※この作品はR-18です。

【弟が】うちの姉ちゃん一度寝たら起きないんだぜ!【こんなこと言ってる件】   作:破戒僧

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今回から、ちょっと長めの一続きのストーリーが始まる予定です。
同時に、ちょっとタイトル詐欺気味になるというか……『睡姦』要素が少なめか、あるいはちょっとお休みするかもです。

ご了承ください。

あと、多分最終章。


第4章 畠山家の魔の手
第27話 来訪者


 

 

Side.田澤裕一(弟)

 

俺には、姉が1人いる。

 

5つ年の離れた、今年19歳になる姉だ。

今、俺は中2で、姉ちゃんはこの春から大学生になった。

 

以前一度、俺の学校に忘れ物を届けに来た時、『お前の姉ちゃん美人過ぎじゃね!?』って話題になったくらいには、顔もスタイルも整った姉である。

正直、弟としても、家族としてのひいき目抜きで、誇らしいというか、自慢できるくらいには。

 

その姉だが、今、俺の目の前で……裸で横になっている。

 

こころなしか息は荒くなっており、全身に汗がじっとりとにじんでいる。長い髪がその肌に張り付いていて、何とも言えない色気みたいなものを醸し出していた。

……色気以前に、胸もあそこも丸見えで、見た目一発エロいことした後って感じなんだが。

 

さっきまで俺がチンポを突っ込んでいた膣からは、まだトロトロと精液が漏れ出てきている。

そのままシーツにつくと厄介なので、こぼれる前にティッシュで拭ってやる。特殊な素材だから掃除は簡単なんだが、それでもあまりこぼさないに越したことはない。

 

もっとも、漏れ出してくるほどガッツリやっておいて何をいまさら、って感じではあるんだけどな……。

 

寝ている姉ちゃんを相手に何度も出したおかげで、俺自身の息も荒い。

いつもやっていることではあるけど、これだけ燃え上がったというか、必死で犯したのは久しぶりかもしれない。

 

理由はわかり切ってる。

今日の夕方、姉ちゃんの彼氏が家に来て……そして、姉ちゃんとヤっていったからだ。

 

そして、その様子を俺が勝手に覗き見て、そして勝手に発情したからだ。

 

俺が帰ってきたときには、姉ちゃんはすでに帰ってきていて……そして、彼氏である日高先輩と部屋でセックスしてた。

 

日高先輩は、俺より5個上。つまりは姉ちゃんと同級生で……中学校からずっと一緒らしい。付き合いだしたのは高校の頃かららしいけど。

ほんの少し顔に、かわいらしさに似た幼さの残る、童顔のイケメンってことで、うちの中学でもいまだに評判で、よく噂を聞く。

 

部活も俺と同じ、陸上部経験者の先輩で、陸上関係のイベントとか交流会で何度か会ったことがある。……ただ俺の場合は、それより先に『姉ちゃんの彼氏』ってことでその名前も顔も知ってたんだけどな。

 

姉ちゃんと日高先輩のカップルは、美男美女でお似合いだとか何とか言われてるみたいだが……顔や評判だけじゃなくて、体の相性もどうやらいいみたいだ。

毎度毎度、日高先輩が家にくると、うるさいくらいに激しくヤってるから、嫌でもそう思ってしまう。思わされてしまう。

 

そして、自分と比べてしまって、勝手にみじめになる。

 

姉ちゃんとのセックスだったら、俺だって何度もやってる。姉ちゃんの裸も数えきれないくらい見たし、膣内の感触も、突くと反応のいいポイントも、膣内射精した時にひくひく動く感触も知ってる。

 

けど、先輩とのセックスの時は、姉ちゃんは……俺が一度も見たことないような顔になって、聞いたこともないような声を出して、乱れに乱れている。

抱きしめると抱きしめ返して来たり、ピストン運動に合わせて自分も腰を振ったり、愛しさのあまり最中にキスしたり、射精された時に……多分だけど無意識に腰に足をまわして、がっちりホールドして膣内で全部受け止めようとしたり……そんな姉ちゃんを、俺は知らない。

 

……当たり前だ。普通に起きている姉ちゃんと合意の上でヤってる先輩と違って、俺は寝ている姉ちゃんを、彼女が知らない間に犯してるだけなんだから。

姉ちゃんが『寝たら起きない』という体質なのをいいことに、勝手に姉ちゃんの穴を使って、勝手にぶちまけて、勝手に気持ちよくなってるだけなんだから。

 

そして、そんなひどいことしておいて……勝手に姉ちゃんを自分のものだと思って、勝手に先輩にムカついて、勝手に機嫌悪くなってるだけなんだから。

 

(……別に俺、姉ちゃんのこと好きとか、そういうわけじゃないんだけどな……うん、これは間違いないはず……うん)

 

負け惜しみとかじゃなくて、そこはホントにそうだ。

 

俺は別に……姉ちゃんに対して、ラブコメマンガで出てくるシスコンキャラみたいに、恋愛感情を抱いてるわけじゃない。

家族としての親愛の情みたいなものはあるだろうけど、そこどまりだ。

 

だから多分、恋愛感情じゃなくてこれは……この苛立ちは……恋愛感情も何も絡んでいない、ただの独占欲、あたりだろう。

この素晴らしい女体を、自分だけのものにしたいとか、自分以外に自分よりも心を許して、体を許して、エロいことをしてるのが気に入らないとか……そんな感じの。

 

姉ちゃんが自分で、自分から愛して、自分から進んでエロいことして喜ばせてくれる……そんな立場にいる先輩がうらやましい。

 

別に姉ちゃんのことを好きなわけじゃないけど、姉ちゃんには俺のことを好きになってほしい。

姉ちゃんの一番の『好き』が俺に向いていて、一番エロい姉ちゃんを知っているのが俺でないと気がすまない……とかか。

 

……より最低だな、俺。

勝手に犯して汚しておいて、ばれたら家を追い出されえても文句言えないくらいのバカなことをしておいて……その上さらに欲張りどころじゃないことを望んでる。何様だよって話だ。

 

それでも……寝てるわけでもない姉ちゃんを犯して、姉ちゃんも喜んで犯されている、あんな姿を見せられちまうと……ホントに自分がみじめになって、そんな風に考えちまうんだよな……。

 

(……あほらし。そんなこと考えても何にもならねーよ……さっさと片付けしないと。俺も明日、朝早いんだから、寝ないと)

 

頭の中に渦巻いていた、ドロドロとした考えを振り切って、俺は手早く後始末に入る。

 

こぼれ出た精液をふいて、姉ちゃんの体もふいて……元通り下着やパジャマを着せなおす。

念のため消臭剤を軽くスプレーしておく。姉ちゃんが吸い込まないように、吹きかける位置には気を付けて。

そして掛け布団をかけなおせば完成だ。

 

全てを終えて俺が部屋を出ようとした時、ふいにねえちゃんが『うぅん……』ともどかしそうな声を上げて。寝返りをうった。

思わずドキッとして……しかし、起きたわけじゃないことがすぐにわかってホッとする。

 

そして、やっぱり俺は、姉ちゃんが寝てる間にしか安心してセックスすることなんてできないんだ……なんて勝手に思って、また勝手に落ち込んだりイラついたり……あーもう、やめだやめ。こんな気分になってたら眠れなくなる。せっかく気持ちよく射精したとこなのに。

いいじゃないか、俺は姉が寝ている間にその体をオナホ代わりに使って性処理してるクズで。それ以外になんかなりようがないんだから。

 

ふと、もしそうじゃないとしたら……俺が、寝てる姉ちゃんじゃなくて、起きてる姉ちゃんを犯す時がくるとしたら……なんて、ちょっとだけ考えて……

 

(……いや、そんな時が来るわけないだろ。もしそんなことになったら、その時はきっと俺が家を追い出される時か……もっと悪けりゃ逮捕される時だよ)

 

自分の思考に呆れながら、俺は姉ちゃんの部屋の扉を閉め、さっさと自分の部屋に戻った。

 

バカバカしい。何をどう考えたってありえない。そんな未来、来るはずがない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…………そう、思っていたんだけど……

 

 

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

その日は、姉ちゃんから事前に『今日ちょっとだけ遅くなるから』と聞いていた日だった。

 

姉ちゃんの『ちょっとだけ』は、終電とかそういう時間じゃ全然ないけど、晩御飯に間に合うかどうかは微妙な時間……という程度の『遅い』の時に使われる。

なのでその時は、俺達は先に晩飯は食べるようにしている。

 

今日もそうなるんだろうな、とか思いつつ、部活終わりで疲れた体を引きずって家に帰ると……

 

「……? え、何だ、このすごい車?」

 

この近くじゃ普段まず見る機会のない、いかにも高そうな、外車みたいな車が……うちの前に止まっていた。

車には特には詳しくないから、名前とかわかんないけど、絶対高い奴だってことだけはなんとなくわかる。ボンネットについてるマーク、どこの会社のだかわかんねーし。

 

誰の車だこれ? 親戚のおじさん達に、こんな車持ってる人絶対いないぞ……うちに飲み会で来る時にも、少人数だったら軽トラ使ってくるような人達だし。

 

一体今、家に誰が来てるんだろうと気になったけど、このまま道端でずっと立ってるわけにもいかないし、俺の家なんだからまずは入ろうとして……しかしまさにその瞬間、

 

「勝手なことを言わないで! いったい何の権利があってそんな……」

 

(っ!? い、今の声……母さん!?)

 

応接間の方からか? そんな、すごい怒鳴り声みたいなのが聞こえて来て、びっくりして飛び上がりそうになった。

音量についてもそうだけど、それ以上に……今聞こえてきた声が、どう考えても母さんのそれだったことが驚きだった。

 

母さんは普段、あんな声を出して怒ることはない。

というか、場面を問わず、あんな声を出したところなんて見たことも聞いたこともない。

 

俺が小学校の時に、喧嘩してクラスの友達にケガさせたことがあった。

その時にも母さんには怒られた。普段怒らない母さんが、強い口調と言い逃れを許さない勢いで りつけて来て……その時の俺は、余計に怖くてショックだったのを覚えてる。

 

けど今の声……その時と比べてもなお、段違いって言っていいくらいに怒っているような……そんな風に聞こえた。

一体何を話して……というか、誰と話してるんだ母さん? ……もしかして、外にとまってる車と何か関係があるのか?

 

ちょっと怖いが、気になって仕方ないので、俺の部屋に直行することはせず、応接間の中をそーっとのぞいてみると……そこには母さんと父さん。そして……会ったことのない人達がいた。

 

全部で3人。多分あの3人が、あの車に乗ってきた人達なんだろう。

 

1人目は、高そうなスーツを着た、割とがっしりした体格の男の人。

年齢は……30代後半くらいだろうか? 彫りが深くて渋い感じの顔で。金縁の眼鏡をかけている。

 

2人目は、切れ長の目が特徴的な、すごい美人な女の人。

こちらもスーツ姿で、超できるキャリアウーマンみたいな感じ。女子大生かもうちょっと上、ってくらいだろうか。スタイルも顔もいい……姉ちゃんでも油断できないレベル。

 

そして、その2人に左右をはさまれる……というか、その2人を従える感じで真ん中に座っている3人目。

年齢は、四十代中盤ってとこかな? しわの入った顔の、妙に貫禄のあるおじさん……いや、おじいさん? ……いや、さすがにそこまで年はいってない。

しわが目立ってきて、髪が白髪交じりだから、老けて見える要因になってるのかも。

やっぱりというか、来てるのは高級そうなスーツ。腕組みをして、なんか偉そうな感じ。

 

その3人が並んで座っているわけだが……卓をはさんで反対側に父さんと母さんがいる。

 

そして、母さんは怒りをむき出しにした表情で身を乗り出して3人を……特に真ん中のおじさんをにらみつけている。さっきの声に引き続き、あんな母さん見たことない。

こんな時になんだけど、美人が怒ると怖いって言う話、ホントなんだなって思った。

 

隣に座っている父さんは、困ったような表情でおろおろしながら、母さんと向かい側の3人を交互に見ている。

 

何だこの状況? ホントにあの人達誰だ?

 

「別に悪い話じゃないだろう。勘当同然で家を飛び出したお前に持ってくるにしては、むしろもったいないくらいに都合のいい話だと思うが?」

 

「馬鹿なことを言わないで。そんな、あの子達をモノ扱いするようなこと……私達が頷くはずがないでしょう。さっさと帰って頂戴、そして二度と来ないで」

 

「その子供達……裕一君と美沙ちゃんだったかな? 彼らにとってもプラスになる話だと思うんだがなあ。こんな狭い家で細々と暮らしているより、ずっといい暮らしができて、良縁にも恵まれるんだから。子供達の幸せを考えるのも親の役目じゃないのか?」

 

「そんな風に扱われて、あの子達が幸せになれるはずがないでしょう……私はね、畠山の家のそういうところが嫌だから家を出たのよ。私やあの子達を、家の備品や付属品か何かみたいに扱って、その人生まで都合よく使おうとして……もう20年も経つのに全く変わってないのね」

 

「家のために働いて尽くすのは、幸せになるために当然の義務だろう。その家が自分を幸せにしてくれるんだから……裕子こそ変わっていないな。全く幼稚なことをいつになっても……父さん達も見事に教育に失敗したようだ」

 

「私はそのおかげで今とても幸せなの。さっき言った通り、そんな話には応じられないわ。さっさと帰ってちょうだい……修二郎兄さん」

 

母さんと、白髪の人。互いに互いをにらみつけている様子の2人。

 

あの人一体……そういえば『畠山』って、母さんの旧姓だよな? 母さん、『兄さん』とか言ってたし……あの人もしかして、母さんの実家の人達?

でも確か、母さんって色々あって(主に超年の差婚とか)実家と絶縁してたんじゃ……あ、だからあんなに険悪な感じなのかな?

 

というか、俺と姉ちゃんの名前が出て来てたっぽいんだけど。何を話して……

 

そこまで考えたところで、3人並んで座ってる側の1人……キャリアウーマン風の女の人が、ふいにこっちを見て……目が合った。

 

「あら……?」

 

それに続いて、そこにいた人達全員……もちろん、父さんと母さんも含む、5人の視線が一気にこっちを向いた。

 

「……おや、もしかして君は……」

 

「ゆ、裕一!? あ、あなたいつからそこに……」

 

「えっ!? あ、いや、今帰ってきたとこなんだけど……ええと、お客さん、ですか?」

 

「ああ、すまないね、お邪魔しているよ。会うのは初めてだけど……なるほど、目のあたりが裕子に……妹に似てるね」

 

妹、って……つまりこの人、やっぱり母さんの兄?

ってことは、俺から見て伯父さんってこと……

 

「裕一、部屋に行ってなさい。お母さん達ちょっと大事な話してるから、終わったら呼びに行くから」

 

「え? え?」

 

「おいおい、そりゃないんじゃないか裕子? 裕一君だって当事者なんだから、きちんと話に加えてやった方がいいと思うがね? 彼らの将来に関わることなんだし……」

 

「関わらせる気はないって今言ったでしょう……! ほら裕一、早く行って!」

 

有無を言わさぬ感じで母さんに部屋から追い出される。

 

その間際、さっき俺に最初に気づいた、キャリアウーマン風のお姉さんとまた目が合って……にっこりと微笑み返してきた。

ドキッとしてしまったけど、その瞬間目の前でぴしゃりと応接間の戸が閉じられる。

 

……一体、何だったんだろう?

母さん達と……あと、伯父さん達、でいいのかな? 一体、何の話をしてたんだ?

 

俺や、姉ちゃんの将来にかかわる話、って言ってたけど……。

 

 

 

 

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