※この作品はR-18です。

Dr.STONEの破壊   作:神帝国

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破壊兵器始動

俺の名は【x-44】本名はない。

 

名前が必要になったら逐次、偽名を用意されている。

 

だから、明確に自分を指している固有名詞は『x-44』しかない。

 

俺は赤ん坊の頃から社会の裏で暗躍する闇の組織【ブラット・エンド】に所属している。

このブラット・エンドは世界中に支部を持つ程の巨大犯罪組織、

麻薬・人身売買・殺人など何でもござれな無法者集団だ。

 

そして、そんな組織がなぜ赤ん坊の俺を引き取ったのかと言えば、

それはある人体実験のためだったらしい。

 

なんでもその組織の目的は世界征服でありその為にも強力無比な兵士が必要となるのだそうだ。

しかし、ただの兵士では駄目なのだと組織は言った。

 

人間を超えた超常の存在である必要があると。

 

そこで目をつけられたのが、

例えいなくなっても困らない俺のような孤児に目を付けたそうだ。

私を含む何十人かの子供たちは皆、組織の拠点へと連れて来られた。

 

それから行われたことは……地獄と言って差し支えなかった。

まず最初に投薬による肉体改造が行われた。

 

 

この投薬は古今東西の様々な強化薬を凝縮したような

まだ、試作段階の劇物であり適合率が非常に低く、適合しなかった者は皆、死んだ。

 

全身から血を吹き出して破裂したり、体のあちこちが千切れ飛んだりしながら死んで行ったのだ。

結果的に適合出来たのがこの俺、ただ一人になってしまった。次に戦闘訓練が始まった。

 

 

毎日のように繰り返される訓練という名の殺し合い。

訓練用のナイフや拳銃ではなく本物の銃火器を使い、実戦さながらの訓練を行うのだ。

当然、怪我人は出るし死人も出た。

 

そうして生き残った者だけが更に過酷な訓練を続けさせられる。

 

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

そうして、組織に拾われて20年、

 

あれからも様々な薬物投与や改造手術を繰り返してきた結果、

 

飛んでくる弾丸を回避する程の動体視力と俊敏性、

 

ベンチプレスで補助なしで数千キロを持ち上げる筋力、

 

音速以上で動く対象物を視認できる視覚、

 

100メートル先の人間の気配を感じる嗅覚、

 

 

 

そして、改造手術で体内に大量の武器を仕込んでおり、

体中に張り巡らした配線で起動して使うことが出来る。

 

 

 

例えば、手首、肘、両膝からスイッチを入れれば飛び出てくるナイフを

体内に移植しており、その切れ味は数ミリの鉄板を容易く切り裂く程の鋭利さだ。

 

しかもナイフには毒物が塗ってあり、掠っただけでも致命傷になる優れものだ。

 

更に足や手の爪も鋭く伸びており、ちょっと引っ掻いただけで

肉を削ぎ落す程に鋭い。

こんなものを生身の人間が喰らえばどうなるかなんて言うまでもない。

 

 

他にも腕や足に強烈なばねを仕込んでおり、パンチやキックに

加速を加えることで強烈な威力を生み出すがで可能だ。

 

 

足のバネはジャンプ力やダッシュ力も底上げする事が出来る。

 

更に腕の関節を外して、通常のパンチよりリーチが長いパンチを

放つことも出来るようにも改造している。

 

 

 

 

更に皮膚には対刃繊維という防弾スーツに使われる素材と同じものが

使われており、銃弾程度なら防ぐことができる。

 

他にも体内で発電させ高圧電流を足先や指先に流すことにより

スタンガン以上の威力を誇る放電攻撃も可能だ。

 

 

 

そして、心臓や肺などの重要な内蔵は戦車の装甲よりも

硬い金属繊維製のプロテクターで覆われている。

 

 

他にも神経系の強化により超感覚を身に付けたり、

脳内麻薬の生成量を操作して痛覚を麻痺させることも可能となった。

 

 

また、脳に小型電子インプラントを埋め込むことで

脳の機能を向上させており、通常なら数時間かかる複雑な計算を

一瞬で行うことが出来るようになったりと超人的な能力を得ている。

 

 

更に眼球は振動感知、赤外線感知などの機能を備え暗視も可能な高性能カメラとなっており、

 

耳からは数キロ先の虫の羽音すら聞き分けるように集音器も内蔵している。

 

 

 

また、口と喉には非常に高周波数の音を出す小型スピーカーを仕込んでおり

これを浴びせられると平衡感覚を狂う程の強い催眠効果があり、

これによって相手の意識を奪うことが可能となる。

 

 

それを応用してクジラやイルカが使うエコーロケーションの様に超音波を発して

見えない相手の位置を把握することもできる。

 

 

 

 

そして、改造手術の過程で俺には生まれついて超人体質の通称で呼ばれる

【ミオスタチン関連筋肉肥大】という病気を患っているのが分かった。

 

これは筋肉が凄まじいスピードで成長し腹筋を含めた筋肉が異常に発達しする特異体質なのだ。

 

俺は普通の人間の60倍以上にもなる筋繊維密度で常人を遥かに超えた怪力と防御力を誇りそこに薬物投与や改造手術で更なる強化を計った結果、もはや計測できないレベルになっている。

 

おまけに骨密度も高いため、通常の銃弾程度なら弾いてしまうほど頑丈でもある。

そこにも改造手術で鋼鉄以上の強度を誇る特殊合金製の骨格を加えて更なる強化をしている。

 

 

これらの能力はどれも組織が開発した特殊装置もので、本来ならここまでの改造を施すにはかなりの時間と費用がかかるのだが、この組織には独自の技術があり、それにより短期間でこれだけの能力を得ることが出来たのだ。

 

俺はこの能力を組織のボスである博士から与えられて以来ずっと磨きをかけてきた。

 

だが、これらの技術はあくまで副産物に過ぎず、真に恐ろしいのは

幼少期から現在までに極めて洗礼された格闘技術を身につけていることだろう。

 

俺には天性の格闘センスがあり、どんな格闘技でも瞬く間に

マスターし自分のものにしてしまうことが出来た。

そして、マスターした様々な武術を組み合わせ独自の戦闘術を構築していったのだ。

 

 

その結果、もう完全に人の形をした大量殺りく兵器だ

 

 

 

容姿も怪物じみた者で

身長は210センチを超え、体重も200キロを超える超巨漢で筋骨隆々とした体躯だ。

 

頭髪は特殊の薬剤を刷り込むことで硬化処理されており、

銃弾程度なら簡単に弾いてしまう程だ。

 

髪の色は薬剤のせいで光を反射する程の銀髪で顔つきはかなり厳つい。

 

 

 

そうして、日々行われる訓練の中で常にトップの成績を維持し続けた俺は

いつしかブラット・エンドのボスの信頼を勝ち取り、ボス直属の親衛隊に配属されることになった。

 

それが今から二年前の話だ。そして現在、この二年間で俺は数え切れないほどの任務をこなしてきた。暗殺・破壊工作・情報収集・誘拐などなど、挙げていけばキリがない。

 

そのどれもが危険極まりないものだった。

 

ある時は敵対組織の重要人物を殺し、 ある時は敵対組織の拠点を襲撃し、

ある時は要人の護衛を請け負い、 時には敵対する国家の首相の暗殺も請け負ったりしたこともある。

 

このように俺はこの組織でも屈指の戦闘能力を有している。

 

 

ちなみに俺のコードネームである

xとは、その被験者番号であり、44番という意味がある。

 

 

 

そして、今日もまたそんな仕事の依頼が来たのだ。

 

 

 

全ては世界征服の為に。

 

しかし、その夢もつい先日潰えた。

 

何故ならば世界が変化してしまったからだ。

 

 

 

それは突然だった緑の光が空に眩く発光したのだ。

 

たまたま任務で日本に来ていたところであった俺は異変を感じ取って

すぐ、臨戦態勢をとったのだがなすすべもなく飲み込まれた。

 

光の方向に向かい、伸ばした手の先から……石になっていく。

 

 

 一瞬にしてすっかり固まり、指一本動かせなくなってしまう。

 

 動かせるのは脳みそだけということか。

 

脳内にある小型インプラントで電波信号を発信させているのだが

どうやらこの状態だと無理そうなようで電波の受信が出来ない。

 

 

色々試行錯誤をした結果、今の状態ではどうにも出来ない事が分かった。

だがそれでも俺は思考し続けた。

 

 

睡魔にも襲われる事もなく24時間、365日年中思考していた。

 

俺はこの現象に色々な仮説を立て分析しているの同時に

今まで読んで記憶していた20万冊以上の貯蔵本をもう一度、

脳内で読み返し本の内容を咀嚼、理解する並列思考をも行っている。

 

 

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

 

 それからおよそ3700年。バキ、という音を聞く。

 

 体表が割れて、動けるようになっていた。

 

素早く意識を切り替え、辺りを見渡した。

 

植物が鬱蒼と生い茂り、ジャングルじみており都会の町並みとはかけ離れていた。

 

 俺の服装はいつの間に何にも付けていないフルチン状態になっている。

 

この状況から見るに地球上の全人類が一斉に石化するという怪現象に襲われたようだ。

 

先程から電波受信しようと体内のアンテナ装置を立てているが一向に受信できない。

電波の届かないところにいるかもしくは電波を出すことが出来ない状況なのか、

 

どうにも情報が不足している。俺は早速、辺り一帯の調査に入った。

 

因みに俺を石化させた石の欠片を回収済みで嗅いだり舐めたりと色々分析している。

 

調査の結果、この石化現象から約3700年の時の流れで文明は滅びてしまったようだ。

おそらく我が組織も滅びたのだろう。

 

当初の目標はこの地での衣食住の生活基盤を整える事だろう。

 

だが最終的の目標はこの世界を我が物にする事だ。この俺が組織の意思を引き継ぐのだ。

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