後悔はしてない(明日も仕事です)。
シチュエーションは11巻、ドニとの決闘前にエリカが『教授』の術で護堂に知識を授けた直後、護堂の理性が決壊してしまったというifです。
…逆に何であそこで理性が勝ったんだろう?
もしも草薙護堂の性欲がもう少し強かったら(エリカ編)
ガルダ湖畔の別荘で、エリカから『剣』を研ぎ澄ます為の知識を“口移し”で与えられた俺は、知識を授けるための儀式が終了した後もエリカと抱き合っていた。
“神殺し”となった俺は、外部からの魔術をすべて無効化してしまうらしい。それは害のある魔術だけでなく、傷を癒やしたり知識を授けるようなこちらの助けになる魔術も含まれる。
だが俺には敵を倒すための武器として、『剣』の権能を発動させる鍵として敵となる神の知識が必要になる。そこでエリカは口移しで『教授』の術をかけることで無効化されることを防ぎ、俺にサルバトーレ・ドニの権能の基となった“まつろわぬ神”の知識を与えた。
以前、メルカルトと戦う直前も同じように、彼女から口移しで知識を伝授された。あの時もお互いの唇を合わせ求め合った。お互い初めての口づけで戸惑いもあったが、同時に興奮もあった。そして事後、お互い気不味くなってしまった…。
だが、今回は前回と大きな違いがある。
あの頃の俺は確かにエリカに惹かれていた。だがあの頃のエリカの態度は俺を嫌っているように見えたし、『教授』の術の時も、苦渋の決断だと語っていた。だからと言うわけではないが、自分が惹かれている魅力的な美少女と口づけを交わした後でも、興奮よりも気不味さや申し訳無さが勝った。
しかし今回、エリカは『教授』の術をかける前に、俺に情熱的に愛を告白した。今までのツンケンした態度から一変して、ストレートな好意を伝えてきたエリカと口づけを交わしたのだ。しかもお互い舌を絡め合い唾液を交換するほどの激しい口づけを。
エリカのしなやかで鍛えられた、それでいて女性としての柔らかさを十二分に備えた肢体が俺にしなだれかかる。エリカの胸がおれの胸筋で潰れ、服越しでもわかるその柔らかな膨らみが俺の理性を削ってゆく。更に、エリカの香水と彼女の甘やかな体臭が嗅覚を刺激する。
「ねえ護堂?なんだか私のお腹に硬いものが押し付けられているのだけれど、どういうことかしら?」
「……黙秘権を行使出来るか?」
「だめよ?今答えないとあなたのことだから他の女にどう答えればいいかレクチャーされそうだもの。」
「私は“今”のあなたの反応が気になるの。」
よく見ればエリカも恥ずかしそうにしている。あれだけ熱烈に愛をささやかれ面食らったが、よくよく考えればこいつも俺と同じ15歳だ。いくら大人びているとはいえこういう経験は初めてなのだろう。
そんな彼女の強がるような態度から見え隠れする初心な反応が、彼女への愛おしさを増幅させる。
サルディーニャ島で初めて会ったときから惹かれていた美少女。あれはきっと一目惚れだったのだろう。
理性では、ここで自らの衝動的に従ったら人生の墓場へ直行してしまうとわかっている。だが一目惚れした美少女が、こちらの一方的な片想いだと思っていた相手から直球の好意を示されて、その相手の唇を貪って我慢できるほど、俺は大人ではなかった。
「エリカ、俺はお前を抱きたい」
ついに、言ってしまった。もう後戻りは出来ない。
「お前が好きだ。初めて会った時から、お前に惹かれてたんだ。惚れた女にこんな態度を取られてるんだ。悪いが正直もう我慢の限界だ。」
そう言ってエリカを乱暴にソファに押し倒す。
エリカは顔を真っ赤にしている。あれだけ熱烈に愛を囁いてきた癖に、どうやら自分が言われたらかなり恥ずかしがっているようだ。
「どうした?顔が赤くなってるぞ。」
「し、仕方ないじゃない。まさか鈍感な貴方からそんな熱烈な言葉が聞けるなんて思わなかったもの」
「お前な…。」
酷い言われようだ。悔しいからもう一度、エリカの瑞々しい唇を喋む。それを合図にエリカは体の力を抜き、覆いかぶさってくる俺に身を委ねようとするが…。
「ま、待って!」
「何だよ、今更無しだと言われてももう遅いぞ。」
「違うわよ。そ、その…」
エリカが恥ずかしそうにモジモジとしながら、か細い声で囁く。
「初めては、ちゃんとしたベットで奪ってほしいの…」
普段強気で凛々しく、女王のような威風すら漂わせる彼女が今だけは、年相応な可愛らしく乙女らしい願望を上目遣いで語る。
そんなエリカの態度に、俺の最後の理性は突き崩された。
即座にエリカをお姫様抱っこで抱え上げた俺は、そのまま寝室へと直行する。
激しい夜になりそうだ。
私はツンがかなり強めのツンデレヒロインが徐々にデレて来て、一定の閾値を超えると一気にベッタベタにデレるシチュエーションが大好きなので、カンピオーネ!11巻のエリカがデレたシーンは私にとって心臓を撃ち抜かれる程に理想のシーンでした。
私ごときが理想のシーンに余分な物を付け加えていいのか迷いましたが、他の作品と合わせて自分の衝動的に従うことにしました。
続きはまた後程。