【弟が】うちの姉ちゃん一度寝たら起きないんだぜ!【こんなこと言ってる件】 作:破戒僧
引き続き……といっても続くかどうかとかわかりませんが、よろしくお願いします。
今回は、睡姦……というにはちょっとタイトル詐欺な事態になってます。
あと、長くなりそうだったので2話くらいに分かれました。
では、どうぞ。
後日談1 夢だから!(前編)
「ね……姉、ちゃん……!」
「ゆ、裕一……え?」
今、私と裕一は……ベッドの上で向かい合っている。
しかも私は、上の服を脱がされブラも外され、下もずりおろされた半脱ぎの状態で。
そして裕一は、そんな私のむき出しの胸をむんずとつかんでいるところで……さらに、裕一自身のズボンには大きくテントができていた。
……これが、いつもの『狸寝入り』の最中だったら、何も問題なかった。そのままどうぞめしあがれ、って感じ。
しかし、今私は……ぱっちりと目を開けてしまっている。目を開けて、その目が裕一のそれと合ってしまっている。
そして裕一はというと……信じられないという驚愕と、どうしたらいいんだという焦りが一緒になった目をしていて、顔色は真っ青だった。
……やばい、どうしようこの状況。……まさかこんなことになるとは。
さて、時を戻そう。
なんで一体こんなことになってるのかというと、だ。
ちょっと説明から入るんだが……私の『狸寝入り』は、あくまでただの特技であって、私が意識して、わざとやっていることだ。寝てるから何されても起きませんよ……と。
裕一や勇作おじさんは、それを、まあ……上手く騙されて毎度私を襲ってくれてるわけで。
なので私は、ホントにそういう……『寝たら起きない』体質というわけじゃないんだよね。
まあ、眠りが深い方だとは思うけど……何されても起きない、なんて感じじゃない。揺らされたり、いきなり電気がついて明るくなったくらいでも、きちんと起きると思う。
私は『狸寝入り』だからこそ起きないのであって、普通に寝ているときは普通に起きるのだ。
そして、それが今回のこの事態の原因になった。
今日は実は、用事があってお母さんもお父さんも留守にしている。
なので、いつかと同じで私と裕一2人だけの夜、というわけだ。しかも週末なので、多少夜更かししても大丈夫だったりする。
そこで裕一は、以前の『猫の倍返し』の時と同じように、私に興味ない映画を見せて爆睡させ、そのままリビングで睡姦する、という作戦に出た。私は当然、それに乗った。
なお、今回の映画のタイトルは『稟議なき戦い2』。……内容は省略。任侠映画なんだか社会風刺なんだかわからない内容だった、とだけ。
どっちみち冒頭20分くらいで寝ちゃって、その後はあの時と同じく、裕一のエロDVDオナニー用の生オナホになってたからね、私。
ちなみにこっちの今回のタイトルは、『人妻搾精淫獄病棟3時間ハードコア』。またなんか業が深そうなもんを……。
そんな感じで、DVDを見ながら、余計な部分を飛ばしてだから2時間ちょっとの間、私はたっぷり裕一の性欲発散に付き合ってあげたわけで……その後、普通に起きてお風呂入って寝た。
そこで私は、寝床に入っても『狸寝入り』はせずに普通に寝た。
ああいう感じで、夜寝るより以前に私を使って性欲発散した場合、裕一はさすがに夜まで襲ってこようとはしなかったからだ。自分自身の性欲もきちんと発散されたわけだからね。疲れてもいるだろうし、そのまま裕一も寝床に一直線だったわけ。
……しかし、今日は違った。
どうやら裕一、前より性欲が強くなったのか、DVDの内容がエロくて目がさえちゃったのか……まだヤり足りなかったみたいで、私の部屋に来たのである。
その時私は、眠りに入ったばかりでまだ眠りが浅かった。
そこに裕一は、いつもの感じで私の布団をはぎとり、ボタンをはずしてパジャマを脱がせ……この辺で私は、なんか寒いな、と意識を覚醒させかけ……
その瞬間、辛抱たまらなくなったっぽい裕一が、むぎゅっと私の胸をつかんだことで……突然の快感と痛みに、私は思わず、
「ひあっ!? な、何!?」
「えっ……!?」
『狸寝入り』を発動する暇もなく……普通に起きてしまった。
その結果、思いっきり私にいたずらしている最中の裕一(勃起済み。ズボンにテント)と対面することになってしまったのである。
はい、冒頭に戻ります。
大体の状況は理解できたけど……多分だけど裕一の頭の中は今、パニックそのものだろう。
絶対に起きない、起きるはずがないと思ってた私が、ちょっといじっただけで起きちゃったんだから。『まだ眠りが浅かったのか!?』とか思ってそう。
しかも、今のこの場面はどう見ても、私が裕一にレイプされそうになってるとしか思えない場面だ。服をはぎとって勃起してて……まあ、言い訳なんて通用しないわな。
次の瞬間悲鳴上げられても何も文句言えない……そんな状態である。
しかもしかも、例の一件……『畠山家』の一件からまだそんなに時間も経ってない。
あの件で私は、薬を使われて色々されてたってことは、裕一も知ってるし――普段はお互い触れないようにしてるけど――多少なり心に傷も残ってるもんだと認識されてる。
実際にはまあ、ほぼほぼふっ切ってるんだけどね、もう。今まで通りに睡姦を普通に楽しめるくらいには。
けどそうとは知らない裕一は、今こうして決定的な場面で私が起きてしまったことに、もう絶望そのものって感じの顔になってて……
……けど、それはこっちも同じである。どうしようこの状況。
普通に『全然気にしてないよ』とか声かけて、そっと諭して部屋に帰らせる?
それとも、受け入れる感じで行く? 『いいよ、裕一が望むなら』って?
どちらでも大丈夫と言えば大丈夫なんだけど……今までの裕一との関係が変わっちゃうのは嫌なんだよなあ。
私自身の、『寝ている私を犯している男を見て楽しむ』っていう趣味もそうだけど、裕一だって、私が寝ていると思ってるからこそ、ほぼ毎晩襲いに来るくらいに私(の、体)に首ったけな状態になってるわけだし……それが、ギスギスしちゃいそうで……。
あるいは、開き直って普通に体を要求してくるようになる? ……それはそれであんまり……いや、気持ちいいのは私も好きだけど、あくまで気楽な関係でいたいのよ。使う側と使われる側、そしてそれをどっちも話題にしないっていう。
それは裕一も同じはず。できれば、今の関係を極力崩したくない。
けど、この場面からどうリカバリすれば……
……あ、そうだ。
「……裕一、何……してるの?」
「ね、姉ちゃん……ち、違うんだよ、こ、これはその……」
「わ、私、なんで裸……服着たし、寝たはずなのに……寝……ん?」
そこで、ふと、何かに気づいたような表情になる私。
そして、自分の体(半裸)と、上にまたがってる裕一を何度か交互に見て……
「……あ、もしかしてコレ……夢?」
「え?」
その私の発言に、きょとんとする裕一。
しかし直後に、はっとしたような表情になって、まくしたてるように言ってくる。
「そ、そうだよ姉ちゃん、コレ夢だから! 姉ちゃんの見てる夢!」
「夢……あ、あーあーあー! そっかそっか、何だ夢か……あーびっくりした」
よっしゃあ、ごまかし成功!
かなり無理矢理なやり方で、無理矢理な持って行き方だったけど……私だけじゃなく裕一も、なんなら裕一の方が圧倒的に『ごまかしたい』と思っていたはず。きちんと乗ってくれた!
「えーじゃあこの裕一も夢か……よくできてるわね割と」
そのまま、演技続行。なんとなくノリで(という感じに見えるように)裕一の顔とかぺちぺち叩いてみる。服脱げて、オッパイ丸出しのままだけど。
「夢がどれだけ精密にできてるかって、その人その人の想像力次第らしいけど……うん、さすが私ね。まるで現実みたいな完成度だわ」
(そりゃ現実だからな)
心の声が聞こえてくるようである。
いや、心の声どころか割と目とかいろいろ正直だけどね、今も。
夢と思い込ませることに成功して安心したからか、がっつり私のおっぱいに目がいっちゃってるし……隠す気ないなコレ。
というか、起きてる状態で裕一とこんな風に、エロ要素ありのやり取りすることなんてないから、ちょっと新鮮だわ。
それこそ、2人とも薬盛られて交尾させられたあのホテルの件くらいだし。けどあの時は、私はぐったりしてされるがままで、裕一も正気じゃなかった。やったことは漠然と覚えてるけど、記憶にはそんなに残ってない(ってことにしてある)。
特に、あの時さらりと暴露されていた、『裕一が寝ている私を犯していた』ってことについても、私は覚えてないことにしている。
なので、ホントに漠然と、薬を盛られて不埒なことをやらされたかな、くらいの認識なのだ。表向きにはね。
私ははっきり覚えてるけど、それでも……あの状態の裕一とのセックスは、決して、正気を保った裕一とやってる気にはなれなかったわけだし。どっちかと言えばノーカウントだと思う。
……しかし、それ思い出しちゃうと……なんだか私までムラムラした気分になってきちゃったな……。
この後は、なあなあにお茶を濁す感じでお開きにして、『じゃあ夢だとわかったところでお休みー』な感じに持ってくつもりだったんだけど……これが『夢』なら、もうちょっと遊んでもいいんじゃね?
(起きてる状態で、正気も失ってない状態での裕一とのセックス……興味ない、と言えば嘘になるな……ごくり)
……私からそう持っていくのはさすがにアレだけど、上手く誘導すれば……こいつなら多分乗ってくるだろう。スケベだし。
もうちょっと、遊んでみるか。
「けどそれなら……何なのよこの状況。なんでこんなエロい感じの……私ってば何考えてこんな夢……うっわぁ」
そう言いながら、私は裕一の股間にできている大きなテントに手をやり、唐突に触ったりこすったりしてみた。
当然、不意打ち気味に触られた裕一は、びっくりしつつ『うあぁっ!?』って体をはねさせる。
「……ちょっと見てみたいかも。夢なんだし、下ろしちゃってもいいよね?」
「お、おう、いいぞ。夢だしな」
「よし、じゃあ遠慮なく……おぉ」
ずり下されるズボンとパンツ。あらわになる裕一のおちんちん。
いつもうっすら半目での観察だったから、まじまじと見るのは何気に初めてかも。
「うわあ、すごいリアル……硬いし熱い……私の想像力逞しいな。っていうか、これに犯される夢でも見るところだったのか私……あの時のアレが頭に引っかかってんのかな?」
それを聞いて、少し悲痛そうな表情になる裕一。ホテルでのことを思い出してるんだろう。
しかし、
「でも、龍之介君のよりは小さいな」
「は?」
突如他の男のことを話し出し、しかもサイズ比較という暴挙に出た私に、ちょっとキレる裕一。
続けて、
「ていうか私、なんでこんな夢見てんのよホントに。しかも実の弟って……色々アウトでしょ。私こんな欲求とか実はあったの? ……いやいや、ないって。確かに裕一のことは好きだけど、あくまで家族としてのはずだし……」
言外に『異性としては見てない』と言われて、むむむ、ってなる裕一。
「なのにこんな夢……性欲溜まってんのかな? こないだ龍之介君とヤったばかりなのに……明日って何日だっけ? 予定空いてるかな? 朝になったら聞いてみよっか……」
さらには、彼氏とヤる方向に思考というか予定を持っていく。
よけいに自分が意識されてない的な感じに受け取ってしまったらしい裕一はというと、
「姉ちゃん……そんなこと言うなよ」
ぶつぶつ言っている最中の私を……唐突に、押し倒した。
「え、ちょ……裕一!? いや、夢だけど……何するの?」
「遠慮しなくていいって、夢なんだから……こうして欲しくて、こんな夢見たんだろ? 夢は人の深層心理とか、無意識の欲求だって聞くしさ」
「そ、それはそうだけど、いくらなんでも弟が相手とか……いや、でも……」
ふと、私は何かを思い出したかのようなそぶりを見せる。
そして、恥ずかしがるように見せながら……
「た、確かにあの時は……無理やりとはいえ気持ちよかったし、思いのほかその……裕一がたくましく育っててドキッとしたりもしたけど、こんな風に……でも……」
「……姉ちゃん」
「うん?」
「ごめん……限界!」
「ふあっ!?」
よぉし、釣れた!