※この作品はR-18です。

【弟が】うちの姉ちゃん一度寝たら起きないんだぜ!【こんなこと言ってる件】   作:破戒僧

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第32話 美沙と裕一

 

 

 いつも通りホテルに連れていかれて、足腰が立たなくなるまで犯された。

 

 しかし今日はそれで終わらず、なぜかホテルの部屋を移動。

 連れてこられた先の別の部屋に……裸になって、ちんちんを勃起させている裕一がいた。

 その隣には、バスローブ一枚でニヤニヤ笑っている美人さんも。

 

 ……最近ちらっと聞いてた話で、ハニートラップっぽいの仕掛けられてると思ってたから、心配してたんだけど……案の定やられてたか。

 犯人は隣にいる美人さんだな。顔もスタイルもいい。

 

 しかもなんか……目が、怪しい。

 私が部屋に入ってきたのを見て――つってもお姫様抱っこで抱えられて運ばれてきたんだが――こっちを見てはいるものの、なんか目に光がないというか……虚ろな感じ。焦点が微妙にあってないような……

 

(……こいつ、裕一に……何か飲ませやがった……?)

 

「あら……鋭い上にきちんと頭が回ってるみたいね、お姉さんは。そんなに睨まないでよ……怖いわ」

 

「? どうかしたのかい、美沙さん?」

 

「弟さんの心配をしているようです。何か変な薬でも使われたんじゃないかって。心配しなくても、後に残るような薬は使っていないわ、安心して」

 

 何かしらの薬は使ってるってことじゃないかこの女ァ……!

 

「なるほどね、そういうことか。彼女の……鶴巻の言う通り、安心していいよ美沙さん。裕一くんの方の接待は、この鶴巻に任せていたんだが、これから家族になる人に、物騒な真似をするつもりなんかないからね。むしろ丁寧に説得するように言ってあったんだ」

 

 雅彦さんはそう言いながら、私を……裕一が寝ているベッドの上……裕一のすぐ横に寝かせる。

 

 隣に力なく横たわった私に、裕一の視線は釘付けになり……気のせいでなければ、もとからバキバキに勃起していた肉棒が、わずかだけど、さらに膨らんだように見えた。

 薬のせいか、それとも……単純に私の裸に興奮してるのか……

 

 いずれにしても、このままだと裕一は、私を……というか、こいつらそれが目的?

 さっき、運ばれながら、ゲストがどうこう、悔しいけれど云々とか言ってたのは……

 

(……仮にも、私のこと未来の妻扱いしておいて、どういう神経してんのこの男……!?)

 

「鶴巻から話を聞いた時は僕も驚いたよ。まさか、裕一君にそんな趣味があったとはね」

 

 自分は少し離れた位置のソファに腰かけて、話を続ける雅彦さん。

 

「美沙さんは知らなかったかもしれないけど……裕一君は実はね、眠っている美沙さんを襲って、セックスしていたそうだよ。しかも、一度だけじゃない、何度もだ。血のつながった肉親を、女性として意識して、見ていたんだ。そしてそれをこらえきれなくなって、夜な夜な手を出していた」

 

 知ってるよ、とはさすがに言えない。

 というか、疲れてるから喋るのもおっくうで、言う元気がそもそもなかったり。

 

「けれど同時に、歯がゆくも思っていたそうだよ。自分は美沙さんとは血のつながった姉弟だから、起きている美沙さんを相手にそういうことをすることはできない。寝ている美沙さんにを相手に、一方的にするくらいしかできない、とね。そんな風に思っているなら……せっかくの機会だし、彼の思いを遂げさせてあげよう、ということになったんだ」

 

 当事者も当事者であるはずの私の意見を一切聞かずにですか。

 

 薬で思考能力が奪われている、ないし極端に鈍っているのか、裕一は虚ろな目のまま、ゆっくりと体を起こして、隣に寝ている私を見下ろしている。

 そして、口からうめき声のようなものを漏らしながらも……その欲求に従って動き始めた。

 

 ゆっくりとした動きながらも、私の上に覆いかぶさってくる。

 体ごとのしかかりつつ、片手をちんちんに添えて、私の膣口めがけて狙いを定めている。

 

 そんな光景を目の前にしていながら、雅彦さんは止める気配はない。

 さっき言った通り、裕一に本懐を遂げさせるつもりでいるらしい。……何回も言うようだが、仮にも未来の妻扱いしている、私を相手に。

 

 彼が、さっきまでと変わらない笑みで見ている前で……裕一は、最初に少しだけ、肉棒の先っぽを沈み込ませるようにゆっくり私の中に入れて……その後、すっぽ抜けたり外れたりしない位置まで来たところで、一気に腰を突き出した。

 

「はぁ……あ、っ!?」

 

 『狸寝入り』をするわけにもいかず、私は素の状態のままで裕一の肉棒を受け入れて……こらえきれずに声が漏れ、体もわずかに震える。

 その様子を見降ろしていた裕一が、なぜかごくりとつばを飲み込む。

 

 気のせいか、なんかいつもより息が荒いような……見られて興奮してるの? それとも、さっき雅彦さんが言っていたように……初めて起きている私を相手にセックスしてるから、とか?

 

 声にも出さなかった疑問に答えてくれるはずもなく、裕一はその直後から、私に覆いかぶさってひたすらに腰を振り始めた。

 

 いつも通りと言えばいつも通り、しかし、明らかにいつもより動きが荒々しくて乱暴だ。

 それで痛くてしかたないとか、そんなことはないけど、膣肉を上下左右に滅茶苦茶にこすり上げられて、ゴリゴリとした感触と共に余裕をどんどん削られていくのは……シンプルに、きつい。

 気持ちいいけど、ただでさえ疲れている私の体に、とどめを刺しかねない負担が……気持ちいいけど!

 

 そして、起きたまま裕一とやるの初めてで、何気に私も興奮してるけど! ちょっとだけ『貴重な経験できた』とか思っちゃってるけど……っ!

 

「はぁ、あっ……姉ちゃん……姉ちゃん、姉ちゃんっ!」

 

 うわごとのように――それにしちゃ声が大きいけど――繰り返しながら、一心不乱に腰を振って私の膣奥を突きまわす裕一は、体全体でのしかかりながら、抱きしめるようにして私を放さない。

 

「今、俺、姉ちゃんを……犯して……っ! すご、い……これが、姉ちゃんの……寝てる時と、全然違う……ああ、姉ちゃんの、姉ちゃんっ……!」

 

(いやごめん、いつも私起きてたよ! むしろあんたが寝てる私を犯したことなんて1回も……っっ、そんなに起きてる私とヤれてるのが嬉しいかっ!?)

 

 愛されてる(とは違う気もするが)ことを喜べばいいのか、それとも弟の性癖が順調に歪んでることを嘆けばいいのか……後者に関しては私にはその資格はないか。元凶だし。

 その辺の答えは出なくとも、一層激しくなっていくピストン攻撃に……少なくとも私の体はもう、ほぼほぼ喜びを隠しきれていない。

 

 いつもの睡姦と違って、一突きごとに体は震え、声はもれ、息は荒くなり、時には涙もこぼれる。

 どれも、裕一は見たことない私の姿だろう。それを目にするごとに興奮して……そしてもっと見たいと動きが激しくなるのがわかった。

 

 そしてその興奮が最高潮に達した時、裕一はぎゅうぅぅっ、と、苦しいくらいに強く私を抱きしめて……一番奥に突っ込んだ状態で射精した。

 毎晩寝ている私に注ぎ込んでいた時よりも、勢いも量もずっと多い気がする。

 

 それが興奮によるものなのか、それともよくわからない『薬』が個々にも聞いているのかはわからない。

 わからないけど……どっちにしろ、それをこらえるだけの体力が残っていない私は、こらえきれずに声を上げて絶頂した。

 体力がないせいでその声も力ないものだったけど、それに連動するように体がびくびくと震えて……膣肉はぎゅうっ、と引き締まって裕一のちんちんを締め付け、絞り上げる。吐き出され続ける精液を、一滴でも多く搾り取ろうと懸命に動いていた。

 

 お望みどおりに最後の一滴まで注ぎ込み、その頃にはやはりというか、私の体力も本格的に尽きてしまって……体を動かすどころか、意識を保つのもちょっと難しく……

 

「姉ちゃん……俺、まだ……っ!」

 

「え!? ちょ……っ……!?」

 

 けどうちの弟がまだ全然満足してなかったかぁ……っ!

 

 

 ☆☆☆

 

 

「よろしかったんですか、雅彦さん?」

 

「ん? 何がだい、鶴巻」

 

「彼女のことですよ。奥様、と呼ぶにはまだ早いですが……裕一さんに滅茶苦茶にされちゃっていますが」

 

 目の前で、裕一が美沙を欲望のままに犯している光景を見ながら、その男……畠山雅彦は、平然としていた。

 美沙も考えていたことだが、仮にも彼女を『未来の妻』となど言い、愛をささやいておきながら、平然と他の男に彼女を犯させている。

 

 しかしそう問いかけられて、雅彦は『なんだそんなことか』と言わんばかりに、

 

「何も問題などないさ。最終的に僕のものになるのならね。多少の浮気や寄り道くらいは目こぼしするよ。むしろ、それで2人を『畠山家』により円滑に迎える手助けになるのなら、なおさらだ」

 

 数日前、度重なる誘惑と特殊な薬の作用で裕一の篭絡をほぼ完成させた渚から、雅彦は予想外の報告を1つ受け取っていた。

 裕一が美沙を性的に意識しており、それだけでなく彼女をもう何度も犯していること。それらは彼女が寝ている間に行われていて、おそらく美沙は気づいていないこと。

 

 つまり、美沙は信頼している肉親に、予想もしていないであろう形で裏切られており、その体をもう何度も、性欲のままに弄ばれているというのだ。

 それを知ったショックも冷めやらぬままに、ああして今度は起きているうちから、弟の性欲を思い切りぶつけられている。

 

(同情すればいいのか、呆れればいいのか……抵抗もできずに犯されてるけど、体はしっかり感じて喜んでるみたいね。雅彦さんや当主から聞いてはいたけど、蛙の子は蛙……ってことかしら)

 

 一方で裕一はと言えば、念願かなって起きている美沙を相手にセックスすることができ……その感激でか、それ以外のことを考える余裕がまるでないようだった。

 

 姉を相手に睡眠姦を繰り返し、しかし本当の意味で姉と交わることができていない……姉弟である以上そんな機会は永遠に来ないと思っていたことが、大きな悩みになっていた裕一。

 

 その心のうちを薬によって思いがけず引き出すことに成功していた渚は、それを雅彦に報告。

 雅彦はそれを利用して、美沙とのセックスの場を用意することで裕一の心の余裕をさらになくし、色に溺れさせることを考えた。

 

 そしてその状態で、渚にささやかせるのだ。

 『畠山家』に入れば、自分や美沙を含め、他にもより取り見取りの美女達とつながる機会がある、と言って。

 

 実際嘘ではない。地元でもそれなり以上の名家として知られ、大企業の重役としての社会的地位も持つ『畠山家』であれば、そういう風に女を侍らせることも決して難しくない。

 

 蛇の道は蛇、という言葉もあるように、そういう昔からある家やその関係筋の中には、そういう目的で女を調達するルートもあるし、そういう女を差し出したり紹介して、繋がりを作ろうとしてくる者にも事欠かない。

 特に、あまり表に出せないような部分にも手を伸ばしている分野においては、それは顕著だ。

 

 どうしてそんな分野に『畠山家』が縁があるのかと問われれば、それは……昔からの名家だとは言っても、クリーンな仕事や付き合いのみでここまでやってきたわけではないから、という答え方になるだろう。

 こんな、法的にも倫理的にもアウトでしかない方法で『説得』を平然と行っている連中である。そのあたりを想像するのは難しくはないだろう。

 

「お姉さんと一緒に楽しく暮らせるとなれば、裕一君の心もだいぶこちらに傾いてくれるだろうね」

 

「その結果、美沙さんの心があなたから離れてしまうかもしれませんが?」

 

「心配はないよ。多少横槍が入った気持ちの迷いくらい、いくらでもリカバリできるさ。それに僕としては、美沙さんにはきちんと僕との子供を生んでもらって、畠山家の未来を安泰なものにしてさえくれれば、それで文句はない。裕一君との浮気くらいなら許容するとも」

 

「安泰になるのは、雅彦さまの権力基盤も、でしょう? 罪なお方……また、あなたのために泣かされる女が増えるのね」

 

「泣かせた分はいい思いはさせているだろう? 足りないと思うなら、おいで、渚」

 

「はい……♪」

 

 そして、物欲しそうにしている渚を招き寄せ……バスローブをはぎとって裸にする。

 目の前で立ったまま尻を突き出させ、それをつかんで自分の肉棒まで引っ張り下ろし……挿入させる勢いで、膝の上に腰かけさせた。

 

「あぁ、ん……っ!」

 

「美沙さん達のを見ていたら、僕も興奮してきてしまったよ。相手をしてくれ」

 

 

 ☆☆☆

 

 

 裕一はずっと、眠っている私を犯しているだけで満足してる……と思っていた。

 けど、その心の奥底でフラストレーションをため込んで、もっと先に進みたいっていう欲望を抱えてることに、私は気づけなかった。

 

 裕一の『いたずら』をあえて注意しないで好きなようにさせて、結果、自分の楽しみも兼ねた睡姦大好きな弟にしてしまった。

 その責任は私にもあるだろうし、そこから逃げるつもりはない。

 

 だから、こんな時が来るとは思ってなかったとはいえ……こうして裕一の性欲を受け止め続けるのも、私の役目だ。

 

 抵抗せずに私は、裕一のちんちんを受け入れ続けた。

 しようと思ってもろくにできないし、容易く抑え込まれちゃうだろうけど。

 

「あっ、あ……あぁぁあっ、あっ、あっ……!」

 

「はぁ、はぁっ……まだ、まだ出る……姉ちゃん、もっとっ……!」

 

 相変わらず裕一の目は虚ろだけど、まったく理性が飛んでるわけじゃないみたい。

 その証拠に、裕一は確実に私とのセックスを……眠っていない私とのそれを、きちんと楽しんでいるように見えた。

 

 腰を振る以外にも、私の胸や股間を手で触って、少し乱暴にこね回したりして、私が喘ぐのを見ていたり……キスして舌を入れてきて、私もぎこちなくそれに応えるのと、よりちんちんが硬く、大きくなったのが感じられたから。

 

 それでも、そのちんちんだけはずっと私の膣内に突き刺さったままで、何度射精しても満足する気配はない。

 明らかに普段の裕一よりも絶倫なのは、やっぱりそこの女に飲まされた、妙な薬の作用とかだろうか。

 

 何度目かの射精――もう数えてないし、覚えてられない――を受け止めたところで、さすがに疲れたのか、裕一の腰の動きは止まって、息をついて休むように私にのしかかってきた。

 

「姉ちゃん……このまま、孕めよ。俺、姉ちゃんに……子供……」

 

(おいおい、それはさすがに……まあ、ピル飲んでるしできないけどさ……)

 

 倫理観的に完全アウトなことをこぼす裕一。

 

 時間がたってだいぶ薬が抜けてきたのか、裕一の目は相変わらず虚ろではあるけど、最初の方のそれよりはましになっている気がした。

 中途半端に思考能力が戻ってきたせいで、欲求がストレートに口から出てるのかな?

 

 うわごとみたいに放たれる言葉を聞きながら、裕一の体の重みもどこか心地よく感じていた私だけど……ふいにそれが取り去られた。

 

 見ると、今の今まで私達を放置していた雅彦さんが、裕一の肩をつかんで後ろに引っ張り倒し、床に落として転げさせていた。

 

「痛、っ……お前っ。何するん……」

 

 裕一が何か言うよりも早く、その背後から女が抱き着いて……裕一の口元にハンカチみたいな布を当てる。

 するとその瞬間、裕一はだらんと脱力して、目が虚ろなそれに戻ってしまった。

 

 あ、推理ドラマの誘拐シーンでしか見たことない奴だ……

 

「う……あ……」

 

「ダメよ裕一さん、それはさすがにいけないわ。火遊びの領分を超えてしまうもの」

 

「渚の言う通りだ。時々貸してあげるくらいならともかく、さすがに美沙さんに君の子供を産ませることまでは許可できないよ。彼女は私の妻になるんだからね」

 

 妻になる女性を他人に貸すとかそういう発想も普通は出ないと思うんだけど。

 なんてことを思っている私を、雅彦さんは抱き上げて、口づけをする。

 

 すると、口移しで何か、ほんのり甘いシロップみたいなものが送り込まれるのを感じて……私はそれをごくりと飲んでしまった。

 

 変化はすぐに表れる。体から力が抜け、同時に体の中が熱くなっていく。

 ああ、これ、多分……最初に私が犯された時に使われた薬と同じか、似たような奴だな……このタイミングでコレを使うってことは……

 

「見せてあげよう、美沙さん。裕一君に、僕らがどれだけ仲睦まじいのかをね」

 

 

 

「はぁっ、はぁ……ひ、ぎぃっ……んああぁあ! あっ、あっ、あ……あぁぁあっ!」

 

 うつぶせに寝かせた私に、後ろから肉棒を突っ込んで勢いよく動かす雅彦さん。

 ぐちゅぐちゅと派手な水音を立てる結合部からは、さっきさんざん裕一に注がれた精液と、私の愛液の混合液が、ピストンの旅にかきだされてこぼれていく。

 

 雅彦さんは、私の片足をつかんで大きく上げさせながら腰を振っている。

 

 そのせいで、床に転がされて、渚とかいう女性に抱き起されている裕一からは、私と雅彦さんがつながっている部分がよく見えているはずだ。

 相変わらず目は虚ろだけど、時々『あ……あ……』なんて声が聞こえてくるから、完全に意識とか思考能力がないわけでもないみたい。

 

 さっきまで自分が犯していた、自分のものだった女を、こうして何もできずに奪われて犯されて……裕一の頭の中にはどんな感情が渦巻いているんだろう。

 

「はっ、いぐっ、ぅあ……んあぁ、あぁぁあっ!」

 

 しかも、さっき飲まされた薬の影響か、私の体はさらに敏感になっているみたいで、一突きごとに絶頂しているんじゃないかってくらいに感じてしまう。

 声を抑えられず、力は入らないのに体はびくびく震える。

 

 いつの間に体位を変えたのか、対面座位になっていた私は、反射的に雅彦さんに抱き着く形で腕をその首に回した。

 雅彦さんも私を抱きしめ返し、ひときわ勢いよく腰を動かして突き上げながら……射精する。

 

「ぁああぁあぁあああっ!!」

 

 熱い精液が流れ込んでくる感触がひたすらに気持ちよくて、私はもう何も考えられなくなっていった。

 

 

 

 そんな私を見ているだけの裕一に、視界の端で、渚という女性が近づいて何かささやいている様子が見えた。

 何を言ってるのかまでは、さすがに聞こえてこないけど。

 

「すごいでしょう? 裕一さんのお姉さん、あんなに喜んじゃって……雅彦さんとお2人、きっと仲のいい夫婦になって、立派なお世継ぎが生まれますよ」

 

「でも、その夫婦生活に差し障りがない範囲でしたら、雅彦さんも、裕一さんと美沙さんの逢瀬を認めてくれるでしょう。……もっとも、2人が『畠山家』に入った後の話ですけどね?」

 

「それに裕一さん、美沙さんがあなたのものにならないのは残念でしょうけど……あなたを慕ってくれて、体を差し出して来る女性なんて、他にいくらでも見つけられますよ」

 

「まずは手始めに、私なんてどうですか……ふふっ♪」

 

 喋りかけながら裕一を押し倒し、キスしながら渚さんは裕一の一物を股間に挿入して、上にまたがって腰を振り始めた。

 唇と唇の間から、唾液ではない透明な液体がとろりとこぼれたのが、かろうじて見えた。

 

 

 

 男女2組、4人でのみだらな宴は、この後しばらく続いた。

 

 終わったのは、私も裕一も精も根も尽き果てて意識を失ってからだった。

 

 

 ☆☆☆

 

 

Side.三人称

 

 

 そして、そんな宴を……ここにいる者達だけでなく、見ている者達がいた。

 

 美沙や裕一は気づいていなかったが、ホテルの部屋はあらかじめ設置された隠しカメラで撮影されており、何が起こったかは記録されている。

 

 しかしこの日に限っては、その映像はリアルタイムで別な場所に飛ばされていた。

 

 それは、ホテルから遠く離れたとある場所で、受信機の役割を果たしているノートパソコンに映し出されていた。

 力なく横たわる美沙を、裕一が不自然なまでの獣欲をもって犯している光景が。

 

 その映像が映る画面を見ながら……その男、畠山修二郎は、にやりと笑う。

 

「見ろよ、実に仲がよさそうに、楽しそうにしているじゃないか。さすがというか、蛙の子は蛙……いや、それ以上の逸材かもしれないな。まさか姉弟でコレとは……そう思わないか、裕子?」

 

「……っ……この、外道……っ!」

 

 そしてそのすぐ目の前では、

 

 全ての衣服をはぎとられ、悔しさに涙を浮かべながらも、両手と額を床について……見事なまでの『全裸土下座』の姿勢になっている、美沙達の母……田澤裕子の姿があった。

 その下腹部……かつて美沙と裕一を産み落とした秘裂からは、とめどなく白濁がこぼれて流れ落ち続けていた。

 

 

 

 

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