※この作品はR-18です。

淫らな精活   作:暁森黒鳥

3 / 9
トラウマ

 

 

 

 

 

あれから2日経った

 

店主から給料を貰った。狩りや魔物の報酬なんかじゃ目じゃないレベルの金を貰った

 

「ギーダル様は大変満足と言って、大金を置いていってくれました……あなたのおかげで大儲けですよ……。これは私から贈れる、最大の謝礼と感謝の気持ちですよ」

 

貰った金額だけでしばらく遊んで暮らせるだろう

 

「ああ、あの部屋はあなたの専用で、そして寝室としても使用して頂いても構いません。貴女の貢献具合……1日だけとはいえ、ここまで稼いだのは貴女だけです。私からの感謝ですよ」

 

「やった……!」

 

「まぁ働いてる以上指名が来ますが、それまで暇を潰せるでしょう。一昨日はお疲れ様でした」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「で、ギーダル。話はなんだ?」

 

「目的の子がいたよ。って言えば良いかい?」

 

「……本当か?」

 

「本当だとも。君の為に彼女の予約を全部埋めといた。あとは悪徳領主から巻き上げた金の1部を投げて維持すれば文句無しだろう?」

 

「予約……?どういうことだ」

 

「彼女、娼館にいたよ。金に困ってたみたいだよ」

 

「場所はどこだ!」

 

「王国から少し離れた位置にある繁華街。そこにある大型娼館だね。……何せいきなりだったからね」

 

「……お、お前……まさかお前ェ!!!!」

 

「私だって捜索してたらあんな所にいるとは思わなかったんだよ。……すまないね。避妊だけはしたよ。デキないだろうけど」

 

「お前って奴はぁ……!!」

 

「ぐ……ぅ……っ」

 

「いてて……何せ娼館だ。他の見ず知らずの貴族や男よりは良いだろう?」

 

「それとこれとは話が別だろうが」

 

「あそことの付き合いは、入ったら1回はヤらなきゃ怪しまれる。それ以外は中にあるバーで飲んでいれば良いけど、娼婦となっている以上、お持ち帰りするしかない」

 

「…………お、僕にヤれというのか!?」

 

「他に誰がやるんだ?私がやっても良いけど?」

 

「……いや、僕はやる。禁断な行為だろうが…………いや、禁忌に触れる事になるが、彼女を救わなければ……」

 

「6回だ。6回は彼女とヤらなきゃお持ち帰り出来ない。繁華街に僕の傘下になっているが、あそこは国営だ。入るのは簡単だが抜けるのは大変だ」

 

「…………すぐ向かおう」

 

「そうした方が良い。宿を無期限使用できるようにしてる。そこの1件家を使うと良い。僕からの謝罪だ。…………親族を傷つけたんだ。家の1つぐらい安いさ」

 

「それはお前が大貴族だからできることだろうが……」

 

「あの娼館は親父の親の代から続いてる店だ。今は例の魔法薬をウチの傘下から取り寄せている。私の紹介なら怪しまれなく入れるだろう」

 

「…………すぐ行く」

 

 

 

 

 

 

 

 

久々にまともな食事をした。普段買わなかった出店の物も買い食いして満足したその日の夜は、幸福の中で寝付いた

 

「アンリさん、貴女に指名ですよ」

 

「わかりました。部屋で待機ですね」

 

「はい。前回と同じようにお願いします。それまで自由で良いですからね?」

 

あれから3日経った。間違いなく幸福だったが、今日の夜は指名である

 

正直怖い。ギーダルさんみたいなタイプが来る事はかなり可能性は低いだろう。せめて過激でも良いから優しげな人が来て欲しい

 

…………あの時は気持ちよかったなぁ

 

お腹の奥が疼いた気がした

 

夜7:30

 

予約、お得意様の可能性がある為20分には待機している

 

流石に寒いから、薄い毛布を被って待つ。…………疼いて仕方なかったから、少し自分で弄っちゃったけど

 

魔法薬ピルを飲んで、しばらくすると

 

「………………この部屋か」

 

……どこかで聞いたような、声が聞こえた

 

なわけ無い。思い過ごしだと思っておこう。きっとそうだろう

 

「ようこそ。私はアンリと申します。今宵の夜伽の相手を努めさせていただきます」

 

考えていては相手に失礼だ。前口上を言い、深々と頭を下げる。相手の姿を確認しなかったけど、どんな人だろう?

 

「僕はアランだ。……よろしく」

 

見上げるとそこには

 

あの目があった。優しげに見えるけど、間違いなく──

 

「ゆう……しゃ……?」

 

部屋の隅まで逃げた。逃げ場なんて無いけど、少しでも離れたかった

 

「ま、待ってくれ!」

 

焦った声が聞こえた。なんでここにいるのかが分からない。なんで

 

「怯えさせてすまない。……アンリ、君を助けに来たんだ」

 

「…………っそんなわけない!」

 

「本当だ!そうでなかったらもう斬ってる!」

 

「油断させて殺すんでしょ!?……客として来てるから相手する。けど、早く帰って……」

 

一応客は客だ。…………とっとと帰ってもらおう。ここがバレた以上、逃げたくて仕方ない

 

行為を相手に委ねるしか無い。大人しく股を開いて、やるだけヤって帰って欲しい

 

どうせ逃げれないんだ。生き延びる方向に尾を振ることにする

 

「っ…………すまない、そうしよう」

 

アランは鎧と服を脱ぎ捨て、私に触れる

 

怖い。どんなやり方されるか分からない

 

「……?もう濡れて……」

 

「いいから、早く終わらせて」

 

顔を見ず、アランの下着を思いっきり下ろして、大きいアレに備え付けのローションを塗りたくる

 

「ぅ……っ」

 

「歴戦の勇者も、セックスには弱いって事?」

 

「……ふぅー……まぁ、たしかに。そうかもな……」

 

「あんたの事でしょうが」

 

話もあまりしたくない。怖い。だけどやらなきゃいけない

 

後ろに振り返って、ベッドに寄りかかる。ギーダルさんの時と同じように、後ろからやってもらう

 

「……早くしなさい」

 

「……ああ、わかってる」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アンリの母である聖女は、僕の姉である

 

夫の人は気前の良い人だった。だけど、あの時の顔は忘れない

 

まさか魔王に孕まされたなんて、姉さんは良く自殺しなかったと思う。一緒に攫われた理由なんて、アンリの育児の事しかないだろうに

 

アンリを育てる一心で自殺しないように我慢したのかもしれない。僕が助けに行くまでの間、魔王城から離れにあった廃家までアンリと一緒に逃げ仰せたんだ。凄い人だよ本当に……

 

アンリだけがそこから攫われ、王国の外れにある古城で、魔王を殺した

 

……だからこそ、そこで終えれば良かったんだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぁぁ……っっっ」

 

──僕は何をやってるんだろう

 

助けに来た筈が、怖がらせた挙句の果てに行為だと?馬鹿だな……本当に

 

「ぃゃぁ…っっっぁ……ぁ……あ…っ」

 

後ろから突き上げる。僕はこの小さな少女を犯している

 

やってはいけない事をしているんだ。……既に規律も何も、娼館にはそんなモノはない

 

例え、血の繋がった家族だとしても

 

(……あぁ)

 

シている。妹とシているんだ

 

背徳感で僕は支配され、もうシてしまっている行為を止められる筈もなく、エスカレートしていく

 

「ぅぅぁぁっっ!!」

 

「ふぅ……っはぁ……っ」

 

気持ちいいか?正直気持ちいい。言ってしまったらもう戻れないだろう。いや、戻れる筈が無い。既に姪に、自身のを入れているのだから

 

「……っ気持ちいい…か……?」

 

「はやくっ終わらせてぇ!!」

 

……怖がってる。早く終わらせよう

 

「っひぅっっ!!」

 

「っく………」

 

「っはぁぁ……っっっ」

 

怒涛の攻めに耐え切れなくなり、ベッドの中で息を乱したアンリを背中から見て……僕のアレがいきり立つ

 

つい腕を引っ張り、海老反りに近い格好にさせてしまった

 

──僕は、馬鹿だ

 

「出すぞ……アンリ」

 

「いやぁぁぁぁ!!」

 

 

 

──姪の子宮に、僕の精液をぶちまけた

 

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

 

 

 

「ぅ………」

 

僕は倒れこんだアンリの頬を撫でる。

 

「すまない……」

 

「……帰って」

 

「……ああ、わかった」

 

妹の顔は涙でぐちゃぐちゃだった

 

僕は酷い事をした。これが兄のやることではない

 

わかっている。僕がアンリを魔族と誤認して向けた殺意が原因だ。僕の未熟が、アンリを怖がらせて、傷つけたんだ

 

……精神にも、ましては身体にもだ

 

後悔だけが脳裏に焼き付く

 

これをあと5回もやらなければならない。……アンリの精神が壊れるかもしれない

 

だけど……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ただただ、気持ちよかった感覚が僕の中を支配していた

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。