い……!」

 

「ああ、いいよ」

 

 ショーツに手をかけ、脱がせていく。

 サクラ君は抵抗しなかった。むしろ腰を浮かせて協力し、つるりとした恥丘をさらけ出す。毛はほとんど無く、初々しい秘裂がしっとりと湿っていた。

 

「ふむ、綺麗(きれい)なおまんこだね」

「あ……ありがとうございます……」

 

 サクラ君とフキ君、対照的な美少女たちの股間が目の前に並ぶ。どちらも若く健康的な肉付きをして、くっきりとした割れ目を形成している。

 あらためて、吾輩は指で大陰唇を広げた。フキ君の粘膜は鮮やかなピンク色、サクラ君のは淡い桃色だ。

 

「あ、ア……!」

「アタシ、見られてる……!」

 

 愛液にまみれた指先を舐めると、しょっぱくて甘い味がした。思わず舌なめずりしてしまうほど美味な、カシューナッツのような香りと味わいである。

 

「さて、どちらから始めようか?」

 

 吾輩の問いに答えず、二人はほぼ同時にベッドへと転がった。吾輩との性交を、吾輩に所有される女の子に変身することを求めて、二人の()()()が両脚を曲げヒザの裏を自ら抱えこむ。

 

「いつでもいらして下さい……」

 

「アタシが先ぃ、サクラぁ、サクラが先にセックスするぅ」

 

「バカ……あの、どうぞ、どちらへでも、お好きな方で……」

 

「ふむ」

 

 少女たちが、その瞬間を待ちわびていた。ベッドの上で清らかな穴をさらして、身動きをせず、ただ吾輩の選択を待ち受けている。 

 

 両脚を持ち上げ、広げられた()()()の園。早く来いと言わんばかりにヒクついて、透明な露をしとどに垂らしている。

 

 どちらからいただくか? 吾輩は悩んだフリをしつつ、ズボンの前をくつろげて、二人いっぺんにバージンをいただける事への期待ではちきれそうになっているイチモツを取り出す。

 

 我が愚息は、すでに臨戦態勢を整えていた。我ながらあきれてしまうほどに硬く勃起している。鈴口にはすでに先走り汁が浮いており、血管が浮き出ているさまは禍々(まがまが)しくすらある。

 

 ぴたっと、男根と女陰がキスをした。

 

 

[場面転換]

 

 

 二人が()()()でなくなって、一時間が経過していた。処女のくせに絶頂を重ねたサクラ君は、ベッドの上にのびている。

 吾輩とフキ君もベッドの上だ。コンドームを通して、セックスも優秀な十七歳の女穴がだいぶ柔らかくなってきた事が分かる。

 

「はぁ、はぁっ」

「フキ君、どうだい?」

「い、いいですぅ……♡」

 

 あぐらをかいた吾輩の上で、フキ君が甘く吐息をこぼす。桜色に上気した肌を対面座位で重ねているのだ。吾輩の背に手を回して、ぴったりとくっついている。

 

「ずいぶんリラックスしてきたね」

「は……はいぃ……っ♡ せっ、先生は、セックス気持ちいいですか? フッ、フキで、まっ満足頂けていまっ、いますかっ?」

 

 眉を寄せ、目をつぶったまま、フキ君が言葉を絞りだす。こげ茶色の髪から、汗のしずくが落ちてきた。

 

「ああ、よすぎて腰が止まらないよ」

「あ、ああ……♡ ありがとうございますっ」

 

 開かれた両目から、ぽろぽろと涙がこぼれる。口角もゆるみ、感情に突き動かされてか、微笑みの形に変わっている。

 

「ありがとうございますっ、あ、浮く、飛ぶっ」

 

 フキ君がもだえる。吾輩の陰毛に自分の陰毛をこすりつけながら、鍛えに鍛えたアスリートのような下半身をいやらしくよじらせた。

 汗で顔に張り付いたショートヘアを払ってやりながら、吾輩は耳元でささやく。

 

「イク時の言い方、教えただろう?」

 

「はいっ、イキますっ、ありがとうございます、イカせていただきますっ、イキますっ」

 

「もっと大きな声で」

 

「イキますっ! イかせていただきます! イカせていただきます!!」

 

「さっさとイけ」

 

 低い声で命じると、フキ君の体が硬くなった。

 次の瞬間、吾輩の男根がぎちっと音がしそうなほどきつく締めあげられた。熱く濡れそぼった子宮口にむしゃぶりつかれる。コンドームがなければ射精していたところだ。

 

「ううっ、っふぅぅ……いい、おまんこだ……」

「ありがとうございますっ、イかせていただきます! イかせていただきま……っ、イッ、く!!」

 

 吾輩に抱きついたまま、フキ君は大げさに体を震わせる。控えめな乳房を吾輩の胸でグニュッとひしゃげさせながら、天井に向かって喉を反らす。

 

「あ、あっ、ああっ! いっく……! い、いぐぅ……っ♡」

 

 やがて全身を脱力させて、吾輩にぐったりともたれかかってきた。肩を上下させ、ぜいぜいと荒い息を整えようとする。

 吾輩はフキ君の背中をポンポンと叩きながら、頭に手を添えて顔を上げさせた。

 

「はーっ……、はーっ……」

「どうだった?」

「き、きもちよかったです……」

 

 快楽による涙で、フキ君の顔はくしゃくしゃだった。だらしなく開いたままになっている唇から、トロリと唾液が垂れて吾輩の胸を濡らす。

 

「吾輩が褒めると、きゅうっと締め付けてくるね。そんなにうれしいのかい?」

 

「う……はい……先生に褒められたり、イカせていただくと、すごく……うれしいです」

 

「どうして?」

 

「ああ、またいやらしいことを言わせようと……はぁんっ♡」

 

 吾輩はフキ君のお尻に手を回すと、パン生地をこねるみたいに揉みしだいてやった。

 引き締まったヒップラインが手の形に変わっていく。

 

「言ってごらん」

「先生を、お慕いしているからです……♡」

「どんなところを?」

 

 フキ君が顔を上げ、涙で潤んだ瞳を吾輩に向ける。

 

「私を、女として扱ってくれるところ……」

 

 吾輩はフキ君の太ももを下から上へと撫で上げた。無駄肉のないしなやかな筋肉、そし傷の多いすべすべの肌。それらが発情しきったメスの体温を孕んで、汗の湿り気を帯びて手に吸い付く。

 

「こんな体つきをしていながら、女の子扱いされてうれしいんだね」

 

「はい……♡ 女の子だって、先生に言ってもらうと、たまらなくうれしいです……」

 

 もう分かっていることを再確認する。睦言(むつごと)には、何度も繰り返す事がとても重要だからだ。

 手を替え品を替え何度も確認する事で、女心は──そしてまた、催眠も──より深く、取り返しのつかない深みへとハマっていく。

 

 フキ君は吾輩の首筋に顔を押し付け、小さな子供のように甘えてきた。すがりついて、甘えるだけ甘えながら、セックスの深みへと自ら沈んでいく。

 

「あぁん、いい……いいです、この格好……♡」

 

「どんなところ?」

 

「ぴったり、くっつけて……♡ 先生が私で感じてくださっている事が、分かるところ……♡」

 

「そうだね、フキ君のいやらしいおまんこが、吾輩の肉棒を包み込んでくるよ。暖かくて柔らかくて、たまらない……」

 

「先生の声も、肌も、私だけのものみたいで、信じられないほど素敵で……♡」

 

「鍛えられた体、純情で甘えんぼな心、とても真っ直ぐで美しい瞳……君の全てを、吾輩は抱きしめているんだ」

 

「せんせ、い……♡ ああ、ああ、先生!」

 

「おおっと……!」

 

 感極まったらしいフキ君が、しゃにむに腰を動かそうとしてきた。

 吾輩は彼女をしっかり抱きしめ、動きを押さえつける。あやうくペニスから精液を吐き出しそうになったのだ。

 

 こういうコントロールの効くところが、男から見た対面座位の魅力でもある。

 まだそこまで知らないフキ君は、抱きしめられた事を単純に喜び、可愛い声を出した。

 

「先生、先生……♡」

 

 おでこを吾輩の額にくっつけ、ほとんどゼロ距離から甘えてくる。ふだんはキツ目に見える三白眼気味の目を、今は子犬みたいに潤ませていた。

 

「私、大切にされている……♡ 大事にしていただけているんですね……♡」

 

「ああ、もちろんだよ。君にはその価値がある。君は素晴らしい女の子だ」

 

 吾輩の手で、女心に自負心を植え付ける。この子の自己肯定感を、失ったら二度と立ち直れないと思うくらいに高く、高く積み上げてやる。

 

 そうしてこそ、この昨日まで処女だった生真面目で仲間思いでストイックな十七歳のエリート美少女暗殺者の全てを吾輩のものにできる。

 もっと美しく、もっとエッチになった春川フキ君と、最高の催眠セックスができるのだ。

 

「うれしぃ……♡ しあわせぇ……♡」

 

 フキ君が喜びに身悶えする。唇と唇が触れ合いそうな距離で、熱い吐息をこぼしながら、全身で吾輩の抱擁に応えてくる。

 

 微かに聞こえる甘い呼吸音を味わっていると、密着した下腹部で熱い蜜壺までがうごめく。吾輩のモノをきゅうきゅうと締め付けては緩める、絶妙なリズムだ。

 

「吾輩のチンポを、おまんこで感じてるんだね」

「はいっ」

「感想を言いなさい」

「は、はいっ♡」

 

 フキ君は唇を湿らせ、吾輩の目の前で、小さな口をめいっぱい開く。ピンク色の粘膜が丸見えになる。

 

「先生のおちんぽ、すごくて……たくましくて……すごく……すてきです……」

 

「いい子だ。どんな風に感じる?」

 

「お、おまんこを押し広げて、ごつごつってぇ……♡ 私のいいところを、どんどん、どんどん……あぁんっ♡」

 

 感想を言わせながら、ゆっくりと腰を動かしてやる。するとフキ君は吾輩の耳元であえぎつつ、その感想の続きを一生懸命に口にした。

 

「せんせっ、それっ、すてきっ♡ 好き、好き、そこも、ああっ、そこも、そこもだめ、好きになるから、だめぇっ♡」

 

「何が駄目なんだい?」

 

「だってぇ、こんな、こんなの知ったら、もう先生なしじゃ生きていけないっ♡」

 

「それでいいんだ。君のおまんこを、吾輩のちんぽぴったりの形にしてしまいなさい」

 

「せんせ……♡ ああっ、すごいです……♡ こんな、こんなに……♡」

 

「いいかい、フキ君。君は吾輩専用のちんぽケースだ。催眠おじさん専用のおまんこだ。これからずっと、この素敵なオンナノコで吾輩のオトコを気持ちよくするんだよ」

 

 少し強い口調でなぶりながら、ゆっくり動き続ける。刺激が強くなりすぎないように、若き女体がずうっとエクスタシーの波間に漂えるように。

 

「あぅ……っ♡ せんせ……せんせぇ……♡ はい、はいぃ♡ 私は先生専用です……先生専用ちんぽケースですぅ……♡」

 

「お利口だね。最高のオナホールだよ。こんなに具合のいいおまんこを味わえるなんて、君を催眠した()()があったというものだ」

 

「ああっ! うれしい、先生に催眠していただけて、先生専用まんこになれて幸せですっっ♡」

 

「ああ、そうだ。フキ君のカラダは吾輩専用のちんぽケースだ。だから、他の男に見せてはいけないよ? 触らせるのも、ましてやハメさせるのも厳禁だ」

 

「はいっ♡ せんせい……せんせぃだけ、せんせぃだけですから、どうかご心配……あ、それ、それはダメですっ、あ゛んっ!」

 

 お尻を持ち上げて、ぎりぎりまでイチモツを引き抜く。それから勢いよく降ろして、子宮口を亀頭で突き刺す。濡れた瞳で宣言するフキ君が可愛くて、ついつい攻めを激しくしてしまったのだ。

 

「んくううぅぅっ♡♡♡♡」

「ほら、言え!」

「ぐひんっ♡♡♡ イガせていただきまずっ! ありがとうございまずっ!! ありがどうございばすっ!! ありがとうございまずっっ! イギますっ、イギまずっ! あ゛あ゛あ゛あ゛っっっ♡♡♡」

 

 甘い絶叫が上がり、吾輩の背を抱きしめていた腕にぎゅううっと力が入る。苦痛を感じるほどのすごい力だが、それはフキ君が感じている証拠でもあるのだ。吾輩の中で、苦痛は快感へ、力はよろこびへ。そんな風に変わっていく。

 

「へぁ……ああっ、あぁ……」

 

「強くイッたね」

 

「はいっ、せんせい……いっぱい、いぃっぱい気持ちよくしていただいて……わだじっ、幸せっ……ありがとうございます……ありがとうございます……っ♡♡♡」

 

「そう、しっかり感謝しなさい。君のように若くて美しい女の子は、エッチな事と気持ちよさをたくさん得て、どんどんきれいになっていくのが幸せなんだよ。セックスは女の魅力を磨いてくれる……おお、吾輩もそろそろ……」

 

 催眠で支配され、深い絶頂に溺れる小柄な美少女に、吾輩もそろそろ限界を迎えていた。

 痛みから生じたよろこびと快感が、吾輩の玉袋を収縮させる。精液が管の中を駆け上るのを感じた。あまりガマンせず、コンドームの中に思いきり射精する。

 

「っ」

 

 どくっ、どぷっ! どくんっ!

 

 吾輩のペニスがひとりでに震え、コンドームの先端に白い濁りをあふれさせていく。避妊具越しである事を惜しく思うほどに、熱々の精液だ。

 

「あああ……先生の、熱いの、コンドーム越しに伝わってきます……っ♡ ありがとうございます……お射精していただいて、ありがとうございますっ……♡♡♡」

 

「おお、フキ君…………!」

 

「あぁ、まだ、出して、くれてる……♡ うれしい、うれしいです……っ♡ ありがとうございまず……せんせぃ……っ♡」

 

 フキ君は、顔を見せてくれない。ひしっと吾輩に抱き着き、肩のあたりに顔を埋めている。小柄な体をゆっくりクネらせ、トロトロの肉壺(にくつぼ)がもたらす快美感と、おなかを満たす精液の熱を味わっているのだ。

 

「先生、先生の、せんせぃ、せんせぇ……っ♡」

 

「おお、可愛いよ、フキ君……。君は吾輩の自慢だ、催眠おじさん自慢の専用まんこだ……」

 

「せんせ、せんせぇ……♡♡♡」

 

 吾輩はフキ君の背中に腕を回し、優しく撫でさすってやる。絶頂の余韻に震える肉穴を、ちんぽでゆっくりとこすってやることだって忘れない。

 

「あっ♡ 私、私は先生の専用まんこ、先生のおちんぽケース、あ゛っ♡ 先生の、自慢のオンナノコ……ああっ♡♡」

 

 おちんぽケースが、至近距離から吾輩を見つめてきた。自分を犯し、尊厳をはずかしめ、射精してくれたチンポの持ち主を、涙で潤む両目でうっとり見やっている。

 何かがちょっとずつ、深く根を張っていく。深く、もう抜けないほど深く。

 

 

[場面転換]

 

 

 一時間もからみ合うと、さすがのフキ君もだいぶ疲れてきたようだ。

 もちろん吾輩もそうで、二人してぐったりとベッドに横になる。柔らかい枕に頭を預けて、足を放り出す。

 

「あ゛ー……ちょっと、休憩だな……」

「はぁ……はぁ……はい……」

「満足できたかい?」

「……♡」

 

 フキ君は無言で吾輩の腕にしがみつき、肩を枕にしている。

 その目を見れば、聞くまでもなく分かる事だろう。けれども、あえて気づかいを言葉にするのが重要なのだ。

 

 最も、気づかいという概念をまだ身につけていないメスガキが、この場にはいる。

 

「センセ、次はアタシっすよね? 乙女サクラにも、フキ先輩みたいなラブラブセックスしてくれるっすよね?」

 

 仮眠を取って体力を回復させたサクラ君が、無邪気で可愛らしい笑顔を浮かべながら絡みついてきた。メスガキらしからぬDカップのツンとしたおっぱいを押し付け、乳首や陰毛を吾輩にこすりつけてくる。

 

「お……ふふ、サクラ君は元気だねぇ」

 

「だって、センセのちんぽ、マジですっげくて……♡ アタシ処女なのに、あんな気持ちよくしてもらって、メチャクチャ嬉しくて。ね、センセぇ……次は、サクラとおまんこして?」

 

 十五歳、まだ幼さを残した顔立ちながら、圧しつけるような誘惑。それがアンバランスで、ついつい弄んでみたくなる。辱めて、いじめて、ねじ伏せ、征服したいという欲望が湧いてくる。

 

「くちゅ、んふ♡ ……ね、センセぇ♡ サクラとラブラブなセックスして? センセのちんぽで、おまんこずぽずぽってして?」

 

 吾輩の唇、耳たぶ、首筋へと、ミントくさい吐息と赤い舌がはい回る。遠慮というものを知らない、図々しくて無邪気なメスガキのラブラブセックスアピールだ。

 

「おいサクラ……先生はお疲れで……」

「いいじゃないっすかぁ。フキ先輩ばっかりメロメロになっててズルいっすよ~」

 

 吾輩とフキ君は顔を見合わせる。それから、どちらからともなく苦笑を浮かべた。

 

「やってしまっていいだろうか」

「どうぞ、お好きなように」

「しばらく使い物にならなくするよ?」

「私が何とかします。先生はご自由に……」

「では、お言葉に甘えようかな」

 

 

[場面転換]

 

 

 三十分後。

 

「オラッ、イケ!」

「ぐっひぃぃぃっ♡ んお゛ぉ……っ♡♡」

 

 うつ伏せになったサクラ君の後ろから、寝バックでちんぽをぶち込む。汗で光る背中にのしかかり、体重をかけて子宮を押しつぶす。そんな事を、もう何度も繰り返している。

 

「ああ~……サクラ君のイキまんこ、最高だな」

 

「ぐひぅんっ♡ せんせっ♡ うれしいっ♡」

 

「しゃべってないでイケっ。サクラっ、イケっ」

 

「んぎぃっ♡ 呼び捨てイイ゛ッ♡ もっと呼んでっ♡ サクラの名前っ♡ サクラの名前呼んでぇ♡♡♡」

 

 早くもセックス慣れしてきたメスガキマンコが、処女のキツさを保ちながらもゆるみ、吾輩のちんぽを必死こいてしゃぶり込む。一人前の女を気取るかのような、生意気な貪欲さだ。

 

「サクラ、イケ! イケっ、イケ!」

「あ゛っ、あ゛っ、あ゛っっ♡♡♡ イクッ♡ イキますっ♡ イギますぅっ♡♡♡」

 

 引き締まったケツがぶるぶる震え、柔らかなポルチオが吾輩の亀頭にキスを繰り返す。コンドームごしでもいいから、どうか種を恵んでくださいとお願いしている。

 吾輩は、歯を食いしばった。

 

「っむ、むむむ……!」

 

 バック/後背位は、獣の体位だ。本能に刻まれた、繁殖のための体位。メスは本能に駆り立てられ感じまくるが、オスだって例外ではない。コントロールを失えば、たちまち本能に飲み込まれて情けない射精をすることになる。

 

 吾輩は陶酔感と射精欲にあらがいながら、子宮口を押しつぶすペニスを小刻みに動かした。圧力と振動の両方で、ポルチオをマッサージしてやるのだ。

 

 サクラ君は顔を突っ伏し、シーツを握りしめながら絶叫した。

 

「や゛~~~~~っっっ♡♡♡ あ゛~~~~~っっっ♡♡♡ せんせっ、いぐっ♡♡♡ イグゥッ♡♡♡ いっでましゅっ♡♡ いってまずっ♡♡♡ んお゛ぉ……~~っっ♡♡♡」

 

「おらっ、イケ! イキ潰れろ!」

 

「あ゛ぁ~~っっ♡♡♡ しゅごい、先生、せんせっ♡ あ゛~っ♡♡♡ はひっ、ひぐっ♡♡ せんせ、イキましゅっ、いっでまずっ♡♡♡」

 

「イケ! イキまくってバカになれ、サクラ!」

 

「んお゛ぉ~~っっ♡♡♡♡ いぐぅぅ~~~っっ♡♡♡♡♡♡」

 

 未完成な思春期の女体が、吾輩に押しつぶされたまま何度もビクついた。つま先までピンと伸ばし、シーツを破らんばかりに握りしめて絶頂の嵐に耐えようとしている。

 

「あ゛……♡♡♡ あ゛~……♡♡♡」

 

 たっぷり数分はかけて、長い長い絶頂を味わう。明るい茶髪を刈り上げた下のうなじや、耳の裏まで真っ赤に染めて、全身を汗に濡らして。

 こすれあう肌と肌の間で、湿った水音がしていた。

 

「あ゛……♡♡♡ あ゛~……♡♡♡」

「君はイク時、声が汚いねぇ」

「ご……ごめんらしゃい……♡」

「いいんだよ。エッチで素晴らしい声だ」

「あ゛~……♡♡♡」

 

 少しほめてやるだけでサクラ君は甘イキし、幸せそうなため息をつく。

 吾輩は腰を引いて、チョロガキから少し体を離す。そうしてから、思い切り腰を叩きつけた。

 

「あ゛───んお゛ぉっっ♡♡♡」

「その声を! もっと! 聞かせてくれ!」

「あ゛っ♡ お゛っ♡ おっ♡ おぉぉ~~っっ♡♡」

 

 二十回ほど連続絶頂をキメさせたところで、吾輩はちんぽをずるりと抜いてやった。コンドームに包まれたペニスの根元に、真っ白な本気汁がまとわりついている。

 

 サクラ君はベッドの上で身を縮めた。両手を肩に回し、震える自分の体を必死で抱きしめる。

 

「し…………」

「し?」

「死んじゃう、かと、おもっだ……♡♡♡」

 

 サクラ君は額に汗で前髪を貼り付けたまま、叫びすぎで枯れた声を絞り出した。涙と鼻水で汚れた顔のまま、吾輩を見上げてくる。十五歳の肉体を連続絶頂の余韻に震わせ、メスの臭いをむんむんと放出しながら。

 

「せんせ……先生のちんぽ、すごすぎ……」

 

「おやおや。催眠おじさん自慢のオチンチンはどうだったかな?」

 

「でっかくって……ぶっとくて……段差がすごくって……超長くて……超固くて……超熱かったし……超すき、超イケメン……♡♡♡」

 

「サクラ君は、吾輩のチンポが大好きなんだね」

 

「うん、でも、先生もすき……すっごく好き♡ めっちゃ、超、好き~…………♡♡♡」

 

 サクラ君はベッドの上で寝返りを打ち、仰向けに寝転がった。M字に両足を大きく開き、両手を顔の横に投げ出す。

 湯上がりのように火照り、汗ばんだ肌。三角形のおっぱいが、小生意気にツンと上を向いている。

 

「えっへへ……アタシ、もう、センセがいないと生きていけないかも」

 

「へえ、どうして?」

 

「だって、センセのちんぽで、子宮どちゅどちゅされたら……もう、頭バカになって……それ以外考えられなくなっちゃうもん……♡♡♡」

 

「うんうん」

 

「分からせられちゃったし……♡ すごいセックスされると、オンナノコはもうメロメロで、言いなりになるしかないって……」

 

「そうだね」

 

「だからもう、センセなしじゃ生きていけないっていうか……せっかくだから、もっとメロメロに、もっと頭バカにしてほしーっていうか……♡♡♡」

 

「もっとセックスしたい?」

 

「……にひひっ」

 

 まだ震えを残したままの腰が、くいっと持ち上がる。吾輩のちんぽにさんざんイジめ抜かれたおまんこは、真っ赤に充血している。ひくつくたびに白く濁った本気汁があふれ、糸を引く。

 

「したい、したい~♡ センセのちんぽで、もっとどちゅどちゅされたい~~~♡♡♡」

 

 くい、くいっと腰が上下し、吾輩のちんぽを挑発する。ほんの四時間前まで処女だった分際で、あられもなくセックスをねだる。

 

「ハメ潰すつもりだったのに、若いねえ君は」

 

「でへへっ♡ センセのちんぽで、サクラのこと、もっかい……オンナノコに、してくださいっ♡♡♡」

 

「もちろんだ。君もフキ君も吾輩専用のおまんこだし、吾輩専用のちんぽケースだからね」

 

「にひひ……♡♡♡」

「失礼します、先生」

 

 サクラ君が白い歯をこぼして笑うと、フキ君がコンドームを新しいものに付け替えてくれる。

 

「いっぱい……いーっぱい、センセのちんぽでサクラのこと、オンナノコにしてください……♡♡♡」

 

 吾輩はサクラ君の両脚を抱え上げた。M字に大きく広げさせ、亀頭の先っぽでまんこにキスをする。陰唇を亀頭でめくり上げるように、ねっとりとこすりつけていく。

 

「ああ……♡♡♡ センセ、焦らさないでぇ♡♡♡」

 

「ほら、言ってごらん。サクラ君は、何をしてほしいのかな?」

 

「あ、ああぁ~~っ♡♡♡」

 

 焦らすたびにサクラ君の表情が切なく歪んで、おまんこがちんぽに媚びるように吸い付いてくる。吾輩の肉棒も、それにこたえるように硬度を増す。

 

「あ~~っ♡♡♡ センセ、ほしいっ♡♡♡ サクラのマンコに、おちんぽくださいっ♡♡♡」

 

「もっとエロく言え」

 

「サクラのエロエロなぐちょ濡れおまんこ……っ♡♡♡ センセ専用のちんぽケースに……センセのぶっといおちんぽ、入れてほしいですっ♡♡♡ センセのガチガチデカちんぽで、サクラのガキまんこ……いっぱい突いてください♡♡♡」

 

「もっと、ほら」

 

「あ゛~……♡♡♡ サクラは、あ゛~……♡♡♡ センセだけのおんなですっ♡♡♡ 乙女サクラは、催眠おじさん専用のエロガキまんこっ♡♡♡ だからっ♡♡♡ せんせのぶっといちんぽ、くださいっ♡♡♡」

 

「もっとだ。もっと、君が吾輩のものだとアピールしなさい」

 

「もうリコリスも仕事も、どうでもいい♡♡♡ サクラはセンセのオンナノコ、それだけで、それだけで幸せだからっ!!」

 

「よしよし、よく言えたね」

 

「ん゛お゛ぉっ♡♡♡」

 

 四時間前、処女膜が破れる直前まではガチガチに緊張していたくせに、今やすっかりほぐれて柔らかくなったメスガキまんこ。

 吾輩は正常位でペニスをねじ込み、一気に腰を進める。

 

「あ゛~~……♡♡♡ これ好きぃ……♡♡♡」

「おらっ、イキ死ね!」

「あ゛っ♡ イクッ♡ イクっ♡♡♡」

 

 吾輩が腰を打ち付けるたび、メスガキは背中を弓なりに反らせて絶頂した。

 汗ばんだ肌同士がぶつかり合い、湿った音を立てる。その度に十五歳の身体は敏感に反応し、催眠おじさんを喜ばせるための器官となったオマンコがきゅんきゅんとうねる。

 

「んお゛ぉ~~っっ♡♡♡ しゅごっ♡ お゛ぉっ♡♡ イクの、止まらにゃいっ♡♡♡」

 

「おらイケ、おら!」

 

「んぎぃっ♡♡♡ あ゛~っ♡♡♡ あ゛~……♡♡♡」

 

 メスガキ特有の甘酸っぱく危うい体臭が、吾輩のオスを刺激してやまない。汗だくの体を抱きしめて密着し、遠慮なく子宮までチンポを叩き込む。たちまち射精感が込み上げ、吾輩は歯を食いしばった。

 

「せんせ、せんせっ♡♡♡」

 

「出すぞ!」

 

「出してっ♡♡♡ サクラのエロガキまんこに、先生のざーめんいっぱい出して♡♡♡」

 

「ふんっ!」

 

「あ゛っっ!!!」

 

 尿道を押し広げ、ゼリーのような特濃精液が亀頭の先から飛び出していく。サクラ君の媚び媚び肉と、コンドームに包まれたペニス。ふたつの性器がぶるぶると震えた。

 

「はぁぁ……♡♡♡ せんせ、しゅごいぃ……♡♡♡」

 

 吾輩にしがみついてくるサクラ君の腕に、力がこもった。汗ばんだ肌から立ち上る、若いメス特有の甘酸っぱいフェロモン臭が、吾輩の射精を後押しする。

 

「あ゛~~……♡♡♡」

 

 コンドームの先にたっぷりとザーメンをたくわえたまま、吾輩は腰をゆるく振って余韻を楽しんだ。汗みずくの肌が、クーラーの風で冷えていく感覚さえ心地いい。

 

「サクラ君」

「せんせ……せんせぇ、キス、キスして……♡」

「キスしたら、もっと気持ちよくなれるかい?」

「うん♡ 今の気持ちよさ、きっと何倍にもなるからぁ……んっ、ちゅっ♡♡」

 

 おねだりに応えて唇を重ねてやる。

 サクラ君は自ら舌を入れてきた。吾輩の口内を味わい、唾液をすする。歯ぐきの裏側や、舌の根元、頬の裏と、あますところなく舐め回す。

 つながったままの体が再び熱を持ち始めるまで、そう時間はかからなかった。

 

 

[場面転換]

[時間:早朝]

[登場人物:催眠おじさん たきな]

[場所:ラブホテル]

 

 

『おっはー☆ かわいいかわいい千束さんのモニコだよっ♪ おじさん、今日もラブラブな一日を過ごそうね♥』

 

 どうやら、朝らしい。吾輩のスマホから聞こえてくるのは、千束ちゃんが録音してくれた目覚ましボイスだ。

 止めようと思うのだが、スマホを置いたテーブルはベッドから遠い。それに、寝息を立てるフキ君とサクラ君がひしっと絡みついている。

 

「すー……すー……」

「センセ……しゅきぃ……♡」

 

 汗と体液でべとべとになった肌を寄せ合い、吾輩にしがみついて寝息を立てる二人。その寝顔は実に幸せそうだ。

 

『おっはー☆ かわいいかわいい千束さんのモニコだよっ♪ おじさん、今日もラブラブな一日を過ごそうね♥』

 

 困ったな。吾輩も二度寝したいのだが、千束ちゃんのボイスはだんだん音量を増している。かと言って止めに行こうとすれば、二人を起こさずには済まないし……。

 

『おっはー☆ かわいいかわいい千束さんのモニコだよっ♪ おじさん、きょ…………』

 

 ピッ、と電子音がして、ボイスが止められた。吾輩でもフキ君たちでもない、第三者の手によって。

 

「………………おはようございます、おじさま」

「うおっ……なんだ、たきな君か」

 

 カーテンを閉め切った薄暗い室内で、たきな君がこちらを見ていた。能面のような無表情で、吾輩にしがみつくフキ君とサクラ君に藤色の瞳を向けている。

 制服姿で、背中にはスクールバッグ。あの中には、確かS&W社製のオートマチックピストルが入っているはずだ。

 

「よくここが分かったね」

「クルミに、GPSで」

「鍵は?」

「電子キーだったので」

「なるほど」

 

 侵入者がたきな君だと分かって、吾輩はホッとしていた。もしや、おとといの暴漢たちがお礼参りに来たのかと思っていたのだ。

 

「おはよう、たきな君」

「………………」

 

 ────あとから思うと、吾輩もバカだった。

 

 ミズキちゃんたちにリコリコを蹴り出され、そのまま二日間なんの連絡も取ろうとしなかった。

 たきな君が、排卵日まで計算して吾輩と寝ているこの子が、フキ君とサクラ君にどんな感情を抱いているかを何度も見てきたはずだ。

 

 たきな君が自らの感情と合理的思考を一致させた時、ターミネーターやランボー、ジョン=ウィックより過激な行動に出ることを、吾輩は知っていたはずなのに。

 

「────」

 

 たきな君が、無言でスクールバッグを下ろした。中に手を入れて、顔を伏せる。

 長い黒髪が、彼女の表情を覆い隠す。

 

「たきな君、何をしているんだい?」

「………………」

「……たきな君?」

「う……………………」

「う?」

「うわぁぁぁぁぁん……………………!!」

「え!?」

 

 やおら天井を見上げたと思った次の瞬間、たきな君は勢いよく泣き出した。針で刺された子供のように、大きく口を開けてフルボリュームで泣きわめき始めたのだ。

 きつく閉じられたまぶたの下、目尻からは滝のように涙があふれて流れ落ちている。

 

「うわぁぁああぁん!!」

「たきな!?」

「な、なんだよ……?」

 

 フキ君が飛び起き、サクラ君も目をこすりながら体を起こした。そして、たきな君の手に拳銃があるのを見てぎょっとする。

 

「た、たきな……? どうした?」

「と、とにかく銃をしまえよ!」

「うぁああああああん!!」

 

 サクラ君が叫ぶが、たきな君は聞く耳を持たず泣き続ける。まるで警報装置か何かのように、ただただ大音量で。

 

「うぁあぁ~ん! わぁあぁ~ん!!」

 

 たきな君の泣き声は、ラブホテル中に響き渡った。────そして、吾輩の運命に決定的な転換点をもたらしたのだ。




 泣く子には、誰も勝てない。催眠おじさんだって例外じゃあない。何しろ聞く耳を持ってくれないからね。
 そして負けた以上、吾輩は選ばなければならなかった。抱きしめるか、捨てるかをだ。
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