※この作品はR-18です。

【弟が】うちの姉ちゃん一度寝たら起きないんだぜ!【こんなこと言ってる件】   作:破戒僧

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今回は活動報告でリクエストいただいた奴になります。

といっても、例によって今回はまだ導入ですが……

後日談7、どうぞ。


後日談7 同窓会×修学旅行×田澤裕子(前編)

 

 

「「ただいまー」」

 

「あ、お母さん達帰ってきた」

 

 とある秋の日。

 1泊2日の旅行に行ってきた、うちの両親が帰ってきた。

 

 旅行と言っても、家族旅行でもなければ、夫婦水入らずの息抜き旅行ってわけでもない。

 例の『畠山家』の一件で傷ついたお母さんの心を癒すための、傷心旅行……ってわけでも当然ない…………とも言い切れないかもしれない。

 

 結局何の旅行だったのかというと、

 

「楽しかった? 『同窓会旅行』」

 

「ええ、すっごく」

 

「いやあ、みんな立派になっていたよ……紺野君や古賀君、立花君……少し心配だった新田君や伊藤君も、皆立派な社会人になって……。思わず少し涙腺がゆるんでしまったくらいにね」

 

「いや、名前並べられても1人もわかんねーんだけど……」

 

「まあ、それだけ懐かしい顔が揃ってたってことでしょ。まあ、楽しかったんならよかったよ」

 

 お母さん達が言ってたのは、お母さん達の高校の同窓会だ。

 こないだ開催を知らせるはがきが来て……しかし、普通とはちょっと趣の違う感じだった。

 

 その同窓会、1泊2日の泊りがけだったのである。

 

 といっても、それ自体が珍しいわけじゃない。

 『同窓会』なんて、お酒を飲む席になるのがほとんどだ。気分よくなりながら、何年かぶりに会って話す友達と、昔の思い出や今の苦労についてなんかを、心行くまで語り合いたいだろう。

 

 そういう時に、帰りの電車の時間を気にしたり、代行を呼んだり、そのへんの慌ただしさとは無縁でいたいと考える場合も多いだろうから、一泊二日で同窓会を企画すること自体は、そこまで珍しいことじゃない。

 

 けど、今回お母さん達に来た案内は、単なる飲み会というより、旅行だった。

 

 というのも、感じが企画した今回の同窓会っていうのが……高校の修学旅行で行った場所を、今一度皆で回ってみよう、っていう趣旨の企画らしいんだよね。

 

 普通の同窓会なら、今までにも何度かすでに企画していたし、お母さん達も参加していた。

 

 そこで今回は、新鮮さを求めてかわからないけど……大人になった今、あの頃の思い出に浸りながら、大人ならではの楽しみ方や着眼点で、あの時回った場所を今一度楽しもう、って。

 なるほど、面白いこと考えるな。参考にしよう。

 

 お母さんはもちろん、お父さんもこれには乗り気で、久々に皆と会って楽しく話すために、予定を調整してこの『同窓会旅行』に参加した。

 

 そして、昨日の朝早くに2人とも出発して……およそ一日半が経過した今、ようやく帰ってきたってわけだ。

 

「泊りがけの旅行だから、いつもの日帰りよりは参加者も少なかったようだけど……代わりにいつもは来ないような面々が来てくれてね。中には、会うのが高校卒業以来の子もいて……いやあ、本当に参加してよかったよ。楽しい2日間だった。美沙、裕一、留守番任せてすまなかったね」

 

「なんでもないってそのくらい。土日だから全然やることもなかったし。せいぜい昨日、勇作おじさんが遊びに来たくらいでさ」

 

「あれ、そうなの? やだ、今日明日は留守にするって言っておいたはずなのに……」

 

「忘れてたみたいだよ。こりゃうっかりしてたって、気まずそうにしてた。まあ、ちょうど夕飯の時間だったから、そのまま一緒に晩御飯食べて、愚痴とか聞いて慰めてあげたけど。んで、結局そのままお酒飲んで泊まってった」

 

 嘘である。むしろお母さんとお父さんがいないと知ってて、嬉々として狙ってきた。

 そんでそのまま泊まって、いつものように私を抱いて帰った。

 

「てか、夕飯はむしろおじさんのおごりだった。手土産に寿司持ってきてくれてたから、それもらってさ。んで、そのまま返すのもアレだったから、お酒適当にもらったよ」

 

「おやおや、そりゃ大変だったな、お疲れ様。あと裕一、まさかとは思うけど、お前は飲んじゃいないだろうな?」

 

「勧められたけど断ったから安心しなって」

 

 ならよし、と言ってお父さんは、お土産に買ってきてくれた色々なお菓子を渡してきた。

 これらは後で食べるためにしまっておこう。

 

 そして2人は、鞄を持ったまま奥へ歩いていった。

 荷物の片づけと……余所行きの服から、いつものゆったりした部屋着にでも着替えに行ったってとこだろうな。

 

 あの様子を見れば、とっても楽しい旅行だったのは一目瞭然である。

 

 …………けど……

 

(多分、いや間違いなく……普通の旅行じゃ、なかったんだろうな……)

 

 なんか、こう……昨日の朝、旅行に行く前と比べて、肌がツヤッツヤになって、色気も数段増している感じのお母さんの横顔を見て……私は、そういう風に半ば確信していた。

 

 お父さんと一緒の旅行だったし、昨日もいたって普通な感じで出かけて行ったから、私も別に何かあるとかは思ってなかったんだけど……え、いや、何してきた?

 ……むしろ、ナニしてきた?

 

 ……してきたんだろうな、きっと。後で聞いてみよう。

 

 

 ☆☆☆

 

 

Side.裕子

 

 後ろから感じる、美沙の視線。

 あの子のことだから、多分私の様子を見て……この旅行で何かあったということに気づいたんだと思う。

 

 そして、その予想……大正解である。

 

 この旅行は、確かに私達の高校の『同窓会』であり、その修学旅行で行った先をめぐるという、一風変わった……しかしそれだけの催し物だった。

 

 ……表向きには、だけど。

 

 美沙の予想通り、実際には全然違って……その実態は、ちょっと子供の前では、とても言葉にできないくらいの内容が、一泊二日の日程に凝縮された、爛れに爛れた2日間だった。

 なお、夫である義治さんにも内緒である。

 この旅行の参加者のうち、義治さんだけがその実態を知らないまま……単なる同窓会と旅行のミックスイベントだと思いこんで、純粋に楽しんでいたから。

 

 ……その裏で、私を含む他のメンバーが、何をしていたのかを……最後まで知らないままに。

 

(ごめんね、義治さん……でも私、もう、我慢できなかったの……。あなたの前では、いつも通り、今まで通り、良妻賢母でい続けるから……だから……)

 

 なんて言い訳しても、もう終わった……そして、存分に楽しんでしまった後なんだけどね。

 私も、皆も。

 

 きっと、今日の夜か明日の朝にでも、美沙に『本当は何があったのか』って聞かれるでしょうから……ちょっと思い出して、おさらいしておきましょうか。

 

 

 ☆☆☆

 

 

 午前5時、家を出発。

 そのまま始発の電車に乗って、集合場所の駅へ。

 

 そこで皆と会ってきゃいきゃい騒いだり、早くも思い出話に突入したりしつつ、電車を待つ。

 

 なお、こんなに集合時間が早いのは、時間帯まであの時の『修学旅行』に合わせる形で幹事が徹底的にタイムスケジュールを再現したから。

 高校の頃のプリントとか発掘してわざわざ確認したって言ってたわね……しっかり者で凝り性の紺野君らしいわ。その熱意には頭が下がる。

 存分に懐かしみつつ、楽しませてもらうことにしよう。

 

 

 

 その後は電車に乗って、しばし雑談。指定席で座席を回転させて、他愛もない話で盛り上がった。

 

 定番というか、同窓会では毎度のことではあるんだけど……私(生徒)と義治さん(教師)が結婚したことでいじられて、義治さんがタジタジになってたわね。

 学校でも一、二を争うくらいに頭が固い先生だって知られてたのに、まさか生徒と、それも当時は指折りの問題児だった私とゴールインするとは、って。

 

 困ってたのは横で見ていてわかったけど、面白かったから放置しちゃったのはごめんね。

 

 もちろん私もいじられた。結婚のこともそうだし……あの問題児が今や良妻賢母、二児を立派に育て上げたお母さんだとは、って。

 もぉ……そんなの私に限った話じゃないでしょうに。満子だって恵理子だって、あの頃は随分と先生立を困らせてたけど、今はきちんとお母さんやってるじゃない。

 

 ……あと、ごめん。確かに育て上げはしたけど……2人とも、『立派に』育ってくれたかっていうと、そのぉ……ええと……うん……。

 

 そして聞いた話じゃ、今でも私達、母校では『伝説のカップル』だの『愛の逃避行』だのって言われて、一部の生徒や教師の間で噂されてるんだって……。

 ちょっとちょっと、さすがに勘弁してよ……もう20年も前の話なのに。

 

 朝食代わりの駅弁や、各々が買ってたお菓子を食べながら、時々トイレやタバコに立ったりしつつ……そのまま1時間と少し、電車に揺られていた。

 

 

 

 電車移動が終わった後は、当時の修学旅行で回った先を順々に回っていった。

 

 ただし、当時はあったけど今はもうなくなっちゃってる施設とかもあったから、その辺は適宜調整しつつになっちゃったらしい。まあ、それは仕方ない。

 

 最初に行ったのは美術館。

 以前と内装とかは違ってる気がするけど、展示されてるものに大きな変化はないみたい。見覚えがあるような内容な……そんな感じの景色を、各自思い思いに見て回った。

 

 面白いと思う人にとっては有意義な時間だったと思うけど……私は、何ともかんとも……ううん、芸術を楽しむセンスとかはあんましないのかな、って思う。

 音楽とかならまだわかるんだけど、こういう抽象的なのは……

 

 ……せいぜい、男子とかが『ほうほう』『これはいいものですな』とかわかったようなことを言って知ったかぶりになってるのを見て、横で笑ってるくらいしか楽しみ方がなかったっけな。

 え、楽しみ方が独特だって? ……わかってるわよ。退屈だったのよ、当時は。

 

 

 その次は、とあるお寺。……何で修学旅行って、寺社仏閣みたいなのを入れたがるのかしらね、学校の先生たちって。

 まあ、全部の学校がそうだったわけじゃないんだと思うけど、うちの学校は毎年、1カ所か2カ所は歴史的な建造物を見せたがるって、先輩達にも聞いたことがある。

 

 これも、当時は退屈だったっけな。見るもの無くて――ないことはなかったけど、楽しくなかったか――売店とか見て時間潰してたっけ。

 

 ああでも、浴びると頭がよくなるって評判の煙を顔面でもろに浴びて、せき込むわ目が痛いわで悶絶してるおバカな男子を見てるのは面白かったっけ。

 ……こんなんばっかか私の過去。しょうもない……。

 

 まあ、今では色々と神頼みしたいこともできたから、皆できちんと礼儀作法を守ってお参りしてきたけどね……何を祈ったかは内緒。

 ……何人か、ちょっと怖いくらい必死に何かを祈ってる友達がいたわね。プライベートで何か、悩みでもあるのかしら。いやまあ、詮索するつもりはないけど。

 

 あと、古賀君。二礼二拍一礼は神社であって、お寺は違うから。

 

 そして、このお寺の思い出で今も昔も一番印象が強かったのは……御本堂に行くまでの長い、長すぎる石段だった。間違いなく。

 しょ、正直これがあるから、こここそむしろ飛ばしてもいいんじゃないかと思ってたんだけどなあ……? 皆、降りる頃には膝がくがくになっちゃってたじゃん……もういい年なんだからさ。

 

 まあ、上り下りの際に見える緑豊かな景色はよかったけど……あんまりそういうの見る余裕も、正直なかったからね? 上り下り、休み休みじゃなきゃできなかったし。

 途中にトイレ休憩と自販機で水分補給できるスペースがあったのはほんとに助かったわ。

 

 

 その後は、昼食。

 あらかじめ予約していた店で皆で食べた。美味しいおそばの店。

 

 ……うん、覚えてる。この店、高校の時もここで食べたわ。よくきちんと覚えてたわね。

 

 そしてそれ以上に驚いたのは、お店の人が私達のことを覚えてたことだ。

 いや、20年以上も前で、修学旅行で一回使っただけだったのに……商売人、すごいな。

 

 ……まあ、その当時、立花君がそば湯を丼いっぱいにそそいで一気飲みして面白がるなんていうバカなことをやって、騒いで怒られたせいかもしれないけど。というか間違いなくそうだわ。

 

 ……あらためて思い出すと、ホントうちの高校の男子ってロクなことしてないわね。

 

 

 その後いった施設は、なんというか、政治に関する事務所みたいな何かだったと思う。地元出身の議員がいるからって、案内してもらって、写真も撮って。

 けど、その議員は今はもう引退してしまってるし、そもそも建物自体なくなってたから、これはスキップすることに。

 

 代わりに、腹ごなしも兼ねてそのへんを散歩することにした。

 

 修学旅行の時にはできなかった食べ歩きなんかも。

 電車の中に引き続き、他愛もない雑談をしながら。時々立ち止まって美味しいものを買ってちょっとずつ食べたり飲んだり。

 

 

 いい感じに時間がつぶれた後は、本日最後の見学先である、プラネタリウムを見に行った。

 この施設……もう開館から何十年も経ってるはずなのに、今でもきちんと残ってるんだなって、正直驚かされた。

 

 内装は多少リフォームとかされてるけど、それでも当時の面影が残ってる。

 長いこと、地元の人達に愛されてる施設なのかな。

 

 ここのプラネタリウムは、ただ星空を見ながらその解説を聞くっていうわけじゃなく……星と一緒に、物語に合わせていろいろな星座のこと語られる、っていう感じのそれだった。

 スライドショー、あるいは紙芝居みたいに絵本風の絵が映し出されて、ナレーション付きで物語が進んで……その要所要所で、『ほら、星空を見てごらん』みたいな感じで、星々の説明パートが始まって、いろいろ語られる感じ。

 

 今でもそのスタイルは変わってないみたい。上映される演目は、あの頃とは違ったけど。

 暗い中で、人口の星空を眺めながら、穏やかな時間を過ごすことができた。

 

 ……あの頃と違って、寝始めた男子のいびきが聞こえてくることもなかったし。

 

 

 その後は宿泊場所の温泉旅館へ。

 

 男子と女子で別れて部屋に荷物を運びこみ、ひとっ風呂浴びて宴会場に集合。

 

 あの頃とは違って、皆でお酒を飲みながら色々話して、幹事が用意していたかくし芸やら余興で盛り上がって……

 そんで、途中で義治さんが酔いつぶれちゃったのよね。

 

 皆で義治さんに『先生どうぞ』『じゃ次俺が!』『私も!』ってお酌して。義治さん、律儀にそれを全部きちんと飲んじゃうもんだから……。

 しかも幹事が奮発して、結構いいお酒注文してたから。飲み味もすっきりしてて、進んじゃったみたいで……宴会が始まって1時間ちょっとしたくらいで、ふらふら、ごろり。

 

 おかげでその後、義治さんを部屋に運んで……妻として私がついてることになっちゃったわよ。宴会も中座して。

 

 その後始まった二次会のカラオケ(旅館の地下にカラオケボックスがあった)では、ちょっと飲みすぎて疲れたから二次会には出ない、っていう伊藤君が代わりに見てくれたから、私はそっちに復帰できたけど。ありがとね伊藤君。

 

 

 そして翌朝。

 

 修学旅行の時はなかったけど、朝風呂に入って寝汗を落とし、頭もすっきりさせてから、2日目が始まりました。

 

 旅館で美味しい朝食(和食のバイキング形式)を食べてから出発。

 

 

 2日目の最初に行ったのは、『科学博物館』という場所。

 

 色々と、今の時代の最先端の科学ってものを見学して……ここは割と、当時も楽しんで見ていられた記憶がある。

 

 ただ、ここもやっぱりというか、展示内容が昔とは大きく違っている。

 

 それも当然だけどね。20年も経てば、展示する科学の方が劇的に進歩するものだから。

 

 今の時代の最先端のものが展示されてて、テレビでしか見たことのないものや、見たことも聞いたこともないようなものが色々見られて……一部は体験することもできて、楽しかった。

 私としては、VR体験とかAR体験とかが特に面白かったな。

 

 ヘッドギアをつけて『すごい、すごい!』って、手をわさわささせて映像の中のものに触ろうとしてる人とかを横で見てるのも楽しかった(うちの夫である)。

 ……こんな楽しみ方ばっかりね私。今も昔も。

 

 あと……昔の私達が見たものも一部、引き続き展示してあった。

 

 ただ、あの時はいかにも『最先端!』みたいな感じで置いてあったものが、今では『歴史遺産』みたいな感じで展示されているのを見ると……うん、時代を……時の流れを突き付けられる……。

 

 

 その後に行ったのは……これも昔と同じ、牧場見学。

 

 都会からそんなに遠くないところに、畜産関係の、割と広くて緑豊かな施設があったのには、昔びっくりさせられたっけな。

 

 というかこの牧場、普通に畜産用の施設として使われるだけじゃなくて……もともと、私達みたいな学生とかの見学者を受け入れて、畜産について見て触れて身近に感じてもらうために作られた施設なんだそうだ。

 そのための体験コーナーもいくつかあった。

 

 餌やり体験、羊の毛刈り体験、乗馬体験……その他色々。

 

 なお、何人かの男子達がいそいそと『牛の乳しぼり体験』に向かっていく様子を、私達女子は冷たい目で見送ったのを覚えている。

 ……いや、乳しぼり体験が悪いとかそういうことを言うつもりはないんだけどさ……あきらかにあの時のあの連中、違うものを想像しながら歩いてったし……戻ってきた後、クラスの女子達……特に胸が大きい女子のことを、何か言いたげな目で見てきたもんだから。

 

 その後、その牧場で取れた卵や牛乳、それに牛肉や豚肉、鶏肉なんかを使って作られたメニューで昼食。

 

 高校生の頃、『さっきまで豚とか牛かわいがってた後にその肉食わせるか普通……』って思いながら食べたのを覚えてたし、思い出した。

 卵や牛乳はまだしも、お肉はさあ……。

 食べられない子は無理せず、肉の入ってない別なメニュー食べていいってことになってたけど。

 

 いわゆる『命の授業』って奴だったんだろうな、あれ。

 道徳的で優しい心を育てるために、なおかつ、命の大切さやそれをいただくことを教えるための。大切なことだっていうのは……うん、わかるよ。

 

 ……でも、やっぱり今でも思うんだけどさ……修学旅行でわざわざ、しかも最後の見学先にそういうの持ってこなくても……よくない?

 

 

 その後は、電車に乗って最初の集合場所だった駅に戻り、各自で解散。

 これをもって、『同窓会旅行』は終了となりました。いやあ、楽しかったよ。懐かしかったし、面白かったし……また新しい、いい思い出ができた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ……さて、ここまでが……表向きの旅行。

 義治さんが知っている範囲の、知り合いにとかに今回のことを話して聞かせる際の思い出だ。

 

 その裏で何があったかって?

 

 それは……焦らしてごめんだけど、また今度ね。

 

 もし時間があるなら、今私が語った『表向きの思い出』を見返してみて……どのへんで何をしてたかもしれない、って、予想してみるのもいいかもね?

 

 

 

 

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